JPH0346127Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0346127Y2
JPH0346127Y2 JP1982139895U JP13989582U JPH0346127Y2 JP H0346127 Y2 JPH0346127 Y2 JP H0346127Y2 JP 1982139895 U JP1982139895 U JP 1982139895U JP 13989582 U JP13989582 U JP 13989582U JP H0346127 Y2 JPH0346127 Y2 JP H0346127Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer handle
door
lever
handle
push lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982139895U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5942259U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1982139895U priority Critical patent/JPS5942259U/ja
Publication of JPS5942259U publication Critical patent/JPS5942259U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0346127Y2 publication Critical patent/JPH0346127Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のドアアウタハンドル装置に関
し、とくにアウタハンドルの外側面とドア外板の
外側面とが略面一となり得るフラツシユサーフエ
スタイプのものに関する。
(従来の技術) 一般に、自動車では、ドアの開閉に用いられる
アウタハンドルが、ドア外板に設けた凹部に配設
されている。そして、アウタハンドルを操作する
必要性から、アウタハンドルの下側のドア外板に
は凹所が形成され、かつ該アウタハンドルはドア
外板より若干突出している。
(考案が解決しようとする課題) このため、上記従来のものでは、アウタハンド
ルの下側の凹所及びアウタハンドルのドア外板よ
りの突出により、空気抵抗が大きくなり、空気力
学上で不利であつた。
因に、アウタハンドルをドア外板より突出させ
ないようにしたものとして、例えば実公昭40−
9442号がある。しかし、この場合は、アウタハン
ドルに相当する帯鉄を引き出すための空所をドア
外板に形成する必要があるので、やはり空気抵抗
の点で問題があつた。
本考案は、かかる点に鑑み、空気抵抗が問題と
なる走行時には、アウタハンドルをその外側面が
ドア外板の外側面と略面一となるように収納し、
一方、ドアの開閉操作時には、アウタハンドルを
ドア外板より車体外方側に突出保持させることに
より、走行時における空気抵抗を減少させて空気
力学上有利となるとともに、操作性が良くかつ見
映えの良いドアアウタハンドル装置を提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案の解決手段
は、車体に設けられたストライカに係合可能なフ
オークレバーと、非作動時該フオークレバーのス
トライカとの係合をロツク保持し、作動時フオー
クレバーのストライカとの係合を解除するクロー
レバーとで構成されるドアロツク手段を、ドアに
設けた自動車を対象とする。そして、上記ドアの
ドア外板に取付けられたブラケツトに、該ドア外
板と略面一となる収納位置からドア外板より外方
へ突出する方向に回動自在に支持され、かつリタ
ーンスプリングにより上記収納位置方向へ回動付
勢されたアウタハンドルを備えるとともに、該ア
ウタハンドルとドアとのいずれか一方に設けられ
た係止部と、他方に設けられ上記アウタハンドル
がドア外板の外側面より所定角度突出回動した際
に該係止部に係合可能な係合部とからなり、かつ
該係止部と係合部との係合状態での係合力が上記
アウタハンドルのリターンスプリング力よりも大
となるように設定され、上記アウタハンドルをそ
のリターンスプリング力に抗してドア外板の外側
面より突出回動した所定角度状態で保持するため
の保持機構を備える。また、上記アウタハンドル
に隣接して設けられているとともにドア外板に取
付けられたブラケツトに該ドア外板と略面一とな
る通常位置とドア外板より内方へ没入する押圧位
置との間で回動自在に支持され、かつリターンス
プリングにより上記通常位置方向へ回動付勢され
たプツシユレバーを備える。さらに、一端が上記
アウタハンドルに、他端が上記プツシユレバーに
それぞれ連結されているとともに、長孔と該長孔
に摺動自在に係合する突部とで構成され上記プツ
シユレバーの押圧位置への押圧操作を解除した際
に該プツシユレバーのリターンスプリング力によ
る通常位置への復帰の動きをアウタハンドルへ伝
えない逃し部を有し、上記アウタハンドルをプツ
シユレバーに対してプツシユレバーをそのリター
ンスプリング力に抗して押圧位置へ押圧操作した
ときにはそれに連動して上記保持機構で保持され
る所定角度状態まで突出回動させる一方、該プツ
シユレバーの押圧操作を解除したときには連動せ
ずに上記所定角度状態に位置したままのアウタハ
ンドルに対してプツシユレバーのみがそのリター
ンスプリング力によりドア外板と略面一となる通
常位置に復帰回動するようにアウタハンドルとプ
ツシユレバーとを連係するリンク機構を備える。
加えて、一端が上記ドアロツク手段のクローレバ
ーに、他端が上記アウタハンドルにそれぞれ連結
されているとともに、長孔と該長孔に摺動自在に
係合する突部とで構成され上記アウタハンドルが
所定角度状態まで突出回動する際に該アウタハン
ドルの動きを上記クローレバーへ伝えない逃し部
を有し、上記クローレバーをアウタハンドルに対
して、プツシユレバーの押圧操作によりアウタハ
ンドルが上記所定角度状態まで突出回動するとき
には連動せずに作動不能とする一方、該アウタハ
ンドルを所定角度以上に突出回動操作したときに
は連動して作動せしめてフオークレバーのストラ
イカとのロツク係合を解除するようにアウタハン
ドルとクローレバーとを連係する連結機構を備え
たものとする。
(作用) これにより、本考案では、プツシユレバーが押
圧操作されない通常走行時には、アウタハンドル
はそのリターンスプリング力により収納位置にあ
つてアウタハンドルの外側面とドア外板の外側面
とが略面一である。また、プツシユレバーも、そ
のリターンスプリング力により通常位置にあつ
て、同様に、その外側面がドア外板の外側面と略
面一である。
一方、ドアを開閉操作すべくプツシユレバーを
押圧操作すると、プツシユレバーがそのリターン
スプリング力に抗して押圧位置に回動するのに伴
い、リンク機構を介してアウタハンドルが連動し
てドア外板より車体外方側に突出回動し、保持機
構の係止部と係合部とがアウタハンドルのリター
ンスプリング力よりも大きな係合力でもつて係合
することによりアウタハンドルは所定角度状態で
保持される。その際、このアウタハンドルの突出
回動は連結機構の逃し部によりドアロツク手段の
クローレバーへは連動せずクローレバーは非作動
状態のままである。その後、上記プツシユレバー
の押圧操作を解除すると、プツシユレバーはその
リターンスプリング力により通常位置に回動復帰
するが、この復帰回動はリンク機構の逃し部によ
りアウタハンドルへは連動せずに、アウタハンド
ルは上記所定角度状態に保持されたままである。
したがつて、上記所定角度状態に保持されたア
ウタハンドルの把持が可能となり、該アウタハン
ドルを把持して所定角度以上に突出回動操作する
と、連結機構を介してクローレバーが連動作動し
てフオークレバーのストライカとのロツク係合が
解除され、それによつてドアが開放される。
そして、ドアを開放した後には、上記所定角度
以上に突出回動したアウタハンドルは大きなばね
力となつたリターンスプリングの作用により、そ
の途中での上記保持機構の係止部と係合部との係
合力に抗して一気に収納位置に復帰する。
この場合、プツシユレバーを押圧操作するだけ
でアウタハンドルが所定角度状態で保持されるの
で、プツシユレバーを押圧していた手をプツシユ
レバーから外してその手でアウタハンドルを引き
操作することで、全ての操作を片手でかつ簡単に
行うことができ、操作性が良い、また、プツシユ
レバーの押圧操作によりアウタハンドルを所定角
度状態に突出回動させた後、該プツシユレバーか
ら手を放すと、アウタハンドルは所定角度状態の
ままでプツシユレバーが復帰してドア外板と略面
一となるので、見映えが良く、また雨水等の侵入
を抑えることができる。
また、この場合、プツシユレバーを押圧操作し
てアウタハンドルを所定角度状態まで突出回動さ
せる間にはドアロツク手段を解錠させないように
している。これは、本来、アウタハンドルは取手
としての機能を有するものであるので、上記所定
角度に達するまでにロツク解除されると、アウタ
ハンドルを操作するためのスペース(手を入れる
ためのスペース)が得られないままにロツク解除
されることになり、アウタハンドルに対して手が
操作スペースに入らないままでの操作となり、ア
ウタハンドルを取手として使用するための操作性
が著しく悪化するからである。また、プツシユレ
バーの押圧操作によるロツク解除よりもアウタハ
ンドルの引き操作によるロツク解除の方が小さい
操作力によつてロツク解除できる利点がある。
(実施例) 以下、本考案の実施例について、図面に沿つて
説明する。
〈実施例 1〉 第1図ないし第6図において、1は自動車用ド
ア2のアウタハンドルで、該アウタハンドル1
は、ドア2の開閉時に把持される矩形状の把持部
1aと、該把持部1aの一側端より車体内方側に
延びる連結レバー部1bと、前記把持部1aの他
側端より車体内方側へ延びる係合レバー部1cと
を具備する。このアウタハンドル1は、後述のプ
ツシユレバー7とともに、ドア外板3の凹部3a
内に配設され、例えば走行時のようにドア2の開
閉を行わないときは、把持部1aの外側面1dが
ドア外板3の外側面3bと略面一になるようにな
つている。
4は固定ブラケツトで、該固定ブラケツト4
は、基板部4aと、該基板部4aの両側端におい
て車体内方側に立設された対なる側板部4b,4
cとからなり、基板部4aがドア外板3に取付固
定されている。両側板部4b,4cには、アウタ
ハンドル1のレバー部1b,1cが回動軸5,6
を介して回動可能に枢支されていて、アウタハン
ドル1は上記ドア外板3と略面一となる収納位置
からドア外板3より外方へ突出する方向に回動自
在に設けられ、かつリターンスプリング24によ
り上記収納位置方向へ回動付勢されている。な
お、両回動軸5,6は同軸である。
また、固定ブラケツト4における一方の側板部
4bには係止部としての係止孔4dが穿設され、
一方、アウタハンドル1の連結レバー部1bには
係合部としての係合突起部1eが設けられてお
り、アウタハンドル1がリターンスプリング24
のばね力に抗ししてドア外板3より突出回動する
ときに、上記係合突起1eが係止孔4dに係合し
てアウタハンドル1を所定角度状態で保持するよ
うにした保持機構を構成している。この場合、係
合突起1eと係止孔4dとの係合状態ではアウタ
ハンドル1のリターンスプリング24のばね力よ
りも大きな係合力で両者が係合するようにしてい
る。
7はプツシユレバーで、アウタハンドル1の横
に隣接して、ドア外板3の外側面3bと略面一と
なるように配設されている。このプツシユレバー
7は、押圧部7aと、該押圧部7aの下端両側に
連設された支持部7b,7cとからなる。
8は支持ブラケツトで、ドア外板3に取付固定
されている。この支持ブラケツト8は、プツシユ
レバー7をその両支持部7b,7cにおいて枢軸
9により回動可能の枢支していて、プツシユレバ
ー7は上記ドア外板3と略面一となる通常位置と
ドア外板3の外側面3bより内方へ没入する押圧
位置との間で回動自在に設けられ、かつリターン
スプリング25により上記通常位置方向へ回動付
勢されている。
10は連結リンクで、その下端がプツシユレバ
ー7の支持部7bに、上端がアウタハンドル1の
係合レバー部1cにそれぞれ連結されているとと
もに、アウタハンドル1側の連結部には、上記プ
ツシユレバー7の押圧位置への押圧操作を解除し
た際に該プツシユレバー7のリターンスプリング
25のばね力による通常位置への復帰の動きをア
ウタハンドル1に伝えない逃し部29が設けられ
ている。該逃し部29は、上記係合レバー部1c
に設けられた長孔1fと、上記連結リンク10の
上端に設けられ該長孔1fに摺動自在に係合する
突部10aとによつて構成されている。これらに
よつて、プツシユレバー7をそのリターンスプリ
ング25のばね力に抗して押圧位置に押圧操作し
たときにはそれに連動してアウタハンドル1をド
ア外板3の外側面3bより突出させ上記保持機構
の係合突起1eと係止孔4dとの係合で保持され
る所定角度状態まで回動させる一方、プツシユレ
バー7の押圧操作を解除したときには上記逃し部
29において突部10aが長孔1f内を摺動する
だけで両者は連動せずに上記所定角度状態のまま
のアウタハンドル1に対してプツシユレバー7の
みがそのリターンスプリング25のばね力で通常
位置に復帰回動するように両者1,7を連係する
ようにしたリンク機構を構成している。
11は連結機構で、上側ロツド12と下側ロツ
ド13とが緩衝手段14を介して連結されてな
る。この緩衝手段14は、第6図に示すように、
互いに螺合された筒状の上側部材15と円柱状の
下側部材16との間にスプリング17が介装さ
れ、上側部材15に上側ロツド12の下端が摺動
自在に挿通される一方、下側部材16には下側ロ
ツド16の上端が固着され、上側ロツド12の下
端には係止フランジ12aが設けられていて上側
部材15より離脱しないようになつており、アウ
タハンドル1の後述の所定角度以上の突出回動位
置からリターンスプリング24の大きなばね力に
より収納位置に一気に回動復帰するときの衝撃を
緩和するものである。
また、上側ロツド12の上端部はアウタハンド
ル1の連結レバーブ1bに、下側ロツド13の下
端部はクローレバー18にそれぞれ連結されてい
るとともに、クローレバー18側の連結部には、
アウタハンドル1が所定角度状態まで突出回動す
る際に該アウタハンドル1の動きをクローレバー
18に伝えない逃し部30が設けられている。該
逃し部30は、、クローレバー18に設けられた
長孔18aと、下側ロツド13の下端に設けられ
該長孔18bに摺動自在に係合する突部13aと
によつて構成されている。これらによつて、プツ
シユレバー7の押圧操作によりアウタハンドル1
が上記所定角度状態まで突出回動するときには上
記逃し部30において突部13aが長孔18a内
を摺動するだけで両者は連動せずにクローレバー
18を作動不能とする(後述のフオークレバー2
0がストライカ23に係合した状態をロツク保持
する)一方、該アウタハンドル1を上記所定角度
以上に突出回動操作したときにはこれと連動して
クローレバー18を作動せしめてフオークレバー
20のストライカ23とのロツク係合を解除する
ように両者1,18を連係するように構成されて
いる。このクローレバー18は、回動軸19を中
心として回動可能でかつリターンスプリング28
により図で反時計方向に回動付勢されている。
20は車体に設けられたストライカ23に係合
可能なフオークレバーで、クローレバー18とと
もにドアロツク手段を構成し、回動軸21の回り
に回動するようにスプリング22にて常時図で時
計方向に回動付勢されている。このフオークレバ
ー20は、クローレバー18の係合部18bと係
脱可能に係合する係合部20aを有する。しかし
て、両部18a,20aの係合にてフオークレバ
ー20の回動が規制され、フオークレバー20の
ストライカ23との係合をロツク保持する一方、
上記クローレバー18の図で時計方向への回動作
動時に上記フオークレバー20のストライカ23
とのロツク係合を解除するようになつている。
尚、26,27はそれぞれ固定ブラケツト4及
び支持ブラケツト8をドア外板3に取付けるため
の取付ネジである。
上記のように構成すれば、プツシユレバー7が
押圧操作されない通常走行時には、アウタハンド
ル1はそのリターンスプリング24により把持部
1aがドア外板3における凹部3a内に収納さ
れ、アウタハンドル1(把持部1a)の外側面1
dとドア外板3の外側面3bとが略面一である
(第2図参照)。また、プツシユレバー7もそのリ
ターンスプリング25により、同様に、その外側
面7dがドア外板3の外側面3bと略面一となる
通常位置にある。なお、この場合、連結リンク1
0上端の突部10aは、係合レバー部1cにおけ
る長孔1fの下側位置にある。
一方、プツシユレバー7が押圧操作されると、
第3図に示すように、前記プツシユレバー7がリ
ターンスプリング25のばね力に抗して反時計方
向に回動するので、連結リンク10が支持部7b
にて引張られて係合レバー部1cを回動軸6回り
に反時計方向に回動せしめることとなり、その結
果、アウタハンドル1が回動変位してドア外板3
の凹部3aより車体外方側に突出し、保持機構の
係合突起1eと係止孔4dとがアウタハンドル1
のリターンスプリング24のばね力よりも大きな
係合力で係合することで所定角度状態に保持され
る。その際、連結機構11の上側及び下側ロツド
12,13も変位するが、その逃し部30におい
て下側ロツド13下端の突部13aがクローレバ
ー18における長孔18aの下方位置より上方位
置に変位するだけで、その動きはクローレバー1
8に伝わらない。その後、上記プツシユレバー7
の押圧操作を解除すると、プツシユレバー7はそ
のリターンスプリング25のばね力によりドア外
板3と略面一となる位置に復帰する。その際、連
結リンク10も変位するが、逃し部29において
連結リンク10上端の突部10aがアウタハンド
ル1の長孔1f内を下端位置から上方に変位する
だけで、その動きはアウタハンドル1に伝わら
ず、アウタハンドル1は上記所定角度状態に保持
されたままである。
したがつて、アウタハンドル1の把持部1aの
把持が可能となり、第4図に示すように、把持部
1aを把持して回動軸5,6を中心として反時計
方向に回動せしめれば、連結機構11を介してク
ローレバー18を時計方向に回動せしめることに
なる。
その結果、クローレバー18とフオークレバー
20との係合が解除され、それに伴つて該フオー
クレバー20とストライカ23との係合も解除さ
れ、それによつてドア2が開放され そして、ド
ア2を開放した後には、リターンスプリング24
の大きなばね力の作用によつて、アウタハンドル
1は上記係合突起1eと係止孔4dとの係合力に
抗して一気にドア外板3の凹部3a内に復帰す
る。(第5図参照) この場合、プツシユレバー7を押圧操作するだ
けでアウタハンドル1が所定角度状態で保持でき
るので、プツシユレバー7を押圧していた手をプ
ツシユレバー7から外してその手でアウタハンド
ル1を引き操作することで、全ての操作を片手で
かつ簡単に行うことができ、操作性が良い。ま
た、プツシユレバー7の押圧操作によりアウタハ
ンドル1を所定角度状態に突出回動させた後、該
プツシユレバー7から手を放すと、アウタハンド
ル1は所定角度状態のままでプツシユレバー7が
復帰してドア外板3と略面一となるので、見映え
が良く、また雨水の侵入を抑えることができる。
また、この場合、プツシユレバー7を押圧操作
してアウタハンドル1を所定角度状態まで突出回
動させる間にはドアロツク手段を解錠させないよ
うにしている。これは、本来、アウタハンドル1
は取手としての機能を有するものであるので、上
記所定角度に達するまでにロツク解除されると、
アウタハンドル1を操作するためのスペース(手
を入れるためのスペース)が得られないままにロ
ツク解除されることになり、アウタハンドル1に
対して手が操作スペースに入らないままでの操作
となり、アウタハンドル1を取手として使用する
ための操作性が著しく悪化するからである。ま
た、プツシユレバー7の押圧操作によるロツク解
除よりもアウタハンドル1の引き操作によるロツ
ク解除の方が小さい操作力によつてロツク解除で
きる利点がある。
上記実施例では、プツシユレバー7をアウタハ
ンドル1の横側に配設したが、そのほか、次の実
施例に示すように、プツシユレバーをアウタハン
ドルの上側に配設することもできる。
〈実施例 2〉 第7図ないし第11図において、31はアウタ
ハンドルで、その上側に隣接して位置するプツシ
ユレバー32とともに、ドア外板33の凹部33
a内に配設されている。
プツシユレバー32は、押圧部32aと、該押
圧部32aの下端より車体内方側へ延びるレバー
部32bとからなる。
34はリンク機構としての比較的短い連結リン
クで、一端がプツシユレバー32におけるレバー
部32bの先端に連結され、他端の突部34aが
アウタハンドル31の把持部31aに連設された
係合レバー部31bにおける長孔31c摺動自在
に係合している。
35はプツシユレバー32のリターンスプリン
グ、36はアウタハンドル31の回転軸である。
なお、その他の構成要素は実施例1と同様であ
るので、その詳細な説明を省略する。
上記のように構成すれば、プツシユレバー32
が押圧されない例えば通常走行時には、アウタハ
ンドル31の把持部31aはプツシユレバー32
の押圧部32aとともにドア外板33の凹部33
a内に収納されている。したがつて、アウタハン
ドル31(把持部31a)の外側面31dとプツ
シユレバー32(押圧部32a)の外側面32c
とは、ドア外板33の外側面33bと略面一であ
る(第8図及び第9図参照)。
しかして、プツシユレバー32を押圧操作する
と、第10図に示すように、連結リンク34を介
してアウタハンドル31を反時計方向に回動せし
め、それによつてアウタハンドル31をドア外板
33の外側面33bより突出せしめて保持するこ
とになる。
その状態で、アウタハンドル31の把持部31
aを把持して反時計方向に回動させれば、実施例
1の場合と同様に、図示しないフオークレバーと
ストライカとの係合が解除されて、ドアが開放さ
れることになる(第11図参照)。
(考案の効果) 本考案は上記のように構成したから、比較的簡
単な構造によつて、プツシユレバーを押圧操作し
なければ、ドア外板の外側面とアウタハンドル及
びプツシユレバーの外側面とが略面一となるた
め、走行時において空気抵抗が小さくなり、空気
力学上有利になる。また、プツシユレバーを押圧
操作するだけでアウタハンドルを所定角度状態で
保持できるので、全ての操作を片手でかつ簡単に
行うことができ、操作性の向上を図ることができ
る。しかも、その際プツシユレバーから手を放す
と、アウタハンドルは所定角度状態のままでプツ
シユレバーが復帰してドア外板と略面一となるの
で、見映えが良く、また雨水等の侵入を抑えるこ
とができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を例示するもので、第1
図ないし第6図はそれぞれ実施例1を示し、第1
図は自動車のドアアウタハンドル装置の要部斜視
図、第2図はプツシユレバーを押圧操作していな
い状態の説明図、第3図はプツシユレバーを押圧
操作した状態の説明図、第4図はアウタハンドル
を回動したドア開放時の説明図、第5図はドア開
放後の状態の説明図、第6図は連結機構の要部説
明図であり、第7図ないし第11図はそれぞれ実
施例2を示し、第7図はアウタハンドルとプツシ
ユレバーとの関係を示す説明図、第8図及び第9
図はそれぞれプツシユレバーを押圧操作していな
い状態の説明図、第10図はプツシユレバーを押
圧操作した状態の説明図、第11図はアウタハン
ドルを回動したドア開放時の説明図である。 1……アウタハンドル、1e……係合突起、1
f……長孔、2……ドア、3……ドア外板、4d
……係止孔、7……プツシユレバー、10……連
結リンク(リンク機構)、10a……突部、11
……連結機構、13a……突部、18……クロー
レバー、18a……長孔、20……フオークレバ
ー、23……ストライカ、24,25……リター
ンスプリング、29,30……逃し部、31……
アウタハンドル、31c……長孔、32……プツ
シユレバー、33……ドア外板、33a……凹
部、34……連結リンク、34a……突部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体に設けられたストライカに係合可能なフオ
    ークレバーと、非作動時該フオークレバーのスト
    ライカとの係合をロツク保持し、作動時フオーク
    レバーのストライカとの係合を解除するクローレ
    バーとで構成されるドアロツク手段を、ドアに設
    けた自動車において、 上記ドアのドア外板に取付けられたブラケツト
    に、該ドア外板と略面一となる収納位置からドア
    外板より外方へ突出する方向に回動自在に支持さ
    れ、かつリターンスプリングにより上記収納位置
    方向へ回動付勢されたアウタハンドルと、 該アウタハンドルとドア。 とのいずれか一方に設けられた係止部と、他方に
    設けられ上記アウタハンドルがドア外板の外側面
    より所定角度突出回動した際に該係止部に係合可
    能な係合部とからなり、かつ該係止部と係合部と
    の係合状態での係合力が上記アウタハンドルのリ
    ターンスプリング力よりも大となるように設定さ
    れ、上記アウタハンドルをそのリターンスプリン
    グ力に抗してドア外板の外側面より突出回動した
    所定角度状態で保持するための保持機構と、 上記アウタハンドルに隣接して設けられている
    とともにドア外板に取付けられたブラケツトに該
    ドア外板と略面一となる通常位置とドア外板より
    内方へ没入する押圧位置との間で回動自在に支持
    され、かつリターンスプリングにより上記通常位
    置方向へ回動付勢されたプツシユレバーと、 一端が上記アウタハンドルに、他端が上記プツ
    シユレバーにそれぞれ連結されているとともに、
    長孔と該長孔に摺動自在に係合する突部とで構成
    され上記プツシユレバーの押圧位置への押圧操作
    を解除した際に該プツシユレバーのリターンスプ
    リング力による通常位置への復帰の動きをアウタ
    ハンドルへ伝えない逃し部を有し、上記アウタハ
    ンドルをプツシユレバーに対してプツシユレバー
    をそのリターンスプリング力に抗して押圧位置へ
    押圧操作したときにはそれに連動して上記保持機
    構で保持される所定角度状態まで突出回動させる
    一方、該プツシユレバーの押圧操作を解除したと
    きには連動せずに上記所定角度状態に位置したま
    まのアウタハンドルに対してプツシユレバーのみ
    がそのリターンスプリング力により外板と略面一
    となる通常位置に復帰回動するようにアウタハン
    ドルとプツシユレバとを連係するリンク機構と、 一端が上記ドアロツク手段のクローレバーに、
    他端が上記アウタハンドルにそれぞれ連結されて
    いるとともに、長孔と該長孔に摺動自在に係合す
    る突部とで構成され上記アウタハンドルが所定角
    度状態まで突出回動する際に該アウタハンドルの
    動きを上記クローレバーへ伝えない逃し部を有
    し、上記クローレバーをアウタハンドルに対して
    プツシユレバーの押圧操作によりアウタハンドル
    が上記所定角度状態まで突出回動するときには連
    動せずに作動不能とする一方、該アウタハンドル
    を所定角度以上に突出回動操作したときには連動
    して作動せしめてフオークレバーのストライカと
    のロツク係合を解除するようにアウタハンドルと
    クローレバーとを連係する連結機構と を備えたことを特徴とする自動車のドアアウタハ
    ンドル装置。
JP1982139895U 1982-09-13 1982-09-13 自動車のドアアウタハンドル装置 Granted JPS5942259U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982139895U JPS5942259U (ja) 1982-09-13 1982-09-13 自動車のドアアウタハンドル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982139895U JPS5942259U (ja) 1982-09-13 1982-09-13 自動車のドアアウタハンドル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5942259U JPS5942259U (ja) 1984-03-19
JPH0346127Y2 true JPH0346127Y2 (ja) 1991-09-30

Family

ID=30313403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1982139895U Granted JPS5942259U (ja) 1982-09-13 1982-09-13 自動車のドアアウタハンドル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5942259U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50107625A (ja) * 1974-01-31 1975-08-25

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6019255Y2 (ja) * 1981-02-24 1985-06-10 日産車体株式会社 車両用ドアのアウトサイドハンドル構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50107625A (ja) * 1974-01-31 1975-08-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5942259U (ja) 1984-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6607222B2 (en) Vehicle door latch device with one-motion door opening mechanism and antitheft mechanism
JP4210228B2 (ja) 後側ドア用車両ドアラッチ装置
JPH0346127Y2 (ja)
JP3421651B2 (ja) 引き出し回転操作型ロックハンドル装置
JPS6140860Y2 (ja)
JPH11141207A (ja) ラッチ錠
JPH068226Y2 (ja) 自動車のバックドアラッチ装置
JP3588996B2 (ja) 自動車用ドアロック装置
JPH0230593Y2 (ja)
JPH0245399Y2 (ja)
JPH0126852Y2 (ja)
JPH0346131Y2 (ja)
JPH0754528A (ja) 車両用ドアロック装置
JP2568880Y2 (ja) トランクロック装置
JPH0354231B2 (ja)
JPH0218211Y2 (ja)
JP3769154B2 (ja) ドアロック装置
JP3527224B2 (ja) 車両用ロック装置
JP2915769B2 (ja) ロック装置解除用ハンドル装置
JP3291372B2 (ja) 車両用ドアロック装置
JP3458070B2 (ja) ドアロック装置
JPS5955971A (ja) 自動車用ドアロツク装置
JPH0223719Y2 (ja)
JPH0925748A (ja) ラッチ錠
JPH0720291Y2 (ja) 貨物自動車のドアロツク装置