JP2580197Y2 - ロール状感光材料用マガジン - Google Patents
ロール状感光材料用マガジンInfo
- Publication number
- JP2580197Y2 JP2580197Y2 JP1718893U JP1718893U JP2580197Y2 JP 2580197 Y2 JP2580197 Y2 JP 2580197Y2 JP 1718893 U JP1718893 U JP 1718893U JP 1718893 U JP1718893 U JP 1718893U JP 2580197 Y2 JP2580197 Y2 JP 2580197Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- photosensitive material
- roll
- core
- plastic
- magazine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
- Projection-Type Copiers In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はロール状感光材料を保持
するためのカセットまたはマガジン(以下「マガジン」
と称す)に関する。
するためのカセットまたはマガジン(以下「マガジン」
と称す)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント、印刷、複写等に使用さ
れる比較的幅広のロール状感光材料用マガジンは、例え
ば厚紙またはプラスチック等からなる胴板を屈曲成形し
た短形筒状の胴体部分と該胴体部の両端を封じる側板か
らなる中空内部に、側板内面に軸支された巻芯に巻装さ
れたロール状感光材料を遮光した状態で収容し、該胴体
部分の一面の隅に、巻芯の軸線方向に沿ってのびた遮光
手段を備えたスロットより、前記感光材料を引き出す感
光材料用マガジンである(例えば特公昭59−3673
6号公報参照)。
れる比較的幅広のロール状感光材料用マガジンは、例え
ば厚紙またはプラスチック等からなる胴板を屈曲成形し
た短形筒状の胴体部分と該胴体部の両端を封じる側板か
らなる中空内部に、側板内面に軸支された巻芯に巻装さ
れたロール状感光材料を遮光した状態で収容し、該胴体
部分の一面の隅に、巻芯の軸線方向に沿ってのびた遮光
手段を備えたスロットより、前記感光材料を引き出す感
光材料用マガジンである(例えば特公昭59−3673
6号公報参照)。
【0003】胴体部分の両端を封じる二つの側板は、胴
体部分の両縁と係合し遮光を保つ溝、マガジン内に収容
する感光材料の巻芯の回転軸受等を構造的に持ったもの
で、比較的複雑な凹凸を有し、必要な剛性、正確な寸法
を望まれるので通常プラスチックで成型されて作られ
る。
体部分の両縁と係合し遮光を保つ溝、マガジン内に収容
する感光材料の巻芯の回転軸受等を構造的に持ったもの
で、比較的複雑な凹凸を有し、必要な剛性、正確な寸法
を望まれるので通常プラスチックで成型されて作られ
る。
【0004】ロール状感光材料の巻芯は、一般にコスト
的に安価である紙を基調にした材質のものが使用されて
おり、円筒状に成型されている。
的に安価である紙を基調にした材質のものが使用されて
おり、円筒状に成型されている。
【0005】ロール状感光材料が巻装された巻芯は側板
の内面で回転自在に軸支されるのが一般的なマガジンの
構造であり、前記巻芯と側板内面の軸受けとの間のすべ
り性は感光材料をスロットより引き出す際のテンション
に大きな影響を与えるため、非常に重要なポイントであ
る。
の内面で回転自在に軸支されるのが一般的なマガジンの
構造であり、前記巻芯と側板内面の軸受けとの間のすべ
り性は感光材料をスロットより引き出す際のテンション
に大きな影響を与えるため、非常に重要なポイントであ
る。
【0006】特に近年、長尺巻のフィルム感光材料用マ
ガジンの需要が増え、その大きな重量から前記した巻芯
と側板内面の軸受けとの間のすべり性は益々重要になっ
てきた。
ガジンの需要が増え、その大きな重量から前記した巻芯
と側板内面の軸受けとの間のすべり性は益々重要になっ
てきた。
【0007】前記したように、従来のロール状感光材料
用マガジンは、一般に側板はプラスチック、巻芯は紙が
使用されており、両者の接触面におけるすべり性は非常
に悪く、プルテンションが不安定になるため、感光材料
をスムーズに引き出すことができなかった。
用マガジンは、一般に側板はプラスチック、巻芯は紙が
使用されており、両者の接触面におけるすべり性は非常
に悪く、プルテンションが不安定になるため、感光材料
をスムーズに引き出すことができなかった。
【0008】また、輸送中にロール状感光材料の巻ゆる
みを防止する目的で、巻芯と軸受けの間に回転コアを用
いホットメルト等で剥離自在に固定したマガジンが特開
平1−121852号公報に記載され、プラスチック性
の回転コアを用いるマガジンの例を見ることがある。
みを防止する目的で、巻芯と軸受けの間に回転コアを用
いホットメルト等で剥離自在に固定したマガジンが特開
平1−121852号公報に記載され、プラスチック性
の回転コアを用いるマガジンの例を見ることがある。
【0009】しかしながら、前記した大きな重量のロー
ル状感光材料の場合、巻芯と軸受けの接触面にはかなり
の重量がかかるため、紙製の巻芯は云うに及ばず、プラ
スチック同志の接触によっても、ロール状感光材料を引
き出す際の回転摩擦によって、巻芯と軸受けの間にけず
りかすが発生していた。
ル状感光材料の場合、巻芯と軸受けの接触面にはかなり
の重量がかかるため、紙製の巻芯は云うに及ばず、プラ
スチック同志の接触によっても、ロール状感光材料を引
き出す際の回転摩擦によって、巻芯と軸受けの間にけず
りかすが発生していた。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案の上記目的は筒状
の胴体部分と胴体部分両端を封じる側板とからなる中空
内部に、プラスチック製の側板内面軸受けに回転自在に
軸支された紙製の巻芯に巻装されたロール状感光材料を
収容し、胴体部分の巻芯軸線に平行にのびたスロットか
ら前記感光材料を筒状の胴体外に引き出すロール状感光
材料用マガジンにおいて、前記ロール状感光材料の紙製
巻芯の前記プラスチック製の側板内面軸受けと接触する
部分にプラスチック製の円筒形部材を装着し、該プラス
チック製の円筒形部材と前記プラスチック製の側板内面
軸受けとの接触部を線接触にしたことを特徴とするロー
ル状感光材料マガジンによって達成された。
の胴体部分と胴体部分両端を封じる側板とからなる中空
内部に、プラスチック製の側板内面軸受けに回転自在に
軸支された紙製の巻芯に巻装されたロール状感光材料を
収容し、胴体部分の巻芯軸線に平行にのびたスロットか
ら前記感光材料を筒状の胴体外に引き出すロール状感光
材料用マガジンにおいて、前記ロール状感光材料の紙製
巻芯の前記プラスチック製の側板内面軸受けと接触する
部分にプラスチック製の円筒形部材を装着し、該プラス
チック製の円筒形部材と前記プラスチック製の側板内面
軸受けとの接触部を線接触にしたことを特徴とするロー
ル状感光材料マガジンによって達成された。
【0011】すなわち、本考案の特徴は巻芯と軸受けの
間の接触部が従来は面積が比較的大きい面接触であった
のを線接触にし、できるだけ接触面積を小さくしたこと
にある。
間の接触部が従来は面積が比較的大きい面接触であった
のを線接触にし、できるだけ接触面積を小さくしたこと
にある。
【0012】本考案における側板の材質は前記したよう
に一般にプラスチックが用いられており、通常側板とそ
の内面に設けられた軸受けは一体成形されており、従っ
て軸受けもプラスチックである。本考案においては少な
くとも軸受けはプラスチックにすることが必須条件であ
る。
に一般にプラスチックが用いられており、通常側板とそ
の内面に設けられた軸受けは一体成形されており、従っ
て軸受けもプラスチックである。本考案においては少な
くとも軸受けはプラスチックにすることが必須条件であ
る。
【0013】それに対し、巻芯は一般に紙製のものが用
いられており、軸受けと線接触の状態でかなりの重量を
支えるには紙製巻芯は硬度的に不充分である。一方、巻
芯にそれらに耐えるだけの硬度を有するプラスチックを
用いてもよいが、コスト環境面の問題があり好ましくな
い。
いられており、軸受けと線接触の状態でかなりの重量を
支えるには紙製巻芯は硬度的に不充分である。一方、巻
芯にそれらに耐えるだけの硬度を有するプラスチックを
用いてもよいが、コスト環境面の問題があり好ましくな
い。
【0014】従って本考案は紙製巻芯が軸受けと接触す
る部分にプラスチックで成形された円筒形部材(以降プ
ラスチック性円筒形部材と称す)を装着させたことを好
ましい実施態様とする。
る部分にプラスチックで成形された円筒形部材(以降プ
ラスチック性円筒形部材と称す)を装着させたことを好
ましい実施態様とする。
【0015】この際、軸受けとプラスチック性円筒形部
材の間の接触部は巻芯軸線方向に2mm以内、好ましく
は1mm以内の幅の線接触になるような構造にする。
材の間の接触部は巻芯軸線方向に2mm以内、好ましく
は1mm以内の幅の線接触になるような構造にする。
【0016】本考案に用いられるプラスチックは特に限
定されないが、成形性、硬度、コストの面からABS系
樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリプロピレン等が好まし
く用いられる。
定されないが、成形性、硬度、コストの面からABS系
樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリプロピレン等が好まし
く用いられる。
【0017】
【実施例】以下、本考案を図面を基に詳細に説明する
が、本考案はこれらに限定されるものではない。図1、
図2、図3及び図4は本考案の実施態様を示す部分断面
図である。
が、本考案はこれらに限定されるものではない。図1、
図2、図3及び図4は本考案の実施態様を示す部分断面
図である。
【0018】プラスチック性円筒形部材3を紙製巻芯1
の内側(図1、図3)または外側(図2、図4)に挿着
させ、側板4の内面に設けられた軸受け2によってプラ
スチック性円筒形部材3は回転自在に保持される。この
時プラスチック性円筒形部材3と軸受け2との接触部a
が線接触になるようにプラスチック性円筒形部材を成形
した。こられの実施態様は、いずれもプラスチック性円
筒形部材側に線接触になるような成形を施したが、別の
実施態様(図面記載せず)として、軸受け側に線接触に
なるような成形を施してもよい。
の内側(図1、図3)または外側(図2、図4)に挿着
させ、側板4の内面に設けられた軸受け2によってプラ
スチック性円筒形部材3は回転自在に保持される。この
時プラスチック性円筒形部材3と軸受け2との接触部a
が線接触になるようにプラスチック性円筒形部材を成形
した。こられの実施態様は、いずれもプラスチック性円
筒形部材側に線接触になるような成形を施したが、別の
実施態様(図面記載せず)として、軸受け側に線接触に
なるような成形を施してもよい。
【0019】本考案において、線接触部aは巻芯軸線方
向に2mm以内、好ましくは1mm以内の幅で構成させ
る。
向に2mm以内、好ましくは1mm以内の幅で構成させ
る。
【0020】図5及び図6は従来のマガジンの部分断面
図である。紙製巻芯1が直接軸受け2に保持され、両者
接触部bが面接触の構造になっている。従ってロール状
感光材料5を引き出す時、すべり性の悪い紙製巻芯であ
ること及び接触面積が大きいことによって、巻芯と軸受
けの間の回転摩擦が大きくなり、プルテンションが高く
不安定になったり、紙のけずりかすが発生したり等の問
題が起こった。
図である。紙製巻芯1が直接軸受け2に保持され、両者
接触部bが面接触の構造になっている。従ってロール状
感光材料5を引き出す時、すべり性の悪い紙製巻芯であ
ること及び接触面積が大きいことによって、巻芯と軸受
けの間の回転摩擦が大きくなり、プルテンションが高く
不安定になったり、紙のけずりかすが発生したり等の問
題が起こった。
【0021】一方、コスト的に好ましくはないが、プラ
スチック製巻芯を用いた場合でも、図5及び図6のマガ
ジンでは、紙製巻芯を用いた時に比べ、前記問題点は多
少軽減されるが不充分であった。
スチック製巻芯を用いた場合でも、図5及び図6のマガ
ジンでは、紙製巻芯を用いた時に比べ、前記問題点は多
少軽減されるが不充分であった。
【0022】
【考案の効果】本考案のマガジンを使用することによっ
て、感光材料のスムーズな引出しが可能になり、また軸
受けと巻芯の間のけずりかすの発生を防止することがで
き、品質トラブルがなくなった。
て、感光材料のスムーズな引出しが可能になり、また軸
受けと巻芯の間のけずりかすの発生を防止することがで
き、品質トラブルがなくなった。
【図1】本考案のロール状感光材料用マガジンの実施態
様を示す部分断面図。
様を示す部分断面図。
【図2】本考案のロール状感光材料用マガジンの実施態
様を示す部分断面図。
様を示す部分断面図。
【図3】本考案のロール状感光材料用マガジンの実施態
様を示す部分断面図。
様を示す部分断面図。
【図4】本考案のロール状感光材料用マガジンの実施態
様を示す部分断面図。
様を示す部分断面図。
【図5】従来のロール状感光材料用マガジンの部分断面
図。
図。
【図6】従来のロール状感光材料用マガジンの部分断面
図。
図。
1 紙製巻芯 2 軸受け 3 紙製巻芯に挿着されたプラスチック性円筒形部材 4 側板 5 感光材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−128333(JP,A) 特開 平4−246644(JP,A) 実願 平2−402604号(実開 平4− 93838号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03C 3/00
Claims (1)
- 【請求項1】 筒状の胴体部分と胴体部分両端を封じる
側板とからなる中空内部に、プラスチック製の側板内面
軸受けに回転自在に軸支された紙製の巻芯に巻装された
ロール状感光材料を収容し、胴体部分の巻芯軸線に平行
にのびたスロットから前記感光材料を筒状の胴体外に引
き出すロール状感光材料用マガジンにおいて、前記ロー
ル状感光材料の紙製巻芯の前記プラスチック製の側板内
面軸受けと接触する部分にプラスチック製の円筒形部材
を装着し、該プラスチック製の円筒形部材と前記プラス
チック製の側板内面軸受けとの接触部を線接触にしたこ
とを特徴とするロール状感光材料マガジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1718893U JP2580197Y2 (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | ロール状感光材料用マガジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1718893U JP2580197Y2 (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | ロール状感光材料用マガジン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0676952U JPH0676952U (ja) | 1994-10-28 |
JP2580197Y2 true JP2580197Y2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=11936971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1718893U Expired - Lifetime JP2580197Y2 (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | ロール状感光材料用マガジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580197Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-06 JP JP1718893U patent/JP2580197Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0676952U (ja) | 1994-10-28 |
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