JPH0379858A - ギア位置の学習機能を有する自動変速機付車両 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ この発明は、ギア位置の学習機能を有する自動変速機付
車両に関するものである。

［従来の技術］ 従来、例えば、自動変速機を備えたフォークリフトにお
いては車速とアクセルペダルの操作量とに応じた車両の
変速データを記憶しており、その変速データに基づいて
その時の車速とアクセルペダルの操作量とによる変速ギ
アの切換を行なうようになっている。さらに、この種の
装置に、ギア位置の学習機能を備えたものがある。これ
は、変速動作に基づいて変速ギアを各変速状態にするた
めの変速用アクチュエータの作動量を作成して学習値と
して記憶し、その記憶したその切換ギアでの学習値に基
づいて変速動作を行なうものである。

修理点検のためにバッテリーを外すと学習値が揮発して
車両の運転開始時には学習値がなく、変速が必要なとき
には、車速とアクヒルペダル操作屋とのマツプに基づき
変速が必要か否かを判断し、変速が必要となるとクラッ
チを断にすべく制御し、クラッチが切れると目標のギア
方向にアクチュエータを駆動し、所定時間が経過すると
その時のギア位置を学習値として記憶し、アクチュエー
タの駆動を停止するようになっていた。

［発明が解決しようとする課題］ ところが、学習値がない状態において変速中に設定時間
が経過するまではクラッチが切れているので駆動力が伝
達されず、しだいに車速が低下してくる。よって、２速
で走行しているときに車速か低下してくると変速マツプ
の１速の領域に入ってしまい、目標ギアが１速になり、
２速ギア位置を学習する前にシフトダウンしてしまい２
速の学習ができないことが生じてしまう。

この発明の目的は、確実にギア位置を学習することがで
きる学習機能を有する自動変速機付車両を提供すること
にある。

［課題を解決するための手段］ この発明は、クラッチを介して接続された変速ギアを切
換駆動する変速ギア駆動手段と、走行しながら行なった
変速動作に基づいて前記変速ギアを各変速状態にするた
めの前記変速ギア駆動手段の作動量を作成して、学習値
とする学習値作成手段と、前記学習値作成手段により作
成された学習値を記憶する第１の記憶手段と、車速とア
クセルペダルの操作量とに応じた車両の変速データを記
憶する第２の記憶手段と、前記第２の記憶手段の変速デ
ータに基づいてその時の車速とアクセルペダルの操作量
とによる変速ギアの切換の有無を判断し、前記第１の記
憶手段で記憶したその切換ギアでの学習値に基づいて前
記変速ギア駆動手段を作動させる駆動制御手段と、前記
第１の記憶手段に学倒値データが記憶されていない時に
、前記学習値作成手段にて学習値が作成されるまでの間
は、前記駆動制御手段による第２の記憶手段に基づくギ
ア切換動作を停止させる変速動作停止手段とを備えてな
るギア位置の学習機能を有する自動変速機付車両をその
要旨とするものである。

［作用］ 変速動作停止手段は、第１の記憶手段に学習値データが
記憶されていない時に、学習値作成手段にて学習値が作
成されるまでの間は、駆動制御手段による第２の記憶手
段に基づくギア切換動作を停止さ吐る。その結果、第１
の記憶手段に学習値データが記憶されていない時にクラ
ッチを切った状態で駆動力が車輪に伝わらず車速か低下
してもギア切換動作が行なわれないので確実に学習値を
得ることができる。

［実施例］ 以下、この発明をフォークリフトに具体化した一実施例
を図面に従って説明する。

第１図にはフォークリフトの駆動系の機構を示し、エン
ジン１の出力は乾式単板クラッチ２を介して自動変速機
３に伝達され、自動変速機３は差動歯車機＠４を介して
走行用駆動輪５を所定の変速比でもって前後進させるよ
うになっている。前記エンジン１の出力を入り切りさせ
る乾式単板クラッチ２はクラッチ制御用アクチュエータ
６の駆動に基づいて伸長するロッド６ａのス］・ローフ
量に相対して同クラッチ２の接続状態が調整される。

前記自動変速機３は変速ギア駆動手段としての変速切換
用アクチュエータ７の駆動にて１速く低速〉と２速（高
速〉とにギア切換され変速するととともに、前後進切換
用アクチュエータ８の駆動にて自動変速機３のギア位置
を前進、ニュー１〜ラル、後進の３位置に切換えるよう
になっている。

前後進位置検出器９はポテンショメータがらなり、前後
進切換用アクチュエータ８のロッド８ａの位置を検出し
て前進、ニュートラル、後進の３位置を検出する。変速
位置検出器１０はポテンショメータからなり、変速切換
用アクチユエータ７のロッド７ａの位置を検出して１速
、ニュートラル、２速の３位置を検出する。

ストロークセンサ２３はクラッチ制御用アクチュエータ
６のロッド６ａのストローク量に応じた信号を出力する
。又、車速センサ１１は自動変速機３のアウトプットシ
ャフト１２の回転を検出し、回転数に比例した信号を出
力する。

第２図は電気的構成を示し、アクセル間度ヒンサ１３は
ポテンショメータよりなり、運転席に設けたアクセルペ
ダル１４の踏込み量を検出する。

そして、その信号はＡ／Ｄ変換器１５にてデジタル信Ｈ
に変換されるようになっている。

レバー位置検出器１６は複数のリミットスイッチからな
り、運転席に設けた前後進レバー１７の切換状態（前進
、ニュートラル、後進の３位置）を検出する。

変速位置検出器１０及び前後進位置検出器９にはＡ／Ｄ
変換器２４．２５がそれぞれ接続されている。そして、
学習値作成手段、駆動制御手段及び変速動作停止手段と
しての中央処理装置（以下、ＣＰＵという）１８は各検
出器９，１０からの検出信号をＡ／Ｄ変換器２４．２５
及び入出力インターフェイス１９を介して入力する。又
、ＣＰＵ１８は車速センサ１１及びストロークセンサ２
３からの検出信号を入出力インターフェイス１９を介し
て入力する。ＣＰＵ１８は読み出し専用のメモリ（ＲＯ
Ｍ＞よりなる第２の記憶手段としてのプログラムメモリ
２０に記憶された制御プログラムに基づいて動作する。

又、第１の記憶手段としての作業用メモリ２１は読み出
し及び書替え可能なメモリ（ＲＡＭ）であって、ＣＰＵ
１８の演算結果を一時記憶するようになっている。

ＣＰＵ１８は前後進位置検出器９からの検出信号に基づ
いてその時の自動変速＠３のニュートラル等のギア位置
を割出すとともに、変速位置検出器１０からの検出信号
に基づいてその時の変速ギア位置を割出すようになって
いる。

又、ＣＰＵ１８は車速センＩＪ−１１からの検出信号に
基づいてそのときのフォークリフトの走行速度を割出す
ようになっている。ＣＰＵ１８はアクセル開度センサ１
３からの検出信号に基づいてその時のアクセルへダル１
４の踏込み量を割出すとともに、レバー位置検出器１６
からの検出信号に基づいてその時の前後進レバー１７の
操作位置を割出すようになっている。ざらに、ＣＰＵ１
８はストロークセンサ２３からの信号によりその時の乾
式単板クラッチ２の接続状態を割出すようになっている
。

又、ＣＰＵ１８は入出力インターフェイス１９を介して
アクチュエータ駆動回路２２に制御信号を出力し、各ア
クチュエータ６〜８を駆動制御する。この駆動制御はプ
ログラムメモリ２０に記′臘された制御プログラムにて
行なわれる。そして、ＣＰＵ１８は走行時には第３図に
示すように車速に対するアクセルペダル１４の踏込み量
によって自動変速機３の変速状態を１速、２速のいずれ
か一方の状態にすべくアクチュエータ駆動回路２２を介
して変速切換用アクチュエータ７を駆動ｉｉ制御すると
ともに、この切換時にクラッチ制御用アクチュエータ６
を駆動制御するようになっている。

第３図に示すマツプは、プログラムメモリ２０に記憶さ
れているものである。

ＣＰＵ１８はギア切換の際に変速位置検出器１０からの
検出信号に基づいて目標ギアに切換られたことを判断す
る。

次に、このように構成した自動変速機を備えた車両の作
用を第４図に基づいて説明する。つまり、エンジン始動
後のギア位置の学習値がない状態から２速のギア位置の
学習値を得るために、１速でフォークリフトが走行中に
おいて、２速での（変速切換用アクチュエータ７の最大
伸長状態での）、変速位置検出器１０の出力値（２速の
ギア位置の学習値）を求める。

まず、ｃｐｕｉｓはステップ１で変速切換用アクチュエ
ータ７を最大伸長状態にするためのギア切換中か否かを
判断して、変速切換用アクチュエータ７を最大伸長状態
にするための動作中でないらばステップ２で第３図の変
速マツプを検索してその時の車速とアクセルへダル１４
の踏込みことから変速位置を検出する。そして、ＣＰＵ
１８はステップ３で変速が必要であると判断すると、ス
テップ４で乾式単板クラッチ２が断状態か否かを判定し
てクラッチ２が切れていなければステップ５で乾式単板
クラッチ２を断にする信号を出力する。

そして、ＣＰＵ１８はステップ５でのクラッチ２を断に
する信号によりステップ４で乾式単板クラッチ２が断状
態となると、ステップ６で乾式単板クラッチ２の断動作
を停止させ、ステップ７で目標ギア（２速）方向に変速
切換用アクチュエータ７を駆動させる。そして、ＣＰＵ
１８はステップ８でギア駆動開始後に設定時間経過した
か否かを判断し、設定時間経過していなければステップ
１に戻る。そして、ＣＰＵ１８はこの学習値を求めるた
めのギア切換動作中では、ステップ１からステップ４に
進み、ステップ２，３の処理（変速マツプの検索）は行
なわない。

ＣＰｔＪｌＢはステップ８において設定時間経過すると
ステップ９でその時の変速切換用アクチュエータ７の最
大伸長状態での変速位置検出器１０の出力値を第１回目
の学習値として記憶する。さらに、ＣＰＵ１Ｂはステッ
プ１０で変速切換用アクチュエータ７の駆動を停止する
。

同様の動作をあと２回繰返し、変速切換用アクチュエー
タ７の最大伸長状態での変速位置検出器１０の出力値を
第２回目と第３回目の学習値として求める。そして、３
回の学習値の平均値を最終的な学習値として作業用メモ
リ２１に記憶する。

このようにして、２速の学習値を求めた後は、ＣＰＵ１
８は作業用メモリ２１に記憶した２速の切換ギアでの学
習値に基づいて変速動作を行なう。

そして、バッテリーが外されると作業用メモリ２１に記
憶した２速のｌ；Ｉｌ換ギアでの学習値（ギア位置〉が
揮発し、次回の変速動作により学習が行なわれる。

このように本実施例は、学習値データが記憶されていな
い時に、学習値が作成されるまでの間は、ギア切換動作
を停止ざ吐るようにした。従って、２速のギア位置の学
習値データが記憶されていない時に乾式単板クラッチ２
を切った状態で駆動力が車輪に伝わらず車速か低下して
もギア切換動作が行なわれないので確実に２速のギア位
置の学習値を得ることができる。

［発明の効果］ 以上詳述したようにこの発明によれば、確実にギア位置
を学習することができる学習機能を有する自動変速機付
車両を提供することができる優れた効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例のフォークリフトの駆動系の機構を示す
図、第２図は電気的構成を示す図、第３図は車速とアク
セルペダルの踏込み最に対する変速状態を示す図、第４
図は作用を説明するためのフローチャートである。 ２は乾式単板クラッチ、３は自動変速機、７は変速ギア
駆動手段としての変速切換用アクチュエータ、１４はア
クセルペダル、１８は学習値作成手段、駆動制御手段及
び変速動作停止手段としてのＣＰＬＪ、２０は第２の記
憶手段としてのプログラムメモリ、２１は第１の記憶手
段としての作業用メモリ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、クラッチを介して接続された変速ギアを切換駆動す
   る変速ギア駆動手段と、 走行しながら行なった変速動作に基づいて前記変速ギア
   を各変速状態にするための前記変速ギア駆動手段の作動
   量を作成して、学習値とする学習値作成手段と、 前記学習値作成手段により作成された学習値を記憶する
   第１の記憶手段と、 車速とアクセルペダルの操作量とに応じた車両の変速デ
   ータを記憶する第２の記憶手段と、前記第２の記憶手段
   の変速データに基づいてその時の車速とアクセルペダル
   の操作量とによる変速ギアの切換の有無を判断し、前記
   第１の記憶手段で記憶したその切換ギアでの学習値に基
   づいて前記変速ギア駆動手段を作動させる駆動制御手段
   と、 前記第１の記憶手段に学習値データが記憶されていない
   時に、前記学習値作成手段にて学習値が作成されるまで
   の間は、前記駆動制御手段による第２の記憶手段に基づ
   くギア切換動作を停止させる変速動作停止手段と を備えてなるギア位置の学習機能を有する自動変速機付
   車両。