JPH037086A - モータ制御方法 - Google Patents

モータ制御方法

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JPH037086A
JPH037086A JP1139800A JP13980089A JPH037086A JP H037086 A JPH037086 A JP H037086A JP 1139800 A JP1139800 A JP 1139800A JP 13980089 A JP13980089 A JP 13980089A JP H037086 A JPH037086 A JP H037086A
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motor
target
speed
difference
deviation
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Application number
JP1139800A
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Inventor
Isao Takahashi
勲 高橋
Makoto Iwata
誠 岩田
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Sanken Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanken Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、モータの回転角度位置又はモータに連結され
た移動物本の位置を正確に決定することができるモータ
制御方法に関するものである。
[従来の技術] モータ又はこれに連結された移動物体を所定位置に停止
させるために、現在位置と所定位置との差を求め、この
差が大きい場合にはモータの速度を大になし、差が小さ
い場合にはモータの速度を小になすことは既に行われて
いる。
また、位置の差(偏差)に比例的に速度を低下させる#
I御を安定的に達成するために、偏差と速度との理想的
関係を示す曲線を予め決定し、この理想曲線に沿って位
置及び速度を零に収束させることは、昭和63年電気学
会全国大会論文集Nα1516(第2032頁)に開示
されている。
また、交流モータ用のPWMインバータの制御をROM
を使用して行うことは特開昭62−207196号公報
に開示されている。
[発明が解決しようとする課題〕 しかし、更に、安定性及び正確性に優れたモータ制卸方
式が要求されている。
そこで、本発明の目的は上記の要求に応えることができ
るモータ制御方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本発明は、モータの回転角度
位置又はこれに対応する位置を目標位置にするために、
現在位置と目標位置との差から成る位置偏差Δθを第1
の軸とし、モータの速度ωを前記第1の軸に直交する第
2の軸とした座標において零点を通る目標制御線(スラ
イディング曲線)を設定し、前記現在位置を示す位置デ
ータを得、前記位置データと目標位置とを比較して位置
面差Δθを求め、前記モータの速度ωを示す速度データ
を得、前記位置偏差(Δθ)と検出された速度ωとで決
定された座標位置と前記目標制御線との位置の誤差を求
め、前記差を補正しながら前記目標制御線に沿って位置
偏差を零に収束させるように前記モータをi’l/lす
るモータ制御方法において、前記目標制御線を中心にし
て一方の側に加31 vJm領域を設け、且つ前記比例
制御領域の他方の側に減速制御領域を設け、且つ前記目
標制御線の両側に比例制御領域を設け、且つ幅を前記位
置偏差が小さくなるに従って狭くしたことを特徴とする
モータ制御方法に係わるものである。 なお、位置偏差
が零になる近使で差信号にこれ又はこれに対応する信号
の積分値を加算することが望ましい。
〔作 用j 本発明によって比例制御領域を位置偏差の大きい領域で
広く、小さい領域で狭くすることによって、位置偏差の
大きい領域では安定的な速度制御が可能になり、位置偏
差の小さい領域ではゲインを上げたと等価になり、応答
性が良くなって高精度な位置決めが可能になる。
また、積分値を加算すれば、偏差が零近務の領域で必要
なトルクを得ることが可能になる。
[実施例] 次に、本発明の1実施例に係わる三相モータの速度制御
方式を説明する。第1図において、三相誘導電動機から
成るモータ1には、PWM制御可能な三相インバータ2
が接続されている。インバータ2は、第2図に示すよう
に直流電源3にトランジスタから成るスイッチ素子At
、A2、Bl、B2 、CI 、C2をブリッジ接続し
たものである。
6個のスイッチ素子A1〜C2は、駆動回路4から供給
される制御信号に応答してオン・オフ動作する。なお、
インバータ2の上側の3つのスイッチ素子、l、B1 
、CIと下側の3つのスイッチ素子A2 、B2 、C
2とは、互いに逆に動作するので、一方の制御を特定す
れば、インバータ全体の制御が特定される。ここでは、
ROM (、リードオンリーメモリ)5から読み出され
る第1、第2、及び第3の信号A、B、Cによりインバ
ータ制御状態を特定し、信号A、B、Cが高レベル即ち
論理“1″の時にスイッチ素子A1、B1、C1がオン
、低レベル即ち論理“O”の時にスイッチ素子A1、B
1 、CIがオフとする。
ROM5はインバータ2をPWM制御するためのPWM
スイッチングパターン(単位ベクトルデータ)を予め書
き込んだものである。このROM5は正転PWMパター
ンメモリM1と、正転用ゼロベクトルメモリM2と、逆
転PWMパターンメモリM3と、逆転用ゼロベクトルメ
モリM4とを有する。各メモリM1〜M4はO〜511
までの512アドレスを夫々有し、夫々アップ・ダウン
・カウンタ6の9ビツトの2進出カライン6aの値でア
ドレス指定される。但し、4つのメモリM1〜M4から
1つが選択され、この選択されたメモリの出力のみがイ
ンバータ2の制御のために有効に使用される。この選択
を行うなめにROM5は零ベクトル選択制御信号入力端
子7と、正転逆転選択制御信号入力端子8とを有する。
零ベクトル選択制御信号入力端子7が論理″1”の時に
はメモリM1とM3とのいずれか一方が選択され、論理
“0″の時にはメモリM2とM4のいずれか一方が選択
される。また、正転逆転選択制御信号入力端子8が“1
”の場合にはメモリM1とM2とのいずれか一方が選択
され、“O″の場合にはメモリM3とM4とのいずれか
一方が選択される。
今、ライン6aの9ビツトをAO〜A8で表わし、入力
端子7の入力ビツトをA9で表わし、入力端子8の入力
ビツトをAIOで表わすとすれば、AO〜A8の9ビツ
トでアドレスが指定される。まなA9、A10が[11
]の時に第1のメモリM1(正転PWMスイッチングパ
ータン)が選択され、[01]の時に第2のメモリM2
  (正転用ゼロベクトル)が選択され、[10]の時
に第3のメモリM3  (逆転PWMスイッチングパタ
ーン)が選択され、[00]の時に第4のメモリM4 
 (逆転用零ベクトル)が選択される。
Roytg及びカウンタ6を7111mしてインバータ
2の出力電圧を$18するために、モータ1にパルス発
生器から成る位置検出器9が結合され、この出力ライン
は24ビツト・アップ・ダウン・カウンタ10に接続さ
れている0位置検出器9は1回転で1296000パル
スを発生するエンコーダから成り、位置データθを発生
する。
カウンタ10は比較回路と機能するものであり、ライン
11から与えられる位置指令データθSと検出位置デー
タθとの偏差Δθを発生する。
カウンタ10の24ビツトの出力ラインはディジタル信
号処理回路(DSP)12に接続されている。ディジタ
ル信号処理回路12はマイクロコンピュータから成り、
所定のソフトウェアに従って動作するもめである。なお
、ディジタル信号処理回路12の動作の理解を容易にす
るために、ディジタル信号処理回路12は、飽和回路1
3と、速度検出回路14と、演算回路15と、三角波発
生回路16と、第1及び第2の比較回路17.18と、
絶対値回路18aとに分けて示されている。
飽和回路13は演算回路15に入力する偏差Δθを制限
するものであって、カウンタ10の24ビツト出力を1
6ビツトに制限した偏差Δθを演算回路に与える。
速度検出回路14は1サンプル遅延回路14aと減算回
路14bとから成り、単位時間当りの位置変化に基づい
て速度データωを得るものである。
演算口F#115は、Δθ〉0の時に5=ci ・Δθ
−C2・ω2の演算をなし、Δθ〈0の時に5=CI 
 ・Δθ十02 ・ω2の演算を行う、但し、CI 、
C2は定数であり、ωは回転速度である。
この演算出力Sは任意の位置偏差Δθにおいて理想的回
転速度ωが得られているか否かを示す、即ち、位置決め
制御における理想速度と実際の速度との相違を示す情報
が出力Sに含まれている。第3図は位置偏差ΔθをX軸
とし、速度ωをX軸として両者の関係を示す、目標制御
線りは、Δθ〉0の時の理想値を示すものであって、 5=CI  ・Δθ−C2・ω2=0 を示鬼線Eは、実際の位置偏差Δθの変化及び速度ωの
変化を原理的に示す6本実施例では、目標制御線りに実
際の線Eが沿うように制御する。従って、第1図の演算
回路15は、目標制?3′II線りと実際のd Eとの
差に対応するデータを出力する。
第3図に示す制御方式は、スライディングモード法と呼
ばれるものであって、公知である。
三角波発生口路16は振幅変調回路16aを含み、位置
偏差の変化に応じて異なる振幅のディジタル三角波を発
生する。なお、ディジタル三角波は2kHzの繰返し周
波数を有する。第4図は三角波の振幅と位置偏差Δθと
の関係を示す、これから明らかなように位置偏差Δθが
小さくなるに・従って三角波の振幅も小さくなる。
第1の比較回路17は、位置偏差Δθの正負を判定し、
正の時には正転を示す“1“を出力し、負の時には逆転
を示す“0”を出力する。この正転/逆転(F/B)信
号はROMの端子8に与えられる。
第2の比較回路18は、三角波と演算出力Sの絶対値と
を比較し、三角波と出力Sとの大小関係を示す10ビツ
トのデータを出力する。即ち、第9図(A)に示すよう
に三角波Vcと絶対位置8aから得られるSの絶対値と
を比較し、第9図(B)に対応するディジタルデータを
出力する。
比較回路18の出力段に接続された単安定マルチバイブ
レークと同機な動作をするタイマ1つからは第9図(B
)に示す“1”と“0”とから成る2値データが得られ
る。タイマ19の出力の“1”は運転するための期間を
示し、“0“は停止(零ベクトル発生)期間を示す、タ
イマ19の出力ラインはROM5の零ベクトル選択制御
信号入力端子7に接続されていると共にANDゲート2
oに接続されている。
クロヅク発生器21は30kHzのクロックパルスをA
NDゲート20を介してカウンタ6のクロック入力端子
に与えると共に、D/A変換器19に2MHzのクロッ
クパルスを与える。30kHzのクロックパルスは運転
/停止信号が′1”の時にANDゲート20を通ってカ
ウンタ6に与えられ、ROM5のアドレスがインクリメ
ントされる。
[ROMの内容] ROM5には第6図に原理的に示す如くデータが書き込
まれている。即ち、ROM5の各メモリM1〜M4はア
ドレス0〜511を有し、正転PWMパターンメモリM
1のアドレス0〜3には例えば電圧ベクトルv6、■2
、V6、V2のデータが順に書き込まれ、正転用ゼロベ
クトルメモリM2のアドレス0〜3には零ベクトルV7
 、VO1V7 、VOのデータが順に書き込まれ、逆
転PWMパターンメモリM3のアドレス0〜3には電圧
ベクトルV1、v5、■1、■5のデータが順に書き込
まれ、逆転用ゼロベクトルメモリM4には零ベクトルV
O1v7、VO1v7のデータが順に書き込まれている
。残りのアドレス4〜511にもアドレスO〜3と同一
の原理でベクトルデー夕が書き込まれている。第6図の
各アドレスのベクトルデータは原理を示すものであるた
め、実際のデータとは異なる。今、正転PWMパターン
メモリM1のアドレス0〜84(O″″〜60’″〜6
0’区間際の電圧ベクトルデータを示すと、v6、v6
、VO、VO、Vl、v2、Vl、v2、Vl、v2、
v6、VO、VO、VO、Vl、v2、Vl、Vl、V
l、v2、VO、VO、VO、VO、v2、Vl、Vl
、Vl、Vl、Vl v2、Vl、Vl、Vl、Vl、
Vl、v2、Vl、v2、Vl、v2、v2、Vl、V
l、■2 、Vl 、Vl 、Vl 、Vl 、Vl 
、Vl 、Vl、Vl、Vl、v2、Vl、v2、Vl
、Vl、Vl、Vl、■3、V3、V3、V3、Vl、
Vl、Vl、v2、Vl、Vl、V3、V3、V3、V
3 、Vl 、Vl 、Vl 、Vl 、Vl 、Vl
 、V3、V3 、V3 、V3 にft4゜ 〔電圧ベクトル〕 第7図は6個の電圧ベクトルv1〜V6と、2つの零ベ
クトルVO、Vlとを示す、インバータ2のスイッチ素
子AI + 81 、CIのとりうるスイッチング状態
は、<000)、(001)、<010)、(011)
、(Zoo)、(101)(110)、(111)の8
つであるので、これをVO,Vl、v2、v3、v4、
V5、VO、Vlで表わすことにする0本実施例の装置
では、電圧ベクトルVO−V7がROM5に書き込まれ
、これが#J御データ(A、B、C)として出力される
。8つのベクトルvO〜V7を組み合せると、正弦波出
力電圧及び回転磁界ベクトルを得ることができる。
〔ベクトル選択] 第8図は回転磁界ベクトルφ1を得るための電圧ベクト
ルの選択を示すものである0回転磁界ベクトル回転の先
端(終点)の軌跡を円に近づけるためには、330°〜
30’区間で第6及び第2のベクトルV6 、Vl 、
30”〜90”区間で第2及び第3のベクトルV2、V
3.90°〜150°区間で第3及び第1のベクトルV
3 、Vl、150°〜2100区間で第1及び第5の
ベクトルv1、V5.210°〜270°区間で第5及
び第4のベクトルV5 、V4.270@〜330°区
間で第4及び第6のベクトルV4 、VOを選択する。
原理的に示す第8図の330°〜30゜区間では有意ベ
クトルとして■6と■2とが選択され、ベクトル回転を
止める時に零ベクトルV7が選択されている。モータ1
を正転させる時には第8図でUPで示す方向に回転磁界
ベクトルφ1が回転され、逆転又は制動する時には、D
 OWNで示す方向に回転される。
[動 作] 位置検出器9から得られる位置データθと目標位置デー
タθSとがカウンタ10で比較され、位置偏差へ〇が得
られ、この値が第3図に示すように0から大幅に離れて
いれば、モータ1を高速回転して目標位置に近づけなけ
ればならない、これを迅速且つ安定的に達成するために
、位置偏差データΔθと速度検出回路14から得られる
速度データωとが演算回路15に入力し、Sの値が演算
回路15内に示す式に従って求められる。第3図に示す
ように出発点においてΔθが0から大幅に離れている場
合には、Sの値は勿論に零にならない、また、Sの値は
第9図(A)に示す三角波に交差せずにこの上方に位置
する。このため、タイマ19は連続的に“1”を送出し
、停止期間(零ベクトル期間)が実質的に無い状態でモ
ータ1は連続駆動される。即ち、カウンタ6のアドレス
指定によってROM5の第1のメモリM1の内容が1項
次に読み出される。これにより、モータ1の速度は第3
図の線Eに示すように変化する。即ち、モータ1の角度
位置が目標位置に近づくと共に回転速度が高くなり、つ
いに目標制御線りを横切る。
なお、線Eが線りの近傍に至ると両者の差が小さくなり
、演算出力Sが第9図(A)に示す三角波Vcを横切る
ようになる。これにより、演算出力Sの変化に応じて運
転期間と停止期間のデユティ比が変化するようになり、
比例的制御状態が得られる。モータ1の速度は慣性によ
って第3図の目標制御線りの左右に飛び出す、しかし、
本実施例では、位置偏差Δθが大きい区間においては三
角波Vcの振幅が第9図(A)に示すように大きく設定
されているので、演算出力Sが三角波VCの範囲(比例
範囲又は制御可能範囲)から離脱することが少なく、安
定性の良い制御状態か得られる。
第3図において2本の点線に挟まれた領域が比例領域で
ある。モータlの速度ωは第3図から明らかなように目
標制御線りに沿うように制御される。モータ1が回転を
継続すると、位置偏差Δθが徐々に小さくなる。これと
共に、第9図(A)に示すように三角波Vcの振幅が徐
々に小さくなる。速度が低い領域では制御が不安定にな
る可能性が少ないので、三角波Vcの振幅を小さくして
等価的にゲインを上げて応答性及び精度を改善する。
第1図にはディジタル信号処理回路12がアナログ類推
で示されているが、実際には第5図に示すソフトウェア
によって制御が実行される。
このフローチャートから明らかなように、Δθが零近傍
値θ0よりも小さい領域ではS2 =に2(Δθ)fΔ
θdtの積分値が求められる。即ち、位置偏差Δθの積
分値が求められる。この積分の代りにSの積分値を82
としてもよい、そして、Δθくθ0の領域ではU=S+
32を使用して正転、逆転を判断し、スこのUの絶対値
と三角波とを比較回路18で比較する。Sに積分値S2
を加算すると、清差が見かけ上大きくなり、三角波とU
との比較出力の“1”の期間が長くなり、モータ1の駆
動期間が長くなる。これにより、モータlのトルクが大
きくなり、低速領域で不要に停止しなくなる。
第1の比較回路17の出力が第9図(C)のt5以前に
示す如く比較出力が高レベル“1″であるとすれば、こ
れがカウンタ6に入力し、カウンタ6はこの期間にはア
ップ動作する。第2の比較回路18の出力段のタイマ1
つからは、三角波VCがSよりも高い時(t1〜t2)
に低レベル出力″0″を発生し、逆の時(t2〜t3)
には高レベル出力“1”を発生する。t1〜t2の期間
には、ROM5においては[A9 AIO] = [0
1]に応答して正転用ゼロベクトルメモリM2が選択さ
れ、t2〜t3のように[A9 AIO] = [11
]の時には正転PWMパターンM2が選択される。
なお、t1〜t2では、ANDゲート20をクロックパ
ルスが通過せず、カウンタ6がインクリメントされない
ため、同一アドレスを指定し続ける。
一方、t2〜t3ではクロックパルスはANDゲート2
0を通過してカウンタ6の入カバルスとなる。これによ
り、カウンタ6の9ビツトAO〜A8の値がアップ動作
で増大し、メモリM1のアドレスが順次に指定される。
しかし、t3時点で第9図(B)の波形が低レベルにな
ると、カウンタ6のクロック入力が禁止され、カウンタ
6はこの時点のアドレス指定を保持する0例えば、第6
図に示す如くアドレス2でメモリM1のベクトルV6が
読み出されている時に、メモリM2が選択されると、同
一のアドレス2における正転用零ベクトルV7(111
)が選択される。零ベクトルV7は第9図(B)の波形
が低レベルの間発生し続ける。再びカウンタ6にタロツ
クパルスが入力し、カウンタ6の出力が1段インクリメ
ントされると、正転PWMパターンメモリM1のアドレ
ス3の零ベクトルVl(010)が選択される。零ベク
トルはVO(000) とV7  (111)との2種
類から成るが、スイッチ素子A1〜C2の切換えが少な
くてすむ方のベクトルが選択される。カウンタ6が10
進数の0〜511に対応する2進数を発生し終ると、正
転PWMパターンの0〜360°の全電圧ベクトルデー
タが読み出され、インバータ2から三相の近似正弦波電
圧が発生し、且つモータlに円軌跡に近い回転磁界ベク
トルが生じる。
この様な制御において、目標位置と検出位置との差が小
さくなると、第91J(B)の波形の低レベル期間が相
対的に長くなり、零ベクトルが選択される期間が長くな
る。
なお、第9図のt2が0度であるとすれば、定周期Tの
中のt2〜t3に第10図に示すようにベクトルv6、
VO、v6、■6、■2、v2が一定幅TPを有して一
定の周期で発生し、その後零ベクトルvOがt3〜七4
M間に発生する。
本実施mJの方式によればd減力で1秒の超高精度位置
決めが達成される。
[変形例] 本発明は上述の実施例に限定されるものでなく、例えば
次の変形が可能なものである。
(1) 第1図のディジタル信号処理凹路12をアナロ
グ回路で構成することができる。
(2) 速度データωを速度検出器で求めてもよい。
(3) 第11図に示すようにΔθとωとの理想的開隔
(目標制御線)を直線にしてもよい。
(4) 全期間において同一の方法で速度データを得る
代りに、目標位置から廻れている領域では、第1[Jに
示す方法で速度データを得、目標位置付近において位置
偏差が少ないか又は無くなった低速領域では、位置偏差
変化期間におけるクロック数の計測による方法により速
度検出を行って精度を向上させてもよい、これにより目
標位置付近でのスライディング曲線に対する収束性を改
善することができる。即ち、#、速領領域は位置検出器
9から得られるパルスの周期をクロックパルスの計数に
よって測定し、これに基づいて速度データを得、ディジ
タル処理回路12に与えてもよい。
[発明の効果] 本発明によれば、高精度位置決めを達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係わるモータ制御方式を示す
ブロック図、 第2図は第1図のインバータを詳しく示す回路図、 第3図は第1図の方式における位置備差Δθと速度ωと
の関係を座標で示す図、 第4図は第1図の方式の三角波の振幅と位置備差Δθと
の間係を示す図、 第5図は第1図の方式のソフトウェアを示す流れ図、 第6図は第1図のROMの内容の一部を原理的に示す図
、 第7図は電圧ベクトルを示す図、 第8図は回転磁界ベクトルを示す図、 第9図は第1図の各部の状態を示す図、第10図は第9
図(E)の一部を詳しく示す図、第11図は変形例の位
置備差Δθと速度ωとのZ係を座標で示す図である。 1・・・モータ、2・・・インバータ、5・・・ROM
、9・・・位置検出器、10・・・カウンタ、12・・
・ディジタル信号処理凹路、16・・・三角波発生回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]モータの回転角度位置又はこれに対応する位置を
    目標位置にするために、現在位置と目標位置との差から
    成る位置偏差(Δθ)を第1の軸とし、モータの速度(
    ω)を前記第1の軸に直交する第2の軸とした座標にお
    いて零点を通る目標制御線(スライディング曲線)を設
    定し、前記現在位置を示す位置データを得、 前記位置データと目標位置とを比較して位置偏差(Δθ
    )を求め、 前記モータの速度(ω)を示す速度データを得、前記位
    置偏差(Δθ)と検出された速度(ω)とで決定される
    座標位置と前記目標制御線との位置の差を求め、 前記差を補正しながら前記目標制御線に沿って位置偏差
    を零に収束させるように前記モータを制御するモータ制
    御方法において、 前記目標制御線を中心にして一方の側に加速制御領域を
    設け、且つ他方の側に減速制御領域を設け、且つ前記目
    標制御線の両側に比例制御領域を設け、且つ前記比例制
    御領域の幅を前記位置偏差が小さくなるに従って狭くし
    たことを特徴とするモータ制御方法。 [2]モータの回転角度位置又はこれに対応する位置を
    目標位置にするために、現在位置と目標位置との差から
    成る位置偏差(Δθ)を第1の軸とし、モータの速度(
    ω)を前記第1の軸に直交する第2の軸とした座標にお
    いて零点を通る目標制御線(スライディング曲線)を設
    定し、前記現在位置を示す位置データを得、 前記位置データと目標位置とを比較して位置偏差(Δθ
    )を求め、 前記モータの速度(ω)を示す速度データを得、前記位
    置偏差(Δθ)と検出された速度(ω)とで決定される
    座標位置と前記目標制御線との位置の差を求め、 前記差を補正しながら前記目標制御線に沿って位置偏差
    を零に収束させるように前記モータを制御するモータ制
    御方法において、前記差を示す信号又は前記位置偏差に
    対応する信号の時間に対する積分値を求め、この積分値
    と前記差を示す信号との和に比例してモータを制御しな
    がら目標位置にてモータを停止させることを特徴とする
    モータ制御方法。 [3]モータの回転角度位置又はこれに対応する位置を
    目標位置にするために、現在位置と目標位置との差から
    成る位置偏差(Δθ)を第1の軸とし、モータの速度(
    ω)を前記第1の軸に直交する第2の軸とした座標にお
    いて零点を通る目標制御線(スライディング曲線)を設
    定し、前記現在位置を示す位置データを得、 前記位置データと目標位置とを比較して位置偏差(Δθ
    )を求め、 前記モータの速度(ω)を示す速度データを得、前記位
    置偏差(Δθ)と検出された速度(ω)とで決定される
    座標位置と前記目標制御線との位置の差を求め、 前記差を補正しながら前記目標制御線に沿って位置偏差
    を零に収束させるように前記モータを制御するモータ制
    御方法において、前記モータの少なくとも低速領域では
    、速度検出又は位置検出のために前記モータに関係して
    得られる信号の周期をクロックパルスの計測して前記速
    度データを得ることを特徴とするモータ制御方法。 [4]前記モータは誘導電動機である請求項1又は2又
    は3記載のモータ制御方法。 [5]前記モータの速度制御はパルス幅変調インバータ
    で行うことを特徴とする請求項4記載のモータ制御方法
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003519023A (ja) * 1999-12-30 2003-06-17 セラミック・フューエル・セルズ・リミテッド 積層構造体及びその形成方法

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