JPH022985Y2 - - Google Patents

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JPH022985Y2
JPH022985Y2 JP996286U JP996286U JPH022985Y2 JP H022985 Y2 JPH022985 Y2 JP H022985Y2 JP 996286 U JP996286 U JP 996286U JP 996286 U JP996286 U JP 996286U JP H022985 Y2 JPH022985 Y2 JP H022985Y2
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JP
Japan
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cylinder
thick part
dust boot
circumferential groove
thick
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JP996286U
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばデイスクブレーキのシリンダ
とピストンの間に外部より泥水やホコリ等の侵入
を防止するダストブーツに関する。
〔従来の技術〕
例えばデイスクブレーキでは第3図に示される
ように、キヤリパのボデイ1に形成されたシリン
ダ2にブレーキパツドを押動するピストン3を移
動可能に嵌挿し、シリンダ2とピストン3との間
に泥水やホコリ等の侵入を防止するダストブーツ
4を装着している。
このダストブーツ4は、ゴム等の可撓性材で形
成され、シリンダ2の開口端2a近傍の内周に凹
設された断面矩形の周溝5に弾性リング6により
外周方向に押圧されて嵌合する外側肉厚部4a
と、ピストン3の外周に緊着される内側肉厚部4
bと、該内側肉厚部4bと外側肉厚部4aとを連
結する蛇腹状の可撓性部4cとを有しており、ピ
ストン3の往復動に応じて可撓性部4cを伸縮さ
せて、シリンダ2とピストン3の間をシールして
いる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記の構造の場合、シリンダ2の開口
端2aから周溝5の間が露出しているため、付着
した泥水等により錆が発生し、やがて周溝5にも
錆が進行してシール性を損う懸念がある。
そこで本考案は、周溝をシールして錆の発生を
防止し、シール性を向上させたダストブーツを提
供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的達成のため本考案は、相対的に往復動
する外筒と内筒間をシールし、外筒の開口端近傍
の内周に凹設された周溝に嵌合する外側肉厚部
と、内筒の外周に緊着される内側肉厚部と、該内
側肉厚部と外側肉厚部とを連結する可撓性部とを
有するブレーキ装置のダストブーツにおいて、前
記周溝よりも開口端側の外筒内周壁に密着するリ
ツプ部を前記可撓性部から延設し、該リツプ部と
外側肉厚部との間に形成される空室にシール剤を
封入したことを特徴としている。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図に
基づいて説明する。尚、図中従来例と同一要素の
ものは同様の付号を用いて説明する。
ダストブーツ10は、シリンダ2の開口端2a
近傍の内周に凹設された周溝5に弾性リング6に
押圧されて嵌合する外側肉厚部10aと、ピスト
ン3の外周に凹設された周溝11に嵌合緊着され
る内側肉厚部10bと、外側肉厚部10aと内側
肉厚部10bとを連結する蛇腹状の可撓性部10
cと、この可撓性部10cから延設されてシリン
ダ2の周溝5よりもシリンダ2の開口端2a側の
シリンダ2の内周壁に密着するリツプ部10dと
を有しており、このリツプ部10dをシリンダ2
の内周壁に密着してリツプ部10dと外側肉厚部
10aとの間に形成される空室12にシール剤と
してグリス13を封入している。
このように構成することにより、リツプ部10
dとグリス13がシリンダ2の周溝5をシールす
るので、泥水等が侵入せず錆の発生を防止する。
尚、上記実施例では本考案に係るダストブーツ
をデイスクブレーキのシリンダとピストン間に装
着したもので説明したが、ホイールシリンダのダ
ストブーツ、デイスクブレーキの摺動ピンのダス
トブーツ等に本考案を適用することができる。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように、相対的に往復動する外
筒と内筒間をシールし、外筒の開口端近傍の内周
に凹設された周溝に嵌合する外側肉厚部と、内筒
の外周に緊着される内側肉厚部と、該内側肉厚部
と外側肉厚部とを連結する可撓性部とを有するブ
レーキ装置のダストブーツにおいて、前記周溝よ
りも開口端側の外筒内周壁に密着するリツプ部を
前記可撓性部から延設し、該リツプ部と外側肉厚
部との間に形成される空間にシール剤を封入した
ので、周溝に泥水等が侵入せず、錆の発生を防止
してシール性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示し、
第1図はダストブーツの取付状態を示す断面図、
第2図はダストブーツの斜視図、第3図は従来の
ダストブーツ取付状態を示す断面図である。 1……キヤリパボデイ、2……シリンダ、2a
……シリンダ開口端、3……ピストン、5……周
溝、6……弾性リング、10……ダストシール、
10a……外側肉厚部、10b……内側肉厚部、
10c……蛇腹状の可撓性部、10d……リツプ
部、11……凹溝、12……空間、13……グリ
ス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相対的に往復動する外筒と内筒間をシールし、
    外筒の開口端近傍の内周に凹設された周溝に嵌合
    する外側肉厚部と、内筒の外周に緊着される内側
    肉厚部と、該内側肉厚部と外側肉厚部とを連結す
    る可撓性部とを有するブレーキ装置のダストブー
    ツにおいて、前記周溝よりも開口端側の外筒内周
    壁に密着するリツプ部を前記可撓性部から延設
    し、該リツプ部と外側肉厚部との間に形成される
    空室にシール剤を封入したことを特徴とするブレ
    ーキ装置のダストブーツ。
JP996286U 1986-01-27 1986-01-27 Expired JPH022985Y2 (ja)

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JP996286U JPH022985Y2 (ja) 1986-01-27 1986-01-27

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JPS62122936U JPS62122936U (ja) 1987-08-04
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JP5510195B2 (ja) * 2010-08-31 2014-06-04 日産自動車株式会社 駆動力伝達装置
JP5502956B2 (ja) * 2012-09-05 2014-05-28 日産自動車株式会社 駆動力伝達装置

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JPS62122936U (ja) 1987-08-04

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