JPH0340670Y2 - - Google Patents

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JPH0340670Y2
JPH0340670Y2 JP4206685U JP4206685U JPH0340670Y2 JP H0340670 Y2 JPH0340670 Y2 JP H0340670Y2 JP 4206685 U JP4206685 U JP 4206685U JP 4206685 U JP4206685 U JP 4206685U JP H0340670 Y2 JPH0340670 Y2 JP H0340670Y2
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JP
Japan
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door
glass
pillar
flange
joint flange
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JP4206685U
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JPS61157039U (ja
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、サツシユレスドアを備えた自動車
のフロントピラーであつて、部品点数を著しく低
減し、組付け作業性を向上し、かつ組付け品位を
画一化することができるように改良されたものに
関する。
【従来の技術】
サツシユレスドアを備えた自動車のピラーの一
般的な構成は、たとえば、実開昭55−42617号公
報に示されている。まず、これを本願の第3図を
参照して説明する。 フロントピラーaは、ルーフの前部を支持する
とともに、車体のフロントウインド開口とドア開
口を境界する。したがつて第3図に示すように、
一定以上の剛性、強度を保持するために2枚のパ
ネル部材b,cで閉断面構造を形成し、かつ、ウ
インドシールドガラスdとの間のモールe、ドア
開口の奥部に位置するフランジfに嵌めこまれた
オープニングトリムg、ドア開口の入口部に位置
するフランジhに嵌めこまれたモールj、さらに
ドア開口を向く内面にはドアシール用ウエザスト
リツプkなど、多くの付属部品が装着される。ま
た、上記ウエザストリツプkは、その幅方向の取
付け誤差をなくすとともに一定の取付け安定性を
得るために、所定断面のリテーナmを介して上記
内面に取付けられるのが普通である。
【考案が解決しようとする問題点】
上記から明らかなように、従来の自動車のフロ
ントピラーにおいては、ピラー本体に対して多く
の付属部品を装着する必要があり、部材コスト、
組付け作業性の両面で著しく不利である。 この考案は、上記の事情のもとで考え出された
もので、従来の自動車用ピラーにおける問題点、
すなわち、付属部品が多いことによる部材コスト
および組付け作業性の問題点を解決したフロント
ピラーを提供することをその課題とする。
【問題を解決するための手段】
この考案は、上記の問題を解決するため、次の
技術的手段を講じている。 すなわち、インナパネルとアウタパネルを閉断
面状に接合するとともに、その第一の接合鍔をウ
インドシールドガラスの側端縁とドアガラスの前
端縁との間を前方に突出するように配置し、かつ
第二の接合鍔をドアガラスの内側においてドア開
口を形成するように配置したピラー本体を設ける
一方、上記第一の接合鍔に被せられ、かつこの第
一の接合鍔とウインドシールドガラスとのすき間
を埋める封止部を持つモール部と、上記第二の接
合鍔に被せられたドアオープニングトリム部と、
これらモール部とドアオープニングトリム部とを
一体的につなぎ、かつドアガラス内面に密着しう
る変形容易部を持つウエザストリツプ部とが一体
連成された外被部材を備えている。
【作用および効果】
この考案のピラー本体は、インナパネルとアウ
タパネルとで閉断面を構成するものであるが、そ
の接合鍔の配置が従来とは全く異なつている。す
なわち、前方に位置する第一の接合鍔は、ウイン
ドシールドガラスの側端縁と閉じられたドアガラ
スの前端縁とのすきまを前方に突出するように配
置される。換言すると、この第一の接合鍔を挟む
ようにしてウインドシールドガラスの側端縁とド
アガラスの前端縁とが互いに可能な限り接近して
突き合せ状に配置されるのである。したがつて、
外部からピラー部を見た場合、パネル部材が全く
見えず、ウインドシールドガラスとドアガラスと
の境界に上記外被部材のモール部が細状に見える
だけとなり、フロントピラー部の外観にきわめて
斬新な感じを与える。 このように第一の接合鍔を介してウインドシー
ルドガラスとドアガラスの端縁を突き合せ状に配
置することから、この第一の接合鍔に被せられる
モール部の一部が第一の接合鍔とウインドシール
ドガラスとのすきまを埋める封止部として機能す
る。また、このモール部を第一の接合鍔に被せる
作業は容易である。 上記のように第一の接合鍔を配置していること
から、この第一の接合鍔とドア開口を形成する第
二に接合鍔までのアウタパネルの外面は、実際上
ドアガラスの内側に位置して車体外部に露出しな
い。したがつて、上記第一の接合鍔に被せられる
モール部と、上記第二の接合鍔に被せられるオー
プニングトリムと、アウタパネルの外面に取付け
られるウエザストリツプ部とを一体的につなぐこ
とが可能となるのである。ウエザストリツプ部は
外被部材のモール部とオープニングトリム部とを
それぞれ所定の接合鍔に嵌めこむことにより、自
動的にその幅方向の位置が決定されるので、従来
のようにリテーナを必要とすることなく、所定の
位置に正確に配置される。 以上から、本考案の自動車のピラーは、ピラー
本体に対して、車体とウインドシールドガラスと
のすきまを埋める封止部材を兼ねたモール部と、
ドアオープニングトリム部と、ウエザストリツプ
部とを備える一部材としての外被部材をピラー本
体に取付けるだけで、作業性よくピラーの組付け
が完了する。もちろん、部材点数減少によるコス
トダウンも期待できる。さらに、ウインドシール
ドガラスとドアガラスとがきわめて近接して配置
されるようになることから、ピラー部外観に斬新
な感じを与えるとともに前方視界が飛躍的に拡張
される。
【実施例の説明】
以下、本考案の自動車のフロントピラーの実施
例を、図面を参照して具体的に説明する。 第2図に示すように、本考案でのピラー本体1
は、中央部2aが車室側に大きく湾曲膨出し、前
方鍔部2bがウインドシールドガラス3の側端縁
3aと閉じられたドアガラス4の前端縁4aとの
間を前方に突出するとともに、後方鍔部2cが閉
じられたドアガラス4に平行状にのびる、断面略
ハツト状のインナパネル2と、前後の鍔部5a,
5bがそれぞれインナパネル2の前方鍔部2bと
後方鍔部2cに重ね溶接されたアウタパネル5と
によつて、閉断面状に構成される。したがつてイ
ンナパネル2とアウタパネル5との接合部が形成
する前後2箇所の接合鍔のうち、前方の第一の接
合鍔6がウインドシールドガラス3とドアガラス
4とのすきまを前方に突出するように配置され、
後方の第二の接合鍔7がドアガラス4の内側にお
いてドア開口を形成するように配置されるこをに
なる。なお、本例では、一端縁が上記第二の接合
鍔7に挟み込まれ、他端縁が上記インナパネル2
の内面に接合される補強部材8がピラー本体1内
に設けられている。 第2図に示されているように、本考案のピラー
本体1は、第一の接合鍔6を挟むようにウインド
シールドガラス3の側端縁3aとドアガラス4の
前端縁4aが位置していることから、この第一の
接合鍔6と第二の接合鍔7との間のアウタパネル
5の外面は、大略閉じられたドアガラス4の内側
に位置することになる。本考案では、この第一の
接合鍔6から第二の接合鍔7までの外面に、次の
ように一体構成される外被部材9を装着してい
る。 すなわちこの外被部材9は、上記第一の接合鍔
6に被せられ、かつほぼU字状の断面をもつモー
ル部10と、上記第二の接合鍔7に被せられ、か
つほぼU字状の断面をもつオープニングトリム部
11と、これらモール部10とオープニングトリ
ム部11間を一連につなぎ、かつドアガラス4の
内面に密着しうる変形容易部12aをもつウエザ
ストリツプ部12とを一体的に備える。上記モー
ル部10およびオープニングトリム部11は、た
とえば樹脂で形成され、かつウエザストリツプ部
12は、上記モール部10およびオープニングト
リム部11に一体接着された合成ゴムで形成され
る。 上記モール部10は、そのU字状の脚部10a
がウインドシールドガラス3と接合鍔6との間の
すきまを埋める封止部材として機能する。なおこ
のモール部10は、ウインドシールドガラス3を
ピラーに取付けるために、ウインドシールドガラ
ス3の内面に接着されたダムリツプ13とピラー
外面との間に充填される接着材(図示略)によつ
て実質的に固定される。また、オープニングトリ
ム部11は、たとえば、接着材を介して第二の接
合鍔7に嵌めることにより実質的に固定される。
また、ウエザストリツプ部12は、その裏面のア
ウタパネル5の外面に接着させておけばよいが、
図示例のように、裏面に埋め込まれたクリツプ1
4をアウタパネル5の孔15に差し込ようにして
もよい。 以上のように、本考案の自動車のピラーは、ウ
インドシールドガラスとピラーとのすきまを埋め
るモール部と、ドアオープニングトリムと、ウエ
ザストリツプを一体的に成形した外被部材をピラ
ー本体に取付けるだけで組付けを完了するので、
部品点数削減および組付け作業性の改善による顕
著なコストダウン効果を期待できる。また、第一
の接合鍔を挟んでウインドシールドガラスとドア
ガラスが接近して位置するので、ピラー外観が非
常に斬新なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のピラーを備える自動車の前部
斜視図、第2図は第1図の−線に沿う拡大断
面図、第3図は従来例の断面図である。 1……ピラー本体、2……インナパネル、5…
…アウタパネル、6……第一の接合鍔、7……第
二の接合鍔、9……外被部材、10……モール
部、11……オープニングトリム部、12……ウ
エザストリツプ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インナパネルとアウタパネルを閉断面状に接合
    するとともに、その第一の接合鍔をウインドシー
    ルドガラスの側端縁とドアガラスの前端縁との間
    を前方に突出するように配置し、かつ第二の接合
    鍔をドアガラスの内側においてドア開口を形成す
    るように配置したピラー本体を設ける一方、上記
    第一の接合鍔に被せられ、かつこの第一の接合鍔
    とウインドシールドガラスとのすき間を埋める封
    止部を持つモール部と、上記第二の接合鍔に被せ
    られたドアオープニングトリム部と、これらモー
    ル部とドアオープニングトリム部とを一体的につ
    なぎ、かつドアガラス内面に密着しうる変形容易
    部を持つウエザストリツプ部とが一体連成された
    外被部材を備えることを特徴とする、自動車のフ
    ロントピラー。
JP4206685U 1985-03-22 1985-03-22 Expired JPH0340670Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4206685U JPH0340670Y2 (ja) 1985-03-22 1985-03-22

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4206685U JPH0340670Y2 (ja) 1985-03-22 1985-03-22

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Publication Number Publication Date
JPS61157039U JPS61157039U (ja) 1986-09-29
JPH0340670Y2 true JPH0340670Y2 (ja) 1991-08-27

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ID=30552467

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JP4206685U Expired JPH0340670Y2 (ja) 1985-03-22 1985-03-22

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JP5434809B2 (ja) * 2010-06-09 2014-03-05 トヨタ自動車株式会社 車両のフロントピラー構造

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JPS61157039U (ja) 1986-09-29

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