JPH0326183A - 映像信号の記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の゛利用分野） 本発明は、ＶＴＲ等の記録系および再生系において，ノ
イズ成分を低減し得る映像信号の記録再生装置に関する
ものである。

（従来の技術） 第２図（Ａ）は従来装置の記録系回路の一例を示し，第
２図（Ｂ）は従来装置の再生系回路の一例を示す。

第２図（Ａ）におル）て，端子９に入力した映像信号は
エンファシス回路ｌＯによって弱入力であるほど高周波
帯域の信号の振幅が強調される。エンファシス回路１０
の出力は周波数フィルタ回路１１によって中間周波帯域
が弱められて出力端子１２に出力される．この出力信号
は、たとえばＦＭ変調等の処理をなされたのち、磁気テ
ープ等に記録される。

再生系においては、たとえば磁気テープ等より取出され
、ＦＭ復調等の処理をなされた映像信号は、第２図（Ｂ
）の端子ｌ３に入力し周波数フィルタ回路ｌ４によって
中間周波帯域が強められ、ディエンファシス回路１５を
介して出力端子１６に出力される。

第２図（Ａ）のエンファシス回路１０の伝達特性をＥ、
周波数フィルタ回路１ｌの伝達特性をＫとすると、第２
図（Ｂ）の周波数フィルタ回路ｌ４の伝達特性は１／Ｋ
、ディエンファシス回路ｌ５の伝達特性は１／Ｅとなる
。したがって、（Ａ）の記録系回路の伝達特性はＥＫ、
（Ｂ）の再生系回路の伝達特性は１／ＥＫとなって互い
に相補的関係となり，（Ａ）の記録系回路を介したのち
、（Ｂ）の再生系回路を介して得られる信号は元の入力
信号と等しくなる． 第２１Ｍ（Ａ）のエンファシス回路１０、第２図（Ｂ）
のディエンファシス回路１５の伝達特性はそれぞれ，第
３図（Ａ），第３図（Ｂ）に示す如くであり、また、第
２図（　Ａ．　’）の周波数フィルタ回路１１．第２図
（Ｂ）の周波数フィルタ回路ｌ４の伝達特性は、それぞ
れ第４図（Ａ），第４図（Ｂ）に示す如くとなる。

第５図は従来装置の他の例の回路図を示す。記録系と再
生系を１つの回路で兼用しており、エンファシス・ディ
エンファシス回路１７は制御端子１８に加える電圧によ
って伝達特性をＥおよび１／Ｅに切換えられるようにな
っている。

第５図の回路図において、端子１に入力した映像信号は
スイッチ回路１９を介してエンファシス・ディエンファ
シス回路■７に供給され、強調処理された信号は伝達特
性がＫなる周波数フィルタ回路５ｌを介して端子に出力
される。また再生時は、端子１に入力した映像信号は差
動増福器４の非反転入力端子に入力する。差動増幅器４
の出力端子より反転入力端子に向かって伝達特性がＫな
る周波数フィルタ回路５２が介されており、差動増幅器
４が十分な利得を有する場合、非反転入力端子から出力
端子への伝達特性は１／Ｋとなる。差動増幅器４の出力
信号は，スイッチ回路１９を介してエンファシス・ディ
エンファシス回路１７に入力し，復調処理されて出力端
子８に出力する６ （発明が解決しようとする課題） 第２図（Ａ），（Ｂ）に示した従来回路は、記録系回路
において伝達特性がＫなる周波数フィルタ回路１１と，
再生系回路において伝達特性が１／Ｋなる相補的な周波
数フィルタを必要とし、第５図に示した従来回路では、
伝達特性がＫなる周波数フィルタ回路を２個必要とする
．これらの周波数フィルタ回路は一般に複数の時定数を
持つ複数の抵抗器と容量で構成されるため、従来回路は
部品点数が多くなり，特に半導体集積回路に構或する場
合、外部部品点数が多くなる欠点があった。

また、従来回路では，記録系と再生系で伝達特性が完全
に相補的になるようにするには，２つの周波数フィルタ
回路を構成する部品の時定数が一致するよう相対誤差を
十分管理しなければならない欠点があった。

本発明の目的は、従来の付点を解消し、一つの周波数フ
ィルタ回路が、記録時の伝達特性を得る回路と，再生時
の相補的伝達特性を得る回路の一部として両方で使用さ
れる記録再生装置を提供することである。

（課題を解決するための手段） 本発明の映像信号の記録再生装置は、映像信号を記録す
るときに弱入力があるほど高周波帯域の信号の振幅を強
調処理する伝達特性をもつエンファシス回路と、映像信
号を再生するときに、エンファシス回路と相補的伝達特
性をもつディエンファシス回路と，出力の位相に対して
反転と非反転の関係にある入力端子を備え、出力がディ
エンファシス回路の入力端子に供給される差動増幅器と
、低周波帯域の利得に対し中間周波帯域の利得が低く高
周波帯域の利得は中間周波帯域よりも高く設定された周
波数特性を有し、出力が差動増幅器の反転入力端子に供
給される周波数フィルタ回路と、エンファシス回路の出
力が供給される第１の入力端子と、差動増幅器の出力が
供給される第２の入力端子を備え記録時には第ｌの入力
を，再生時には第２の入力を周波数フィルタ回路の入力
端子に伝達するスイッチ回路とを具備し、記録時は映像
信号をエンファシス回路の入力端子に入力して、周波数
フィルタの出力端子より取り出し、再生時は映像信号を
差動増幅器の非反転入力端子より入力して，ディエンフ
ァシス回路の出力端子より取り出し、記録時と再生時の
伝達特性が相補的関係となるものである。

（作　用） 本発明によれば、１つの周波数フィルタ回路が、記録時
の伝達特性を得る回路と、再生時の相補的伝達特性を得
る回路の一部として両方で使用されるものである。

（実施例） 本発明の実施例を第１図，第４図および第６図に基づい
て説明する。

第１図は本発明の第１の実施例の記録再生装置の回路図
である。同図において、記録時は、端子１に入力した映
像信号はエンファシス回路２により、弱入力ほど高周波
帯域の信号の振幅が強調され、スイッチ回路３を介して
周波数フィルタ回路４に供給され、周波数フィルタ回路
４によって中間周波数帯域の信号が弱められて出力端子
５より取り出される。エンファシス回路２と周波数フィ
ルタ回路４の伝達特性は，既に説明したように、それぞ
れ第３図（Ａ），第４図（Ａ）に示す如くである。また
再生時は、端子ｌに入力した映像信号は差動増幅器６の
非反転入力端子に供給され、差動増幅器６の出力信号は
スイッチ回路３と周波数フィルタ回ｉ！８４を介して差
動増幅器６の反転入力端子に供給される。差動増幅器６
が十分な利得を有する場合、非反転入力端子から出力端
子への伝達特性は周波数フィルタ回路４の伝達特性と相
補的になる。差動増幅器６の出力はディエンファシス回
路７で復調処理され、出力端子８より取り出される。デ
ィエンファシス回路７の伝達特性は既に説明したように
、第３図ＣＢ）に示す如くである。

第Ｌ図の回路図において、スイッチ回路３が周波数フィ
ルタ回路４に入力する信号の経路を切換えており，その
結果使用する周波数フィルタ回路は１つとなっている。

第６図は本発明の第２の実施例の回路図である．同図に
おいて、第５図に示した従来例の回路図同様、エンファ
シス・ディエンファシス回路１７は端子ｌ８に加える電
圧によって伝達特性を切換えられるようになっている。

第６図において、記録時は，端子ｌに入力した映像信号
はスイッチ回路１９を介してエンファシス・ディエンフ
ァシス回路１７に供給され，強調処理された信号は、ス
イッチ回路３周波数フィルタ回路４を介して出力端子５
より取り出される．再生時は端子１に入力した映像信号
は差動増幅器６の非反転入力端子に供給され、差動増幅
器６の出力信号はスイッチ回路３と周波数フィルタ回路
４を介して差動増幅器６の反転入力端子に供給される．
一方、差動増幅器６の出力信号はスイッチ回路１９を介
してエンファシス・ディエンファシス回路ｌ７に供給さ
れ復調処理されて出力端子８より取り出される。第６図
の回路図においてもスイッチ回路３が周波数フィルタ回
路４に入力する信号の経路を切換えており、その結果使
用する周波数フィルタ回路は１つとなっている。

（発明の効果） 本発明によれば、記録系と再生系とを１つの回路で兼用
し，その中でｌつの周波数フィルタを記録，再生の両方
で用いているため、記録，再生相方の伝達特性を理想的
に相補的関係とすることができ、従来の装置のように２
つの周波数フィルタ回路の相対誤差による影響がない。

また本発明装置は従来の装置に比べ周波数フィルタ回路
を構成するための時定数回路の部品点数が少なく、特に
半導体集積回路にする場合、外部部品点数と端子数が少
なくてすみ，その実用上の効果は大である．

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例の回路図、第２図は従来
装置の一例の回路同、第３図（Ａ），（Ｂ）は従来装置
および本発明で用いられるエンファシス回路、ディエン
ファシス回路の伝達特性図、第４図（Ａ）は従来装置お
よび本発明装置の記録系で用いられる周波数フィルタ回
路の伝達特性図、第４図（Ｂ）は再生系の周波数フィル
タ回路の伝達特性図、第５図は従来装置の他の例の回路
図，第６図は本発明の第２の実施例の回路図である。 １　・・・入力端子．２．１０・・・エンファシス回路
．３．１９・・・スイッチ回路、　４．１１，　１４，
　５１，　５２・・・周波数フィルタ回路，５，１２・
・・記録信号出力端子，　６・・・差動増幅器、　７，
１５・・・ディエンファシス回路．８．１６・・・再生
信号出力端子、１７・・・エンファシス・ディエンファ
シス回路、１８・・・制御端子。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 映像信号を記録するときに弱入力があるほど高周波帯域
   の信号の振幅を強調処理する伝達特性をもつエンファシ
   ス回路と、映像信号を再生するときに、前記エンファシ
   ス回路と相補的伝達特性をもつディエンファシス回路と
   、出力の位相に対して反転と非反転の関係にある入力端
   子を備え、出力が、前記ディエンファシス回路の入力端
   子に供給される差動増幅器と、低周波帯域の利得に対し
   中間周波帯域の利得が低く高周波帯域の利得は中間周波
   帯域よりも高く設定された周波数特性を有し、出力が前
   記差動増幅器の反転入力端子に供給される周波数フィル
   タ回路と、前記エンファシス回路の出力が供給される第
   １の入力端子と、前記差動増幅器の出力が供給される第
   ２の入力端子を備え、記録時には第１の入力を、再生時
   には第２の入力を、前記周波数フィルタ回路の入力端子
   に伝達するスイッチ回路とを具備し、記録時は映像信号
   を、前記エンファシス回路の入力端子に入力して、前記
   周波数フィルタの出力端子より取り出し、再生時は映像
   信号を、前記差動増幅器の非反転入力端子より入力して
   、前記ディエンファシス回路の出力端子より取り出し、
   記録時と再生時の伝達特性が相補的関係となることを特
   徴とする映像信号の記録再生装置。