JP2003078139A - 電力用半導体装置 - Google Patents

電力用半導体装置

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JP2003078139A JP2002240859A JP2002240859A JP2003078139A JP 2003078139 A JP2003078139 A JP 2003078139A JP 2002240859 A JP2002240859 A JP 2002240859A JP 2002240859 A JP2002240859 A JP 2002240859A JP 2003078139 A JP2003078139 A JP 2003078139A
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一郎 大村
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明夫 中川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】導通損失の少ない埋め込み絶縁ゲート構造を有
する電力用半導体素子を提供する。 【解決手段】高抵抗のn型ベース層1の裏面に低抵抗の
p型エミッタ層2が形成される。n型ベース層1の表面
内にはp型ベース層3が形成される。p型ベース層3及
びn型ベース層1内には、p型ベース層3を貫通し、n
型ベース層1の途中まで達する深さの複数のトレンチ1
7が形成される。トレンチ17の間に、半導体からなる
トレンチ間領域10が規定される。p型ベース層3の表
面内にはトレンチ17の上部に接する低抵抗のn型エミ
ッタ層4が形成される。トレンチ17内にはゲート絶縁
膜6を介してゲート電極5が埋め込み形成される。ゲー
ト電極5に対面するトレンチ間領域10の側面は{10
0}面からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は大電力を制御するた
めの電力用半導体装置に関し、特に埋め込み絶縁ゲート
構造を有する電力用半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電力制御用の半導体装置として、埋め込
み絶縁ゲート構造を有する装置、例えば、IGBT(In
sulated Gate Bipolar Transistor )が知られている。
図24は埋め込み絶縁ゲート構造を有する従来の半導体
装置(IGBT)を示す断面図である。図25は図24
図示の半導体装置の製造に用いる半導体基板92を示す
平面図である。半導体基板92は、{100}面からな
る主面と、<110>方向に沿って形成されたオリエン
テーションフラット93とを有する。
【0003】図24において、高抵抗のn型ベース層8
1の表面内にはp型ベース層83が形成される。p型ベ
ース層83及びn型ベース層81内には、p型ベース層
83を貫通し、n型ベース層81の途中の深さまで達す
るトレンチ97が形成される。トレンチ97の支配的な
側壁面は{110}面からなる。何故なら、半導体基板
92に形成されるトレンチのパターンは、オリエンテー
ションフラット93に対して平行または垂直に形成され
るからである。
【0004】トレンチ97内にはゲート絶縁膜86を介
してゲート電極85が埋め込み形成される。p型ベース
層83の表面内にはトレンチ97の上部に接するように
低抵抗のn型エミッタ層84が形成される。
【0005】p型ベース層83及びn型エミッタ層84
の両方にコンタクトするようにカソード電極87が配設
される。カソード電極87はゲート電極85から絶縁さ
れる。一方、n型ベース層81の裏面上には低抵抗のp
型エミッタ層82が形成される。p型エミッタ層82上
にはアノード電極88が配設される。
【0006】このように構成された半導体装置の動作
は、以下の通りである。
【0007】即ち、ターンオン時には、ゲート電極85
にカソードに対して正の電圧(正バイアス電圧)を印加
する。この正バイアス電圧により、トレンチ97の周囲
のp型ベース層83にn型チャネルが形成され、n型エ
ミッタ層84とn型ベース層81とが短絡する。また、
この正バイアス電圧により、n型ベース層81内では、
トレンチ97の周囲に電子が蓄積された蓄積層(図示せ
ず)が形成される。
【0008】これにより、上記n型チャネルを介して電
子電流Je がn型ベース層81に流れ、この電子電流J
e に応じた量の正孔がp型エミッタ層82からn型ベー
ス層81に注入される。この結果、n型ベース層81に
キャリアが蓄積され、n型ベース層81は導電変調を起
し、n型ベース層81の抵抗が低下する。このようにし
て、アノード・カソード間に電流が流れる。
【0009】一方、ターンオフ時には、ゲート電極85
にカソードに対してゼロまたは負の電圧(負バイアス電
圧)を印加する。これにより、上記n型チャネルが消滅
し、n型エミッタ層84からn型ベース層81へ電子が
注入されなくなる。この結果、n型ベース層81は導電
変調を起こさなくなり、やがて半導体装置は非導通状態
になる。
【0010】しかしながら、この種の半導体装置には以
下のような問題がある。即ち、電子電流Je の一部であ
る電子電流Jacc は上記蓄積層を通るものの、その大部
分Jb は蓄積層から離れて流れる。この場合、蓄積層か
ら離れた電子は、n型ベース層81から供給される正孔
と、トレンチ間領域90内で再結合し、消滅する。この
ように、電子がトレンチ97直下の領域89に至る前
に、電子と正孔との再結合により消滅すると、領域89
中に蓄積されるキャリアの量は少ないものとなり、導通
損失が大きくなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来の埋
め込み絶縁ゲート構造を有する電力用半導体装置にあっ
ては、トレンチ直下のn型ベース層中に蓄積されるキャ
リアの量が少なく、導通損失が大きくなる。
【0012】従って、本発明は、従来よりも導通損失が
小さい、埋め込み絶縁ゲート構造を有する電力用半導体
装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のある視点は、電
力用半導体装置において、第1導電型エミッタ層と、前
記第1導電型エミッタ層上に形成され、装置のオン状態
において導電変調を起こす第2導電型ベース層と、前記
第2導電型ベース層の表面内に形成された第1導電型ベ
ース層と、前記第1導電型ベース層を貫通し且つ前記第
2導電型ベース層の途中の深さまで到達し、複数の電流
通路を規定するように形成された複数のトレンチと、各
電流通路に対面するようにトレンチ内にゲート絶縁膜を
介して埋め込み形成されたゲート電極と、各電流通路内
で且つ前記第1導電型ベース層の表面内に形成された第
2導電型エミッタ層と、前記第2導電型エミッタ層及び
前記第1導電型ベース層に接続された第1主電極と、前
記第1導電型エミッタ層に接続された第2主電極と、を
具備し、前記ゲート電極に対面する前記電流通路の側面
が実質的に{100}面からなり、装置のオン状態にお
いて、前記電流通路の前記側面内で且つ前記第2導電型
ベース層内に第2導電型キャリアの蓄積層が形成され、
前記蓄積層を通して、前記トレンチより下の前記第2導
電型ベース層内の領域へ前記第2導電型キャリアが注入
されることを特徴とする。
【0014】本発明者等の研究によれば、図24図示の
従来の埋め込み絶縁ゲート構造を有する電力用半導体素
子において、電子電流の大部分が蓄積層から離れて流れ
る原因はトレンチにあることが分かった。
【0015】即ち、従来のトレンチの側壁面は{11
0}面からなり、この場合には蓄積層の抵抗が高くな
る。この結果、電子は高抵抗の蓄積層ではなく、トレン
チ間領域内の低抵抗の他の部分を移動し、電子と正孔と
の再結合により消滅する。このため、トレンチ直下のn
型ベース層中に蓄積されるキャリアの量が少なくなり、
導通損失が大きくなる。
【0016】これに対して、トレンチの側壁面が{10
0}面からなる場合は、蓄積層の抵抗は十分に低くな
り、ほとんどの電子は蓄積層を移動する。即ち、この知
見に基づいた本発明によれば、トレンチの側壁面に沿っ
て形成される蓄積層の抵抗は十分に低くなる。このた
め、第1主電極側(カソード側)のトレンチ直下の第2
導電型ベース層中に蓄積されるキャリアの量が増大し、
従来よりも導通損失が低減される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。なお、以下の実施の形態では
第1導電型をp型、第2導電型をn型とする。
【0018】図1は本発明の実施の形態に係る電力用半
導体装置の要部を示す断面図である。また、図2は図1
図示の電力用半導体装置の製造に用いる半導体基板14
を示す平面図である。半導体基板14は、{100}面
からなる主面と、<100>方向に沿って形成されたオ
リエンテーションフラット15とを有する。
【0019】図1において、高抵抗のn型ベース層1の
裏面に低抵抗のp型エミッタ層2が形成される。n型ベ
ース層1の表面内にはp型ベース層3が形成される。n
型ベース層1の不純物濃度は、2×1014cm-3以下で
あることが好ましい。
【0020】p型ベース層3及びn型ベース層1内に
は、p型ベース層3を貫通し、n型ベース層1の途中ま
で達する深さの複数のトレンチ17が形成される。従っ
て、トレンチ17の間に、半導体からなるトレンチ間領
域10、即ち電流通路が規定される。トレンチ17内に
はゲート絶縁膜6を介してゲート電極5が埋め込み形成
される。
【0021】トレンチ17の表面形状(平面形状)は長
方形で、その短辺は長辺に対して十分に小さい。同長辺
はオリエンテーションフラット15に対して平行または
直角となるように形成される。従って、同長辺に対応す
るトレンチ17及びトレンチ間領域10の界面は{10
0}面に沿って広がる。なお、トレンチ17の表面形状
(平面形状)は長方形に限定されるものではない。要は
ゲート電極5に対面するトレンチ間領域10の側面にお
いて、{100}面が占める割合が十分に高くなるよう
にすればよい。
【0022】p型ベース層3の表面内にはトレンチ17
の上部に接する低抵抗のn型エミッタ層4が形成され
る。p型ベース層3及びn型エミッタ層4の両方にコン
タクトするようにカソード電極7が配設される。カソー
ド電極7はゲート電極5から絶縁される。一方、p型エ
ミッタ層2にコンタクトするようにアノード電極8が配
設される。
【0023】このように構成された電力用半導体装置の
動作は、以下の通りである。
【0024】即ち、ターンオン時には、アノードが正と
なるように、アノード・カソード間に電圧(順バイアス
電圧)を印加した状態で、ゲート電極5にカソードに対
して正の電圧(正バイアス電圧)を印加する。この正バ
イアス電圧により、トレンチ17の周囲のp型ベース層
3にn型チャネル21が形成され、n型エミッタ層4と
n型ベース層1とが短絡する。また、この正バイアス電
圧により、n型ベース層1内では、トレンチ17の周囲
に電子が蓄積された蓄積層22が形成される。
【0025】これにより、n型チャネル21を介して電
子電流Je がn型ベース層1に流れ、この電子電流Je
に応じた量の正孔がp型エミッタ層2からn型ベース層
1に注入される。この結果、n型ベース層1にキャリア
が蓄積され、n型ベース層1は導電変調を起し、n型ベ
ース層1の抵抗が低下する。このようにして、アノード
・カソード間に電流が流れる。
【0026】ここで、図1図示の半導体装置において
は、ゲート電極5に対面するトレンチ間領域10の側面
において{100}面が支配的であるため、トレンチ間
領域90の側面において{110}面が支配的な従来の
装置に比べて、蓄積層22の抵抗が十分に小さくなり、
具体的には約3分の2に低減される。このため、蓄積層
22から離れて流れる電子電流Jb が十分に低減され
る。
【0027】即ち、図1図示の半導体装置においては、
蓄積層22内を移動する電子の割合が、従来の装置に比
べて増加するため、電子は、正孔との再結合により消滅
することなく、効率的にトレンチ17直下の領域9に到
達する。このため、領域9中に蓄積されるキャリアの量
は従来の装置に比べて大きなものとなり、導通損失が小
さくなる。
【0028】実験の結果、図1図示の半導体装置の導通
状態におけるアノード・カソード間の電圧は、トレンチ
間領域の側面において{110}面が支配的な従来の装
置に比べて、約10%低くなることを確認した。また、
電子線を照射してターンオフ時間を調整した場合、図1
図示の半導体装置のアノード・カソード間の電圧は、同
従来の装置に比べて、約15%低くなることを確認し
た。
【0029】図1図示の半導体装置のターンオフ時に
は、ゲート電極5にカソードに対してゼロまたは負の電
圧(負バイアス電圧)を印加する。これにより、上記n
型チャネルが消滅し、n型エミッタ層4からn型ベース
層1へ電子が注入されなくなる。この結果、n型ベース
層1は導電変調を起こさなくなり、やがて半導体装置は
非導通状態になる。
【0030】なお、図1図示の半導体装置はIGBTモ
ードで動作するが、構造上のパラメータを下記の通りに
設定することにより、同じ構造でIEGT(Injection-
Enhanced Gate Transistor)モードで動作させることも
できる。
【0031】即ち、トレンチ17のn型ベース層1中の
部分の深さをDとし、隣り合うトレンチ17の間の距離
(電流通路の幅)を2Ws とし、隣り合うp型ベース層
3の間の距離(隣り合う電流通路の間の距離)を2Wt
とした場合に、X=(Wt +D)/Ws なる式で定義さ
れるXがX≧5を満足するように設定する。
【0032】図3は本発明の別の実施の形態に係る電力
用半導体装置の要部を示す断面図である。なお、以下の
図において、図1と同一部分には同一符号を付して詳細
な説明を省略する。
【0033】この実施の形態の半導体装置が図1図示の
半導体装置と異なる点は、n型ベース層1の一部が低抵
抗のn型アノードショート層16を介してアノード電極
8に接続していることにある。即ち、この実施の形態の
半導体装置はアノードショート構造を採用している。
【0034】図3図示の半導体装置によれば、n型ベー
ス層1中のアノード側の電子がn型アノードショート層
16を介してアノード電極8に排出される。このため、
n型ベース層1中のアノード側のキャリアの蓄積量が減
り、ターンオフ時間が短縮される。
【0035】なお、図4に示すように、低抵抗のn型ア
ノードショート層16をp型エミッタ層2を越えてn型
ベース層1内まで存在するようにしてもよい。p型エミ
ッタ層2とn型ベース層1との間にn型アノードショー
ト層16を形成することにより、n型アノードショート
層16内で電子と正孔とが再結合し、電子・正孔対が消
滅する割合が増加する。このため、p型エミッタ層2か
らn型ベース層1への正孔の注入を抑え、n型ベース層
1中のアノード側のキャリアの蓄積量をより低減するこ
とができる。
【0036】図4の構造は、例えば、n型ベース層1の
裏面内にn型アノードショート層16を拡散形成した
後、n型アノードショート層16の表面内に選択的にp
型エミッタ層2を拡散形成することにより得られる。
【0037】図5は本発明の更に別の実施の形態に係る
電力用半導体装置の要部を示す断面図である。
【0038】この実施の形態の半導体装置が図1図示の
半導体装置と異なる点は、n型ベース層1のアノード側
に低キャリアライフタイム層11を挿設したことにあ
る。
【0039】図5図示の半導体装置によれば、低キャリ
アライフタイム層11により、n型ベース層1中のアノ
ード側のキャリアの蓄積量が減り、図3及び図4図示の
半導体装置と同様、ターンオフ時間が短縮される。
【0040】低キャリアライフタイム層11は、例え
ば、図6に示すように、アノード側からプロトンH+ の
正イオンを照射することにより得られる。また、図6で
は装置構造が完成した後、プロトンH+ を照射している
が、装置構造が完成する前にプロトンH+ を照射して低
キャリアライフタイム層11を形成してもよい。
【0041】図7は本発明の更に別の実施の形態に係る
電力用半導体装置の要部を示す断面図である。
【0042】この実施の形態の電力用半導体装置が図1
図示の半導体装置と異なる点は、カソード電極7が全て
のトレンチ間領域10にコンタクトせず、一部のトレン
チ間領域10に周期的にコンタクトすることにある。よ
り具体的には、カソード電極7とコンタクトし、電流通
路として機能するトレンチ間領域10aと、絶縁層25
で覆われ、電流通路として機能しないダミートレンチ間
領域10bとが交互に配設される。トレンチ間領域10
a、10b内には選択的にn型エミッタ層4が形成され
る。従って、カソード電極7はp型ベース層3及びn型
エミッタ層4の両方にコンタクトする。
【0043】図7図示の半導体装置によれば、カソード
電極7とコンタクトしないダミートレンチ間領域10b
には電流が流れないため、ダミートレンチ間領域10b
が実質的にトレンチの一部として機能する。この結果、
p型ベース層3の実効的な面積が小さくなり、n型ベー
ス1のカソード側に蓄積された正孔がカソード電極7に
排出される際の抵抗が大きくなる。これにより、n型ベ
ース層1のカソード側のキャリアの蓄積層が増加し、導
通損失が更に低減される。
【0044】また、IEGTモードで動作させるには、
トレンチ17のうちn型ベース層1中の部分の深さをD
とし、トレンチ間領域10aの{100}側面の間の距
離(電流通路の幅)を2Ws とし、隣り合うトレンチ間
領域10aの間の距離(隣り合う電流通路の間の距離)
を2Wt とした場合に、X=(Wt +D)/Ws なる式
で定義されるXがX≧5を満足するように設定する。
【0045】なお、n型エミッタ層4は、p型ベース層
3内で隣り合うトレンチ17間を横断する複数の領域か
らなるものであってもよい。また、図8に示すように、
n型エミッタ層4を、ダミートレンチ間領域10bに形
成せず、トレンチ間領域10aにのみ形成しても同様の
効果が得られる。
【0046】図9は本発明の更に別の実施の形態に係る
電力用半導体装置の要部を示す断面図である。
【0047】この実施の形態の電力用半導体装置が図1
図示の半導体装置と異なる点は、n型ベース層1とp型
エミッタ層2との間に低抵抗のn型バッファ層19を配
設したことにある。
【0048】図10は本発明の更に別の実施の形態に係
る電力用半導体装置の要部を示す断面図である。
【0049】この実施の形態の電力用半導体装置が図5
図示の半導体装置と異なる点は、低キャリアライフタイ
ム層11とp型エミッタ層2との間に低抵抗のn型バッ
ファ層19を配設したことにある。
【0050】図11は本発明の更に別の実施の形態に係
る電力用半導体装置(電力用ダイオード)の要部を示す
断面図である。
【0051】図11において、高抵抗のn型ベース層1
の裏面には低抵抗のp型エミッタ層2が形成される。n
型ベース層1内にはその途中の深さまで達する複数のト
レンチ17が形成される。従って、トレンチ17の間
に、半導体からなるトレンチ間領域10、即ち電流通路
が規定される。n型ベース層1の不純物濃度は、2×1
14cm-3以下であることが好ましい。
【0052】n型ベース層1の表内面には、トレンチ1
7に接して低抵抗のn型エミッタ層4が形成される。ト
レンチ17内にはゲート絶縁膜6を介してゲート電極5
が埋め込み形成される。n型エミッタ層4にコンタクト
し、且つゲート電極5と絶縁が保たれるようにカソード
電極7が配設される。p型エミッタ層2にコンタクトす
るようにアノード電極8が配設される。
【0053】図11図示の電力用半導体装置も、図1乃
至図10図示の電力用半導体装置と同様に、図2図示の
半導体基板を使用して形成される。トレンチ17の表面
形状(平面形状)は長方形で、その短辺は長辺に対して
十分に小さい。同長辺はオリエンテーションフラット1
5に対して平行または直角となるように形成される。従
って、同長辺に対応するトレンチ17及びトレンチ間領
域10の界面は{100}面に沿って広がる。なお、ト
レンチ17の表面形状(平面形状)は長方形に限定され
るものではない。要はゲート電極5に対面するトレンチ
間領域10の側面において、{100}面が占める割合
が十分に高くなるようにすればよい。
【0054】このように構成された電力用半導体装置の
動作は、以下の通りである。
【0055】即ち、ターンオン時には、アノードが正と
なるように、アノード・カソード間に電圧(順バイアス
電圧)を印加する。ここで、ゲート電極5がカソードと
等電位の時には、p型エミッタ層2及びn型エミッタ層
4から夫々正孔及び電子がn型ベース層1に注入され
る。これにより、n型ベース層1内にキャリアが蓄積さ
れてn型ベース層1の抵抗が低下し、半導体装置は導通
状態となる。
【0056】また、ゲート電極5に正バイアス電圧が印
加されると、トレンチ17の周囲に電子が蓄積された蓄
積層22が形成される。これにより、n型エミッタ層4
からn型ベース層1への電子注入は実質的に蓄積層22
を通じて行なわれるようになる。一方、n型ベース層1
内に蓄積された正孔は、トレンチ17間の狭い領域を通
じてカソードへ排出される。このため、正孔の排出抵抗
が大きくなり、n型ベース層1内のトレンチ17直下の
領域中にキャリアが蓄積される。従って、本半導体装置
の導通損失がより低くなる。
【0057】図11図示の半導体装置のターンオフ時に
は、アノード・カソード間にゼロまたは逆バイアス電圧
を印加する。これにより、p型エミッタ層2及びn型エ
ミッタ層4からn型ベース層1へ夫々正孔及び電子が注
入されなくなる。この結果、n型ベース層1は導電変調
を起こさなくなり、やがて半導体装置は非導通状態にな
る。
【0058】また、アノード・カソード間に順バイアス
電圧を印加したままでも、ゲート電極5にカソードに対
して負の電圧(負バイアス電圧)を印加することによ
り、本半導体装置をターンオフすることができる。この
場合、トレンチ17の側壁面からn型ベース層1へ伸び
る空乏層が互いに接触して、n型エミッタ層4からの電
子の注入をピンチオフすることにより、本半導体装置が
非導通状態になる。
【0059】なお、図11図示の半導体装置の変更例と
して、埋め込み構造のゲート電極5をカソード側ではな
く、アノード側に配設することができる。また、カソー
ド側及びアノード側の両方にゲート電極5を設けてもよ
い。この場合、アノード電極8に対してゲート電極5に
負バイアス電圧を印加することによって、同様な効果が
得られる。
【0060】また、図12に示すように、n型エミッタ
層4内にカソード電極7及びn型ベース層1に接するよ
うに、低抵抗のp型ショート層18を形成してもよい。
なお、p型ショート層18は、n型エミッタ層4内で隣
り合うトレンチ17間を横断する複数の領域からなるも
のであってもよい。
【0061】また、n型ベース層1とp型エミッタ層2
との間に低抵抗のn型バッファ層19(図9参照)を配
設してもよい。
【0062】図13は本発明の更に別の実施の形態に係
る電力用半導体装置の要部を示す平面図である。図1
4、図15、図16及び図17は、図13中の夫々XIV
−XIV線、XV−XV線、XVI −XVI 線及びXVII−XVII線に
沿った断面図である。
【0063】高抵抗のn型ベース層31の裏面に低抵抗
のn型バッファ層32を介して低抵抗のp型エミッタ層
33が形成される。n型ベース層31の表面内にはp型
ベース層34が拡散形成される。n型ベース層31の不
純物濃度は、2×1014cm -3以下であることが好まし
い。
【0064】p型ベース層34及びn型ベース層31内
には、p型ベース層34を貫通し、n型ベース層31の
途中まで達する深さの複数のトレンチ35が形成され
る。トレンチ35はストライプ状で微小な間隔をおいて
平行に配置される。従って、トレンチ35の間に、半導
体からなるトレンチ間領域45、即ち電流通路が規定さ
れる。トレンチ35内にはゲート絶縁膜36を介してゲ
ート電極37が埋め込み形成される。
【0065】トレンチ35の表面形状(平面形状)は長
方形で、その短辺は長辺に対して十分に小さい。同長辺
はオリエンテーションフラット15(図2参照)に対し
て平行または直角となるように形成される。従って、同
長辺に対応するトレンチ35及びトレンチ間領域45の
界面は{100}面に沿って広がる。なお、トレンチ3
5の表面形状(平面形状)は長方形に限定されるもので
はない。要はゲート電極37に対面するトレンチ間領域
45の側面において、{100}面が占める割合が十分
に高くなるようにすればよい。
【0066】p型ベース層34の表面内には低抵抗のn
型エミッタ層38が拡散形成される。また、n型ベース
層31内には、トレンチ35と同じ深さに低抵抗のp型
リング層39が、1グループ(例えば500〜2000
本の)のトレンチ35を包囲するように形成される。p
型リング層39の、トレンチ35の長辺に対して直角な
領域上には、厚い絶縁膜40を介してゲート引出し電極
41が配設される。ゲート引出し電極41は、トレンチ
35の端部でゲート電極37とコンタクトする。
【0067】p型ベース層34及びn型エミッタ層38
の両方にコンタクトするようにカソード電極42が配設
される。ゲート電極37とカソード電極42とは厚い絶
縁膜46により絶縁される。また、ゲート引出し電極4
1にコンタクトするように、電極41上に低抵抗化電極
43が配設される。低抵抗化電極43は、Al等の金属
の薄膜からなる。カソード電極42と低抵抗化電極43
とは、異なる領域に配置され、互いに絶縁される。ま
た、p型エミッタ層33にコンタクトするようにアノー
ド電極44が配設される。
【0068】p型リング層39は、本半導体装置がオフ
状態において、アノード・カソード間に印加される電圧
により空乏化しないように、十分高いキャリア濃度を有
する。具体的には、p型リング層39は、1×1017
-3以上の平均キャリア濃度を有することが望ましい。
【0069】なお、図13乃至図17図示の半導体装置
において、n型エミッタ層38は、トレンチ間領域45
内において、p型ベース層34の表面内全体に形成され
るが、図1図示の半導体装置のように、トレンチ35の
長辺に沿って且つこれに接するように部分的に形成して
もよい。この場合、p型ベース層34は、n型エミッタ
層38間でカソード電極42とコンタクトする。
【0070】図13乃至図17図示の半導体装置のオフ
状態、即ちカソード電極42が接地され、ゲート電極3
7にしきい値電圧以下の電圧が印加された状態におい
て、アノード電極44に所定の正電圧が印加されると、
n型ベース層31内のトレンチ35近傍の電位分布は図
14中に破線で示すようになる。図14図示の如く、p
型リング層39を形成することにより、トレンチ35の
底部のコーナーにおいても、等電位線は直線的となり、
電界集中が緩和される。これにより本半導体装置の耐圧
の劣化を防ぐことができる。
【0071】図18は本発明の更に別の実施の形態に係
る電力用半導体装置の要部を示す平面図である。図19
及び図20は、図18中の夫々XIX −XIX 線及びXX−XX
線に沿った断面図である。また、図18中のXV−XV線及
びXVI −XVI 線に沿った断面は、夫々図15及び図16
図示の断面と実質的に同一となる。なお、以下の図にお
いて、図13乃至図17と同一部分には同一符号を付し
て詳細な説明を省略する。
【0072】この実施の形態の電力用半導体装置が図1
3乃至図17図示の半導体装置と異なる点は、カソード
電極42が全てのトレンチ間領域45にコンタクトせ
ず、一部のトレンチ間領域45に周期的にコンタクトす
ることにある。より具体的には、カソード電極42にコ
ンタクトし、電流通路として機能するトレンチ間領域4
5aと、絶縁層46で覆われ、電流通路として機能しな
いダミートレンチ間領域45bとが交互に配設される。
【0073】図18乃至図20図示の半導体装置によれ
ば、カソード電極42とコンタクトしないダミートレン
チ間領域45bには電流が流れないため、ダミートレン
チ間領域45bが実質的にトレンチの一部として機能す
る。この結果、p型ベース層43の実効的な面積が小さ
くなり、n型ベース31のカソード側に蓄積された正孔
がカソード電極42に排出される際の抵抗が大きくな
る。これにより、n型ベース層31のカソード側のキャ
リアの蓄積層が増加し、導通損失が更に低減される。
【0074】図21は本発明の更に別の実施の形態に係
る電力用半導体装置の要部を示す平面図である。図22
は、図21中のXXII−XXII線に沿った断面図である。
【0075】この実施の形態の電力用半導体装置が図1
3乃至図17図示の半導体装置と異なる点は、p型リン
グ層39を拡散形成した後にトレンチ35を形成したこ
とにある。このため、p型不純物が横方向に拡散し、ト
レンチ35を形成する領域までp型リング層39が広が
る。
【0076】このような構造の場合、ラッチアップ耐量
(ラッチアップ開始電流)を上げるため、p型リング層
39のパターンエッジから横方向拡散距離よりも長い距
離L1だけ離れていないトレンチ間領域45内には、n
型エミッタ層38を形成しないようにする。
【0077】また、p型不純物の横方向拡散を予め考慮
し、図23図示の如く、p型リング層39のパターンエ
ッジを、トレンチ35の幅よりも小さい距離L2だけト
レンチ35の側面より外側に配置してもよい。
【0078】図22及び23図示の半導体装置のオフ状
態において、アノード電極44に所定の正電圧が印加さ
れた際の、n型ベース層31内のトレンチ35近傍の電
位分布は夫々図22及び図23中に破線で示すようにな
る。
【0079】
【発明の効果】本発明に係る電力用半導体装置によれ
ば、トレンチ内に配設されたゲート電極に対面する電流
通路の側面の支配的な面方位を{100}面とすること
により、オン状態におけるトレンチ直下のベース層中に
蓄積されるキャリアの量を増大させ、従来よりも導通損
失を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電力用半導体装置の
要部を示す断面図。
【図2】図1図示の電力用半導体装置の製造に用いる半
導体基板を示す平面図。
【図3】本発明の別の実施の形態に係る電力用半導体装
置の要部を示す断面図。
【図4】本発明の更に別の実施の形態に係る電力用半導
体装置の要部を示す断面図。
【図5】本発明の更に別の実施の形態に係る電力用半導
体装置の要部を示す断面図。
【図6】図5図示の電力用半導体装置の低キャリアライ
フタイム層の形成方法を説明するための図。
【図7】本発明の更に別の実施の形態に係る電力用半導
体装置の要部を示す断面図。
【図8】本発明の更に別の実施の形態に係る電力用半導
体装置の要部を示す断面図。
【図9】本発明の更に別の実施の形態に係る電力用半導
体装置の要部を示す断面図。
【図10】本発明の更に別の実施の形態に係る電力用半
導体装置の要部を示す断面図。
【図11】本発明の更に別の実施の形態に係る電力用半
導体装置の要部を示す断面図。
【図12】本発明の更に別の実施の形態に係る電力用半
導体装置の要部を示す断面図。図5の電力用半導体装置
の変形例を示す断面図
【図13】本発明の更に別の実施の形態に係る電力用半
導体装置の要部を示す平面図。
【図14】図13中のXIV −XIV 線に沿った断面図。
【図15】図13中のXV−XV線に沿った断面図。
【図16】図13中のXVI −XVI 線に沿った断面図。
【図17】図13中のXVII−XVII線に沿った断面図。
【図18】本発明の更に別の実施の形態に係る電力用半
導体装置の要部を示す平面図。
【図19】図18中のXIX −XIX 線に沿った断面図。
【図20】図18中のXX−XX線に沿った断面図。
【図21】本発明の更に別の実施の形態に係る電力用半
導体装置の要部を示す平面図。
【図22】図21中のXXII−XXII線に沿った断面図。
【図23】本発明の更に別の実施の形態に係る電力用半
導体装置の要部を示す断面図。
【図24】従来の電力用半導体装置の要部を示す断面
図。
【図25】図24図示の電力用半導体装置の製造に用い
る半導体基板を示す平面図。
【符号の説明】
1、31…n型ベース層(第2導電型ベース層) 2、33…p型エミッタ層(第1導電型エミッタ層) 3、34…p型ベース層(第1導電型ベース層) 4、38…n型エミッタ層(第2導電型エミッタ層) 5、37…ゲート電極 6、36…ゲート絶縁膜 7、42…カソード電極(第1の主電極) 8、44…アノード電極(第2の主電極) 10、45…トレンチ間領域 11…低キャリアライフタイム層 16…n型アノードショート層 17、35…トレンチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/78 H01L 29/78 655F (72)発明者 中川 明夫 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 大橋 弘通 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型エミッタ層と、 前記第1導電型エミッタ層上に形成され、装置のオン状
    態において導電変調を起こす第2導電型ベース層と、 前記第2導電型ベース層の表面内に形成された第1導電
    型ベース層と、 前記第1導電型ベース層を貫通し且つ前記第2導電型ベ
    ース層の途中の深さまで到達し、複数の電流通路を規定
    するように形成された複数のトレンチと、 各電流通路に対面するようにトレンチ内にゲート絶縁膜
    を介して埋め込み形成されたゲート電極と、 各電流通路内で且つ前記第1導電型ベース層の表面内に
    形成された第2導電型エミッタ層と、 前記第2導電型エミッタ層及び前記第1導電型ベース層
    に接続された第1主電極と、 前記第1導電型エミッタ層に接続された第2主電極と、
    を具備し、前記ゲート電極に対面する前記電流通路の側
    面が実質的に{100}面からなり、装置のオン状態に
    おいて、前記電流通路の前記側面内で且つ前記第2導電
    型ベース層内に第2導電型キャリアの蓄積層が形成さ
    れ、前記蓄積層を通して、前記トレンチより下の前記第
    2導電型ベース層内の領域へ前記第2導電型キャリアが
    注入されることを特徴とする電力用半導体装置。
  2. 【請求項2】前記第1導電型エミッタ層と前記第2導電
    型ベース層との間に配設された第2導電型バッファ層を
    更に具備することを特徴とする請求項1に記載の電力用
    半導体装置。
  3. 【請求項3】前記第2導電型ベース層内に形成された低
    キャリアライフタイム層を更に具備することを特徴とす
    る請求項1または2に記載の電力用半導体装置。
  4. 【請求項4】各トレンチが、複数のトレンチ部分と、前
    記トレンチ部分間に位置し且つ表面を絶縁膜により被覆
    されたダミートレンチ間領域とからなることを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれかに記載の電力用半導体装
    置。
  5. 【請求項5】前記トレンチ及び電流通路を包囲し、且つ
    前記トレンチと実質的に同じ深さを有するように前記第
    2導電型ベース層の表面内に形成された第1導電型リン
    グ層を更に具備することを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれかに記載の電力用半導体装置。
  6. 【請求項6】前記ゲート電極に接続され且つ前記第1導
    電型リング層上に絶縁膜を介して配設されたゲート引出
    し電極と、前記引出し電極上に配設された金属薄膜から
    なる低抵抗化電極と、を更に具備することを特徴とする
    請求項5に記載の電力用半導体装置。
  7. 【請求項7】前記第2導電型ベース層は、前記第1導電
    型エミッタ層に並設された第2導電型ショート層を介し
    て前記第2主電極と電気的に接続されることを特徴とす
    る請求項1乃至6のいずれかに記載の電力用半導体装
    置。
  8. 【請求項8】前記第2導電型ベース層の不純物濃度が2
    ×1014cm-3以下であることを特徴とする請求項1乃
    至7のいずれかに記載の電力用半導体装置。
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