JPH0327573A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH0327573A
JPH0327573A JP16075989A JP16075989A JPH0327573A JP H0327573 A JPH0327573 A JP H0327573A JP 16075989 A JP16075989 A JP 16075989A JP 16075989 A JP16075989 A JP 16075989A JP H0327573 A JPH0327573 A JP H0327573A
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igbt
semiconductor device
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Mutsuhiro Mori
睦宏 森
Yasumichi Yasuda
安田 保道
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、絶縁ゲートを有する半導体装置に係わり、特
にターンオフ時間の短縮に好適な構造に関する。
〔従来の技術〕
最近、耳に聞こえない2 0 k H z以上でスイッ
チングが可能な素子として、絶縁ゲートバイポーラトラ
ンジスタ(Insulated Gate Bipol
arTransistor、以下IGBTと略する)が
注目されている。第1図は、IGBTの断面構造を示す
IGBTIは、例えばp十基板1の上にn層12,n一
層13が形成されたウエハに、p層14,n+層15が
拡散により形成されている。ゲー1〜電極33が絶縁膜
21を介してn十層15,p層14,n一層13にまた
がって形成されている。さらに、ゲート電極33と絶縁
膜22で絶縁されたエミツタ電極32がn十層15とp
Ml4に低抵抗接触している。一方、他方の主表面では
p十層11にコレクタ電極31が低抵抗接触している。
このIGBTをオン状態にするには、エミツタ電極32
に対して、ゲート電極33とコレクタ電極31に正の電
位を加える。これにより、ゲート電極33に対向するp
層14の表面がn層に反転し、電子○が、n十層15,
反転層、n一層13,n層12を通ってp十層l1に流
れ込む。この電子電流により、p十基板11よりホール
■が流入する。ホールのはn層12,n一層13,p!
14を通ってエミッタ電極32へ流れ込む。この結果、
IGBTは導通状態となる。この時、注目すべき点は、
本来高抵抗層であるn一層工3が、ホール■の注入によ
り、伝導度変調し、格段に抵抗が小さくなることである
。これによりIGBTは、大電流を流すことができ、エ
ミッタ・コレクタ間のオン電圧が小さくなるという特長
をもつ。一方、IGBTをオフするときは、ゲート電極
33の電位を取り除く。反転層が消滅し、電子○の通路
が遮断される結果、電子の供給がなくなる。この時、n
一層13に残った電子Oはコレクタ電極の正の電位に引
かれ、n層12へ移動し、p十層11へ注入しようとす
る。この過程において、n−層13,n層12に残留す
るホール■と再結合し、消滅する電子○もある。この場
合、n一層13とn層12のライフタイムを短くすると
ホール十と電子eが高速に再結合し、ターンオフ時間を
小さくすることができる。ライフタイムを短くするには
、一般に重金属、例えばPt+Auを半導体中に導入し
たり、ガンマ線,電子線,中性子などをー3− 照射する。この場合、本発明者等の実験でn一層13よ
りn層12の方がライフタイムが短いこと、つまり、再
結合はn層12で起こりやすいことが分かった。さらに
、n層13はキャリア濃度が高い程、ライフタイムが短
くなることが分かった。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記結果より、ターンオフ時間を短かくするためには、
n層12のキャリア濃度を高くすることが有効であるが
、n M1 2のキャリア濃度を裔くすると、p十基板
11からのホールの注入効率が悪くなり、高抵抗のn一
層13が充分伝導度変調されず、大電流が流せないとい
う不具合があった。
逆に、大電流を流すためにn層l2のキャリア濃度を下
げると、高速性を損うという問題があった。
さらに、n N1 2の厚さを厚くしてもp十基板11
から注入したホール■がn一層13に達しにくくなり、
大電流を流しにくくなるという問題があった。
本発明の目的は、キャリア濃度の総量が適性制御されn
層12を提供することにより、高速性とー4− 大出力性(低損失性)を兼ね備えたIGBTを実現する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、nM12のキャリア濃度の総量を3X10
12以上2.5 X 1 018以下にすることにより
、達威される。
〔作用〕
これにより、p十基板からのホールの注入を促し大電流
を流すことができ、かつIGBTを高速にターンオフす
ることができる。
〔実施例〕 以下、本発明を第2図,第3図により説明する。
第2図は、本発明者の内容を説明する一実験例である。
横軸は、IGBTのターンオフ時間、縦軸はIGBTに
電流密度100A/一を流したときにコレクタ・エミッ
タ間に生じるオン電圧を示す。
図中には、n層12のキャリア濃度の総量Nを変化させ
た3種類のIGBTにおいて、ライフタイムを制御する
ために導入したAu拡散や電子線照射などのライフタイ
ムキラーのドープ量の多少によるターンオフ時間とオン
電圧の変化が示されている。例えば、N=1.6X10
13cm−2の場合、ライフタイムキラーのドープ量を
多くするとターンオフ時間は短かくなるが、オン電圧が
大きくなり、低損失性が損なわれる。逆にドープ量を少
なくするとオン電圧が小さくなるが、ターンオフ時間が
長くなり、高速性が損われる。本発明等が総量Nを変化
させて実験した結果、N= 1.6 x1012cm−
2とI X I Q 14an−2では、ほぼ同じ曲線
上に位置するが、N=1.4X1013an−2では、
前者よりターンオフ時間とオン電圧の1〜レー1へオフ
が良好なIGBTが存在することを発見した。
以下、その理由について述べる総量N= 1.6 X1
012印−2と小さくし、n層12のキャリア濃度を下
げ、p十基板からの注入効率を良くしても、n層のライ
フタイムが短かくならないため、夕一ンオフ時間を縮小
できないことが分かった。この時、総量N=1.6X1
012an−2一定のまま、n層12を薄くし、キャリ
ア濃度をある程度高くし、ライフタイムを短かくしても
、ホール■と再結合するn層12の領域が狭いため、n
層12中で再結合しにくくなり、ターンオフ時間の短縮
は難しいこと、また、n層12のキャリア濃度が高くな
ったため、p十基板からのホール■の注入効率が悪くな
り、オン電圧が上昇し、結果として第2図のN= 1.
6 X 1 0l2an−2のトレードオフ曲線とほと
んど同じであることも分かった。
一方、総量NをI X 1 0 ”cm−”と多くする
と、キャリア濃度が高くなるためライフタイムは短かく
なり、一方でn層12を厚くすることもできるため再結
合しやすくすることができ、ターンオフ時間を短かくす
ることができる。しかし、キャリア濃度の上昇はp十基
板からのホールの注入効率を悪くし、n層12の厚膜化
はホールのn一層l3への到達効率を悪くするので、オ
ン電圧が上昇することが分かった。その結果、オン電圧
とターンオフ時間のトレードオフはN= 1.6 xl
o12am − ”とほぼ同しなることが分かった。本
発明者等は、総量Nをそれらの間に、例えばN=1.4
XIQ13an−2にすることにより、ターンオフ時間
とー7ー オン電圧のトレードオフを改善できることを発見した。
第3図は、オン電圧2V、電流密度100A/dでのn
層l2のキャリア濃度の総量Nとターンオフ時間の関係
を示す本発明者等の実験結果である。N=IX1018
(1)−2程度に最小値があり、3X 1 0 l2a
n−2− 2 . 5 X I Q l3an−2でほ
ぼ均一なターンオフ時間のIGBTが得られることが分
かった。この実験では、耐圧500VのIGBTを得る
ため、n一層13のキャリア濃度は2.5×1013c
m−3、厚さは507zmの結果であるが、本発明者の
別の実験結果、異なる耐圧を得るための違ったn一層l
3をもつIGBTでも同様であることが分かった。さら
に、好ましくは、n層12とp十基板11のキャリア濃
度の最大値の差は注入効率を良くするため20倍以上に
することが良いこと、n層12の厚さはホール■のn一
層13への致達効率を良くするため↓5μm以下が望し
いことが分かった。また、半導体装置lの導電型をPと
nを逆にしても同様であることが分かった。
ー8− なお、特開昭60−117673号において、n層12
の不純物の総量を4X10”以上にすることが計算結果
として得られているが、本発明者等の実験結果、さらに
小さい領域に最適値があることが分かった。また,この
特開昭60−117673号の中でパンチスルー耐圧を
高めるため3 X 1 0 13cm−2にすることが
知られていると開示されているが、本発明者等の実験結
果によると、Nが約1.2X1012(1)−2以上3
 X 1 0 13cn−z未満でも十分な耐圧が得ら
れること、また、3X101s(1)−2ではn層12
の製作上のばらつき等を考え合わせると精度よくターン
オフ時間をそろえることが難しいことが分かった。
本発明の結果、n層12を約I X 1 0 13cm
−2にすることが望しく、この値が製作上少々ばらつい
ても均一なターンオフ時間が得られることが分かった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、製作上n層12のキャリア濃度が少々
変動してもオン電圧を一定にしたまま、ターンオフ時間
を短かく、かつ変動を小さくできるので、高速のIGB
Tを再現性よく得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は半導体装置の一例を示す縦断面図、第2図,第
3図は本発明の効果を説明するための図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、第1の主表面を有する第1導電型の第1の領域と、
    該第1の領域上に形成された第2の主表面を有する第2
    導電型の第2の領域と、該第2の領域内に形成され前記
    第2の主表面に露出した第1導電型の第3の領域と、該
    第3の領域内に形成され前記第2の主表面に露出した第
    2導電型の第4の領域と、該第4の領域と前記第3の領
    域と前記第2の領域にまたがつて前記第2の主表面に絶
    縁膜を介して形成された第1の電極と、前記第3の領域
    と第4の領域に低抵抗接触し、第2の主表面に露出した
    第2の電極と、第1の主表面で第1の領域に低抵抗接触
    した第3の電極を有する半導体装置において、第1の領
    域と第2の領域の間にキャリア濃度の総量が3×10^
    1^2以上2.5×10^1^3以下である第5の領域
    を形成したことを特徴とする半導体装置。 2、特許請求の範囲第1項において、ライフタイムキラ
    ーが導入されていることを特徴とする半導体装置。 3、特許請求の範囲第1項、第2項において、前記第5
    の領域のキャリア濃度の総量が略1×10^1^3cm
    ^−^2で、ライフタイムキラーとして電子が照射され
    ていることを特徴とする半導体装置。 4、特許請求の範囲第1項、第2項、第3項において、
    前記第5の領域のキャリア濃度の最大は、前記第1の領
    域のキャリア濃度の最大の1/20以下であり、前記第
    5の領域の厚さが15μm以下であることを特徴とする
    半導体装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5937671A (en) * 1996-11-08 1999-08-17 Zexel Corporation Liquid tank
JP2007243212A (ja) * 2007-04-27 2007-09-20 Hitachi Ltd 半導体装置およびそれを用いた電力変換装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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