JP2908858B2 - パンチング用上向き成形金型 - Google Patents

パンチング用上向き成形金型

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JP2908858B2 JP24276690A JP24276690A JP2908858B2 JP 2908858 B2 JP2908858 B2 JP 2908858B2 JP 24276690 A JP24276690 A JP 24276690A JP 24276690 A JP24276690 A JP 24276690A JP 2908858 B2 JP2908858 B2 JP 2908858B2
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、例えばタレットパンチプレスのごときパ
ンチプレスで、ワークに形成された穴の周縁部に上向き
のフランジを形成せしめるようにしたパンチング用上向
き成形金型に関する。
(従来の技術) 従来、パンチプレスとしての例えばタレットパンチプ
レスは、上部,下部フレームにそれぞれ回転自在に支承
された上部,下部タレットを備えている。この上部タレ
ットにおける円周上に複数のパンチが装着されていると
共に、下部タレットにおける円周上には前記パンチに対
応したダイが装着されている。
そして、これら複数の対をなすパンチとダイのうちの
一組に、ワークに形成された穴の周縁部にフランジを形
成せしめるための上向き成形金型が上部,下部タレット
に装着されてフランジ成形加工が行なわれている。しか
も、従来の上向き成形金型は、プレスの下向きの動きを
単純にストロークしてフランジを形成せしめる構造であ
った。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上向きのフランジ高さはプレスの加工スペ
ースに左右されていた。すなわち、上部タレットの下面
と下部タレットに装着されたダイ装置の一部をなすエジ
ェクタプレートの上面との間隔である送材スペース(ワ
ークが動ける範囲)と金型スペースを満足させる必要か
ら、フランジの高さが制限されて低い製品しかできない
という問題があった。
この発明の目的は、上記問題点を改善するため、今ま
での加工スペース(金型スペース)と同じ状態で、フラ
ンジ高さを従来よりも大きく形成できるようにしたパン
チング用上向き成形金型を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 前述のごとき問題に鑑みて、本発明は、上金型装置と
下金型装置とよりなるパンチング用上向き成形金型にお
いて、前記上金型装置は、上下動自在に設けた上金型ガ
イド内に上金型を上下動自在に設けると共に下方向へ付
勢して設けてなり、前記下金型装置は、前記上金型と対
向して設けた下金型を下金型ホルダの中心部に上下動自
在に設けると共に下方向へ付勢して設け、上記上金型を
囲繞して前記上金型ガイドに対向して設けたエジェクタ
プレートを上下動自在に設けると共に上方向へ付勢して
設け、前記下金型ホルダの複数箇所に形成した各凹部溝
内に半円形状のカムをそれぞれ回動自在に設け、上記各
カムの上面に、前記下面型の下面に当接した凸面部を設
けると共に前記エジェクタプレートの下面に垂設したエ
ジェクタピンの下端面に当接した凸面部を設けた構成で
ある。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図を参照するに、パンチプレスとしての例えばタ
レットパンチプレスには図示省略の上部,下部フレーム
が備えられており、この上部,下部フレームには、回転
自在な上部タレット1と下部タレット3が支承されてい
る。しかもこの上部タレット1と下部タレット3はすで
に公知の駆動装置により同期をとって回転されるように
なっている。
この上部タレット1の円周上には複数の上金型装置が
装着されていると共に、下部タレット1の円周上には前
記上金型装置と対応した位置に下金型装置が装着されて
いる。これら複数の上、下金型装置のうち、第1図には
本実施例における上向き成形用金型としての上金型装置
5が上部タレット1に、下金型装置7が下部タレット3
に装着されている。
すなわち、上部タレット1の装着穴9には上金型ガイ
ド11がすでに公知の構成により上下動自在に装着されて
いる。この上金型ガイド11内にはゴムやスプリングなど
の弾性部材13により常時下方へ付勢された上金型15が設
けられている。
一方、下部タレット3の装着穴17には、下金型装置7
の一部を構成する下金型ホルダ19が装着されている。こ
の下金型ホルダは第1ホルダ部材19Aと第2ホルダ部材1
9Bとからなっており、第1ホルダ部材19Aの軸心部に
は、上下方向へ貫通した貫通穴21が形成されており、こ
の貫通穴21の下部には貫通穴21より大きな段差溝23が形
成されている。また、第2ホルダ部材19Bには、上方を
開口した複数の凹部溝25が形成されている。
前記第1ホルダ部材19Aに貫通された貫通穴21には上
下動自在な下金型27が下方より装着され、下金型27の下
部に形成されたフランジ部27Fが段差溝23に装着されて
いる。
前記第1ホルダ部材19Aの上方にはエジェクタプレー
ト29が設けられており、このエジェクタプレート29の軸
心部には上下方向へ貫通した貫通穴31が形成されてい
る。この貫通穴31の下部には貫通穴31より大きな段差溝
33が形成されていて、この段差溝33は下降した際に、第
1ホルダ部材19Aの上部に形成されたフランジ部19Fに係
合するようになっている。
前記第2ホルダ部材19Bに形成された各凹部溝25には
上下動装置としての例えばカム35が設けられている。こ
のカム35の形状は凹部溝25の底面および左右内側面に内
接する半円形であって、上面の内外方向両端部に対称的
な凸面部37,39が突設されている。
この凸面部37に対応した前記第1ホルダ部材19Aの位
置には上下方向へ貫通した貫通穴41が形成されており、
この各貫通穴41には前記エジェクタプレート29にねじ止
めされて下方へ突出したエジェクタピン43が装着され、
上下方向へ摺動自在となっている。
しかも、このエジェクタピン43の下端面は前記カム35
の凸面部37に当接されている。またカム35の凸面部39は
前記下金型27の下端面に当接されている。
前記第1ホルダ部材19Aと前記第2ホルダ部材19Bには
同一位置にてそれぞれ貫通穴45,47が形成されていると
共に、貫通穴45に対応するエジェクタプレート29には、
貫通穴47からボルト49が挿入されてボルト49の先端がね
じ止めされている。
前記第2ホルダ部材19Bの下方には、プレート51と53
との間にゴムやスプリングなどの弾性部材55を介在せし
めた弾性装置57が設けられており、弾性部材55の付勢力
でプレート51は常時第2ホルダ部材19Bの下端部に当接
されている。また、プレート51,53の同一位置には上下
方向へ貫通した貫通穴59,61が形成されており、貫通穴6
1の下方からボルト63が挿入されて、このボルト63で前
記第1ホルダ部材19Aと第2ホルダ部材19Bを一体化せし
めている。しかも、ボルト63の頭部63Tはプレート53に
おける貫通穴61の下部に形成された溝65内に嵌まり込ん
で、プレート53が下方へ落下しないようになっている。
前記第2ホルダ部材19Bおよびプレート51の軸心部に
は上下方向へ貫通した貫通穴67,69が形成されており、
貫通穴69の下方からボルト71が挿入され、ボルト71の先
端は前記下金型27にねじ止めされている。しかも、ボル
ト71の頭部と第2ホルダ部材19Bの下部に形成された溝
との間にはスプリング73が介在されており、このスプリ
ング73は常時下方向へ付勢されていて、下金型27の下端
面を第2ホルダ部材19Bの上端面に当接させている。
上記構成により、下端部27の軸心にワークWを予め形
成された穴Hの中心が位置するように、ワークWを下金
型27上に載置する。
この状態において、図示省略のストライカにより、上
金型ガイド11が押し上げられて上金型ガイド11,上金型1
5がそれぞれエジェクタプレート29,下金型27に当接し、
ワークWを挾持する。さらに、上金型ガイド11を押し下
げると、エジェクタプレート29が弾性部材55の付勢力に
抗して押し下げられて、エジェクタプレート29の下端部
が第1ホルダ部材19Aの上端部に当接すると共に、エジ
ェクタピン43も押し下げられて上下動装置としてのカム
35の凸面部37を押圧し、カム35が反時計方向に回動し、
凸面部39でもって、下金型27がスプリング73の付勢力に
抗して上方へ押し上げられる。
その結果、エジェクタプレート29が押し下げられたと
きから、ワークWに形成された穴Hの周縁部に上向きの
フランジ成形加工が開始され、さらに、下金型27が上方
へ移動し、上金型15がその移動量だけ弾性部材13の付勢
力に抗して持ち上げられて、第2図に示したごとき状態
となって上向きフランジが成形されることになる。
この上向きフランジが形成された後は、第2図の状態
において上金型ガイド11を上昇せしめると、エジェクタ
プレート29は弾性部材55の付勢力で上昇すると共に、下
金型27はスプリング73の付勢力で下降し、カム35が時計
方向に回動して第1図に示したごとき元の状態に戻され
ることになる。
したがって、上部タレット1の下端面と、下金型27の
上端面との間の送材スペースLが従来と同じ状態におい
て、下金型ホルダである第2ホルダ部材19Bに上下動装
置であるカム35を設け、下金型27を第1ホルダ部材19A
に対して上下動自在としたことにより金型スペースが例
えば2倍となって、フランジ高さを従来よりも2倍まで
高くすることができる。
[発明の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要
するに本発明は、上金型装置(5)と下金型装置(7)
とよりなるパンチング用上向き成形金型において、前記
上金型装置(5)は、上下動自在に設けた上金型ガイド
(11)内に上金型(15)を上下動自在に設けると共に下
方向へ付勢して設けてなり、前記下金型装置(7)は、
前記上金型(15)と対向して設けた下金型(27)を下金
型ホルダ(19)の中心部に上下動自在に設けると共に下
方向へ付勢して設け、上記上金型(15)を囲繞して前記
上金型ガイド(11)に対向して設けたエジェクタプレー
ト(29)を上下動自在に設けると共に上方向へ付勢して
設け、前記下金型ホルダ(19)の複数箇所に形成した各
凹部溝(25)内に半円形状のカム(35)をそれぞれ回動
自在に設け、上記各カム(35)の上面に、前記下金型
(27)の下面に当接した凸面部(39)を設けると共に前
記エジェクタプレート(29)の下面に垂設したエジェク
タピン(43)の下端面に当接した凸面部(37)を設けた
構成である。
したがって、本発明によれば、ワークの成形加工時に
は上金型15と下金型27とによってワークの加工時が挾圧
されると共に、その周囲を上金型ガイド11とエジェクタ
プレート29によって挾圧され、その状態において上向き
成形加工が行われる。よって、ワークの成形加工部にお
いてのしわ等の発生を効果的に防止することができるも
のである。
また、エジェクタプレート29が上金型ガイド11によっ
て下降されると共にエジェクタピン43及びカム35の作用
によって下金型27が上昇されることによってワークの成
形加工が行われるので、エジェクタプレート29に対する
下金型27の相対的な上昇ストロークは上記エジェクタプ
レート29の下降ストロークと下金型27の上昇ストローク
の和になる。すなわち、上金型ガイド11の下降ストロー
クが小さくとも下金型27の相対的な上昇ストロークを大
きくでき、上向きの成形加工をより高精度に行うことが
できる。
さらに、カム35が半円形状であり、エジェクタプレー
ト29に垂設したエジェクタピン43の下端面に当接した凸
面部37及び下金型27の下面に当接した凸面部39を上記カ
ム35の上面を形成した構成であることにより、カム35の
形成が容易であると共に全体的構成の小型化を図ること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る1実施例の上向き成形金型をタ
レットパンチプレスのタレットに装着した状態の断面
図、第2図はワークに予め形成された穴の周縁部に上向
きフランジを成形した状態の作用説明図である。 1……上部タレット、3……下部タレット 5……上金型装置、7……下金型装置 11……上金型ガイド、13……弾性部材 15……上金型、19……下金型ホルダ 19A……第1ホルダ部材 19B……第2ホルダ部材、25……凹部溝 27……下金型、29……エジェクタプレート 35……カム(上下動装置) 43……エジェクタピン、55……弾性部材 71……スプリング

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上金型装置(5)と下金型装置(7)とよ
    りなるパンチング用上向き成形金型において、前記上金
    型装置(5)は、上下動自在に設けた上金型ガイド(1
    1)内に上金型(15)を上下動自在に設けると共に下方
    向へ付勢して設けてなり、前記下金型装置(7)は、前
    記上金型(15)と対向して設けた下金型(27)を下金型
    ホルダ(19)の中心部に上下動自在に設けると共に下方
    向へ付勢して設け、上記上金型(15)を囲繞して前記上
    金型ガイド(11)に対向して設けたエジェクタプレート
    (29)を上下動自在に設けると共に上方向へ付勢して設
    け、前記下金型ホルダ(19)の複数箇所に形成した各凹
    部溝(25)内に半円形状のカム(35)をそれぞれ回動自
    在に設け、上記各カム(35)の上面に、前記下金型(2
    7)の下面に当接した凸面部(39)を設けると共に前記
    エジェクタプレート(29)の下面に垂設したエジェクタ
    ピン(43)の下端面に当接した凸面部(37)を設けた構
    成であることを特徴とするパンチング用上向き成形金
    型。
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