JPH03270309A - 多電極構成型弾性表面波素子 - Google Patents

多電極構成型弾性表面波素子

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JPH03270309A
JPH03270309A JP2069121A JP6912190A JPH03270309A JP H03270309 A JPH03270309 A JP H03270309A JP 2069121 A JP2069121 A JP 2069121A JP 6912190 A JP6912190 A JP 6912190A JP H03270309 A JPH03270309 A JP H03270309A
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electrodes
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acoustic wave
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JP2069121A
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Yoshio Sato
良夫 佐藤
Osamu Igata
理 伊形
Tsutomu Miyashita
勉 宮下
Mitsuo Takamatsu
高松 光夫
Takashi Matsuda
隆志 松田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔目次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術(第14図〜第16図) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 作用 実施例(第1図〜第13図) 発明の効果 〔概要〕 多電極構成型弾性表面波素子に関し、 高周波数帯域に用いる多電極構成型弾性表面波素子の帯
域外減衰量と通過帯域中特性を改善することを目的とし
、 圧電体基板上に、正規型すだれ状電極からなる複数の入
力用電極と複数の出力用電極とを交互に入り組ませて配
列し、最外側の両側にストリップ型の反射器を設けた多
電極構成型弾性表面波素子において、前記複数の入力用
電極と前記複数の出力用電極のそれぞれの電極対数が異
なり、かつ、前記複数の入力用電極と前記複数の出力用
電極相互の間でも電極対数が異なるように多電極構成型
弾性表面波素子を構成する。さらに、入出力電極の中心
間の距離を所定の大きさにし、かつ、電極群の両側に設
ける反射器をオープンストリップ型構成にして効果をよ
り高めるように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は多電極構成型弾性表面波素子、とくに、多電極
構成型弾性表面波フィルタの入出力電極と反射器の構成
および配置に関する。
近年、情報処理機器や通信機器の高速化にともなって、
搬送波や信号波の周波数帯は益々高周波域にシフトして
きており、それに対応して高周波における安定度の高い
基準信号の発生や2位相同期用の素子、あるいは、フィ
ルタなどが必要となり、最近はこれらの用途に弾性表面
波素子、たとえば、弾性表面波フィルタや弾性表面波共
振子が使用されるようになってきた。
今後、その小形、安価という特徴を生かして、自動車電
話、携IF電話などの移動体無線への展開が期待されて
おり、より安価で高性能、たとえば、帯域外減衰量や通
過帯域特性の優れた弾性表面波フィルタの開発が求めら
れている。
〔従来の技術〕
弾性表面波素子、たとえば、弾性表面波フィルタは、電
気−機械結合係数が大きく、しかも周波数の温度係数が
比較的小さい圧電体基板、たとえば、36°回転Yカッ
トーX伝播LiTa0z(36°Y−X LiTa0z
)単結晶基板の上に、Aj2などからなる入力用および
出力用のすだれ状電極を設けた3端子あるいは4@子型
素子である。
すだれ状電極(櫛型電極とも呼ばれる)の櫛歯の巾(L
)、櫛歯間のスペース(S) 、 4’!歯ピツチ(P
)は表面波の波長をλとすると、通常、L =S−λ/
4.P−λ/2といった設計値のものが多い。たとえば
、中心周波数835MHzを得るためには、前記基vi
lのX伝播表面波の音速4090m / sからλ=4
.9 μmが算出され、電極ピッチは2.45μm電極
巾および電極間隔は1.23μmといった値となる。通
常、入力用および出力用のすだれ状電極の一組を対面さ
せた構成のものが多いが、用途によって、たとえば、自
動車電話や携帯電話などの分野では低損失(たとえば、
挿入損失:3〜5 dB以下)、広帯域(たとえば、中
心周波数: 835MHz以上で通過帯域中:25MH
z以上)、抑圧度の優れた(たとえば帯域外減衰量:2
4〜25dB)弾性表面波フィルタが要求されるように
なっている。
このような性能を満たすために、種々の方法が提案され
ているが、その代表的なものに多電極構成型弾性表面波
フィルタがある(たとえば、M、Lewis、1982
 Ultrasonics Syn+posiulII
Proceedings、PI3)。
第14図は多電極構成型弾性表面波フィルタの基本構成
例を示すブロック図で、同図(イ)は出力用電極が奇数
の場合、同図(ロ)は出力用電極が偶数の場合である。
図中、2゛は入力用電極、3′は出力用電極、4“は反
射器、20は入力端子部、30は出力端子部である。ま
た、0Nは出力用電極の対数1iNは入力用電極の対数
である。同図(イ)は6人カー5出力の場合であり、同
図(ロ)は7人カー6出力の場合である。いずれの場合
も入力用電極と出力用電極とを交互に入り込ませて配置
した多段電極構成になっている。なお、圧電体基板の図
示は省略しである。
第15図は従来の多電極構成型弾性表面波フィルタの櫛
型電極配置例を示す模式図で、6人カー5出力の場合で
ある。図中、1は圧電体基板であり、d′は入出力電極
中心間の距離である。反射器4はストリップ状の電極の
両端を短絡させた。いわゆる、ショートストリップ型の
反射器であり、図では簡略化のため入出力電極は櫛歯電
極指の交差長が等しい、いわゆる、正規型−正規型構成
の場合で、しかも、反射器を含めて各電極対数は正確で
なく模式的に示しである。
このような多電極構成型弾性表面波フィルタでも特性改
善を図って種々の改良変形例が提案されている。たとえ
ば、入出力電極の櫛歯電極指の交差長を変えた。いわゆ
る、アポタイズ電極にしたり(たとえば、仏国特許第6
911765)、入出力電極の櫛歯電極指を間引きして
重み付けする。いわゆる、間引き電極法(たとえば、特
開昭5O−40259)を用いたり、入出力電極の櫛歯
電極対数を変えるいわゆる、入出力電極対数比の変化法
(たとえば、特開昭49−66051)などの例が出さ
れている。 たとえば、第16図は従来の多電極構成型
弾性表面波フィルタの通過帯域特性例を示す図で、縦軸
は減衰量(または挿入損失)、横軸は周波数を取ったも
のである。なお、試料は36°Y  X LiTa0:
+基板に正規型−正規型、6人カー5出力の多段電極と
し、□Nは19対、0Nは30対であり、反射器はいず
れも30対のショートストリップ型のものを用いた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来の多電極構成型弾性表面波フィルタで
は、第16図のデータから明らかなように、高性能を要
求される用途には充分な特性を得ることができない。と
くに、帯域外減衰量が13 dB程度に止まり、通過帯
域の大きなリンプル(もしくは、デイツプ)が生してお
り、広い通過帯域を保証することが困難であるなどの重
大な問題があり、その解決が必要であった。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題は、圧電体基板l上に、正規型すだれ状電極
からなる複数の入力用電極2と複数の出力用電極3とを
交互に入り組ませて配列し、最外側の両側にストリップ
型の反射器4を設けた多電極構成型弾性表面波素子にお
いて、前記複数の入力用電極2と前記複数の出力用電極
3のそれぞれの電極対数が異なり、かつ、前記複数の入
力用電極2と前記複数の出力用電極3相互の間でも電極
対数が異なる多電極構成型弾性表面波素子により解決す
ることができる。さらに、前記入力用電極2の電極対数
iNと前記出力用電極3の電極対数0Nとの比(iN 
/ ON)、すなわち、入出力電極対数比をTとしたと
き、隣接する全ての入出力電極間において、r =0.
13±0.07の一定値を有しかつ、前記2つの反射器
4がオープンストリップ型であり、また、前記複数の出
力用電極3の中で電極対数が最も多い出力用電極の電極
対数を0N。
とし、その両側にそれぞれ配列された出力用電極3のう
ちの前記最大電極対数の出力用電極から、m番目の出力
用電極3の電極対数を0N”として(ただし、mは正の
整数)、電極対数逓減率αを±[(oNooN” )/
0N0(m  l)] で表すとα=±(0゜07±0
.01)であり、また、前記入力用電極2と前記出力用
電極3の相隣る電極のそれぞれの中心の間隔をd7弾性
表面波の波長をλ、nを正の整数としたとき、d= (
n十β)・λの関係で表され、かつ、β=0.17〜0
.25であり、また、前記2つの反射器4の電極対数が
、前記出力用電極3のうちの前記最大電極対数0Noの
±17%以内の電極対数になるようにした前記多電極構
成型弾性表面波素子によって極めて効果的に解決するこ
とができる。
〔作用〕
本発明によれば、極めて複雑に関係する多電極構成型弾
性表面波フィルタの主要パラメータを取り出し、よく知
られたスミスの等価回路モデルを用い、櫛型電極を4端
子対回路で表し、これから本発明者らが独自に機械系端
子と電気系端子との4×4のFマトリクス(転送行列)
を求め、これを更に10 X 10の10端子対回路に
拡張し、最終的にその通過特性を決める式を求め、それ
をシミュレーションツールとして各種パラメータ間の最
適関係を決定し、さらに、試料の試作実験データと対応
させて、それら最適条件による入出力電極および反射器
の構成や配置を決めているので、高性能で、かつ、再現
性のよい多電極構成型弾性表面波フィルタを安価に設計
・製作することができるのである。
〔実施例〕
具体的な試料の設計・試作を行うのに先立ってまず、ス
ミスの等価回路(W、R,Sm1th、et、al、、
 rEEETrans、 on MTT、vol、MT
T−20,No、7.p458.1972)を用い、本
発明者ら独自のシミュレーションツールを作成した。櫛
型電極を4端子対で表し、機械系端子の、■と電気系端
子■、■との4×4のFマトリクス(転送行列)を求め
ると次式のごとくになる。
こ\で、el+j182+ j2  は機械系端子■と
■における変数で、eは音圧、iは粒子速度を表し、e
ff+11、 e4. i4は電気系端子■と■におけ
る変数で、eは電圧、iは電流を表す。また、 5A−cos(θlI)・cos(θ9 )  [(q
”+1)/2ql・5in(θ、)・5in(θ9) S 11=cos(θII)・cos(θ、 )  +
5in(θII)(a−q”d)/q SC=cos(θlI)・cos(θ、 ) +5in
(θ1)(q2a−d)/q q=Zo/L = vg/Va =i +k”/2a=
cos2(θ、/2) d−sin”(θ9/2) r ’= (1)’ 5QRT(2fo ・Go ・k
” ・Zo)C,=ε。5QRT (ε、・ε3:l)
/2  :電極1本の静電容量 Zo(Z 、 ) : 自由表面(電極)下における音
響インピーダンス V9(V、%):自由表面(電極)下における音速θ9
 =[(lc”+2)/(k2+4) l・(πf/f
o) : 自由表面下における音波の位相回転量(「は
周波数) θい= [2/(k2+4) ]・(πf/fo) :
電極下における音波の位相回転量 に2:電気機械結合係数で36’ Y  XLiTaO
x単結晶基板の場合は0.05 fO: 4fi型電極のピッチ(λ。)から決まる共振
周波数でV、 /λ。である。
なお、5QRTは平方根(Square Root)を
示す。
上記(1)式の4×4のFマトリクス(転送行列)を基
本として、入力電極、出力電極1反射器、伝播路の全て
を縦続接続し、入力電極、出力電極反射器の各電気系端
子を独立させて、10 X 10のFマトリクス、すな
わち、10端子回路網に拡張する。
これに適当な負荷条件を設定して、一方の電気系端子を
入力とし、他方の電気系端子を出力とする2端子回路網
へ変換する。結局、2×2の転送行列(マトリクス要素
はA、B、C,Dで周波数の関数である)により表され
、その通過特性Sz+(周波数の関数)として次式を導
出した。
s!+−2・5QRT(R=−・RouL )/(A−
R、、ut  +B+c  −p、、 −R(luL 
 +  D −R;、、)  −−−−(2)こXで、
R111は電源インピーダンス、Ro、は負荷インピー
ダンスである。
上記(2)式をシミュレーションツールとして各種条件
を設定してコンピュータで計算し、さらに、実際に試料
を作製して測定し、目標値を満足する最適条件を決定し
た。以下に本発明の実施例について説明する。
第1図は本発明の電極配置の基本構成例を説明するブロ
ック図で、同図(イ)は出力用電極が奇数個で中心対称
配置の場合、同図(ロ)は出力用電極が偶数個で中心対
称配置の場合、同図(ハ)は出力用電極が奇数個で中心
非対称配置の場合である。図中、2は入力用電極、3は
出力用電極、4は反射器である。
なお、前記従来例の諸国面で説明したものと同等の部分
については同一符号を付し、かつ、同等部分についての
説明は省略する。
こ\で、斜線で示した出力用電極3は最大電極対数であ
る0Noを有し、それから左右の出力用電極3は0No
よりも小さく、かつ、等しい電極対数である0Nlを有
しており、順次外側に行くほどその対数は逓減している
また、最大電極対数である0Noを有する出力用電極3
の両側、あるいは、最大電極対数0Ni1を有する2つ
の出力用電極3の間の入力用電極2は、入力用電極2と
しては最大の電極対数iNilを有しそれから左右の入
力用電極2はiNOよりも小さく。
かつ、等しい電極対数である0Nlを有しており、順次
外側に行くほどその対数は逓減している。
また、最大電極対数である0Noを有する出力用電極3
の両側、あるいは、最大電極対数0NOを有する2つの
出力用電極3の間の入力用電極2は、入力用電極2とし
ては最大の電極対数iN11を有しそれから左右の入力
用電極2はiNilよりも小さく:かつ、等しい電極対
数であるiN+を有している。
すなわち、複数の入力用電極2と前記複数の出力用電極
3のそれぞれの電極対数が異なり、かつ、前記複数の入
力用電極2と前記複数の出力用電極3相互の間でも電極
対数が異なるように多電極構成型弾性表面波フィルタを
構成する。
第2図は本発明の第1実施例を示す図で、正規型−正規
型構成である。反射器4は図示したごとく電気的負荷が
開放されているオープンストリップ型にした。図中、d
は入力用電極2の中心と出力用電極3の中心の間の距離
である。
なお、前記の諸国面で説明したものと同等の部分につい
ては同一符号を付し、かつ、同等部分についての説明は
省略する。
第3図は帯域外減衰量と入力電極対数の関係を示す図で
、前記第2図の構成で出力電極対数0N=30と一定に
し、入力電極対数iNを変えてシミュレーションを行っ
た結果をプロットしたもので、入力電極対数iNが22
近辺で最も大きな帯域外減衰量が得られた。
第4図は入出力電極対数の最適関係を示す図で縦軸に入
力電極対数iN +横軸に出力電極対数0Nを取っであ
る。前記第3図は出力電極対数0N=30と固定した場
合であるが、この図では0NとiNのいずれも変化させ
て通過特性を計算し、帯域外減衰量30dBレベルにな
る条件についてプロットしたものである。計算値は一本
の直線状によく載っており、その傾斜、すなわち、入出
力電極対数比γ(iNi0N) =0.73が得られる
。これと前記第2図に示した帯域外減衰量の実用的な許
容巾を2dB程度に設定すると最適な入出力電極対数比
は次式のごとく決めることができる。
r =O,’13±0.07−−−−・−・・−−−一
−・−・−−−−−−−−−(3)第5図は本発明の第
1実施例の通過帯域特性を示す図である。
試料は基板1として、厚さ0.5 mm、中1.2mm
、長さ2.2mmの36@Y−XLiTa03単結晶基
板を用い、電極材料はA 1.−Cuを厚さ約170n
mにスパッタして薄膜を形成し、櫛型電極の電極指中と
スペースとが1.2μmになるようにホトエツチングし
て電極および反射器を形成した。この電極形成法はすで
に公知のものであるので、詳細な説明は省略する。
電極設計は前記シごユレーシゴン結果に基づいて行った
が、7人カー6出力の多電極III′Ii、とし、人力
電極対数iN =22で一定、出力電極対数0N=30
で一定、すなわちr =0.73.入力用電極2の中心
と出力用電極3の中心の間の距離d=(n+0.25)
・λとし1反射器4はそれぞれ30対のオープンストリ
ップ型とした一例を示したものである。
図から明らかなように、第15図の従来の多電極構成型
弾性表面波フィルタに比較して、帯域外減衰量1通過帯
域リップル特性とも大巾に改善されている。たクシ、計
算データのような大きな帯域外減衰量は得られていない
第6図は本発明の第2実施例の通過帯域特性を示す図(
その1)で、同図(イ)はシミュレーション結果、同図
(ロ)は実験結果である。
本実施例では入出力電極対数比T =0.73±0.0
6を保ちながら、出力電極対数0Nを最大値の0Noか
ら両側に向かって順次逓減するようにした。電極構成は
7人カー6出力で第1図(ロ)に示した中心対称配置の
場合である。出力電極対数は0N’ =30゜0N’=
28.0N” =26、入力電極対数はiN’=22 
iN’=20、1N2=19とした場合である。
いま、電極対数ifi滅率αを下記(4)式で定義する
と、この例ではα=0.07となる。
α−上(ON’ −ON’ )/0N0(m −1) 
−−−−−−−−(4)なお、こ\でmは正の整数であ
り、士符号は最大出力電極対数0Noの電極の左右両側
の勾配が逆符号であることを示す。
なお、その他の条件は前記第1実施例の場合と同様であ
る。なお、図中のΔfallは通過帯域のリップルがΔ
S、の場合の通過端域中を示す。
シミュレーション結果も実験結果も、ともに帯域外減衰
量は25dBが確保され、極めて良い結果が得られてい
る。
第7図は本発明の第2実施例の通過帯域特性を示す図(
その2)で、同図(イ)はシミュレーション結果、同図
(ロ)は実験結果である。
本実施例は電極構成は同しく7人カー6出力であるが、
前記第1図(ハ)に示した中心非対称配置の場合である
。出力電極対数は0N’ =34.0N’=32、0N
”=30 、0N−”=O,0N″’=28.0N−3
=0.0N゛4=26、0N−’=0 、入力電極対数
は1N0=24 、 iN’=22 、  iN2=2
0 、  iN −”=0.  iN’=19 、  
iN −’=OiN’=18 、 iN−’=0.とし
た場合である。なお、電極対数の添字の士、〜は最大電
極対数の電極に対して反対側にあるものを便宜的に示し
たものである。
この実施例の場合も第7図の場合と同様に、シミュレー
ション結果も実験結果も、ともに帯域外減衰量は25d
Bが確保され、極めて良い結果が得られている。
第8図は帯域外減衰量と電極対数逓減率の関係を示す図
で、縦軸に帯域外減衰量を横軸に電極対数逓減率αを取
っである。実用上の要請から帯域外減衰量の許容巾を2
4〜25dBとすれば、α−0,07±0.01−・−
−−−−・−・−・−・−−−−−一−−−・・(5)
となる。
第9図は本発明の入出力電極対数と入出力番号の関係を
示す図で、前記第1実施例のγと本実施例のαの関係を
分かり易くまとめて示したものである。なお、mはOを
含む整数である。
第1O図は本発明の第3実施例の通過帯域特性を示す図
で、同図(イ)はシミュレーション結果、同図(ロ)は
実験結果である。
以上に述べた実施例で帯域外減衰量は非常に改善され、
また、通過帯域内リンプルの改善効果も大きい。本実施
例では通過帯域内リンプルΔSやが1.5dB以下の平
坦部の通過帯域Δfallをより一層広げるための最適
条件を求めるものである。
すなわち、入出力電極対数比γ=0.73±0.07と
α=0.07±0.01を保ちながら、入力用電極2の
中心と出力用電極3の中心の間の距離d= (n十β)
・λを変化させた場合のデータの一例で、この図の例は
入出力電極中心間隔係数β=0.2の場合である。なお
、電極構成は7人カー6出力で第1図(ロ)に示した中
心対称配置で、出力電極対数は0N’ =30.人力電
極対数は1N0=22とし、反射器4はそれぞれ30対
のオープンストリップ型とした。
同図(イ)のシミュレーションでΔf□=26MH2、
実験値で28MHzと極めてよい結果が得られている。
第11図は通過帯域中と入出力電極中心間隔係数の関係
を示す図で、破線はシミュレーション結果を、実線は実
M値を示した。通過帯域中25MHz以上になるβの値
は次の通りである。
β=0.17〜0.25−・−一−−−−・−・・−−
−−−−−−−〜−−−−(6)次に、通過帯域の平坦
化には反射器4の影響が大きいことが知られており、本
発明者らはこれについても詳細に検討した。
第12図は本発明の第4実施例の通過帯域特性を示す図
で、シミュレーション結果を示したものである。電極構
成は7人カー6出力で、出力電極対数0NO=30.入
力電極対数iN’=22.  r =0.73+0゜0
7、α=0.07±0.01、β=0.2の場合である
。なお、反射器は全てオープンストリップ型とした。
同図(イ)は反射器なし、同図(ロ)は30対、同図(
ハ)は60対の場合である。図から明らかなように、反
射器対数の影響は顕著であり、これをまとめて第13図
に示した。
第13図は通過帯域中と反射器対数の関係を示す図であ
る。すなわち、最大出力電極対数0Noと同し対数に設
定するのが最も大きな通過帯域中が得られ、実用的な見
地から反射器対数N++を次のごとく決めればよい。
N14=0N’(1±0.17)−・−一一−−−−・
−・・−・−・・−(7)上記実施例のシミュレーショ
ンおよび試料は何れも基板1として、36°Y −X 
LiTaO3単結晶基板を用いる場合について示したが
、他の圧電体を用いても同様に本発明の方法を通用して
多電極構成型弾性表面波フィルタを設計、製作できるこ
とは言うまでもない。
また、中心周波数についても上記実施例の835MHz
に限定されるものでなく、その他の周波数でも同様に本
発明が適用できることは勿論である。
すなわち、以上述べた実施例は数例を示したもので、本
発明の趣旨に添うものである限り、使用する素材や構成
なと適宜好ましいもの、あるいはその組み合わせを用い
ることができることは言うまでもない。
C発明の効果〕 以上述べたように、本発明によれば極めて複雑に関係す
る多電極構成型弾性表面波フィルタの主要パラメータを
取り出し、よく知られたスミスの等価回路モデルを用い
、櫛型電極を4端子対回路で表し、これから本発明者ら
が独自に機械系端子と電気系端子との4×4のFマトリ
クス(転送行列)を求め、これを更に10 X 10の
10@子対回路に拡張し、最終的にその通過特性を決め
る式を求め、それをシミュレーションツールとして各種
パラメータ間の最適関係を決定し、さらに、試料の試作
実験データと対応させて、それら最適条件による入出力
電極および反射器の構成や配置を決めて、帯域外抑圧度
と通過帯域中の大巾な改善を可能としたので、多電極構
成型弾性表面波フィルタの性能および再現性の向上と低
価格化に寄与するところが極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電極配置の基本構成例を説明するブロ
ック図、 第2図は本発明の第1実施例を示す図、第3図は帯域外
減衰量と入力電極対数の関係を示す図、 第4図は入出力電極対数の最適関係を示す図、第5図は
本発明の第1実施例の通過帯域特性を示す図、 第6図は本発明の第2実施例の通過帯域特性を示す図(
そのl)、 第7図は本発明の第2実施例の通過帯域特性を示す図(
その2)、 第8図は帯域外減衰量と電極対数逓減率の関係を示す図
、 第9図は本発明の入出力電極対数と入出力番号の関係を
示す図、 第1O図は本発明の第3実施例の通過帯域特性を示す図
、 第11図は通過帯域中と入出力電極中心間隔係数の関係
を示す図 第12図は本発明の第4実施例の通過帯域特性を示す図
、 第13図は通過帯域中と反射器対数の関係を示す図、 第14図は多電極構成型弾性表面波フィルタの基本構成
例を示すブロック図、 第15図は従来の多電極構成型弾性表面波フィルタの櫛
型電極配置例を示す模式図、 第16図は従来の多電極構成型弾性表面波フィルタの通
過帯域特性例を示す図である。 図において、 1は圧電体基板、 2は入力用電極、 3は出力用電極、 4は反射器、 20は入力端子部、 30は出力端子部である。 第 図 帯域外:賊褒量とλ力@t&対数の関係を示す間第 3
 図 (ロ)出力用@橋がイ萬数1固で中叱対称配屓の場合(
ハ)出力用電橋が奇数イ固で中心走対称配置の鳩合本茫
明のtrH!!漸ジ1の基本構成イ列矢説明するブ′ロ
ソグ同第  1  図 (イ〕シミエし一ジョン粘果 第 図 を掻対数逓減千べ 第 図 第 図 50 00 50 00 周波数(MHz) (、l’)シミュレーション劫果 (ロ)実塵口店果 思ン乏数(ト)日の 周沢凌丹訓Z) ←0シミ1し一ジョン紹果 本発明の第3¥胞g1]のl昌帝域将ヰ主を示1同第 0 図 第 11 図 1記國目醤士或曙と尺」寸(iズ↑数の関イ糸を示1同
第 3 図 第 2 図 (ロ)出力用@極がイ蔦数イ囚の場合 角15 図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)圧電体基板(1)上に、正規型すだれ状電極から
    なる複数の入力用電極(2)と複数の出力用電極(3)
    とを交互に入り組ませて配列し、最外側の両側にストリ
    ップ型の反射器(4)を設けた多電極構成型弾性表面波
    素子において、 前記複数の入力用電極(2)と前記複数の出力用電極(
    3)のそれぞれの電極対数が異なり,かつ、前記複数の
    入力用電極(2)と前記複数の出力用電極(3)相互の
    間でも電極対数が異なることを特徴とした多電極構成型
    弾性表面波素子。
  2. (2)前記入力用電極(2)の電極対数_iNと前記出
    力用電極(3)の電極対数_0Nとの比(_iN/_0
    N),すなわち、入出力電極対数比をγとしたとき、隣
    接する全ての入出力電極間において、γ=0.73±0
    .07の一定値を有し,かつ、前記2つの反射器(4)
    がいずれも電気的負荷が開放されたオープンストリップ
    型であることを特徴とした請求項(1)記載の多電極構
    成型弾性表面波素子。
  3. (3)前記複数の出力用電極(3)の中で電極対数が最
    も多い出力用電極の電極対数を_0N^0とし、その両
    側にそれぞれ配列された出力用電極(3)のうちの前記
    最大電極対数の出力用電極から、m番目の出力用電極(
    3)の電極対数を_0N^mとして(ただし,mは正の
    整数)、電極対数逓減率αを±[(_0N^0−_0N
    ^m)/_0N^0(m−1)]で表すと、α=±(0
    .07±0.01)であることを特徴とする請求項(2
    )記載の多電極構成型弾性表面波素子。
  4. (4)前記入力用電極(2)と前記出力用電極(3)の
    相隣る電極のそれぞれの中心の間隔をd,弾性表面波の
    波長をλ,nを正の整数としたとき、d=(n+β)・
    λの関係で表され,かつ、β=0.17〜0.25であ
    ることを特徴とする請求項(2)または(3)記載の多
    電極構成型弾性表面波素子。
  5. (5)前記2つの反射器(4)の電極対数が前記出力用
    電極(3)のうちの前記最大電極対数_0N^0の±1
    7%以内の電極対数にすることを特徴とした請求項(2
    )〜(4)記載の多電極構成型弾性表面波素子。
JP2069121A 1990-03-19 1990-03-19 多電極構成型弾性表面波素子 Pending JPH03270309A (ja)

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KR1019910004351A KR940009395B1 (ko) 1990-03-19 1991-03-19 복수의 전극을 갖는 서페이스-아코스틱-웨이버필터(Surface-Acoustic Waver Filter)
DE69123620T DE69123620T2 (de) 1990-03-19 1991-03-19 Akustischer Oberflächenwellenfilter mit mehreren Elektroden
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