JPH0337160Y2 - - Google Patents

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JPH0337160Y2
JPH0337160Y2 JP3539984U JP3539984U JPH0337160Y2 JP H0337160 Y2 JPH0337160 Y2 JP H0337160Y2 JP 3539984 U JP3539984 U JP 3539984U JP 3539984 U JP3539984 U JP 3539984U JP H0337160 Y2 JPH0337160 Y2 JP H0337160Y2
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switching
pinch roller
gear
operating position
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、第1方向への再生機能及び該第1方
向の反対方向である第2方向への再生機能を有す
るテープレコーダーの動作制御装置に関する。
(ロ) 従来技術 最近ヘツドフオンによつて磁気テープの再生音
を聴取するようにしたヘツドフオンステレオと呼
ばれるテープレコーダーが普及している。斯かる
ヘツドフオンステレオに使用されるテープレコー
ダーは、第1方向への再生機能に加えて第1方向
の反対方向である第2方向への再生機能を一般に
備えている。斯かる両方向再生機能を有するテー
プレコーダーは、再生動作により磁気テープが終
端まで走行すると自動的に反対方向への再生動作
を行なう自動反転装置を備えており、斯かる自動
反転装置としては例えば実公昭52−22251号公報
に記載された技術がある。斯かる技術によれば第
1方向への再生動作及び第2方向への再生動作を
連続して、且つ繰り返して行なうことが出来る。
また両方向再生機能付のテープレコーダーでは、
再生操作を行なつたとき何れの方向の再生動作が
開始されるかわからないという問題があるが、斯
かる問題を解決し一定方向の再生動作が開始され
るようにした技術として実公昭55−33476号公報
に開示されたものがある。
(ハ) 考案の目的 本考案は、一定方向からの再生開始機能を有す
ると共に電動機の回転力を利用して再生方向を切
換えるように構成された両方向再生機能付テープ
レコーダーの動作制御装置を提供しようとするも
のである。
(ニ) 考案の構成 本考案は、第1方向への再生機能及び該第1方
向の反対方向である第2方向への再生機能を有す
るテープレコーダーにおいて、再生操作により動
作位置に変位すると共に停止操作により非動作位
置に復帰せしめられる摺動基板と、該摺動基板が
動作位置にあるとき電動機の回転が伝達されて回
転する駆動歯車と、再生操作時及び磁気テープの
終端検出動作時前記駆動歯車の回転力により半回
転せしめられる切換歯車と、再生操作が行なわれ
ると前記切換歯車の半回転により第1方向への再
生動作を行なう第1位置に変位すると共に磁気テ
ープの終端が検出される毎に前記切換歯車の半回
転により該第1位置から第2方向への再生動作を
行なう第2位置に、また第2位置から第1位置へ
変位せしめられる再生方向切換板と、前記摺動基
板に形成されていると共に第1方向への再生動作
状態から停止操作に伴なう該摺動基板の非動作位
置への復帰動作時前記切換歯車を少しく逆転せし
める制御片と、固定基板に回動可能に取付けられ
ているピンチローラーアームに回転可能に取付け
られていると共に第2方向への再生動作時キヤプ
スタン軸に圧着されるピンチローラーと、前記摺
動基板に形成されていると共に該摺動基板が非動
作位置にあるとき前記ピンチローラーアームに固
装されている規制ピンと係合し前記ピンチローラ
ーをキヤプスタン軸より離間した位置に保持する
係合部と、前記再生方向切換板に形成されている
と共に該再生方向切換板が第1位置にあるとき前
記規制ピンと係合し前記ピンチローラーをキヤプ
スタン軸より離間した位置に保持する制御部とよ
り成り、第1方向への再生動作状態より停止操作
に伴なう前記摺動基板の非動作位置への復帰動作
時前記制御片による切換歯車の逆転動作が行なわ
れる間前記規制ピンの前記制御部への係合力によ
り前記再生方向切換板を第1位置に保持するよう
にしたものである。
(ホ) 実施例 図面は、何れも本考案に関し、第1図は停止状
態を示す要部の平面図、第2図は第1方向への再
生動作状態を示す要部の平面図、第3図は再生動
作状態より停止状態への切換の途中の状態を示す
平面図、第4図は要部の側面図である。図におい
て、1は再生操作時操作される再生用操作摘子、
2は固定基板(図示せず)に摺動可能に取付けら
れていると共に前記再生用操作摘子1の押圧操作
により動作位置である矢印A方向へ変位せしめら
れる摺動基板であり、磁気ヘツド(図示せず)が
取付けられていると共にスプリング3によつて非
動作位置である矢印B方向へ付勢されている。ま
た前記摺動基板2には、該摺動基板2が動作位置
にあるときロツク部材4のロツク部4aと係合し
該摺動基板2を動作位置に保持するロツク片5及
び後述するピンチローラーの動作を制御する係合
部6が形成されている。7は固定基板に軸8によ
つて回動可能に取付けられている切換レバーであ
り、再生方向切換用操作摘子9が設けられてい
る。10は固定基板に矢印C及びD方向への変位
を可能に取付けられていると共に停止状態にある
とき第1図に示した中間位置にある再生方向切換
板であり、矢印C方向へ変位した第1位置にある
とき第1方向への再生動作を行ない、矢印D方向
へ変位した第2位置にあるとき第2方向への再生
動作を行なうように駆動機構等を切換える作用を
有している。前記再生方向切換板10の端部には
前記切換レバー7に形成されている係合孔7aと
係合する係合片11が形成されており、該切換レ
バー7と再生方向切換板10とは一体的に変位す
るように関係付けられている。また前記再生方向
切換板10には、後述するピンチローラーの動作
を制御する制御部12及び制御孔13が形成され
ている。14は固定基板に軸15によつて固定さ
れているスプリングであり、前記再生方向切換板
10が第1位置にあるときには該再生方向切換板
10を矢印D方向へ付勢し、第2位置にあるとき
には矢印C方向へ付勢する作用を成すものであ
る。16は軸17によつて回転可能に取付けられ
ていると共に第1及び第2の欠歯部18,19が
形成されている切換歯車であり、前記再生方向切
換板10に形成されている制御孔13内に挿入さ
れ該切換歯車16の回転により該再生方向切換板
10を第1位置又は第2位置へ変位せしめる制御
ピン20が形成されている。21及び22は前記
切換歯車16の前記制御ピン20が形成されてい
る面の反対側の面に形成されている第1及び第2
のカムであり、第4図に示したように第1カム2
1の方が第2カム22よりも切換歯車16の面か
らの高さが高くなるようにされている。23は前
記第1カム21又は第2カム22に当接し、切換
歯車16を軸17を中心として時計方向に付勢す
るスプリングである。24は前記摺動基板2に形
成されている制御片であり、該摺動基板2が動作
位置より非動作位置即ち矢印B方向へ変位すると
き第1カム21と当接し、該第1カム21が形成
されている切換歯車16を反時計方向へ回転せし
める作用を成すものである。25は軸26によつ
て回転可能に取付けられていると共に前記摺動基
板2が動作位置にあるとき電動機(図示せず)の
回転が伝達されて回転する駆動歯車であり、前記
切換歯車16と噛合い該切換歯車16を回転駆動
する作用を有している。斯かる構成において、前
記切換歯車16と駆動歯車25とは磁気テープの
終端を検出する検出装置によつてトリガーされて
噛合わされると共にその半回転により欠歯部1
8,19が駆動歯車25に対向する位置になると
トリガー部材(図示せず)による噛合い阻止動作
によつて再度の噛合動作が阻止されるように構成
されている。斯かる終端検出に伴なうトリガー動
作を行なう装置は周知の機構を使用すれば良くそ
の説明は省略した。また斯かる構成において、前
記切換歯車16に形成されている制御ピン20、
第1カム21及び第2カム22の位置関係は、再
生方向切換板10が第1方向への再生位置である
第1位置にあるとき制御ピン20は該再生方向切
換板10を第1位置に変位せしめた位置にあり、
第1カム21は摺動基板2に形成されている制御
片24と当接する位置関係にある。27は電動機
によつて回転駆動されると共に第2方向への再生
動作時後述するピンチローラーが圧着されて磁気
テープを第2方向へ定速駆動せしめるキヤプスタ
ン軸である。28は軸29によつて固定基板に回
動可能に取付けられていると共にスプリング(図
示せず)により時計方向に回動付勢されているピ
ンチローラーアームであり、ピンチローラー30
が回転可能に取付けられていると共に前記摺動基
板2に形成されている係合部6及び再生方向切換
板10に形成されている制御部12と係合し該ピ
ンチローラーアーム28の回動位置を規制する規
制ピン31が固装されている。斯かる構成におい
て、前記摺動基板2が非動作位置にある状態では
該摺動基板2に形成されている係合部6が規制ピ
ン31と係合して該ピンチローラーアーム28の
位置を規制し、該摺動基板2が動作位置にある状
態では、再生方向切換板10に形成されている制
御部12が規制ピン31と係合して該ピンチロー
ラーアーム28の位置を規制するように構成され
ている。また前記再生方向切換板10に形成され
ている制御部12は、該再生方向切換板10が第
1位置にある状態ではピンチローラーアーム28
をピンチローラー30がキヤプスタン軸27に圧
着されない位置に位置せしめ、該再生方向切換板
10が第2位置にある状態ではピンチローラー3
0がキヤプスタン軸27に圧着されるように構成
されている。更に、前記再生方向切換板10は第
1方向への再生動作状態にあるとき前記規制ピン
31と制御部12との係合により第1位置に保持
されており、前記摺動基板2の非動作位置への変
位により該摺動基板2に形成されている係合部6
が規制ピン31に当接係合することによつて該規
制ピン31は前記制御部12より離間せしめられ
るが、斯かる動作は前記摺動基板2に形成されて
いる制御片24による切換歯車16の逆転動作が
行なわれた後に行なわれるように各部は関係付け
られている。以上の如く、本考案の動作制御装置
は構成されており、次に動作について説明する。
第1図に示した状態は停止状態であり、摺動基
板2は非動作位置に、また切換レバー7及び再生
方向切換板10は停止位置にある。斯かる停止状
態にあるとき切換歯車16は駆動歯車25に噛合
つた状態にあるが該駆動歯車25は回転停止状態
にある。また前記摺動基板2が非動作位置にある
状態では、該摺動基板2に形成されている係合部
6が規制ピン31と係合し、該規制ピン31が固
装されているピンチローラーアーム28を非動作
位置に保持した状態にある。斯かる状態におい
て、再生用操作摘子1を押圧操作すると摺動基板
2がスプリング3の付勢力に抗して矢印A方向で
ある動作位置に変位し、該摺動基板2に形成され
ているロツク片5とロツク部材4のロツク部4a
との係合により該摺動基板2は動作位置にロツク
保持される。前記摺動基板2が動作位置に変位す
ると電動機に電源が供給されて回転を開始すると
共にその回転が駆動歯車25に伝達され、該駆動
歯車25は反時計方向に回転せしめられる。該駆
動歯車25が反時計方向に回転すると該駆動歯車
25に噛合つた状態にある切換歯車16が時計方
向に回転せしめられることになる。このようにし
て切換歯車16は時計方向に回転せしめられる
が、所定の位置即ち該切換歯車16に形成されて
いる第1欠歯部18が駆動歯車25に対応する位
置まで回転すると切換歯車16と駆動歯車25と
の噛合いが断たれ、該切換歯車16はトリガー部
材によつてそれ以上の回転が阻止された状態にな
る。そして前記切換歯車16が第1図に示した位
置より第2図に示した位置まで回転すると該切換
歯車16に形成されている制御ピン20が再生方
向切換板10に形成されている制御孔13の縁1
3aに当接し該再生方向切換板10を矢印C方向
即ち第1位置へ変位せしめる。また前記再生方向
切換板10が第1位置に変位するとその変位に伴
なつて切換レバー7は軸8を中心として時計方向
である第1位置に変位せしめられる。第2図は斯
かる切換動作によつて構成された第1方向への再
生動作状態を示すものであり、斯かる状態では第
1方向への定速駆動を行なうピンチローラー(図
示せず)がキヤプスタン軸(図示せず)に圧着さ
れ、磁気テープを第1方向へ定速駆動せしめる。
また斯かる第1方向への再生動作状態では、ピン
チローラーアーム28に固装されている規制ピン
31は再生方向切換板10に形成されている制御
部12に係合した状態にあり、該ピンチローラー
アーム28に回転可能に取付けられているピンチ
ローラー30はキヤプスタン軸27より離間した
状態にある。斯かる状態のままで第1方向への再
生動作は行なわれるが、磁気テープが終端まで走
行すると終端検出装置の働きによつてトリガー部
材がトリガー位置に変位せしめられる。該トリガ
ー部材がトリガー位置に変位せしめられると切換
歯車16の回転阻止動作が解除され、該切換歯車
16はスプリング23の第2カム22への押圧力
によつて時計方向に少しく回転せしめられる。前
記切換歯車16が第2図に示した状態より時計方
向に回転すると該切換歯車16が駆動歯車25に
再度噛合うことになり、斯かる噛合い動作が行な
われる結果、該切換歯車16は再度時計方向へ回
転せしめられる。このようにして切換歯車16は
時計方向に回転せしめられるが、所定の位置即ち
該切換歯車16に形成されている第2欠歯部19
が駆動歯車25に対応する位置まで回転すると切
換歯車16と駆動歯車25との噛合いが断たれ、
該切換歯車16はトリガー部材によつてそれ以上
の回転が阻止された状態になる。前記切換歯車1
6が第2図に示した状態より時計方向に回転する
と該切換歯車16に形成されている制御ピン20
が再生方向切換板10に形成されている制御孔1
3の縁13bに当接し、該再生方向切換板10を
矢印D方向即ち第2位置へ変位せしめる。このよ
うに再生方向切換板10が第2位置に変位すると
その変位に伴なつて切換レバー7は軸8を中心と
して反時計方向である第2位置に回動変位せしめ
られる。前記再生方向切換板10が矢印D方向で
ある第2位置に変位すると該再生方向切換板10
に形成されている制御部12と規制ピン31との
係合が解除され、該規制ピン31が固装されてい
るピンチローラーアーム28は時計方向に回動変
位する。その結果、該ピンチローラーアーム28
に回転可能に取付けられているピンチローラー3
0がキヤプスタン軸27に圧着され、磁気テープ
を第2方向へ定速駆動せしめる状態になる。斯か
る動作が行なわれてテープレコーダーは第2方向
への再生動作状態になる。前述した如く第1方向
への再生動作状態より第2方向への再生動作状態
への切換動作は行なわれるが第2方向から第1方
向への切換動作は同様の動作によつて行なわれる
のでその説明は省略する。
以上に説明したように本考案装置における再生
動作状態への切換及びその再生方向の切換動作は
行なわれるが、次に再生動作状態からの停止動作
について説明する。まずテープレコーダーが第2
図に示した第1方向への再生動作状態にあるとき
に停止操作を行なつた場合について説明する。テ
ープレコーダーが第1方向への再生動作状態にあ
るときに停止用操作釦(図示せず)を操作すると
ロツク部材4が矢印D方向へ変位せしめられロツ
ク部4aとロツク片5との係合による摺動基板2
の動作位置におけるロツク保持が解除される。該
摺動基板2の動作位置におけるロツクが解除され
ると該摺動基板2はスプリング3の付勢力によつ
て非動作位置である矢印B方向へ変位せしめられ
る。該摺動基板2が矢印B方向へ変位へ変位する
と電動機への電源供給が断たれ駆動歯車25は回
転を停止する。また前記摺動基板2が動作位置よ
り矢印B方向へ変位すると該摺動基板2に形成さ
れている制御片24が第1カム21に当接し、該
第1カム21が形成されている切換歯車16を反
時計方向に回転せしめる。該切換歯車16が反時
計方向に回転すると前述した動作によつて回転停
止状態にある駆動歯車25と噛合う。第3図は斯
かる動作により再生動作状態より停止状態に切換
えられる途中の状態を示すものであり、摺動基板
2に形成されている制御片24の第1カム21へ
の当接力により切換歯車16が反時計方向に回動
変位せしめられ、該切換歯車16に形成されてい
る制御ピン20が最も矢印C方向へ位置せしめら
れた状態である。斯かる状態にあるとき再生方向
切換板10は、該再生方向切換板10に形成され
ている制御部12とピンチローラーアーム28に
固装されている規制ピン31との係合により第1
位置に保持された状態にある。斯かる第3図に示
した状態より摺動基板2が矢印B方向へ更に変位
すると切換歯車16が反時計方向へ回転せしめら
れると共に該摺動基板2に形成されている係合部
6が規制ピン31に係合し、該規制ピン31が固
装されているピンチローラーアーム28を反時計
方向へ回動変位せしめる。前記ピンチローラーア
ーム28が反時計方向に回動変位すると該ピンチ
ローラーアーム28に固装されている規制ピン3
1が再生方向切換板10に形成されている制御部
12より離間せしめられるので該再生方向切換板
10の第1位置における保持が解除され、該再生
方向切換板10はスプリング14の付勢力によつ
て矢印D方向へ変位せしめられる。前記再生方向
切換板10が矢印D方向である停止位置に変位す
るとその変位に伴なつて切換レバー7も停止位置
に変位せしめられ第1図に示した停止状態にな
る。
以上の如くテープレコーダーが第1方向への再
生動作状態にあるときに停止操作を行なつた場合
の動作は行なわれるが第2方向への再生動作状態
にあるときに停止操作を行なつた場合の動作につ
いて説明する。テープレコーダーが第2方向への
再生動作状態にあるときには、図示していないが
切換歯車16は第2図に対して180゜回転した位置
即ち第2欠歯部19が駆動歯車25に対向した位
置にある。テープレコーダーが斯かる第2方向へ
の再生動作状態にあるときに停止操作を行なうと
前述したように摺動基板2が非動作位置である矢
印B方向へ変位するが該摺動基板2に形成されて
いる制御片24は第2カム22に当接することは
ないので切換歯車16が反時計方向に回転せしめ
られることはない。また第2方向への再生動作状
態にあるときには再生方向切換板10に形成され
ている制御部12が規制ピン31に係合すること
はないので停止操作によつて摺動基板2が非動作
位置に変位するとその変位に伴なつて再生方向切
換板10はスプリング14の付勢力により矢印C
方向へ変位せしめられる。該再生方向切換板10
が矢印C方向である停止位置に変位するとその変
位に伴なつて切換レバー7も停止位置に変位せし
められる。このようにしてテープレコーダーは停
止状態に復帰せしめられるが、停止状態ではトリ
ガー部材がトリガー位置にあるため切換歯車16
はスプリング23の付勢力によつて時計方向に回
転せしめられ第2欠歯部19に続く噛合部16a
が駆動歯車25に噛合つた状態になる。斯かる状
態は、第1方向への再生動作状態より停止操作を
行なつた第1図に示した停止状態と略同一の状態
である。
以上に説明したようにテープレコーダーが第1
方向又は第2方向の何れの方向の再生動作状態に
あつても停止操作を行なうと第1図に示した停止
状態になるため、次に再生操作を行なえば必ず第
1方向への再生動作が開始されることになる。ま
たテープレコーダーが再生動作状態にあるときに
再生方向切換用操作摘子9を各動作位置より反対
側の動作位置方向へ変位操作することによつてト
リガー部材をトリガー位置に変位せしめると前述
した切換歯車16と駆動歯車25との噛合動作に
より再生方向切換板10が反対側の位置に変位せ
しめられ再生方向を切換えることが出来る。
(ヘ) 考案の効果 本考案の動作制御装置は、再生方向を切換える
再生方向切換板の動作位置への変位動作を切換歯
車の半回転によつて行なうと共に再生動作が一定
方向より開始される両方向再生機能を有するテー
プレコーダーにおいて、第1方向への再生動作状
態より停止操作を行なつたとき摺動基板の非動作
位置への復帰による前記切換歯車の逆転動作が行
なわれる間、第2方向への再生動作時作用するピ
ンチローラーが取付けられているピンチローラー
アームに固装されている制御ピンによつて再生方
向切換板を第1方向への再生動作を行なう第1位
置に保持するようにしたので前記切換歯車の逆転
動作を支障なく行なうことが出来、本考案の実用
性は非常に大である。
【図面の簡単な説明】
図面は、何れも本考案の動作制御装置に関し、
第1図は停止状態を示す要部の平面図、第2図は
第1方向への再生動作状態を示す要部の平面図、
第3図は再生動作状態より停止状態への切換の途
中の状態を示す平面図、第4図は要部の側面図で
ある。 主な図番の説明、2……摺動基板、4……ロツ
ク部材、6……係合部、7……切換レバー、10
……再生方向切換板、12……制御部、13……
制御孔、16……切換歯車、18……第1欠歯
部、19……第2欠歯部、20……制御ピン、2
1……第1カム、22……第2カム、24……制
御片、25……駆動歯車、27……キヤプスタン
軸、28……ピンチローラーアーム、30……ピ
ンチローラー、31……規制ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1方向への再生機能及び該第1方向の反対方
    向である第2方向への再生機能を有するテープレ
    コーダーにおいて、再生操作により動作位置に変
    位すると共に停止操作により非動作位置に復帰せ
    しめられる摺動基板と、該摺動基板が動作位置に
    あるとき電動機の回転が伝達されて回転する駆動
    歯車と、再生操作時及び磁気テープの終端検出動
    作時前記駆動歯車の回転力により半回転せしめら
    れる切換歯車と、再生操作が行なわれると前記切
    換歯車の半回転により第1方向への再生動作を行
    なう第1位置に変位すると共に磁気テープの終端
    が検出される毎に前記切換歯車の半回転により該
    第1位置から第2方向への再生動作を行なう第2
    位置に、又該第2位置から第1位置へ変位せしめ
    られる再生方向切換板と、前記摺動基板に形成さ
    れていると共に第1方向への再生動作状態から停
    止操作に伴なう該摺動基板の非動作位置への復帰
    動作時前記切換歯車を少くし逆転せしめる制御片
    と、固定基板に回動可能に取付けられているピン
    チローラーアームに回転可能に取付けられている
    と共に第2方向への再生動作時キヤプスタン軸に
    圧着されるピンチローラーと、前記摺動基板に形
    成されていると共に該摺動基板が非動作位置にあ
    るとき前記ピンチローラーアームに固装されてい
    る規制ピンと係合し前記ピンチローラーをキヤプ
    スタン軸より離間した位置に保持する係合部と、
    前記再生方向切換板に形成されていると共に該再
    生方向切換板が第1位置にあるとき前記規制ピン
    と係合し前記ピンチローラーをキヤプスタン軸よ
    り離間した位置に保持する制御部とより成り、第
    1方向への再生動作状態より停止操作に伴なう前
    記摺動基板の非動作位置への復帰動作時前記制御
    片による切換歯車の逆転動作が行なわれる間前記
    規制ピンの前記制御部への係合力により前記再生
    方向切換板を第1位置に保持するようにしたこと
    を特徴とする両方向再生機能付テープレコーダー
    の動作制御装置。
JP3539984U 1984-03-12 1984-03-12 両方向再生機能付テープレコ−ダ−の動作制御装置 Granted JPS60146942U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3539984U JPS60146942U (ja) 1984-03-12 1984-03-12 両方向再生機能付テープレコ−ダ−の動作制御装置

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JP3539984U JPS60146942U (ja) 1984-03-12 1984-03-12 両方向再生機能付テープレコ−ダ−の動作制御装置

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JPS60146942U JPS60146942U (ja) 1985-09-30
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