JPH0327826A

JPH0327826A - トランスフアープレス機におけるチヤツクタイミング装置

Info

Publication number: JPH0327826A
Application number: JP15988489A
Authority: JP
Inventors: Tetsuo Ito; 伊藤　鉄夫
Original assignee: Yamada Dobby Co Ltd
Current assignee: Yamada Dobby Co Ltd
Priority date: 1989-06-22
Filing date: 1989-06-22
Publication date: 1991-02-06
Anticipated expiration: 2013-06-18
Also published as: JP2767462B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉この発明は、加工部を複数備えてワークを順次加工して
いくトランスファープレス機において、加工部で加工さ
れたワークをトランスファー装置で挟持して次工程の加
工へ移送する際、プレス機のクランク軸の回転に対応さ
せてノックアウトピンを突出させ、加工されたワークを
移動させてトランスファー装置の移送挟持位置に配置さ
せるチャックタイミング装置に関する。

く従来の技術とその課題〉従来、トランスファープレス機のチャックタイミング装
置において、加工されたワークをノックアウトピンじよ
り所定の移送挟持位置まで移動させる機構のものとして
は、特開昭６３−５８３０号公報に記載されているもの
が知られている。

この装置は、各加工部の下部にそれぞれノックアウトピ
ンが配設され、各ノックアウトピンの下部にそれぞれ略
円盤状のカムが当接され、各円盤状のカムが一本の支持
軸の外周に固定され、この支持軸の元部にプレス機のク
ランク軸の回転運動を伝達する転動装置が連結されて構
成されているそして、この装置の作動時には、クランク
軸の回転運動が転動装置を経て支持軸に伝達されて，各
カムが支持軸の回転に伴なって回転され、ワークが加工
される度毎に、各ノックアウトピンが各カムにより所定
のタイミングで所定の高さ上昇されて、各ワークが各ノ
ックアウトピンによりトランスファー装置の移送挟持位
置まで移動されていた．しかし、従来の装置では、各ノックアウトピンに対応し
てそれぞれ略円盤状のカムが支持軸に配設される構成で
あり、構成部品点数が多くなるとともに、略円盤状のカ
ムを加工する際には、ノックアウトピンの上下動の軌跡
を周面全周に加工する手間がかかることから、専用のカ
ム機で加工しなければならず、加工工数と加工費とを上
昇させていた．この発明は、上述の課題を解決するものであり、構成部
品点数を低減させるとともに、容易に製造できて製造コ
ストを低減させることができるトランスファープレス機
におけるチャックタイミング装置を提供することを目的
とする。

〈ＬＲ題を解決するための手段〉この発明に係るチャックタイミング装置は、加工部を複
数備えてワークを順次加工していくトランスファープレ
ス機において、前記加工部で加工されたワークをトラン
スファー装置で挟持して次工程の加工へ移送する際、プ
レス機のクランク軸の回転に対応させてノックアウトピ
ンを突出させ、加工された前記ワークを移動させて前記
トランスファー装置の移送挟持位置に配置させるチャッ
クタイミング装置であって、前記プレス機の側部に、前記クランク軸の回転運動を水
平往復移動に変換する転動装置が配設され、該転動装置の水平往復移動部に、水平方向に移動可能に
保持された直動カムが連結され、該直動カムが、前記各
ノックアウトピンの元部に配置されるように水平方向に
延びるとともに、前記ノックアウトピン側の面に、前記
各ノックアウトピンの元部に当接して直動カムの水平方
向への移動時に前記各ノックアウトピンを所定のタイミ
ングで所定距離移動させる凸部を備えていることを特徴
とする。

〈発明の作用・効果〉この発明に係るチャックタイミング装置では、クランク
軸の回転運動が転動装置の水平往復移動体を経て直動カ
ムに伝達され、直動カムが水平往復移動部の移動に伴な
って水平方向に往復移動され、ワークが加工される度毎
に、各ノックアウトピンが直動カムの凸部により所定の
タイミングで所定の距離突出され、各ワークが各ノック
アウトピンによりトランスファー装置の移送挟持位置ま
で移動される．そして、この発明に係るチャックタイミング装置では、
各ノックアウトピンを突出させるカムを直動カムとして
おり、その各ノックアウトピンを突出させる凸部を所定
数まとめて一体的に形成することができることから、構
成部品点数を低減することができ、さらに、その各凸部
は、従来の略円盤状のカムと相違して、直動カムの水平
往復移動に対応して形成すれば良いことから、専用のカ
ム機でなくとも研削盤等で加工でき、その加工工数及び
加工費を低減することができる。

したがって、この発明に係るチャックタイミング装置で
は、構成部品点数を低減させるとともに、容易に製造で
きて製造コストを低減させることができる．く実施例〉以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

ｉｔ〜３図に示す実施例のチャックタイミング装置は、
転動装置１と直動カム２とから構成されている．転動装置１は、プレス機の側部において、図示しないク
ランク軸に対して傘歯車等を介して回転運動が伝達され
ている縦軸３の下部に配設されている。転動装置１は、
第１・２図に示すように、縦軸３に固定される偏心カム
１１と、偏心カム１１の外周面に内周面を摺接させてい
る連結板１２と、連結板１２の先端に軸着されて平面視
をＬ字形とするリンク１３と、から構成されている。連
結板ｌ２は、偏心カム１１の下部外周に形成されたフラ
ンジ部１１ａに支持されており、また、リンク１３は、
プレス機のトランスファーユニット４に別途固定されて
上下方向に配置される縦軸１４に対して、回動可能に保
持されている。

この転動装置１では、縦軸３の回転に伴なって偏心カム
１１が回転すると、連結板１２を介して、リンク１３に
おける連結板＋２との連結部位と反対側の端部１３ａが
水平方向の前後に往復移動することとなり、そして、リ
ンク１３の噛部１３ａが水平往復移動部となる．この水
平往復移動郎１３ａには、後述する直勤カム２後端に形
成される凹部２３ａ内に配置されるカムフオロア１３ｂ
が配設されている。

直動カム２は、水平方向に延びる本体２１と、本体２１
に接続固定されるとともに水平往復移動部１３ａに接続
される連結杆部２３と、から構成されている．連結杆部２３は、中間部位でトランスファーユニット４
に対して水平方向に摺動可能に保持されており、後端部
には、リンク１３における水平往復移動郎１３ａのカム
フオロア１３ｂを配置させる凹部２３ａを備えている．本体２１は、トランスファーユニット４の前後方向に延
びる空間に水平方向に配置され、長子方向の下面の所定
位置と先端とにおいてトランスファーユニット４に対し
て摺動可能に保持されている．そして、この本体２１の
上面には、各ノックアウトピン９の下部付近において、
それぞれのノックアウトピン９を所定のタイミングで所
定距離上昇させるために、所定形状の凸部２２が形成さ
れている。ちなみに、各ノックアウトピン９は、直勤カ
ム２が後方へ移動した際に各凸郎２２により押し上げら
れ、そして、ワークＷの加工工程に対応して各凸部２２
の形状が設定されており、それぞれ上昇するタイミング
と距離とが異なっている。

また、各ノックアウトピン９は、ダイ６及びダイホルダ
８の各挿通孔１６に上下動可能に配設されるとともに、
下部のフランジ部９ａとダイホルダ８との間に圧縮コイ
ルばね１０が配設され、常時下方へ付勢されている．さ
らに、各ノックアウトピン９の下部には、それぞれ直勤
カム２に当接するカムフオロア９ｂが配設されている．
そして、各ノックアウトピン９の配設部位の上部には、
上下動する図示しないスライドに固定されたボンチ５と
、ダイホルダ８に固定されたダイ６と、から構成される
ワークＷの加工部Ｘが配置されている．なお、ダイホル
ダ８は、別途図示しないボルスタに固定されている。

また、各ノックアウトピン９に押し上げられたワークＷ
を挟持するトランスファー装置は、第３図に示すように
、ダイホルダ８上方で、直勤カム２と平行に配置され、
相互に平行に対向する二木のフイードバ−７・７から構
成され、各フイードバ−７・７には、所定位置にワーク
Ｗを挟持するために、図示しないばね手段を配設させた
フインガ７ａ・７ａが配置されている。これらのフイー
ドバ−７・７は、その元部側において、縦軸３に対して
所定のカム等を利用した図示しない転動装置により、所
定時に前後方向に水平移動することとなる。

実施例のチャックタイミング装置の作動態様について述
べると、プレス機の図示しないクランク軸の回転により
縦軸３が回転すると、縦軸３に固定されている転動装置
１の偏心カム１１が回転する。すると、偏心カム１ｌの
回転により、連結板ｌ２を介してリンク１３の水平往復
移動部１３ａが往復移動し、直動カム２がその水平往復
移動部１３ａの移動に伴なって水平方向の前後に往復移
動ずる。そして、直動カム２が後方へ移動すると、その
本体２上面に形成されている各凸部２２により、各ノッ
クアウトピン９がそれぞれ所定のタイミングで所定距離
上昇する。

その際、各加工部Ｘにおいては、ワークＷがポンチ５の
下降により加工されて各ノックアウトピン９上方に落下
しており、各ワークＷは、各ノックアウトピン９の上昇
によりフイードバ−７・７における所定のフインガ７ａ
・７ａ間の移送挟持位置Ｈまで押し上げられ、フインガ
７ａ間に挟持されることとなる．その後、縦軸３の回転により、転動装置１を介して直勤
カム２が前進し、各ノックアウトピン９が下降するとと
もに、図示しない転動装置によりフイードバ−７・７が
、各ワークＷをフインガ７ａ・７ａで挟持した状態で次
工程の加工位置に移送することとなる．そして、この実施例のチャックタイミング装置では、各
ノックアウトピン９を上昇させるカムを直動カム２とし
ており、その各ノックアウトピン９を上昇させる凸部２
２を木体２１に一体的に形成することができることから
、構成部品点数を低減することができ、さらに、その各
凸部２２は、従来の略円盤状のカムと相違して、直動カ
ム２の水平往復移動に対応して形成すれば良いことから
、専用のカム機でなくとも研削盤等で加工でき、その加
工工数及び加工費を低減することができ、既述の発明の
作用・効果の欄で述べたと同様の効果を奏する．なお、実施例では、直動カム２を水平方向に往復移動さ
せる転動装置ｌとして、回転する縦軸３に固定される偏
心カム１１と、この偏心カム１１の周囲に配設される連
結板１２と、連結板１２の先端に連結されるとともに縦
軸１４に回勤可能に保持されるリンク１３と、から構成
するものを示した．しかし、この転動装置１は、直動カ
ム２に常時後方へ付勢されるように所定のばね手段を設
けるとともに直勤カム２を後方へ延長させ、その延長部
位を偏心カム１１に直接当接させるように構成しても良
く、他に回転運動を往復直線運動に変換する公知の種々
の機構が応用できる。ちなみに、実施例のように、回動
可能なリンク１３を利用した場合には、所謂『てこ」の
作用で、偏心カム１１の偏心量が大きくなくても、直動
カム２の移動距離を大きくすることができ、転動装置ｌ
をコンパクトにすることが可能となる。

また、実施例では、直動カム２における本体２１の各凸
部２２を全て本体２１と一体的に形成するものを示した
が、各ノックアウトピン９における上昇のタイミングや
上昇距離の変更を考慮し、所定個ずつまとめて、本体２
１に対して取り替え可能に構成しても良い。

さらに、実施例では、各ノックアウトピン９がワークＷ
を上方へ押し上げるものを示したが、加工後に各ワーク
を下方へ移動させるような場合には、図示しないプレス
機のスライダ側に本発明の装置を配設し、各ノックアウ
トピンな下方へ突出させるように構成しても良い。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例を示す概略縦断面図、第２図は、同実施例の転動装置を示す平面図、第３図は
、第１図のＩＩＩ　一Ｉ＋１部位を示す部分断面図であ
る。１・・・転動装置、２・・・直動カム、７・・・（トランスファー装置）フィードバ−９・・・
ノックアウトピン、Ｈ・・・移送挟持位置、Ｗ・・・ワーク、Ｘ・・・加工部．特　　許　　出　　願　　人

Claims

【特許請求の範囲】加工部を複数備えてワークを順次加工していくトランス
ファープレス機において、前記加工部で加工されたワー
クをトランスファー装置で挟持して次工程の加工へ移送
する際、プレス機のクランク軸の回転に対応させてノッ
クアウトピンを突出させ、加工された前記ワークを移動
させて前記トランスファー装置の移送挟持位置に配置さ
せるチャックタイミング装置であつて、前記プレス機の側部に、前記クランク軸の回転運動を水
平往復移動に変換する転動装置が配設され、該転動装置の水平往復移動部に、水平方向に移動可能に
保持された直動カムが連結され、該直動カムが、前記各
ノックアウトピンの元部に配置されるように水平方向に
延びるとともに、前記ノックアウトピン側の面に、前記
各ノックアウトピンの元部に当接して直動カムの水平方
向への移動時に前記各ノックアウトピンを所定のタイミ
ングで所定距離突出させる凸部を備えていることを特徴
とするトランスファープレス機におけるチャックタイミ
ング装置。