JPH0361256A - デカール機構及び前記デカール機構を用いた記録装置 - Google Patents

デカール機構及び前記デカール機構を用いた記録装置

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JPH0361256A
JPH0361256A JP19263689A JP19263689A JPH0361256A JP H0361256 A JPH0361256 A JP H0361256A JP 19263689 A JP19263689 A JP 19263689A JP 19263689 A JP19263689 A JP 19263689A JP H0361256 A JPH0361256 A JP H0361256A
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/40Type of handling process
    • B65H2301/41Winding, unwinding
    • B65H2301/413Supporting web roll
    • B65H2301/4137Supporting web roll on its outer circumference

Landscapes

  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Unwinding Webs (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はロール状に巻き取られたシート材の巻きぐせを
矯正するためのデカール機構及び前記デカール機構を有
する記録装置に関する。
〈従来の技術〉 今日、ファクシミリやプリンタ等の事務機器が広く普及
しているが、これら装置の記録系には一般に長尺の記録
シートを巻芯に巻き付けたロールシートを使用している
このシート材はロール状に巻き付けられていることから
巻きぐせ(以下rカール1という)が付き易く、カール
したシート材は搬送する際にジャムを生し易くなる。こ
のため前記カールを除去或いは軽減するために前記ロー
ルシートを用いる記録装置の多くはデカール機構を設け
ている。
前記デカール機構の一例としては、例えば第8図に示す
ように構成したものがある。これは本体51と蓋体52
をピン53によって開閉可能に構成し、一方の本体51
内にロールホルダー54、プラテンローラ55、カッタ
ー56を設け、他方゛の蓋体52にデカールシャフト5
7と記録ヘンド58を設けて構成している。
前記装置にあってはシート材59をロール状に巻いたシ
ートロール59aを装填し、プラテンローラ55の回転
によってシート材59を搬送すると共に、記録ヘッド5
8で画像を形成して装置外へ排出するものであり、この
シート材59はデカールシャフト57を通過する際に、
カールと逆方向に折り曲げられるときにカールが軽減さ
れるものである。
ここで、第10図に示すように半径Rのデカールシャフ
ト57に対するシート材59の巻付中心角αが大きいほ
どカールと逆方向に折り曲げら、カール矯正効果が大き
くなる。
〈発明が解決しようとした課題〉 前記デカール機構にあっては、シート材59を使用する
にしたがってシートロール59aの径が小さくナリ、シ
ート材59のデカールシャフト57に対する巻付中心角
αがα4からα5へと徐々に小さくなる。
即ち、ロール径が小さくなってカールがきつくなり、本
来このカールを矯正するためにカール矯正効果が大きく
ならなければならないのに(巻付中心角が大きくならな
ければならないのに)、前記デカール機構ではロール径
が小さくなると巻付中心角が小さくなってシート材59
のカール除去効果が反対に小さくなってしまい、充分に
カールを除去出来ない欠点があった。
特に、近年の装置は装置全体の小型化のためシートロー
ルの巻芯の径が小さく、シート材59のカールもきつく
なっており、より強力なカール矯正効果をもつデカール
機構が求められている。
前記デカール機構でカール矯正効果を高めようとした場
合、第9図に示すようにデカールシャフト57を本体5
1の底部側に配置してシート材590デカールシヤフト
57への巻付中心角αを大きくするが、このようにする
とシートS送径路の上方、即ち本体51の上部空間60
内に他のモーター、回路基板等の部品を配置することに
なり、シート材59のセットが著しく困難になる他、シ
ート材5つのジャム処理が困難になる等の欠点が生じる
本発明の目的は従来の前記課題を解決し、効果的にカー
ルを矯正し得る上に、シート材のセットやジャム処理等
が容易に行えるデカールa構及び前記デカール機構を有
する記録装置を提供することにある。
く課題を解決するための手段〉 前記課題を解決するための本発明の代表的な手段は、シ
ート材を搬送するための搬送手段と、前記シート材の搬
送をガイドするためのガイド部材と、前記搬送されるシ
ート材を屈曲ガイドするためのデカール部材と、前記ガ
イド部材とデカール部材の少なくとも一方を移動させる
ための移動手段と、前記シート材の屈曲が大きくなる方
向に前記移動手段を付勢するための付勢手段と、前記シ
ート材のシートロール収容部と前記搬送手段が装備され
ていると共に、前記ガイド部材或いは前記デカール部材
が装備された装置本体とを有し、かつ前記ガイド部材或
いは前記デカール部材を、前記シートロール収容部と前
記搬送手段との間であって前記装置本体上方の蓋体寄り
に位置するように配置してデカール機構を構成したこと
を特徴としてなる。
〈作用〉 前記手段にあっては、シート材を搬送するときに、移動
手段はシート材にかかるテンションと、付勢手段による
付勢力とが釣り合った状態で停止する。従って、前記テ
ンションが大きいときは前記移動手段に対する付勢力の
影響は小さく、該移動手段の動作量が小さくなるために
シート材の屈曲量は小さくなる。一方、前記テンション
が小さいときは前記と逆に移動手段の移動量が大きくな
ってシート材の屈曲量が大きくなる。これによりカール
強さに応じたカール矯正が行われる。
ここで、ガイド部材或いはデカール部材が、シートロー
ル収容部と搬送手段との間であって前記装置本体上方の
蓋体寄りに位置しているため、シート搬送経路が装置本
体の底部側に入り込まず、シート材の装填が容易で、ま
たジャム処理等も容易となる。
また前記移動手段の付勢は付勢手段によって行われるた
めに、搬送手段には前記移動手段を動作させるための負
荷がかからない。
また前記ガイド部材とデカール部材とを装置本体と蓋体
とに分けて設けることにより、蓋体を開放するとガイド
部材とデカール部材とが大きく離隔し、シート材の装填
を更に容易になし得るようになる。
また移動手段の移動力を付勢手段の移動手段に対する付
勢力よりも大きくすることにより、前記付勢手段の付勢
に抗してシート材が屈曲しない方向に移動手段を動作さ
せることが出来、搬送待機状態に於いてシート材を必要
以上にデカールしないようにすることが出来る。
また移動手段の駆動源の自己保持力をある程度大きくす
ることでガイド部材とデカール部材との関係を適切に保
持することが出来る。
また前記デカール機構を設けて記録装置を構成し、搬送
手段と移動手段を同一の駆動源で動作させるようにする
と共に、カッターから記録手段までシート材を逆送する
よう前記駆動源を駆動したときに、移動手段が初期位置
に戻るようにすることで、記録待機状態には移動手段が
常に初期位置に位置するようになる。
更に前記駆動源の出力を、シート材を記録方向に搬送す
る場合よりも前記記録方向と逆方向に搬送する場合を大
きく設定することにより、シート材を安定して搬送する
ことが可能となるものである。
〈実施例〉 次に前記手段をファクシミリ装置に適用した一実施例を
例示して説明する。
〔第一実施例〕
第1図はファクシミリ装置の記録系の斜視説明図、第2
図はファクシミリ装置全体の断面説明図である。
このファクシミリ装置は第2図に示すようにデカール機
構Aを有する記録系Bと、原稿読み取り系Cとから構成
されている。
先ず第2図を参照して全体構成を概略説明すると、記録
系Bは装置本体1に上蓋としての蓋体2が軸3によって
開閉可能に構成されており、前記蓋体2は図示しないク
リック機構によって装置本体1に係止し得る如く構成さ
れている。また記録系装置本体lの奥側所定位置にはロ
ールホルダー4が設けられており、該ホルダー4にロー
ル状に巻きとられた感熱シート材5のロール5aが装填
されている。このシート材5は搬送手段を構成するプラ
テンローラ6aの回転によって搬送され、このとき7−
゛カール機構式を通過する際にシート材5はカール方向
と逆方向に折り曲げられることによりカールが矯正され
る。
前記カールが矯正されたシート材5は記録手段6に於い
て所定画像が形成され、記録後のシート材5はカッター
7によってカントされて排出口う8により排出スタ・ツ
カ9へ排出される如く構成されている。
原稿読み取り系Cは前記蓋体2の上面に形成された原稿
R置台lOに複数枚の原稿11をセントし。
読み取り操作をすると前記セントした複数枚の原稿11
のうち、下か・)数枚の原稿11が予備搬送ローe12
a及びこれと圧接する圧接部材12bで搬送され、分離
ローラ13aとこれに圧接する圧接部材13bとによっ
て一枚ずつ分離供給される如く構成されている。更に分
離された原稿11は搬送ローラ対14a、14b及び1
5a、15bによって搬送される間に光源16で光照射
され、その反射光がa−、−17及びレンズ18を介し
r C,CD等の光電変換素子19に至って電気信号に
変換され、この信号がコピーモー・ドの場合は自己の記
録系Bに伝達され、ファクシミリモードの場合は他機の
記録系に伝達される如く構成されている。尚、原稿読み
取り系Cの下方位置には@、源部りが装備されている。
次に前記ファクシ主り装置に於けるデカール機構Aを存
する記録系Bの各部の構成について詳細に説明する。
「1−ルホルダー4は、上部が開放された形状に形成さ
れ、これが記録系装置本体lの奥側に配置されCト・る
。このロールホルダー4にはシートロー・し5aが装填
され、このロール5aの外周面とホルダー4の内面とが
接触することで、摩擦抵抗を生ずる。即ち、シート材5
が引き出されるときにロール5aの径が大きく、重量が
重いときは大きな摩擦抵抗を生じ、シート材5が引き出
されて11−ル5aの重量が減少するにつれて前記摩擦
抵抗も減少する。この摩擦抵抗はシート材5が引き出さ
れるときの該シート材5にテンションを付与する作用を
もつものであり、摩擦抵抗の大小に比例して引き出され
るシート材5にかがるテンショミ・も変化′j′る。
前記シート材5う、−所定画像を記録するための記録手
段6の構成は °うナンローラ61と記録へ・トロI3
とからな71.、プラテンローラ65.jは硬質ゴノ、
等の摩擦係数(゛)高い部材をローラ状に形成と。
たものを装置本体17二回動可能に取り付けたものであ
り、これを駆動源(pなるモーター20で駆動するよつ
に構成している。!i]ち、第1図に示すよ−)に、モ
ーター20の回転力がモーター軸に固着したギヤ21.
】かツ・中間ギ121bを介しζプラテンローラ6aの
ロール軸に固着したギヤ21cに伝達され、プラナ〉′
ローラ6aが回転する。このプラテン口〜う6aの回転
によってシート材5が搬送され、前記プラテンローラ6
aはシート材5の搬送手段も兼ねている。
記録ヘッド6bは両信号に応じて前記シート材5を加熱
することにより、該シート材5に画像を形成するもので
あり、シート材5を介してプラテンローラ6aを押圧す
る如く横取されている。具体的には軸6c(第2図参照
)により蓋体2に回動jI′J能に取り付けられ、この
蓋体2を閉したときj、こ圧縮バネ6dによってプラテ
ンローラ6aを押D−4する如く構成されている。従っ
て、プラテンロー ’7 G 3と記録ヘッド6b間に
シート材5を挿通;7た状態でプラテンローラ6aが回
転すると、シート材5が搬送されるものである。
t′!、施例に於ける記録ヘッド6bはシート材5と接
触する面に、通電により発熱する多数の発熱素子6b、
をシート材5の幅方向に配列した、所謂うイン型のサー
マルヘッドを使用しており、前記発熱素子6I]lへ両
信号に応した通電を行うことによりシート材5を選択的
に加熱し、感熱シート材5を発色させて記録を行うもの
である。
次にカッター7は本実施例では固定刃7aと駆動刃7b
とからなる回転式カッターを使用している。具体的には
固定刃7aは装置本体1に固定されでおり、駆動刃7b
は軸7cを中心として回動可能に取り付けられ、前記駆
動刃7bが駆動手段に上、て回動すると固定刃7aと擦
り合ってシート材5をカットするものである(第2図参
照)。
尚、前記駆動刃7bはプラテンローラ6aを駆動するモ
ーター20で駆動するように構成しても良く、他の独立
したモーターで駆動するようにしても良い。
前記カッター7でカットされたシート材5は図示しない
駆動手段によって駆動する排出ローラ8でスタッカ9に
排出されるが、前記記録に用いられるシート材5は巻芯
5bに巻き付けられているために、シートロール5aか
ら引き出された状態ではカールが生している。
前記カールはロール5aの径によって異なる。
例えばロール径が大きいときに発生するカールは第4図
(a)に示すカール高さhが小さく、ロール径が小さく
なると前記カール高さhは大きくなり、更には第4図(
b)に示すように丸まってしまう。
本実施例の装置にあっては前記カールはシート材5がデ
カール機構Aを通過する際に矯正される。
即ち、デカール部材となるデカールシャフト22に対し
てガイド部材となるガイドシャフト23の位置が移動可
能に構成され、シート材5が前記両シャフト22.23
でガイドされる際にカール方向と逆方向に折り曲げられ
ることによりカール矯正されるものである。
またガイドシャフト23は後述する付勢手段によりシー
ト材5に付勢され、第5図(a)に示す如き大径ロール
5aを装填した場合と、第6図(b)に示す如き小径ロ
ール5aを装填した場合とでデカール効果が異なるよう
になっている。
ここで前記デカール機構への構成について具体的に説明
する。
デカールC・ヤフト22は第】図に示す如く蓋体2に固
着した一対の取付部材24 、24に回動自在に取り付
けられている。前記取付部材24.24は蓋板2裏面に
対して起立していて、その間隔はシート材5の幅よりも
大きく、後述するガイドシャフト23の両端を支持する
アームの間隔よりも小さく形成されている。
このデカールシャフト22は例えば直径約4 +n+e
の金属シャフトにより形成され、第5図(a)及び第6
図(b)に示すように、蓋体2を閉じたときの装置本体
1に対する位置が常に一定であり、このときの位置がロ
ールホルダー4とプラテンローラ6aとの間であって、
且つシート材5のプラテンロ一−ラ6aへの導入角度が
あまり大きくならない位置(空間E4)に配設されてい
る。
また前記デカールシャフト22と対向した装置本体1に
はロール5aから引き出された・シート材5をプラテン
ローラ6aまでガイドするためのガイド36が設けられ
ている。このガイド4aの一力端はプラテンローラ6a
の近傍まで延長さねでおり、他方端はロールホルダー4
と一体となるように構成されている。
一方、ガイドシャフト23は移動手段により前記デカー
ルシャフト22の近傍において移動可能に構成されてい
る。このガイドシャフト23は例えば直径約4Mの金属
シャフトにより形成されている。
また、移動手段の構成は第1図に示すように、装置本体
lに取り付けられた軸25に2個のアーム26が固着さ
れ、両アーム26の先端にガイドシャフト23が回動自
在に取り付けられ、軸25が回動するとアーム26が一
体的に回動し、これによってデカールシャフト22に対
するガイドシャフト23が移動可能となっている。また
ガイドシャフト23の移動範囲は後述するストッパー3
3等によってロールホルダー4とプラテンローラ6 a
との間であって蓋体2近傍位置(空間84内)、即ちシ
ートロール5aが最大径にあるときの上端高さ位置gよ
りも下方で、また最大径にあるときのシートロール5a
の中心5a′とプラテンローラ6aの中心6a’ とを
結んだ線りよりも];方に設定されている(第5図(a
)の二点鎖線参照)。
前記軸25は装置本体lに軸受27を介して回動可能に
取り付けられ、一方の軸端にはクラッチギヤ28、バネ
クラッチ29及びクランク30が取り付けられ、軸25
に一方向の回転力が伝達される如く構成されている。
ここで前記クラッチギヤ28は第3図に示すように円筒
部28aとギヤ部28bとからなり、前記軸25を挿通
する孔の内径は軸25の外径よりも若干大きく形成され
、軸25に対して回動可能に取付けられている。
また、前記クランク30は軸25に嵌合した円筒部30
aとクランクアーム部30bとからなり、図示しない回
止めピンによって軸25と一体となって同一方向に回転
するようになっている。
また、前記ハネクラッチ29はバネ用鋼線、ハネ用鋼帯
或いはプラスチック線卑をコイル状に巻き回してなり、
前記クラッチギヤ28及びクランク30の両回筒部28
a、30aの外周にわたって巻き付けられていて、その
一端はクランク30に係止している。
前記ハネクラッチ29はクラッチギヤ28の回転力をク
ランク30を介して軸25(アーム26、ガイドシャフ
ト23)に選択的に伝達するものである。即ち、クラッ
チギヤ28が第1図の矢印a方向に回転するときは、バ
ネクラッチ29が緩んでフリー状態となり、クランク3
0には回転力が伝達されない。一方、クラッチギヤ28
が前記と逆の矢印−a方向(以下マイナス記号は矢印の
逆方向を示す)に回転したときは、ハネクラッチ29が
円筒部28a、30aを締め付けてロック状態となり、
クランク30を介して軸25に回転力が伝達され、ガイ
ドシャフト23を矢印す方向へ移動させる回転力が伝達
されるものである。
前記クラッチギヤ28を回転させるための駆動源は前記
プラテンローラ6aを回転させる駆動源と同一であり、
モーター20によって駆動する。即ら、第1図に示すよ
うにモーター20の駆動力は前述した如くギヤ21a〜
21cを介してプラテンローラ6aに伝達されるが、プ
ラテンローラ軸に取り付けられたギヤ21cは中間ギヤ
21dを介してクラッチギヤ28のギヤ部28bと噛合
している。
従って、第1図に示すようにモーター20が矢印C方向
に正回転するとプラテンローラ6aは矢印d方向へ回転
し、クラッチギヤ28は矢印a方向へ回転する。即ち、
プラテンローラ6aがシート材5を矢印e方向へ引き出
す方向へ回転するときは、バネクラッチ29はフリー状
態となる。
またモーター20が前記と逆の矢印−〇方向へ逆回転す
ると、プラテンローラ6aはシート材5を逆送する方向
へ回転し、このときクラッチギヤ28が矢印−a方向に
回転してバネクラッチ29がロック状態となり、ガイド
シャフト23を第1図の矢印す方向へ回転させる回転力
を伝達する。
また、前記クランク30にはガイドシャフト23がシー
ト材5のテンションと釣り合うように前記移動手段を付
勢する付勢手段である引張バネ31が取付けられている
。即ちクランクアーム部30bの外側面の一端には突起
30cが突設されており、装置本体1に突設した突起3
2との間に引張バネ31が緊張状態(張力をもった状態
)で架設されており、該引張バネ31の引張力によって
前記クランク30には常に矢印a方向の回転トルクが付
与されている。
前記軸25はクランク30を介して伝達される引張バネ
31の引張力によって第1図に示す矢印f方向(ガイド
シャフト23によるデカール効果が大きくなる方向)へ
常に付勢されている。
また装置本体1の所定位置には前記アーム26の第1図
に示す矢印−す方向の回転を制限するストッパー33と
矢印す方向の回転を制限するストッパー(図示せず)が
設けられていて、前記ガイドシャフト23が前述の移動
範囲にから外れないようにしている。
即ち、一方のストッパー33はアーム26が第1図の矢
印−す方向へ回転したときに当接するものであり、アー
ム26の回転量を制限し、デカールシャフト22に対す
るシート材5の巻付量の最大値を設定し、また前記ガイ
ドシャフト23の上限移動位置(第5図(a)に示す符
号23a位置)を規制するものである。また、他方の図
示しないストッパーはアーム26が第1図に示す矢印す
方向へ回転したとき前記クラッチバネ29の他端に当接
するものであり、該クラッチバネ29を緩めてクチフチ
ギヤ2日からアーム26に回転力が伝わらないようにし
て、アーム26の回転を停止し前記ガイドシャフト23
の下限移動位置(第5図(a)、第6図(a)に示す符
号23b位置)を規制するものである。
尚、蓋板2の自由端側には第5図(a)、第6図(a)
に示すように係止爪34が設けられ、また装置本体1の
排出ローラ8付近には該係止爪34が係脱自在に係止す
る係止ピン35が設けられている。
次に前記の如く構成されたデカール機構Aを有する記録
系Bを用いて記録を行う場合の動作を、第5図(a)、
(b)に示す如きロール径が大きい場合と第6図(a)
、(b)に示す如きロール径が小さい場合のカール矯正
作用を中心に説明する。
先ず蓋体2を開放してシートロール5aをロールホルダ
ー4に装填し、そのシート先端をプラテンローラ6aま
で引き出してセットする。このとき第2図に示すように
デカールシャフト22は蓋体2に取り付けられ、ガイド
シャフト23は装置本体1に取り付けられているために
、蓋体2を開くと両シャフト22.23は大きく離れシ
ート材5のセットが容易になし得る。
次に蓋体2を閉した状態で記録開始信号を入力すると、
モーター20が正転してプラテンローラ6aが矢印d方
向へ回転し、シート材5が矢印e方向へ搬送される。こ
の搬送に同期して記録ヘッド6bの発熱素子6b、が選
択的に発熱してシート材5に所定記録が行われる。そし
て前記シート材5が搬送される際にデカール機構Aが動
作してシート材5のカールが矯正される。
即ち、モーター20の正転駆動力はクラッチギヤ29に
も伝達されるが、前述したようにバネクラッチ29がフ
リー状態となってクラッチギヤ28はクランク30に対
して空回りしている。
一方、軸25には第1図に示すように引張バネ31の引
張力により矢印f方向の付勢力が作用しているために、
アーム26が矢印−す方向に回転してガイドシャフト2
3が移動し、シート材5のテンションと釣り合った位置
で停止する。
これによりシート材5の搬送経路はシートロール5aか
らガイドシャフト23に対してカール方向に巻き付き、
次にデカールシャフト22で屈曲して該シャフト22に
対してカールと逆方向に巻き付く。
このデカールシャフト22に対する巻き付きによりシー
ト材5のカールが矯正されるものである。
ここで前記搬送されるシート材5にかかるテンションは
ロールホルダー4と、このホルダー4に装填されたロー
ル5aとの接触摩擦が作用する。
即ち、第5図(a)に示すように、ロール5aの重量を
61とし、このときシート材5に作用するテンションを
F、としたと、ガイドシャフト23の前後ではシート材
5に沿ってテンションF、が作用する。またガイドシャ
フト23が矢印−b方向に移動することでシャフト23
に対するシート材5の巻付量が増大し、これに伴って前
記テンションF+に対するアーム26の回動力(引張バ
ネ31の引張力による軸25の回動トルク)に対する抗
力が増大する。そして前記テンションF1とアーム26
の回動力とが釣り合った位置でアーム26が停止する。
第5図(a)に示すように、ロール径が大きいときはシ
ート材5に対するテンションF、とアーム26の回動力
とが釣り合ったときのシート材5がデカールシャフト2
2に巻き付く巻付中心角は同図0))に示すようにG1
となり、その後プラテンローラ6aに導かれる。
一方、第6図(a)に示すようにロール5aの径が小さ
くなるとロール重量G2も小さくなり(Gオ〈G1)、
シート材5に作用するテンションF2も小さくなる(F
g<F+)−このためアーム26はロール径が大きい場
合よりも更に矢印−す方向へ回転する。
そしてアーム26の回動力と前記抗力が釣り合った場合
にはアーム26はその位置で停止するが、該アーム26
の回動量の方が大きい場合にはストッパー36に当接し
た位置で停止する。このときシート材5がデカールシャ
フト22に巻き付く巻付中心角は同図色)に示すように
G2となり、前記ロール径が大きい場合の巻付中心角α
、よりも大きくなる。
従って、ロール5aの径が大きい場合にはデカールシャ
フト22へのシート材巻付量は小さく、ロール径が小さ
くなってカールが強くなるに従って前記巻付量が大きく
なる。そして前記巻付量が大きくなるほどシート材5は
カールと逆方向へ折り曲げられるためにカール矯正効果
が高まる。即ち、カールが強くなるロール径が小さくな
るに従ってカール矯正効果が大きくなるものである。
ここで、最適なカール矯正効果を得るには、シートロー
ル5aの径に応じて最適な巻付中心角が生じるように前
記引張バネ31の引張力を設定すればよい0例えば幅2
10mm (A 4サイズ)、長さ100m、J!Xさ
65μmの感熱記録紙を1インチ(25,4+u+)の
巻芯5bに巻き付けたシートロール5aを用いた場合、
実験によれば第5図(a)に示すようにシート材5を使
用し始めてまだロール径が大きいときには巻付中心角α
1が60°〜90”程度で、シート材5の使用が進んで
第6図(a)に示すようにロール径が小さくなったとき
には巻付中心角α2が150°〜180°程度になるよ
うに引張バネ31の引張力を設定することが好ましい。
このように前記デカール機構Aはシート材5に作用する
テンションとアーム26の回動力との釣り合いによりカ
ールの強さに応してカール矯正効果が変わり、カールを
適切に矯正するものである。
また円筒状のシートロール5aを筏状の装置本体1に収
納することにより生じるデッドスペースの一つ、即ちシ
ートロール5aの四隅の空1’t?lEE□Es、Ea
のうちプラテンローラ6aとの間の空間E4を利用して
前記デカール機構Aを設けて、該空間E4内にガイドシ
ャフト23の移動範囲を設定したので、装置本体1内の
空間利用率が向上し、装置の小型化が容易に出来るもの
である。
そして、ガイドシャフト23の上限移動位置(第5図(
a)の符号23a参照)を装置本体lの上方位置に設定
しており、このためデカールシャフト22、プラテンロ
ーラ6aも装置本体1の上方に配置することが出来、シ
ート搬送路上には記録ヘッド6bと蓋体2があるだけで
、蓋体2の開放時にシート搬送路上a置本体1上方で露
出し、シート材5の装填及びシート材5のジャム処理が
容易である他に、蓋体2には記録ヘッド6aがあるだけ
で、蓋体2の構造を簡素化、軽量化することができ、蓋
体2の開閉操作が容易となるものである。またガイドシ
ャフト23の上限移動位置は、シートロール5aの最大
径の上端高さ位置gよりも低い位置であるため、装置本
体1の高さを該上端高さ位置gに合わせて設定すればよ
く、ガイドシャフト23によって装置本体1の高さが増
すような事態が生しないものである。
またガイドシャフト23の下限移動位置(第5図(a)
の符号23b参照)は、最大径にあるときのシートロー
ル5aの中心5a’ とプラテンローラ6aの中心6a
′とを結んだ線りよりも上方に設定されているため、装
置本体lの鎖線りよりも下方の空間Fを他の部品の配置
スペース、例えばモーター20やセンサ、回路基板等の
配置スペースとして利用することが出来るものである。
また前記アーム26の付勢は引張バネ31によって行わ
れ、モーター20のC方向への回転力はプラテンローラ
6aには伝達されるがアーム26には伝達されない。従
って、記録時にモーター20にはアーム26を移動させ
るための負荷がかからないことから、搬送精度が高まり
高画質の記録を行うことが出来るものである。
前記の如くしてカールを矯正したシート材5に画像を記
録した後はカッター7でカットし、排出ローラ8で排出
する。
一方、装置本体1内にあるシート材5はその先端をカッ
ター7位置から記録手段6までの距離2(第6図(a)
参照)だけ逆送する。これは次の記録の際にシート先端
に空白部分を生しさせないためである。そのためモータ
ー20を所定量逆転駆動すると、その駆動力はプラテン
ローラ6aのみならず前述したようにバネクラッチ2つ
がロック状態となってクランク30にも伝達され、アー
ム26を矢印す方向へ回転させる力が作用する。
このとき前記アーム26には第1図に示すように、引張
バネ31により前記回転を妨げる方向に引張力が作用し
ている。このため本実施例に於けるモーター20は前記
の如く逆転駆動する際の駆動力を、引張バネ31の引張
力によるアーム26の回転力よりも大きく設定しである
従って、前記の如くシート材5を逆送するためにモータ
ー20を逆転駆動すると、その駆動力によりアーム26
が矢印す方向へ回転してシート材5から離隔し、第5図
(a)の二点鎖線に示す初期位置(ガイドシャフト23
の下限移動位置)に戻る。尚、ここで初期位置とはガイ
ドシャフト23がロールホルダー4の開口部を塞がない
位置であって、蓋体2を開くときにガイドシャフト23
がデカールンヤフト22を干渉しない場所にある位置を
いう。この状態にあってはガイドシャフト23がシート
材5から離隔しているために、記録待機状態が長く続い
てもシート材5に逆方向のカールが付与されることはな
い。
尚、シート材5を距離lだけ逆送するためにモーター2
0を逆転駆動したときにアーム26が回転する量は、第
5図(a)に示すようにガイドシャフト23の下限移動
位置(同図の符号23b参照)から上限移動位置(同図
の符号23a参照)まで回転する角度に設定している。
即ち、シート材5を長さlだけ巻き戻す際のモーター2
0の回転量と、アーム26を矢印す方向へ回転させる際
のモーター20の回転量とが同一になるように、プラテ
ンローラ6aとカッター7との距離l、プラテンローラ
6aと軸25の回転比、ストッパー33の位置等を設定
している。
次に前記モーター20を正転駆動する場合と、逆転駆動
する場合とで、各部材を動作させるのに必要なモーター
駆動力について説明する。
モーター20を正転駆動する場合(シート材5を記録方
向へ搬送する場合)のモーター出力をPlとしたと、こ
の場合はバネクラッチ29がフリー状態になるために、
前記出力P+はプラテンローラ6aを回転させるのに必
要な駆動力で良い。
一方、モーター20を逆転駆動する場合(シート材5を
巻き戻す方向へ搬送する場合)のモーター出力をPiと
したと、この場合はバネクラッチ29がロック状態とな
るために、前記出力P2はプラテンローラ6aを回転さ
せるのに必要な駆動力と、前記引張バネ31に抗してア
ーム26を回転させるのに必要な駆動力を要し、正転駆
動する場合よりも大きな駆動力(P+<Pi)が必要と
なる。
そのためモーター20の定格出力を前記P2に設定する
と、モーター20を正転駆動してシート材5を記録方向
へ搬送したときに、モーター2oの余剰出力(Pl  
PI)が原因となって振動が発生し、送りムラや騒音等
が生ずることがある。
そのため本実施例ではモーター20を正転駆動するとき
の出力を前記P、に設定し、逆転駆動するときは正転駆
動時よりも大きな出力P2となるように駆動する。これ
は正転時に対して逆転時に於けるモーター20の駆動1
1流を大きくし、或いは回転数を低くする等の公知の方
法により容易になし得る。
前記の如く逆転駆動時に駆動電流を大きくし、或いは回
転数を低く設定しても、シート材5の記録時搬送!(例
えばA4サイズにあっては210IIII11)に対し
て巻き戻しNl(例えば201程度)の方が充分小さい
ために、逆転駆動時に於けるモーター20の温度上昇、
或いはシート材5の逆送時間の遅延の影響は極めて小さ
い。
また前記モーター20の駆動により駆動するアーム26
の回動速度は、プラテンローラ6aの回転周速度(シー
ト材5の搬送速度)と同一、或いは若干速くなるように
ギヤ比等を設定することが好ましい、即ち、前記の如く
構成することによりシート材5を逆送する際にガイドシ
ャフト23が速やかに下限移動位置へ退避するようにな
る。
尚、前記モーター20はシート材5を廟定量l@き戻し
た後に停止状態となるが、このときアーム26は引張バ
ネ31により引っ張られた状態にある。
この引張力は第1図に示すように、軸25を矢印r方向
へ回転させようとしたために、バネクラッチ29がロッ
ク状態となってクラッチギヤ28を矢印a方向へ付勢す
る力となり、これはギヤ21a〜21dを介してモータ
ー20を回転させる回転トルクとして作用する。
例えば前記軸25を矢印f方向へ回転させる回動トルク
がTI(例えば約1kgcm)である場合、モーター2
0とクラッチギヤ28の回転数比を10:lとしたと、
前記回動力によりモーター20に伝達される回転トルク
T2はit/ to (0,1kgcm)となる。
そこで本実施例ではモーター20が停止した状態でアー
ム26が回動しないようにするために、モーター20の
自己保持トルク(永久磁石よりなる回転子に外部からト
ルクが加わった場合に、前記磁力等により回転子が静止
しようとしたトルク)を前記モーター20に伝達される
回転トルクT2よりも大きく(例えば0.2kgcm)
設定している。
これにより本実施例の記録装置にあっては記録待機状態
ではアーム26は第5図(a)及び第6図(a)に示す
二点鎖線の初期位置に保持される。
従って、ロール5aを交換する場合等、蓋体2を開くと
きにガイドシャフト23がデカールシャフト22と干渉
することがなく、蓋体2をスムーズに開放することが出
来る。
〔第二実施例〕
前述した第一実施例ではデカールシャフト22に対して
ガイドシャフト23を移動可能にした例を示したが、第
二実施例としてデカールシャフト22を移動可能に構成
した一実施例を第7図に示す。
尚、第一実施例と同一部分及び同一機能を有する部分は
同一符号を付すことにより説明を省略する。
第7図に於いて、ガイドシャフト23は装置本体1の上
方において支持部材38に回動自在に取り付けられてい
る。
一方、デカールシャフト22は蓋体2の裏面側に回動自
在に取り付けられた軸39に固着されたアーム40に回
動自在に取り付けられ、アーム40の矢印g方向への回
転によりシート材5のカールを矯正し、−g方向への回
転により矯正を解除する如く構成されており、その移動
範囲は第7図の二点鎖線に示すようにロールホルダー4
とプラテンローラ6aとの間であって装置本体1の上方
位置になっている。
前記軸39の一端には電磁クラッチ41を固着したクラ
ッチギヤ42が回動可能に設けられている。尚、前記電
磁クラッチ41は図示しない制御部からの信号によって
クラッチギヤ42の回転力を軸39に伝達したり、又は
解除したりするものである。そして前記クラッチギヤ4
2にはモーター43に固着したギヤ44が噛合しており
前記モーター43の駆動力がクラッチギヤ42に伝達さ
れるようになっている。
また前記軸39の他端にはブーIJ45が固着されてい
ると共に、該プーリ45の円周面に設けられた突起と、
蓋体2の所定位置に突設されたフック46間に引張バネ
47が取り付けられ、該バネ47の作用によりアーム4
0が矢印g方向へ常時付勢されている。
前記構成にあっては、記録待機時には′:4磁クラッチ
41がオン状態にあり、モーター43の自己保持力によ
りアーム40は第7図の二点鎖線の位置に保持されてい
る。このため蓋体2を開くときはデカールシャフト22
とガイドシャフト23とが干渉することなく、ロール5
aの交換を容易になし得る。
そして記録時には蓋体2を閉し、モーター20を駆動し
てプラテンローラ6aを回転してシート材5を矢印g方
向へ搬送すると共に記録ヘッド6bを画信号に応じて駆
動することでシート材5に画像を形成する。このとき前
記モーター20の駆動と同時に、電磁クラッチ41をオ
フ状態にすると、アーム40は引張バネ47の引張力に
より矢印g方向へ回転し、第7図の実線に示すようにデ
カールシャフト22がシート材5と接触する。このデカ
ールシャフト22の移動位置は第一実施例と同様に引張
バネ47の付勢力と、シート材5のテンションとが釣り
合った位置となり、シート材5がデカールシャフト22
によってカール方向と逆方向へ折り曲げられることによ
りカールが矯正されるものである。
また記録が終了すると、モーター20が逆転駆動してシ
ート材5の先端をカッター7からプラテンローラ6aの
位置まで逆送する。このとき電磁クラッチ41がオンす
ると共に、モーター43が所定遣逆転駆動してアーム4
0を矢印−g方向に回転させる。このアームの回動量は
前記第一実施例と同様である。これによりシート40は
第7図の二点鎖線の位置まで戻り、その位置で保持され
るものである。
前記の如くデカールシャフト22を移動可能にしても、
第一実施例と同様の効果を得ることが出来る。
〔他の実施例〕
前述した第一実施例ではガイドシャフト23を、第二実
施例ではデカールシャフト22を夫々アームに取り付け
、このアームを回動させることで移動するように構成し
たが、前記移動手段はこれに限定する必要はなく、例え
ば他の構成としてガイドシャフト23或いはデカールシ
ャフト22をラック或いはレールに沿って平行移動する
ように構成しても良く、カム等で押し上げることによっ
て移動させるようにしても良い。
また第一実施例と第二実施例とを組合せる等してデカー
ルシャフト22とガイドシャフト23の双方を移動可能
に構成しても良い。
また第一実施例と第二実施例ではデカールシャフト22
、ガイドシャフト23を金属シャフトにより形成した場
合を示したが、例えばシート材5が接触する面部を所定
の曲率半径をもつ曲面に折り曲げた金属板等で形成して
もよい。
またモーターの駆動力を前記デカールシャフト22或い
はガイドシャフト23に選択的に伝達するものとして、
第一実施例ではバネクラッチ29を使用し、第二実施例
では電磁クラッチ41を使用したが、これらに限定しな
くても例えばローラタイプのニードルクラッチ等を用い
るようにしても良い。
また第一実施例ではガイドシャフト23を移動させるた
めの駆動源としてプラテンローラ6aを駆動するモータ
ー20を用いたが、これらは別々のモーターで駆動する
ようにしても良いことは当然である。更に前記駆動源は
モーターに限定する必要はなく、例えばプランジャ等を
用いるようにしても良い。
更にデカールシャフト22或いはガイドシャフト23を
デカール効果が高くなる方向へ付勢する付勢手段として
前述した実施例では引張バネ31を使用したが、本発明
はこれに限定する必要はなく、例えば捩じりコイルバネ
、圧縮バネ、ゼンマイ等のバネ類以外にもエアシリンダ
ーやオイルシリンダー等のシリンダー類、或いはマグネ
ットを用いても良い。
更に前述した記録系は感熱シート材を用いる感熱記録装
置を例にとって説明したが、本発明はインクシートのイ
ンクを普通紙に転写する熱転写記録装置にも同様に適用
することが出来るものである。
〈発明の効果〉 本発明は前述した如く、シート材に作用するテンション
と、ガイド部材或いはデカール部材に付与される移動力
との相互作用によってガイド部材或いはデカール部材を
移動可能に構成したので、ロール径が大きいときにはカ
ール矯正効果が弱く、ロール径が小さくなるに従ってカ
ール矯正効果が強まる如く効果的にカールを矯正し得る
またガイド部材或いはデカール部材を、シートロール収
容部と搬送手段との間であって装置本体上方の蓋体寄り
に位置するように配置したので、シー)II送経路が装
置本体の上方に位置して、シート材のセットやジャム処
理等が容易に行え、また装置本体内の空間を有効に利用
することが出来て小型化を図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明をファクタくり装置の記録系に適用した
第一実施例の斜視説明図、第2図はファクシミリ装置の
全体断面説明図、第3図はクラッチギヤとクラッチバネ
とクランクからなる回転力伝達系を説明する部分断面図
、第4図はシート材ノカールの説明図、第5図(a)は
大径シートロールを装填して記録を行う状態説明図、同
図(b)は同記録状態におけるシート材のデカールシャ
フトへの巻付は状態を示す説明図、第6図(a)は小径
シートロールにより記録を行う状態説明図、同図中)は
同記録状態におけるシート材のデカールシャフトへの巻
付は状態を示す説明図、第7図は第二実施例の説明図、
第8図及び第9図は従来技術の説明図、第1O図はシー
ト材のカールを除去する基本原理を示す説明図である。 Aはデカール機構、Bは記録系、Cは原稿読み取り系、
lは装置本体、2は蓋体、3は軸、4はロールホルダー
、5はシート材、5aはシートロール、5bは巻芯、6
は記録手段、6aはプラテンローラ、6bは記録ヘッド
、6b、は発熱素子、6cは軸、6dは圧縮バネ、7は
カッター、7aは固定刃、7bは駆動刃、7cは軸、8
は排出ローラ、9はスタッカ、10は原稿R置台、11
は原稿、12aは予Ii搬送ローラ、12bは圧接部材
、13aは分離ローラ、13bは圧接部材、14 a 
、 14 b 、 15 a15bは搬送ローラ、16
は光源、17はミラー、18はレンズ、19は光電変換
素子、20はモーター、21a〜21dはギヤ、22は
デカールシャフト、23はガイドシャフト、24は取付
部材、24aは平板、24bはブラケット、25は軸、
26はアーム、27は軸受、28はクラッチギヤ、28
aは円筒部、29はクラッチバネ、30はクランク、3
1は9張バネ、33はスト・ンパ、38は支持部材、3
9は軸、40はアーム、41は電磁クラッチ、42はク
ラッチギヤ、43はモーター44はギヤ、45はプーリ
、46はフック、47は引張バネである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シート材を搬送するための搬送手段と、前記シー
    ト材の搬送をガイドするためのガイド部材と、 前記搬送されるシート材を屈曲ガイドするためのデカー
    ル部材と、 前記ガイド部材とデカール部材の少なくとも一方を移動
    させるための移動手段と、 前記シート材の屈曲が大きくなる方向に前記移動手段を
    付勢するための付勢手段と、 前記シート材のシートロール収容部と前記搬送手段が装
    備されていると共に、前記ガイド部材或いは前記デカー
    ル部材が装備された装置本体と、を有し、かつ前記ガイ
    ド部材或いは前記デカール部材を、前記シートロール収
    容部と前記搬送手段との間であって前記装置本体上方の
    蓋体寄りに位置するように配置してなるデカール機構。
  2. (2)前記蓋体に前記デカール部材を設け、前記装置本
    体にガイド部材を設けたことを特徴とした請求項(1)
    記載のデカール機構。
  3. (3)前記移動手段を動作させるための駆動源の自己保
    持力を、前記付勢手段による移動手段への付勢力よりも
    大きく設定したことを特徴とした請求項(1)記載のデ
    カール機構。
  4. (4)前記移動手段による移動力を前記付勢手段による
    移動手段の付勢力よりも大きく設定したことを特徴とし
    た請求項(1)記載のデカール機構。
  5. (5)前記請求項(1)記載のデカール機構と、搬送手
    段により搬送されるシート材に画像を記録するための記
    録手段と、 を有する記録装置。
  6. (6)前記記録手段よりもシート材搬送方向下流側にカ
    ッターを設けると共に、前記シート材を搬送するための
    搬送手段の駆動源と前記移動手段を動作させるための駆
    動源とを同一に構成し、 前記カッターから前記記録手段までシート材を逆送する
    のに要する駆動源の回転量と、前記移動手段を初期位置
    に戻すのに要する駆動源の回転量とを略同一に設定した
    ことを特徴とした請求項(5)記載の記録装置。
  7. (7)前記シート材を搬送するための搬送手段の駆動源
    と前記移動手段を動作させるための駆動源とを同一に構
    成し、 前記駆動源の出力を、シート材を記録方向に搬送する場
    合よりも前記記録方向と逆方向に搬送する場合を大きく
    設定したことを特徴とした請求項(5)記載の記録装置
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