JPH0343084Y2 - - Google Patents

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JPH0343084Y2
JPH0343084Y2 JP11317186U JP11317186U JPH0343084Y2 JP H0343084 Y2 JPH0343084 Y2 JP H0343084Y2 JP 11317186 U JP11317186 U JP 11317186U JP 11317186 U JP11317186 U JP 11317186U JP H0343084 Y2 JPH0343084 Y2 JP H0343084Y2
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JP
Japan
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apron
battery
fender
battery bracket
side apron
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JP11317186U
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、自動車のバツテリ搭載構造に関
し、詳しくは、キヤブオーバ型車両のエプロン後
部にバツテリを搭載する際に、前座席のスライド
量を減じることなく、大型のバツテリを搭載しう
るものに関する。
【従来の技術】
自動車には、始動時の電気負荷をまかなわせ、
走行条件に応じて発電機出力と負荷とのバランス
を調整するためにバツテリが装備されているが、
ワゴン車等のキヤブオーバ型車両(第4図)で
は、通常、フロントフロアパネル下方のエプロン
後部にバツテリが収蔵される。 すなわち、第2図および第3図に示すように、
フロントフロアパネル1に上端縁を接合されて垂
下するフエンダエプロン3が、その下端縁をサイ
ドメンバ2に接合されており、フエンダサイドエ
プロン4が、内端縁を上記フエンダエプロン3お
よび上記サイドメンバ2に接合されてホイールハ
ウス後壁を形成している。また、上記フロントフ
ロアパネル1とフエンダエプロン3の各後端縁に
接合されて車幅方向に伸びる隔壁パネル5および
上記フエンダサイドエプロン4の各外端縁に車体
サイドインナパネル6が接合されている。 上記フエンダサイドエプロン4の後面には、水
平載置部7aをもつ断面略L字状の前バツテリブ
ラケツト7がその取付け部7bが上記フエンダサ
イドエプロン4に沿つて上方に延びるように固着
され、上記隔壁パネル5の前面には、水平載置部
8aをもつ断面L字状の後バツテリブラケツト8
が固着されている。そうして、上記前バツテリブ
ラケツト7および後バツテリブラケツト8の各水
平載置部7a,8aにバツテリトレイ9が装着さ
れ、このバツテリトレイ9にバツテリBが載置さ
れる。
【考案が解決しようとする問題点】
ところで、同一車種においても車格が異なれ
ば、エンジン出力の設定が変更される場合がある
が、その際には、バツテリBもそれに対応しうる
ように大型化等を図る必要がある。 しかしながら、上記のようなエプロン後部構造
において、大型のバツテリBを搭載するために
は、次のような問題点がある。 上記フエンダサイドエプロン4のホイールハウ
スとしての構造上、フエンダサイドエプロン4と
上記隔壁パネル5との間隔は下方程小さいので、
バツテリBが大型になれば必然的にバツテリBの
位置を上方へ移動せねばならない。 しかし、上記フロントフロアパネル1における
バツテリBに対して上方の部位は、前方に向かう
につれて低くなるように傾斜しており、バツテリ
Bを大型化した場合には、バツテリBの前部上端
がフロントフロアパネル1の作業穴1aから突出
してしまう。そのため、作業穴1aを覆い隠すた
めにフロントフロアパネル1に覆設されるサービ
スホールカバー10には、(第3図において仮想
線で示すように)上方向の凸部10aを形成して
バツテリBの上端部が当たらないようにする必要
があるが、この凸部10aのために、前座席のス
ライド量が少なくなつてしまうという不都合があ
つた。 この考案は、上述のような事情のもとで考え出
されたもので、上記従来の問題を解決し、前座席
の居住性を損うことなく、大型のバツテリを搭載
しうる自動車のバツテリ搭載構造を提供すること
をその課題とする。
【問題を解決するための手段】
上記の問題を解決するため、本考案では、次の
技術的手段を講じている。 すなわち、サイドメンバに沿つて立ち上がるフ
エンダエプロンと、内端縁を上記フエンダエプロ
ンに接合され、前輪ホイールハウス後壁を形成す
るように上方に向かうにつれ前方湾曲するフエン
ダサイドエプロンと、上記フエンダエプロンの後
縁から車幅方向外方にのびる隔壁パネルと、上記
フエンダサイドエプロンと上記隔壁パネルの各外
端縁が接合される車体サイドパネルとを備えるキ
ヤブオーバ型車両のエプロン後部構造において、
上記フエンダサイドエプロンの後面に車幅方向所
定幅の凹部を上下方向について部分的に形成する
一方、上部に水平載置部をもつ前バツテリブラケ
ツトをその水平載置部の高さ位置が上記凹部と対
応するように上記フエンダサイドエプロンの後面
に固着するとともに、上記前バツテリブラケツト
の水平載置部と同等の高さ位置の水平載置部をも
つ後バツテリブラケツトを上記フエンダサイドエ
プロン以外の車体構成部材に固着し、上記前バツ
テリブラケツトおよび後バツテリブラケツトの各
水平載置部にバツテリをその前部下端が上記凹部
に突入するようにして載置支持している。
【作用および効果】
本考案では、上記フエンダサイドエプロンに上
記凹部を形成することにより、バツテリの支持位
置における、フエンダサイドエプロンと上記隔壁
パネルとの間隔を拡大している。 したがつて、バツテリが大型化した場合におい
ても、従来のようにバツテリを上方へ移動させる
必要がない。 すなわち、上記凹部は、バツテリの前部下端を
収容しうるように上記フエンダサイドエプロンの
後面に形成されている。そして、上記前バツテリ
ブラケツトおよび後バツテリブラケツトは、その
各水平載置部の高さ位置が上記凹部に対応するよ
うに、上記フエンダサイドエプロンの後面と隔壁
パネルの前面にそれぞれ装着されており、上記各
水平載置部にバツテリが載置支持される。 バツテリの前部下端の位置が前進する場合に
は、その前部下端は上記凹部に突入することがで
きるので、上記各水平載置部の高さ位置を上方へ
変位させる必要はない。 換言すれば、上方に向かうにつれフエンダサイ
ドエプロンと隔壁パネルとの間隔が大きくなる
が、これと同様の効果が上記凹部により達成さ
れ、バツテリが大型化する場合でもそれに対応可
能な収納スペースが得られていることから、上記
各水平載置部を上方へ移動させることなく大型の
バツテリを搭載しうる。 以上のように、本考案においては、大型のバツ
テリを搭載する場合にバツテリの支持装置を上方
に移動させる必要がないことから、前後方向に併
せて上下方向における収納スペースの実質的な拡
張が図られ、従来例におけるような搭載可能なバ
ツテリの大きさが制限され、あるいは前座席の居
住性が損なわれるといつた問題を完全に解決する
ことができる。 さらに、上記凹部が形成されたフエンダサイド
エプロンは、加工硬化により上記前バツテリブラ
ケツトが固着される上記凹部周辺部位の強度剛性
が向上しているので、重量の大きいバツテリに対
しても別途に補強部材を設けるまでもなく十分な
支持安定性が得られる。また、凹部は、フエンダ
サイドエプロンの外側に接合される車体サイドパ
ネルおよび前輪によつて覆蓋され外部から視認さ
れることがないので、本考案を実施するに当たつ
て意匠上の問題が生ずることは全くない。
【実施例の説明】
以下、この考案の実施例を第1図を参照して具
体的に説明する。なお、図面において第2図およ
び第3図の従来例と同等の部材には同一の符号を
付してある。 本例では、フエンダエプロン3とともにホイー
ルハウスとして泥よけ等の役目を負うフエンダサ
イドエプロン4に、車幅方向所定幅にわたつて搭
載バツテリBの前部下端を収容しうる凹部4aを
設けたことを特徴とするものであり、その他の基
本的な構成は第2図および第3図に示した従来例
と同様である。 上記凹部4aは、上記フエンダサイドエプロン
4の後面に上下方向について部分的に形成されて
おり、前バツテリブラケツト7が、その水平載置
部7aと凹部4aの最大凹み部位との(上下方向
における)高さ位置が一致するように、フエンダ
サイドエプロン4の後面の凹部4aより下方の部
位に固着されている。また、隔壁パネル5の前面
に固着される後バツテリブラケツト8の水平載置
部8aの高さ位置も、上記凹部4aの最大凹み部
位の高さ位置と同等に規定されている。 そうして、バツテリBが、バツテリトレイ9を
介して上記前バツテリブラケツト7および後バツ
テリブラケツト8の各水平載置部7a,8aに搭
載支持される。 ところで、バツテリBが大型化してバツテリB
の前後長さが大きくなれば、従来ではバツテリB
の搭載位置の上方への移動を余儀無くされていた
が、本例では、上記各水平載置部7a,8aの高
さ位置を上方移動させるまでもなく、上記凹部4
a内にバツテリBの前部下端を突入させるだけで
良い。 すなわち、上記凹部4aによつて、バツテリB
が大型化した場合でも十分に対応しうる収納スペ
ースが確保されており、従来例におけるようなバ
ツテリBの搭載位置を上方へ移動させなければ大
型のバツテリBは搭載できないといつた不都合を
解消している。 以上のように、本実施例においては、バツテリ
Bの搭載位置を上方へ移動させることなく、大型
のバツテリBを搭載しうる。 なお、本考案の範囲は、上述した実施例に限定
されることはない。 たとえば、上記実施例と異なるタイプの車両に
本考案を適用することも可能であり、また、後バ
ツテリブラケツトは、隔壁パネル以外の車体構成
部材に固着しても構わない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の要部断面図、第2図
は第4図のA部拡大断面図、第3図は第2図の
−線拡大断面図、第4図はキヤブオーバ型車両
の斜視図である。 2……サイドメンバ、3……フエンダエプロ
ン、4……フエンダサイドエプロン、4a……凹
部、5……隔壁パネル、6……車体サイドパネル
(車体サイドインナパネル)、7……前バツテリブ
ラケツト、7a……(前バツテリブラケツトの)
水平載置部、8……後バツテリブラケツト、8a
……(後バツテリブラケツトの)水平載置部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 サイドメンバに沿つて立ち上がるフエンダエプ
    ロンと、内端縁を上記フエンダエプロンに接合さ
    れ、前輪ホイールハウス後壁を形成するように上
    方に向かうにつれ前方湾曲するフエンダサイドエ
    プロンと、上記フエンダエプロンの後縁から車幅
    方向外方にのびる隔壁パネルと、上記フエンダサ
    イドエプロンと上記隔壁パネルの各外端縁が接合
    される車体サイドパネルとを備えるキヤブオーバ
    型車両のエプロン後部構造において、 上記フエンダサイドエプロンの後面に車幅方向
    所定幅の凹部を上下方向について部分的に形成す
    る一方、上部に水平載置部をもつ前バツテリブラ
    ケツトをその水平載置部の高さ位置が上記凹部と
    対応するように上記フエンダサイドエプロンの後
    面に固着するとともに、上記前バツテリブラケツ
    トの水平載置部と同等の高さ位置の水平載置部を
    もつ後バツテリブラケツトを上記フエンダサイド
    エプロン以外の車体構成部材に固着し、上記前バ
    ツテリブラケツトおよび後バツテリブラケツトの
    各水平載置部にバツテリをその前部下端が上記凹
    部に突入するようにして載置支持したことを特徴
    とする、自動車のバツテリ搭載構造。
JP11317186U 1986-07-22 1986-07-22 Expired JPH0343084Y2 (ja)

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JP11317186U JPH0343084Y2 (ja) 1986-07-22 1986-07-22

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11317186U JPH0343084Y2 (ja) 1986-07-22 1986-07-22

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Publication Number Publication Date
JPS6318359U JPS6318359U (ja) 1988-02-06
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JP11317186U Expired JPH0343084Y2 (ja) 1986-07-22 1986-07-22

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JP2582296Y2 (ja) * 1991-01-29 1998-09-30 ダイハツ工業株式会社 キャブオーバー型自動車のサービスホール補強構造

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JPS6318359U (ja) 1988-02-06

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