JPH036415Y2 - - Google Patents

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JPH036415Y2
JPH036415Y2 JP15675485U JP15675485U JPH036415Y2 JP H036415 Y2 JPH036415 Y2 JP H036415Y2 JP 15675485 U JP15675485 U JP 15675485U JP 15675485 U JP15675485 U JP 15675485U JP H036415 Y2 JPH036415 Y2 JP H036415Y2
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mold
molding
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、液状とされた熱硬化性樹脂材料を注
入して硬化させて成形する成形用金型の改良に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来、液状とされた熱硬化性樹脂材料を注入し
て硬化させて成形する際には、第5図に示すよう
な成形用金型が広く利用されている。
第5図において、50は成形用金型であつて、
この成形用金型50は、下型51と、この下型5
1の上方に上下動自在に設けられている上型52
とからなつている。
そして、下型51の一方の面は平担に形成され
て下型ダイプレート(図示せず)に固着されてお
り、他方の面には凹状の成形面51aが形成され
ている。また、成形面51aの周辺には凹溝53
が形成されており、その凹溝53にはゴム材料か
ら成るOリング54が設けられている。
また、上型52の一方の面は平担に形成されて
上型ダイプレート(図示せず)に固着されてお
り、他方の面には下型51の成形面51aに対応
する成形面52aが形成されている。さらに、こ
の上型52には中心部にスプル孔25bが形成さ
れており、上型ダイプレート側から液状とされた
熱硬化性樹脂材料(図示せず)が注入されるよう
になつている。
そして、上型52が下型51に型締めされた際
に、両型51,52との間に成形空間部55が形
成され、液状とされた熱硬化性樹脂材料がスプル
孔52bから注入されて成形品(図示せず)が成
形されるようになつている。
しかし、このような成形用金型においては、両
型51,52で形成された成形空間部55に液状
とした熱硬化性樹脂材料の注入時に、注入された
熱硬化性樹脂材料が凹溝53に入り込み、そのま
ま硬化することから成形後の離型時にOリング5
4が成形品のバリと一緒に剥離して、成形毎にO
リング54を取り換える必要があつた。
上述のようなことから、最近では第6図の断面
図に示すような成形用金型50が利用されてい
る。すなわち、下型51の周辺に凹溝60を形成
し、この凹溝60にペースト状のシリコンゴムか
らなるシーリング剤で別途成形されたシール材6
1を収容して接着したものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、第6図に示すような成形用金型
50においては、シール材61の交換回数は若干
減るものの、シール材61の離型性が十分でない
ため、硬化された熱硬化性樹脂材料によつて成形
毎にシール材61が毟り取られ、定期的に補修あ
るいはシール材61の作り直しが必要となる不具
合がある。
従つて、この考案は、上述の不具合を解消する
ためになされたもので、圧縮反発弾性を有するコ
アと、柔軟性と離型性を有する離型シートからな
るシール部材を下型または上型のいずれか一方の
型合わせ面に周設することによつて、定期的な補
修もしくはシール材の作り直しの回数を大幅に低
減させることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、この考案に係る成形用金型において
は、下型と上型とからなり、両型が型締めされた
際に形成される成形空間部に液状の硬化性樹脂材
料を注入して硬化させる成形用金型であつて、前
記下型または上型のいずれか一方の型合わせ面
に、圧縮反発弾性を有するコア材と、このコア材
に接触し、前記成形空間部に注入される熱硬化性
樹脂材料との間を隔離するように配設された柔軟
性と離型性を有する離型シートから構成されたシ
ール部材を設けたものである。
かかる、成形用金型において、液状とした熱硬
化性樹脂材料を注入して成形する際には、上型を
下型に型締めし、両型によつて成形空間部を形成
する。その際、下型または上型のいずれか一方の
型合わせ面に設けられているシール部材が他方の
型合わせ面に当接し、両型によつて形成された成
形空間部が密閉される。
この状態で、液状とされた熱硬化性樹脂材料を
成形空間部に注入する。その際、成形空間部に注
入された熱硬化性樹脂材料は成形空間部内に万遍
なく充填される、また、一部の熱硬化性樹脂材料
が型合わせ面に流入するが、シール部材によつて
成形型外への流出が防止される。
そして、下型及び上型を所定の温度に加熱して
成形空間部に充填された熱硬化性樹脂材料を硬化
させて成形する。その後、上型を下型から型開き
して成形品を取り出す。
この時、下型または上型の型合わせ面と当接し
ているシール部材には柔軟性と離型性の良好な離
型シートが設けられているので、下型と上型の型
開きと成形品の離型がスムーズに行なわれ、シー
ル部材の毟り取られるのを防止される。
〔実施例〕
以下、本考案に係る成形用金型の実施例を図面
に基づいて説明する。
(第1実施例) 第1図は本考案に係る成形用金型の第1実施例
を説明する断面図、第2図は第1図の成形用金型
に用いられるシール部材の拡大斜視図である。
第1図及び第2図において、1は上型であつ
て、この上型1の一方の面は平坦に形成されて上
型ダイプレート2に下型されており、他方の面は
中央部が凹状に形成された成形面1aとなつてい
る。また、上型1の中心部には上型ダイプレート
2側から成形面1aに向けて開放するスプル孔1
bが形成されており、上型ダイプレート2に形成
された貫通孔2aに連通している。さらに、成形
面1aの周囲は型合わせ面1cとなつており、平
担に形成されている。そして、この上型1は上型
ダイプレート2とともに、移動自在にされてい
る。
また、上型1の対向部には下型3が配設されて
おり、その一方の面は平担に形成されて下型ダイ
プレート4に下型されている。また、下型3の他
方の面には中央部が凸状に形成されており、上型
1の成形面1aに対応する成形面3aとなつてい
る。さらに、成形面3aの周囲は上型1の型合わ
せ面1cに対応する型合わせ面3bとなつてお
り、平担に形成されている。そして、この型合わ
せ面3bの下方には途中まで延びる挿入穴3cが
複数個形成されており、上型ダイプレート4に形
成された貫通孔4aに連通している。
また、下型3の型合わせ面3bには成形面3a
を囲むように上型1側に開放する凹溝5が周設さ
れている。そして、この凹溝5は上型1側に向か
うに従つて拡大する台形々状に形成されており、
第2図に示すようなシール部材6が挿入穴3cか
ら挿通されたボルト7によつて下型されている。
そして、シール部材6は第2図のaに示すよう
に、下型3の凹溝5に収容される台形々状のブロ
ツク8と、このブロツク8に形成されているシー
ル溝8aに一部が収容されて圧縮反発弾性を有す
るOリング9と、ブロツク8とOリング9を覆う
フツソ系樹脂からなる柔軟性と離型性が良好な離
型シート10とからなつており、第2図bに示す
ようにブロツク8のシール溝8aにOリング9の
一部を収容して、離型シート10によつてブロツ
ク8を包むように巻き付けてシール部材6として
完成されている。
このシール部材6を下型3の凹溝5に取り付け
る際には、前述したように第2図のbに示す完成
されたシール部材6のブロツク8のOリング9側
の面が下型3の型合わせ面3bと面一となるよう
に凹溝3bに収容し、あらかじめブロツク8のO
リング9側の反対面に形成されているねじ穴11
を使用して下型3の挿入穴3cよりボルト7を挿
通せしめ、ブロツク8を締め付けて下型する。
これにより、上型1が下型3の方向に移動して
型締めされた際に、両型1,3の成形面1a,3
a側に成形空間部12が形成されると共に、シー
ル部材6が上型1の型合わせ面1cに当接して成
形空間部12が密閉されるようになつている。
上記のように構成された成形用金型において、
液状とした熱硬化性樹脂材料を注入して成形品を
成形する際には、上型1を下型3の方向に移動さ
せて型締めして、両型1,3によつて成形空間部
12を形成する。その際、下型3の型合わせ面3
bに設けられているシール部材6が上型1の型合
わせ面1cに当接し、両型1,3によつて形成さ
れた成形空間部12が密閉される。
この状態で、スプル穴1bから液状とされた熱
硬化性樹脂材料を成形空間部12に注入する。そ
の際、成形空間部12に注入された熱硬化性樹脂
材料は成形空間部12内に万遍なく充填される。
また、一部の熱硬化性樹脂材料が両型1,3の型
合わせ面1c,3bの間に流入するが、シール部
材6によつて成形型外への流出が防止される。
そして、上型1および下型3を所定の温度に加
熱して成形空間部12に充填された熱硬化性樹脂
材料を硬化させて成形空間部12と同様な形状の
成形品を成形する。その後、上型1を下型3から
離れる方向に移動させて型開きし、成形された成
形品を取り出す。
この時、一部の熱硬化性樹脂材料がシール部材
6の近傍にバリとして発生するが、下型3の型合
わせ面3bにはフツソ系樹脂からなる柔軟性と離
型性の良好な離型シート10を有するシール部材
6が設けられているので、両型1,3の型開きと
成形品の離型がスムーズに行なわれ、シール部材
6の毟り取られるのが防止される。
(第2実施例) 第3図は本考案に係る成形用金型の第2実施例
に用いられるシール部材を説明する拡大斜視図で
ある。
この第2実施例の成形用金型の構成は、多くの
点で第1実施例と同じであり、相違点のみを第3
図に示して説明する。
第2実施例の異なつている部分は、シール部材
の構成を変更したところにある。第3図におい
て、20はシール部材であつて、21は直方体形
状に形成されたブロツクである。そして、このブ
ロツク21には複数個の貫通孔22と複数個のね
じ穴23が形成されている。また、24はフツソ
系樹脂からなる柔軟性と離型性を有する離型シー
トであり、25は発泡ウレタンである。
そして、シール部材20として完成する際に
は、第3図のaの状態から第3図のbに示すよう
にブロツク21に離型シート24を余裕を持たせ
て巻き付け、その端面を粘着テープ26で貼着す
る。つぎに、第3図のcに示すようにブロツク2
1の貫通孔22にノズル27を挿入し、ウレタン
をブロツク21と離型シート24の間に注入して
発泡させてシール部材20として完成される。
そして、シール部材20を上型もしくは下型の
型合わせ面に設ける際には、シール部材20の発
泡ウレタン25が型合わせ面よりも突出するよう
にねじ穴22にボルトを螺設して下型する。
これによつて、第1実施例と同様に下型と上型
の型開きと成形品の離型がスムーズに行なわれ
れ、シール部材20の毟り取られるのが防止され
る。
(第3実施例) 第4図は本考案に係る成形用金型の第3実施例
に用いられるシール部材を説明する拡大断面図で
ある。
この第3実施例の成形用金型の構成は、多くの
点で第1実施例と同じであり、相違点のみを第4
図に示して説明する。
第2実施例の異なつている部分は、シール部材
の構造を簡素化したところにある。第4図におい
て、30はシール部材であつて、このシール部材
30は、下型31の成形面31aに周設されてい
る凹溝32に収容されている圧縮反発弾性を有す
るシール材33と、このシール材33の外周の一
部を被覆し、成形面31aの一部を覆つているフ
ツソ系樹脂からなる柔軟性と離型性を有する離型
シート34とからなつている。
そして、シート部材30を下型31の型合わせ
面31aに設ける際には、シール部材30のシー
ル材33の一部が型合わせ面31aよりも突出す
るように凹溝32に接着剤(図示せず)で固着す
ると共に、この上部に接着剤(図示せず)によつ
て離型シート34を接着する。
これによつて、第1実施例と同様に下型と上型
の両型の型開きと成形品の離型がスムーズに行な
われ、シール部材30の毟り取られるのが防止さ
れる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る成形用金型
においては、圧縮反発弾性を有するコアと柔軟性
と離型性の良好な離型シートからなるシール部材
を下型または上型のいずれか一方の型合わせ面に
周設したから、成形品の離型がスムーズに行なわ
れるので、シール部材の毟り取りが防止される効
果がある。
また、本考案の成形用金型においては、成形品
の離型時におけるシール部材の毟り取りが防止さ
れることによつて、シール部材の定期的な補修も
しくはシール部材の作り直しの回数を大幅に低減
することができる効果がある。
また、本考案の成形用金型においては、成形時
におけるシールが確実に行なわれるので、シール
部材を取り付け部位に液状の熱硬化性樹脂材料が
入ることとがなく、樹脂材料を取り除く作業を必
要としない効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る成形用金型の第1実施例
を説明する断面図である。第2図は第1図の成形
用金型に用いられるシール部材の拡大斜視図であ
る。第3図は本考案に係る成形用金型の第2実施
例に用いられるシール部材の拡大斜視図である。
第4図は本考案に係る成形用金型の第3実施例に
用いられるシール部材の拡大斜視図である。第5
図および第6図は従来の成形金型を説明する断面
図である。 1……上型、1c……型合わせ面、3……下
型、3b……型合わせ面、5……凹溝、6……シ
ール部材、8……ブロツク、9……Oリング、1
0……離型シート、20……シール部材、21…
…ブロツク、24……離型シート、25……発泡
ウレタン、30……シール部材、31……下型、
32……凹溝、33……シール材、34……離型
シート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下型と上型とからなり、両型が型締めされた際
    に形成される成形空間部に液状の熱硬化性樹脂材
    料を注入して硬化させる成形用金型であつて、前
    記下型または上型のいずれか一方の型合わせ面
    に、圧縮反発弾性を有するコア材と、このコア材
    に接触し、前記成形空間部に注入される熱硬化性
    樹脂材料との間を隔離するように配設された柔軟
    性と離型性を有する離型シートから構成されたシ
    ール部材を設けたことを特徴とする成形用金型。
JP15675485U 1985-10-14 1985-10-14 Expired JPH036415Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15675485U JPH036415Y2 (ja) 1985-10-14 1985-10-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15675485U JPH036415Y2 (ja) 1985-10-14 1985-10-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6265213U JPS6265213U (ja) 1987-04-23
JPH036415Y2 true JPH036415Y2 (ja) 1991-02-19

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ID=31078672

Family Applications (1)

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JP15675485U Expired JPH036415Y2 (ja) 1985-10-14 1985-10-14

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JPS6265213U (ja) 1987-04-23

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