JPH0350711B2 - - Google Patents

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JPH0350711B2
JPH0350711B2 JP56165128A JP16512881A JPH0350711B2 JP H0350711 B2 JPH0350711 B2 JP H0350711B2 JP 56165128 A JP56165128 A JP 56165128A JP 16512881 A JP16512881 A JP 16512881A JP H0350711 B2 JPH0350711 B2 JP H0350711B2
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JP
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recording medium
recording
paper
roller
developer
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JP56165128A
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JPS5865674A (ja
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Takashi Yokota
Akira Shimura
Yutaka Kodama
Shigeru Yamazaki
Masakazu Niro
Satoru Tomita
Kunihiko Ikeda
Shigeru Suzuki
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/434,701 priority patent/US4657372A/en
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Priority to DE19823249821 priority patent/DE3249821A1/de
Priority to DE3238505A priority patent/DE3238505C2/de
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Priority to US07/244,584 priority patent/US4887133A/en
Publication of JPH0350711B2 publication Critical patent/JPH0350711B2/ja
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/22Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20
    • GPHYSICS
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    • G03G15/28Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 in which projection is obtained by line scanning
    • G03G15/283Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 in which projection is obtained by line scanning using a reusable recording medium in form of a band
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S271/00Sheet feeding or delivering
    • Y10S271/902Reverse direction of sheet movement

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
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  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、コンピユータの周辺端末装置とし
てのプリンタ、所謂ラインプリンタに類するプリ
ンタに関する。
本発明は、排出される記録紙の取扱いが容易な
プリンタを提供することを目的とする。
かかる本発明の目的は、記録体を一様に帯電さ
せる帯電装置と、帯電させられた記録体に、記録
画像に対応する光情報を照射して静電潜像を形成
する露光手段と、上記記録体に現像剤を供給して
上記静電潜像を可視像化する現像ローラを含む現
像ユニツトと、可視像を形成された記録体に記録
紙を密着させるべく、積載された記録紙を1枚ず
つに分離して送り出す給紙装置と、記録体に密着
させた記録紙に可視像を転写させる転写装置と、
可視像を記録紙に密着させる定着装置と、定着済
みの記録紙を、その記録面を反転させてプリンタ
本体の上カバーの上面に向けて案内するターン通
路を含む排紙装置と、可視像転写後の記録体に残
留する電荷を除去する除電装置と、可視像転写後
の記録体表面に接触して、該表面に残留する現像
剤を除去するクリーニング装置と、上記記録体を
含む各装置を駆動する駆動手段と、上記駆動手段
を含む各装置の作動を制御する制御手段とからな
つていて、給紙装置から送り出された記録紙が、
上記定着装置を通過した後、その記録面を下側に
して上カバー上に順次積み重ねられることを特徴
とするプリンタによつて達成される。
そして、本発明のプリンタによれば、プリンタ
済みの記録紙がプリンタ本体の上カバーの上面に
向けてその記録面を反転させて排出されるので、
ぺージ順が揃うと共にこの記録紙を容易に手にで
き、使い勝手が良い。
以下、図示の実施例によつて本発明を詳細に説
明する。
第1図は本発明を適用するプリンタの外観を示
していて、符号1はプリンタ全体を示している。
プリンタ1の正面には、電源スイツチ311が設
けられている。また、プリンタ1の正面には、記
録紙トレイ3が矢印aで示す向きに着脱自在に装
着されている。上記トレイ3の蓋4は、該トレイ
をプリンタ本体に装着したままで矢印cの向きに
開閉自在である。更に、プリンタ1の正面には、
詳細は後述する記録体・現像ユニツト5が矢印b
の向きに引き出し自在に取り付けられている。こ
のユニツト5は、プリンタから一定長さ引き出す
ことも、完全に引き出すこともできるのである
が、第1図はプリンタ本体に完全に押込まれた位
置を示している。同図において、符号6は上記ユ
ニツト5の手掛け部を示している。プリンタ1の
正面の透明カバー7内には、ポーズボタン、リセ
ツトボタン及表示ランプ等(何れも図示せず)が
収納されている。プリンタ本体の側板8と、上カ
バーの一部9とは、本体から取り外すことが可能
である。プリンタの後部には、機外に排出された
記録紙を受ける記録紙受け10が設けられてい
る。
本発明のプリンタは、電子写真の乾式現像可視
像転写方式を利用したものであるが、その内部構
造の概略を第2図に基いて説明する。
プリンタ1の略中央部には、エンドレスベルト
状の記録体11が一対のベルトローラ12,13
に巻き掛けて配設されている。ベルトローラ1
2,13のうち、ローラ12は従動ローラであ
り、同13は駆動ローラであり、後述する駆動系
により矢印方向へ回転させられる。上記記録体1
1は、ベ−スフイルム上に無機または有機光導電
体を設けた電子写真用感光体である。
記録体11の周辺には、種々の装置が配置され
ている。記録体11の時計回りの回転方向に沿つ
てそれらを説明すると、符合14が帯電チヤージ
ヤ、同15が露光装置、同16が現像器、同17
が給紙コロ、同18が搬送ローラ対、同19が転
写チヤージヤ、同20が定着器、同21が除電装
置、同22がクリーニング装置である。
このプリンタの作用を簡単に説明すると、まず
記録体11の表面が、帯電チヤージヤ14によつ
て所定極性に一様に帯電され、次に露光装置15
から記録すべき画像の情報を含む光が照射され
る。これによつて、記録体11上の帯電電荷が選
択的に消散され、そこに記録すべき画像に応じた
静電潜像が形成される。この静電潜像は、次に現
像器16からトナーと呼ばれる着色微粒子からな
る現像剤を供給されて顕像化され、そこにトナー
像が現出する。このトナー像は、記録体11上の
像形成に同期して記録紙トレイ3から給紙コロ1
7および搬送ローラ対18によつて送られてきた
記録紙24に、転写チヤージヤ19の位置で重ね
られ、転写チヤージヤ19の帯電を受けることに
よつて、記録紙24に転写される。記録紙24
は、その後、記録体11から分離されて定着器2
0に入り、そこで転写トナー像の定着を受け、排
紙ローラ対25によつて記録紙受け10に排出さ
れる。一方、記録体11は、その表面に残留する
電位が除電装置21によつて消去された後、転写
残りの残留トナーがクリーニング装置22によつ
て除去される。
このプリンタの各装置の具体的な構成を設明す
る。
この装置において特徴的なことは、記録体11
と現像器16がそれぞれユニツト化されて一体的
に組立てられていることである。すなわち、第5
図に示すように、記録体ユニツト23は、記録体
11と、これを支持し駆動するローラ12,13
と、両ローラの両側端部を回転可能に支持する支
持板26とからなつている。
駆動ローラ13は、第4図,第8図及び第12
図に示すように、ベアリング46を嵌合した軸3
8によつて、支持板26の一端に回転自在に支持
されている。エンドレスベルト状の記録体11
は、固定位置で回転する上記駆動ローラ13と、
次に述べる従動ローラ12との間に巻き掛けられ
る。
記録体11は、記録紙の長さよりも僅かに長く
形成されていて、後述するメインスイツチがオン
しているときには、その接ぎ目xが第78図2に
示すように、転写チヤージヤ19の上位に位置し
ている。メインスイツチがオフしているときに
は、記録体11の接ぎ目xは第78図1に示すよ
うに、帯電チヤージヤ14の下位に位置してい
る。記録体11の、かかる位置の制御については
後述する。
従動ローラ12は、支持板26に設けられたば
ね27により外方に押圧されて、記録体11に張
力を与えている。第6図は、記録体張力付加機構
の一例を示している。従動ローラ12の軸12a
には、外周に溝42を有するベアリング43が嵌
合されている。ベアリング43の外周上の一部に
は、ばね27の一端を受ける受け面43aが形成
されている。一方、支持板26には、上記ベアリ
ング43の溝42に嵌合する一対の支持片44,
44と、支持片相互間に三角状に突出して設けら
れたばね止め45が形成されている。軸12aに
ベアリング43を嵌め込まれた従動ローラ12,
は、ベアリングの溝42が支持板26の支持片4
4によつて案内されながら支持板26に装入され
るが、その際受け面43aとばね止め45との間
にばね27が取り付けられる。従つて、第5図中
の記録体11には、ばね27によつて、ローラ1
2を介して張力Fが付与されて、良好な平面性を
与えられている。
ベルトローラ間に巻き掛けられた記録体11
は、劣化や損傷のために新らしいものと交換する
必要がある。また、記録体ユニツト23をプリン
タ本体に取り付けていないとき、例えば倉庫に保
管された状態或いは輸送されている状態におい
て、記録体に不必要な張力が与えられていると、
ベルトローラへの巻掛け部分に巻癖がつくという
形状変化が生じる。また、保管や輸送時の、高
温、高湿、低温という悪環境の条件下で長時間に
亘つて張力が与えられていると、記録体の伸縮、
表面クラツク、特性劣化等が生じる。
そこで、記録体の交換や保管、輸送時には、前
記した張力付加機構の作用を解除する張力解除機
構を設けて上記問題に対処している。
第15図及び第16図において、支持板26に
は倒伏L字形のレバーガイド穴47が穿設されて
いる。この穴47は、記録体11の張力付加方向
と平行な部分47aと、この部分47aと直角よ
り小さい角度で交わる係止部分47bとからなつ
ている。レバーガイド穴47には、解除レバー4
8の折り曲げた一端48aが嵌合している。この
レバーの一端48aは、支持板26から突出して
いる。解除レバー48の他端48bは、彎曲させ
られていて、従動ローラ12の軸12aに嵌合し
たベアリング43の外周を包囲している。
そして、第16図に示すように、解除レバーの
一端48aが穴47の部分48aに位置している
ときには、該レバーの他端48bは、ばね27に
よる記録体11への張力付加作用を何ら妨げない
ようになつている。記録体交換時のように記録体
への張力を解除したい場合には、第17図に示す
ように、ばね27を強制的に圧縮するように解除
レバー48の一端48aを穴47の部分47aに
沿つて移動させたのち、この一端を係止部分47
bに位置させる。このとき、解除レバー48の他
端48bがベアリング43を、図において右方へ
移動させるので、従動ローラ12と駆動ローラ1
3(図示せず)との間は、略長さl1分だけ軸間距
離が短かくなり、記録体11への張力が解除され
る。従つて、記録体11は、第17図に示すよう
に弛んだ状態となり、ベルトローラ間から容易に
着脱・交換を行なうことができる。交換が終つた
ら解除レバー48を第16図に示す位置へ移動さ
せると、記録体11にはばね27による張力が付
与される。第15図に示した解除レバー48は、
小径の丸棒を折り曲げて形成されているが、第1
8図に示す解除レバー48Aのように、板金部材
で形成したレバー部48Aaと棒材による係止ピ
ン48Abとで構成されてもよい。なお、第5図
及び第7図において、支持板26の略中間部に形
成された孔26aは、上記解除レバー48を変位
させるとき並びに記録体ユニツト23を受け部3
5にセツトして記録体・現像器ユニツト5(第7
図参照)を組立てるときに手指を入れる指掛け用
の孔である。
第5図に示すように、支持板26は上部に頂板
28を有し、記録体11の上部張渡し部11aの
下面を支持している。支持板26の下部には、二
つの突起29,30が、記録体11の下部張渡し
部11bの下面より突出するように設けられてい
る。現像器ユニツト31は、現像用トナー32を
収容した蓋33a付きの容器33と、この容器3
3内の下部に回転可能に支持された現像スリーブ
34とを有している。現像容器33の両側板およ
び底板は、その現像スリーブ34を支持している
部分から直角方向に延長されて、記録体ユニツト
23を支持する受け部35を構成している。受け
部35の両側板36の現像スリーブ34近傍に
は、受け部の長手方向に垂直に溝37が形成さ
れ、この溝37に、記録体ユニツト23の記録体
駆動ローラ13の軸38が挿入され、記録体11
の現像スリーブ34に対する位置決めがなされて
いる。記録体ユニツト23は、現像器ユニツト3
1の受け部35の底板39の上に単に載せられ、
軸38が溝37に入り込んでいるだけなので、左
右方向の動きは規制されるも、上方向にはフリー
になつている。記録体ユニツト23が受け部35
の底板39の上に載せられるとき、記録体ユニツ
ト23の支持板26の下部突起29,30だけが
底板39に当るので、記録体11を傷つけること
はない。また、受け部35の先端にも、これに平
行に溝40が設けられており、これは、現像器ユ
ニツト31を装置本体に取付けるときの位置決め
用として作用する。上記両側板36,36の後端
は、第2図及び第4図に示すように、ステー73
で互いに連結され補強されている。
第7図は、記録体ユニツト23を現像器ユニツ
ト31に組立てた状態を示している。この図にお
いては、記録体駆動ローラ13の軸38にベアリ
ング41が取付けられ、このベアリング41が現
像器ユニツト31の受け部の溝37に係合してい
るが、このようなベアリングの使用は、公知技術
に照らして、他の随所に適用しうることは勿論で
ある。
記録体ユニツト23を受け部35にセツトする
際、記録体表面に手指が触れると、その部分の感
光特性が変化してしまう。そこで、ユニツト23
は、穴26aに手指を掛けて持つのであるが、上
記セツト時にこの手指を逃がすための切欠36a
が側板36に形成されている。
第11図、第12図及び第19図において、現
像器ユニツト31の受け部35の両側板36に
は、それぞれ第1の部材49と第2の部材50が
設けられている。第1の部材49は、ネジ51に
よつて側板36に固定されていて、第19図に示
すように、断面L字形であつて、その両端部に規
制面52aを有する一対のスぺーサー52を有し
ている。上記スぺーサー52の規制面の上端は切
殺がれていて、記録体ユニツト23を装着すると
きのガイド面52bとなつている。
上記第2の部材50は、図示の例の場合、上記
第1の部材49と同様の形状であつて、ネジ53
によつて側板36に固定されていて、その両端に
上記スぺーサー52,52に対向するガイド部5
4a,54aを形成されたガイド部材54と、こ
の部材と共締めされて側板36に固定された弾性
部材55とからなつている。弾性部材55は、図
示の例の場合、一対設けられている。そして、上
記第1の部材49、ガイド部材54、弾性部材5
5のうち、少なくとも弾性部材55は導電性を有
する材質で形成され、受け部35と電気的に導通
させられている。受け部35は、案内板56(第
9図参照)を介して記録装置全体に接地される。
上記弾性部材55は、図示の例の場合、金属板ば
ねで形成されているが、金属製コイルばねであつ
てもよい。
受け部35に対する記録体ユニツト23の位置
は、スぺーサー52の幅Wcで決定されていて、
この幅Wcは、記録体11の周囲に設置される他
の各種装置との相対的関係で決められる。そし
て、上記記録体ユニツト23の支持板26,26
間の幅をWaとし、規制面52aと自由状態にお
ける弾性部材の先端部55aとの間の幅Wbとし
たとき、Wa>Wbとなるように、弾性部材55
の突出量が設定されている。また、規制面52a
とガイド部54aとの間は、上記幅Waよりも間
隙Wdだけ大きく設定されている。この間隙Wd
は、受け部35に記録体ユニツト23を容易に着
脱できるに必要充分な数値に設定されている。
いま、第11図に示すように、受け部35の上
方から記録体ユニツト23に落し込むと、該ユニ
ツトは、一対の支持板26,26をガイド面52
bとガイド部54aに案内されて、第12図に示
すように、一方の支持板26の弾性部材55で弾
発的に押し動かされることによつて、他方の支持
板26を規制面52aに衝合させて装着される。
すなわち、記録体ユニツト23は、弾性部材55
を撓わませながら落し込まれて、突起29,30
(第5図参照)を底板39に衝合させ、一方の支
持板26を規制面52aに弾発的に押し付けられ
て位置決めされる。従つて、記録体ユニツト23
は、エンドレスベルト状記録体11の幅方向にお
いて、その一側面を規制面52aに、他側面を導
電性の弾性部材55に衝合させることによつて位
置決めされると同時に、受け部35との電気的導
通状態に保持される。
記録体ユニツトを支持ユニツトとしての現像器
ユニツトの受け部35から取り外す場合、弾性部
材55を撓わませること勿論であり、これらの着
脱が極めて容易に行なえる。
第11図及び第12図に示した実施例において
は、規制面52aを有する固定されたスぺーサー
52と、ガイド部を有するいま1つのスぺーサー
(ガイド部材54)を設け、このガイド部材の方
に弾性部材55を配置したが、一方のスぺーサー
(ガイド部材54)を廃して、弾性部材55のみ
で第2の部材を構成してもよい。この場合、弾性
部材55が導通性を持たせられてよいこと勿論で
あり、支持板26の略中央部(記録体11の移動
方向において)に当接する位置に設けられること
が望ましい。このような簡単な構成であつても、
記録体支持部材(支持板26)は、2ヶ所の規制
面52a,52aと1ヶ所の弾性規制部によつ
て、記録体の幅方向を位置規制される。同時に、
受け部との電気的接続も保持される。
このような記録体ユニツト23を保持した現像
器ユニツト31は、本体装置に対し挿入および引
出し可能に取付けられる。第9図に示すように、
本体装置には、現像器ユニツト31の容器33の
上部を案内するための案内板57および下部の底
板39を案内するための案内板56が取付けられ
ており、現像器ユニツト31は、これらに沿つて
本体装置に挿入される。本体装置にはまた、第1
0図に示すように、現像器ユニツト31の両側面
を案内するための案内板58が設けられており、
これによつて現像器ユニツト31の本体装置に対
する記録体幅方向の位置決めがなされる。本体装
置にはさらに、現像器ユニツト31の挿入方向の
位置決めをするピン59が、本体装置の側板60
から突出して設けられ、このピン59が現像器ユ
ニツト先端部の溝40(第5図参照)に係合し
て、現像器ユニツト31の挿入方向の位置決めが
なされる。本体装置の側枝60,67(第8図参
照)には、さらに記録体ユニツトにおける駆動ロ
ーラー13の回転軸38および従動ローラー12
の回転軸12aのベアリング42を、これらが挿
入されたときに支持するためのブラケツト61,
62がそれぞれ所定の位置に設けられている。こ
のブラケツトは、各ローラーを介して記録体11
の上下方向の位置決めをするためのものである。
これによつて、各ローラー12,13および現像
スリーブ34は、挿入方向に平行にほぼ一直線上
に並ぶ。上記ブラケツト62は、装置本体の側板
60,67(第4図参照)にそれぞれ固定されて
よいのであるが、ベルト寄り修正機構を構成する
場合には、少なくとも側板60に設けられるブラ
ケツト62は、固定することなく、揺動自在に設
けられる必要がある。このベルト寄り修正機構に
ついては後述する。
この支持装置は、このような各種の位置決め手
段が設けられているので、記録体ユニツト23
と、現像器ユニツト31とからなる記録体・現像
器ユニツト5(第7図参照)を本体装置に所定位
置まで挿入するだけで、装置本体内の他の部材お
よび装置との相互の位置関係が確実にかつ容易に
確保される。また、必要に応じて現像器ユニツト
31を装置本体から引出すことにより、現像容器
33内にトナーを補給したり、記録体11を交換
したりすることが極めて容易に行なわれる。
第13図には、この支持装置における駆動系が
示されている。記録体11を支持駆動するローラ
ー12,13および現像スリーブ34は、現像器
ユニツト31の挿入引出し方向に平行にほぼ一直
線上に並んでおり、これにほぼ垂直な方向に、装
置本体の駆動源に接続される動力伝達ギヤ63が
配置され、これに駆動ローラー13の回転軸38
に固着された駆動ギヤ64が噛合つている。図示
の動力伝達ギヤ63は、駆動ギヤ64の下部で噛
つているが、駆動ギヤ64の上部で噛合うように
してもよい。駆動ギヤ64は、現像スリーブ34
の回転軸65に固着された従動ギヤ66とも噛合
つており、したがつて装置本体の駆動源からの動
力は、ギヤ63から64,66へと伝達される。
第14図は、この状態を斜視図で示してある。駆
動系をこのように構成することにより、現像器ユ
ニツト31の挿入引出しが容易に行なわれ、かつ
挿入したときの動力伝達が確実に行なわれる。こ
のように、記録体および現像器をそれぞれユニツ
ト化して組立ててあるので、本体装置に対し容易
に着脱可能であり、しかも確実に位置規制ができ
る。記録体と現像スリーブおよび各チヤージヤー
等との間隙は、極めてシビアに維持されなければ
ならないが、この発明によれば、記録体および現
像器が本体装置から着脱可能にも拘らず、これら
の間隙が何通りもの位置決め手段により容易にか
つ精度良く位置決めされるので、位置調整が不用
となり、位置が変動する恐れもない。また、従来
装置のような大きな開口を設ける必要がなく、小
さなな開口と簡単なガイド手段のみで、記録体の
交換や他の補修ならびに現像剤の補給等を行なう
ことができる。さらに、記録体および現像器がユ
ニツト化されているため、構成が小型かつ簡単単
であり、記録体全体を容易に交換することがで
き、交換時に記録体表面に傷をつけたり、記録体
表面を現像剤で汚したりすることがない。さらに
駆動系を、ユニツトの着脱が容易に行なわれるよ
うに、かつ動力の伝達が確実に行なわれるように
配列してあるので、ユニツトの脱着に無理が生じ
ない。
また、上記エンドレスベルト状記録体は、これ
の上部張渡し部11aを支持板の頂板28によつ
て案内されている。そのために、両者間の摺擦に
よる静電気はが発生する。この静電気は、記録体
の頂板28に対する張り付き現像として現われ、
駆動負荷の増加、延いては駆動ローラー13と記
録体とのすべりによる記録体送り速度のムラとい
う不具合となつて現われる。従つて、記録体支持
板は確実に接地される必要がある。
上記記録体11は、可撓性のゴム又は合成樹脂
からなるベース層と、これの上層に蒸着されたア
ルミ薄膜層からなる導電層と、この導電層の上の
層に形成された記録層すなわち光導電層とからな
つている。なお、光導電層を被覆する絶縁層が形
成されていてもよい。
鮮明な画像を得るためには、画像情報に対応す
る正確な静電潜像が形成されなければならない。
そのためには、帯電チヤージヤー14(第2図参
照)のコロナ放電によつて一様に帯電された記録
体表面において、露光箇所のみ導電性を生じて、
当該箇所の電位を可及的にアース電位(零ボル
ト)に近づけることが必要である。そこで、記録
体11の巾方向一側縁を剥離して導電層を露出さ
せて、この部分にアース用ブラシを接触させる。
この露出部分に補強剤が塗布されていてよい。
第8図において、記録体11の一側縁には、導
電層を露出させた露出部68が形成されている。
この露出部68には、導電性繊維からなる接地ブ
ラシ69の自由端が接触させられている。接地ブ
ラシ69は、ブラケツト70を介して、側板67
へ導電的に支持されている。記録体11の移動方
向においては、上記接地ブラシ69は、第2図に
示すように、記録体11の張り側であつて且つ駆
動ローラ13に近い直線状に移動する部位に設け
られている。かかる設置位置を選んだ背景には、
次のような問題があつた。エンドレスベルト状の
記録体11の弛み側に接地ブラシを接触させる
と、回動するベルトの波打ちによつて接触状態が
時間的に変化し、接触抵抗の変動により導電路の
インピーダンスが変動してしまう。記録体が最も
安定しているのは、ベルトローラへの巻き掛け部
分であるが、曲率部分にブラシを接触させると、
ブラシ繊維の1本1本と記録体との接触角度が異
なることとなり、電気的に有効な接触が安定して
得られない。また、記録体ユニツト23が装置本
体に対して着脱自在であつて且つ現像器ユニツト
31と一体化されていると、従動ローラ12への
巻き掛け部分を利用せざるを得ない。しかし、該
ローラ12は、記録体に張力を与えるために変位
可能になつているので、接地ブラシと記録体との
相対距離が一定せず、安定した導電路の形成が望
めない。
従つて、エンドレスベルト状の記録体が安定し
ている位置としては、その軸38が固定位置で回
転する駆動ローラ13の近くであつて、且つ張力
を付与されている所謂張り側である。張り側11
aは、ベルトが直線状になり、回動が伴う振動も
最小になる。そのために、記録体11と接地ブラ
シとの相対位置が常に一定に保たれることとな
り、極めて安定した導電路が維持できることを理
解されよう。
また、記録体11の他方の側縁には、第8図に
示すように、副走査同期マーク71が設けられて
いる。この同期マークは、当該装置のシーケンス
に重要な意味を持つものであるが、その働きにつ
いては後述する。また、第8図において、副走査
同期マーク71に対向して、これを読み取る副走
査同期検知器72が、側板60に固定して設けら
れている。
エンドレスベルト状記録体がローラによつて駆
動される時に、そのローラにより上記ベルト状記
録体に与えられる張力のローラ軸方向両端間での
誤差に起因して、あるいは本来平行であるべきロ
ーラ同志の軸に平行誤差が生じることに起因し
て、その記録体が駆動方向と直角な方向へ移動す
る現象、すなわちベルトの蛇行および寄り現像を
生ずることがある。この現像が生ずると記録体上
に形成される像あるいは紙に転写される像が偏る
ため、この現像は防止されるべきものである。
そのために、従来、以下の装置が知られてい
る。第1に、エンドレスベルト状記録体を支持お
よび駆動するためのローラにその記録体の端部を
規制するフランジを設け、それによりベルトの蛇
行および寄りを制限する装置、第2に、エンドレ
スベルト状記録体を支持および駆動するためのロ
ーラの少なくともひとつが次の自動調心機構、す
なわちベルトに寄りが生ずる時にはその寄り力を
利用してその寄る方向と逆方向にベルトが移動す
るように、内包する自動調心軸の傾きを変化させ
る自動調心機構を有する装置である。ここで、上
記第1の装置においては、ベルト状記録体の端部
にはその記録体の寄り力により、常時、応力が生
ずる。かく生ずる応力はベルト状記録体の端部に
変形を生ぜしめ、よつてベルトの耐久性および記
録装置の信頼性を著しく低下する。したがつて、
この装置を使用するに際しては、ベルト状記録体
のベースを厚くしてベルト自体の端部変形に対す
る強度を大きくするか、あるいはベルトの寄り力
を弱める必要がある。しかし、ベルト状記録体の
ベースを厚くする場合においては、そのベース上
に添着される記録層の密着強度低下、および曲げ
応力の増加によるベルト張力の増加等の問題が生
ずるので好ましくない。また、ベルトの寄り力を
弱める場合においては、ベルト張力の微妙な調整
が必要となり、よつてこの記録装置は高精度、か
つ複雑な装置とならざるを得ない。一方、第2の
装置においては、自動調心操作を確実に行い得る
ようにするためには高精度なるローラ機構が必要
となり、よつてこの装置は複雑化、大型化および
高価とならざるを得ない。
図示のプリンタは、ベルトの寄りを検知する寄
り検知手段と、ベルトの寄りを補正する寄り制御
手段とを有するベルト寄り修正機構を記録体に付
設することにより、上記欠点を除去している。
以下、修正機構を、寄り検知手段と寄り制御手
段とに分けて詳細に説明する。
まず第1の思想に基づく寄り検知手段を説明す
る。この第1の思想とは、光源及び受光素子を有
するフオトインタラプタと、その光源と受光素子
間の光路を遮断するように移動可能な遮光部材と
の組合せにより、エンドレスベルト状記録体の寄
りを検知するものである。
第20図は上記第1の思想に基づく寄り検知手
段の第1実施例を示す図である。この検知手段は
第2図及び第4図中の符合74で示すように、エ
ンドレスベルト状記録体11のうちローラ12に
巻きついている領域(以下、曲率域と称す)に対
向して配置されている。
同図において、寄り検知手段74は以下の構成
により成つている。記録体11前方のブラケツト
75には支持部材76が取り付けられており、こ
の支持部材76はその支点76aにおいて検知フ
イラー77を回転自在に支持している。検知フイ
ラー77は、支持部材76を境として、その記録
体11側の一方が接触片77a、その他方が遮光
片77bとして構成されており、この接触片77
aはその先端で記録体11の端部に当接し得るよ
うに配置されている。また、遮光片77bの回動
領域内にはフオトインタラプタ78が配置されて
いる。
第21図は第20図中のX−X線に従い、フオ
トインタラプタ78を示す断面図である。同図に
おいてフオトインタラプタ78は光源79および
受光素子80を有しており、このフオトインタラ
プタ78は光源79より発して受光素子80で受
けられる光量に応じた出力信号を発生する。ま
た、図に示すように遮光片77bは光源79と受
光素子80とを結ぶ光路を遮断するように回動す
る。
支持部材76の下方には、接触片77aの図中
反時計方向への回動を規制するL字状のストツパ
81がブラケツト75に取り付けられており、ま
た検知フイラー77には、そのフイラー77に図
中反時計方向へ回転習性を与えるねじりコイルば
ね、板ばね等の張性体(図示せず)が取り付けら
れている。したがつて、接触片77aが記録体1
1の端縁11cと接触しない限り、その接触片7
7aは上記張性体の作用によりストツパ81に押
し付けられている。
以上の構成より成る寄り検知手段74につき、
以下その動作の状態を説明する。通常の記録作業
時においては、記録体11は第20図に実線で示
す位置dを矢印A方向へ移動する。この状態では
接触片77aが記録体11の端縁11cに接触す
ることはなく、よつて遮光片77bもフオトイン
タラプタ78の、光源79から受光素子80へ至
る光路を遮断することはない。したがつて、フオ
トインタラプタ78は上記光路を通過する光量に
応じた出力信号を発生する。次に、記録体11の
C方向の寄り現像が生じ、その記録体11が図中
破線で示す位置eに達する場合においては、接触
片77aは、まず図中実線で示す位置において
記録体11の端縁11cに当接し、次いで記録体
11のC方向への移動に従つて支点76aの周り
を時計方向に回動し、その結果接触片77aは図
中破線で示す位置に至る。また、その接触片7
7aの回動と同時に、遮光片77bも図中の実線
位置′から破線位置′へと回動し、もつてフオ
トインタラプタ78の、光源79から受光素子8
0に至る光路が遮断される。かく光路を遮断され
たフオトインタラプタ78はその出力信号に変化
を生ずる。すなわち、記録体11のC方向への寄
りは、フオトインタラプタ78の出力信号の変化
として検知される。
以上の説明は記録体11がC方向への寄りを生
ずる場合のものであるが、記録体11には、その
端縁11cと対を成すもう一方の端縁11d(第
4図参照)に、上述した寄り検知手段74と同一
の検知手段(第4図参照)があらかじめ設けられ
ており、記録体11がC方向の反対方向、すなわ
ち図中のD方向への寄りを生ずる場合には上記他
方の検知手段74がベルトの寄り検知の用を成
す。
さらに、上記両寄り検知手段中のフオトインタ
ラプタの出力信号の変化は、後述する制御回路を
介して後述するベルトの寄り制御手段へ伝達さ
れ、その寄り制御手段によりベルト状記録体11
の寄りは適宜に補正される。
上記寄り検知手段はエンドレスベルト状記録体
11の曲率域に対向して配置されているが、以下
その理由を図面に基づいて述べる。第22図はエ
ンドレスベルト状記録体11と、その記録体11
を支持するローラ12,13を示している。同図
において、矢印Eで示される領域は前述したベル
トの曲率域であり、この曲率域Eともう一方のロ
ーラ13に対応する曲率域E1との間、すなわち
矢印G,G1で示す領域の記録体11は直線状を
成しているので、この領域G,G1を記録体の直
線域と称す。ここで、記録体11が寄りを生ずる
方向、すなわち記録体11の駆動方向Aと直交す
る方向にその記録体11の端部から力を加える場
合、直線域G,G1では記録体11は容易に変形
を生ずるが、曲率域Eでは記録体11は変形し難
い。したがつて、接触片を接触させるべき領域と
しては、直線域G,G1に比べ変形を生じ難い曲
率域Eが好都合であり、このようにすることによ
り接触片の回動は安定化し、かつ、記録体11の
端部変形への影響も少なくなる。
第23図は第1の思想に基づく寄り検知手段の
第2実施例を示す図であり、第20図に示した第
1実施例と異なる点は以下の通りである。すなわ
ち、寄り検知手段82において遮光片77bの回
動領域内には適宜の間隔で2個のフオトインタラ
プタ83a,83bが設けられており、さらに第
1実施例中のストツパ81は削除されている。こ
の構成により接触片77aは図示しない張性体の
作用の下に、常時、記録体11の端縁に当接し、
かつ、その端縁の移動に従つて回動することとな
る。例えば、記録体11の端部が実線で示す位置
dから破線で示す位置eへ移動すると、接触片7
7aはそれに従つて実線で示す位置から破線で
示す位置へ回動し、また記録体11が一点鎖線
fで示す位置へ移動すると、接触片77aは一点
鎖線で示す位置へ回動する。また、接触片77
aが位置あるいは位置へ回動すると同時に遮
光片77bは、それぞれ位置′あるいは位置
′へ回動するが、この場合、フオトインタラプ
タ83aおよび83bに関しては次のように配置
されている。すなわち、遮光片77bが位置′
に達した時点でフオトインタラプタ83aがその
光路を遮断され、一方遮光片77bが位置′に
達した時点でフオトインタラプタ83bがその光
路を遮断される。
尚、上記以外の構成は第20図に示す第1実施
例と同一であり、同一の構成要素は同一の符合で
示してある。
この実施例においては、通常の記録作業時には
記録体11は位置dにおいて矢印A方向へ移動す
る。この状態で遮光片77bはフオトインタラプ
タ83aおよび83bのいずれの光路をも遮断す
ることはなく、よつてフオトインタラプタ83a
および83bはその光路を流れる光量に応じた出
力信号を発生する。次に、記録体11にC方向の
寄り現象が生じ、記録体11が位置eまで移動す
ると、接触片77aは位置まで回動し、同時に
遮光片77bは位置′まで回動する。かく回動
した遮光片77bはフオトインタラプタ83aの
光路を遮断するので、結果的にフオトインタラプ
タ83aの出力信号に変化が生ずる。一方、記録
体11のD方向の寄り現象が生じ、記録体11が
位置fまで移動すると、接触片77aは位置ま
で回動し、同時に遮光片77bは位置′まで回
動する。かく回動した遮光片77bはフオトイン
タラプタ83bの光路を遮断し、もつてその出力
信号を変化させる。
すなわち、記録体11のC方向への寄りはフオ
トインタラプタ83aの出力信号の変化として、
一方記録体11のD方向への寄りはフオトインタ
ラプタ83bの出力信号の変化として検知され
る。
以上のようにこの実施例においては、記録体1
1のC方向およびD方向の寄りを、1個の寄り検
知手段82によつて検知することができるので有
利である。
尚、上記フオトインタラプタ83aおよび83
bの出力信号の変化は、第1実施例の場合と同様
にして、後述するベルトの寄り制御手段へ伝達さ
れる。
第24図は寄り検知手段の第3実施例を示す図
であり、同図において寄り検知手段84は以下の
構成より成つている。記録体11のローラ12に
対応する曲率域の前方(図中の左方)には、ロー
ラ12の軸方向に延在し、かつ、記録体11の幅
よりもわずかに長い長さのスライドバー85が設
けられている。このスライドバー85は中央部
に、前方(図中の左方)へ突出する遮光片86を
有し、さらに両端に、後方(図中の右方)へ突出
する接触片87a,87bを有している。また、
このスライドバー85には、ローラ12の軸方向
に長い長穴85a,85bが設けられており、そ
れぞれの長穴には定置されているピン88a,8
8bが装入されている。これらの長穴85a,8
5bおよびピン88a,88bの作用により、ス
ライドバー85はローラ12と平行に、かつ、長
穴85a,85bの長さ分だけ移動することがで
きる。図中の矢印C′および矢印D′はこのスライド
バー85の移動方向を示している。接触片87
a,87bは、記録体11が矢印C方向あるいは
矢印D方向へ移動する場合には、その記録体11
の端縁11cあるいは11dと当接し得る程度の
長さを有している。遮光片86は、スライドバー
85が矢印C′方向あるいは矢印D′方向へ移動する
際には、その移動と同時に矢印C′方向あるいは矢
印D′方向に移動するが、この遮光片86の移動
領域内には2個のフオトインタラプタ89a,8
9bが適宜の間隔をもつて、かつ遮光片86の移
動方向に対して並列に配置されている。
上述した寄り検知手段84の作動状態は以下の
通りである。すなわち、記録体11に矢印C方向
の寄りが生ずると、その端縁11cは接触片87
aに当接し、次いでその端縁11cは接触片87
aを押圧することによりスライドバー85を矢印
C′方向へ移動せしめる。この際、スライドバー8
5の矢印C′方向移動と同時に、遮光片86も矢印
C′方向へ移動するが、その遮光片86がフオトイ
ンタラプタ89aの光路を遮断する位置に達する
と、その時点においてフオトインタラプタ89a
の出力信号に変化が生ずる。すなわち、記録体1
1のC方向への寄りはフオトインタラプタ89a
の出力信号の変化として検知される。
一方、記録体11のD方向への寄りは、上記説
明と同様にして、フオトインタラプタ89bの出
力信号の変化として検知される。
第25図は第1の思想に基づく寄り検知手段の
第4実施例を示す図であり、同図において寄り検
知手段90は以下の構成により成つている。記録
体11のローラ12に対応する曲率域の前方(図
中の左方)には、ローラ12の軸方向に延在し、
かつ、記録体11の幅よりもわずかに長い長さの
回転アーム91が設けられている。この回転アー
ム91はその中央部で支点ピン92によつて回転
自在に支持されている。この回転アーム91の両
端には接触片93a,93bが、後方(図中の右
方)へ突出して取り付けられており、これらの接
触片93a,93bは、記録体11が矢印C方向
あるいは矢印D方向へ移動する場合には、その記
録体11の端縁11cあるいは11dと当接し得
る程度の長さを有している。また、回転アーム9
1の両端前方(図中の左方)には、それぞれフオ
トインタラプタ94a,94bが配置されてお
り、これらのフオトインタラプタ94a,94b
は第21図に示したフオトインタラプタ78と同
一構成である。尚、回転アーム91の両端は遮光
片91a,91bを形成しており、これらの遮光
片91a,91bの厚さはフオトインタラプタ9
4a,94bの光路間隔よりも小さくなつてい
る。したがつて、回転アーム91が適宜に回動す
る際には、遮光片91aあるいは91bは第21
図に示した場合と同様にして上記光路を遮断する
ことが可能である。
上述した寄り検知手段90の作動状態は以下の
通りである。すなわち、記録体11に矢印C方向
の寄りが生ずると、その端縁11cは接触片93
aに当接し、次いでその端縁11cは接触片93
aを押圧することにより回転アーム91を図中時
計方向に回動せしめる。その結果、回転アーム9
1は図中の一点鎖線で示す状態に至る。図中一点
鎖線の状態に至つた回転アーム91は、その先端
部遮光片91aによりフオトインタラプタ94a
の光路を遮断する。かく光路を遮断されたフオト
インタラプタ94aはその時点で出力信号に変化
を生ずる。すなわち、記録体11のC方向への寄
りはフオトインタラプタ94aの出力信号の変化
として検知される。
一方、記録体11のD方向への寄りは、上記説
明と同様にして、フオトインタラプタ94bの出
力信号の変化として検知される。
以上の各実施例においては、検知要素としてフ
オトインタラプタと、遮光片との組合せを使用し
ているが、これに限られることはなく、マイクロ
スイツチと接触子との組合せあるいはリードスイ
ツチと磁石との組合せ等、従来公知の検知要素を
使用することも可能である。
以上が第1の思想に基づく寄り検知手段の説明
であるが、次に第2の思想に基づく寄り検知手段
について説明する。この第2の思想とは、記録体
の端縁近傍に対向して配置される反射型光センサ
と、記録体の端縁がその被駆動方向と直角な方向
に移動する際には上記反射型光センサの検知域内
へと移動可能であり、かつ、記録体の光反射率と
異なる光反射率を有する検知パターンとによつて
記録体の寄りを検知しようとするものである。
第26図は上記第2の思想に基づく寄り検知手
段の第1実施例を示している。同図において、ベ
ルトローラ12,13によつて支持され、かつ矢
印A方向へ駆動されるエンドレスベルト状記録体
11の両端縁には、適宜の幅を有する検知パター
ン95a,95bがその両端縁全周に亘つて設け
られており、これらの検知パターン95a,95
bは記録体11の光反射率と異なる光反射率を有
する材料より成つている。記録体11の平面領域
(直線域)、すなわち記録体11がローラ13およ
びローラ12に巻き付いている領域以外の領域
で、かつ、記録体11の両端縁の上方位置には反
射型光センサ96a,96bが配置されている。
第27図は第26図の正面図であり、上記反射
型光センサ96a,96bの位置関係をわかり易
く示している。同図におけるエンドレスベルト状
記録体11は正常に駆動されており、したがつて
その記録体11は駆動方向と直交する方向(図中
のC方向あるいはD方向)へ寄りを生じていない
状態にあるとすると、この状態において、反射型
光センサ96a,96bはそれぞれ検知パターン
95a,95bより内側の記録体11の両端縁上
方に配置されており、この場合センサ96a,9
6bの検知域にはいずれも記録体11が存在して
いる。したがつて、センサ96a,96bはいず
れも記録体11の光反射率に相応する出力信号を
生じている。尚、第26図および第27図では、
説明のため第2図中に示した記録体11の周囲に
配置される各装置は省略している。
上記構成において、記録体11は矢印A方向へ
駆動される。その際、その記録体11にC方向へ
の寄り現像が生ずると、それと同時に検知パター
ン95bもC方向へ移動する。上記検知パターン
95bは適宜の距離を移動した後反射型光センサ
96bの検知域に到達し、この時点でそのセンサ
96bの出力信号が変化が生じ始める。何となれ
ば、検知パターン95bの光反射率は記録体11
の光反射率と異なるからである。すなわち、記録
体2のC方向への寄りは反射型光センサ95bの
出力信号の変化として検知される。
第28図は上記寄り検知手段におけるベルト状
記録体11の寄りによる反射型光センサ96aあ
るいは96bの出力信号の変化を示すタイムチヤ
ートであり、この場合c図は記録体11がC方向
へ寄る場合、d図は記録体11がD方向へ寄る場
合を示している。c図において、記録体11がC
方向への寄りを生じ始める瞬間(t=0)から検
知パターン95bがセンサ96bの検知域へ到達
する時(t=t1)までの間、センサ96a,96
bの検知域にはいずれも記録体11が存在してい
るので、センサ96aの出力信号Weおよびセン
サ96bの出力信号WfはいずれもHレベルを示
している。t1時間以後は、センサ96aの検知域
には記録体11が、センサ96bの検知域には検
知パターン95bが存在することとなるので、
WeはHレベル、WfはLレベルを示すこととな
る。この場合、上記Hレベル、Lレベルはそれぞ
れ記録体11の光反射率、検知パターン95bの
光反射率によつて決まるものであり、例えば記録
体11の光反射率の方が検知パターン95bの光
反射率よりも大きいときにはHレベルが高レベ
ル、Lレベルが低レベルとなる。
次にd図において、記録体11がD方向への寄
りを生じ始める瞬間(t=0)から検知パターン
95aがセンサ96aの検知域へ到達する時(t
=t2)までの間、両出力信号We,WfがともにH
レベルであるのはc図の場合と同様である。t2
間以後は、センサ96aの検知域には検知パター
ン95aが、センサ96bの検知域には記録体1
1が存在することとなるので、WeはLレベル、
WfはHレベルを示すこととなる。
第29図は第2の思想に基づく寄り検知手段の
第2実施例を示す図であり、ローラ12に支持さ
れた記録体11には、その一端縁のみに検知パタ
ーン97が設けられており、この検知パターン9
7が記録体11の光反射率と異なる光反射率を有
することは前記第1実施例と同様である。同図に
おいて記録体11は正常に駆動されており、した
がつてその記録体11は駆動方向と直交する方
向、すなわち図中のC方向あるいはD方向へ寄り
を生じていない状態にある。この状態において、
検知パターン97に対向する位置には反射型光セ
ンサ98aが配置されており、さらに検知パター
ン97より内側の記録体11の端部上方には、記
録体11の駆動方向と直交する方向で上記センサ
98aと同列に反射型光センサ98bが配置され
ている。この場合、センサ98aの検知域には検
知パターン97が存在し、センサ98bの検知域
には記録体11が存在している。したがつてセン
サ98aは検知パターン97の光反射率に相応
し、センサ98bは記録体11の光反射率に相応
する出力信号を生じている。
上記構成において、記録体11が駆動される
際、その記録体11にC方向への寄り現象が生ず
ると、それと同時に検知パターン97もC方向へ
移動する。上記検知パターン97が適宜の距離を
移動すると、反射型光センサ98bの検知域には
検知パターン97が到達するに至る。したがつ
て、この時点でそのセンサ98bの出力信号に変
化が生じ始める。この場合センサ98aに関して
は、その検知域に常時検知パターン97が存在し
ているので、そのセンサ98aの出力信号には変
化が生じない。すなわち、記録体11のC方向へ
の寄りは反射型光センサ98bの出力信号の変化
として検知される。
一方、記録体11にD方向への寄り現象が生ず
ると、それと同時に検知パターン97もD方向へ
移動する。上記検知パターン97が適宜の距離を
移動すると、反射型光センサ98aの検知域には
記録体11が到達するに至る。したがつて、この
時点でそのセンサ98aの出力信号に変化が生じ
始める。この場合センサ98bに関しては、その
検知域に常時記録体11が存在しているので、そ
のセンサ98bの出力信号には変化が生じない。
すなわち、記録体11のD方向への寄りは反射型
光センサ98aの出力信号の変化として検知され
る。
第30図は上記寄り検知手段の第2実施例にお
ける記録体11の寄りによる反射型光センサ98
aあるいは98bの出力信号の変化を示すタイム
チヤートであり、c図は記録体11がC方向へ寄
る場合、d図は記録体11がD方向へ寄る場合を
示している。c図において、記録体11がC方向
への寄りを生じ始める瞬間(t=0)から検知パ
ターン97がセンサ98bの検知域へ到達する時
(t=t3)までの間、センサ98aの検知域には
検知パターン97が存在し、センサ98bの検知
域には記録体11が存在しているので、センサ9
8aの出力信号We′はLレベルを、センサ98b
の出力信号Wf′はHレベルを示している。t3時間
以後は、センサ98a,98bいずれの検知域に
も検知パターン97が存在することとなるので、
We′およびWfともにLレベルを示すこととなる。
上記HレベルあるいはLレベルについては前述し
た通りである。
次にd図において、記録体11がD方向への寄
りを生じ始める瞬間(t=0)から記録体11が
センサ98aの検知域へ到達する時(t=t4)ま
での間、センサ98aの検知域には検検知パター
ン97が存在し、センサ98bの検知域には記録
体11が存在しているので、We′はLレベルを、
Wf′はHレベルを示している。t4時間以後は、セ
ンサ98a,98bいずれの検知域にも記録体1
1が存在することとなるので、We′およびWf′と
もにHレベルを示すこととなる。
第31図は第2の思想に基づく寄り検知手段の
第3実施例を示す図であり、同図において、支持
板26の頂板28のローラ13寄りの一部表面は
適宜の間隔を成す検知パターン99として構成さ
れており、この検知パターン99は記録体11の
駆動方向と直交する方向に延在している。尚、こ
の検知パターン99は前述した実施例と同様に、
記録体11の光反射率と異なる光反射率を有して
いる。この検知パターン99の上方には、記録体
11の端部に対向して反射型光センサ372が配
置されている。
第31図中記録体11がD方向への寄りを生ず
ると、頂板28上の検知パターン99は次第に露
出してゆく。かく露出する検知パターン99がセ
ンサ372の検知域まで達するに至ると、その時
点でそのセンサ372の出力信号に変化が生じ、
もつて記録体11の寄りが検知される。
以上が寄り検知手段の説明であるが、次に寄り
制御手段について説明する。
第26図は寄り制御手段の動作原理を説明する
ための図でもある。同図において、記録体11は
ベルトローラ12,13により支持され、かつ、
矢印A方向に駆動されている。これら2本のロー
ラのうちの一方の駆動ローラ13は前述のように
その回転軸38が固定して配置され、他方のロー
ラ12はその軸の中央をほぼ直角に通りかつロー
ラ12及び13の軸を含む平面内にある軸線の周
りに矢印I,Jのごとく適宜に回転可能、すなわ
ち傾動可能に配置されている。この状態におい
て、ローラ12の両軸端部を矢印I方向へ傾動さ
せると記録体11は矢印D方向へ寄りを生じ、一
方ローラ12の両軸端部を矢印J方向へ傾動させ
ると記録体11は矢印C方向へ寄りを生じる。こ
の現象は、記録体11の材質をポリエステルテレ
フタレート等の弾性の小さいものとした場合には
顕著である。
以下、上記原理に基づく寄り制御手段の実施例
を説明する。尚、以下の説明では、既に説明した
部材と同一な部材は同一符合をもつて示すものと
する。
第32図は寄り制御手段の1つの例を示してお
り、以下にその構成を詳述する。
記録体11を支持するローラ12の一方の軸端
12cは、本体装置の側板67(第4図参照)に
ねじ100で固定されているブラケツト62の切
欠62aによつて支持されており、一方他のロー
ラ軸端12bは、概ねL字状を成す制御アーム1
01の一端に形成されている制御片101aの切
欠き102に支持されている。
制御アーム101はその屈曲部において、ねじ
103により本体装置の側板60(第4図参照)
に設けられた支点ピン104に回転自在に取り付
けられている。制御アーム101の制御片101
aとは別の一端部には、外方にソレノイド105
が、そして内方に引張ばね106が配置されてお
り、そのソレノイド105のロツド105a及び
ばね106の一端が上記アーム101の一端に連
結されている。このソレノイド105は励磁され
たときにそのロツド105aをソレノイド本体側
に引き戻す作用を成すようになつており、したが
つてその場合には、制御片101aは図中矢印Q
方向へ移動し、同時にローラ12も軸端12cを
支点としてQ方向へ傾動する。一方、ソレノイド
105が非励磁の状態においては、制御片101
aはばね106の作用により矢印P方向移動し、
同時にローラ12も軸端12cを支点としてP方
向へ傾動する。
上記構成の下において記録体11が矢印A方向
へ駆動される際、ソレノイド105が非励磁の状
態にあると、ローラ12はばね106の作用によ
り、あらかじめ矢印P方向へ傾動されている。よ
つて、その場合、記録体11は、前述の原理に従
い矢印D方向へ移動する傾向、すなわちD方向へ
寄る傾向にある。仮にその記録体11がD方向へ
許容限界以上に寄つた場合には、ソレノイド10
5を励磁することによりローラ12を矢印Q方向
へ傾動させる。この傾動により記録体11の矢印
D方向への寄りは停止され、次いでその記録体1
1はC方向へ移動を始める。これにより記録体1
1のD方向への寄りは補正される。
ソレノイド105の作動により記録体11がC
方向へ許容量以上の寄りを生ずるに至つた場合に
は、そのソレノイド105を解磁することによ
り、記録体11のC方向への寄りは補正される。
上記の例において、寄りを制御するために行な
われるローラの傾動は必要以上の大きさにするこ
とはない。したがつて、第32図に図示はしてい
ないが、制御アーム101の移動路上には適宜の
位置にストツパを設け、そのストツパにより上記
制御アームが必要量以上に移動しないようにする
ことが好ましい。
第32図に示す寄り制御手段は、従動ローラ1
2を、その一端を支点として傾動可能に設け、そ
の他端を上下動させてベルト寄りの修正を行なつ
たが、従動ローラ12の両軸端と駆動ローラ13
の両軸端との相対的な距離を変化させてベルト寄
りの修正を行なつてもよい。
既に説明したように、記録体11には、ばね2
7(第5図,第6図参照)によつて張力が付与さ
れている。従動ローラ12の両軸端に加えるばね
力FLとFR(第26図参照)を、例えばFL>FR
となるように設定しておくと、記録体11には矢
印Dの向きに寄る習性が与えられることになる。
一方、従動ローラ12の、ばね力FLを付与され
ている軸端(第32図の符合12b参照)に制御
アームを係止しておいて、センサ96aが寄り検
知信号を発したときに、上記制御アームを揺動さ
せて、FL>FRとなるように、記録体11への両
側に掛かる張力を変化させる。これにより、記録
体11は、矢印Cの向きへ変位する。この記録体
11の、矢印Cの向きへの変位は、センサ96a
の検知パターン95aの検知により停止される。
また、従動ローラ12の両軸端に制御アームを
係合させておいて、寄り検知手段の寄り検知信号
によつて、該ローラを上下方向或いは水平方向に
傾動させてもよいこと勿論である。
尚、上記の例において制御アームの駆動手段と
しては、ソレノイドと引張ばねの組合せが用いら
れているが、これに限られることはなく、モータ
の回転力を電磁クラツチによつて必要回転量だけ
受け、その回転量をカムあるいはギア等を介して
伝達することにより制御アームを駆動する方法を
用いても良い。
以上が寄り検知手段及び寄り制御手段の説明で
あるが、実際には両者はひとつの組合せとして用
いられることが有効である。以下にその態様の1
例を示し、それについて説明する。
第33図は寄り検知手段よりの信号に基づいて
寄り制御手段を駆動するためのブロツク図であ
り、同図において寄り検知手段107から発する
記録体の記録体の寄り検知信号は判定回路108
へ送られ、ここで制御すべき方向及びその制御の
タイミングが判別される。かくして制御すべき方
向及びタイミングが決定されると、その情報は制
御信号発生回路109へと送られる。制御信号発
生回路109では、上記制御方向及びタイミング
の情報に基づき後段に置かれる寄り制御手段11
0中の駆動手段、例えばソレノイド等を駆動ある
いは停止させるための制御信号が発生せられ、そ
の制御信号は寄り制御手段110へと送られる。
ところで、ベルト寄りを制御する手段は、従動
ローラ12の近傍に設けられる。一方、従動ロー
ラ12の下位近傍には、転写チヤージヤ19が設
けられている。すなわち、従動ローラ12の下位
は、トナー像を記録紙へ転写する、転写領域とな
つている。
そのために、転写動作が行なわれている最中
に、ベルト寄り制御を行なうと、記録体と記録紙
の一定方向への動きが乱されて、黒スジや転写ボ
ケ等の不具合が発生する。従つて、ベルト寄り制
御は、転写動作が行なわれていないとき、換言す
ると、転写チヤージヤ19が作動していないとき
に行なう必がある。
第88図及び第89図には、記録体の寄りをそ
の両側縁で検知する寄り検知R,Lを設け、寄り
制御を、従動ローラ12の両端を傾動させる
SOL(R),SOL(L)で行なう場合の回路図とタ
イムチヤートを示している。
第89図において、検知フイラー(第20図の
符合77参照)で報知されたベルト寄り検知信号
は、制御回路から出されたメインモータコントロ
ール信号及び転写チヤージヤコントロール信号の
反転信号とアンドをとられ、ドライバによりソレ
ノイドSOL(R,L)(例えば第32図の符合1
05参照)を駆動する。また、ノイズ等により、
両方のソレノイドが同時に作動することがないよ
うに、一方の出力信号の反転信号を他方のゲート
信号としている。そして、第88図から判かるよ
うに、メインモータが駆動している状態であつ
て、転写チヤージヤが動作していないときにの
み、ソレノイドが作動している、すなわち、寄り
制御が行なわれている。従つて、転写動作が行な
われていないときに寄り制御を行なうので、画像
への悪影響がない。また、メインモータが停止し
ているときには、ソレノイドの駆動を止めるた
め、不必要な電力の消費が抑止される。
以上のように、エンドレスベルト状記録体の側
縁部にはその記録体の移動を拘束する力は作用し
ないので、その記録体が変形することがない。
また、ベルト状記録体の寄りを検知し、それに
基づいてローラに付設した制御手段によつて上記
記録体の寄りを補正する構成をとつている。した
がつて、ベルト状記録体及びローラの構成には高
い精度を必要としない。
さらに、寄り検知手段及び寄り制御手段等はそ
れら自体簡単な構成より成つているので、記録装
置を複雑化、大型化及び高価とすることがない。
本発明のプリンタは、磁性現像剤を用いて静電
潜像を可視像化する磁気ブラシ現像方法を採用し
ている。
磁気ブラシ現像方法は、非磁性の円筒状スリー
ブと、該スリーブ内に配設された磁石とから成る
現像ローラーで構成され、両者を相対運動させて
スリーブの表面に磁気ブラシを形成して静電潜像
を上記磁気ブラシで摺擦して可視像化する方法で
ある。このような磁気ブラシ現像法は、実用化の
容易性から乾式現像方法の中では多くの複写機、
プリンター、プロツタ、フアクシミリ等の記録装
置に最も多く使用されているのである。
このような磁気ブラシ現像法において、現像ム
ラのない現像を行なうためにはトナー濃度が均一
で、かつ磁気ブラシの穂高がほぼ一定でなければ
ならない。トナー濃度を均一にするためには、主
として二成分現像剤の場合であるが十分な撹拌を
行う必要がある。一方、磁気ブラシの穂高を一定
にするためには、スリーブ表面から所定距離だけ
離れて取り付けられたドクターブレードを必要と
し、これによつて、スリーブによつて汲み上げら
れた現像剤を一定の高さに規制するようにしてい
る。
ところが、既に知られていることであるが、一
成分現像剤を使用する磁気ブラシ現像法ではスリ
ーブとドクターブレードとの間隔は0.1〜1.0mmで
あり、二成分現像剤を使用する磁気ブラシ現像法
ではその間隔は1.0〜3.0mmである。このように、
スリーブとドクターブレードとの間隔が微小であ
ると、コピー画像上に白スジ現像が発生すること
があつた。
本発明者らは、この白スジ現像が何故発生する
かを調査した。それによると、白スジに対応した
ドクター部分には紙粉、塵、金属粉等が詰まつて
いることがわかつた。通常、クリーニング部にお
いて、回収された現像剤を再使用するために現像
装置へ戻したりしたときにその現像剤中には紙
粉、金属粉等が混じつており、又機内に飛散した
紙粉、塵、金属粉等が現像剤に混じることがあ
る。従つて、上述したように、スリーブとドクタ
ーブレードとの間隔があまり小さいと、その間に
それらが詰まつてしまい現像剤が十分そこを通過
できなくなり、部分的に現像剤量が少なくなつて
しまう。この結果、磁気ブラシの穂高が低くなつ
て、その部分では静電潜像面と接触しないか、接
触しても接触圧が極めて小さくなつてほとんど現
像されなくなつていわゆる白スジが発生するとい
うことがわかつた。勿論、現像剤が凝集した場合
にも同様の現像が発生する。
これらの現像の発生は、ドクターブレードとス
リーブとの間隔が狭い、一成分現像法において顕
著であつた。
図示のプリンタは、上記白スジ現像の発生を防
止した現像方法を実施した現像装置を具備してい
る。
この現像方法は磁性現像剤がスリーブに供給さ
れる位置と、現像位置との間に、上記スリーブの
静止時にスリーブの軸と平行に現像剤が存在しな
いよう磁界発生手段の磁界分布を設定して静電潜
像を現像するものである。また、この現像方法は
規制部材によつてスリーブ上の現像剤層厚が規制
される位置と現像位置との間に、上記スリーブの
静止時にスリーブの軸と平行に現像剤が存在しな
いよう磁界発生手段の磁界分布を設定して静電潜
像を現像するものである。
スリーブの回転が停止しているとき、その内部
に配設された磁石の形状を変化させることによつ
て、その磁石の磁力によつてスリーブ上に形成さ
れる磁気ブラシの形状を変化させることができ
る。
例えば、スリーブ内に固設されている磁石の磁
極は、相隣る磁石の極性は互いに逆極性であるこ
とが普通であるが、スリーブ表面にそれまで付着
していた磁性現像剤を記録体へ向けて飛ばし、現
像剤のクラウド状態を作り出すために2つの磁石
の極性を同極にすることが部分的ではあるが実施
されていた。
例えばスリーブ内部に配設された磁界発生手段
としての磁石のうち、現像剤供給位置と現像位置
との間の相隣る磁石の極性を同極性にすることが
行われる。しかし、スリーブ上の現像剤を外方へ
向けて飛ばすことでも、クラウド状態を作り出す
ことが目的ではなく、逆に現像剤を飛ばすようで
は現像剤の飛散の問題があつて好ましくない。。
図示の例では、現像剤供給位置と現像位置との間
又はスリーブ上の現像剤の層厚を規制する位置と
現像位置との間に現像剤を飛ばすことなく同極性
の磁極を配置し、スリーブの静止時にスリーブの
軸と平行に現像剤が存在しない部分を作り出すよ
うに磁界分布を設定した。
第34図において、該現像器16は、反時計方
向に回転する非磁性の円筒状現像スリーブ34
と、該スリーブ34内に設けた磁界発生手段とし
ての磁石111,112,113,114,11
5,116とからなつている。上記スリーブ34
は現像剤を貯蔵した現像剤容器33の開口部に配
置されている。現像剤としては、磁性トナーのみ
からなる一成分現像剤が使用されている。現像剤
容器33の現像剤排出用側壁33bには現像剤規
制部材117が取り付けられている。この現像剤
規制部材117は磁石116と対向する位置関係
にある。また、磁石111は現像主極であるが、
中央部が一部カツトされた凹状の磁石である。そ
して、この磁石111は、記録体11とスリーブ
34との最接近位置よりもスリーブ34の回転方
向にみてやや上流側を向くように配置されてい
る。他の磁石はN極とS極が交互になるように配
置されている。スリーブ34が回転すると現像剤
容器33より現像剤がスリーブ34の回転方向に
運び出される。しかし、出口部に現像剤規制部材
117が配設されているので、スリーブ上の過剰
な現像剤は除去され、一定の厚さの現像剤層が形
成される。これにより一定の穂高の磁気ブラシが
スリーブ上に形成されることになる。
ところで、現像主極111は前述したように中
央部が一部カツトされている。例えば、スリーブ
34の表面での磁力をみると、その磁石の両端部
に対応する部分は約1200ガウスであるが中央部分
に対応する部分は約800ガウスである。このよう
な磁石を使用すると、スリーブ34の回転を停止
したとき、磁石の中央部分に対応するところには
現像剤が存在しないようにすることができる。第
35図に示すように、スリーブ34の軸方向と平
行に現像剤が存在しない部分118が形成される
のである。しかも、その部分118は第34図に
示す範囲R内にあるようにしなければならない。
即ち、スリーブへ現像剤が供給される部分から現
像部までの間にそれが存在するようにしなければ
ならない。第35図からわかるように、現像剤が
存在しない部分118は図中符号Tで示す現像部
よりやや上流(スリーブの回転方向にみて)にく
るようになつている。
さて、いま、現像剤規制部材117とスリーブ
34との間に異物が詰まつてしまうと、前述した
ようにこの部分だけ現像剤が供給されなくなつて
しまう。従つて、第35図に示すように、スリー
ブ34上に現像剤が供給されない未供給部分11
9が形成される。ところが、現像部Tに上記現像
剤が達する前に現像剤が存在しない部分118が
あると、軸方向において一旦全て現像剤が存在し
ない部分が出来、現像剤規制部材117によつて
生じる供給不足がほとんど解消される。これは、
現像剤が、最も安定した位置へ容易に移動し得る
ことができるためである。これによつて、図に示
すように、現像部Tでは全幅にわたり現像剤が顕
著に不足したとわかる程度の供給不足は解消され
ることになる。
このような現像装置を用いて、記録体11上の
静電潜像を可視像化し、コピーをとつたところ現
像剤の供給不足による白スジの発生はほとんど解
消され、影響が出てもその程度は軽微であつた。
上述の例で使用した磁気ブラシ現像装置におい
て、現像主極としての磁石111の代わりに第3
6図に示すように2つの同極性の磁石111A,
111Bを近接配置したものに置き換えたとこ
ろ、同じようにスリーブ34の回転中止時スリー
ブ34の表面上であつて、上記2つの磁石111
Aと111Bの中間部分に対応するところには現
像剤が存在しなかつた。その部分を図中破線で囲
つて示している。このような現像装置を用いて現
像しても第1の例と同様の結果が得られた。
さらに、上記例において、スリーブ34内の磁
石群を第37図に示すように時計方向に約60゜回
転させて固設した。こうすると同極性の隣接した
磁石111A及び111Bは、現像剤規制部材1
17に対向するようになる。このようにスリーブ
34上に現像剤の存在しない部分が現像部と現像
剤規制部材の間にある限り上記例と同様の結果が
得られることがわかつた。
第38図に示す例は、現像剤規制部材117と
現像部との間に現像剤の存在しない部分が2箇所
に形成された現像装置によつて静電潜像を現像す
るものである。このため、現像剤規制部材117
と現像部との間に同極性の磁石111A,111
B,111Cを等間隔で配置した。この場合も、
現像剤規制部材117の箇所で部分的なトナー供
給不足が生じても、上述した2つの現像剤が存在
しない部分を通過して現像剤が運ばれるので、そ
のトナー供給不足のあつた部分にトナーが供給さ
れ、白スジ等の現象は発生しなかつた。
次の例は、原理的には第36図に示す例と同じ
であるが、磁界発生手段が棒状の磁石ではなく表
面に第39図に示すようにN極とS極が着磁され
た円筒状の磁石120を使用した。この円柱状の
磁石120は、着磁位置が任意でかつスリーブ3
4と磁石表面との間隔を高精度にして組立てるこ
とができる等の製造上の利点も有する。
現像剤として平均粒径10μ〜13μの磁性トナー
を使用し、記録体11の線速を70mm/sec、非磁
性のスリーブの線速を210mm/secとしたところ、
白スジの発生はなく良好な現像画像が得られた。
なお、記録体の線速をVp、スリーブの線速をVs
としたとき、Vs/Vp=1.5〜4.0の範囲で良好な
結果が得られた。但し、Vsは50〜300mm/secで、
好ましくは150〜300mm/secに設定したときがよ
い結果となつた。
ところで、上述した実施例は、何れも1つの現
像剤規制部材を有しているものについて述べてき
たが、複数有しているものにあつては、現像部に
一番近い現像剤規制部材と現像部との間に少なく
とも1つの現像剤の存在しない部分を磁気的に形
成すればよい。
一成分現像法の場合の特徴は、磁性トナー中の
磁性粉体の体積占有率が極めて小さく、従つてト
ナー1個あたりの磁化量が小さく、現像スリーブ
内のマグネツトにより現像スリーブ上に磁気ブラ
シが形成されるけれども、二成分現像法における
キヤリアの様な粗で長い磁気ブラシは形成され難
いことである。しいて厚いトナー層を形成して
も、そのトナー層にはムラが生じ易く、画像上の
濃度ムラにつながる。それゆえ、一成分現像剤の
場合は、現像スリーブ上に薄く均一に磁気ブラシ
を形成する必要がある。
しかし、層が薄いため、現像剤層は一度現像に
供されると、画像部に対応した部分と非画像部に
対応した部分とで、現像剤層の厚みに大きな差が
生じる。これをそのまま放置して新たに現像剤を
供給しても、表面に残留した現像剤と、新しく供
給した現像剤との間に特性の差があつたり、再び
均一な層が形成されなかつたりするので、画像濃
度にムラが生じ、また残像が発生したりする。更
に、残留トナーは摩擦帯電量の増加に伴ない、現
像スリーブへの静電吸着力が増大し、ますます現
像スリーブから離れ難くなる。
以上の欠点を改良するために、従来、現像スリ
ーブ上に残留するトナーをスクレーパで除去した
り、スクレーパ板に穴を設けて掻き取つたトナー
を再び現像スリーブ上に戻したりする方法が提案
されている。
しかし、スクレーパを用いる場合、スクレーパ
が現像スリーブに接触する構造であるため、スク
レーパ取付の微調整が必要であると云う面倒な点
があり、またスクレーパで現像スリーブを傷つけ
たりする問題がある。また、スクレーパがトナー
を圧迫するのでトナー凝集を促進させてしまい易
く、更にスクレーパが波打つた場合、トナーの除
去が円滑に行なわれなくなる問題がある。
一方、穴付スクレーパを用いる場合は、穴付ス
クレーパを現像スリーブに接触させ、穴を通して
現像スリーブから除去したトナーを再び現像スリ
ーブ上に戻すことによりトナーの撹拌を行なう方
法を採つている。
しかし、同様にブレードが現像スリーブに接触
する構造であるため、ブレードが波打つて現像ス
リーブから離れるとその機能が果たせなくなり、
またブレードや現像スリーブが傷ついたり、トナ
ーが凝集したりする可能性がある。更に、同じ原
稿を多数複写した場合、一担現像スリーブ上から
トナーを除去しても、トナーホツパー内の新しい
現像剤と十分に撹拌されないうちに再び現像スリ
ーブ上に供給され、前記したように画像濃度ム
ラ、及び残像が発生したりする。
本プリンタは、上記した従来の欠点を改善し、
現像スリーブに接触しないで現像スリーブ上に残
留するトナーを除去することができ、現像スリー
ブの損傷およびトナー凝集を防止し、常に良好か
つ安定した画像を得ることができる現像装置を具
備している。
第2図及び第34図において、現像剤容器33
内には、撹拌軸189に設けられた第1撹拌部材
190と、現像スリーブ34と非接触であつて且
つこれと平行に設けられた第2撹拌部材191が
配設されている。
第2撹拌部材191は軸状の磁性体からなると
共に、第58図に示すように、ネジ状の山状突出
部192が形成されている。
また、第2撹拌部材191を往復回動させ、第
2撹拌部材191を現像スリーブ34に対して相
対的に往復移動させる機構193が、第2撹拌部
材191と撹拌軸189の間に設けられている。
機構193は第59図に示すように、撹拌軸18
9の端に固着された円形フランジ194と、フラ
ンジ194上に植設されたピン195と、ピン1
95周囲に摺動嵌合し且つ基部を第2撹拌部材1
91端部に固着されたフオーク状レバー196と
からなつている。したがつて、撹拌軸189が一
定方向に回転するとき、その回転運動をレバー1
96が第2撹拌部材191の往復回動運動に変更
し、第2撹拌部材191は等角度の正逆回転を行
なうことになる。
上記した現像装置においては、第2撹拌部材1
91の磁力線はその山状突出部192と現像スリ
ーブ34との狭い間隙部分に集中し、その部分で
トナーは一部が現像スリーブ34との間に保持さ
れ、後からくるトナーの一部は第58図の矢印d
で示すように少し横に動かされるので横方向の撹
拌が行なわれる。また、第2撹拌部材191は回
動しているので、トナーは矢印e方向に移動し、
前述の現像スリーブ34との間に保持されたトナ
ーも、次第に他のトナーと入れ換わり、現像スリ
ーブ34上の残留トナーの除去と撹拌が行なわれ
る。なお、第2撹拌部材191が一方向にのみ回
転すると、トナーは容器33内で片側に寄り、現
像に悪影響を及ぼすと共に、回転によりトナーに
圧力が加わりトナー凝集が促進される事態が生ず
るが第2撹拌部材191は往復回動しているの
で、常に同じトナーが第2撹拌部材191と現像
スリーブ34間に保持されることはなく、また数
rpm以下の低速回転とすることによりトナー凝集
も発生せず、現像スリーブ34上のトナーの除去
撹拌が行なわれる。
また、第2撹拌部材191の形状は第58図の
ように必らずしもネジ状にする必要はなく、第6
0図に示す第2撹拌部材191Aのように、軸部
191Aaの周囲に複数の円形フランジ192A
を設ける構造としてもよい。この場合は、軸方向
の矢印fで示すように、低速度で現像スリーブ3
4との位置を相対的に往復移動させる必要があ
る。但し、あえてその軸191Aaを回転させる
必要はない。更に、第2撹拌部材の形状は、現像
スリーブ34の軸に対して平行に配列された山状
突起が設けてあつて、軸方向に往復移動するもの
であればよく、第58図,第59図に示す実施例
のように、回転するものでなくてもよい。すなわ
ち、山状突起と現像スリーブとの間でトナーを保
持状態として前記実施例の場合と同一機能を達成
するものであればよい。
以上説明したように本装置によると、現像スリ
ーブに近接して非接触の状態で第2撹拌部材を設
け、且つこの撹拌部材を現像スリーブに対して相
対的に往復移動させる機構を設ける構造としたの
で、現像スリーブに接触することなくこれから残
留トナーを除去しながら撹拌することができ、現
像スリーブの損傷およびトナー凝集を防止し、常
に良好かつ安定した画像を得ることができる。
扨て、記録体・現像ユニツト5は、上述したよ
うに、現像器ユニツト31に記録体ユニツト23
を支持させて、両ユニツトを一体化したものであ
るが、該ユニツトは、定期あるいは不定期に、プ
リンタ本体から引き出す必要がある。例えば、現
像剤の補給やエンドレスベルト状記録体の交換
は、頻度の差こそあれ、日常的な保守操作であ
る。通常の記録体交換の間隔に比べて、現像剤の
補給間隔は数段短かく、その頻度も高い。
そして、記録体の交換に際しては、上記ユニツ
トを本体から完全に引き出してしまわないと、そ
の作業が行なえないが、現像剤の補給に際して
は、容器33の蓋33aが開けるに充分なだけユ
ニツトを引き出せば足りる。一方、記録体11
は、これが不必要に装置外へ露出させられるのを
できるだけ避けた方がよい。何故ならば、室内の
照明光による感光特性の劣化やキズやゴミの付着
原因となり易いからである。
そこで、図示の例においては、記録体・現像器
ユニツト5の、引き出し量を保守操作の内容に応
じて選択できる構成を採用している。
第40図において、案内板56の略中央部に
は、穴56aが形成されていて、この穴には、ス
トツパ121の係止片121aが臨ませられてい
る。ストツパ121は、第4図に示すように、側
板60,67間に支持された支軸122に固着さ
れている。また、ストツパ121の一端には、ば
ね123が掛けられていて、これの係止片121
aが上記穴56aから突出する向きの揺動習性が
与えられている。
上記支軸122の一端には、操作アーム124
の一端124aが固着されている。このアームの
他端には、操作ノブ125が固定されていて、こ
の操作ノブ125は、第1図にも示すように、本
体外部へ突出させられている。一方、ユニツトの
底板39には、係合穴39aが形成されている。
そして、第40図に示すように、記録体・現像
器ユニツト5が装置本体内に装着されている状態
においては、ストツパ121は、底板39の下面
に当接している。この位置からユニツト5を矢印
方向へ引き出すと、係止片121aが底板39の
下面を摺擦して、第41図に示すように、係止片
が係合穴39aに係合した位置で、その引き出し
動作が規制されこれ以上引き出せなくなる。この
第41図に示す位置は、現像剤容器33が機外へ
引き出され、その蓋33aを開閉できる位置であ
り、容器に現像剤を補給する現像剤補給位置であ
る。この場合、記録体ユニツト23は機体内部に
位置している。そおために、記録体11が室内の
照明灯に瀑されることがなく、その特性の劣化が
防止できる。
記録体11を交換する場合には、第41図に示
す位置までユニツト5を引き出したのち、操作ノ
ブ125を押し下げて、操作アーム124を揺動
させて、ストツパ121の係止片121aを係合
穴39aから退避させておいて、該ユニツトを機
外へ引き出せばよい。記録体の交換を終えたユニ
ツトを本体に装着する場合には、ストツパ121
は、そのテーパー部が底板39の先端縁39b
(第12図参照)で押されることにより回動して、
抵抗なく装着動作が行なえる。
第40図は、ユニツト5の底板39にストツパ
121を係脱させる例であるが、側板36にスト
ツパを作用させてもよい。この例を第42図に示
していて、側板36の側傍には、支軸126に支
持されたストツパ127が設けられている。この
ストツパ127は、ばね128で付勢されてい
て、係止片127aを側板127に衝合させてい
る。ストツパ127の一端127bは、操作スラ
イダ129の一端に衝合している。このスライダ
129は、案内孔129aを固定ピン130に遊
嵌させてスライド自在である。一方、側板36に
は、係合穴36b(第43図参照)が形成されて
いる。ユニツト5を矢印(第42図)の向きへ引
き出して、係合穴36bに係止片127aが嵌入
すると、この位置(第43図)でユニツト5の引
き出しが規制される。このときのユニツトの位置
は、第41図に示す現像剤補給位置である。当該
位置にユニツトを係止したストツパ127は、同
時に、操作スライダ129を押動して、操作ノブ
129bを機外へ突出させている。ユニツトを機
外に完全に引き出したい場合には、第43図に示
す操作ノブ129bを押し込んで、ストツパ12
7を係合穴36bから退避させて、中間位置での
ストツプ状態を解除すれば、その引き出しが可能
となる。
エンドレスベルト状記録体を用いた場合、ベル
トローラ間における記録体には、たるみや波打ち
等の現像が発生する。そのために、記録体周りに
配設する各装置の配置位置は十分考慮される必要
がある。
現像装置については、現像器ユニツトと記録体
ユニツトとを一体化することにより、現像ギヤツ
プを一定に維持できるようになつている。このこ
とは既に述べた通りである。
記録体との相対的な位置関係の精度が、上記現
像装置以上に要求されるものに露光装置がある。
記録体と露光装置との位置を一定に保つ最も良い
手段は、ベルトローラへの巻き掛け部分、所謂曲
率域E(第22図参照)で露光を行なえばよい。
但し、この場合、走査ビームの走査線がベルトロ
ーラの軸線と平行である、という前提条件が満た
されていなければならない。ベルトローラの径が
小さい場合に、上記両者が平行でないと、ローラ
の軸方向、換言すると記録体の巾方向における露
光ムラが発生する。
また、帯電チヤージヤについても、記録体との
相対位置ができるだけ変動しない位置に設けるこ
とが必要である。特にスコロトロン方式の帯電チ
ヤージヤの場合、多数のグリツドワイヤは、記録
体との距離を全て等しくする必要がある。
図示のプリンタにおいては、露光位置及び帯電
位置を設定するにあたり、上記要求を満たしてい
る。
第22図において、記録体11は平面性、速度
特性等の違いにより、4つの領域に分けられる。
この4つの領域のうち、記録面が他の構成ユニツ
トとの位置変動の少ない領域は張り側直線域G
と、駆動側曲率域E1である。又、記録体の送り
速度の安定している領域は駆動側曲率域E1及び
その近くの張り側直線域G1となる。ゆるみ側直
線域Gは、記録面の波うち等の現象により位置、
送り速度の変動が生じ易く従動側曲率域Eは送り
速度の変動が生じ易い。
上述のエンドレスベルト状記録体11の各領域
の特性を考慮すると、画像形成に重要な帯電、露
光、現像の工程は、エンドレスベルト状記録体1
1が張り側直線域G1から駆動側曲率域E1に移動
する間に行なうのが望ましいことが判る。
さらに具体的に述べれば、露光位置としては、
記録面の変動が少なく、しかも速度変動が少ない
直線域として記録体11が駆動ローラ13に接す
る直前の直線域G1を選び、現像器は現像ギヤツ
プの変動及び速度変動の最も少ない記録体11と
駆動ローラ13とが接している曲率域E1に配置
し、又帯電器14は記録体の直線域でなおかつ、
記録体面の変動が少ない張り側G1に設けること
が前述の目的に適つている。
すなわち、第2図に示すように、帯電チヤージ
ヤ14は、記録体11の張り側直線域に、露光装
置15は、記録体が直線域から曲率域に変化する
直前の直線域へ向けて露光光を照射するようにそ
れぞれの位置を設定されている。
上記帯電チヤージヤ14は、スコロトロン方式
の帯電器である。
上記露光装置15は、光源としてHe−Ne等の
ガスレーザー或いは半導体レーザー等を用い、光
源ビームを変調、偏向して記録体上に微小なビー
ムスポツトをその光強度を変化させながら走査
(幅走査)することにより露光するものであるが、
図示のプリンタは、かかる露光形式に限定される
ものではない。
このように、エンドレスベルト状記録体11が
平面から曲面に変化する部分の近くの平面域(直
線域)に露光装置の入射位置を設けたことによつ
て、走査ビームの記録体の巾方向に対する平行度
の調整精度が楽になる。
次に、記録紙を記録体へ向けて給送する給紙装
置について説明する。
記録紙を給紙する装置の一つとして、記録紙を
可動の底板上に積層載置するトレイを有し、前記
底板がばねにより付勢された押上げ部材により押
上げられることにより前記底板上の記録紙のうち
最も上位のものが給紙コロに押付けられ、該給紙
コロにより給送されるよう構成されたものがあ
り、また前記トレイが装置の外部に突出して設け
られているものにあつては、記録紙の汚れを防止
すべくトレイに開閉自在な上蓋部材が設けられて
いる。上述の如き記録紙給紙装置に於いて、記録
紙の補給を行なう場合には、先ず操作レバーによ
つて押上げ部材を押下げ、上蓋部材を開き、この
状態にて記録紙をトレイ内に補給し、その後上蓋
部材を閉じ、操作レバーにより押上げ部材の押下
げを除しなければならない。またトレイが装置に
対して着脱可能になつている、所謂カセツト方式
のものにあつては、上述の如き操作に加えてカセ
ツトを装置より抜き取り、また差し込むという操
作が必要であり、記録紙の補給作業が面倒なもの
になる。
本発明は、記録紙トレイの上蓋部材が開かれる
と、それに伴ない自動的に底板が押下げられ、ト
レイ内に記録紙を補給し得る状態になり、また上
蓋部材が閉じられると、それに伴ない自動的に底
板がばねの作用により押上げられ、記録紙の給送
が行なわれ得る状態になる。従つて、この記録紙
給紙装置にあつては、上蓋部材を開閉するという
簡単な操作のみによつて記録紙の補給を行なうこ
とができる。また、この記録紙給紙装置にあつて
は、装置本体に押上げ部材を設ける必要がなくな
り、プリンタの構造を簡素化することが可能であ
る。
ところで、上述の如き記録紙給紙装置にあつて
は、底板上に於ける記録紙の有無を検出するセン
サに加えて上蓋部材が閉じられ、底板が給紙コロ
へ押付けられて正常な給紙作業が行なわれ得る状
態にあるか否かを検出するセンサが必要になる。
また、底板が上昇して記録紙を給紙コロへ押し
つけて、この給紙コロの回転により、複数枚の記
録紙を送り出して、フリクシヨンパツドとの摩擦
係数の差を利用して、1枚の記録紙のみをトレイ
外へ送り出す形式の給紙装置においては、記録紙
の補給を行なう場合に、補給した紙が正しくセツ
トされない状態が発生する。給紙コロとフリクシ
ヨンパツドとの間には、複数枚の記録紙の先端が
挾み込まれている。この状態で底板を下降させる
と、上記両者に挾まれた記録紙は、底板に追従し
て下降することなく、その先端を挾まれたままと
なり、これの上に新らたな記録紙を載置すると、
最上位の紙の外に、先端を挾まれている紙も共に
給送されてしまう、という不具合が発生する。
図示のプリンタは、記録紙の有無を検出するセ
ンサと、上蓋が閉じられて底板が記録紙を給紙コ
ロへ押し付けられた正常な給紙動作が行なわれ得
る状態であるか否かを検出するセンサとを1つの
センサで兼ねられるよう構成された検知装置を具
備している。
また、記録紙の補給に際して底板を押し下げる
と、これに連動して、給紙コロとフリクシヨンパ
ツドに挾持されていた記録紙を、確実にトレイ内
へ戻すようにしたぺーパーリセツト機構をも具備
している。
第2図に於いて、符合130は給紙装置を総括
的に示している。給紙装置に貯容されている記録
紙は最も上位にあるものから給紙コロ17とフリ
クシヨンパツド131による共働作用により一枚
ずつ給送されガイド板132に案内されて搬送ロ
ーラ対18へ送られるようになつている。給紙装
置130に於ける記録紙の有無はぺーパーエンド
センサ133により検出されるようになつてい
る。
給紙装置130は上部が開いた箱形のトレイ3
を有している。トレイ3の底部のうち後方部は固
定の底板134により構成され、前方部は可動底
板135により構成されている。可動底板135
はその後端部136にてトレイ3に実質的に枢支
され、その枢支部を中心として上下方向に傾動可
能になつている。可動底板135は圧縮コイルば
ね137のばね力により図にて上方へ向けて付勢
されている。トレイ3には枢軸138によつてそ
の一端部を枢支されてトレイ3の上部を開閉する
上蓋4が設けられている。
上蓋4は、第44図に示すように、その前端部
の両側に折曲形成された軸受片部139を有して
いる。上記枢軸138は、トレイ3の側板(図示
せず)に固植されている。軸受片部139には、
コロ141が支軸142で取り付けられ、係止ピ
ン143が固植されている。コロ141は、可動
底板135の両側縁上面に対向している。
記録紙トレイの側板の前端部には、枢軸144
によつて、フリクシヨンアーム145が揺動自在
に取り付けられている。フリクシヨンアームの一
端には、支持体146に固着されたゴム又はゴム
類似品からなるフリクシヨンパツド131が支持
されている。フリクシヨンパツド131は、上記
アーム145に一端を係止した引張りコイルばね
147の弾力によつて、給紙コロ17に圧接させ
られている。フリクシヨンアーム145は、トレ
イの両側板にそれぞれ枢着されていて、互いの連
結部148の略中央部に上記フリクシヨンパツド
131が支持されている。
上記ばね147の他端は、トレイの側板(図示
せず)に固植されたピン149に係止されてい
る。このピンには連動レバー148が揺動自在に
支持されている。連動レバー148の一端148
aは、折り曲げられていて、前記アーム145の
一端145aに対向している。連動レバー148
の他端148bは、前記したコロ141の支軸1
42の下位にまで延びている。支軸142は、上
記レバーの他端148bに係合可能な位置まで延
びている。
記録紙トレイ3の前端部には、これの両側板か
ら延びた一対のアーム150(一方のみ示す)に
支持軸151が支架されている。支持軸151の
一端には、第46図にも示すように、揺動レバー
152が固着されている。揺動レバー152の自
由端に固植されたピン153と係止ピン143と
の間には連結棒154の両端が係止されている。
上記支持軸151には、ペーパーリセツトレバー
155が固着されている。ペーパーリセツトレバ
ー155は、第46図によく示すように、給紙コ
ロ17を、互いの間に位置させるように一対が設
けられている。また、ペーパーリセツトレバー1
55の自由端は、トレイの前板156の上端縁よ
り上位に位置している(第44図、第45図参
照)。前板156には、レバー155が揺動させ
られたとき進入する切欠156aと、フリクシヨ
ンパツド131が進入する切欠156bがそれぞ
れ形成されている。
第44図に示すように、上蓋4が閉じられてい
るときには、フリクシヨンパツド131が給紙コ
ロ17に圧接し、ペーパーリセツトレバー155
が前板156から離間した位置におけれ、圧縮コ
イルばね137が可動底板135を押し上げて該
板を給紙コロ17の下部周面に押し当てている。
この場合、底板135に記録紙が積載されている
と、最上位の記録紙が給紙コロ17の下部周面に
押圧される。
記録紙をセツトする場合の作用を説明すると、
第44図に示すように、閉じられている上蓋4を
枢軸140を中心にして反時計方向へ揺動させて
開くと、軸受片部139に設けられたコロ141
が可動底板135に当接して、該底板135をば
ね137の弾力に抗して第45図に示すように押
し下げる。こののち、記録紙の束を、開いた上蓋
4と可動底板135との間に挿入し、その先端縁
を前板156に衝き当てる。次いで上蓋4を第4
4図に示すように閉じると、底板135がばね1
37の弾力により上昇し、積載された記録紙のう
ち、最上位のものを給紙コロ17の周面に押し付
ける。
ところで、記録紙を補給するのは、後述するペ
ーパーエンドセンサ133がペーパーエンドを検
知して、これをオペレータに知らせた場合と、未
だトレイ内に紙があつても、これに更に記録紙を
追加する場合とがある。後者の場合には、給紙コ
ロ17とフリクシヨンパツド131との間に数枚
の記録紙先端が挟持されているので、これらの記
録紙をトレイ内へ落し込む必要がある。
記録紙の上に更に記録紙を載置する場合、第4
4図に示すように、閉じている上蓋4を第45図
に示すように開くと、これに連結された連結棒1
54が移動して、揺動レバー152、支持軸15
1を介してペーパーリセツトレバー155を時計
方向へ揺動させると共に、支軸142が連動レバ
ー148の一端148bに係合して該レバーを時
計方向へ揺動させて、このレバーの他端148a
でフリクシヨンアーム145を反時計方向へ揺動
させる。すなわち、上蓋4を開くとこれに連動し
て、第45図に示すように、フリクシヨンパツド
131が給紙コロ17から離間するので、これら
両者に挟まれていた記録紙の先端を解放する。こ
れと同時に、ペーパーリセツトレバー155が揺
動して、先端を解放された記録紙の先端縁に衝合
して、該紙をトレイ内へ押し戻す。従つて、トレ
イ内に未だ記録紙がある状態で新らたな紙を補給
する場合、給紙コロ17とフリクシヨンパツド1
31との間には紙が存在せず、押し下げられた可
動底板135の上にのみ整然と紙が載置されてい
ることになり、かかる紙の上に紙を補充すること
ができる。
第44図に示す例においては、ペーパーリセツ
トレバーを上蓋4に直接連動させたが、上蓋4に
連動して揺動する可動底板135に連動させても
よい。この例を第47図乃至第49図に基いて説
明すると、支持軸151にはペーパーリセツトレ
バー158が固着されている。このレバー158
には、ばね159が掛けられていて、該レバーを
前板156から離間する向きの揺動習性を与えて
いる。また、上記レバー158の係合片158a
は、前板に形成された穴156cからトレイ内へ
突出させられていて、可動底板135の前端縁に
係合可能な位置にある。
第47図において、上蓋4(第44図参照)を
開くと、可動底板135が第48図に示すように
下降する。同時にフリクシヨンパツド131が給
紙コロ17の周面から離れ、両者で挟持していた
記録紙24の先端縁24aを解放する。可動底板
135が下降するとき、その前端縁が係合片15
8aに係合して、ペーパーリセツトレバー158
を第48図に示すように揺動させる。このレバー
158が揺動するとき、前板156の上縁を越え
ていた上位の紙は、その前端縁をレバー158に
押し動かされることにより、可動底板と共に下降
する下位の記録紙の上へ押し戻される。新らたな
記録紙を補給したのち、上蓋を閉じると、可動底
板135が上昇して、ペーパーリセツトレバー1
58はばね159の弾力によつて、第47図に示
す位置へ揺動復帰する。
第44図において、可動底板135の図にて上
方にはブラケツト160が固定配置されている。
このブラケツト160は、第50図乃至第52図
に良く示されている如く、フイラー161の軸部
162を回転自在に支持している。フイラー16
1はそのフイラー端163にて可動底板135に
形成された開口部135aに整合し、可動底板1
35上に一枚でも記録紙24がある時には、第5
1図に於いて実線で示されている如く、その記録
紙上に乗り、図示されている如き回動位置を保
ち、これに対し可動底板135上に一枚の記録紙
も無い時には自重によつて開口部135a内に落
込み、第51図にて仮想線で示されている如き回
動位置に位置するようになつている。フイラー1
61の軸部162の端部には検知板164がその
ハブ部165にてねじ166により固定的に取付
けられている。検知板164はその先端部にシヤ
ツタ片167を有してており、このシヤツタ片1
67は発光素子と受光素子とを対向配置された光
電スイツチ168の対向ギヤツプ169に選択的
に進入し、前記発光素子と受光素子との間の光軸
を選択的に遮断するようになつている。検知板1
64はフイラー161が第51図にて実線で示さ
れている位置にあるときにはそのシヤツタ片16
7が対向ギヤツプ169内に位置し、これに対し
フイラー161が第51図にて仮想線で示されて
いる位置にあるときにはそのシヤツタ片167が
対向ギヤツプ169より抜け出すように取付けら
れている。光電スイツチ168は前記光軸が遮断
されている時とそうでない時とで互いに異つた信
号を図示されていない制御装置へ出力するように
なつている。尚、制御装置は前記光軸が遮断され
ている時のみ、記録紙給紙装置に於いては記録作
業を行なえる状態と判断するようになつていて良
い。またフイラー161の軸部162には連動板
170がそのハブ部171にてねじ172により
固定されている。また、トレイ3はその側板部に
てフイラー173を軸174にて枢動自在に支持
している。このフイラー173はそのフイラー端
175にて上蓋4の下底面に選択的に係合し、上
蓋4が正規の閉位置にある時には、第51図に於
いて実線で示されている如く、ばね176のばね
力に抗してストツパピン177より離れた回動位
置に保持され、これに対し上蓋4が前記閉位置よ
り所定角度以上開かれた時には、第52図に示さ
れている如く、ばね176のばね力によりストツ
パピン177に当接する位置まで回動するように
なつている。このフイラー173はその係合端部
178にて連動板170に選択的に係合し、上蓋
4が閉位置にある時には、第51図に示されてい
る如く、フイラー端163、検知板164及び連
動板170が図にて実線で示されている位置と図
にて仮想線で示されている位置との間で自由に移
動することを許し、これに対し上蓋4が閉位置よ
り開かれてばね176により図にて反時計方向に
回動された時には前記連動板170に係合して検
知板164をこれのシヤツタ片167が前記対向
ギヤツプ169より抜け出る位置まで駆動するよ
うになつている。
従つて、検知板164のシヤツタ片167が光
電スイツチ168の対向ギヤツプ169内に位置
できるのは、第51図に於いて実線で示されてい
る如く、可動底板153上に記録紙24が少なく
とも一枚存在し、しかも上蓋4が正規の閉位置に
ある時のみである。可動底板135上に記録紙2
4がまつたく無い時には第51図に於いて仮想線
で示されている如く、フイラー161のフイラー
端163が開口部135a内に落込むことにより
検知板164が図にて反時計方向へ回動してその
シヤツタ片167が前記対向ギヤツプ169より
図にて下方へ抜け出し、また上蓋4が正規の閉じ
位置に無い時には、第52図に示されている如
く、フイラー173及び連動板170によつて検
知板164が図にて時計方向へ回動し、前記対向
ギヤツプ169より図にて上方へ抜け出す。尚、
この時、フイラー163が持ち上げられて可動底
板135より離れ、記録紙の補給を容易にする。
上述した説明よれば、一つの光電スイツチによ
り底板上の記録紙の有無と上蓋の開閉状態を検出
できることが理解されよう。
給紙コロ17は、記録紙トレイ4の前板156
の上位に設けられていて、トレイの巾方向の略中
央に位置している(第2図及び第4図参照)。こ
の給紙コロ17は、第4図から明らかなように、
搬送ローラ対18の上ローラ18aの周面と互い
違いとなるように配置されている。上ローラ18
aと下ローラ18bとは互いに圧接させられてい
る。これら各ローラの駆動に関しては後述する。
記録紙24の搬送方向において、搬送ローラ対
18の下流側には、第2図に示すように、レジス
トセンサ179が配設されている。このレジスト
センサ179は、トレイ4から送り出されて上記
搬送ローラ対18に挟持された記録紙を検出する
ものであつて、記録紙を検知したとき、搬送ロー
ラ対18、給紙コロ17の回転駆動を断つ信号を
出すのであるが、詳細は後述する。
ところで、給紙装置130の上位には、記録
体・現像器ユニツトが配置され、更にその上位に
はクリーニング装置22が配置されている。クリ
ーニング装置22は、転写後の記録体11表面に
残留する現像剤を回収除去するものである。従つ
て、記録体の交換或いは現像剤補給時に、ユニツ
ト5を本体から全部又はその一部を引き出した際
に、クリーニング装置22で回収された現像剤が
振動や衝撃によつて給紙装置、特に搬送ローラ対
18、給紙コロ17、フリクシヨンパツド131
上に落下するおそれがある。現像剤が付着する
と、上記各ローラ、コロやパツドは、その表面の
摩擦係数が変化して正常な記録紙送り動作が行な
えなくなる。また、記録紙に不要な現像剤が付着
して汚れたコピーとなる。また、記録体の移動に
伴ない、これの表面に形成された粉体像が浮遊ト
ナーとなつて記録紙やローラ類を汚すことがあ
る。
ところで、記録紙は、トレイから送り出された
のち、記録体へ密着させられるのであるが、該記
録紙は所定の向きへその姿勢を保つて送られる必
要がある。
給紙装置を汚染から防止する機構を以下説明す
る。第2図において、記録体・現像器ユニツト5
の下位には、記録紙ガイドカバー180が配置さ
れている。このガイドカバー180は、記録紙及
びこれの搬送路を、これらへ向けて落下する現像
剤から防ぐ位置・範囲をカバーしている。ガイド
カバー180は、第53図に示すように、これの
両側(一方のみ示す)に設けた位置決め片18
1,182を位置決めピン183,184に係合
させて側板60,67間に配置されている。位置
決めピン183,184は、第8図、第54図に
一方のみ示すように、案内板56,56に固植さ
れている。
ガイドカバー180は、カバー部180aと、
上記位置決め片181,182と、その先端縁を
折曲して形成したガイド部180bとからなつて
いる。このガイドカバー180は、記録体・現像
器ユニツト5を装置本体から取り出した後に形成
される空間を利用して、上記位置決めピン18
3,184に対して着脱自在にセツトされる。位
置決めピン183,184と位置決め片181,
182の係合によつて、該ガイドカバー180
は、前後・左右方向と下方向への位置を規制され
る。第54図は、搬送ローラ対18及び記録紙2
4よりも広い範囲をガイドカバーが覆つているの
を示すために、ローラ対18と記録紙24を示し
てある。
ガイドカバー180をセツトしたのち、記録
体・現像器ユニツト5を本体に装着すると、受け
部35の底板39によつて、該カバーの上方向へ
の位置規制がなされる。
ガイド部180aは、第2図に示すように、ガ
イドカバー180を装置本体に取り付けたとき、
本体に固定して設けられたガイド板185と協働
して、記録紙通路186を構成する。このガイド
カバー180は、記録体の交換あるいは現像剤の
補給等の操作時にユニツト5の全部あるいは一部
が装置本体から引き出されても、記録体11を含
む画像形成領域並びにクリーニング装置22と、
記録紙並びにこれの通路とを互いに遮断して、現
像剤の落下あるいは浮遊現像剤に起因する汚染を
防止する。
更に、ガイドカバー180のガイド部180b
は、記録紙通路を成していて、転写域へ搬送され
る記録紙の姿勢を保つ働きをする。かかるカバー
を装置本体に固定しないことによる効果としては
次のことを挙げることができる。給紙コロ17
は、その周面の摩擦係数が低下すると、正常な紙
送りができなくなるので、定期的に清掃する必要
がある。かかる清掃保守作業に際して、ユニツト
5を引き出したのち、ガイドカバー180を位置
決めピン183,184から上方向へ取り外せ
ば、装置の開口部分からの保守作業が極めて簡単
に行なえる。
以上の説明では、記録紙通路186を構成する
ガイド板185を装置本体に設けたが、第55図
に示すように、ガイド部180bと実質的に一体
となるようにガイド板185Aを設けてもよい。
第56図及び第57図に示すガイドカバー18
0は、カバー部180aの上面に、板ばね187
又は発泡体188を固着して、ユニツト5の底板
39とカバー上面との間のガタツキをなくした例
である。
図示のプリンタで用いている定着装置は、ロー
ラ定着方式である。
一般に、この種のローラ定着方式の定着装置に
おいては、定着後の記録紙の定着ローラに対する
巻付きを防止するために分離爪を設けているもの
である。ところが、従来の分離爪をみると、この
分離爪の先端を定着ローラに常に接触させている
ものが多い。このように分離爪が常接している
と、分離爪の先端接触部に定着ローラへ付着した
トナーが次第にかき取られて付着する。このた
め、長時間使用しているとこの付着したトナーよ
つて分離爪の先端が定着ローラから浮いた状態と
なつてしまう。この結果、分離爪による正常な記
録紙の分離ができず、この記録紙が分離爪に引つ
掛り、ジヤムの原因となるものである。また、分
離爪先端が常接しているため、定着ローラ表面に
コーテイングされたテフロンに傷を生じ、この部
分での定着が良好に行なえず、定着画像に白スジ
等を生じて画質が低下するものである。
そこで、プランジヤ等の電磁駆動装置を用い、
記録紙の分離時にのみ電気信号によりこの電磁駆
動装置を駆動させて分離爪を接触回動し、分離時
以外は離反させておくようにしたものが知られて
いる。ところが、分離爪を接離変位させる駆動装
置を要することから、その制御系も含めて、構造
的にも電気的にも複雑であり、スペースを要し、
コスト高ともなるものである。
図示のプリンタにおける定着装置は、特別な部
品、装置を用いることなく、分離爪の定着ローラ
に対する離反状態を確保することができ、分離爪
常接による弊害を簡単に防止することができる。
この定着装置は、排紙ローラの周速を定着ロー
ラの周速より速くし、両ローラによる挟持搬送状
態における記録紙の張力を駆動源として記録紙搬
送経路に突出した突出部を介して分離爪を離反回
動させることによつて、簡単な構成にして必要な
分離爪の定着ローラに対する接離状態を得ること
ができるように構成したものである。
第61図において、定着装置内には定着ローラ
197と加圧ローラ198とが対向接触して設け
られ定着ローラ対が構成されている。この定着ロ
ーラ対による定着方式は加熱方式、加圧方式のい
ずれでも構わないが、たとえば加熱方式の場合、
記録紙24の通過する定着動作時にのみ定着に必
要な加圧力が両ローラ間に働らくよう一回転クラ
ツチ、すべり摩擦機構等が適宜付設されている。
また、定着ローラ197に対しては軸199を中
心に回動自在でスプリング200により反時計方
向に付勢されてその先端201aが定着ローラ1
97表面に接触する分離爪201と、定着ローラ
197表面に付着したトナーを拭き取るクリーニ
ング機構202とが設けられている。そして、定
着ローラ対の排紙側にはガイド板203を介して
ローラ204,205とからなる排紙ローラ対2
5が設けられている。したがつて、第61図中に
一点鎖線で示すような記録紙搬送通路206が形
成されている。この搬送通路206には、排紙セ
ンサ272が配置されていて、該通路を通る記録
紙を検知する。図示の場合、センサ272は、フ
イラーのみを示していて、その先端272aが通
路上に位置している。
しかして、前記定着ローラ197の周速は排紙
ローラ対25の周速より遅く設定されている。ま
た、分離爪201の一部にはその先端201aが
定着ローラ197に接触した状態で記録紙搬送通
路206に突出する突出部201bが先端201
aとは反対側に設けられている。
このような構成において、未定着トナー像を有
する記録紙24は定着ローラ197・加圧ローラ
198間に送られ定着される。この記録紙24の
先端はスプリング200によつて定着ローラ19
7に接触している分離爪201の先端201aに
より定着ローラ197から分離され、ガイド板2
03に沿つて排紙ローラ対25側へ向かう。そし
て、この排紙ローラ対25間に記録紙24先端が
至ると、第62図に示すように、記録紙24が定
着ローラ197・加圧ローラ198と排紙ローラ
対25との双方により挟持搬送される状態を生ず
る。このとき、排紙ローラ対25側の周速の方が
定着ローラ197・加圧ローラ198側の周速よ
り速く設定されているので、記録紙搬送通路20
6に位置する記録紙24は排紙ローラ対25に引
つ張られて張力状態となる。なお、定着ローラ1
97・加圧ローラ198間の挟圧力の方が強いの
で定着動作には支障がない。しかして、一方では
この記録紙搬送通路206に突出部201bが突
出しているものであり、記録紙24の張力を受け
て突出部201bが押され、第62図に示すよう
に、分離爪201が時計方向に回動変位してその
先端201aが定着ローラ197から離反するこ
とになる。このために、分離爪201を定着ロー
ラ191に接触させるためのスプリング200の
付勢力はこの張力よりも小さく設定されている。
そして、記録紙24の後端が定着ローラ197・
加圧ローラ198から抜け出ると、張力は働かな
くなり、分離爪201はスプリング200により
復帰動作をし、先端201aが定着ローラ197
に接触する状態に戻る。
したがつて、記録紙24が定着ローラ197・
加圧ローラ198と排紙ローラ対25とによつて
挟持搬送されているときには分離爪201が定着
ローラ197から離反した状態を確保することが
でき、それ以外のときには先端201aを定着ロ
ーラ197に接触させて本来の記録紙24の分離
作用を行なわせるとともに待機状態を得ることが
できるものである。このような動作のために定着
ローラ197と排紙ローラ対25との間に周速差
をもたせて張設状態となつた記録紙24の張力を
駆動源として行なうため、分離爪201の接離動
作用として特別な駆動源や部材を要せず、簡単に
してコストダウンを図ることができる。また、張
設状態となつた記録紙24の張力を分離爪201
の変位用の駆動源とするため定着ローラ197と
排紙ローラ対25との間に周速差をもたせている
ものであるが、この結果、展張状態の搬送によつ
て紙づまりの防止効果をも得られることになる。
したがつて、本例によれば、分離爪201の定着
ローラ197に対する常接による欠点である定着
ローラ197の傷の発生、先端201aへのトナ
ー付着による分離の不確実性などを簡単に解消
し、定着ローラ197や分離爪201の寿命を伸
ばして分離性能を向上させ、ジヤムの発生がな
く、信頼性の高い定着装置とすることができるも
のである。
定着装置の信頼性に関しては、定着ローラの周
面を清浄に維持することも必要である。
第61図及び第63図において、定着ローラ1
97の上部非通紙部には定着ローラ197内部の
ヒーター207の温度コントロールを行うサーミ
スタTHが接触している。クリーニング機構20
2は定着ローラ197の進入側に配設されてい
る。符号209は耐熱性フエルトよりなるパツド
であつて、ブラケツト210とアルミニユウム製
のホルダー211との間に一端を挾着され、螺子
212で固定され、他端は定着ローラ197の周
面に沿つて押圧されている。符号213はクシヨ
ンで発泡シリコンゴム等の軟らかい耐熱性材料か
らなり、パツド209によるクリーニング作用を
よりソフトに行い定着ローラ197への傷の発生
を防止するためのものである。ブラケツト210
の両端部は、第64図に示すように、フレーム2
14の折曲片214aに段付き螺子215で固定
される。この位置は定着ローラ197の中心より
lだけ下方に向つている。そして段付螺子215
の高さはブラケツト210の板厚より大きく設け
られている。従つてこの段の高さとブラケツト2
10の板厚の差はパツド209とクツシヨン21
3の弾性力のにげとなつており適当な値に選定さ
れている。符号216は磁性体でブラケツト21
0の上部に固定ブラケツト217で固定され、定
着ローラ197に近接している。
次に作用について説明する。ブラケツト210
は段付螺子215により定着ローラ197の中心
よりlだけ下方を押されているのでフレーム21
4の折曲部214aの下端を支点として外方に傾
きパツド209の定着ローラ197周面への押圧
力は下部が最も強く、上方に行くに従つて次第に
弱くなつている。従つて定着ローラ197に付着
したトナーはパツド209の上方で一部がとら
れ、下部で残りが完全に清掃される。即ちパツド
209の全面にわたつて効率的な清掃が行われ、
パツド209上方でのトナーの付着集積は少くな
る。若しパツド209上方にトナーが集積して
も、凝集トナー218は磁性体216に吸引付着
しパツド209の圧接面にもぐり込むことがな
い。
プリンタ本体のカバーの一部9(第1図参照)
は、第61図に示すように、本体のブラケツト2
25に取り付けた蝶番219によつて開閉自在で
ある。また、定着装置20の上カバー220は蝶
番221によつてステー222に開閉自在に取り
付けられている。上カバーには、前記軸199を
支持するブラケツト223と、排紙ローラ205
を支持するホルダー224が固定されている。こ
の上カバー220を開くと、定着装置内の記録紙
搬送通路206が開放され、ジヤム紙の取り出し
や内部の点検が容易に行なえるようになつてい
る。
図示のプリンタは、第1図に示すように、プリ
ンタ本体の奥側に記録紙受け10が設けられてい
る。従つて、プリント済の記録紙を取るために
は、オペレータは手を伸ばす必要がある。そこ
で、オペレータが椅子に腰掛けたままで記録紙を
手にできるように、排紙手段を構成すると便利で
ある。
以下、本発明の特徴である排紙装置としての排
紙ユニツトの構造を詳細に説明する。
第61図において、カバー9を蝶番219から
取外したのち、この蝶番219を第62図に示す
ように蝶番226と代替する。蝶番226には、
排紙ユニツト227の一対の側板228(一方の
み示す)の下端228aが固着されている。側板
228の折曲部228b,228cには、ユニツ
トカバー229が止め板230,231を介して
ネジ止めされている。一方の側板228には、第
62図及び第65図に示すように、プーリ232
とギヤ233が共軸一体に回転自在に支持されて
いる。ギヤ233は、排紙ローラ206の軸23
4と一体のギヤ235と噛み合つている。上記ロ
ーラ206は、駆動ローラであるが、これの駆動
系については後述する。上記側板228,228
(一方のみ示す)には、排紙コロ236がその軸
237で回転自在に支架されている。軸237の
一端には、プーリ238が固着されていて、この
プーリ238と前記プーリ232との間には、ベ
ルト239が掛け回わされている。
ユニツトカバー229には、排紙口240が形
成されていて、上記排紙コロ236は、この排紙
口240の内方に位置している。排紙コロ236
は、発泡ポリウレタンゴムの如き弾性体で作られ
ていて、その上部周面を押え板241に押しつけ
ている。記録紙は、回転する排紙コロ236と押
え板241とに挾まれて搬送されるのであるが、
両者を互いに離間させた構成であつてもよい。こ
の例を第66図に示していて、押え板241に
は、排紙コロ236の端面を間において、一対の
突出部241aが形成されていて、押え板と排紙
コロとは非接触であるが、コロの周面と突出部と
は、これを軸方向から見たとき互いに入り込むよ
うに位置している。
排紙ローラ対25と排紙コロ236との間に
は、彎曲したガイド部材242,243が設けら
れていて、記録紙ターン通路244を形成してい
る。第62図において、記録紙は、搬送通路20
6、ターン通路244を経て排紙口240からプ
リンタ本体の上カバー上へ示矢方向に排出され
る。プリンタの上カバーへ排出された記録紙は、
椅子に掛けたままの姿勢のオペレータが容易に手
に取れる。
排紙ユニツト227は、蝶番226によつて、
装置本体に対して開閉自在に取り付けられてい
て、これを開くことによつて定着装置上部を開放
できることは、第61図に示すカバー9と同様で
ある。ところで、側板228の一端228dにマ
グネツト245を取り付け、蝶番221に固着し
た受け板246に磁気的に固定すると、ギヤ23
3とギヤ235の噛み合いが確実となる。
転写チヤージヤ19は、図示されない高圧電源
に接続された放電電極247と、これのシールド
ケース248とからなつている。転写チヤージヤ
19は、本体の側板8(第1図参照)を開いて、
示矢方向に引き出すことができる。
帯電チヤージ14は、スコロトロン方式であつ
て、図示されない電源にそれぞれ接続された放電
電極249とグリツド250及びこれらのシール
ドケース251とからなつている。帯電チヤージ
ヤ14も上記転写チヤージ19と同様に同方向へ
装置本体に着脱自在である。
そして、帯電チヤージ14と転写チヤージ19
とは、それぞれ同極性のコロナ放電を記録体11
及び記録紙裏面へ向けて放射する。
除電装置21は、第1図に示す例の場合、交流
コロナ又は、記録体の帯電極性とは逆極性に直流
変倚させた交流コロナを放つ放電電極252と、
除電ランプ253と、これらのシールドケース2
54とからなつている。この例の場合、記録体の
除電のみでなく、記録紙の除電も行なうべく、チ
ヤージヤは左方へ寄つて配置され、また上記シー
ルドケース254の図において左方は記録紙がジ
ヤムしないように、開放されている。記録体11
のローラ12への巻き掛け部分、所謂曲率部分に
除電装置を配置したことにより、曲率分離に加え
て記録体と記録紙の分離性が向上する。
次に、クリーニング装置22の構成を第2図に
基いて説明する。クリーニング装置は、各チヤー
ジヤと同方向にプリンタ本体に対して引き出し自
在であつて、ケーシング255と、このケーシン
グに回転自在に支持され且つ互いに平行に設けら
れたクリーニングローラ256、磁性体ローラ2
57、回収軸258とから主に構成されている。
クリーニングローラ256は、表面に短かい繊維
を植え付けた非磁性スリーブ259と、この内部
に配置された、図示の例の場合3個のマグネツト
260,261,262とからなつている。上記
非磁性スリーブ259は、後述する駆動系によつ
て、時計方向へ回転させられる。例えばアルミニ
ウムなどの排磁性スリーブの表面に、長さ0.3〜
1mm程度の繊維、例えばナイロン、レーヨンなど
の合成繊維、木綿、羊毛などの天然繊維、カーボ
ン、金属などの導電性繊維等を貼着してスリーブ
を構成し、これを記録体表面に対し0.2〜0.5mm程
度の間隔を維持して、すなわちスリーブ表面の繊
維毛を記録体表面に0.1〜0.5mm程度接触させて回
転させ、記録体表面上の残留磁性トナーを除去す
るものである。記録体上の残留磁性トナーは、ス
リーブ表面の繊維毛によつて機械的に剥離される
とともに、スリーブ内部の磁石の磁気力によつて
スリーブ表面に吸着、保持され、スリーブの回転
によつて搬送される。
このようなクリーニング装置において、クリー
ニングを良好に行なうためには、スリーブと記録
体表面との間隔を常に一定に維持する必要があ
る。いいかえれば、スリーブ表面の繊維毛と記録
体表面との接触を均一に維持することである。も
しそうでなければ、クリーニングにむらが生じ、
クリーニングされないでまたはクリーニングが不
足してそのまま残留するトナーのために、次の記
録が良好に行なわれない結果となる。このため、
従来においては、スリーブの両端部にスリーブ径
よりも少し直径の大きいベアリングを設け、これ
を記録体表面に当接させて回転させることによつ
て、スリーブと記録体表面との間隔を一定に維持
することが行なわれていた。しかしながら、これ
は機構が複雑であり、コストが高くなること、ベ
アリングと記録体との接触部にトナーなどの異物
が付着して、間隙維持精度が次第に低下するなど
の欠点がある。
このプリンタのクリーニング装置22は、記録
体表面に残留する磁性トナーを除去するための表
面に磁界を発生させることのできるクリーニング
ローラと、このクリーニングローラに記録体を介
して対向する磁性体とを有し、前記クリーニング
ローラまたは磁性体のうちの少なくとも一方を実
質的に遊動可能に配設することにより、前記記録
体を前記クリーニングローラと前記磁性体との間
に前記クリーニングローラの磁気力により挾持す
ることを特徴とする。これにより、クリーニング
部材としてのクリーニングローラと記録体表面と
の接触が均一になり、良好なクリーニングが可能
となるばかりでなく、構造が簡単で製造組立が容
易になる。
一方、磁性体ローラ257は、その周面を上記
クリーニングローラ256に接触させていて、同
ローラ256が記録体表面から除去した現像剤を
磁気的に移し取る。磁性体ローラ257の周面に
はブレード263が圧接していて、移し取られた
現像剤を掻き取るようになつている。掻き取られ
た現像剤は回収軸258の上に落下する。回収軸
258は、その外周に螺線溝を形成されるか或い
はコイルばねで構成されていて、一方向に回転す
ることにより、現像剤を軸方向へ搬送し、ケーシ
ング外に設けた回収容器へ回収する。
記録体11が一対のベルトローラ12,13へ
巻き掛けられていて、これらベルトローラが支持
板26(第7図参照)に支持されていることは既
に述べた。そして、従動ローラ12は、ベルト寄
り修正のために、その軸心が固定されていないこ
と、並び、駆動ローラ13は、露光位置や接地の
ために、その軸心が固定されていることも既に述
べた。
ところで、従動ローラ12のベアリング43と
溝40(第6図参照)との間にはある程度のクリ
アランスが設けられている。換言すると、装置内
部に装着された記録体ユニツト23は、駆動ロー
ラ13の軸38を支点として、支持板26が僅か
に揺動可能である。
しかして、第67図に示すように、支持板26
の頂板28の下面には、クリーニングローラ25
6にその軸方向全体につて対向して、磁性体から
なる対向部材264が固着されている。固着の手
段は、接着剤、接着テープ、ねじ等適宜の手段が
用いられてよい。従つて、対向部材264は、実
質的に遊動可能に配設されていることになり、非
磁性スリーブ259内の磁石に吸引されて上方に
移動し、記録体11および支持部材26の頂板2
8を介して、非磁性スリーブ表面に吸着される。
これにより、非磁性スリーブ259の表面と記録
体11の表面との平行度がたとえ出ていなくて
も、記録体11はスリーブ259表面に均一に接
触し、記録体11上の残留磁性トナーをむらなく
均一にクリーニングする。非磁性スリーブ259
の表面に付着した磁性トナーは、スリーブ259
の回転によつて搬送され、マグネツトローラー2
57に移し取られ、さらにブレード263に掻き
取られて、回収軸258によつてクリーニング装
置の外部に出される。この実施例において、ベル
トローラー12,13の回転軸と非磁性スリーブ
259の回転軸とが平行であり、かつ支持部材2
6の頂板28と非磁性スリーブ259の表面とが
平行である場合には、支持ローラー12,13の
回転軸とこれを支持する支持部材26との間にク
リアランスを設ける必要は必ずしもない。
上記例は、記録体11を記録体ユニツトごと持
ち上げる例であるが、第68図に略図的に示す別
の例においては、対向部材264が、支持部材2
6の頂板28に設けられた窪みの中に単に置かれ
ているにすぎない。このような構成においては、
対向部材264だけが持ち上げられて、記録体1
1をクリーニングローラ256の表面に均一に接
触させる。したがつて、ベルトローラー12の回
転軸と支持部材26との間に余分なクリアランス
を設ける必要はなく、対向部材264が持ち上げ
られるように、対向部材264とクリーニングロ
ーラ256表面との間に一定の間隙を設けておけ
ばよい。
このような構成は、第69図に示すように、支
持部材26の頂板28に対向部材264のための
開口を設け、対向部材264を、頂板28にピン
265,266により支持された受板267の上
に載せるように変更することができる。このよう
な構成も、前記と同様に対向部材264だけが記
録体11とともにクリーニングローラ256の表
面に吸着される。対向部材264を受板267に
固着する場合には、受板267とピン265,2
66との嵌合を緩くしておけば、対向部材264
は受板267ごと持ち上げられる。
このような、対向部材264が移動する記録体
11に直接接触するタイプの場合には、その接触
抵抗をできるだけ小さくして負荷を軽減するため
に、または逆に非磁性スリーブ259との接触面
積をできるだけ大きくしてクリーニング効率を高
めるために、記録体11側の対向部材264の表
面を、第70図に示すような種々の形に変更する
ことができる。すなわち、記録体11に接触する
面を、その角を丸めたり、凸曲面にしたり凹曲面
にしたりする。
このクリーニング装置における対向部材の役目
は、これに対向するクリーニングローラに磁気的
に吸引されることにより、記録体表面をクリーニ
ングローラに均一に接触させる、いわゆる「倣わ
せる」ことにあるだけでなく、そこに形成される
磁界によつて記録体上の残留トナーを有効に移動
させて、クリーニング効果を高めることにある。
しかしながら、この後者の対向部材の利用の仕方
においては、その製造上のばらつきまたは経時的
な変化により、残留磁性トナーを記録体表面から
移動させるような有効な磁界の形成が困難な場合
がある。そこで、この装置においては、クリーニ
ングローラと対向部材との対向位置が相対的に変
えられるようになつている。クリーニングローラ
と対向部材のいずれを移動させてもよいが、動力
伝達系との関係から、対向部材の位置を調整した
方が好都合である。
対向部材の位置調整は種々の手が用いられ得る
が、記録体11の移動方向と平行な長孔を対向部
材264に形成して、この長孔を貫通するビスで
頂板28に、位置決めののち締めつけ固定しても
よい。
この装置は、クリーニングローラまたは対向部
材の少なくとも一方を実質的に遊動可能に配設す
ることを特徴とする。「実質的に」とは、上記説
明で明らかなように、クリーニングローラまたは
対向部材をそれ自体を遊動可能に配設するばかり
でなく、これらを他の部材に固着し、この他の部
材が遊動可能に配設されている場合を含む意味で
ある。また「遊動可能に」とは、いわゆる「遊
び」、「がた」を有して「移動可能な状態で」とい
う意味である。「クリーニングローラまたは対向
部材の少なくとも一方を」であるから、上記各実
施例とは異なり、クリーニングローラを移動させ
たり、両者を移動させるように構成することがで
きる。
ところで、記録体11をクリーニングローラ2
56に接触させる手段として、記録体11の裏面
に磁性体から対向部材264を配置したことによ
る効果として次のとが挙げられる。
クリーニング効果を向上させるためには、記録
体11とクリーニングローラ256とが互いに摺
接するように、互いの位置関係を定めればよい。
しかしながら、図示の装置においては、記録体1
1がユニツトとして、クリーニングローラ256
の軸方向と直交する向きに移動可能に設けられて
いる。従つて、記録体とクリーニングローラをユ
ニツトの引き出し位置と無関係に常に接触させて
おくと、ユニツトの出し入れに際して、両者が互
いに摺擦し合つて記録体表面を傷つけるおそれが
ある。その点、この装置においては、クリーニン
グローラ256が内蔵しているマグネツト260
に吸引される対向部材264を配置したので、記
録体損傷のおそれが極力抑止される。すなわち、
記録体・現像器ユニツト5が装置の所定位置まで
押し込まれたときにのみ、対向部材264は磁石
260(第67図参照)に吸引されて記録体11
をクリーニングローラ256に接触させるように
なつているので、対向部材264が磁石260の
影響、記録体をローラ256周面に接触させる磁
力の影響を受けない位置まで移動させられると、
記録体11はローラ256周面から離れてしまう
からである。
記録体11をクリーニングローラ256に接触
させる手段として、前記磁性体からなる対向部材
264に代わる手段を次に説明する。記録体11
をクリーニングローラ256の軸方向において均
一な力で接触させる例である。
第71図において、非磁性スリーブ259に対
向する位置の頂板28には、スリーブ259とほ
ぼ同じ長さを有する柔軟材料でできた対向部材2
68が固着されている。柔軟材料としては、ゴ
ム、スポンジ、フエルト、ブラシ毛等、またはゼ
リー状物質や液体のような物質を外被で包んだま
たは内封した物等が用いられ、可撓性を有するだ
けでもよいが、弾性を有するものがより好まし
い。柔軟材料は、対向部材268の少なくとも記
録体11に接触する部分だけにあればよいので、
柔軟材料を剛性を有する材料の上に貼着して対向
部材268を構成することができる。しかし、こ
のような場合であつても、その柔軟材料が圧接さ
れたときに、十分に収縮できる程度の厚さが、柔
軟材料になければならない。
頂板28は、本来、記録体11の上部側を支持
し、案内するものであるから、頂板28の表面と
記録体11の裏面とは接触または極く近接してお
り、またクリーニングローラ256の表面と記録
体11の表面も、接触または極く近接している。
このような位置関係にあるクリーニングローラ2
56と頂板28との間に一定の厚みのある対向部
材268が介在することにより、柔軟材料ででき
た対向部材268は圧力を受けると同時に、スリ
ーブ表面に「倣つて」収縮し、記録体11をスリ
ーブ表面に均一にかつソフトに接触させる。これ
により、記録体11上の残留磁性トナーが、むら
なく均一にクリーニングされる。
対向部材268を記録体11を介してクリーニ
ングローラ256に圧接させるために、第72図
に示すようにスプリング269を使用することが
できる。すなわち、頂板28のクリーニングロー
ラ256に対向する位置に窪みを設け、その中に
スプリング269を下にして対向部材268を載
せる。これにより、対向部材268は上方に押圧
され、記録体11をクリーニングローラ256に
圧接させる。勿論、対向部材268が窪みよりも
十分に厚ければ、スプリング269は不要にな
る。スプリング269は、頂板28の奥行方向の
ほぼ中央に1個またはその両端部に1個ずつ設け
ることができる。対向部材268はスプリング2
69に支持されているだけなので、いずれの方向
にも移動でき、すなわち遊動可能なので、たとえ
クリーニングローラ256と記録体11の平行度
がでていなくても、記録体11は常にクリーニン
グローラ256表面に「倣つて」均一に接触す
る。
このように、この装置においては、対向部材2
68の上面が常に記録体11の裏面に接触してい
るので、その接触抵抗をできるだけ小さくして負
荷を軽減するために、または逆に記録体11とク
リーニングローラ256との接触面積をできるだ
け大きくしてクリーニング効果を高めるために、
対向部材268の上面形状を、第70図に示すよ
うに種々に変更することができる。すなわち、記
録体11に接触する面を、その角を丸めたり、凸
曲面にしたり、凹曲面にしたりする。
また、上記各実施列においては、クリーニング
部材として内部に磁石を収容した非磁性スリーブ
259が使用されているので、第73図に示すよ
うに、対向部材268の下に磁性体またはスリー
ブ内の対向する磁石とは逆極性の磁石270を貼
着すれば、この磁性体または磁石270がスリー
ブ内の磁石に吸引されるので、何ら機械的な圧接
手段を用いずとも、対向部材を記録体を介してク
リーニングローラに圧接させることができる。こ
の具体例を74図と第75図に示す。
第74図は、第68図に示す構成の対向部材2
64の記録体11へ対向する面に、前記柔軟材料
からなるクツシヨン材271を設けて、該クツシ
ヨン材271を記録体裏面に接触させたものであ
る。
第75図は、第67図に示す例において、クリ
ーニングローラ256に対向している頂板28
に、クツシヨン材271を設けて、該クツシヨン
材271を記録体裏面に接触させたものである。
第74図及び第75図に示すように、記録体1
1の裏面にクツシヨン材を接触させると、クリー
ニングローラ256の磁力に引かれた対向部材2
64が、記録体11をクリーニングローラ256
に圧接させるときの圧力がローラの母線方向に沿
つて均一なものとなる。換言すると、記録体11
は、その巾方向において、クリーニングローラ2
56に均一に接触するので、記録体のクリーニン
グがムラなく良好に行なわれる。
第3図に基いて、本プリンタの駆動系を説明す
る。駆動源としてのモータ273の回転軸にはプ
ーリ274,275が一体的に取り付けられてい
る。プーリ274には、プーリ276,277,
278及びテンシヨンプーリ279に掛け回わさ
れた無端のタイミングベルト280が巻きかけら
れている。上記プーリ276,277,278
は、それぞれの軸281,282,283で側板
67(第4図、第8図参照)に回転自在に取り付
けられている。
上記プーリ276の軸281には、ギヤ63が
固着されていて、第8図、第13図にも示すよう
に、駆動ベルトローラ13と実質的に一体のギヤ
64に噛み合つている。ギヤ64には、現像スリ
ーブ34のギヤ66が噛み合つている。
上記プーリ277の軸282には、ギヤ284
が固定されていて、このギヤ284は、クリーニ
ングローラ256の軸285に固着されたギヤ2
86に噛み合つている。
上記プーリ278の軸283には、ギ287が
固着されていて、このギヤ287は、定着ローラ
197の軸288に固着されたギヤ289に噛み
合つている。ギヤ289には、加圧ローラ198
の軸291と一体のギヤ290が噛み合つてい
る。従つて、ローラ197,198は互いにスリ
ツプすることなく回転する。排紙ローラ206の
軸234には、第62図に示すように、ギヤ23
5が固着されているが、このギヤ235と上記ギ
ヤ289との間には、アイドルギヤ292,29
3が互いに噛み合つて設けられている。上記ギヤ
289と軸288との間には、一方向クラツチ2
94が設けられていて、駆動力は、ギヤ289か
ら軸288の方へのみ伝達されるようになつてい
る。従つて、駆動系が停止しているとき、定着ロ
ーラ197は、記録紙の搬送方向へ自由に回転可
能である。
モータ273のいま1つのプーリ275には、
プーリ295との間にタイミングベルト296が
巻き掛けられている。第4図に示すように、プー
リ295は、搬送ローラ対18の下ローラ18b
の軸297に、電磁クラツチからなる搬送クラツ
チ299を介して装着されている。この搬送クラ
ツチ299が通電されることにより、プーリ29
5と軸297が互いに一体化して回転するように
なつている。この状態をクラツチがオンしたと定
義しておく。下ローラ18bの軸297には、ギ
ヤ298が固着されていて、このギヤ298に
は、上ローラ18aの軸300の一端に固着され
たギヤ301が噛み合つている。第4図に示すよ
うに、軸300の他端には、ギヤ302が固着さ
れていて、このギヤ302にはギヤ303が噛み
合つている。ギヤ303は電磁クラツチからなる
給紙クラツチ304を介して、給紙コロ17の軸
305に装着されている。この給紙クラツチ30
4が通電されると、ギヤ303の回転を軸305
に伝達して給紙コロ17を給紙方向に回転させる
ようになつている。給紙コロ17は、一方向回転
クラツチ306を介して軸305に装着されてい
て、軸305が回転していないとき、該コロは自
由に回転することが可能である。
以上のように、図示のプリンタは、1つのモー
タを唯一の駆動源としている。上記モータによる
駆動と各種センサ及び電磁クラツチの作用につい
ては後述する。
図示のプリンタはエンドレスベルト状記録体を
用いて記録するのであるが、この記録方法では記
録体の接合部(接ぎ目)を非記録域(無効記録
域)として取り扱わなければならなので、記録に
際しては何らかの手段により記録体の記録開始位
置あるいは接合部を検知し接合部を避けて記録す
る必要がある。そして記録に際しては記録体の回
動で記録開始までに多くの時間を要したり、ある
いは所定の記録を終えてもまだ記録体を回動させ
ていることも好ましい方法ではない。
図示のプリンタは、上記不具合を回避した記録
方法を実施している。
第76図は図示のプリンタのシーケンス制御部
を示し、図中CPU,ROM,RAM,I/Oはマ
イクロコンピユータを構成する中央処理装置、リ
ードオンリーメモリ、ランダムアクセスメモリ、
入出力ポートである。2はメインスイツチ、30
7はメインリレー、308はメインリレー駆動電
源、309は交流駆動系、310は制御系電源、
311は電源スイツチ、312は抵抗、313は
トランジスタ、314は記録体11の駆動軸を回
転させるギヤ63の軸281に固定したスリツト
円板315とそのスリツトを検出するフオトイン
タラプタ316あるいは反射形センサー等よりな
るタイミングパルス発生器(第8図参照)であ
る。317はテンキー等が設けられている操作パ
ネル、318は各種の表示を行う表示部(第1図
参照)、319はモータ及び除電チヤージヤ19
を駆動する回路、320は帯電チヤージヤ14、
露光装置15、転写チヤージヤ19を動作させる
回路、321は給紙コロ17及び記録紙を搬送す
るための搬送ローラ対18を駆動する回路、32
2は記録紙のジヤムを検出するジヤム検出回路、
323は定着装置20を制御する回路、324は
副走査同期エラー及びタイミングパルスエラーの
検出に用いる回路、325は現像装置16のトナ
ー終了及び給紙装置130の記録紙終了を検出す
る回路である。
中央処理装置CPUはメモリROM内のプログラ
ムに従つて各部317,322〜325等から入
出力ポートI/Oを介して入力された信号を処理
し、副走査同期検知器72、タイミングパルス発
生器314からの副走査同期信号及びタイミング
パルスにより割込み処理を行ない、各部318〜
321,323等に信号を出力してシーケンス制
御を以下の如く行う。
1 電源投入からヒータ立上りまでの動作(第7
7図(1)参照)。
メインスイツチ2を投入すると、メインリレー
駆動電源308が入る。さらに電源スイツチ31
1をオンすると、メインリレー駆動電源308に
よりメインリレー307が作動し、制御系電源3
10及び交流駆動系309に通電される。電源供
給停止時の記録体11の停止位置は第78図(1)の
位置にあり、記録体11の無効記録域(接合部)
xは停止時において記録領域にとつて悪影響を受
ける位置にある。すなわちこの例では無効記録域
xは帯電チヤージヤ14の下側であつて曲率部を
避けて停止している。これは像形成動作時に帯電
チヤージヤ14によりオゾンが発生し記録体11
が長時間停止している場合記録領域がオゾンによ
る悪影響を受け好ましくない為である。なお第7
8図においてy,zは記録体11上の画像先端部
(記録開始位置)及び副走査同期マーク71(第
8図参照)の位置を示す。制御系電源310が投
入されると、中央処理装置CPUが動作を開始し、
まずメモリRAMをクリアし各入出力ポートI/
Oの入、出力系をセツトしスタツクポインタSP
を決める。メモリRAM内には各フリツプフロツ
プF/F、タイミングパルスカウンタTPCOU、
セツトカウンタ(プリント枚数がセツトされる)
SETCOU等があらかじめプログラムにより指定
されている。次にヒータF/Fをセツトして定着
器制御回路323に定着装置20のヒータ207
をオンさせ、TPCOUをクリアし、割込みINT1
(タイミングパルスによる割合み)のマスクをリ
セツトして割込みINT2(副走査同期マーク検
知信号による割込み)のマスクをセツトする。ヒ
ータ207は設定温度に達すると定着器制御回路
323によりオフされる。中央処理装置CPUは
ヒータ207がオフするのを定着器制御回路32
3からの信号により確認してモータ及び除電装置
21をオンさせる。モータ273が回り始める
と、タイミングパルスTPの割込みにより
TPCOUがカウントアツプし、その数が設定数N
になるとモータ273及び除電装置21をオフし
てヒータF/FをリセツトしINT1のマスクを
セツトする。モータが停止すると、記録体11は
第78図2の位置に移動していて無効記録域xは
除電装置21の上流側であつて従動ローラ12の
直前で停止することになる。尚モータの回転中に
副走査同期マーク検知信号の入力系にノイズ等が
入り込む可能性があるからこれを防止する為に
INT2のマスクをセツトしてある。
2 メインルーチンの動作 メインルーチンは第77図2では細かく示して
ないが、デイスプレーでは表示部318によるプ
リント枚数表示、記録可能表示{レデイー/ビジ
ー(ready/busy)の表面}、記録紙終了表示、
トナー終了表示、給紙及び搬送系等でのジヤムの
表示、副走査同期エラー表示、タイミングパルス
エラー表示、サーミスタ断線表示、回収トナー表
示等の表示に関するプログラムを実行する。
エラーチエツクでは副走査同期エラー、タイミ
ングパルスエラーのチエツクを記録体11が回転
している時に行う。ここに記録体11上の副走査
同期マークzが検知器72により検知されるが、
次に副走査同期マークが記録体11が一回転する
時間より多少長い所定の時間内に検知されなけれ
ば副走査同期エラーと判断する。またタイミング
パルス発生器314は記録体11の回動によりタ
イミングパルスを発生するが、そのパルス間隔の
正規の時間より長い時間のタイマーを設け、タイ
ミングパルスがタイマーの時間以内の間隔で発生
しなくなつた時にタイミングパルスエラーと判断
する。定着器制御回路323におけるサーミスタ
の断線チエツクではプリンタが待機状態にある時
にサーミスタが断線すると、直ちに断線表示を行
なつてビジー状態とするが、サーミスタの断線が
プロセスの進行中に起ると実行中のプロセスが終
了した時点でビジー状態とする。
ここで定着器制御回路323の一部を第79図
に示す。図中THはサーミスタ、TPは定着器2
0内に設けられた温度ヒユーズ、TR1はトランジ
スタ、OP1はコンパレータ、R1〜R7は抵抗であ
る。サーミスタTHは定着装置20の温度を検出
するものであり、低温で抵抗値が高く高温になる
と抵抗値が下がる特性を有している。コンパレー
タOP1はA点とB点の電位を比較し、その出力
を利用して定着装置20のヒータ207をオンオ
フ制御する。サーミスタTHが断線すると、トラ
ンジスタTR1がオフして中央処理装置CPUへ高
レベル出力が出される。
記録紙終了のチエツクでは記録紙トレイ3の記
録紙の有無を回路325に含まれるペーパーエン
ドセンサ133で検知し、記録紙が無くなるとセ
ンサ133から紙無し信号が出力される。これに
より中央処理装置CPUはメモリRAM内のプリン
トF/F(PF/F)を0にしてラストペーパー
F/F(RPF/F)を1にし、エンドF/F
(EF/F)を1にセツトすることによつて記録紙
終了の表示を表示部318に行なわせ、プロセス
を最終の記録紙が記録受け10へ出終つた時点で
停止させる。
給紙及び搬送系のジヤムチエツクは第81図の
タイムチヤート及び第77図6のフローチヤトか
らも理解できるようにタイミングパルスの決まつ
たカウント値で行う。給紙ミスの場合はヒータ及
びプロセスをオフしライトイネーブル信号WRE
を0にする。よつてモータは停止していない為、
前工程の排紙が終了してから停止する。記録紙が
搬送中にジヤムした場合は記録紙が定着装置20
又は搬送系に入り込むおそれがある為、ジヤムを
検知すると直ちにモータ、ヒータ、プロセスをオ
フする。またこれら給紙ミス及びジヤムの場合当
然ながらその表示を表示部318に行なわせる。
給紙ミス検知及びジヤム検知については、詳しく
後述する。
キー入力のチエツクでは操作パネル317から
のプリント入力、枚数セツト入力等をチエツクす
る。
従つてメインルーチンでは上記動作が割込み動
作以外の時に繰返して行なわれることになる。
3 電源をオフした時の動作{第77図3参照} この動作はエラーチエツクルーチンの一部に挿
入されている。
まずモータがオフしているかどうかをチエツク
し、モータがオフしていれば電源スイツチ311
がオフされているかどうかをチエツクする。中央
処理装置CPUは電源スイツチ311がオンして
いると抵レベル入力が入り、電源スイツチ311
がオフしていると高レベル入力が入る。電源スイ
ツチがオフされていると、タイミングパルスカウ
ンタTPCOUをクリアしてヒータをオフしモータ
をオンしてINT1のマスクをリセツトしINT2
のマスクをセツトする。モータが回転すると、タ
イミングパルスTPがTPCOUでカウントされ、
その値が設定値Mになるとモータをオフして若干
のデイレータイムをおいてからトランジスタ31
3をオフさせる。メインリレー307がオフし、
交流駆動系309及び制御系電源310がオフす
る。この時記録体11は第78図1で示される位
置に停止することになる。
4 プリントスタートの動作{第77図4参照} 操作パネル317のプリントキーがオンされる
と、キー入力チエツクルーチンでそれを判断して
PF/FをセツトしRPF/F,EF/Fを0にす
る。さらにSETCOUをチエツクして何枚かセツ
トされていればよいが、0の場合はSETCOUを
1にセツトする。次にINT1のマスクをセツト
し、INT2のマスクをリセツトする。最後にモ
ータ273及び除電装置21をオンする。
5 副走査同期信号によるINT2の動作{第7
7図5参照} 検知器72から副走査同期信号が入力される
と、INT2のルーチンを実行する。まずINT1
のマスクをセツトしてタイミングパルスによる割
込みを禁止し、若干のデイレータイムをおいた後
に副走査同期信号がまだあるかどうかをチエツク
する。もしなければINT1のマスクをリセツト
してリターンする。この副走査同期信号のチエツ
クは記録体11上のマーク以外の場所に傷、埃な
どがあつた場合を考慮して行なつている。従つて
検知器72により1回マークとして検知されても
次のチエツク時に検知されなければ正規のマーク
でないと判断され、誤動作を防止できる。マーク
を正規のものと判断すると、TPCOUを0にし
RPF/Fが立つているかどうかをチエツクする。
もしRPF/Fが立つていなければSETCOUをチ
エツクする。RPF/Fが立つていると、EF/F
を立ててINT2のマスクをセツトする。
SETCOUをチエツクして0でなかつたらINT2
のマスクをセツトするルーチンに行く。
SETCOUが0ならばRPF/FをセツトしてINT
2のマスクをセツトする。INT2のマスクをセ
ツトした後はINT1のマスクをリセツトし割込
み時のルーチンにリターンする。同期信号の検出
回路については、第82図に示しているが、詳細
は後述する。
6 タイミングパルスによるINT1の動作{第
77図6、第81図参照} タイミングパルスが入力されると、TPCOUで
カウントして各々のプロセスを制御する。
(1) 操作パネル317のプリントキーよりプリン
ト信号が入力されると、副走査同期マークが検
知器72で検知されるまでINT1のマスクが
セツトされておりTPCOUは動作しない(プリ
ントスタートの動作説明で述べてある)。また
PF/Fが1なつている。
(2) モータが回転して副走査同期マークが検知器
72で検知されると、TPCOUを0にし、INT
2のマスクをセツトしてINT1のマスクをリ
セツトする。従つて以後はタイミングパルスが
入る毎にTPCOUが加算されて行く。またINT
2のマスクはTPCOUが所定の値(ここでは
L)になるまでセツトしておき、検知器72か
らのマーク検知信号による割込みを禁止し、記
録体11の傷、埃等によるマーク検知信号を防
いである。
(3) タイミングパルスTPCOUで加算し、ヒータ
F/Fが0になつているかどうかをチエツクし
0ならばTPCOUが設定値Aになつた時に帯電
チヤージヤ14をオフする。もしヒータF/F
が1ならば電源投入時のルーチンに入る。
(4) TPCOUが設定値Bになると、WREを0と
する。これはプリントスタート時はWREがも
ともとセツトされていないので、意味はない。
(5) TPCOUが設定値1になると、帯電チヤージ
ヤ14をオンする。
(6) TPCOUが設定値Jになると、WREを1と
し外部に設けたタイマーTMをスタートさせ
る。このタイマーTMは第80図に示すように
WREがインバータN1、コンデンサC1及び抵抗
R8よりなる微分回路を介して入力される。
第80図においてF1〜F4はフリツプフロツ
プ、N1〜N5はインバータ、C1〜C7はコンデン
サ、R8〜R14は抵抗、A1〜A3はゲート、DR1
DR2はドライバ、MC1は搬送系を駆動する搬送
クラツチ(第4図に符号299で示す)、MC2
は給紙コロ6aを駆動する給紙クララツチ(第
4図に符号304で示す)である。フリツプフ
ロツプF1はWREによりセツトされてレジスト
センサ179(第2図参照)からの検知信号に
よりリセツトされ、フリツプフロツプF2はレ
ジストセンサ179からの検知信号によりセツ
トされて排紙センサ272(第61図参照)か
らの検知信号によりリセツトされる。レジスト
センサ179は搬送ローラ対18の所で記録紙
を検知し、排紙センサ272は記録紙を排紙口
で検知する。中央処理装置CPUはフリツプフ
ロツプF1,F2の出力を所定のタイミングでチ
エツクして給紙ミス、搬送ジヤムの判断を行
う。
(7) 、TPCOUが設定値Cになると、FSYNC
(外部から送られてくる画像幅を表わす信号)
をチエツクし、これが1で搬送ジヤムがなけれ
ばリターンする。
、FSYNCが1でなければWREを0にし
て帯電チヤージヤ14をオフする。
,またはで搬送ジヤムをチエツクし、
紙が排紙センサ272まで達していなくてフリ
ツプフロツプF2がセツトされている場合は搬
送ジヤムと判断し、搬送ジヤムF/Fを1にし
て帯電チヤージヤ14、転写チヤージヤ19を
オフし、その表示を表示部318に行なわせ
る。
(8) 、TPCOUが設定値Dになると、
SETCOUが0でなくRPF/Fが0ならば給紙
信号、搬送信号を出力してフリツプフロツプ
F3,F4をセツトし搬送クラツチMC1、給紙ク
ラツチMC2をオンさせてSETCOUを−1する。
次にSETCOUが0でなくRPF/Fが0ならば
リターンする。
、でSETCOUを−1した後にSETCOU
が0でなくRPF/Fが1ならばPF/Fを0に
してリターンする。
,でSETCOUを−1した後にSETCOU
が0ならばPF/Fを0にしてリターンする。
、SETCOUが0でなくRPF/Fが1なら
ばPF/Fを0にしてリターンする。
、SETCOUが0ならば帯電チヤージヤ1
4をオフしてRPF/Fを1にしPF/Fを0に
してリターンする。
(9) 紙がレジストセンサ179までくると、フリ
ツプフロツプF3,F4がリセツトされて給紙ク
ラツチMC2、搬送クラツチMC1がオフする。
(10) TPCOUが設定値Eになると、給紙信号をオ
フしてフリツプフロツプF4にリセツト信号を
与え給紙クラツチMC2をオフさせる。
(11) TPCOUが設定値Fになると、給紙ジヤムを
チエツクし、紙がレジストセンサーに達してい
なくてフリツプフロツプF1がセツトされてい
れば給紙ミスと判断し、給紙ジヤムF/Fを1
にして帯電チヤージヤ14、転写チヤージヤ1
9、給紙クラツチMC2、搬送クラツチMC1
オフし、表示部318にジヤム表示をさせる。
(12) TPCOUが設定値Gになると、転写チヤージ
ヤ19をオフさせる。
(13) TPCOUが設定値Kになると、転写チヤー
ジヤ19をオンさせる。
(14) TPCOUがLになると、INT2のマスクを
リセツトする。
(15) TPCOUがHになると、RPF/F,EF/F
が1ならばモータ273の回転を含むプロセス
を全てオフし、INT1,INT2のマスクをセ
ツトする。
ここで記録体11の停止位置はプリントスタ
ート時と同一になる。
第81図のタイムチヤートは2枚記録する時の
例である。
PF/Fが1ならば上記(1)〜(14)の動作を
行うが、RPF/Fが1の時は給紙クラツチ
MC2、搬送クラツチMC1、帯電チヤージヤ1
4、転写チヤージヤ19はオンしない。
RPF/FとEF/Fが1ならば(15)の動作
のみ行う。
但し、,の動作時は他の項のチエツク及び
オフ動作を行なつても問題ない。
この例は記録を1枚だけ行う場合記録体11が
3回転することになる。
以上のように図示のプリンタによれば記録可能
時の記録体停止位置を再使用可能化工程の上流側
でしかもこの再使用可能化工程に可及的に近い位
置としたので、記録開始までの時間が少なく、し
かも記録可能時には記録終了後の記録体回転量も
少なくなる。また再使用可能化工程を途中から始
めないので、記録体を常に同一条件で再使用可能
にすることになり良好な記録画像が得られる。
また、記録無効域に含まれる記録体11の接合
部xは、記録体の他の部分と異なり、凹凸形状と
なつていたり、強度的にも弱く、更に光導層等が
剥離し易くなつているので、これを記録体の曲率
部E,E1(第22図参照)に停止させることは好
しいことではない。この点において本発明では、
接合部を直線域に停止させるので、記録体の接合
部を弱める向きへの力が作用しないから該記録体
の機械的強度を長期に亘り保つことができる。
同期信号検出方式の一例を第82図及び第83
図に基いて説明する。
第82図中の同期信号の検出回路SDAにおい
て、A1,A2はアンド回路、MM1,MM2は単安
定マルチバイブレータ、INV1,INV2はインバー
であり、この同期信号の検出回路SDAの動作は、
第83図a〜f図に示す信号の波形図を参照すれ
ば明らかであるが、次にその概略について説明す
る。
検知器72の出力信号(第83図a図)が一方
入力として与えられるアンド回路A1の他方入力
として、後述するインバータINV2からハイレベ
ルの信号が与えられていると、アンド回路A1
出力側にはパルスPsが出力される。アンド回路
A1の出力側に現われたパルスPsの立上がりによ
つてトリガされる単安定マルチバイブレータ
MM1は、正規の同期信号のパルス巾τよりも短
かいパルス巾τmを有するパルスPm1(第83図b
図)を出力する。
前記のパルスPm1はインバータINV1につて極
性が反転された状態のパルスPn1(第83図c図)
となされてアンド回路A2の一方入力として与え
られる。一方、前記のアンド回路A2の他方入力
としては、既述したアンド回路A1の出力が与え
られているから、アンド回路A1から出力された
信号が単安定マルチバイブレータMM1の出力パ
ルスτmよりも長いパルス巾を有する場合には、
アンド回路A2の出力側には第83図d図示のよ
うにパルスPstが出力される。
検知器72から出力された信号が同期信号Ps
でない場合、すなわち、雑音の場合には、雑音に
よるパルスのパルス巾は同期信号のパルス巾τに
比べて著るしく短かいから、検知器72から出力
された雑音パルスはアンド回路A2からは出力さ
れることがなく、アンド回路A2からの出力パル
スPstは真の同期信号としてCPUに与えられる。
ところで、プリンタが連続的な記録動作を行な
つている時は、記録体11は一定の速度で移動し
ているから、その状態における同期信号は、一定
の時間々隔T1毎に出現する。
そこで、アンド回路A2から真の同期信号が検
出された時に、その時点を基準にして前記した同
期信号の周期T1よりも僅かに時間巾の短かい時
間T2のパルス巾のゲート信号を作つて、それを
アンド回路A1に与えるようにすれば、同期信号
の検出が一層正確に行なわれることになる。
第82図において、上記の動作はアンド回路
A2の出力パルスPstが与えられている単安定マル
チバイブレータMM2は、前記したアンド回路A2
の出力パルスPstの立下がりの時点でトリガされ
て、出力側に同期信号の周期T1よりも僅かに短
かいパルス巾T2のパルスPm2(第83図e図)を
出力し、それがインバータINV2によりゲートパ
ルスPn2(第83図f図)となされてアンド回路
A1にゲート信号として与えられることにより行
なわれる。
以上のような検出方式によれば、検知器72か
らの出力信号中から真の同期信号を検出して、そ
れを制御部に与えることができることを理解され
よう。
また、図示のプリンタにおいては、給紙ミスや
ジヤム等の記録紙搬送上のトラブルが発生した場
合の安全手段、それも制御が単純化された安全手
段を講じている。
かかる安全手段は、記録紙トレイ3の記録紙の
有無を検知するペーパーエンドセンサ133と、
ペーパー「有」の信号が出されたときにのみ出力
されて、記録紙の供給を行なわせる信号を出すラ
イトイネーブルと、搬送ローラ対18の後方に配
置されていて、給紙コロ17によつて記録紙が送
り出されて、この位置に記録紙が有るか否かを検
知するレジストセンサ179と、排紙ローラ25
の部分に配置されていて、この位置に記録紙が有
るか否かを検知するレジストセンサ272(第6
1図参照)と、ライトイネーブル信号が出された
後、レジストセンサ179により記録紙が検知さ
れたときには「給紙成功」、レジストセンサ17
9が記録紙を検知しなかつたときには「給紙失
敗」、ライトイネーブル信号が発生しないときに
はレジストセンサ179の状態にかかわらず「給
紙成功」の各信号を出力するレジストミス検知手
段と、レジストセンサ179が記録紙「有」を検
知した後、排紙センサ272が記録紙「有」を検
知したときには「ジヤムなし」、排紙センサ27
2が記録紙「有」を検知しなかつたときには「ジ
ヤム」、レジストセンサ179が記録紙「無」を
検知したときには、排紙センサ272の状態にか
かわらず「ジヤムなし」の各信号を出すジヤム検
知手段とからなつていて、ペーパーエンドセンサ
133、レジストミス検知手段、ジヤム検知手段
の状態にかかわらず、プロセスの進行に伴なう所
定のタイミングで、常に取り込み動作を行なうも
のである。
さて、第84図において、モータがスタートし
(第84図a参照)、同期信号が入力されると(第
84図b参照)、それを基準にプロセスの制御が
進行し、同期信号入力後、t1のタイミングでペー
パエンド出力の取り込み(第84図m参照)、t2
のタイミングでジヤム検知出力の取り込み(第8
4図l参照)、t3のタイミングで給紙ミスの取り
込み(第84図k参照)が、CPU(第76図参
照)により行われる。ライトイネーブルは、ペー
パーエンドでないことが検出された後に出力され
(第84図c参照)、その後に、給紙駆動系の動作
が行われる。フリツプフロツプ回路F/F1はラ
イトイネーブルの立上りにおいてセツトされ(第
84図i参照)、レジストセンサ179の立上り
(第84図g参照)においてリセツトされる(第
84図i参照)。すなわち、ライトイネーブル出
力を、t3までにレジストセンサ179の立上りが
あつた場合に給紙成功とし立上りがなかつた場合
に給紙失敗とみなし、給紙駆動系を停止し、ヒー
タ207(第61図参照)をオフし、先行の記録
紙を機外に排出した後、モータを停止し、給紙ミ
スの表示を行う。ライトイネーブルが出力されな
かつた場合は、フリツプフロツプ回路F/F1が
セツトされないので、この場合は、給紙成功とし
て判断する。フリツプフロツプ回路F/F2は、
レジストセンサ179の立上りでセツトされ(第
84図j参照)、排紙センサ272(第61図参
照)の立下り(第84図h参照)でリセツトされ
る(第84図j参照)。すなわち、給紙が成功し
た後、次のサイクルのt2のタイミングまでに排紙
センサ272の立上りがあつた場合は、ジヤムな
しとし、立上りがあつた場合は、ジヤムと判断
し、ヒータ207をオフし、全駆動系を停止する
とともにジヤム表示を行う。なお、給紙失敗の場
合は、フリツプフロツプ回路F/F2がセツトさ
れないので、先行記録紙の排紙動作中にジヤムが
検知されることはない。
第85図に、ペーパーエンドを検知した場合の
タイミングチヤートを示すが、これは、第2のサ
イクルにおいてペーパエンドが検知された場合の
もので、ペーパエンドが検知されると(第85図
T1参照)、ライトイネーブルが出力されず、給紙
駆動系も動作しない。従つて、フリツプフロツプ
回路F/F1はセツトされず、給紙ミス検知のた
めの信号の取り込みを行つても給紙成功とみなさ
れる。また、レジストセンサ179に転写材が供
給されないため、フリツプフロツプ回路F/F2
もセツトされず、ジヤム検知動作を行つてもジヤ
ムなしと判断される。なお、ペーパエンドについ
て、ここではタイミングをとつて検知している
が、これは、給紙動作が行われようとしているこ
とを示す信号を出力する前(ここではライトイネ
ーブルを出力する前)に検知されればよいもので
ある。
第86図に、給紙ミスが起つた場合のタイムチ
ヤートを示すが、これは、第2のサイクルにおい
て給紙ミスが起つた場合のもので、給紙ミスが発
生すると(第86図T2参照)、危険防止のために
ヒータ207をオフするが、先行する正常に画像
形成された記録紙はヒータ207の余熱を利用し
て定着され、機外に排出され、モータはベルトが
所定停止位置に達したところで停止する。この
間、ジヤム検知動作は行われるが、給紙ミスによ
りフリツプフロツプ回路F/F2がセツトされな
いため、ジヤムなしと判断し、給紙ミスによる安
全処理動作のみを確実に行う。
第87図は、マイクロコンピユータ等を用いて
上述のごとき動作を行うためのフローチヤートを
示す図で、X番地の最下位ビツトにフリツプフロ
ツプ回路F/F1と同等の働きをさせ、N番目の
I/Oの最下位ビツトにレジストセンサの状態を
入力させるが、ここでは、記録紙「有」の時は
“0”であり、「無」の時は“1”である。また、
Y番地の最下位ビツトにフリツプフロツプ回路
F/F2と同等の働きをさせ、M番目のI/Oの
最下位ビツトに排紙センサ272の状態を入力す
るが、ここでは、記録紙「有」の時は“0”であ
り「無」の時は“1”である。
以上の説明から明らかなように、図示のプリン
タによると、2つのフリツプフロツプ回路を使用
した簡単な構成によつて、第84図に示したよう
に、A1,A2,B,Cのいずれのブロツクにおい
てもt1,t2,t3のタイミングでそれぞれの出力を
取り込む動作を行うので、制御を簡単に行うこと
ができる。また、ペーパエンド、給紙ミス等によ
り、その後に行う検知動作を阻止する必要がな
く、制御が簡単になる等の利点がある。
画像形成装置の安全装置として、従来、記録紙
の有無を検知するペーパーエンドセンサ、給紙ミ
スを検知するレジストセンサ、及び、ジヤムを検
知するジヤムセンサを具備し、これらセンサの有
無に応じて適切な処置を行つている。例えば、ペ
ーパーエンドセンサによつて記録紙無しを検知し
た場合は、記録紙の供給動作を行わないと同時
に、前記レジストセンサ、ジヤムセンサの検知動
作を阻止して装置が異常状態になることを防止し
ている。また、前記レジストセンサによつて給紙
ミスを検知した場合は、前記ジヤムセンサの検知
動作及びその安全処置動作を阻止して装置が異常
状態になることを防止している。しかしながら、
エンドレスベルト状記録体を用いたプリンタにお
いては、同期信号を基準としたシーケンス制御を
行わなければならず、ペーパエンド、給紙ミス等
が発生した場合、従来技術においては、その後に
行われる検知動作を阻止するようにしているた
め、各々の場合に応じた別々のシーケンス動作が
必要となり、制御が複雑になる欠点があつた。
モータがスタートすると記録体1回転につき1
回同期信号が発生し記録体とシーケンスの同期を
とる。最初の同期信号が入力された後の一定時間
後に、ライトイネーブル信号すなわち画像を書き
込んでもよいという信号が出力される。そして給
紙コロを駆動し記録紙を供給する。記録紙がレジ
ストセンサに達すると、給紙コロ及び搬送ローラ
の駆動を停止し、記録紙を所定位置で待機させ
る。次いで、ライトイネーブル信号出力より所定
時間経過したことを知らせるタイマーの信号によ
り搬送ローラを再スタートさせ、画像の先端と記
録紙の先端との位置合わせを行う。しかし、この
場合、給紙ミス検知のみを行うブロツクA1、給
紙ミス及びジヤム検知の両方を行うブロツクA
2、ジヤム検知のみを行うブロツクB、検知動作
を行わないブロツクCの別々の制御を行わなけれ
ばならず、各ブロツクにおいて共通点が多い方が
制御が容易であるにもかかわらず、このように複
雑になつてしまう欠点があつた。また、従来装置
においては、例えば、ブロツクA2でペーパエン
ドを検知し、給紙動作を行わなかつた場合には、
給紙ミス検知を阻止しなければならず、給紙ミス
が検知された場合には、先行するペーパを機外に
排出するためのブロツクBにおいて、ジヤム検知
及びそれによる安全処置動作を阻止しなければな
らない等の欠点があつた。
図示のプリンタにおいては、A1,A2,B,
Cの何れのブロツクにおいても所定のタイミング
でそれぞれのセンサの出力を取り込む動作を行な
うので、制御が極めて簡単に行なえることを理解
されよう。
定着装置におけるヒータの温度はサーミスタで
検出され、一定温度になるように電力制御がおこ
なわれる。サーミスタの断線やサーミスタを含む
温度検出回路に異常を生じた場合ヒータが過熱す
る虞があるので、従来においては温度ヒユーズを
ヒータ通電ループに介挿している。また、サーミ
スタが断線した場合は、サーミスタ断線よる電位
上昇又は電位降下を検出するようにしている。し
たがつてサーミスタ断線時は異常検出が即座に自
動的になされる。しかしながら温度ヒユーズが溶
断した場合はそのままとなる。ヒータ電源オンか
ら時間カウントを開始して、所定時間内にサーミ
スタ検出温度が所定値以上にならないと温度ヒユ
ーズ溶断を含めて電力系統に異常があると自動判
定する複写機もあるが、これは装置電源をオンと
しヒータ電源をオンとしてから正常である場合の
ヒータ温度立上り時間後に判定されるためロス時
間がある。また通常は装置機電源がオンとされた
直後のみこの異常判定フローが実行され、一旦温
度が立上つた後に温度ヒユーズが溶断した場合は
そのままとなる。これを防止するにはヒータ付勢
時間、消勢時間等を監視し当然所定温度以上であ
るべき時点にサーミスタ検出温度が所定値未満で
あるとヒータ電力系統が異常であるとする異常検
出フローを複写シーケンス中に含めておかなけれ
ばならず、ヒータ電力系統の異常検出が複雑とな
り、プリントシーケンスの中で処理すべきタスク
が多くなる。
図示のプリンタは、サーミスタ断線を含むヒー
タ電力系統の異常を早期にしかも簡単に、且つ1
本のラインで同じ信号レベルで検出し得る温度検
出回路を具備している。この回路は、サーミスタ
に、温度ヒユーズ、サーモスイツチ等の所定温度
以上で電気的に開となる温度応答素子と少なくと
も一個の抵抗を直列に接続し、かつ定電圧端子間
に接続してサーミスタおよび温度応答素子を定着
ヒータの温度検出域に配置し、サーミスタの一端
を温度検出端とし、サーミスタと温度応答素子の
直列回路と抵抗の接続点を異常検出端とする。こ
れによれば、サーミスタの断線および/又は温度
応答素子の開(ヒータ異常高温)のときに、前記
異常検出端が定電圧端子の一方の電位となる。
また、プリンタにおいては、オペレータ操作用
のいわゆる電源スイツチをオンすることにより、
あるいは外部からのオン指示信号による電源リレ
ースイツチの閉により制御装置の電源およびその
他機構要素の電源が投入され、記録制御装置が各
部をプリント待機状態にセツトする。したがつて
プリント開始時には各部が所定の状態にあり、円
滑なプリント開始となる。プリントを終了すると
同様な待機状態に戻るので、待機状態においてオ
ペレータ操作による電源スイツチの断又は外部か
らのオン指示信号の消減による電源リレースイツ
チの開による電源遮断があるのが好ましい。しか
しながら電源遮断がプリント処理動作中に起こる
と、記録紙の未排出、クリーニング不全等で次回
に電源を投入しときに誤動作をしたり、コピー品
質が低下したりする。特に記録体においては帯電
チヤージヤが発生したオゾンの該チヤージヤケー
ス内の残留により、画像形成部の記録体面が劣化
して次回以降の潜像品質が悪くなることがある。
図示のプリンタは、プリンタ自身において所望
の処理を施こした上で電源を遮断し、記録体の画
像形成部をチヤージヤ領域から外してから電源を
遮断する手段を具備している。
この手段は、商用交流電源と、記録処理制御直
流電源装置を含む受電側の間に電源接続装置を介
挿し、更に、商用交流電源より受電側への給電を
おこなう電源投入手段を備えて、電源投入手段の
電源投入状態において前記電源接続装置を「接」
に設定し、電源投入手段が電源遮断状態になると
記録処理機構の所定の処置の完了の後に前記電源
接続装置を「断」とするようになつている。
また、記録体11には、副走査同期マーク71
が付され、記録体の駆動系に同期マーク検知器が
設けられ、マーク検出を基準にして検知のパルス
すなわち記録体の移動に同期したタイミングパル
スがカウントされ、このカウント値で給紙、帯
電、露光、転写等々のプリント処理タイミングが
定められる。記録体が駆動ローラに対してスリツ
プすることがあるので、マークを検出する毎にカ
ウント値は所定値(通常はクリアで零)に初期化
される。しかしながら、スリツプ量が大きいと画
像ずれ等々、プリント処理タイミングずれを生
じ、初期化のみではこれらを防止しえない。そこ
で従来においては、マークを検出した時点にタイ
マーをトリガーし、タイマーがタイムオーバーし
た直後にマークが検出されないとタイミングエラ
ーがあつたとして点検要を指示する表示装置等を
付勢して異常報知をおこなうようにしている。し
かし、従来のこの種のエラー検出では、プリント
処理各ステツプのタイミング制御をおこなう中央
制御ユニツトにハード的なタイマー(時限回路や
タイマーIC)を接続するのでコスト高になると
共に、時限を定めるC,Rの誤差(素子誤差)を
カバーするための調整回路が必要であり、調整作
業が必要である。また温度により時限がシフトす
るため、若干多目に設定する必要があり、その分
スリツプ異常検出が粗くなつている。
本発明のプリントはアナログ的な時限回路、素
子等を用いることなくタイミングエラー検出を低
コスト構成で確実におこなえるようになつてい
る。すなわち、プリントタイミングを定めるとこ
ろの、マーク検出からのタイミングパルスカウン
ト値に着目し、それがマーク検出間の所定のベル
ト送りカウント値よりも若干多い所定値以上にな
ることをもつてタイミングエラーを検出する。す
なわち、プリント処理タイミング制御用の中央制
御ユニツト自身でタイミングパルスカウント処理
をおこなつてデジタル処理によりエラーを検出す
る。これにより外付へタイマーが不要であり、
C,R誤差、温度変動等にほとんど影響さないエ
ラー検出がおこなわれる。
また、記録体が駆動ローラに対してスリツプす
るときのタイミングは、一定でなく、マーク検出
とタイミングパルス発生の位相差が一定でない。
マーク検出の間にタイミングパルスが現われる場
合があれば、マーク検出の直前又は直後にタイミ
ングパルスが現われる場合もあり、一律に初期化
すると、マーク検出判定時間とタイミングパルス
周期に応じた初期位置ずれ(タイミングパルスカ
ウント初期値と記録***置との相対的なずれ)が
初期化毎に異なり、それが画像ずれを含むプリン
ト処理タイミングのずれとなる。
図示のプリンタではタイミングパルスカウント
の初期化におけるこのような位置ずれの変動を防
止している。
すなわち、図示のプリンタにおいては、マーク
検出時にタイミングパルスカント値CTを標準値
Qと比較して、それらの偏差CT−Qをタイミン
グパルスカウント初期値として設定する。たとえ
ば、マーク検出時にタイミングパルスカウント値
CTがCT=Q−1であると、前回の初期化におい
てマーク検出の直後にタイミングパルスが現われ
たもの(前回の処理タイミングがベルト位置に対
して1タイミングパルス進んだ)と見なして今回
の初期値を−1に設定して今回の処理タイミング
をベルト位置に対して1タイミングパルス分前回
よりも遅らせ、マーク検出時にCT=Q+1であ
ると前回の初期化においてマーク検出の直前にタ
イミングパルスが現われた(前回の処理タイミン
グがベルト位置に対して1タイミングパルス遅れ
た)と見なして今回の初期値を+1に設定して今
回の処理タイミングを+1タイミングパルス分前
回よりも遅らせ、CT=Qのときはベルト位置と
処理タイミングが合致していたものとして初期値
を0に設定する。
従来はINT1のマスクをセツト中にタイミン
グパルスが来た場合、そのパルスは無視されてし
まい、画像幅(副走査)が一定にならなくなつて
しまう。実際の画像幅は設定タイミングパルス数
(タイミングチヤートではカウント値J→B)と
なつている為、このカウント数の間にTP・COU
を0にするとJ→Bまでのカウント数が0±1の
カウント誤差を生じる。従つて本実施例では上記
の考慮を行ない、TP・COUのセツトを行なう前
に、今までのTP・COUのカウント値を記録体1
1が1回転するに必要なタイミングパルス数(数
定値Q)と比較して、Q−1であればTP・COU
をFFに、Q+1であればTP・COUを1に、Q
±1以外であればTP・COUを0(ここではTP・
COUは8ビツト構成されており16進で表わされ
ているとする)にセツトする。従つて、デイレー
タイムとINT2の実行命令数を加えた時間をタ
イミングパルス幅の時間とほぼ同一にすると、ほ
とんど一定の画像(プリント)幅となる。もしず
れたとしても従来の2/3の内におさまることとな
る。ここでスタート時はTP・COは0となつてい
る為、TP・COUの内容は変化されない。尚初期
値を0としたが0にこだわる必要がないことはい
うばでもない。また、タイミングパルスの誤差は
0±1とあるが、それに限られずにプログラムで
処理するには例えば0±5でも可能である。
前記プリント制御フローにおいて、ベルト1の
駆動時に、駆動ローラ及び従動ローラと記録体1
1との間でスリツプを生ずることがある。もしス
リツプをすると画像記録位置及び無効記録域に露
光を行なつたり、各プロセスの動作が遅れてしま
い画像の乱れを起こす。そこで記録体が一回転す
るのに必要なタイミングパルス数より若干多目の
数(P)がこのフローを実行するプログラムにセ
ツトされており、副走査同期信号をセンス
(INT2)してから、正常に記録体11とローラ
が密着しておれば良いが、使用中に、ほこり、ト
ナー等が間に入り込みスリツプを起こして正規の
タイミングパルスよりも多くカウントを行い、設
定値Pまでカウントすると副走査エラーF/Fを
1にセツトする。正常な駆動状態であるとPカウ
ントまでにマークが検出されてカウンタが初期化
されるので副走査エラーF/Fはセツトされな
い。Pカウントで副走査エラーF/Fに1がセツ
トされると、第77図3に示すエラーチエツクフ
ローで副走査エラーF/Fがセツトされているた
め、各機構の付勢を停止し、エラー表示をおこな
う。
次に、電源部の異なる例の構成を第90図およ
び第91図に示す。第90図に示すものにおいて
は電源投入手段をNPNパワートランジスタ回路
332として、これをメインリレー307のコイ
ルに接続し、外部よりの電源投入信号で回路33
2をオンとしてメインリレー307を閉とするよ
うにしている。外部よりの電源投入信号はROM
の入力ポートに与えられ、CPUがそれを監視し
て前記実施例と同様なプリント処理およびメイン
リレー307開閉制御をおこなう。なお、更にオ
ペレータ操作で電源オン可とするときには、回路
313および332に並列に電源スイツチ311
を接続する。第91図に示すものにおいては、電
源オフ時の交直変換回路308における電力消費
を無くすために該回路308を省略し、代りに双
極電源スイツチ333をリレー307に並列に接
続している。これによれば、電源スイツチ333
が開で、外部からの電源投入指示が無く、しかも
CPUがスイツチング回路313をオフしている
ときには電力消費が全くなく、その分保安対策が
軽減する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用するプリンタの一例を示
す外観斜視図、第2図は同上の内部構造を示す概
略側面図、第3図は同上の駆動系を示す側面図、
第4図は同上の概略平面図、第5図は記録体ユニ
ツトと現像器ユニツトとからなる記録体・現像ユ
ニツトを示す分解側面図、第6図は記録体へ張力
を付加する手段の一例を示す要部斜視図、第7図
は記録体ユニツトを現像器ユニツトに対して、記
録体の移動方向における位置決めをして装着した
状態を示す記録体・現像ユニツトの斜視図、第8
図は装置本体に装着された状態の記録体ユニツト
を示す正面図、第9図は記録体・現像器ユニツト
をプリンタ本体に対して、上下方向の位置決めを
した状態を示す概略側面図、第10図は同上の概
略平面図、第11図は記録体ユニツトの、記録体
巾方向における位置決め機構を示す正面図、第1
2図は同上の平面図、第13図は記録体・現像器
ユニツトの駆動手段の一例を示す概略側面図、第
14図は同上の斜視図、第15図は記録体張力解
除機構の一例を示す斜視図、第16図は同上の側
面図、第17図は第16図の作用図、第18図は
解除レバーの他の例を示す斜視図、第19図は記
録体ユニツトの位置決め手段を具備する受け部を
示す要部斜視図、第20図はベルト寄り検知手段
の一例を示す拡大平面図、第21図は、フオトイ
ンタラプタを示す断面図、第22図はエントレス
ベルト状記録体の曲率域及び直線域を示す側面
図、第23図はベルト寄り検知手段の他の例を示
す拡大平面図、第24図及び第25図はベルト寄
り検知手段のそれぞれ他の例を示す平面図、第2
6図はベルト寄り検知手段の他の例と、寄り制御
手段の原理動作を説明する図、第27図は第26
図の正面図、第28図は第26図に示す反射型光
センサの出力信号変化を示すタイムチヤート、第
29図はベルト寄り検知手段の更に他の例を示す
正面図、第30図は第29図中の反射型光センサ
の出力信号変化を示す。第31図は寄り検知手段
の更に又別の例を示す斜視図、第32図は寄り制
御手段の一例を示す斜視図、第33図は寄り検知
手段と寄り制御手段とを連係して作動させるため
の制御系を示すブロツク図、第34図は現像器の
一例を示す側断面図、第35図は上記現像器の部
分背面図、第36図乃至第39図は現像器のそれ
ぞれ異なる例を示す側断面図、第40図は記録
体・現像器ユニツトの保守操作機構の一例を示す
側面図、第41図は同上の作用図、第42図は保
守操作機構の他の例を示す要部平面図、第43図
は同上の作用図、第44図は記録紙トレイの側板
を取り除いた給紙装置の要部を示す側面図、第4
5図は同上の作用図、第46図は同上の要部斜視
図、第47図はペーパーリセツト機構の他の例を
示す側面図、第48図は同上の作用図、第49図
は同上の斜視図、第50図は記録紙センサを示す
分解斜視図、第51図及び第52図は同上の作動
状態を示す側面図、第53図は記録紙カイドカバ
ーの一例を示す側断面図、第54図は同上の正面
図、第55図はガイドカバーの異なる例を示す要
部側断面図、第56図及び第57図はガイドカバ
ーのそれぞれ異なる例を示す側面図、第58図は
第2撹拌部材の正面図、第59図は第2撹拌部材
を往復回動させる機構の側面図、第60図は第2
撹拌部材の他の例を示す正面図、第61図は定着
装置と排紙手段を示す側断面図、第62図は本発
明のプリンタの排紙装置の一例を示す側断面図、
第63図はクリーニング機構を示す側面図、第6
4図は同上の斜視図、第65図は排紙ユニツトを
示す斜視図、第66図は排紙コロを示す正面図、
第67図はクリーニング装置の要部を示す側面
図、第68図及び第69図は対向部材のそれぞれ
異なる例を示す側面図、第70図は対向部材のそ
れぞれ異なる断面形状を示す側断面図、第71図
及び第72図は対向部材のそれぞれ異なる例を示
す側面図、第73図は対向部材の側断面図、第7
4図及び第75図は対向部材の更に異なる例をそ
れぞれ示す側面図、第76図は本発明装置のシー
ケンス制御部を示すブロツク図、第77図は同上
のシーケンス制御を示すフローチヤート、第78
図は電力供給停止時及び記録可能時の記録体停止
位置を示す図、第79図及び第80図は本装置の
一部の回路を示す回路図、第81図は本発明装置
のタイムチヤート、第82図は同期信号検出方式
の一例を示すブロツク図、第83図は同上のタイ
ムチヤート、第84図乃至第86図は記録紙検知
のタイムチヤート、第87図は同上のフローチヤ
ート、第88図は記録体の寄り検知と制御を示す
ブロツク図、第89図は寄り制御を行なうタイミ
ングを示すタイムチヤート、第90図及び第91
図は電源部のそれぞれ異なる例を示す回路図であ
る。 3……記録紙トレイ、9……上カバー、10…
…記録紙受け、11……エンドレスベルト状記録
体、12……従動ローラ、13……駆動ローラ、
14……帯電チヤージヤ、15……露光装置、1
6……現像装置、17……給紙ローラ、18……
レジストローラ対、19……転写チヤージヤ、2
0……定着器、21……除電装置、22……クリ
ーニング装置、24……記録紙、25……排紙ロ
ーラ対、244……ターン通路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 記録体を一様に帯電させる帯電装置と、 帯電させられた記録体に、記録画像に対応する
    光情報を照射して静電潜像を形成する露光手段
    と、 上記記録体に現像剤を供給して上記静電潜像を
    可視像化する現像ローラを含む現像ユニツトと、 可視像を形成された記録体に記録紙を密着させ
    るべく、積載された記録紙を1枚ずつに分離して
    送り出す給紙装置と、 記録体に密着させた記録紙に可視像を転写させ
    る転写装置と、 可視像を記録紙に密着させる定着装置と、 定着済みの記録紙を、その記録面を反転させて
    プリンタ本体の上カバーの上面に向けて案内する
    ターン通路を含む排紙装置と、 可視像転写後の記録体に残留する電荷を除去す
    る除電装置と、 可視像転写後の記録体表面に接触して、該表面
    に残留する現像剤を除去するクリーニング装置
    と、 上記記録体を含む各装置を駆動する駆動手段
    と、 上記駆動手段を含む各装置の作動を制御する制
    御手段と からなつていて、給紙装置から送り出された記録
    紙が、上記定着装置を通過した後、その記録面を
    下側にして上カバー上に順次積み重ねられること
    を特徴とするプリンタ。
JP56165128A 1981-10-16 1981-10-16 プリンタ Granted JPS5865674A (ja)

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