JP6181397B2 - 電動車両用スイングアームユニット - Google Patents

電動車両用スイングアームユニット Download PDF

Info

Publication number
JP6181397B2
JP6181397B2 JP2013066328A JP2013066328A JP6181397B2 JP 6181397 B2 JP6181397 B2 JP 6181397B2 JP 2013066328 A JP2013066328 A JP 2013066328A JP 2013066328 A JP2013066328 A JP 2013066328A JP 6181397 B2 JP6181397 B2 JP 6181397B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
vehicle
swing arm
arm unit
electric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013066328A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014189144A (ja
Inventor
一徳 黒田
一徳 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2013066328A priority Critical patent/JP6181397B2/ja
Publication of JP2014189144A publication Critical patent/JP2014189144A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6181397B2 publication Critical patent/JP6181397B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)

Description

本発明は、電動車両用スイングアームユニットに係り、特に、バッテリおよびモータを組み込まれて多機種用の共通ユニットとして成立する電動車両用スイングアームユニットに関する。
従来から、後輪を駆動するモータおよび該モータに電力を供給するバッテリを備え、モータの駆動力のみで走行する電動車両が開示されている。
特許文献1には、後輪を回転自在に軸支すると共に、車体フレームに揺動自在に軸支されるスイングアームの内部に、モータおよびバッテリを収納するようにしたスクータ型の電動二輪車が開示されている。
特開2011−246020号公報
ところで、モータを駆動原とする電動車両においては、車格が同等であっても、エンジン車両が燃料満タンで航続できる距離に比して1回の充電で航続できる距離が短いことが課題となる。この点、バッテリ容量を増やせば航続距離を伸ばすことはできるが、車重に対するバッテリの重量比率が大きい二輪車において、単に余剰スペースにバッテリを追加配置したのでは、重量配分が変わることでドライバビリティに与える影響が大きくなることが考えられる。
一方、ユーザの選択機会を増やすために電動車両を多機種に展開する際には、主要な構成部分において共通化を図ることが好ましい。この点、特許文献1に記載された技術は、電動車両として専用設計されたスイングアームを得ることを目的とするものであり、多機種への展開に適した構造等は検討されていなかった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、車両の重量配分の変動を抑制し、大きなバッテリ容量を確保することができる電動車両用スイングアームユニットを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、電動車両(1)の駆動輪(WR)を駆動するモータ(M)と、前記モータ(M)に電力を供給するバッテリ(B1,B2)とを備え、前記電動車両(1)の車体フレーム(2)のピボット軸(16)に対して揺動自在に軸支される電動車両用スイングアームユニット(SU)において、前記バッテリ(B1,B2)が、第1バッテリ(B1)と、該第1バッテリ(B1)より体積の小さい第2バッテリ(B2)とからなり、前記第2バッテリ(B2)が、前記ピボット軸(16)の近傍に配置されており、かつ前記第1バッテリ(B1)の車体前方側に隣接配置されることで車体前方側に延在する点に第1の特徴がある。
また、前記第1バッテリ(B1)は、その長手方向が車幅方向を指向して配置されている点に第2の特徴がある。
また、前記第1バッテリ(B1)の車幅方向の寸法(W1)より前記第2バッテリ(B2)の車幅方向の寸法(W2)を小さく設定する点に第3の特徴がある。
また、前記第1バッテリ(B1)の高さ方向の寸法(T1)より前記第2バッテリ(B2)の高さ方向の寸法(T2)を低く設定する点に第4の特徴がある。
また、前記第2バッテリ(B2)が、前記第1バッテリ(B1)の車体前方面より下方に配設されている点に第5の特徴がある。
また、前記第1バッテリ(B1)および第2バッテリ(B2)が、それぞれ、長手方向を車幅方向に指向させた複数のバッテリセル(S)の集合体である点に第6の特徴がある。
さらに、前記バッテリ(B1,B2)から前記モータ(M)に供給する電力を制御するPDU(27)を備え、前記PDU(27)が、前記駆動輪(WR)を挟んで前記モータ(M)の反対側に配置される点に第7の特徴がある。
第1の特徴によれば、バッテリが、第1バッテリと該第1バッテリより体積の小さい第2バッテリとからなり、第2バッテリがピボット軸の近傍に配置されており、かつ第1バッテリの車体前方側に隣接配置されることで車体前方側に延在するので、バッテリ容量を増大させて1回の充電で走行可能な航続距離を伸ばすことができ、かつ、車両の重量配分の変動を抑制することができる。さらに、スクータ型エンジン車のユニットスイングが占めるスペースを踏襲してバッテリを配置することにより、共通の車体フレームを用いて、エンジン車両と電動車両とを作り分けることが可能となる。
第2の特徴によれば、第1バッテリは、その長手方向が車幅方向を指向して配置されているので、スクータ型エンジン車のユニットスイングであればエンジンのクランクケースが占有するスペースを利用して、第1バッテリの容量を増大することができる。これにより、航続距離を伸ばしつつ、車両の低重心化を図ることが可能となる。
第3の特徴によれば、第1バッテリの車幅方向の寸法より第2バッテリの車幅方向の寸法を小さく設定するので、スクータ型エンジン車のユニットスイングであればクランクケースより幅の狭いシリンダが車体前方側に延在するというレイアウトを利用して、バッテリ容量を増大させることができる。
第4の特徴によれば、第1バッテリの高さ方向の寸法より第2バッテリの高さ方向の寸法を低く設定するので、スクータ型エンジン車のユニットスイングであれば、クランクケースからシリンダ部分が車体前方側に延在するというレイアウトにバッテリの形状を合わせることで、車体側を大きく変更することなく電動二輪車用のスイングアームユニットを取り付けることが可能となる。
第5の特徴によれば、第2バッテリが、第1バッテリの車体前方面より下方に配設されているので、スクータ型エンジン車のユニットスイングの外形に合わせつつ、車体のより一層の低重心化を図ることが可能となる。
第6の特徴によれば、第1バッテリおよび第2バッテリが、それぞれ、長手方向を車幅方向に指向させた複数のバッテリセルの集合体であるので、バッテリ全体の外形を変更しやすく、レイアウトの自由度を向上させることが可能となる。
第7の特徴によれば、バッテリからモータに供給する電力を制御するPDUを備え、PDUが、駆動輪を挟んでモータの反対側に配置されるので、電動車両が駆動力を得るために必要な、バッテリ、モータおよびPDUがすべてスイングアームユニット側に設けられて車体の共通化が容易になる。また、スクータ型エンジン車のユニットスイングにおいてマフラが装着される位置にPDUが配置されることで車幅方向の重量バランスを整えることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る電動二輪車の左側面図である。 電動二輪車の車体フレームの構成を示す斜視図である。 電動二輪車の一部拡大平面図である。 電動二輪車の一部拡大正面図である。 本発明の変形例に係るスイングアームユニットの斜視図である。 電動二輪車の駆動力制御系統の構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る電動二輪車1の左側面図である。図2は、電動二輪車1の車体フレーム2の構成を示す斜視図であり、図3は同一部拡大平面図、図4は同一部拡大正面図である。電動二輪車1は、乗員が両足を揃えて載せるための低床フロア14を有し、車載バッテリの電力でモータMを駆動するスクータ型の電動車両である。
車体フレーム2は、ヘッドパイプ6を支持して下方後方に伸びるメインフレーム3と、メインフレーム3の下端から車幅方向に分かれて車体後方に伸びるアンダフレーム4とを備える。アンダフレーム4の後端部には、上方後方に伸びる左右一対のリヤフレーム5が連なる。メインフレーム3とアンダフレーム4との連結部分には、補強ガセット24が設けられており、アンダフレーム4の上面には低床フロア14を下方から支持する4つのブラケット26が設けられている。
ヘッドパイプ6には、操向ハンドル8に連結されるステアリングステム7が回動自在に軸支されている。ステアリングステム7の下端部には、前輪WFを回転自在に軸支する左右一対のフロントフォーク12が取り付けられている。ヘッドパイプ6の車体前方はフロントカウル10で覆われている。操向ハンドル8の前方には前照灯9が配設されており、前輪WFの上方にはフロントフェンダ11が取り付けられている。
リヤフレーム5が後方上方に立ち上がる湾曲部30の下部には、車幅方向に一対のピボットプレート15が取り付けられている。ピボットプレート15に形成されるピボット軸16には、本発明に係る電動車両用スイングアームとしてのスイングアームユニットSUが揺動自在に軸支されている。
ピボットプレート15の近傍には、左右のアンダフレーム4を連結するアンダ連結パイプ29が設けられている。一方、ピボットプレート15の上方には、左右のリヤフレームを連結するリヤ連結パイプ25が設けられている。
乗員が着座するシート20の下部には、荷物やヘルメットを収納するラゲッジボックス19が配設されている。ラゲッジボックス19は、左右のリヤフレーム5に挟まれるようにして配設されており、その車体前方の底部は、リヤ連結パイプ25に設けられた左右一対の取付ステー28によって下方から支持されている。
後輪WRの上部には、アーム部17に支持されたリヤフェンダ23が配設されている。後輪WRを挟んで車幅方向右側には、各種センサ信号に基づいてモータ駆動電流を制御するPDU27が配設されている。PDU27は、その前端部でアーム部17に取り付けられている。
後輪WRは、モータケース18の車幅方向右側に回転自在に軸支されている。モータMと後輪WRの車軸との間には、ギヤによる減速機構等を設けてもよい。また、モータケース18には、車体前方から取り回された後輪ブレーキの作動ケーブル13が接続される。
アーム部17の上部には、第1バッテリB1および第2バッテリB2(以下、単にバッテリB1,B2と示すこともある)が取り付けられている。バッテリB1,B2は、それぞれ、直列接続した複数の円柱形状のバッテリセルSを硬質樹脂等のケースに収納したバッテリモジュールとして構成されている。バッテリセルSは、その円柱形状の軸線が車幅方向に指向するように配設されている。バッテリセルSが円柱形状であるので、バッテリセル間の隙間が均一のバッテリ集合体を構成することが容易となる。
スイングアームユニットSUのアーム部17は、ピボット軸16が貫通する部分にピボットプレート15間と同等幅の幅広部を有しており、バッテリB1の下部において車幅方向左側のみの片持ちアームに集約されて、モータケース18と連結される。
スイングアームユニットSUは、動力源としてのモータMを収納するモータケース18、モータケース18を支持するアーム部17、車載バッテリとしてのバッテリB1,B2、駆動輪としての後輪WRからなる。スイングアームユニットSUは、アーム部17の前端でピボット軸16に揺動可能に軸支されると共に、モータケース18に接続されるリヤクッション22でリヤフレーム5に吊り下げられている。スイングアームユニットSUは、路面の凹凸等に応じた揺動時の余裕代として、水平に対して所定の垂れ角(例えば、空車状態で15°)を有するように車体に取り付けられている。
通常、スクータ型エンジン車におけるユニットスイングは、Vベルト式の無段変速機等の変速機とエンジン(単気筒または並列2気筒)とを一体に構成したものであり、エンジンのシリンダを車体前方に指向させてシリンダ上方にスペースを作ると共に、変速機を収納する伝動ケースが後輪の支持腕として機能するように構成されている。このようなユニットスイングにおいては、燃料噴射装置やエアクリーナボックスも前傾したシリンダの上側に集中配置され、後輪WRを挟んでアーム部の反対側にマフラが配設される。
すなわち、スクータ型エンジン車のユニットスイングには、駆動力の発生に必要な要素のほとんどが含まれている。このため、このユニットスイングの機能に沿って電動車両用スイングアームを構成すれば、専用設計部分を最小限に抑え、共通の車体フレームを用いてエンジン車両と電動車両とを作り分けることが可能となる。また、車体側が共通であれば、ラゲッジボックス19や他の小物入れ等がそのまま利用でき、スクータ型車両としての利便性が損なわれることもない。逆に、不要となる燃料タンクのスペースを新たに利用することも考えられる。
電動車両化に必要な主な要素は、モータ、バッテリ、PDUおよび変速機である。本実施形態に係るスイングアームユニットSUは、エンジン車のユニットスイングを電動車両用スイングアームに置き換える際に、エンジン車のユニットスイングが占有していたスペースを活用することで、低重心化およびバッテリ容量の増大を図るものである。
図6は、電動二輪車の駆動力制御系統の構成を示すブロック図である。PDU27は、操向ハンドル8に取り付けられたスロットル装置の操作量を検知するスロットル開度センサSE1、前輪WF等に取り付けられた車速センサSE2およびバッテリBの充電量を検知するバッテリ状態センサSE3の情報に基づいて、バッテリB2,B1からモータMに供給する電力を制御し、これにより後輪WRを駆動する。なお、バッテリ状態センサSE3は、スイングアームユニットSUの内部にあってもよいし、外部にあってもよい。
ここで、大きな電流を流すハーネスが必要となるのは、「バッテリB〜PDU27間」および「PDU27〜モータM間」である。本実施形態に係る電動車両1では、PDU27、バッテリBおよびモータMがすべてスイングアームユニットSU側にあるため、スイングアームユニットSUが車体フレーム2に対して揺動しても、車体側センサとPDU27とを接続するセンサ配線が多少動くのみで、大電流ハーネスが曲げられることはない。
図3は、電動車両1の一部拡大平面図である。また、図4は電動二輪車の一部拡大正面図である。図4では、ヘッドパイプ6で車体に支持されるステアリング機構を取り外した状態を示している。まず、バッテリB1は、その長手方向を車幅方向に指向させて配設されている。車体前後方向に並ぶバッテリB1,B2は、互いに幅方向の寸法および体積が異なる。本実施形態では、幅W2のバッテリB2を、ピボット軸16の近傍に配置すると共に、バッテリB1の車体前方側に隣接配置する。
これは、車体前方側のバッテリB2を、エンジンのシリンダヘッドが占めていた空間に対応させて効率よく配置するためである。具体的には、バッテリB2の前端部を、エンジン車のシリンダヘッド面と同様に、ピボット軸16より車体前方まで延在させることで、重心位置を高くすることなくバッテリ容量を増やしている。なお、バッテリB2の前端部は、エンジン車のシリンダと同様に、リヤフレーム連結パイプ25およびアンダフレーム連結パイプ29によって上下から保護されることとなる。また、バッテリB1およびバッテリB2は、それぞれ図示しないバッテリケースに収納され、スイングアームに対して取り付けられている。
バッテリB1の車幅方向の幅W1は、少なくともエンジン車のクランクケース幅まで広げることが許容される。また、バッテリB1の車体後方側には、後輪WRとの干渉を避けつつバッテリ容量を拡大するための凹部を形成してもよい。
また、スクータ型エンジン車において、車幅方向左側に後輪WRを支持するアームを配設した場合は、後輪WRを挟んで車幅方向右側にマフラが配置されることが多い。この点、本実施形態では、マフラに換えて重量物であるPDU27を配設することで、バッテリの配置スペースを確保しつつ車幅方向の重量バランスも整えている。また、多数の電子部品からなるPDU27にはこれを保護するカバーを設けるのが好ましいが、このカバーのデザインは自由度が高く、例えば、エンジン車のマフラのような外観としてもよい。
図4を参照して、本実施形態では、バッテリB1,B2の高さ寸法を同一としており、かつスイングアームユニットに所定の垂れ角が与えられているため、正面視においては、バッテリB2の上面高さH2よりバッテリB1の上面高さH1の方が下方に位置することとなる。この点、車幅方向の寸法が大きいバッテリB1がより低い位置にあることで低重心化が容易となる面もあるが、車重とのバランス面から許容される場合は、バッテリB1の上方のスペースを活用してさらにバッテリ容量を増やすこともできる。
図5は、本発明の変形例に係るスイングアームユニットの斜視図である。本変形例においても、バッテリセルSの集合体であるバッテリB2の車幅方向寸法がシリンダヘッドに対応して小さく設定されている点では前記実施形態と同様である。しかしながら、バッテリセルSの集合体であるバッテリB1の高さT1を、バッテリB2の高さT2より大きくすることで、バッテリ容量の大幅な増大を可能としている。換言すれば、バッテリB1の高さが増したことで、バッテリB2は、相対的にバッテリB1の車体前方面の下方に配設されることとなる。
本変形例では、変速機を収納する伝動ケース51およびモータケース53をエンジン車に似た外観としたうえ、ピボット軸52およびリヤクッション取付部54の位置もエンジン車と同一とすることで、共通車体により作り分けられたエンジン車両および電動車両において、外観だけでなく操縦特性にも差異が生じないように構成されている。
また、エンジン車において、車軸55に対して後輪WRを着脱する際には、シリンダから排気管を外して後輪WRの車幅方向右側にあるマフラを取り外す必要があるが、電動車両であれば、スイングアームユニットSU2に固定されたPDU56を取り外すのみなので、後輪まわりのメンテナンス性も向上することとなる。
上記したように、本発明に係る電動車両用スイングアームユニットによれば、スクータ型のエンジン車におけるスイングユニットの占有スペースを踏襲し、シリンダやクランクケースの外形の範囲にバッテリを配設したので、低重心を保ちつつバッテリ容量を増大して電動車両の航続距離を伸ばすことができる。また、共通の車体フレームを用いつつ、ユニットスイング部分を交換することでエンジン車と電動車両とを作り分けることが可能となる。
なお、スイングアームユニットの構成、アーム部やバッテリの形状や構造、アーム部とバッテリの結合方法、モータケースの形状や構造、バッテリセルの態様等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。例えば、アーム部の片持ち方向を車幅方向右側としたり、アーム部を両持ち式とすることもできる。また、ユーザの選択を増やすために、バッテリ容量が異なるスイングアームユニットを用意したり、ピボット軸〜後輪車軸間の寸法やタイヤ幅が異なるスイングアームユニットによって運動性の異なる車両を選択可能とすることもできる。本発明に係る電動車両用スイングアームユニットは、鞍乗型の電動三輪車等の各種車両に適用することが可能である。
1…電動車両、2…車体フレーム、3…メインフレーム、4…アンダフレーム、6…ヘッドパイプ、15…ピボットプレート、16…ピボット軸、17…アーム部、18…モータケース、27…PDU、SU…スイングアームユニット(電動車両用スイングアームユニット)、M…モータ、B…バッテリ、B1…第1バッテリ、B2…第2バッテリ、S…バッテリセル、WR…後輪(駆動輪)

Claims (6)

  1. 電動車両(1)の駆動輪(WR)を駆動するモータ(M)と、前記モータ(M)に電力を供給するバッテリ(B1,B2)とを備え、前記電動車両(1)の車体フレーム(2)のピボット軸(16)に対して揺動自在に軸支される電動車両用スイングアームユニット(SU)において、
    前記バッテリ(B1,B2)が、第1バッテリ(B1)と、該第1バッテリ(B1)より体積の小さい第2バッテリ(B2)とからなり、
    前記第2バッテリ(B2)が、前記ピボット軸(16)の近傍に配置されており、かつ前記第1バッテリ(B1)の車体前方側に隣接配置されることで車体前方側に延在し、
    前記第2バッテリ(B2)の前端部が、前記ピボット軸(16)の車体前方まで延在しており、
    前記バッテリ(B1,B2)から前記モータ(M)に供給する電力を制御するPDU(27)を備え、
    前記PDU(27)が、前記駆動輪(WR)を挟んで前記モータ(M)の反対側に配置されることを特徴とする電動車両用スイングアームユニット。
  2. 前記第1バッテリ(B1)は、その長手方向が車幅方向を指向して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電動車両用スイングアームユニット。
  3. 前記第1バッテリ(B1)の車幅方向の寸法(W1)より前記第2バッテリ(B2)の車幅方向の寸法(W2)を小さく設定することを特徴とする請求項1または2に記載の電動車両用スイングアームユニット。
  4. 前記第1バッテリ(B1)の高さ方向の寸法(T1)より前記第2バッテリ(B2)の高さ方向の寸法(T2)を低く設定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電動車両用スイングアームユニット。
  5. 前記第2バッテリ(B2)が、前記第1バッテリ(B1)の車体前方面より下方に配設されていることを特徴とする請求項4に記載の電動車両用スイングアームユニット。
  6. 前記第1バッテリ(B1)および第2バッテリ(B2)が、それぞれ、長手方向を車幅方向に指向させた複数のバッテリセル(S)の集合体であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の電動車両用スイングアームユニット。
JP2013066328A 2013-03-27 2013-03-27 電動車両用スイングアームユニット Active JP6181397B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013066328A JP6181397B2 (ja) 2013-03-27 2013-03-27 電動車両用スイングアームユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013066328A JP6181397B2 (ja) 2013-03-27 2013-03-27 電動車両用スイングアームユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014189144A JP2014189144A (ja) 2014-10-06
JP6181397B2 true JP6181397B2 (ja) 2017-08-16

Family

ID=51835850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013066328A Active JP6181397B2 (ja) 2013-03-27 2013-03-27 電動車両用スイングアームユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6181397B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3672863A4 (en) * 2017-08-22 2021-04-28 TVS Motor Company Limited SUPPORT STRUCTURE FOR A TWO WHEEL VEHICLE

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3231067B2 (ja) * 1991-03-05 2001-11-19 本田技研工業株式会社 電動モータ付き車両
JP3832781B2 (ja) * 1997-06-17 2006-10-11 ヤマハ発動機株式会社 電動車両用バッテリユニット
JP5208095B2 (ja) * 2009-11-30 2013-06-12 本田技研工業株式会社 電動二輪車
JP5528905B2 (ja) * 2010-05-28 2014-06-25 本田技研工業株式会社 鞍乗り型電動車両
JP5474737B2 (ja) * 2010-11-11 2014-04-16 本田技研工業株式会社 鞍乗り型電動車両
JP2012144178A (ja) * 2011-01-13 2012-08-02 Honda Motor Co Ltd 電動車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014189144A (ja) 2014-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9650099B2 (en) Systems and apparatus for a three-wheeled vehicle
CN102069873B (zh) 小型摩托车型车辆
CN109484547B (zh) 骑乘型车辆
JP6183089B2 (ja) 電動車両
CN101219691B (zh) 两轮或三轮机动车辆
CN109070957B (zh) 具有可分离的驾驶员模块和推进模块的车辆
CN100398389C (zh) 摩托车
JP2007203778A (ja) 自動二輪車のリヤクッション配置構造
JP5629654B2 (ja) 鞍乗型車両
JP5794785B2 (ja) 鞍乗型車両
JP6181397B2 (ja) 電動車両用スイングアームユニット
JP5088088B2 (ja) スクータ型車両の吸気装置
CN101612972A (zh) 摩托车
WO2019193797A1 (ja) 鞍乗り型車両
JP5528905B2 (ja) 鞍乗り型電動車両
JP2001199283A (ja) 小型車両
JP6270893B2 (ja) 自動二輪車
JP7340576B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP7354800B2 (ja) 鞍乗型電動車両
US9156515B2 (en) Fuel tank for motorcycle, and motorcycle including same
JP5305156B2 (ja) 自動2輪車のガス燃料タンクの配置構造
JP2013129337A (ja) 鞍乗型電動車両
JP4425962B2 (ja) 自動二輪車
JP2011020501A (ja) 鞍乗り型車両における電装部品配置構造
JP5204068B2 (ja) 自動二輪車

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151126

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160809

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160831

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170720

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6181397

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150