JPH0331090Y2 - - Google Patents

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JPH0331090Y2
JPH0331090Y2 JP2694988U JP2694988U JPH0331090Y2 JP H0331090 Y2 JPH0331090 Y2 JP H0331090Y2 JP 2694988 U JP2694988 U JP 2694988U JP 2694988 U JP2694988 U JP 2694988U JP H0331090 Y2 JPH0331090 Y2 JP H0331090Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、その出力光の波長が安定でかつ空
気の屈折率が測定出来る安定化光源に関し、特に
光を用いた測定器に用いて好適な空気の屈折率測
定機能を有する安定化光源に関するものである。
〈従来技術〉 半導体レーザーは取扱が容易でかつ小型である
ために通信や光を用いた測定器に広く用いられて
いる。しかしながら、半導体レーザーは出力光の
波長スペクトルの半値幅が大きく、かつ波長が温
度等の周囲環境で変化するので、精密な測定に用
いる場合には波長または周波数を安定化する必要
がある。第4図に周波数を安定化する光源の構成
を示す。第4図において、半導体レーザー1の出
力光はハーフミラー2に入射され、その透過光は
出力光として取り出される。ハーフミラー2を反
射した光はミラー3で反射され、ハーフミラー4
に入射される、ハーフミラー4で反射した光は光
検出器5でその光強度が電気信号に変換されて制
御手段8に入力される。一方ハーフミラー4を透
過した光はフアブリペロー干渉計6に入射され
る。このフアブリペロー干渉計6はその内部が真
空にされている。フアブリペロー干渉計6を透過
した光は光検出器7に入射され、その光強度が電
気信号に変換される。光検出器7の出力は制御手
段8に入力される。制御手段8は半導体レーザー
1を制御する。
この様な構成において、フアブリペロー干渉計
6は第6図に示すようにその基準スペースに関連
した特定の波長の光のみ透過させる。その為、そ
のピーク波長λ0から外れた波長λ1の付近では波長
の変化を光強度変化に変換できる。従つて、制御
手段8により光検出器7の出力が一定になるよう
に半導体レーザー1の注入電流や周囲温度を制御
すると、半導体レーザー1の出力光の周波数を一
定に安定化することが出来る。なお、このままで
は半導体レーザーの出力光の強度が変化すると誤
差が発生するので、ハーフミラー4により出力光
の一部を光検出器5に入射してその強度を測定し
て補正するようにしている。真空中の波長をλv
空気の屈折率をn、空気中の波長をλとすると、 λv/n=λ……(1) の関係があり、かつ空気中における波長と周波数
をλ、とすると、 λ=C0/n……(2) C0:真空中の光速 の関係がある。第4図の安定化光源は真空中の波
長λvが一定になるように動作するから、(1),(2)式
により =C0/(nλ)=C0/λv=一定 となり、周波数を一定に出来る。
第5図に他の安定化光源の例を示す。なお、第
4図と同じ要素には同一符号を付し、説明を省略
する。この例ではフアブリペロー干渉計9にその
内部と外部とを連通する透孔10を設け、外部の
空気が内部に入るようにされている。動作自体は
第4図と同じなので、説明を省略する。この安定
化光源はフアブリペロー干渉計9により空気中の
波長が一定になるように制御される。
〈考案が解決すべき問題点〉 しかしながら、この様な安定化光源には次のよ
うな問題点がある。第4図の安定化光源は空気の
屈折率が変化しても出力光の周波数は一定になる
が、波長は屈折率の変動に従つて変動する。ま
た、第5図の安定化光源は逆に空気中の屈折率が
変化してもその出力光の波長は安定化されるが、
周波数は屈折率の変動と共に変動する。光を用い
た測定器では光の周波数を基準にする場合と波長
を基準にする場合があり、第4,5図の安定化光
源ではこれらの一方には対応できるが、両方に対
応する事が出来ない。その為、正確な測定を行う
場合は別に空気の屈折率を測定する手段を設け、
これにより補正するようにしていたが、構成が複
雑になるという欠点があつた。
〈考案の目的〉 この考案の目的は、波長を安定化した光が得ら
れると同時に空気の屈折率の変化も測定出来る空
気の屈折率測定機能を有する安定化光源を提供す
る事にある。
〈問題点を解決する為の手段〉 前記問題点を解決する為に本考案では、光源の
出力光の一部を第1の波長弁別素子に入射し、こ
の第1の波長弁別素子の透過光の光強度を第1の
光検出器で検出して、この第1の光検出器の出力
により制御手段で前記光源を制御する。また、前
記光源の出力光の一部を第2の波長弁別素子に入
射し、この第2の波長弁別素子の透過光強度を第
2の光検出器で検出するようにし、前記第1の波
長弁別素子及び第2の波長弁別素子の一方を空気
中に暴露し、他方を屈折率が一定の部材で構成す
ると共に前記第2の光検出器の出力に基づいて空
気の屈折率を求めるようにしたものである。
〈実施例〉 第1図に本考案に係る空気の屈折率測定機能を
有する安定化光源の一実施例を示す。なお、第4
図と同じ要素には同一符号を付し、説明を省略す
る。第1図において、20はハーフミラーであ
り、ハーフミラー2で反射された光が入射され
る。ハーフミラー20で反射された光はハーフミ
ラー4で2つに分岐され、反射光は光検出器5に
入射されてその光強度が電気信号に変換される。
21はフアブリペロー干渉計であり、第1及び第
2の波長弁別素子を形成している。このフアブリ
ペロー干渉計21は、互いに対向して配置され、
かつ適当な反射膜がコーテイングされた透過板2
11とこの透過板211に固定された円筒状のス
ペーサ212から構成されている。スペーサ21
2の内部は真空に排気され、その外部は空気中に
暴露されている。ハーフミラー4を透過した光は
このフアブリペロー干渉計21の空気中に暴露さ
れた光路の部分を通り、その透過光は光検出器7
に入射されてその光強度が電気信号に変換され
る。光検出器5と7の出力は制御手段8に入力さ
れ、この制御手段8により半導体レーザー1が制
御される。すなわち、フアブリペロー干渉計21
の光路の部分は空気中に暴路されているので、そ
の構成は第5図と同じであり、半導体レーザー1
の出力光の波長は空気の屈折率変化にかかわらず
一定になる。一方、ハーフミラー20を透過した
光はミラー22で反射されてハーフミラー23に
入射される。ハーフミラー23はその入射光を2
つに分岐し、反射光は光検出器24でその光強度
が電気信号に変換され、透過光はフアブリペロー
干渉計21の真空部分に入射される。またその透
過光は光検出器25に入射されてその光強度が電
気信号に変換される。光検出器24,25の出力
は演算手段26に入力される。
次に、この実施例の動作を説明する。なお、半
導体レーザー1の制御部分は前述したように第5
図と同じなので、説明を省略する。半導体レーザ
ー1の出力光の波長は空気の屈折率変化を含んだ
形で安定化されており、真空中における波長を
λv、空気の屈折率をnとすると、 λv/n=C(一定)……(3) になる。すなわち、真空中における波長λvは屈折
率に比例して変化する。その為、ハーフミラー2
3を透過してフアブリペロー干渉計21の真空部
分に入射した光の透過光強度は空気の屈折率の変
化に従つて変化する。この様子を第2図に示す。
第2図において、27はフアブリペロー干渉計2
1の真空部分に入射された光の透過光の強度特性
を示す曲線を表わす。初期状態及び所定の時間が
経過した後の空気の屈折率をn0,n1、そのときの
真空中における波長をλv0,λv1とすると、前記(3)
式から λv0=Cn0 λv1=Cn1……(4) となり、透過光強度はそれぞれD0,D1になる。
波長がわかつている光を用いてあらかじめ透過光
強度特性を示す曲線27を測定しておくことによ
り透過光の強度から真空中における波長を求める
事ができ、前記(4)式から空気の屈折率を求める事
ができる。これらの演算は演算手段26により行
う。なお、光検出器25の出力だけから屈折率を
求めると半導体レーザー1の出力光強度が変化す
ると誤差が発生するので、光検出器24により半
導体レーザー1の出力光強度をモニタし、補正す
るようにする。
第3図に本考案の他の実施例を示す。なお、第
1図と同じ要素には同一符号を付し、説明を省略
する。この実施例は半導体レーザー1を制御する
信号を得る光をフアブリペロー干渉計21の真空
部分を通し、屈折率を求める信号を得る光をフア
ブリペロー干渉計21の空気中に暴露された部分
を通すようにしたものである。第4図で説明した
ように真空部分を有するフアブリペロー干渉計を
透過した光で半導体レーザー1を制御すると空気
の屈折率の変化にかかわらず周波数が一定の光が
得られる。この光の一部を空気中に暴露されたフ
アブリペロー干渉計に入射し、その透過光強度を
測定する事により、第2図で説明した方法と同じ
方法で空気の屈折率の変化を求める事ができる。
この第1,3図の実施例では第1、第2の波長弁
別素子を1個のフアブリペロー干渉計21で構成
するようにしたので、周囲温度の変化等により透
過板211の間隔が変化してもこれらの波長弁別
素子には同じように影響するので、誤差を小さく
する事が出来る。
なお、これらの実施例では演算手段26に光検
出器24,25の出力のみを入力するようにした
が、制御手段8により光検出器7と5の出力の比
を演算し、この値も演算手段26に入力してこれ
らの値から空気の屈折率を求めるようにしてもよ
い。透過板211の間隔が変化するとフアブリペ
ロー干渉計21の基準スペース長が変化して透過
光のピーク波長が変化し誤差が発生するが、この
波長の変化は空気部分と真空部分の両方に同じよ
うに表われるので、このようにする事により誤差
を補正する事が出来る。
また、これらの実施例では半導体レーザーを1
個としたが、複数個用いるようにしてもよい。
また、他の手段により空気の屈折率を測定する
などして波長弁別素子であるフアブリペロー干渉
計21の透過板211の面間距離を補正する事に
より、屈折率の絶対値を求める事が出来る。
また、この実施例では屈折率が一定の波長弁別
素子としてその光路を真空にするようにしたが、
屈折率が一定の部材を用いて構成するようにして
もよい。光源は半導体レーザーに限らず、ガスレ
ーザー等他の構成のレーザー光源であつてもよ
い。
また、この実施例では波長弁別素子としてフア
ブリペロー干渉計を使用したが、特定の波長の光
のみを吸収する物質を封入した光吸収セルを用い
てもよい。
さらに、フアブリペロー干渉計21の構造は第
1図あるいは第3図に示したものだけでなく、三
角形等の多角反射を利用した干渉計でもよい。
〈考案の効果〉 以上実施例にもとづいて詳細に説明したよう
に、この考案では屈折率が一定の部材で構成され
た波長弁別素子と空気中に暴露された波長弁別素
子を用い、一方の透過光強度で光源を制御すると
共に他方の波長弁別素子の透過光強度から空気の
屈折率を求めるようにした。その為、波長または
周波数が安定化された光と空気の屈折率の両方が
同時に求められるので、空気の屈折率変動に基く
周波数変動または波長変動を補正して正確な値を
求める事が出来、高精度な測定が可能になる。
また、空気の屈折率の変動がモニタ出来るの
で、測定環境の適、不適の判断が容易に出来ると
いう効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る空気の屈折率測定機能を
有する安定化光源の一実施例を示すブロツク図、
第2図は屈折率の測定方法を説明する為の特性曲
線図、第3図は本考案の他の実施例を示すブロツ
ク図、第4図及び第5図は従来の安定化光源のブ
ロツク図、第6図はフアブリペロー干渉計の透過
光の強度曲線である。 1……半導体レーザー、2,4,20,23…
…ハーフミラー、5,7,24,25……光検出
器、8……制御手段、21……フアブリペロー干
渉計、22……ミラー、26……演算手段、21
1……透過板、212……スペーサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 光源と、この光源の出力光の一部が入射され特
    定の波長の光を透過または吸収する第1の波長弁
    別素子と、この第1の波長弁別素子の透過光が入
    射される第1の光検出器と、この第1の光検出器
    の出力が入力されこの入力に基いて前記光源を制
    御する制御手段と、前記光源の出力光の一部が入
    射され特定の波長の光を透過または吸収する第2
    の波長弁別素子と、この第2の波長弁別素子の透
    過光が入射される第2の光検出器とを有し、前記
    第1の波長弁別素子及び第2の波長弁別素子の一
    方を空気中に暴露し、他方を屈折率が一定の部材
    で構成すると共に前記第2の光検出器の出力に基
    づいて空気の屈折率を求めることを特徴とする空
    気の屈折率測定機能を有する安定化光源。
JP2694988U 1988-03-02 1988-03-02 Expired JPH0331090Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2694988U JPH0331090Y2 (ja) 1988-03-02 1988-03-02

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JP2694988U JPH0331090Y2 (ja) 1988-03-02 1988-03-02

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JPH0220364U JPH0220364U (ja) 1990-02-09
JPH0331090Y2 true JPH0331090Y2 (ja) 1991-07-01

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