JPH0361260A - デカール機構及び前記デカール機構を用いた記録装置 - Google Patents

デカール機構及び前記デカール機構を用いた記録装置

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JPH0361260A
JPH0361260A JP19264289A JP19264289A JPH0361260A JP H0361260 A JPH0361260 A JP H0361260A JP 19264289 A JP19264289 A JP 19264289A JP 19264289 A JP19264289 A JP 19264289A JP H0361260 A JPH0361260 A JP H0361260A
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decal
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/40Type of handling process
    • B65H2301/41Winding, unwinding
    • B65H2301/413Supporting web roll
    • B65H2301/4137Supporting web roll on its outer circumference

Landscapes

  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Unwinding Webs (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はロール状に巻き取られたシート材の巻きぐせを
矯正するためのデカールm構及び前記デカール機構を有
する記録装置に関する。
〈従来の技術〉 今日、ファクシミリやプリンタ等の事務機器が広く普及
しているが、これら装置の記録系には一般に長尺の記録
シートを巻芯に巻き付けたロールシートを使用している
このシート材はロール状に巻き付けられていることから
巻きぐせ(以下デカール」という)が付き易く、カール
したシート材は搬送する際にジャムを生じ易くなる。こ
のため前記カールを除去或いは軽減するために前記ロー
ルシートを用いる記録装置の多くはデカール8!構を設
けている。
前記デカール機構の一例としては、例えば第11図に示
すように構成したものがある。
これは本体51と蓋体52をピン53によって開閉可能
に構成し、一方の本体51内にロールホルダー54、プ
ラテンローラ55、カッター56を設け、他方の蓋体5
2にデカール機構を構成するデカールシャフト57及び
記録ヘッド58を設けて構成している。
前記装置の動作を説明すると、シート材59をロール状
に巻いたシートロール59aをロールボルダ−54内に
装填し、プラテンローラ55の回転によってシート材5
9をデカールシャフト57を経由して搬送すると共に、
記録ヘッド5日で画像を形威し、カッター56でカット
して装置外へ排出するものである。
上記装置に於いては、シート材59をデカールシャフト
57によりカールと逆方向に反らせて搬送することによ
りカールを軽減している。
この場合、第12図に示す如く、シート材59のデカー
ルシャフト57に対する巻付中心角αが大きいほどカー
ル矯正効果が大きいことが知られている。
〈発明が解決しようとした課題〉 前記第11図のデカール8!構にあっては、シート材5
9を使用するにしたがってシートロール59aの径が小
さくなり、シート材59のデカールシャフト57に対す
る巻付中心角αがα1からα2へと徐々に小さくなる。
従って、シート材59のカール除去効果も徐々に小さく
なってしまい、シートロール59aの径が小さいほどカ
ールがきついにもかかわらず十分なカール除去を行われ
ない場合が多い。
特に近年装置の小型化のためにシートロール59aの巻
芯を小さくしているため、シート材59のカールもきつ
くなっており、より強力なカール除去効果を持つデカー
ル機構が求められている。
本発明は上記従来技術の課題を解決し、シート材の屈曲
量に応じてカールを除去すると共に、前記シート材のロ
ール径に応じて前記移動手段に移動トルクを付与するこ
とにより、゛前記移動手段の駆動負荷を軽減するデカー
ル機構及び該デカール機構を有する記録装置を提供する
ものである。
〈課題を解決するための手段〉 前記i!!!題を解決するための本発明の代表的な手段
は、シート材を搬送するための搬送手段と、前記シート
材の搬送をガイドするためのガイド部材と、前記搬送さ
れるシート材を屈曲ガイドするためのデカール部材と、
前記ガイド部材とデカール部材の少なくとも一方を移動
させるための移動手段と、前記シート材のロール径に応
じて前記移動手段に移動トルクを付与するための付勢手
段とを設けてデカール機構を構成したことを特徴として
なる。
く作用〉 前記手段にあっては、シート材を搬送するときに、移動
手段はシート材にかかるテンションと、付勢手段による
付勢力とが釣り合った状態で停止する。従って、前記テ
ンションが大きいときは前記移動手段に対する付勢力の
影響は小さく、該移動手段の動作量が小さくなるために
シート材の屈曲贋は小さくなる。一方、前記テンシ5ン
が小さいときは前記と逆に移動手段の移動量が大きくな
ってシート材の屈曲量が大きくなる。これによりカール
強さに応じたカール矯正が行われる。
また前記移動手段の付勢は付勢手段によって行われるた
めに、搬送手段には前記移動手段を動作させるための負
荷がかからない。
また、前記ガイド部材とデカール部材とを装置本体と蓋
体とに分けて設けることにより、蓋体を開放するとガイ
ド部材とデカール部材とが大きく離隔し、シート材の装
填を容易になし得るようになる。
また、移動手段の移動力を付勢手段の移動手段に対する
付勢力よりも大きくすることにより、前記付勢手段の付
勢に抗してシート材が屈曲しない方向に移動手段を動作
させることが出来、搬送待機状態に於いてシート材を必
要以上にデカールしないようにすることが出来る。
また、前記付勢手段は例えば比較的大きなロール径の時
に前記移動手段に最大移動トルクを付与し、小径ロール
時及び記録待機状態に移行するに従って移動トルクを小
さくすることで移動手段の駆動負荷を軽減することが出
来る。
また、移動手段の駆動源の自己保持力をある程度大きく
することでガイド部材とデカール部材との関係を適切に
保持することが出来る。
また、前記デカールaf!を設けて記録装置を構成し、
搬送手段と移動手段を同一の駆動源で動作させるように
すると共に、カッターから記録手段までシート材を逆送
するよう前記駆動源を駆動したときに、移動手段が初期
位置に戻るようにすることで、記録待機状態には移動手
段が常に初期位置に位置するようになる。
更に、前記%ilK動源の出力をシート材を記録方向に
搬送する場合よりも前記記録方向と逆方向に搬送する場
合を大きく設定することにより、シート材を安定して搬
送することが可能となるものである。
〈実施例〉 次に前記手段をファクシミリ装置に適用した一実施例を
例示して説明する。
第1図はファクシミリ装置の記録系の斜視説明図、第2
図はファクシミリ装置全体の断面説明図である。
このファクシミリ装置は第2図に示すようにデカール機
構Aを有する記録系Bと、原稿読み取り系Cとから構成
されている。
先ず第2図を参照して全体構成を概略説明すると、記録
系Bは装置本体1に蓋体2が軸3によって開閉可能に構
成されており、前記蓋体2は図示しないクリック機構に
よって本体1に係止し得る如く構成されている。また記
録系本体の奥側所定位置にはロールホルダー4が設けら
れており、該ホルダー4にロール状に巻きとられた感熱
シート材5のロール5aが装填されている。このシート
材5は搬送手段を構成するプラテンローラ6aの回転に
よって搬送され、このときデカール機構Aを通過する際
にシート材5はカール方向と逆方向に折り曲げられるこ
とによりカールが矯正される。
前記カールが矯正されたシート材5は記録手段6に於い
て所定画像が形成され、記録後のシート材5は力・ンタ
ー7によってカットされて排出ローラ8により排出スタ
ッカ9へ排出される如く構成されている。
原稿読み取り系Cは前記蓋体2の上面に形成された原稿
載置台IOに複数枚の原稿11をセ、トシ、読み取り操
作をすると前記セントシた複数枚の原稿11のうち、下
から数枚の原稿11が予all送ローラ12a及びこれ
と圧接する圧接部材12bで搬送され、分離ローラ13
aとこれに圧接する圧接部材13bとによって一枚ずつ
分離供給される如く構成されている。更に分離された原
稿11は搬送ローラ対14a、14b及び15a、15
bによって搬送される間に光源16で光照射され、その
反射光がミラー17及びレンズ18を介してCCD等の
光電変換素子19に至って電気信号に変換され、この信
号がコピーモードの場合は自己の記録系Bに伝達され、
ファクシ藁リモートの場合は他機の記録系に伝達される
如く構成されている。
次に前記フアツジξり装置に於けるデカール機構Aを有
する記録系Bの各部の構成について詳細に説明する。
ロールホルダー4は、上部が開放された形状に形成され
、これが記録系本体1の奥側に配置されている。このロ
ールホルダー4にはシートロール5aが装填され、この
ロール5aの外周面とホルダー4の内面とが接触するこ
とで、摩擦抵抗を生ずる。即ち、シート材5が引き出さ
れるときにロール5aの径が大きく、重量が重いときは
大きな摩擦抵抗を生じ、シート材5が引き出されてロー
ル5aの重量が減少するにつれて前記摩擦抵抗も減少す
る。この摩擦抵抗はシート材5が引き出されるときの該
シート材5にテンシランを付与する作用をもつものであ
り、摩擦抵抗の大小に比例して引き出されるシート材5
にかかるテンシランも変化する。
前記シート材5に所定画像を記録するための記録手段6
の構成は、プラテンローラ6aと記録ヘッド6bとから
なる。プラテンローラ6aは硬質ゴム等の摩擦係数の高
い部材をローラ状に形成したものを本体1に回動可能に
取り付けたものであり、これを駆動源となるモーター2
0で駆動するように構成している。即ち、第1図に示す
ように、モーター20の回転力がモーター軸に固着した
ギヤ21aから中間ギヤ21bを介してプラテンローラ
6aのロール軸に固着したギヤ21cに伝達され、プラ
テンローラ6aが回転する。このプラテンローラ6aの
回転によってシート材5が搬送され、前記プラテンロー
ラ6aはシート材5の搬送手段も兼ねている。
記録ヘッド6bは画信号に応じて前記シート材5を加熱
することにより、該シート材5に画像を形成するもので
あり、シート材5を介してプラテンローラ6aを押圧す
る如く構成されている。具体的には軸6cにより蓋体2
に回動可能に取り付けられ、この蓋体2を閉したときに
圧縮バネ6dによってプラテンローラ6aを押圧する如
く構成されている。従って、プラテンローラ6aと記録
ヘッド6b間にシート材5を挿通した状態でプラテンロ
ーラ6aが回転すると、シート材5が搬送されるもので
ある。
本実施例に於ける記録ヘッド6bはシート材5と接触す
る面に、通電により発熱する多数の発熱素子6b、をシ
ート材5の幅方向に配列した、所謂ライン型のサーマル
へンドを使用しており、前記発熱素子6b、へ画信号に
応した通電を行うことによりシート材5を選択的に加熱
し、感熱シート材5を発色させて記録を行うものである
次にカッター7は本実施例では固定刃7aと駆動刃7b
とからなる回転式カッターを使用している。具体的には
固定刃7aは本体1に固定されており、駆動刃7bは軸
7Cを中心として回動可能に取り付けられ、前記駆動刃
7bが駆動手段によって回動すると固定刃7aと擦り合
ってシート材5をカットするものである。
尚、前記駆動刃7bはプラテンローラ6aを駆動するモ
ーター20で駆動するように構成しても良く、他の独立
したモーターで駆動するようにしても良い。
前記カッター7でカットされたシート材5は図示しない
駆動手段によって駆動する排出ローラ8でスタッカ9に
排出されるが、前記記録に用いられるシート材5はを芯
5bに巻き付けられているために、シートロール5aか
ら引き出された状態ではカールが生じている。
前記カールはロール5aの径によって青なる。
例えばロール径が大きいときに発生ずるカールは第4図
(alに示すカール高さhが小さく、ロール程が小さく
なると前記カール高さhは大きくなり、。
更には第4図(b)に示すように丸まってしまう。
本実施例の装置にあっては前記カールはシート材5がデ
カール機構Aを通過する際に矯正される。
即ち、デカール部材となるデカールシャフト22に対し
てガイド部材となるガイドシャフト23の位置が移動可
能に構成され、シート材5が前記両シャツ)22.23
でガイドされる際にカール方向と逆方向に折り曲げられ
ることによりカール矯正されるものである。
またガイドシャフト23は後述する付勢手段によりシー
ト材5に付勢され、第5図(a)に示す如き大径ロール
5aを装填した場合と、第6図(a)に示す如き小径ロ
ール5aを装填した場合とでデカール効果が異なるよう
になっている。
ここで前記デカール機構Aの構成について具体的に説明
する。
デカールシャフト22は第1図に示す如く蓋体2に固着
した一対の取付部材24に回動自在に取り付けられてい
る。このデカールシャフト22は例えば直径4mmの円
柱状の金属シャフトで構成されている。前記取付部材2
4は蓋体2の裏面に起立しており、その間隔はシート材
5の幅よりも大きく、後述するガイドシャフト23の両
端を支持するアームの間隔よりも小さく形成されている
上記デカールシャフト22は第5図(a)及び第6図(
a)に示すように、蓋体2を閉じたときの本体lに対す
る位置が常に一定であり、このときの位置がプラテンロ
ーラ6aに対してシート材5の搬送方向上流側であって
、且つシート材5のプラテンローラ6aへの導入角度が
あまり大きくならない位置に配設されている。
また前記デカールシャフト22と対向した本体1にはロ
ール5aから引き出されたシート材5をプラテンローラ
6aまでガイドするためのガイド34が設けられている
。このガイド34の一方端はプラテンローラ6aの近傍
まで延長されており、他方端はロールホルダー4と一体
となるように構成されている。
一方、ガイドシャフト23は例えば直径約4m+++の
金属シャフトにより構成されている。
また、上記ガイドシャフト23は移動手段により前記デ
カールシャフト22に対して移動可能に構成されている
。この移動手段の構成は第1図に示すように、本体1に
取り付けられた軸25に2個のアーム26が固着され、
両アーム26の先端にガイドシャフト23が回動自在に
取り付けられ、軸25が回動するとアーム26が一体的
に回動し、これによってデカールシャフト22に対して
ガイドシャフト23が移動可能となっている。
前記軸25は本体lに軸受27を介して回動可能に取り
付けられ、一方の軸端には前記シート材のロール径に応
じて前記移動手段に移動トルクを付与するための付勢手
段であるクラッチギヤ28.バネフランチ29.クラン
ク30.及び引張バネ32が取り付けられ、軸25に一
方向の回転力のみが伝達される如く構成されている。
前記クランク30は第3図に示す如く、円筒部30aと
クランク板30bとを有し、前記円筒部30aを軸25
に一体的に嵌着して同一方向に回転するものである。ま
た上記クランク板30bの外側面の一端には突起30c
が突設されており、本体lに突設された突起31との間
には引張バネ32が架設されている。上記引張バネ32
の弾性力によりクランク30には常に矢印a方向の回転
トルクが生じている。
また前記クラッチギヤ28は円筒部28aとギヤ部28
bとからなり、前記軸25を挿通する孔の内径は軸25
の外径よりも若干大きく形成され、軸25に対して回動
自在に取り付けられている。
またバネクラッチ29はバネ用鋼線、バネ用鋼帯或いは
プラスチック線等をコイル状に、巻き回してなり、前記
クラッチギヤ28及びクランク30の円筒部の外周にわ
たって巻き付けられ、その一端はクランク板30bに係
止している。
前記バネクラッチ29はクラッチギヤ28の回転力をク
ランク30に対して一方向のみ伝達し、他方向へは伝達
しないものである。即ち、クラッチギヤ28が第1図の
矢印a方向に回転するときは、ハネクラッチ29が緩ん
でフリー状態となり、クランク30には回転力が伝達さ
れない。一方、クラッチギヤ28が前記と逆の矢印−a
方向(以下マイナス記号は矢印の逆方向を示す)に回転
したときは、ハネクラッチ29が前記クラッチギヤ28
及びクランク30の円筒部30aを締め付けてロック状
態となり、クランク30に回転力が伝達され、ガイドシ
ャフト22を矢印す方向へ移動させる回転力が伝達され
るものである。
前記クラッチギヤ28を回転させるための駆動源は前記
プラテンローラ6aを回転させる駆動源と同一であり、
モーター20によって駆動する。即ち、第1図に示すよ
うにモーター20の駆動力は前述した如くギヤ21a〜
21cを介してプラテンローラ6aに伝達されるが、プ
ラテンローラ軸に取り付けられたギヤ21cは中間ギヤ
21dを介してクラッチギヤ28のギヤ部と噛合してい
る。
従って、第1図に示すようにモーター20が矢印C方向
に正回転するとプラテンローラ6aは矢印d方向へ回転
し、クラッチギヤ28は矢印a方向へ回転する。即ち、
プラテンローラ6aがシート材5を矢印C方向へ引き出
す方向へ回転するときは、バネクラッチ29はフリー状
態となる。
またモーター20が前記と逆の矢印−C方向へ逆回転す
ると、プラテンローラ6aはシート材5を逆送する方向
へ回転し、このときクラッチギヤ28が矢印−a方向に
回転してバネクラッチ29がロック状態となり、ガイド
シャフト23を第1図の矢印す方向へ回転させる回転力
を伝達する。
前記引張バネ32の引張力により軸25は第1図の矢印
a方向(ガイドシャフト23によるデカール効果が大き
くなる方向)へ常に付勢されている。
また本体1の所定位置であって、前記アーム26の回動
範囲にはストッパー33が設けられている。
このストッパー33はアーム26が第1図の矢印−b方
向へ回転したときに当接するものであり、アーム26の
回転量を制限し、デカールシャフト22に対するシート
材5の巻付量の最大値を設定するものである。
次に前記の如く構成されたデカール機構Aを有する記録
系Bを用いて記録を行う場合の動作を、第5図(a)に
示す如きロール径が大きい場合と第6図(a)に示す如
きロール径が小さい場合のカール矯正作用を中心に説明
する。
先ず蓋体2を開放してシートロール5aをロールホルダ
ー4に装填し、そのシート先端をプラテンローラ6aま
で引き出してセントする。このとき第1図及び第2図に
示すようにデカールシャフト22は蓋体2に取り付けら
れ、ガイドシャフト23は本体1に取り付けられている
ために、蓋体2を開くと両シャフト22.23は大きく
離れシート材5のセットを容易になし得る。
次に蓋体2を閉した状態で記録開始信号を入力すると、
モーター20が正転してプラテンローラ6aが矢印d方
向へ回転し、シート材5が矢印C方向へ搬送される。こ
の搬送に同期して記録ヘッド6bの発熱素子6b+が選
択的に発熱してシート材5に所定記録が行われる。そし
て前記シート材5が搬送される際にデカール機構Aが動
作してシート材5のカールが矯正される。
即ち、モーター20の正転駆動力はクラッチギヤ28に
も伝達されるが、前述したようにバネクラッチ29がフ
リー状態となってクラッチギヤ28はクランク30に対
して空回りしている。
一方、軸25には第1図に示すように引張バネ32の弾
性力により矢印a方向の付勢力が作用しているために、
アーム26が矢印−b方向に回転してガイドシャフト2
3が移動し、シート材5のテンションと釣り合った位置
で停止する。
これによりシート材5の搬送経路はシートロール5aか
らガイドシャフト23に対してカール方向に巻き付き、
次にデカールシャフト22で屈曲して該シャフト22に
対してカールと逆方向に寒き付く。
このデカールシャフト22に対する巻き付きによりシー
ト材5のカールが矯正されるものである。
ここで前記搬送されるシート材5にかかるテンションは
ロールホルダー4と、このホルダー4に装填されたロー
ル5aとの接触摩擦が作用する。
即ち、第5図(a)に示すように、ロール5aの重量を
G、とし、このときシート材5に作用するテンションを
F、としたと、上記重量G1による摩擦力によってシー
ト材5に生ずるテンションF1とアーム26の回動力(
引張バネ32の引張力によるクランク30の回動トルク
)とが釣り合った位置でアーム26が停止する。
第5図(a)に示すように、ロール径が大きいとき、例
えば1インチ芯に厚さ65μの感熱シートを100m巻
き回したものを用いた場合にはシート材5に対するテン
ションFlとアーム26の回動力とが釣り合ったときの
シート材5がデカールシャフト22に巻き付く巻付角は
θ1となり、その後プラテンローラ6aに導かれる。上
記デカールシャフト22に対する巻付角θ、は必要以上
に大きいと、カールと反対方向に逆カールが生じてしま
うおそれがあるため、シートロール5aの径に応じて適
度な巻付角θ、かえられるように引張バネ32の弾性力
を設定すればよい。実験的には本実施例に於けるシート
ロール5aの場合、第5図い)に示す如く上記巻付角θ
1が120°〜90°1巻付中心角α、が60’〜90
’になるように引張バネ32の弾性力を設定することが
望ましい。
一方、第6図(a)に示すようにロール5aの径が小さ
くなり、例えば残り20間程度になるとロール重量G2
も小さ(なり (ci<cu 、シート材5に作用する
テンションF2も小さくなる(P!<Fl) 、このた
めアーム26はロール径が大きい場合よりも更に矢印−
b方向へ回転する。そしてアーム26の回動力と前記テ
ンションF2が釣り合った場合にはアーム26はその位
置で停止するが、該アーム26の回動量の方が大きい場
合にはストッパー36に当接した位置で停止する。この
ときシート材5がデカールシャフト22に巻き付く巻付
角はθ2となり、前記ロール径が大きい場合の巻付角θ
1よりも小さくなる。前述の如く巻付角はθ8は引張バ
ネ32の弾性力により定まるが、実験的には前記シート
ロール5bの場合、第6図(b)に示す如く巻付角θ2
が06〜30’ 、巻付中心角α2が150 ”〜18
0″′となるように設定することが望ましい。この場合
のガイドシャフト23の位置は、デカールシャフト22
の略真上かそれよりもプラテンローラ6a側に寄った位
置となる。
従って、ロール5aの径が大きい場合にはデカールシャ
フト22へのシート材巻付祉は小さく、ロール径が小さ
Iなってカールが強くなるに従って前記巻付量が大きく
なる。そして前記巻付量が大きくなるほどシート材5は
カールと逆方向へ折り曲げられるためにカール矯正効果
が高まる。即ら、カールが強くなるロール径が小さくな
るに従ってカール矯正効果が大きくなるものである。
ここで前記デカール機構Aにより、種々のロール径のシ
ート材5を搬送し、カールを矯正した実験結果を示す。
この実験で使用したシート材5は幅210R111(A
4サイズ)、長さ100mの感熱記録紙を1インチ(2
5,4mm)の巻芯5bに巻き付けたシートロール5a
を用いた。この場合、シート未使用状態ではロール5a
の径は96間であった。またアーム26の回動力が1k
gcmとなるように引張バネ32を設定し、デカールシ
ャフト22は直径4mmのものを使用し、ガイドシャフ
ト23の移動半径は13mmとした。更にシート材5が
デカールシャフト22に巻き付く巻付角θの範囲を13
0°〜30°となるように構成し、シート材5ヲ297
111Il(A4サイスノ長す)III送して結果を見
た。
前記実験結果は第7図に示す如くであった。第7図に於
いて、白三角はカール矯正を行わない状態でカール形状
が第4図(a)となったものであり、黒三角は同じくカ
ール矯正を行わない状態でカール形状が第4図(b)と
なったものである、また白丸は前記デカール機構Aによ
りカール矯正したものであり且つカール状態が第4図(
a)となったものである。
この結果から明らかなように、シー゛ト材5に発生する
カールはロール5aの径が大きいほどカール高さhの値
が小さく、ロール径が小さくなるに従ってカール高さh
の値が大きくなる。そしてロール径が約40m5+以下
になると、丸まった状態のカールが発生する。
これに対し、前述した実施例のデカール機構へによって
デカールしたシート材5には殆どカールの発゛生がなく
、且つ測定されたカール高さhの値が略一定の値を示し
た。
このように前記デカール機構Aはシート材5に作用する
テンションとアーム26の回動力との釣り合いによりカ
ールの強さに応じてデカール効果が変わり、カールを適
切に矯正するものである。
また前記アーム26の付勢は引張バネ32によって行わ
れ、モーター20のC方向への回転力はプラテンローラ
6aには伝達されるがアーム26には伝達されない。従
って、記録時にモーター20にはアーム26を移動させ
るための負荷がかからないことから、搬送精度が高まり
高画質の記録を行うことが出来るものである。
次に、ガイドシャフト23がシートロール5aの径に応
じて適切な位置を保持するための回転角θと軸25の回
転トルクTとの関係について第8図を参照して説明する
第8図に於いて、先ずシートロール5aが小径のロール
の場合(例えば残り1mの場合)、モータ20がC方向
に回転することにより軸25がa方向に従動回転し、ガ
イドシャフト23は図の軸25を中心として−b方向に
回転して23aの位置まで回転する。この時のシート材
5のデカールシャフト22に対する巻付中心角α2は1
50°である。この位置にガイドシャフト23を安定さ
せるためには、軸25に−b前方向回転トルクT=20
0 gcmを必要とした。
また、大径ロールの場合(例えば未使用で100mの場
合)、同様にしてモータ20がC方向に回転することに
より軸25がa方向に従動回転し、ガイドシャフト23
は図の軸25を中心として−b前方向回転して23bの
位置まで回転する。この時のシート材5のデカールシャ
フト22に対する巻付中心角α1は90″である。この
時小径ロール時に比べて、シート材5のテンションが増
加するためθ−45゜だけ矢印す方向に引き戻される。
この位置にガイドシャフト23を安定させるためには、
軸25に−b方向に回転トルクT=400 gcmを必
要とした。
また、記録待機状態にあっては、モータ2oがC方向に
回転することにより、軸25が大径ロールの場合よりも
更に矢印−a方向に回転し、ガイドシャフト23は矢印
す方向に回転して前記23aの位置よりθ=135°の
位置23cまで回転する。
尚、上記回転トルクT、デカールシャフト22に対する
巻付中心角α1.α2とカールとの関係は、シート材5
の種類(巻芯径、紙厚等)に応じて適宜設定すれば良く
、或いは回転トルクTは’:;’+時−定であっても良
い。また、Tの値が最大になるのは、大径ロールに限ら
ず任意のロール径であっても良い。
上記実施例によれば、小径のシートロール5aを用いた
場合のガイドシャフト23の位置23aを基準にして、
軸25の回転によりガイドシャフト23が矢印す方向に
回転する回転角θがO°〜45°では回転角θの増加に
応じて回転トルクTが増加する。
そして、θ=45@以上になると回転トルクTは減少し
て行き、記録待機状態には最小となる。
次に、上記ガイドシャフト23の回転角θと回転トルク
Tとの特性を得るための構成について第9図(a) (
b)(C)を参照して説明する。尚、図中lは引張バネ
32の長さ、Pは引張バネ32の弾性力、rは弾性力P
の作用線と軸25との垂直距離を夫々示すものである。
第9図(a)は小径ロールを用いた場合、第9図中)は
大径ロールを用いた場合、第9図(C)は記録待機状態
を夫々示す。
引張バネ32がクランク30を介して軸25を矢印−a
方向に回転させるためのトルクTは −Pr で与えられる。
第9図(a)に示す小径ロールから大径ロールを用いた
場合、クランク30及び軸25がシート材5のテンショ
ンにより矢印−a方向に押し戻されて、ガイドシャフト
23が矢印す方向に回転する。このとき、引張バネ32
が引き伸ばされることにより、弾性力Pが増加する。ま
た、弾性力Pの作用線と軸25との垂直圧1lilIl
rも増加するので、回転トルクTも増加する。そして、
第9図α))に示す如くクランク板30aの長平方向の
中心線と弾性力P作用線が直行する時に回転トルクTは
最大となる。
記録待機時にあっては、大径ロールを用いた場合よりク
ランク30及び軸25が更に矢印−a方向に回転し、ガ
イドシャフト23は矢印す方向に夫々回転する。このと
き、第9図(C)に示す如く引張ハネ32は更に引き伸
ばされるので弾性力Pは増加する。
しかし、弾性力Pの作用線と軸25との垂直距離rが著
しく減少するので、回転トルクTは全体として減少する
以上の関係をグラフに表したのが第10図である。
第10図に於いて、点線で示す直線は軸25に映しりコ
イルバネ等で回転トルクTを付与する場合を示す。この
場合、記録待機時には大径ロール時に必要なトルクTの
約2倍の800gcm+のトルクを要する。従って、軸
25を回転させるモータ20の出力も大きくする必要が
あり、更にはプラテンローラ6aに負荷変動を及ぼす等
の弊害が生ずるおそれがある。
本実施例に於いては、ガイドシャフト23の回転角θに
対する軸25の回転トルクTの値を比較的大きい任意の
ロール径において最大としたことで、記録待機時にガイ
ドシャフト23を引張バネ32の弥性力Pに抗して矢印
す方向に回転させる際のモータ20の負荷を低減して装
置全体を小型化することが出来る。
尚、上記ガイドシャフト23の回転角θと軸25の回転
トルクTの値は上記実施例に限られるものではなく、引
張バネ32のバネ定数、クランク30の形状、突起30
 b 皮び突起31の位置等を適宜選定することにより
決定されるものである。
また、シートロール5aの径が大きい時より小さい時の
ほうが回転トルクTの値を大きくなるように設定するこ
とも可能である。
更に、いかなるロール径によっても(即ち、いかなる位
置にガイドシャフト23があっても)、すべりクラッチ
、ネゲータスプリング等の定トルク機構を用いて回転ト
ルクTを一定にすることも可能である。
前記の如くしてカールを矯正したシート材5に画像を記
録した後はカッター7で力・ノドし、FJ1出ローラ8
で排出する。
一方、装置内にあるシート材5はその先端をカッター7
位置から記録手段6までの距W1j2だけ逆送する。こ
れは次の記録の際にシート先端に空白部分を生じさ廿な
いためである。そのためモーター20を所定量逆転駆動
すると、その駆動力はプラテンローラ6aのみならず前
述したようにバネクラッチ29がロック状態となってク
ランク30にも伝達され、アーム26を矢印す方向へ回
転させる力が作用する。
このとき前記アーム26には第1図に示すように、引張
バネ32により前記回転を妨げる方向に引張力が作用し
ている。このため本実施例に於けるモーター20は前記
の如く逆転駆動する際の駆動力を、引張バネ32の引張
力によるアーム回転力よりも大きく設定しである。
従って、前記の如くシート材5を逆送するためにモータ
ー20を逆転駆動すると、その駆動力によりアーム26
が矢印す方向へ回転してシート材5から刈隔し、第5図
の二点鎖線に示す初期位置に戻る。尚、ここで初期位置
とはガイドシャフト23がロールホルダー4の開口部を
塞がない位置であって、蓋体2を開くときにガイドシャ
フト23がデカールシャフト22を干渉しない場所にあ
る位置をいう。この状態にあってはガイドシャフト23
がシート材5から離隔しているために、記録待機状態が
長く続いてもシート材5に逆方向のカールが付与される
こ・とはない。
尚、シート材5を距離lだけ逆送するためにモーター2
0を逆転駆動したときにアーム26が回転するM(戻り
角α)は、第5図(a)に示すようにアーム26がスト
ッパー36に当接している位置から初期位置まで回転す
る角度に設定している。
即ち、シート材5を長さlだけ巻き戻す際のモーター2
0の回転量と、アーム26を矢印す方向へ角度αだけ回
転させる際のモーター20の回転量とが同一になるよう
に、プラテンローラ6aとカッター7との距離l、プラ
テンローラ6aと軸25の回転比、ストッパー36の位
置等を設定している。
次に前記モーター20を正転駆動する場合と、逆転駆動
する場合とで、各部材を動作させるのに必要なモーター
駆動力について説明する。
モーター20を正転駆動する場合(シート材5を記録方
向へ搬送する場合)のモーター出力をPlとしたと、こ
の場合はバネクラ・ンチ29がフリー状態になるために
、前記出力P+はプラテンローラ6aを回転させるのに
必要な駆動力で良い。
一方、モーター20を逆転駆動する場合(シート材5を
巻き戻す方向へ搬送する場合)のモーター出力をP2と
したと、この場合はバネクラッチ29がロック状態とな
るために、前記出力Ptはプラテンローラ6aを回転さ
せるのに必要な駆動力と、前記引張バネ32に抗してア
ーム26を回転させるのに必要な駆動力を要し、正転駆
動する場合よりも大きな駆動力(P+<Pg)が必要と
なる。
そのためモーター20の定格出力を前記P2に設定する
と、モーター20を正転駆動してシート材5を記録方向
へ搬送したときに、モーター20の余剰出力(p、−p
+)が原因となって振動が発生し、送りムラや騒音等が
生ずることがある。
そのため本実施例ではモーター20を正転駆動するとき
の出力を前記P1に設定し、逆転駆動するときは正転駆
動時よりも大きな出力P2となるように駆動する。これ
は正転時に対して逆転時に於けるモーター20の駆動電
流を大きくし、或いは回転数を低くする等の公知の方法
により容易になし得る。
前記の如く逆転駆動時に駆動電流を大きくし、或いは回
転数を低く設定しても、シート材5の記録時搬送量(例
えばA4サイズにあっては210m5)に対して巻き戻
しitl例えば20nm程度)の方が充分小さいために
、逆転駆動時に於けるモーター20の温度上昇、或いは
シート材5の逆送時間の遅延の影響は極めて小さい。
また前記モーター20の駆動により駆動するアーム2G
の回動速度は、プラテンローラ6aの回転周速度(シー
ト材5の搬送速度)と同一、或いは若干速くなるように
ギヤ比等を設定することが好ましい。即ち、前記の如く
構成することによりシート材5を逆送する際にガイドシ
ャフト23が速やかに初期位置へ退避するようになる。
尚、前記モーター20はシート材5を所定”Ji N 
Oき戻した後に停止状態となるが、このときアーム26
は引張バネ32により引っ張られた状態にある。
この引張力は第1図に示すように、クランク30を矢印
a方向へ同転させようとしたために、ハネクラッチ30
がロック状態となってクラッチギヤ28を矢印a方向へ
付勢する力となり、これはギヤ21a〜21dを介して
モーター20を回転させる回転トルクとして作用する。
例えば前記クランク30を矢印a方向へ回転させる回動
トルクがT、 (例えば約1kgcm)である場合、モ
ーター20とクラッチギヤ28の回転数比を10:1と
したと、前記回動力によりモーター20に伝達される回
転トルクTtはT+/ 10 (0,1kgcI11)
となる。
そこで本実施例ではモーター20が停止した状態でアー
ム26が回動しないようにするために、モーター20の
自己保持トルク(永久磁石よりなる回転子に外部からト
ルクが加わった場合に、前記磁力等により回転子が静止
しようとしたトルク)を前記モーター20に伝達される
回転トルクTzよりも大きく(例えば0.2kgcm)
設定している。
これにより本実施例の記録装置にあっては記録待機状態
ではアーム26は第5図(a)及び第6図(a)の二点
鎖線の初期位置に保持される。
従って、ロール5aを交換する場合等、蓋体2を開くと
きにガイドシャフト23がデカールシャフト22と干渉
することがなく、蓋体2をスムーズに開放することが出
来る。
本実施例の装置にあっては前述した如く構成しであるた
めに、カールの強さに応じたカール矯正が出来ると共に
、記録時にモーター20にかかる負荷はプラテンローラ
6aを回転させる負荷のみであるためにシート搬送が正
確に行われ、更にはロール5aの交換等も容易になし得
るものである。
〈他の実施例〉 前述した実施例ではデカールシャフト22に対してガイ
ドシャフト23を移動可能にした例を示したが、ガイド
シャフト23に対してデカールシャフト22を移動可能
に構成することも可能であり、この場合にもデカールシ
ャフト22の移動手段に対して前記実施例と同様なJi
威を適用することが可能である。更にはデカールシャフ
ト22とガイドシャフト23の双方を移動可能に構成し
ても良い。
また前記実施例ではガイドシャフト23をアーム26に
取り付け、このアーム26を回動させることで移動する
ように構成したが、前記移動手段はこれに限定する必要
はなく、例えば他の構成としてガイドシャフト23或い
はデカールシャフト22をランク或いはレールに沿って
平行移動するように構成しても良く、カム等で押し上げ
ることによって移動させるようにしても良い。
また上記円柱状のデカールシャフト22.ガイドシャフ
ト23に代えて、各シャフトの曲率半径と同し曲率半径
を有する曲面をもった板金等の板状部材を用いることも
出来る。
またモーターの駆動力を前記デカールシャフト22或い
はガイドシャフト23に選択的に伝達するものとして、
前記実施例ではバネクラッチ30を使用したが、これに
限定しなくても例えばローラタイプのニードルクラッチ
等を用いるようにしても良い。
また前記実施例ではガイドシャフト23を移動させるた
めの駆動源としてプラテンローラ6aを駆動するモータ
ー20を用いたが、これらは別々のモーターで駆動する
ようにしても良いことは当然である。更に前記駆動源は
モーターに限定する必要はなく、例えばプランジャ等を
用いるようにしても良い。
更にデカールシャフト22或いはガイドシャフト23を
デカール効果が高くなる方向へ付勢する付勢手段として
前述した実施例では引張バネを使用したが、本発明はこ
れに限定する必要はなく、例えハ捩しりコイルバネ、圧
縮バネ、ゼンマイ等のバネ類以外にもエアシリンダーや
オイルシリンダー等のシリンダー類、或いはマグネット
を用いても良い。
更に前述した記録系は感熱シート材を用いる感熱記録装
置を例にとって説明したが、本発明はインクシートのイ
ンクを普通紙に転写する熱転写記録装置にも同様に適用
することが出来るものである。
〈発明の効果〉 本発明は前述した如く、シート材に作用するテンション
と、ガイド部材或いはデカール部材に付与される移動力
との相互作用によってガイド部材或いはデカール部材を
移動可能に構成したために、ロールシートのカールの度
合いに応じてカール矯正を行うことが出来る。
また、シート材のロール径に応じて移動手段に移動トル
クを付与するため、記録待機状態に移行する際の移動ト
ルクを小さくすることで、モータ等の駆動源の負荷を低
減してvt置全全体小型化することが出来る。
更に、前記デカール部材酸いはガイド部材を付勢手段に
よって付勢するようにしたために、シート搬送手段の駆
動源に不必要な負荷をかけることを防止出来、シート搬
送精度を向上させることが出来ると共に、駆動源を小型
化してコストダウンを図ることが出来る等の特徴を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明をファクシミリ装置の記録系に適用した
第一実施例の斜視説明図、第2図はファクシミリ装置の
全体断面説明図、第3図は移動手段の断面説明図、第4
図(a) (b)はシート材のカールの説明図、第5図
(a)(b)は大径シートロールを装填して記録を行う
状態説明図、第6図(a)(b)は小径シートロールに
より記録を行う状態説明図、第7図はロール径とカール
の度合いを示す説明図、第8図はガイド部材の回転角θ
と回転トルクTとの関係を示す断面説明図、第9図(a
)(b)(C)はその構成を示す説明図、第1O図は上
記回転角θと回転トルクTとの関係を示すグラフ、第1
1図及び第12図は従来技術の説明図である。 Aはデカール機構、Bは記録系、Cは原稿読み取り系、
1は装置本体、2は蓋体、3は軸、4はロールホルダー
、5はシート材、5aはシートロール、5bは巻芯、6
は記録手段、6aはプラテンローラ、6bは記録ヘッド
、6b+は発熱素子、6cは軸、6dは圧縮バネ、7は
カッター、7aは固定刃、7bは駆動刃、7Cは軸、8
は排出ローラ、9はスタッカ、10は原稿載置台、11
は原稿、12aは予備搬送ローラ、12bは圧接部材、
13aは分離ローラ、13bは圧接部材、14a、14
b、15a15bは搬送ローラ、16は光源、17はミ
ラー、18はレンズ、19は光電変換素子、20はモー
ター、21a〜21dはギヤ、22はデカールシャフト
、23はガイドシャフト、24は取付部材、25は軸、
26はアーム、27は軸受、28はクラッチギヤ、28
 a + 30 aは円筒部、28bはギヤ部、29は
バネクラッチ、30はクランク、30bはクランク板、
30c、31は突起、32は引張バネ、33はストッパ
ー、34はガイドである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シート材を搬送するための搬送手段と、前記シー
    ト材の搬送をガイドするためのガイド部材と、 前記搬送されるシート材を屈曲ガイドするためのデカー
    ル部材と、 前記ガイド部材とデカール部材の少なくとも一方を移動
    させるための移動手段と、 前記シート材のロール径に応じて前記移動手段に移動ト
    ルクを付与するための付勢手段と、を有するデカール機
    構。
  2. (2)装置本体と蓋体とを開閉可能に構成し、前記蓋体
    に前記デカール部材を設け、前記装置本体にガイド部材
    を設けたことを特徴とした請求項(1)記載のデカール
    機構。
  3. (3)前記移動手段を動作させるための駆動源の自己保
    持力を、前記付勢手段による移動手段への付勢力よりも
    大きく設定したことを特徴とした請求項(1)記載のデ
    カール機構。
  4. (4)前記移動手段による移動力を前記付勢手段による
    移動手段の付勢力よりも大きく設定したことを特徴とし
    た請求項(1)記載のデカール機構。
  5. (5)前記請求項(1)記載のデカール機構と、搬送手
    段により搬送されるシート材に画像を記録するための記
    録手段と、 を有する記録装置。
  6. (6)前記記録手段よりもシート材搬送方向下流側にカ
    ッターを設けると共に、前記シート材を搬送するための
    搬送手段の駆動源と前記移動手段を動作させるための駆
    動源とを同一に構成し、 前記カッターから前記記録手段までシート材を逆送する
    のに要する駆動源の回転量と、前記移動手段を初期位置
    に戻すのに要する駆動源の回転量とを略同一に設定した
    ことを特徴とした請求項(5)記載の記録装置。
  7. (7)前記シート材を搬送するための搬送手段の駆動源
    と前記移動手段を動作させるための駆動源とを同一に構
    成し、 前記駆動源の出力を、シート材を記録方向に搬送する場
    合よりも前記記録方向と逆方向に搬送する場合を大きく
    設定したことを特徴とした請求項(5)記載の記録装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05186116A (ja) * 1992-01-08 1993-07-27 Nec Corp ロール紙のカール解消装置
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AU2012227466B2 (en) * 2011-03-15 2016-06-16 Nippon Steel & Sumikin Engineering Co., Ltd. Coal gasification method

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