JPH0361189A - 自動二輪車等のフロントカバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、自動二輪車等のフロントカバーに係わり、特
に、車両の前部に設けられたハンドルパイプの前方と、
このハンドルパイプの上方および後方へ滑らかにつなが
る外表面を有するフロントカバーに関するものである。

［従来の技術］ 一般に、車両、例えば、自動二輪車においては、走行中
における空気抵抗の軽減等の目的から、車両の前部に設
けられたハンドルパイプの前方と、このハンドルパイプ
の上方とを、滑らかな外表面を有するフロントカバーに
よって覆うことが行われており、その−構造例か、特開
昭６２−２７５８８４号公報に示されている。

この技術においては、フロントカバーの」二面によりハ
ンドルパイプの前方から後方へかけて滑らかな導風面を
形成して、走行風を円滑に後方へ導き、空気抵抗の軽減
を図っている。

また、前記ハンドルパイプの前方の車体には、速度計や
回転計等の計器が配設されるが、これらの視認性を高め
るために、前記フロントカバーの計器に対応する位置に
開口を設けている。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、前述の従来技術においては、１車体に取り付
けられた前照灯や計器の設置位置により、これらを覆う
フロントカバーの形状にも制限が加えられてしまう。

したかって、本発明はこのような不具合を解決し得る自
動二輪車等のフロントカバーを提供せんとするものであ
る。

［課題を解決するための手段］ 本発明に係わるフロントカバーを備えた車両は、前述し
た課題を解決するために、特に、車両の前部に設けられ
たハンドルパイプの方から、このハンドルパイプの前方
および後方へ滑らかにつながる外表面を有するフロント
カバーを備えた車両において、利器類を、前記ハンドル
バイブプの後部上方に配設するとともに、前記フロント
カバーに固定したことを特徴とする。

［作用］ 本発明によれば、計器類をハンドルパイプの後方のフロ
ントカバーに配設したのて、ハンドルの回転にともなう
フロントカバー上面とハンドルの干渉が少なくなり、計
器の大型化が容輸となり、かつ、フロントカバーの形状
設定の自由度が向上する。

［実施例］ 以下、本発明の第１失地例について、第１図および第２
図に基つき説明する。

第１図中、符号］は本実施例が適用された車両としての
自動二輪車を示し、この自動二輪車１は、メインフレー
ム２と、このメインフレーム２の前部に回動自在に装着
されたフロントフォーク３と、このフロントフォーク３
の下咽に同１１１云自７「に装ｆ’ｆされた前輪４と、
前記フロントフォーク３の上方位置で前記車体フレーム
２に装着され、かつ、リンクＩ７を介して前記フロント
フォーク３に連結されたハンドルパイプ５と、前記メイ
ンフレーム２の後端部下方に揺動自在に装着されたパワ
ーユニ７１６と、このパワーユニット６の揺動端部に回
転自在に装着された後輪７と、前記パワーユニット６と
メインフレーム２との間に介装されたクツ７ヨンユニソ
ト８と、前記メインフレーム２の略中央部から後方斜め
上方へ向けて延設されたシートレール９と、このシート
レール９」二に装着されたシート１０と、前記メインフ
レーム２の側部および前方部分を覆って設けられたサイ
トカバー１１と、前記メインフレーム２の前方から前記
ハンドルパイプ５の」ニガを経て前記シートＩＯの前端
部近傍に至る部分を覆って設けられるフロントカバー１
２と、このフロントカバー１２の後端部近傍で、前記ハ
ンドルパイプ５の後方位置に設けられた計器１３とを備
えている。

前記フロントカバー１２は、その先端部から所定距離後
方へ離間した位置において、ヒンジ１４を介して上下方
向に回動可能に取り付けられており、前記サイドカバー
１１の前部およびハンドルパイプ５の上方を覆う閉位置
（第１図に実線で示す位置）と、これらの上方を開放す
る開位置（第１図に鎖線て示す位置）との２位置間で回
動させられるようになっている、 そして、前記フロントカバー１２は、第１図に示すよう
に、その頂部とハンドルパイプ５の略中心を通る水平線
との距離旧が、ハンドルパイプ５の延長線とフロントカ
バー１２との交点から前記水平線に至る距離１（２より
も大きくなるように、その外表面形状が設定されている
。

したかってフロントカバー１２の、前記ハンドルバイブ
プ５の後部上方に大きな空間部が形成される。

また、フロントカバー１２の、ヒンジ１４よりもさらに
後方側と前記メインフレーｌ、　２との間には、フロン
トカバー１２の回動を緩やかに行わせ、あるいは、フロ
ントカバー１２を開位置に保持するためのダンパ１５が
設けられ、前記ヒンジ１４よりも前方部分には、前照灯
１６が装着されている。

前記計器１３は、第１図および第２図に示すように、前
記フロントカバー１２の後端部近傍に形成されている四
部１．２ａ内の前方部分に、略斜め上方後方へ向けて装
着されている。

この凹部１２ａ内の後端部側には、種々の情報入力用の
キーボード１７が設けられている。

また、前記凹部１２ａは、リンク１８を介して傾倒可能
に前記フロントカバー１２に取り付けられたカバー１９
によって開閉されるようになっている。

そして、このカバー１９は、透明体によって形成されて
、前記凹部１．２ａを閉塞した状態において、凹部１２
ａ内の計器１３等の視認が行えるようになっている。

また、カバー１９の外表面は、前記凹部１２ａを閉塞し
た状態において、フロントカバー１２の表面と滑らかに
連続するような形状となされているとともに、第１図お
よび第２図に示すように、閉位置において、前記凹部１
２ａの前方部分に立ち上げられて、バイザーの役目を行
うように、その立ち上げ位置が規制されている。

一方、第１図中、符号２０は、前記サイドカバー１１の
前方部分で、前記フロントフォーク３の前方位置に配設
された物品収納用のトレーで、前記フロントカバー１２
の前方部分によって開閉されるようになっている。また
、符号２１は、フロントカバー１２の後方部分によって
開閉される物品収納ボックスを示し、ヘルメット２２等
の収納が可能な内部容量となされている。

しかして、このように構成された本実施例の自動二輪車
１によれば、計器（３かフロントカバー１２に装着され
て、ハンドルパイプ５の後方に配設されているから、前
照灯１６との干渉が回避されて、それらの設置位置に大
きな自由度が与えられるとともに、フロン１−カバー１
２との干渉も抑えられて、フロントカバー１２の形状設
定が容易となる。

したがって、目的とする形状、すなわち、走行風の円滑
な導風に適した形状を備えたフロントカバー１２が容易
に得られる。

また、カバー１９を閉位置に保持した状態において、フ
ロントカバー１２の外表面により、車体の前部からシー
トｌＯの近傍までの間に滑らかな面が形成されるから、
走行風が円滑に後方へ導かれて、走行時における空気抵
抗の軽減が図られる。

そして、この場合においても、カバー１９から計器１３
を透視できるので、３１器１３の視認性が確保される。

さらに、乗員がバイザーを必要どした場合等においては
、前記Ｊｙバー１９を立ち上げることにより、容易にバ
イザーを得ることができる。

次いで、本発明の第２実施例を第３図ないし第５図に基
づき説明する。

本実施例においては、フロントカバー３０カ、第３図な
いし第５図に示すように、ハンドルパイプ３１の前後お
よび側部下方を覆って設けられるメインカバー３０ａと
、前記ハンドルパイプ３２を覆って設けられるハンドル
カバー３０ｂとによって構成され、かつ、前記メインカ
バー３０ａとバンドルカバー３０ｂとか、その上面か滑
らかにつなかるような位置関係に設置されている。

前記メインカバー３０ａは、サイドカバー３２の上端に
一体に連続して形成されており、その前端部が前記ハン
ドルパイプ３２の前方において略鉛直方向に切り落とさ
れて、この前端部に、第４図に示すように、前照灯３３
が装着され、また、メインカバー３０ａの後方部分か斜
め下方へ向かう傾斜面となされて、この傾斜面の部分に
、第３図および第５図に示すように、計器装着部Ａが設
けられている。

この計器装着部Ａは、第５図に示すように、計器３４が
収納される凹部３５と、この凹部３５を覆って設けられ
るカバー３６とによって構成され、このカバー３６が透
明体によって形成されている゛。

また、本実施例においては、シート１０が車体に対して
前後方向に摺動可能となされており、第３図に鎖線で示
すように、後方へ摺動させた状態において、シート１０
の下方てフロントフォーク３の後方に設けられた物品収
納ボンクスＢの上方を開放するようになされている。

本実施例においても、計器３４がハンドルパイプ３２の
後方に配設されていることにより、前照灯３３との干渉
が回避されて、所望の形状のフロントカバー３０が容易
に得られる。

また、フロントカバー３０をメインカバー３０ａとハン
ドルカバー３０ｂとに分割した構成としても、その表面
を滑らかに連続させたから、走行風の後方への滑らかな
導風口効果が確保され、空気抵抗の軽減が図られる。

さらに、カバー３６が透明体によって形成されているこ
とから、計器３４の視認性が充分に確保される。

さらに、第６図ないし第８図は本発明の第３実施例を示
すものである。

本実施例においては、サイドカバー４０とフロントカバ
ー４１とを一体に形成するとともに、これらの両側部に
ハンドルパイプ４２を挿通するための開口４３を形成し
、フロントカバー４１の前端部に前照灯４４を装着し、
また、フロントカバー４１の上部で、前記ハンドルパイ
プ４２の後方位置に、後方斜め上方へ向かって開口する
凹部４５を形成し、この凹部４５内の前端部に、後方へ
向けて計器４６を装着した構成としている。

また、第６図中符号Ｔは燃料タンクを示し、その給油口
Ｆが車体の側部に位置させられている。

さらに、前記燃料タンクＴの上方には物品収納ボックス
Ｂが設けられており、シート１０の前方部分においてヒ
ンジＨを介して回動可能に取り付けられたカバーＫによ
って開閉されるようになっている。

本実施例においても、前記各実施例と同様に、計器４６
がハンドルパイプ４２の後方に配設されていることによ
り、前照灯４４との干渉が回避され、これによって、こ
れらの前照灯４４や計器４６かフロントカバー４１の形
状設定に影響をＩｇえることはなく、走行時における走
行風の後方への円滑な導風を行い得るフロントカバー４
１の形状が容易に得られる。

なお、前記各実施例において示した構成部材の諸形状や
寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可
能である。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明に係わる自動二輪車等のフ
ロントカバーは、車両の前部に設けられたハンドルパイ
プの方から、このハンドルパイプの前方および後方へ滑
らかにつながる外表面を有するフロントカバーを備えた
車両において、計器類を、前記ハンドルパイプの後部」
ニガに配設するとともに、前記フロントカバーに固定し
たことを特徴とするもので、ハンドルパイプの後方のフ
ロントカバーに計器類を配設したので、ハンドルの回転
時におけるハンドルとの干渉が少なくなり、これらの設
置位置の自由度を高めるとともに、計器類の大型化を可
能にし、しかも、ハンドル前方のフロントカバーの形状
を、走行風を円滑に後方へ導くために効果的な形状とす
ることができる等の優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面中、第１図および第２図は本発明の第１丈施例を示
すもので、第１図は車両としての自動二輪車を示す側面
図、第２図は要部の外観斜視図、第３図ないし第５図は
本発明の第２実施例を示すもので、第３図は車両として
の自動二輪車を示す側面図、第４図は要部を車両の前方
側から見た外観斜視図、第５図は要部を車両の後方側か
ら見た外観斜視図、第６図ないし第８図は本発明の第３
実施例を示すもので、第６図は車両としての自動二輪車
を示す側面図、第７図は要部を車両の前方側から見た外
観斜視図、第８図は要部を車両の後方側から見た外観斜
視図である。 １・・・・・・・・・・・自動二輪車（車両）、５・３
１・４２・・・・ハンドルパイプ、１１・３２・４０・
・・ヅイトカハ Ｉ２・３０・４１・　・フロントカバー１３・３４・４
６・・・・・計器、 １６・３３・４４・・・・・・前照灯。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車両の前部に設けられたハンドルパイプの方から、この
   ハンドルパイプの前方および後方へ滑らかにつながる外
   表面を有するフロントカバーを備えた車両において、計
   器類を、前記ハンドルパイプの後部上方に配設するとと
   もに、前記フロントカバーに固定したことを特徴とする
   自動二輪車等のフロントカバー