JPH0369287B2 - - Google Patents

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JPH0369287B2
JPH0369287B2 JP61097377A JP9737786A JPH0369287B2 JP H0369287 B2 JPH0369287 B2 JP H0369287B2 JP 61097377 A JP61097377 A JP 61097377A JP 9737786 A JP9737786 A JP 9737786A JP H0369287 B2 JPH0369287 B2 JP H0369287B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foam
skin
mold
molding
molded product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61097377A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62253413A (ja
Inventor
Noboru Hagiwara
Toshio Nakanishi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuboshi Belting Ltd filed Critical Mitsuboshi Belting Ltd
Priority to JP61097377A priority Critical patent/JPS62253413A/ja
Publication of JPS62253413A publication Critical patent/JPS62253413A/ja
Publication of JPH0369287B2 publication Critical patent/JPH0369287B2/ja
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  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、製品表面の一部に異なる表皮部分を
有する発泡成形品、より詳細には、合成樹脂シー
トの表皮の一部に布地を表皮とする部分を有する
発泡成形品や、一部に色違い部を有する発泡成形
品、具体的製品としては、上述の特徴を有する自
動車様ドアトリム等の自動車内装品、家具、建材
等の発泡成形品の製造方法に関するものである。 (従来技術) 近年、先に例示した自動車内装品、家具、建材
等の発泡成形品は、消費者指向の多様化高級化か
ら表面表皮の一部に、布や異色合成樹脂をあしら
つたものの需要が高い。 このような、発泡成形品の従来の構造及び成形
方法は、第4図のように、表皮20の背面に、発
泡層21及び保形層22を一体に積層して成る基
部発泡体23の一部に、先の表皮20と異なる
色、材質の表皮24の背面に、発泡層25及び保
形層26を一体に積層した異種表皮発泡体27
を、異種表皮発泡体27の保形層26から突出し
た係止金具28をもつて固定して成る構造が提案
されている。 そして、その製造方法は基部発泡体23及び異
種表皮発泡体27をそれぞれ別個に成形し、しか
る後に、異種表皮発泡体27を基部発泡体23の
所定の位置に固定することにより製造される。 (発明が解決しようとする問題点) 従来技術の構造及び製造方法による発泡成形体
は、先述のように、別個成形した発泡成形体を結
合した物であり、異種表皮発泡体部分は、どうし
ても盛り上がつた形状となり、基部発泡体の表面
と、異種表皮発泡体の表面に段差が生じ、違和感
のある物となり、また異種表皮発泡体部分を取り
付ける際の作業上、また各発泡体の成形精度上、
どうしても両発泡体の合わせ面に隙間が生じ、異
種表皮部分の見切線が不明確となる欠点があつ
た。 これらの欠点は、外観形状の良好さを商品価値
決定の重大要件とする発泡成形品にとつては、誠
に重大な問題であり、早急な解決が望まれてい
た。 また、従来の製造方法は基部発泡体を成形する
工程、異種表皮発泡体を成形する工程、及び両発
泡体を一体に結合する工程と大きく分けて3工程
が必須であり、通常の発泡成形品の成形に比較し
て著しく多大の工数を要し、作業能率の悪いもの
であつた。 本発明は、従来技術の有するかかる欠点に着目
し、異種表皮部分の不自然な盛り上がりや、合わ
せ面の隙間が無く、且つ従来の方法に比較して製
作に要する工数を短縮することができる発泡成形
品の製造方法を提供することを目的とする。 (問題を解決するための手段) しかして、上述の目的を達成するための本発明
の特徴は、成形面を複数の区画に仕切る突壁を有
する成形型の少なくとも一区画に、異種表皮を装
置し、更に該異種表皮の裏面に発泡シートを更に
該発泡シートの裏面に、芯材を発泡シートを圧縮
した状態で装備し、他の区画の成形面には、予備
成形した基部表皮を配備し、成形型内に硬質ウレ
タンフオーム原料を注入し、該原料硬化後脱形し
て成る発泡成形品の製造方法にある。 (作用) 以上の方法により発泡成形品を製造することに
より、基部表皮及び異種表皮は、硬質ウレタンフ
オームにより一体に固定され、また圧縮して異種
表皮の背面に装備した発泡シートは脱型時に膨張
し、下型の突壁部分の基部表皮と異種表皮の隙間
を埋める作用をし、発泡シートの更に背面に装備
した芯材は、異種表皮部分の外観形状を整える作
用をする他、硬質ウレタンフオームが大量に発泡
シートに侵入、含浸する事を阻止する作用を持
ち、発泡シートの弾性が失われる事を防止する。 (実施例) 以下更に、本発明の具体的実施例について説明
する。 第1図、第2図は、本発明の発泡成形品の製造
方法の実施例の各工程を示す成形型の断面図であ
り、第3図は、本発明の発泡成形品の製造方法に
より製造された発泡成形品の断面図である。 第1図中1は、本発明の発泡成形品の製造方法
において使用する成形型であり、一対の上型2及
び下型3より成る。下型3は、成形体の表面形状
を成形する成形面を有し、該成形面は、該成形面
の中央部に環状に設けられた突壁4によつて2つ
の成形面の区画、すなわち異種表皮成形面5及び
異種表皮成形面6に仕切られている。 上述の成形型1の下型3の異種表皮成形面5
に、予め予備成形された異種表皮7を配備する。
基部表皮7は、PVC樹脂、ABS樹脂その他の合
成樹脂原料を主原料として、スラツシユ成形、真
空成形その他公知の成形法をもつて予備成形され
たものであり、特に、ソリツド層のPVC、ABS
等の樹脂層に発泡PVC、発泡PE等の発泡層を一
体に積層したものを使用すれば、表面がソフトに
なり好ましい。 また、下型3の異種表皮成形面6には、先の基
部表皮と異なる性質を有する異種表皮8を装置す
る。異種表皮としては、一般に先の基部表皮と色
彩の異なる合成樹脂、あるいは布等が使用され、
布を異種表皮として採用する場合は、トリコツト
ジヤージー等の伸縮性の布を使用する事が望まし
い。 次に、異種表皮8の背面に、圧縮状の発泡シー
ト9を、更に発泡シート9の背面に予め合成樹
脂、鋼等により概ね最終製品である発泡成形体の
異種表皮部分の外観形状および下型3の突壁4に
概ね合致すべく全集端部に縁付した板状に成形さ
れた芯材10が装備され、概芯材10の背面は、
上型2から突出する位置決めピン11により、押
圧され、発泡シート9の圧縮復元力によつて、ま
たあるいは原料注型中の震動等によつて位置が定
規の位置から移動する事を防止されている。 ここで使用する発泡シートは、容易に圧縮が可
能で、且つ復元の良好なものである事が必要であ
るが、材質等には特に限定されるものではなく、
例えば、発泡倍率25〜100倍のポリエチレン、ポ
リプロピレン、ウレタン等の発泡シートを使用す
る事ができる。発泡状態の独立、連続の別はいず
れを用いても実施可能であるが、独立気泡を使用
した場合は硬質ウレタンフオームの含浸を防止す
る事ができ、表面の硬化を防止する事ができる。 また、発泡シート9および芯材10の成形型1
のセツトの手順は、特に限定するものではない
が、異種表皮6の背面に発泡シート10を装備
し、また芯体10は予め上型2の位置決めピン1
1にセツトしておき、上型1と下型2を行つたに
結合される折に、芯体10により発泡シート6を
圧縮する方法が作業効率がよい。 次に、上述のように基準表皮7、異種表皮6、
発泡シート9をセツトした成形型1のキヤビテイ
内に、第1表に配合の一例を示す、硬質ウレタン
フオーム12を注入する。(第2図参照)。
【表】 硬質ウレタンフオーム12が硬化後成形型1の
上型2下型3を開放し、発泡成形品を脱型する。 そうする事により、成形型1内に圧縮して挿入
された発泡シート9が開放され、異種表皮6が外
に向かつて拡張され成形型1からの脱形以前に存
在した下型3の突壁4による基部表皮7と異種表
皮6の間の隙間がなくなり、外観形状の良好な発
泡成形体を得る事ができる。 上述の実施例は、硬質ウレタンフオームの注入
を成形型を密閉した状態で行う、所謂クローズド
成形による実施例を開示したものであるが、本発
明の本質はこれに何ら束縛されるものではなく、
上下型を開けた状態で原料を注入下後上下型を密
閉する所謂オープン成形を採用してもよい。 また、本実施例は発泡成形体の外観形状が簡単
なものについて説明したが、発泡成形体の外観形
状が複雑な場合、例えば異種表皮部分が平面でな
く曲面や凹凸がある場合は、成形後、異種表皮部
分が形くずれする事がある。 そのようなおそれがある場合は、異種表皮と発
泡層間または、芯材と発泡層間あるいはこれら双
方へ接着剤を塗布する事により発泡成形体の形の
くずれを防止できる。 異種表皮は、通常は未成形のシート状の布、合
成樹脂を使用して十分成形可能であるが、発泡成
形体の外観形状によつては、部分的に予備成形す
る事もある。 発泡シートについても同様に通常は、平板状の
ものを使用して十分成形可能であるが発泡成形体
の外観形状によつては、部分的に予備成形する事
もある。 (効果) 本発明の発泡成形品の製造方法は、成形面を突
壁により複数個に仕切つた成形型を使用し、異種
表皮の裏面に発泡シートを更にその裏面に芯材を
発泡シートを圧縮した状態で成形型に装備し、成
形型内に硬質ウレタンフオーム原料を注入し、硬
化後脱形する工程を経ることにより硬質ウレタン
フオームにより基部表皮、異種表皮が一体に成形
結合されるため異種表皮部分が、不自然に盛り上
がつた形状となつたり、段差が生ずる事が無い発
泡成形品を製造することができ、成形型内におい
て成形中に存在する異種表皮と基部表皮の間の隙
間は、発泡成形品を脱形した時に発泡シートが膨
張し、結果として両者の間に隙間の無い、しかも
基部表皮と異種表皮の間の見切りの明確な発泡成
形品を製造する事ができる効果がある。 また、発泡シートの裏面に装備した芯材によ
り、硬質ウレタンフオームが発泡シートに侵入す
る事を防止し、表面のソフト感を保つ効果があ
る。 また、従来の製造方法は先述のように、基部発
泡体を成形する工程、異種表皮発泡体を成形する
工程、および両発泡成形体を一体に結合する工程
と、大きくわけて3つの工程が必須であつたのに
比較して、一工程のみて成形が完了し、作業能率
が大きく向上させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明の発泡成形品の製造方
法の実施例の各工程を示す、成形型の断面図であ
り、第3図は本発明の発泡成形品の製造方法によ
り製造された発泡成形品の断面図であり、第4図
は従来の発泡成形品の断面図である。 2…上型、3…下型、4…突壁、7…基部表
皮、8…異種表皮、9…発泡シート、10…芯
材、12…硬質ウレタンフオーム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 成形面を複数の区画に仕切る突壁を有する成
    形型の少なくとも一区画に、異種表皮を装置し更
    に、該異種表皮の裏面に発泡シートを、更に該発
    泡シートの裏面に芯材を発泡シートを圧縮した状
    態で装置し、他の区画の成形面には予備成形した
    基部表皮を配備し、成形型内に硬質ウレタンフオ
    ーム原料を注入し、該原料硬化後脱形して成る事
    を特徴とする発泡成形品の製造方法。
JP61097377A 1986-04-25 1986-04-25 発泡成形品の製造方法 Granted JPS62253413A (ja)

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IT1284836B1 (it) * 1996-07-16 1998-05-22 Bruzolo Manifatt Gestind Mb Procedimento per la fabbricazione di un componente per autoveicoli
JP4777930B2 (ja) * 2007-03-29 2011-09-21 カルソニックカンセイ株式会社 軟質インサート部品付発泡成形品およびその成形方法
JP6234238B2 (ja) * 2014-01-21 2017-11-22 株式会社イノアックコーポレーション 袋状表皮一体発泡成形品及びその製造方法

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