JPH03248276A - 図形処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、輪郭情報やベクトル情報等により形状が記述
された図形の図形処理装置に係わり、特に、図形の変形
処理に関する。

［従来の技術］ 従来、図形処理装置にあって、図形を変形する場合、変
形対象となる図形を矩形領域に包含あるいは分割するよ
うにして指定し、この矩形領域に対して拡大・縮小、回
転、傾斜、台形変形などの変形操作を行なうことにより
、同領域に包含あるいは構成された図形も合わせて変形
させて、所望の図形形状に変形するように図形変形処理
を行っていた。

また、図形の輪郭近傍の点を指定することにより、変形
対象とする図形を指定しておき、さらに、オペレータに
よって指定された、または、図形処理装置によって自動
決定された基準点や基準線に対して、上記輪郭近傍の指
定点を移動することによって、指定された図形の拡大・
縮小、回転、傾斜、対象変換などの変形を行っていた。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記の図形の変形方法では、例えば図形
をＳ字形あるいは螺旋形に変形するなどの複雑な変形や
、フリーハンドの線に合わせて変形するなどの自由な変
形を行うことが困難であった。すなわち、このような変
形を行なう場合、図形をいくつかに分割し、この分割さ
れた個々の領域を拡大・縮小等の変形を行ない、この部
分的な変形を重ね合わすことによって、全体として図形
の変形を完成するようにしていた。ところが、この変形
された分割部分さらには図形を連続的に綺麗に変形する
ことは困難であった。

また、上記の変形方法では、複数の図形に対して同じ変
形操作を行う場合でも、１つ１つの図形に対して、改め
て変形内容を指定しなおす必要があるので、オペレータ
の操作量が増えて、操作ミスする可能性も増し、複数の
図形に対する変形操作を正確に行うことを困難にしてい
た。

本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもの
であり、図形の変形処理をする場合、図形変形のガイド
となる線をあらかじめ指定しておき、このガイド線に対
応するようにして図形を変形することにより、図形を複
雑な形状に変形する場合であっても、その変形操作を簡
易に行うことができ、また、複数の図形に対して同一の
変形処理を行う場合でも、変形操作の作業量を少なくし
て、オペレータの操作負担を軽減した図形処理装置を提
供することを目的とする。

［課題を解決−するための手段］ 上記の目的を達成するために本発明は、図形の形状を示
す輪郭情報あるいはベクトル情報を記憶する記憶手段と
、この記憶手段に記憶された図形情報を表示する表示装
置と、この表示装置に表示された図形から変形対象の図
形を措定する指定手段とを備えた図形処理装置において
、指定手段によって指定された変形対象の図形の変形時
の基準となる基準線を決める決定手段と、同変形対象の
図形を所望する図形に変形するガイドとなる線を指定す
るガイドライン指定手段と、このガイドライン指定手段
で指定された線の形状に基準線を合致させて図形情報を
変換することによって変形対象の図形を変形する変形手
段とを備え、この変形された図形を表示手段に表示する
ようにしたものである。

［作用］ 上記構成によれば、図形変形が行われる時に、変形対象
に指定された図形の基準線と、この図形を所望する図形
へ変形するためのガイドとなる線があらかじめ任意に指
定され、変形が実行されると、自動的に前記基準線を前
記ガイド線に合わせるように図形が変形されて、変形対
象の図形は所望の図形形状へと変形される。

［実施例］ 以下、本発明の一実施例による構成を、第１図および第
２図を参照して説明する。第１図および第２図は、それ
ぞれ、本発明の図形処理装置の主要構成を示すブロック
図および機能構成図である。

この図形処理装置は、文字の入力や操作の指定を行うキ
ーボード装置１と、図形および矩形領域や操作の指定を
行うマウス装置２と、図形および操作ガイダンスや処理
結果の図形等を表示する表示装置３と、変形後の図形を
印字するプリンタ４と、図形の形状を示す輪郭情報また
はベクトル情報等を記憶する記憶装置５と、これらの装
置が接続され装置全体を制御するＣＰＵ６とから構成さ
れている。

記憶装置５には、装置全体を制御すると共に本発明を実
行するための変形処理プログラムを格納したプロダテム
メモリ５ａと、図形のデータを記憶する図形メモリ５ｂ
と、図形の基準線のデータを記憶する基準線メモリ５Ｃ
と、図形変形のガイドとなる線のデータを記憶する線デ
ータメモリ５ｄとが設けられている。

さらに、上記図形処理装置を機能構成の面から第２図に
より説明すると、変形対象の図形を指定する第１の指定
手段１０と、変形対象図形の基準線を決定する決定手段
１１と、この基準線の変形後の形状を示して図形変形の
ガイドとなる線を指定する第２の指定手段１２（ガイド
ライン措定手段）と、同基準線を第２の指定手段で指定
された任意の線に合わせるように図形の変形を行なう変
形手段１３とから構成されている。

上記構成において、図形変形のガイドとなる線をあらか
じめ指定しておいて図形変形操作する場合の図形変形処
理について、第３図、第４図に基づいて説明する。第３
図、第４図は、それぞれ、表示装置３に表示された図形
変形操作の過程を示す説明図であり、第４図は同変形操
作の操作手順を示すフローチャートである。

プログラムメモリ５ａに格納された変形処理ブロクラム
を実行すると、第３図（ａ）に示すように、表示装置３
に図形変形操作画面Ａが表示され、オペレータは、マウ
ス２を操作してマウスカーソルＢを移動し、変形対象と
する図形（花）を取り囲むように矩形領域Ｃを指定する
。この矩形領域Ｃの情報に基づいて、ＣＰＵ６は、同領
域に含まれる図形を図形メモリ５ｂ内に検索し、該図形
を変形対象図形と判定する。次に、第３図（ｂ）に示す
ように、矩形領域Ｃの縦方向の中心線を計算し、この中
心線を図形変形時の基準となる基準線りとして決定し、
この基準線りを基準線メモリ５Ｃに記憶する。さらに、
第３図（ｃ）に示すように、図形の変形後の形状を示す
曲線をマウスカーソルＢで指定して、図形変形のガイド
となるガイドＭＥを決定し、このガイド線Ｅのデータを
線データメモリ５ｄに記憶させる。

基準線りとガイド線Ｅとを得た後、さらに、変形処理を
実行すると、ＣＰＵ６は変形対象となっている図形の図
形データを図形メモリ５ｂから読み出し、基準線りをガ
イドＩＩＥの形状に合わせたときの図形データを演算し
、この演算結果に基づいて、第３図（ｄ）に示すように
、変形対象の図形を変形する。

なお、上記実施例では、基準線りとして矩形領域Ｃの縦
方向の中心線を選んだが、これは変形対象の図形を指定
する手段として、該図形を囲む矩形領域Ｃを用いたため
に、より使用頻度の高いと思われる縦方向の中心線が選
ばれたのであって、矩形領域Ｃの横方向の中心線や矩形
の１辺を用いてもよい。また、上記ガイド線Ｅは、オペ
レータが図形変形操作画面上でマウス２を操作して描い
て作成してもよいし、あるいは、文字のストロークフォ
ントデータを同画面上に呼び出して形成してもよい。

さらに、上記図形の変形操作の動作について、この動作
手順を示した第４図のフローチャートに基づいて説明す
る。

図形変形操作画面上でマウス等を操作して、変形対象図
形を取り囲む矩形領域を指定する（ステップＳｌ）。こ
の矩形領域で囲まれた図形を変形対象図形とする（Ｓ２
）。その後、矩形領域の中心線を基準線として決定しく
Ｓ３）、マウスを操作して変形のガイドとなるガイド線
を指定する（Ｓ４）。これら基準線とガイド線が得られ
た段階で、変形処理を実行すると、基準線がガイド線に
合致するように図形を変形する処理が行われる。

このように、図形変形のガイドとなるガイド線を変形対
象の図形とは別にマウス等を操作して描き、このガイド
線に合わせて該図形を変形することができるので、ガイ
ド線をＳ字曲線や螺旋曲線などの複雑な形状に描くこと
により、図形の複雑な変形をも比較的容易に行なうこと
ができる。

次に、上記図形データを演算して図形を変形する処理に
ついて、変形処理の演算を説明する第５図、および、同
変形処理の動作手順を示す第６図のフローチャートに基
づき詳しく説明する。

図形変形処理の演算は、第５図に示すように、まず、変
形対象の図形を囲む矩形領域の基準線りの全長Ｌｂ針計
算しく第６図ではステップＳ６、以下、同様）、さらに
、ガイド線Ｅの全長Ｌｇを計算する（Ｓ７）。次に、変
形対象図形の各構成点１つ１つに対して変形処理の演算
を行なう０例えば、変形対象図形の構成点Ｐｉについて
、基準線りの起点（Ｘｂ、Ｙｂ）からの入方向ｙ方向そ
れぞれの距離Ｗｉ、Ｈｉを計算する（Ｓ８）。次に、ガ
イド線Ｅの起点（Ｘｇ、Ｙｇ）からガイド線上を辿り、
ガイド線Ｅ上での距離が、（Ｌｇ／Ｌｂ）Ｈｉである点
Ｇｉを計算する（Ｓ９）、その後、点Ｇｉにおけるガイ
ド線Ｅに対する垂線を求め、該垂線上でガイド線からの
距離がＷｉである点Ｑｉを計算する（３１０）。この点
Ｑｉを基準線りの方へ（Ｘｇ−Ｘｂ、Ｙｇ−Ｙｂ）だけ
移動させる。この移動された点が、変形前の図形の構成
点Ｐｉに対応した変形後の図形の構成点Ｐｉ′となる（
３１１）。その後、すべての構成点に対して変形処理の
演算を終了したがどうかを判定する（Ｓｌ　２＞、終了
しておれば、同演算を終え、終了していなければ、ステ
ップ８に戻り、すべての構成点を終了するまで、以下、
同様のステップを繰り返す。

上記の新しい構成点が示す輪郭情報から図形を作成する
ことによって、変形対象の図形をガイド線Ｅの形状に沿
って変形した図形を得ることができる。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、図形処理装置において、
あらかじめ作成しておいた螺旋曲線等の複雑な線を図形
変形のガイド線として用いて、図形を変形することがで
きるので、図形を複雑かっ自由に変形する場合でも、所
望する図形形状を示すガイド線だけを描けばよく、図形
変形の操作が簡単になって、オペレータの操作負担を軽
減することができる。また、−度用いたガイド線を何度
も図形変形のガイド線として用いることができるので、
複数の図形に対する同じ変形を、正確かつ簡易に行なう
ことができ、図形処理装置の操作性の向上を図ることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本−発明の一実施例による図形処理装置のブロ
ック図、第２図は同装置の機能構成図、第３図＜ａ）〜
（ｄ）は図形変形操作の表示例を示す説明図、第４図は
同変形操作の操作手順を示すフローチャート、第５図は
変形処理の演算方法を説明するための図、第６図は同変
形処理の動作手順を示すフローチャートである。 ｌ・・・キーボード、２・・・マウス、３・・・表示装
置、４・・・出力装置、５・・・記憶装置、６・・・Ｃ
ＰＵ、１０・・・第１の指定手段（図形指定手段）、１
１・・・決定手段、１２・・・第２の指定手段（ガイド
ライン指定手段） ３・・・変形手段、 Ｃ・・・矩形領域、 Ｄ・・・基 単線、 Ｅ・・・ガイ ド線。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）図形の形状を示す輪郭情報あるいはベクトル情報
   を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された図形
   情報を表示する表示装置と、この表示装置に表示された
   図形から変形対象の図形を指定する指定手段とを備えた
   図形処理装置において、前記指定手段によって指定され
   た変形対象の図形の変形時の基準となる基準線を決める
   決定手段と、 同変形対象の図形を所望する図形に変形するガイドとな
   る線を指定するガイドライン指定手段と、このガイドラ
   イン指定手段で指定された線の形状に前記基準線を合致
   させて前記図形情報を変換することによって前記変形対
   象の図形を変形する変形手段とを備え、 この変形された図形を前記表示手段に表示するようにし
   たことを特徴とする図形処理装置。