JPH0477380B2 - - Google Patents

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JPH0477380B2
JPH0477380B2 JP60173691A JP17369185A JPH0477380B2 JP H0477380 B2 JPH0477380 B2 JP H0477380B2 JP 60173691 A JP60173691 A JP 60173691A JP 17369185 A JP17369185 A JP 17369185A JP H0477380 B2 JPH0477380 B2 JP H0477380B2
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JP
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lever
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JP60173691A
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JPS61204852A (ja
Inventor
Tadashi Negishi
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP60173691A priority Critical patent/JPS61204852A/ja
Publication of JPS61204852A publication Critical patent/JPS61204852A/ja
Publication of JPH0477380B2 publication Critical patent/JPH0477380B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、第1方向への再生機能及び該第1方
向の反対方向である第2方向への再生機能を有す
るテープレコーダーに関し、特に再生方向の切換
装置に係る。
(ロ) 従来の技術 最近ヘツドフオンによつて磁気テープの再生音
を聴取するようにしたヘツドフオンステレオと呼
ばれるテープレコーダーが普及しているが、斯か
るテープレコーダーは第1方向への再生機能に加
えて第1方向の反対方向である第2方向への再生
機能を一般に備えている。斯かる両方向再生機能
を有するテープレコーダーは、再生方向を切換え
るための操作釦を備えているが超小型のテープレ
コーダーは操作釦の取付位置に規制を受けるため
再生方向を切換えるための操作釦を配置する場所
が問題になる。斯かる問題を解決した技術として
例えば特開昭59−71154号公報に開示されたもの
がある。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 前述した公報には再生用操作釦を利用して再生
方向を切換えるようにした技術が記載されている
が、斯かる技術は磁気テープの走行方向に無関係
である再生用操作釦を操作することによつて再生
方向を切換えるため切換操作感が悪いという問題
がある。また斯かる技術は停止状態より再生状態
への切換を電動機の回転力を利用して行なうよう
に構成されたテープレコーダーに実施することが
出来るものであり、操作釦への押圧力を利用して
再生動作状態への切換を行なうように構成された
テープレコーダー即ち再生用操作釦が動作位置に
ロツクされるように構成されたテープレコーダー
に実施することは困難である。本発明は、斯かる
点を改良した再生方向切換装置を提供しようとす
るものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本発明は、停止状態にあるとき操作されると駆
動機構を第1方向への早送り動作状態にすると共
に第1方向の反対方向である第2方向への再生動
作状態にあるとき操作されると第1方向への再生
動作状態に切換える第1早送り用操作釦と、停止
状態にあるとき操作されると駆動機構を第2方向
への早送り動作状態にすると共に第1方向への再
生動作状態にあるとき操作されると第2方向への
再生動作状態に切換える第2早送り用操作釦とよ
り構成されている。
(ホ) 作用 本発明は、第1方向への再生動作状態にあると
き第2方向への再生方向の切換動作を行なう第2
早送り用操作釦を第1早送り用操作釦より突出せ
しめると共に第2方向への再生動作状態にあると
き第1方向への再生方向の切換動作を行なう第1
早送り用操作釦を第2早送り用操作釦より突出せ
しめるようにしたものである。
(ヘ) 実施例 図面は、何れも本発明の再生方向切換装置に関
し、第1図は停止状態を示す平面図、第2図は第
1方向への再生状態を示す平面図、第3図は第2
方向への再生状態を示す平面図、第4図は第1方
向への早送り状態を示す平面図、第5図は第2方
向への早送り状態を示す平面図、第6図は再生方
向切換摺動板の変位機構を示す要部の平面図であ
る。図において、1は固定基板2に矢印A及びB
方向への変位を可能に取付けられていると共に停
止状態にあるとき第1図に示した中間位置にある
再生方向切換摺動板であり、再生状態において矢
印A方向へ変位した第1位置にあるとき第1方向
への再生動作を行ない、矢印B方向へ変位した第
2位置にあるとき第2方向への再生動作を行なう
ようにピンチローラー(図示せず)等を切換える
作用を有している。3は前記再生方向切換摺動板
1に固着されている連結ピン、4は該再生方向切
換摺動板1に形成されていると共に後述するトリ
ガー動作を制御するトリガー制御部、5は該再生
方向切換摺動板1に形成されている制御孔であ
る。6は固定基板2に矢印A及びB方向への変位
を可能に取付けられていると共にスプリング7に
よつてロツク位置である矢印B方向へ付勢されて
いるロツク部材であり、第1ロツク片8、第2ロ
ツク片9及び第3ロツク片10が形成されている
と共に停止用操作釦11が取付けられている。1
2は固定基板2に矢印C及びD方向への変位を可
能に取付けられていると共にスプリング13によ
つて非動作位置である矢印C方向へ付勢されてい
る摺動基板であり、再生動作時再生用操作釦14
と共に動作位置である矢印D方向へ変位すると共
に動作位置にあるとき前記ロツク部材6に形成さ
れている第1ロツク片8と係合し該摺動基板12
を動作位置に保持する係合突起15が形成されて
いる。16は前記摺動基板12に固定されている
と共に後述するトリガー動作を制御するトリガー
制御ピンである。17は固定基板に矢印C及びD
方向への変位を可能に取付けられていると共にス
プリング18によつて非動作位置である矢印C方
向へ付勢されている第1早送り用操作レバーであ
り、第1早送り用操作釦19が取付けられている
と共に早送り動作位置にあるとき前記ロツク部材
6に形成されている第2ロツク片9と係合し該第
1早送り用操作レバー17を動作位置に保持する
係合突起20が形成されている。21は固定基板
2に矢印C及びD方向への変位を可能に取付けら
れていると共にスプリング22によつて非動作位
置である矢印C方向へ付勢されている第2早送り
用操作レバーであり、第2早送り用操作釦23が
取付けられていると共に早送り動作位置にあると
き前記ロツク部材6に形成されている第3ロツク
片10と係合し該第2早送り用操作レバー21を
動作位置に保持する係合突起24が形成されてい
る。斯かるロツク機構において、前記摺動基板1
2がロツク部材6に形成されている第1ロツク片
8と係合突起15との係合によつて動作位置に保
持されているとき前記第1早送り用操作レバー1
7及び第2早送り用操作レバー21に形成されて
いる係合突起20及び24は第2ロツク片9及び
第3ロツク片10と係合しないように関係付けら
れている。また前記第1早送り用操作レバー17
及び第2早送り用操作レバー21には夫々係合孔
25及び26が形成されている。27は固定基板
2に軸28によつて回動可能に取付けられている
と共に前記再生方向切換摺動板1に固着されてい
る連結ピン3が挿入されている連結孔29が形成
されている制御レバーであり、前記第1早送り用
操作レバー17に形成されている係合孔25内に
挿入されている係合ピン30が取付けられている
第1アーム31及び前記第2早送り用操作レバー
21に形成されている係合孔26内に挿入されて
いる係合ピン32が取付けられている第2アーム
33を備えている。34は前記制御レバー27を
構成する第1アーム31の端部に取付軸35によ
つて取付けられている切換用スプリングであり、
該第1アーム31の端部に形成されている折曲片
36によつて付勢位置が規制されると共に第1押
圧バネ部37及び第2押圧バネ部38が設けられ
ている。39は固定基板2に軸40によつて回動
可能に取付けられていると共に前記切換用スプリ
ング34の第1押圧バネ部37及び第2押圧バネ
部38によつて押圧力を受ける切換ピン41が取
付けられている回動部材である。42は前記回動
部材39の軸40に回動可能に取付けられている
駆動歯車であり、再生動作時には電動機(図示せ
ず)の回転が低速にて伝達されると共に早送り動
作時には高速にて伝達されるように構成されてい
る。43は前記回動部材39に軸43aによつて
回転可能に取付けられていると共に前記駆動歯車
42と常時噛合つた状態にある伝達歯車であり、
第1方向への再生動作時及び第1方向への早送り
動作時には第1方向へ磁気テープを駆動する第1
リール軸(図示せず)に回転を伝達する作用を有
すると共に第2方向への再生動作時及び第2方向
への早送り動作時には第2方向へ磁気テープを駆
動する第2リール軸(図示せず)に回転を伝達す
る作用を有している。44は固定基板2に軸45
によつて回動可能に取付けられていると共にスプ
リング46によつて反時計方向に付勢されている
トリガー部材であり、前記再生方向切換摺動板1
に形成されているトリガー制御部4と当接するロ
ーラ47が取付けられていると共に前記トリガー
制御ピン16と当接する当接部48及び後述する
切換歯車の動作を制御する規制ピン49が形成さ
れている。第6図は、再生方向切換摺動板1を電
動機の回転力を利用して第1位置から第2位置
へ、また第2位置から第1位置へ変位せしめる機
構を示すものである。50は軸51によつて回転
可能に取付けられていると共に再生動作状態にあ
るとき電動機の回転が伝達されて時計方向に回転
する切換用駆動歯車である。52は軸53によつ
て回転可能に取付けられていると共に第1及び第
2の欠歯部54,55が形成されている切換歯車
であり、前記再生方向切換摺動板1に形成されて
いる制御孔5内に挿入され該切換歯車52の反時
計方向への回転により該再生方向切換摺動板1を
第1位置又は第2位置へ押圧変位せしめる押圧ピ
ン56が取付けられている。57は前記切換歯車
52の前記押圧ピン56が取付けられている面の
反対側の面に形成されているカムであり、前記ト
リガー部材44が非トリガー位置にあるとき該ト
リガー部材44に形成されている規制ピン49と
係合し該切換歯車52のそれ以上の回転を阻止す
る第1阻止部58及び第2阻止部59が形成され
ている。60は軸61に巻回されて取付けられて
いるスプリングであり、前記切換歯車52に形成
されているカム57に常時当接し、該切換歯車5
2を軸53を中心として反時計方向に付勢する作
用を有している。以上の如く本発明は構成されて
いるが、第1図、第2図、第3図、第4図及び第
5図には切換歯車52の切換用駆動歯車50との
噛合による回転に伴なつて変位する押圧ピン56
のみ図示した。
以上の如く本発明の再生方向切換装置は構成さ
れており、次に動作について説明する。第1図に
示した停止状態にあるとき摺動基板12、第1早
送り用操作レバー17及び第2早送り用操作レバ
ー21は非動作位置にある。前記摺動基板12が
非動作位置にあるとき該摺動基板12に取付けら
れているトリガー制御ピン16がトリガー部材4
4の当接部48に当接し該トリガー部材44を図
示したトリガー位置に変位保持した状態にある。
該トリガー部材44がトリガー位置にあるとき該
トリガー部材44に形成されている規制ピン49
によるカム57への規制が行なわれないためスプ
リング60の付勢力によつて切換歯車52が切換
用駆動歯車50に噛合つた状態にある。しかしな
がら前記切換用駆動歯車50は非回転状態にある
ため該切換歯車52が回転せしめられることはな
い。また斯かる停止状態にあるとき再生方向切換
摺動板1は第1早送り用操作レバー17及び第2
早送り用操作レバー21を非動作位置方向へ付勢
するスプリング18及び22の制御レバー27へ
の付勢力によつて中間位置に保持された状態にあ
る。
前述した停止状態にあるときに使用者が再生用
操作釦14を矢印D方向へ押圧操作すると摺動基
板12がスプリング12の付勢力に抗して動作位
置に変位せしめられると共に該摺動基板12に形
成されている係合突起がロツク部材6に形成され
ている第1ロツク片8と係合し該摺動基板12は
動作位置にロツク保持される。該摺動基板12が
動作位置に変位するとトリガー制御ピン16によ
るトリガー部材44への規制力が断たれるため該
トリガー部材44はスプリング46の付勢力によ
つて非トリガー位置へ回転変位し、該トリガー部
材44に形成されている規制ピン49によるカム
57への規制動作が行なわれる状態になる。前記
摺動基板12が動作位置に変位すると電動機に電
源が供給されて回転を開始すると共にその回転が
切換用駆動歯車50に伝達される。該切換用駆動
歯車50が回転を開始すると該駆動歯車50に噛
合つた状態にある切換歯車52が第6図において
反時計方向に回転せしめられる。そして所定の位
置まで回転すると該切換歯車52に設けられてい
る第1欠歯部54によつて切換用駆動歯車50と
の噛合が解除されると共にトリガー部材44に形
成されている規制ピン49がカム57に形成され
ている第1阻止部58と係合し該切換歯車52の
それ以上の回転を阻止する状態になる。第6図
は、斯かる切換動作が行なわれた状態を示すもの
である。このように再生操作が行なわれると切換
歯車52が所定の位置まで回転するため該切換歯
車52に形成されている押圧ピン56の制御孔5
の縁5aへの押圧力によつて再生方向切換摺動板
1は矢印A方向である第1位置に変位せしめられ
る。第2図に示した状態は、斯かる動作が行なわ
れた状態を示すものであり、前記再生方向切換摺
動板1が第1位置に変位すると該再生方向切換摺
動板1と連結ピン3によつて連結されている制御
レバー27が軸28を中心として時計方向に回動
変位せしめられる。該制御レバー27が時計方向
に回動変位すると該制御レバー27を構成する第
1アーム31に取付けられている切換用スプリン
グ34によつて回動部材39が軸40を中心とし
て反時計方向に回動変位せしめられる。該回動部
材39が反時計方向に回動すると該回動部材39
に回転可能に取付けられていれる伝達歯車43が
第1方向への巻取りを行なう第1リール軸に回転
を伝達する歯車(図示せず)に噛合つた状態にな
る。そして再生動作時には駆動歯車42が低速に
て回転駆動されるため第1リール軸の再生のため
の駆動動作が行なわれることになる。また前記再
生方向切換摺動板1が第1位置に変位すると第1
方向への磁気テープの定速駆動動作を行なう第1
ピンチローラー(図示せず)が第1キヤプスタン
軸62に圧着されて磁気テープの定速駆動動作を
行なう状態になる。このようにしてテープレコー
ダーは第1方向への再生動作状態になるが、斯か
る再生状態にあるときトリガー部材44は非トリ
ガー位置にあり、該トリガー部材44に取付けら
れているローラー47は図示した如く再生方向切
換摺動板1に形成されているトリガー制御部4の
第1傾斜部4aに当接した状態にある。また斯か
る第1方向への再生状態にあるとき制御レバー2
7は時計方向に回動変位した状態にあるため、該
制御レバー27に形成されている係合ピン30の
係合孔25の縁25aへの押圧力によつて第1早
送り用操作レバー17は矢印D方向へ少しく変位
せしめられた状態になる。従つて、第1早送り用
操作釦19は第2早送り用操作釦23に比較して
その位置が深く沈んだ状態になる。
以上の如く停止状態より再生操作を行なつた場
合の動作は行なわれるが、次に前述した第1方向
への再生動作状態より第2方向への再生動作状態
への切換動作について説明する。テープレコーダ
ーが第2図に示した第1方向への再生動作状態に
あるときに第2早送り用操作釦23を押圧操作す
ると該操作釦23が取付けられている第2早送り
用操作レバー21がスプリング22の付勢力に抗
して矢印D方向へ変位せしめられるがこのとき該
操作レバー21に形成されている係合突起24は
ロツク部材6に形成されている第3ロツク片10
に係合することはない。前記第2早送り用操作レ
バー21が矢印D方向へ変位すると該操作レバー
21に形成されている係合孔26の縁26bが制
御レバー21を構成する第2アーム33に取付け
られている該ピン32を押圧するため該制御レバ
ー27は軸28を中心として反時計方向に回動変
位せしめられる。前記制御レバー27が反時計方
向に回動変位せしめられると連結ピン3によつて
該制御レバー27と連結されている再生方向切換
摺動板1が矢印B方向へ変位せしめられる。前記
再生方向切換摺動板1が矢印B方向へ変位すると
該摺動板1に形成されているトリガー制御部4が
トリガー部材44に取付けられているローラー4
7を押圧するので該トリガー部材44はスプリン
グ46の付勢力に抗して時計方向であるトリガー
位置に変位せしめられる。該トリガー部材44が
トリガー位置に回動変位すると該トリガー部材4
4に形成されている規制ピン49によるカム57
への規制力が断たれる。その結果、該カム57が
形成されている切換歯車52は該カム57へのス
プリング60の押圧力によつて反時計方向に少し
く回転せしめられ、該切換歯車52は切換用駆動
歯車50と噛合う。斯かる噛合動作が行なわれる
結果、切換歯車52は再度反時計方向に回転せし
められる。このようにして切換歯車52は反時計
方向に回転せしめられるが、所定の位置即ち該切
換歯車52に形成されている第2欠歯部55が切
換用駆動歯車50に対応する位置まで回転すると
切換歯車52と切換用駆動歯車50との噛合いが
断たれる。このように切換歯車52が回転すると
該切換歯車52に形成されている押圧ピン56が
再生方向切換摺動板1に形成されている制御孔5
の縁5bに当接し、該再生方向切換摺動板1を矢
印B方向即ち第2位置へ変位せしめる。前記再生
方向切換摺動板1が第2位置に変位するとトリガ
ー位置に変位せしめられていたトリガー部材44
が非トリガー位置に回動復帰するため、該トリガ
ー部材44に形成されている規制ピン49がカム
57に形成されている第2阻止部59と係合し前
記切換歯車52のそれ以上の回転を阻止する状態
になる。このように第2早送り用操作釦23を操
作すると再生方向切換摺動板1が電動機の回転力
によつて第2位置に変位せしめられる。第3図に
示した状態は斯かる動作が行なわれた状態を示す
ものであり、前記再生方向切換摺動板1が第2位
置に変位すると該再生方向摺動板1と連結ピン3
によつて連結されている制御レバー27が軸28
を中心として反時計方向に回動変位せしめられ
る。該制御レバー27が反時計方向に回動変位す
ると該制御レバー27を構成する第1アーム31
に取付けられている切換用スプリング34によつ
て回動部材39が軸40を中心として時計方向に
回動変位せしめられる。該回動部材39が時計方
向に回動すると該回動部材39に回転可能に取付
けられている伝達歯車43が第2方向への巻取り
を行なう第2リール軸に回転を伝達する歯車(図
示せず)に噛合つた状態になる。そして、再生動
作時には駆動歯車42は低速にて回転駆動される
ため第2リール軸の再生のための駆動動作が行な
われることになる。また前記再生方向切換摺動板
1が第2位置に変位すると第2方向への磁気テー
プの定速駆動動作を行なう第2ピンチローラー
(図示せず)が第2キヤプスタン軸63に圧着さ
れて磁気テープの定速駆動動作を行なう状態にな
る。このようにしてテープレコーダーは第2方向
への再生動作状態になるが、斯かる再生状態にあ
るときトリガー部材44は非トリガー位置にあ
り、該トリガー部材44に取付けられているロー
ラー47は図示した如く再生方向切換摺動板1に
形成されているトリガー制御部4の第2傾斜部4
bに当接した状態になる。また斯かる第2方向へ
の再生状態にあるとき制御レバー27は反時計方
向に回動変位した状態にあるため、該制御レバー
27に形成されている係合ピン32の係合孔26
の縁26aへの押圧力によつて第2早送り用操作
レバー21は矢印D方向へ少しく変位せしめられ
た状態になる。従つて、第2早送り用操作釦23
は第1早送り用操作釦19に比較してその位置が
深く沈んだ状態になる。第1方向への再生動作状
態にあるときに第2早送り用操作釦23を操作す
ると前述したように第2方向への再生動作状態へ
の切換動作が行なわれる。そしてこのとき第1早
送り用操作釦19を操作すると第1早送り用操作
レバー17が矢印D方向へ変位するが、該操作レ
バー17による制御レバー27の変位は切換用ス
プリング34によつて吸収され駆動機構等に何等
作用することはない。
以上の如く、第1方向への再生動作状態より第
2方向への再生動作状態への切換動作は行なわれ
るが、次に第2方向への再生動作状態より第1方
向への再生動作状態への切換動作について説明す
る。テープレコーダーが第3図に示した第2方向
への再生動作状態にあるときに第1早送り用操作
釦19を押圧操作すると該操作釦19が取付けら
れている第1早送り用操作レバー17がスプリン
グ18の付勢力に抗して矢印D方向へ変位せしめ
られるがこのとき該操作レバー17に形成されて
いる係合突起20はロツク部材6に形成されてい
る第2ロツク片9に係合することはない。前記第
1早送り用操作レバー17が矢印D方向へ変位す
ると該操作レバー17に形成されている係合孔2
5の縁25bが制御レバー27を構成する第1ア
ーム31に取付けられている係合ピン30を押圧
するため該制御レバー27は軸28を中心として
時計方向に回動変位せしめられる。前記制御レバ
ー27が時計方向に回動変位せしめられると連結
ピン3によつて該制御レバー27と連結されてい
る再生方向切換摺動板1が矢印A方向へ変位せし
められる。前記再生方向切換摺動板1が矢印A方
向へ変位すると該摺動板1に形成されているトリ
ガー制御部4がトリガー部材44に取付けられて
いるローラー47を押圧するので該トリガー部材
44はスプリング46の付勢力に抗して時計方向
であるトリガー位置に変位せしめられる。前記ト
リガー部材44がトリガー位置に変位せしめられ
ると前述したように切換歯車52の所定の位置ま
での回転動作が行なわれ、該切換歯車52に形成
されている押圧ピン56の押圧力によつて再生方
向切換摺動板1が第1位置に変位せしめられる。
斯かる動作が行なわれる結果テープレコーダーは
第2図に示した第1方向への再生動作状態にな
る。このように第2方向への再生動作状態にある
ときに第1早送り用操作釦19を操作すると第1
方向への再生動作状態への切換動作が行なわれ
る。そしてこのとき第2早送り用操作釦23を操
作すると第2早送り用操作レバー21が矢印D方
向へ変位するが、該操作レバー21による制御レ
バー27の変位は切換用スプリング34によつて
吸収され駆動機構等に何等作用することはない。
以上の如く、第1方向及び第2方向への再生動
作及び再生方向の切換動作は行なわれるが、次に
第1方向及び第2方向への早送り動作について説
明する。テープレコーダーが第1図に示した停止
状態にあるときに第1早送り用操作釦19を押圧
操作すると第1早送り用操作レバー17がスプリ
ング18の付勢力に抗して矢印D方向である動作
位置に変位せしめられる。該第1早送り用操作レ
バー17が動作位置に変位すると該操作レバー1
7に形成されている係合突起20がロツク部材6
に形成されている第2ロツク片9と係合するので
該早送り用操作レバー17は動作位置にロツク保
持される。前記早送り用操作レバー17が動作位
置に変位すると該操作レバー17に形成されてい
る係合孔25の縁25bが制御レバー27の第1
アーム31に取付けられている係合ピン30を押
圧するため該制御レバー27は軸28を中心とし
て時計方向に回動変位せしめられる。前記制御レ
バー27が時計方向に回動変位すると該制御レバ
ー27の第1アーム31に取付けられている切換
用スプリング34によつて回動部材39が軸40
を中心として反時計方向に回動変位せしめられ
る。前記回動部材39が反時計方向に回動すると
該回動部材39に回転可能に取付けられている伝
達歯車43が第1方向への巻取りを行なう第1リ
ール軸に回転を伝達する歯車に噛合つた状態にな
る。そして早送り動作時には、駆動歯車42が高
速にて回転駆動されるため第1リール軸の第1方
向への早送りのための駆動動作が行なわれること
になる。このようにして第1方向への早送り動作
状態は構成され、このとき制御レバー27の回動
変位に伴なつて再生方向切換摺動板1が第1位置
に変位せしめられるが摺動基板12が非動作位置
にあるためトリガー部材44等の再生のための機
構が動作することはない。第4図は斯かる第1方
向への早送り動作状態を示すものである。
以上の如く第1方向への早送り動作は行なわれ
るが次に第2方向への早送り動作について説明す
る。テープレコーダーが第1図に示した停止状態
にあるときに第2早送り用操作釦23を押圧操作
すると第2早送り用操作レバー21がスプリング
22の付勢力に抗して矢印D方向である動作位置
に変位せしめられる。該第2早送り用操作レバー
21が動作位置に変位すると該操作レバー21に
形成されている係合突起24がロツク部材6に形
成されている第3ロツク片10と係合するので該
早送り用操作レバー21は動作位置にロツク保持
される。前記早送り用操作レバー21が動作位置
に変位すると該操作レバー21に形成されている
係合孔26の縁26bが制御レバー27の第2ア
ーム33に取付けられている係合ピン32を押圧
するため該制御レバー27は軸28を中心として
反時計方向に回動変位せしめられる。前記制御レ
バー27が反時計方向に回動変位すると該制御レ
バー27の第1アーム31に取付けられている切
換用スプリング34によつて回動部材39が軸4
0を中心として時計方向に回動変位せしめられ
る。前記回動部材39が時計方向に回動すると該
回動部材39に回転可能に取付けられている伝達
歯車43が第2方向への巻取りを行なう第2リー
ル軸に回転を伝達する歯車に噛合つた状態にな
る。そして、早送り動作時には、駆動歯車42が
高速にて回転駆動されるため第2リール軸の第2
方向への早送りのための駆動動作が行なわれるこ
とになる。このようにして第2方向への早送り動
作状態は構成され、このとき制御レバー27の回
動変位に伴なつて再生方向切換摺動板1が第2位
置に変位せしめられるが、摺動基板12が非動作
位置にあるためトリガー部材44等の再生のため
の機構が動作することはない。第5図は斯かる第
2方向への早送り動作状態を示すものである。
以上の如く本実施例における各動作は行なわれ
るが、各動作状態にあるときに停止用操作釦11
を押圧操作するとロツク部材6がスプリング7の
付勢力に抗して矢印A方向へ変位せしめられる。
該ロツク部材6が矢印A方向へ変位すると第1ロ
ツク片8、第2ロツク片9及び第3ロツク片10
の係合突起15,20及び24との係合状態が解
除されるので動作位置にあつた摺動基板12、第
1早送り用操作レバー17及び第2早送り用操作
レバー21は非動作位置に復帰せしめられ、テー
プレコーダーの停止状態への切換動作が行なわれ
る。
以上に説明したように第1方向への再生動作状
態にあるときには第2方向への早送り動作を行な
うべく設けられている第2早送り用操作釦23を
操作することによつて第2方向への再生方向の切
換動作が行なわれると共に第2方向への再生動作
状態にあるときには第1方向への早送り動作を行
なうべく設けられている第1早送り用操作釦19
を操作することによつて第1方向への再生方向の
切換動作が行なわれるが、斯かる切換のために操
作される早送り用操作釦は他方の早送り用操作釦
に比べて突出しているため、操作すべき釦を容易
に認知することが出来ると共に両操作釦が近接し
て配置されている場合にも容易に切換操作を行な
うことが出来るものである。
(ト) 発明の効果 本発明の再生方向切換装置は第1方向への早送
り動作を行なうべく設けられている第1早送り用
操作釦を第2方向への再生動作状態にあるときに
操作することによつて第1方向への再生方向の切
換動作を行なうと共に第2方向への早送り動作を
行なうべく設けられている第2早送り用操作釦を
第1方向への再生動作状態にあるときに操作する
ことによつて第2方向への再生方向の切換動作を
行なうようにしたので磁気テープの再生方向を切
換えるための別個の操作釦を設ける必要がなく超
小型のテープレコーダーに適したものである。ま
た再生方向を切換えるために操作される方の早送
り用操作釦を他方の早送り用操作釦より突出させ
るようにしたので、操作すべき釦を容易に認知す
ることが出来ると共に2つの早送り用操作釦が近
接して配置されていても切換操作を容易且つ確実
に行なうことが出来るという利点を本発明は有し
ている。更に本発明は磁気テープの走行方向に関
連した操作釦を操作することによつて再生方向を
切換えるようにしたので優れた切換操作感を得る
ことが出来るという特徴を有している。
【図面の簡単な説明】
図面は、何れも本発明の再生方向切換装置に関
し、第1図は停止状態を示す平面図、第2図は第
1方向への再生状態を示す平面図、第3図は第2
方向への再生状態を示す平面図、第4図は第1方
向への早送り状態を示す平面図、第5図は第2方
向への早送り状態を示す平面図、第6図は再生方
向切換摺動板の変位機構を示す要部の平面図であ
る。 主な図番の説明、1……再生方向切換摺動板、
6……ロツク部材、11……停止用操作釦、12
……摺動基板、14……再生用操作釦、17……
第1早送り用操作レバー、19……第1早送り用
操作釦、21……第2早送り用操作レバー、23
……第2早送り用操作釦、27……制御レバー、
42……駆動歯車、43……伝達歯車、44……
トリガー部材、50……切換用駆動歯車、52…
…切換歯車。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第1方向への再生機能及び該第1方向の反対
    方向である第2方向への再生機能を有するテープ
    レコーダーにおいて、再生動作時第2位置から第
    1位置への変位により駆動機構を第1方向への再
    生動作を行う状態に切換えると共に第1位置から
    第2位置への変位により駆動機構を第2方向への
    再生動作を行う状態に切換える再生方向切換摺動
    板と、停止状態にあるとき第1早送り用操作釦の
    操作により動作位置に変位せしめられると共に駆
    動機構を第1方向への早送り動作状態にする第1
    早送り用操作レバーと、停止状態にあるとき第2
    早送り用操作釦の操作により動作位置に変位せし
    められると共に駆動機構を第2方向への早送り動
    作状態にする第2早送り用操作レバーと、前記再
    生方向切換摺動板が第1位置にあるとき前記第2
    早送り用操作レバーの動作位置への変位を該再生
    方向切換摺動板に伝達すると共に前記再生方向切
    換摺動板が第2位置にあるとき前記第1早送り用
    操作レバーの動作位置への変位を該再生方向切換
    摺動板に伝達する制御レバーとより成り、テープ
    レコーダーが第1方向への再生動作状態にあると
    き前記再生方向切換摺動板の第1位置への変位に
    伴う前記制御レバーの変位によつて前記第1早送
    り用操作釦を動作位置方向へ少しく変位せしめ、
    以つて前記第2早送り用操作釦を第1早送り用操
    作釦より突出せしめ、テープレコーダーが第2方
    向への再生動作状態にあるとき前記再生方向切換
    摺動板の第2位置への変位に伴う前記制御レバー
    の変位によつて前記第2早送り用操作釦を動作位
    置方向へ少しく変位せしめ、以つて前記第1早送
    り用操作釦を第2早送り用操作釦より突出せしめ
    るようにしたことを特徴とするテープレコーダー
    の再生方向切換装置。
JP60173691A 1985-08-07 1985-08-07 テ−プレコ−ダ−の再生方向切換装置 Granted JPS61204852A (ja)

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