JPH0335661Y2 - - Google Patents

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JPH0335661Y2
JPH0335661Y2 JP3847886U JP3847886U JPH0335661Y2 JP H0335661 Y2 JPH0335661 Y2 JP H0335661Y2 JP 3847886 U JP3847886 U JP 3847886U JP 3847886 U JP3847886 U JP 3847886U JP H0335661 Y2 JPH0335661 Y2 JP H0335661Y2
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JP
Japan
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cowl
panel
box structure
windshield
gusset
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JP3847886U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、カウルパネル、カウルフロントお
よびダツシユパネルアツパでカウルボツクス構造
体を形成し、このカウルボツクス構造体にフロン
トガラスの下端部が支持される自動車の前部車体
構造に関するものである。
(従来技術) 一般に、自動車の前部車体は、その断面を第4
図に示すように、カウルパネル4、ダツシユパネ
ルアツパ6およびカウルフロント5が結合されて
カウルボツクス構造として閉断面構造12が形成
されており、フロントガラス2が、その下端部2
aをカウルパネル4の後端部4aに接着されて、
上記閉断面構造12に支持されている。
そして、従来は、カウルパネル4の前端部4b
とカウルフロント5の上端部5bとがスポツト溶
接されずにクリツプ等の結合部材13によつて結
合されている。その結合構造は、たとえば、衝突
時にエンジン14等の後退によつて、上記閉断面
構造12が矢印11で示すように前方から大きな
衝撃荷重を受けたとき、カウルパネル4の前端部
4bとカウルフロント5の上端部5bとが前後方
向に分離する構造とされており、これによつて、
衝突時にカウルフロント5が変形しても、カウル
パネル4は変形しないようにして、フロントガラ
ス2の破損が防止されていた(たとえば、実開昭
57−70980号公報参照)。
ところが、従来の前部車体構造は、カウルパネ
ル4の前端部4bとカウルフロント5の上端部5
bとを分離可能にするために、複雑な構造とな
り、製造工数が増加するという問題があつた。
(考案の目的) この考案は上記のような問題点を解決するため
になされたもので、簡単な構造で、衝突時のフロ
ントガラスの破損を防止できる自動車の前部車体
構造を提供することを目的とする。
(考案の構成) 上記目的を達成するために本考案にあつては、
カウルパネルと、このカウルパネルから分離した
カウルフロントと、このカウルフロントおよびカ
ウルパネルに結合されたダツシユパネルアツパと
でカウルボツクス構造体を形成し、このカウルボ
ツクス構造体にフロントガラスの下端部を取り付
け、上記カウルボツクス構造体内の車幅方向にお
ける側部に、上記カウルボツクス構造体と前輪の
ホイールエプロンのアツパフレームとを連結する
ガセツトを設け、このガセツトは、上記カウルパ
ネルの前端部および上記アツパフレームに結合さ
れるとともに、上記カウルフロントから分離さ
れ、後端部が上記ダツシユパネルアツパに結合さ
れてなる自動車の前部車体構造、とした構成とし
てある。
したがつて、上記カウルボツクス構造体が前
方、つまり、カウルフロント側から大きな衝撃荷
重を受けると、カウルフロントは荷重により変形
するが、カウルパネルは、上記変形するカウルフ
ロントから分離しており、さらに、ガセツトによ
つて剛性が高められているので、変形しない。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図は、前部車体1の平面図であり、図の上
方が車体の前方にあたる。2はフロントガラス、
3は前輪のホイールエプロンのアツパフレーム、
4は車幅方向へ延在するカウルパネルである。こ
のカウルパネル4は、−断面図である第2図
に示すように、車幅方向へ延在するカウルフロン
ト5およびダツシユパネルアツパ6とで、車幅方
向へ延在するカウルボツクス構造体(以下、構造
体と称す)7を形成している。
ここで、カウルパネル4の後端部4aとダツシ
ユパネルアツパ6の後端部6aとがスポツト溶接
され、ダツシユパネルアツパ6の前端部6bとカ
ウルフロント5の下端部5aとがスポツト溶接さ
れ、カウルフロント5とカウルパネル4とは結合
されずに分離している。
8はガセツトであり、このガセツト8は、上記
構造体7内で、その後端部8aがダツシユパネル
アツパ6にスポツト溶接され、さらに、前端部8
bがカウルフロント5と分離した状態で、カウル
パネル4の前端部4bにスポツト溶接されてい
る。
上記ガセツト8は、第1図のように、上記構造
体7内の車幅方向における側部に設けられて、外
側部8cおよび前端部8bがアツパフレーム3に
結合されており、−断面図である第3図に示
すように、アツパフレーム3と構造体7とを結合
している。
また、第2図のフロントガラス2は、その下端
部2aがカウルパネル4の後端部4aに接着され
て、上記構造体7に支持されている。15はフロ
ントガラス2を支持するための補強部材である。
第1図の構造体7内の車幅方向ほぼ中央部に
は、サポートパネル9とワイパ(図示せず)を支
持するジヤンクシヨンプレート10とが設けられ
ており、上記サポートパネル9とジヤンクシヨン
プレート10によつて、カウルパネル4の中央部
の剛性が高められている。
上記構成において、自動車の衝突時に、第2図
の構造体7が矢印11で示すように前方、つま
り、カウルフロント5側から大きな衝撃荷重を受
けると、カウルフロント5は荷重により、変形し
て衝撃を吸収するが、カウルパネル4は、上記変
形するカウルフロント5と分離しており、さら
に、ガセツト8によつて剛性が高められているの
で、変形しない。
したがつて、簡単な構造によつて、自動車の衝
突時にフロントガラス2の破損を防止することが
できる。
また、カウルフロント5とカウルパネル4とは
分離されている結果カウルフロント5の上端部5
bが振動するおそれがある場合には、上記上端部
5bの一部、たとえば、車幅方向の中心部付近を
カウルパネル4に保持してもよい。
(考案の効果) 以上のようにこの考案によれば、簡単な構造に
よつて、自動車の衝突時にフロントガラスの破損
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す自動車の前
部車体の平面図、第2図は第1図の−断面
図、第3図は第1図の−断面図、第4図は従
来の前部車体の断面図である。 1……前部車体、2……フロントガラス、3…
…アツパフレーム、4……カウルパネル、5……
カウルフロント、6……ダツシユパネルアツパ、
7……構造体、8……ガセツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カウルパネルと、このカウルパネルから分離し
    たカウルフロントと、このカウルフロントおよび
    カウルパネルに結合されたダツシユパネルアツパ
    とでカウルボツクス構造体を形成し、このカウル
    ボツクス構造体にフロントガラスの下端部を取り
    付け、上記カウルボツクス構造体内の車幅方向に
    おける側部に、上記カウルボツクス構造体と前輪
    のホイールエプロンのアツパフレームとを連結す
    るガセツトを設け、このガセツトは、上記カウル
    パネルの前端部および上記アツパフレームに結合
    されるとともに、上記カウルフロントから分離さ
    れ、後端部が上記ダツシユパネルアツパに結合さ
    れてなる自動車の前部車体構造。
JP3847886U 1986-03-17 1986-03-17 Expired JPH0335661Y2 (ja)

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JP3847886U JPH0335661Y2 (ja) 1986-03-17 1986-03-17

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JP3847886U JPH0335661Y2 (ja) 1986-03-17 1986-03-17

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JPS62150278U JPS62150278U (ja) 1987-09-22
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JP3847886U Expired JPH0335661Y2 (ja) 1986-03-17 1986-03-17

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100598692B1 (ko) 2004-08-31 2006-07-07 현대자동차주식회사 자동차의 카울 마운팅 브래킷 구조

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JPS62150278U (ja) 1987-09-22

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