JPH035735Y2 - - Google Patents

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JPH035735Y2
JPH035735Y2 JP1983127734U JP12773483U JPH035735Y2 JP H035735 Y2 JPH035735 Y2 JP H035735Y2 JP 1983127734 U JP1983127734 U JP 1983127734U JP 12773483 U JP12773483 U JP 12773483U JP H035735 Y2 JPH035735 Y2 JP H035735Y2
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JP
Japan
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plunger
valve
port
cylinder
column
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JP1983127734U
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JPS6035982U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電磁弁に関し、その主たる目的は弁室
に突出形成した柱体の外周面にプランジヤを遊合
させる構成を採ることでプランジヤの傾きを少な
くして確実な弁動作を行なわせ、かつプランジヤ
を軽量化することによつて外部振動による誤動作
を防止することにある。
〔従来の技術〕
従来この種の電磁弁では第6図に示すようにプ
ランジヤ9の全長を短くして軽量化を図つている
ものが知られているが、このプランジヤ9はボア
比が小さいため弁室3で傾くことがある。
それ故多くの電磁弁は第7図に示すようにプラ
ンジヤ9の全長を長くし、いわゆるボア比を大き
くしたり、実開昭57−141278号公報に開示される
ようにプランジヤの周りに、弁室を形成するボデ
イと接触するガイド部分を設け、プランジヤの弁
室での傾きを極力防止し、比較的良好な弁動作を
行なえるようにしている。
尚、第7図中符号2はコイルで、1aはシリン
ダである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、第7図および実開昭57−141278号公報
に示される電磁弁はプランジヤが無空のため重量
が大きく振動系(自動車等)に取付けると慣性力
によつてプランジヤが振動を発し、誤動作を起こ
すことがある。
さらに第6図および第7図に示される電磁弁の
バルブデイスク16はプランジヤ9にインサート
成型されるため成形コストも崇む等の問題もあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記従来例の欠点に鑑みてなされるも
のであつて、具体的にはコイルを巻回したボビン
のシリンダ内を弁室とする一方、該弁室にプラン
ジヤと該プランジヤを吸着前の位置に復帰させる
スプリングを配置し、該プランジヤに支持したバ
ルブデイスクを弁口に対向させた電磁弁におい
て、前記シリンダ内壁と前記プランジヤの外周と
の間に間〓を設け、また前記弁室に柱体を突出す
るとともに該柱体の先端に前記弁口を備え、かつ
該柱体の外周面に流体通路を形成するように稜部
を設けて薄肉で中空円筒状のプランジヤを遊合
し、しかし該プランジヤの弁口対向端部に孔を穿
設して前記バルブデイスクを係合したものであ
る。
〔作用〕
本考案によれば、プランジヤは弁室に突出した
柱体でガイドされるのでプランジヤが傾くといつ
た問題が解消される。
さらにプランジヤは薄肉で中空円筒状であるの
で軽量であり、振動による誤動作が起こらない。
またシリンダ内壁とプランジヤの外周との間に
間〓が設けられているため、前記シリンダにある
程度の熱変形や収縮が起きてもプランジヤの動作
には影響しない。
〔実施例〕
以下実施例を示す第1図および第2図、それに
第1図、第2図の要部構成の断面図である第3図
乃至第5図をも参照して本考案について説明す
る。
まず三口電磁弁の断面図である第1図と第2図
を参照すると1はコイル2を巻回した樹脂製のボ
ビンであり、該ボビン1のシリンダ1a内は弁室
3となつている。また弁室3にはボビン1と一体
成型された非磁性材料からなる中空の柱体4が突
出し、該柱体4を延長した継手管5にノーマルク
ロズポート6が形成されている。さらにボビン1
には該継手管5と交差する方向に延在する継手管
7が一体成型され、該継手管7にコモンポート8
が形成されている。
柱体4には薄肉円筒状の磁性材料からなるプラ
ンジヤ9が遊合され、柱体4の先端に穿設された
弁口10にプランジヤ9の端部9aが対向してい
る。そしてプランジヤ9の外周はシリンダ1aの
内壁からわずかな間〓を介して配されている。
ところで柱体4の外周面には稜部4aが備えら
れ、該稜部4aは第3図の実施例ではビード状と
なつていて、第4図の実施例では山型状となつて
いる。ここで稜部4aはプランジヤ9を摺動案内
する作用を果たし、かつ柱体4の外周に流体通路
11を形作つている。またボビン1のシリンダ1
aにはノーマルオープンポート12を備えた磁性
体からなる継手管13がOリング19を介して挿
入され、柱体4と間〓を介して対向している。継
手管13はその弁室側端部に弁口14が穿設さ
れ、該弁口14はノーマルオープンポート12と
連通している。
他方プランジヤ9の弁口対向端部9aには孔1
5が穿設され、該孔15には弾性体からなるバル
ブデイスク16が係合している。ところでバルブ
デイスク16の一端は球状であつて柱体4の弁口
10に対向し、他端は平面状であつて継手管13
の弁口14に対向している。またプランジヤ9の
弁口対向端部9aと継手管13の弁室側端部の間
にはプランジヤ9を吸着前の位置に復帰させるス
プリング17が弾装されている。
なお18はコイル2を絶縁した樹脂モールドで
ある。
以上のような構成からなる実施例はコイル2に
通電しない状態ではスプリング17の反発力によ
りプランジヤ9は図示の状態となつていてバルブ
デイスク16の球状部が柱体4の弁口10を塞
ぎ、平面部は継手管13の弁口14から離れ、弁
口14を解放している。したがつてこの場合、継
手管7のコモンポート8から流体を流入させる
と、該流体はプランジヤ9とシリンダ1aの〓間
および継手管13の弁口14を通つてノーマルオ
ープンポート12から流出することになる。
次にコイル2に通電すると磁気回路が継鉄20
および21と継手管13によつて形成されて継手
管13の弁室側端部が磁着(吸着)壁となるた
め、プランジヤ9はスプリング17の反発力に抗
して継手管13側に引き寄せられ、同時にバルブ
デイスク16は継手関13の弁口14を閉塞し、
柱体4の弁口10を開口する。したがつてこの場
合、継手管7のコモンポート8から流体を流入さ
せると、該流体はプランジヤ9と柱体4の間の流
体通路11および柱体4の弁口10を通つてノー
マルクローズポート6から流出することになる。
そして再びコイル2への通電を停止するとスプリ
ング17の反力によりプランジヤ9は図示の状態
となりコモンポート8とノーマルオープンポート
12とは連通される。
ところでプランジヤ9は柱体4で案内されなが
ら摺動するため傾いた動きがなくなりバルブデイ
スク16を確実に弁口10および14周囲の弁座
に面接触させることができ、いわゆる完全な弁口
閉止が達成される。またプランジヤ9は薄肉円筒
状であり軽量化されているため振動による誤動作
が起こらず、ひいてはスプリング17の反発力も
可能な限り小さく選定できる効果がある。
またプランジヤ9の摺動を案内する部材はボビ
ン1のシリンダ1aではなく柱体4であり、シリ
ンダ1a内壁とプランジヤ9の外周との間には間
〓が設けられているため、シリンダ1aの熱変形
や収縮によるプランジヤ9の動作不良を防止でき
る。さらにプランジヤ9に孔15を穿設してバル
ブデイスク16を係合する構成を採つているため
バルブデイスク16組付けのためのコストも大幅
に削減できる。
〔考案の効果〕
上述したとおり、本考案はプランジヤが薄肉で
中空円筒状であり、軽量化されているため振動に
よる誤動作が起こらず、ひいてはスプリングの反
発力を可能な限り小さく選定できる。またプラン
ジヤの摺動を案内する部材は柱体であるため、プ
ランジヤとシリンダの〓間を充分に大きくとつて
おけばシリンダの熱変形や収縮によるプランジヤ
の動作不良を防止できる。さらにプランジヤに孔
を穿設してバルブデイスクを係合しているためバ
ルブデイスク組付けのためのコストも大幅に削減
できる。
またプランジヤの摺動を案内する部材はボビン
のシリンダではなく柱体であり、シリンダ内壁と
プランジヤの外周との間には間〓が設けられてい
るためシリンダの熱変形や収縮によるプランジヤ
の動作不良を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である三口電磁弁の
断面図、第2図は第1図に示される電磁弁を異な
る方向で切断した場合の断面図、第3図は本考案
実施例におけるプランジヤと柱体の関連構成を示
す断面図、第4図は第3図の変形例を示す断面
図、第5図は同様の実施例におけるプランジヤ部
分の断面図、第6図は従来の電磁弁を示す断面
図、第7図は従来の他の電磁弁を示す断面図であ
る。 1……ボビン、1a……シリンダ、2……コイ
ル、3……弁室、4……柱体、4a……稜部、5
……継手管、6……ノーマルクローズポート、7
……継手管、8……コモンポート、9……プラン
ジヤ、9a……端部、10……弁口、11……流
体通路、12……ノーマルオープンポート、13
……継手管、14……弁口、15……孔、16…
…バルブデイスク、17……スプリング、18…
…樹脂モールド、19……Oリング、20……継
鉄、21……継鉄。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コイルを巻回したボビンのシリンダ内を弁室と
    する一方、該弁室にプランジヤと該プランジヤを
    吸着前の位置に復帰させるスプリングを配置し、
    該プランジヤに支持したバルブデイスクを弁口に
    対向させた電磁弁において、前記シリンダ内壁と
    前記プランジヤの外周との間に間〓を設け、また
    前記弁室に柱体を突出するとともに該柱体の先端
    に前記弁口を備え、かつ該柱体の外周面に流体通
    路を形成するように稜部を設けて薄肉で中空円筒
    状のプランジヤを遊合し、しかも該プランジヤの
    弁口対向端部に孔を穿設して前記バルブデイスク
    を係合したことを特徴とする電磁弁。
JP12773483U 1983-08-18 1983-08-18 電磁弁 Granted JPS6035982U (ja)

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JP12773483U JPS6035982U (ja) 1983-08-18 1983-08-18 電磁弁

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JP12773483U JPS6035982U (ja) 1983-08-18 1983-08-18 電磁弁

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JPS6035982U JPS6035982U (ja) 1985-03-12
JPH035735Y2 true JPH035735Y2 (ja) 1991-02-14

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JP2004257484A (ja) * 2003-02-26 2004-09-16 Yokohama Hydex Co 電磁弁
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JPS50136726A (ja) * 1974-04-19 1975-10-30
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