JPH0345223Y2 - - Google Patents

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JPH0345223Y2
JPH0345223Y2 JP1987195042U JP19504287U JPH0345223Y2 JP H0345223 Y2 JPH0345223 Y2 JP H0345223Y2 JP 1987195042 U JP1987195042 U JP 1987195042U JP 19504287 U JP19504287 U JP 19504287U JP H0345223 Y2 JPH0345223 Y2 JP H0345223Y2
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JP
Japan
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cassette
light
outlet
storage box
photosensitive material
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JP1987195042U
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JPH01100142U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は感光材料ロール物の簡易カセツトに関
するもので、詳しくは感光材料引出口の遮光性を
よくすると共に、感光材料の安定した引出しを可
能とする遮光カセツトに関するものである。
〔従来の技術及び問題点〕
写植用印画紙ロール物の遮光カセツトには、写
植機に備え付けの金属製カセツトと板紙、ダンボ
ール等からなる使い捨て紙製カセツトがある。
本考案は後者の紙製カセツトに関するものであ
る。紙製カセツトは低コストが宿命付けられてい
る事に起因して素材的にも自ずと限定され、外
圧、衝撃及び温湿度等の環境条件の変化への対応
性に乏しく、感光材料引出口の間隙の寸法安定性
は前者の金属製カセツトの比ではなく劣るもので
ある。従つて、カセツトの感光材料引出口の間隙
は感光材料の有無に拘らず、適当な弾性を有した
ゼロの状態を理想とするものの、環境条件の変化
により間隙の寸法がゼロ以上となつた場合、引出
口から光線が洩れ感光物としては致命的な光線カ
ブリが生じると共に、写植機による操作時に感光
材料の蛇行及びリバース時の捲戻りが生じる。
従つて、この間隙はどうしても小さ目の設計と
なるのが普通で間隙が小さくなりすぎると極自然
の成行きとして、感光材料がスムーズに引出せな
い事になる。通常カセツトの感光材料引出口はペ
ツチン等の毛先の長い布地を貼付けて遮光性及び
通紙性を良くする様に、配慮されているものが殆
どであるが、紙製カセツトにおいては、この微妙
な間隙を保持する事は、至難な事とされている。
従来のこの種の遮光カセツトにおける引出口の
構造を第3〜5図に示す。第3図は遮光カセツト
の一部解体斜視図、第4図は従来のカセツト例の
引出口の側断面図、第5図は従来の別のカセツト
例の引出口の側断面図を示したものである。
カセツトは収容箱本体10にプラスチツク製の
キヤツプ型側面板4と4′をはめ込むことにより
形成されるが、予めカセツト内に装填された、感
光材料1が巻芯2に巻付けられた感光材料ロール
物3の該巻芯2に側面板4及び4′の巻芯保持軸
5及び5′(但し、側面板4′の保持軸5′は図に
表示されていない)をかませることにより、感光
材料ロール物3はカセツト内で宙吊り状態とな
り、カセツトの巾方向に形成された引出口6から
感光材料を引出せる構造となつている。
第4図に示した従来のカセツト例では引出口6
を形成する上面部7が収容箱本体10の長尺方向
(第3図の側面板4から4′に至る方向)の全面の
わたつて収容箱本体10の上面内壁に接着剤など
により固着されていた。その為、例えばカセツト
取扱い中に側面から圧力がかかつたり、カセツト
が高温、高湿下に置かれたりすると、収容箱本体
10を構成している各面壁に、波打ち、反り等の
現象が起こつてカセツトが変形し、引出口6の間
隙が大きくなつて、光線もれが生じたり、あるい
は引出口を通過する感光材料に対する押圧力が弱
くなつて、引出時における感光材料の蛇行や感光
材料リバース時における巻戻りが生じる結果とな
る。
一方、斯かる従来技術の問題点を解決すべく、
第5図に示した如き構造のカセツトが提案されて
いる(実開昭61−49353号公報)。
これは引出口6において、上面前端部の折込部
を上面内部壁に固定することなくフリーな状態と
したことを特徴とするものであり、引出口6にお
いて、折込み上面部7は収容箱本体の上面前端部
を単にカセツト内部に折込んでいるため、元に戻
ろうとする力が働き、下方(矢印方向)に向かつ
て適度の圧力が働き、カセツトに多少の変形が生
じても引出口6の折込み下面部8と面接触あるい
は線接触の状態し、外からの光線もれを防止せん
とするものである。
しかしながら、斯かる公報記載のカセツトにお
いては、収容すべき感光材料ロール物の径に対す
る巾が広い場合、即ち、収容箱本体の縦横の比率
が大きい場合には、上記圧力が不均一となりやす
く、特に折込部の端部と中央部との圧力の不均一
により、引出口中央に間隙が生じやすいという欠
点がある。
又、折込部が固定されていないが故に、カセツ
ト全体としての強度が弱くなり、変形しやすいと
いう問題もある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は従来技術における上記問題点を解決す
るため、遮光カセツトの引出口の構造につき鋭意
検討した結果、本考案を完成するに至つた。
即ち、本考案は紙製収容箱本体の上面前端部と
前面上端部を収容箱内部に折込んで収容箱の巾方
向にスリツト状引出口を形成した遮光カセツトに
おいて、前記上面前端部の折込部の内、その両末
端近傍のみを上面内部壁に固定したことを特徴と
する遮光カセツトを提供するものである。
以下添付図面により本考案のの遮光カセツトを
説明する。
本考案の遮光カセツトは、全体構造は前述した
第3図の如き従来のものと略同一であり、引出口
の構造に特徴を有する。
第1図は本カセツトおける上面前端部の折込部
を示す斜視図、第2図a,bは本カセツトにおけ
る引出口の側断面図である。
本考案においては、折込上面部7の内、その両
末端近傍(第1図中網線で示す箇所)のみが、本
体10の上面内部壁に固定されており、それ以外
の箇所は固定されていない。
固定手段は特に限定されないが、例えば発泡ポ
リエチレン10〜30倍、エステル系ポリウレタン及
びエーテル系ポリウレタンの30〜50倍発泡体等の
基材上に接着剤を塗布してなる両面テープ11に
よれば、固定箇所が適度な弾力性を有することと
なるので特に好ましい。
ここで、固定する長さは接着剤の強さや、本体
10の長さによるが折込上面部の両末端夫々約10
〜20mmが好ましい。
第2図に示す通り、本考案のカセツトは、引出
口6の端部においては、折込上面部部7と折込下
面部8が密接に面接触の状態になる。又、端部以
外の中央部は、従来のカセツトと同様に第5図に
示すように面接触あるいは線接触の状態となる。
従つて、本考案によれば、収容箱本体に多少の
変形が生じても、引出口の全面にわたつて間隙が
発生するおそれが少なく、外からの光線もれが防
止できる。
尚、装置の構造上、引出口6を収容箱本体10
の上端よりやや下げて設ける必要がある場合は、
第2図bに示す如く、両面テープ11に必要な厚
みを持たせるようにすれば良い。
又、図面において9は、ペツチン等の緩衝布で
あり、引出口に緩衝布9を貼着することにより、
光線もれをより効果的に防止できると同時に感光
材料の通紙性が向上する。
本考案の遮光カセツトの収容箱本体の素材は紙
であり、低コストを達成するために板紙、ダンボ
ール等の紙が通常使用される。これらの紙の中で
もできるだけ外圧、衝撃、温湿度等に対して強い
ものが望ましいことはいうまでもない。又カセツ
ト壁の遮光性を向上させる上で黒色ポリエチレン
フイルム(ポリエチレンにカーボンブラツクの如
き黒色の着色剤を含有させたもの)をラミネート
加工した紙は収容箱本体の素材として有用であ
る。コスト的に許されるならばアルミ箔の如き金
属箔をさらに積層したものはカセツトの強度とと
もにカセツト壁の遮光性を良くする上でより好ま
しい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、遮光カセツトの取扱い時ある
いは運搬、輸送時における外圧、衝撃および温湿
度等の環境条件の変化により、カセツトが少々変
形しても、引出口は常に遮閉状態が保持され、引
出口からの光線もれを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に用いられる1カセツト例にお
ける上面前端部の折込部の構成を示した斜視図、
第2図は本考案のカセツト例の引出口の側断面
図、第3図はカセツト例の全体構成を示す一部解
体斜視図、第4図は従来のカセツト例の引出口の
側断面図、第5図は従来の別のカセツト例の引出
口の側断面図である。 4,4′……側面板、5……巻芯保持軸、6…
…感光材料引出口、10……収容箱本体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 紙製収容箱本体の上面前端部と前面上端部を
    収容箱内部に折込んで収容箱の巾方向にスリツ
    ト状引出口を形成した遮光カセツトにおいて、
    前記上面前端部の折込部の内、その両末端近傍
    のみを上面内部壁に固定したことを特徴とする
    遮光カセツト。 2 上面前端部の折込部の両末端近傍と上面内部
    壁との固定手段が、基材上に接着剤を塗布して
    なる両面テープによる実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の遮光カセツト。
JP1987195042U 1987-12-23 1987-12-23 Expired JPH0345223Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987195042U JPH0345223Y2 (ja) 1987-12-23 1987-12-23

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JP1987195042U JPH0345223Y2 (ja) 1987-12-23 1987-12-23

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Publication Number Publication Date
JPH01100142U JPH01100142U (ja) 1989-07-05
JPH0345223Y2 true JPH0345223Y2 (ja) 1991-09-25

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ID=31485739

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5229625U (ja) * 1975-08-22 1977-03-02
JPS5238928A (en) * 1975-09-08 1977-03-25 Itek Corp Device for supplying cassette having two interchangeable photosensitive media
JPS5936736A (ja) * 1982-08-23 1984-02-29 東レ株式会社 人造毛皮用繊維束

Patent Citations (3)

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JPH01100142U (ja) 1989-07-05

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