JP3246952B2 - Cad処理方法および装置 - Google Patents

Cad処理方法および装置

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JP3246952B2
JP3246952B2 JP22798992A JP22798992A JP3246952B2 JP 3246952 B2 JP3246952 B2 JP 3246952B2 JP 22798992 A JP22798992 A JP 22798992A JP 22798992 A JP22798992 A JP 22798992A JP 3246952 B2 JP3246952 B2 JP 3246952B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CAD(computer-aid
ed design)システムに係り、特にCADシステムにお
ける図面の作成・編集に際し、図面データ中に点を選択
指示して入力するためのCAD処理方法および装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】CADシステムにおいては、図面の作成
・編集に際し、種々の作図・編集コマンドに関連して、
図面データ中に点を選択指示して入力することが行われ
る。このような点選択の対象となる点としては、例え
ば、任意の座標点、既に作成された図形要素に関連する
有意点、および画面上に設定されたグリッド点(グリッ
ドの交点)等がある。有意点には、既存点とそれ以外の
有意点とがある。既存点は、既に作成された図形要素に
関連する点として、図面データ中に登録されている点で
あり、例えば、点要素それ自体、直線要素の端点、およ
び円要素の中心点等である。その他の有意点としては、
例えば、2つの直線要素の交点等がある。
【0003】点選択に際しては、基本的には、例えば既
存点、任意の点、グリッド点、最終指示点、交点、およ
び要素上の点等をそれぞれ選択するためのモードに設定
して、これらの点をそれぞれ個別に選択する。システム
によっては、点選択のうち、既存のデータに関連する既
存点、交点、および要素上の点と任意の点とを、所定の
優先順位およびカーソル周辺の位置関係に応じて自動的
に選択するための自動認識モードを備えている。
【0004】従来のシステムにおける点選択の自動認識
モードについて簡単に説明する。カーソルとしては、例
えば十文字の十字カーソルを用い、この十字カーソルの
X座標の最大・最小値xMAX 、xMIN およびY座標の最
大・最小値yMAX 、yMIN により決定される正方形の領
域(xMAX ,yMAX )−(xMAX ,yMIN )−
(xMIN ,yMIN )−(xMIN ,yMAX )をカーソルエ
リアとする。このようなカーソルにより指示されるカー
ソルエリア内で、カーソル指示点に最も近い点を所定の
優先順位に従ってサーチして該当する点を選択する。
【0005】このような従来のシステムの自動認識モー
ドでは、点選択の優先順位が、例えば、「既存点」→
「交点」→「要素上の点」→「任意の点」の順であっ
た。すなわち、カーソルエリア内で、まず「既存点」を
サーチし、「既存点」が見つかれば、カーソル指示点に
最も近い「既存点」が選択され、「既存点」が見つから
なければ、「交点」をサーチする。「交点」をサーチし
て、「交点」が見つかれば、カーソル指示点に最も近い
「交点」が選択され、「交点」が見つからなければ、要
素をサーチする。カーソルエリアが要素にかかっていれ
ば、カーソル指示点に最も近い「要素上の点」が選択さ
れ、カーソルエリアが要素にかかっていなければ、その
カーソル指示点を「任意の点」として選択する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のCADシステムにおいては、点選択の自動認識モード
における点選択の優先順位が、「既存点」→「交点」→
「要素上の点」→「任意の点」の順であった。このた
め、点選択の自動認識モードにおける「交点」の選択が
行いにくく、込み入った図になると操作性が低下してし
まう。
【0007】すなわち、従来のシステムにおける自動認
識では、「既存点」の優先順位が高く、カーソルエリア
内に「既存点」よりもカーソル指示点に近くに「既存
点」以外の有意点、例えば「交点」等が存在しても、カ
ーソルエリア内に「既存点」が存在すれば、その「既存
点」の最も近いものが選択されていた。例えば、オペレ
ータが「交点」を選択しようとしていても、自動認識で
は「既存点」が選択されてしまう。このような場合に
は、点選択を交点選択モードに変更して点選択を行わな
ければならない。このように、自動認識モードの動作が
オペレータの思惑としばしば相違し、そのような場合に
は、点選択操作の操作性が著しく低下してしまう。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、点選択における自動認識の選択動作を改善し
て、実使用上の点選択状況に応じた適切な自動選択を可
能とし、点選択の操作性を向上し得るCAD処理方法お
よび装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るCAD処理
方法は、CADシステムにおいて編集コマンドを入力す
るにあたり、前記編集コマンドに関連して選択点として
特定の種類の点を指定して点選択を行う特定点選択モー
ドと選択点を自動認識して点選択を行うための自動認識
モードとを選択的に設定するモード設定ステップと、図
面データが表示されたディスプレイ画面上に、座標点を
指示するカーソルをオペレータの操作に応じて移動可能
として表示させるカーソル表示ステップと、オペレータ
の操作により点選択を指示する選択指示ステップと、
記特定点選択モードにおいて点選択が指示されたとき
に、図面データ上の既存点及び交点を含む有意点のう
ち、指定された特定の種類の点を選択し、自動認識モー
ドにおいて点選択が指示されたときに、図面データ上の
既存点および交点を含む有意点のうちで、その時点にお
けるカーソル位置に最も近い有意点を選択する点選択ス
テップと、選択された有意点を入力点として処理する点
入力処理ステップとを有することを特徴としている。
【0010】本発明に係るCAD処理装置は、編集コマ
ンドを入力して図面を作成及び編集するCAD処理装置
において、ディスプレイ画面上に図面データを表示させ
る図面表示手段と、ディスプレイ画面との対話的操作
で、前記編集コマンドに関連して選択点として特定の種
類の点を指定して点選択を行う特定点選択モードと選択
点を自動認識して点選択を行うための自動認識モード
を選択的に設定するためのモード設定手段と、図面デー
タが表示されたディスプレイ画面上に、座標点を指示す
るカーソルをオペレータの操作に応じて移動可能として
表示させるためのカーソル表示手段と、オペレータの操
作により点選択を指示するための選択指示手段と、前記
特定点選択モードにおいて点選択が指示されたときに、
図面データ上の既存点及び交点を含む有意点のうち、指
定された特定の種類の点を選択し、自動認識モードにお
いて点選択が指示されたときに、図面データ上の既存点
および交点を含む有意点のうちで、その時点におけるカ
ーソル位置に最も近い有意点を選択するための点選択手
段と、選択された有意点を入力点として処理するための
点入力処理手段とを具備することを特徴としている。
【0011】
【作用】本発明のCAD処理方法および装置において
は、CADシステムにおいて図面データ上に座標点を入
力するにあたり、選択点として特定の種類の点を指定し
て点選択を行う特定点選択モードと選択点を自動認識し
て点選択を行うための自動認識モードとを選択可能と
、図面データが表示されたディスプレイ画面上に、座
標点を指示するカーソルをオペレータの操作に応じて移
動可能として表示させ、オペレータの操作により、特定
点選択モードにおいて点選択が指示されたときに、図面
データ上の既存点及び交点を含む有意点のうち、指定さ
れた特定の種類の点を選択し、自動認識モードにおいて
点選択が指示されたときに、図面データ上の既存点およ
び交点を含む有意点のうちで、その時点におけるカーソ
ル位置に最も近い有意点を選択して、入力点として処理
するので、点選択における選択動作が改善され、実使用
上の点選択状況に応じた適切な選択が可能となり、点選
択の操作性が向上する。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。図1は、本発明の一実施例に係るCADシステ
ムの概略的な構成を示している。本実施例のCADシス
テムでは、図面データ上で点選択の自動選択を行うにあ
たり、既存点以外の有意点、例えば交点を既存点とほぼ
同等の優先順位とし、カーソルエリア内に交点と既存点
の両者が存在する場合には、両者のうちのカーソル指示
点に近い方を選択する機能を有している。
【0013】図1に示すCADシステムは、CAD処理
部1、入力装置2、ディスプレイ3、出力装置4および
記憶装置5を備えている。CAD処理部1は、CPU
(中央処理装置)(図示していない)を含み、編集処理
および点選択における自動認識処理を含むCAD処理を
実行する。入力装置2は、キーボード等の操作入力装
置、マウス等のポインティングデバイスを含み、オペレ
ータによる操作入力情報およびCAD処理に必要なその
他の外部情報をCAD処理部1に入力する。ディスプレ
イ3は、CAD処理部1による処理画像情報、入力装置
2による入力に関連した情報等の必要な情報を表示す
る。出力装置4は、プロッタまたはプリンタ等を含み、
CAD処理部1による処理画像情報をハードコピーとし
て出力する。記憶装置5は、例えばハードディスク装置
のようなディスク装置等からなり、CAD処理部1と関
連して動作して、処理前、処理後および処理中の画像情
報等のデータを必要に応じて格納する。
【0014】CAD処理部1は、この場合、通常のCA
D処理を実行するための構成に加えて、本発明実施例に
係る自動認識点選択処理を実行するための表示制御部1
1、カーソル表示制御部12、モード設定部13、編集
処理部14、点選択処理部15、メモリ16および点入
力処理部17を含んでいる。表示制御部11は、ディス
プレイ3による表示を制御する。この表示制御部11の
制御により、ディスプレイ3の画面上に図面データ等が
表示される。
【0015】カーソル表示制御部12は、表示制御部1
1を介してディスプレイ3の画面上に例えば十字カーソ
ル等のカーソルエリア表示の可能なカーソルを表示する
とともに、このカーソルを、オペレータによる入力装置
2のポインティングデバイス等の操作に応じてディスプ
レイ3の画面上で移動させる。なお、このカーソル表示
制御部12により表示されるカーソルの示すカーソルエ
リアの大きさ、例えば十字カーソルの十字のサイズによ
り決定されるカーソルエリアの大きさは、予め所望に応
じて任意に設定することができる。モード設定部13
は、例えばディスプレイ3の画面との対話的操作で、自
動認識モードを含む点選択のモードを、オペレータが所
望に応じて設定するための処理を行う。このため、モー
ド設定部13は必要に応じて表示制御部11を制御す
る。
【0016】編集処理部14は、例えばディスプレイ3
の画面とのオペレータによる対話的操作により、ディス
プレイ3に表示され且つメモリ16に格納された図面デ
ータの作図・編集等の編集処理を実行する。このため、
編集処理部14は、必要に応じて、メモリ16に格納さ
れた図面データを取り出し、表示制御部11を制御す
る。この編集処理部14による編集処理の過程で、例え
ば作成図形の端点等の指示等のために点選択が行われ
る。
【0017】点選択処理部15は、少なくとも編集処理
部14による作図・編集に関連して機能し、モード設定
部13により設定された点選択モードに応じて、例えば
ディスプレイ3の画面との対話的操作によるオペレータ
の指示に従った入力点の選択処理を行う。この点選択処
理部15は、モード設定部13により、自動認識モード
に設定されているときには、カーソルエリア内の既存点
以外の有意点、例えば交点と既存点とをサーチし、これ
らの少なくともいずれかが存在する場合には、カーソル
エリア内の有意点、つまり既存点および交点のうちカー
ソル指示点に最も近い点を選択する。なお、この場合、
カーソルエリア内に既存点と交点とがカーソル指示点か
ら等距離に存在し、これらの点がカーソル指示点に最も
近い場合には、交点を優先して選択する。ただし、この
場合の交点としては、要素の延長上の交点は自動認識の
対象としない。この点選択処理部15も、必要に応じて
メモリ16に格納された図面データを取り出す。
【0018】メモリ16は、表示制御部11により表示
されるべきCAD図面データを含む情報を記憶する。こ
のメモリ16の記憶内容は必要に応じて記憶装置5に転
送される。このメモリ16は、CAD処理部1における
通常の種々のCAD処理において使用されるメモリを共
用してもよい。点入力処理部17は、ディスプレイ3に
表示され且つメモリ16に記憶されている図面データ上
に、点選択処理部15により選択された点を編集処理の
指定点として入力する。
【0019】次に、このような構成のCADシステムに
おける特に点選択の自動認識に係る動作を、図2に示す
フローチャートを参照して、詳細に説明する。図2に示
す処理はCADシステムにおいて、モード設定部13に
より、点選択のモードとして自動認識モードが設定され
ているときの編集処理部14による通常の作図・編集操
作中に点選択のための割り込み処理として起動されるも
のとする。
【0020】自動認識モードでの点選択にあたっては、
まず、ディスプレイ3の画面上に表示されているカーソ
ル例えば十字カーソルを、オペレータが入力装置2のマ
ウス等を介して所望の選択点の近傍へ移動操作する(ス
テップS1)。このとき、所望の選択点は、有意点とし
ての交点または既存点であり、カーソルエリア内のカー
ソル指示点(すなわち十字カーソルの十字形の交点)に
最も近い有意点となるようにカーソルを移動させる。十
字カーソルが所望の選択点近傍に位置した時点で、入力
装置2のマウスのクリックボタン等をオペレータが操作
することにより点選択を指示する(ステップS2)。
【0021】ステップS2で、点選択が指示されると、
点選択処理部15により、自動認識による点選択処理が
行われる(ステップS3)。ステップS3では、その時
点での十字カーソルが示すカーソルエリア内の有意点、
この場合、交点および既存点がサーチされ、それぞれ1
個以上の交点および既存点がカーソルエリア内に存在す
る場合は、カーソル指示点に最も近い有意点を選択点と
し、カーソルエリア内のカーソル指示点に最も近い有意
点が、カーソル指示点から等距離にある交点および既存
点である場合には、交点を既存点よりも優先して選択点
とする。なお、ステップS3において、カーソル指示点
に最も近い同一種類の有意点が複数個存在する場合に
は、予め設定されている適宜なる優先順位、例えばそれ
らの有意点の登録(発生)順序等に応じて選択するよう
にすればよいが、本来、このようなカーソル指示点に最
も近い同一種類の有意点が複数個存在することのないよ
うにカーソル指示を行うようにすべきである。
【0022】ステップS3で有意点が選択されると、そ
の選択点が点入力処理部17により、ディスプレイ3の
画面に表示され且つメモリ16に格納されている図面デ
ータに対して、編集処理部14による編集処理における
指示入力点として入力される(ステップS4)。ステッ
プS4において選択点が入力されると、その編集処理に
おいて、他に指示入力すべき点があるか否かが判定され
(ステップS5)、他に指示入力すべき点がなければ、
自動認識点選択処理を終了し、他に指示入力すべき点が
あれば、ステップS1に戻り、以上の処理を繰り返す。
【0023】ここで、このシステムにおける具体的な操
作の一例を詳細に説明する。まず、CADシステムの編
集画面上のメニュー等で、直線、円等の作図、またはコ
ピー、移動等の編集コマンドを入力するとともに、それ
らのコマンドに関連する点選択のモードを設定する。こ
の点選択のモードには、自動認識、既存点、任意の点、
グリッド、最終指示点、交点、要素上の点、中点、絶対
座標、相対座標、角度と距離、および中心点等があり、
前記編集コマンドの入力の前後の任意の時点で設定する
ことが可能である。この場合、点選択モードとしては、
自動認識が選択される。
【0024】このような状態で、例えば、直線作図にお
ける端点の入力のため、十字カーソルにより、点選択を
指示すると、点選択処理部15は、次のように、交点と
既存点とをほぼ同一の優先度として自動認識の選択点を
選択する。カーソルエリア内にそれぞれ1つ以上の交点
と既存点とが存在する場合は、カーソル指示点から最も
近い点を選択する。カーソルエリア内にそれぞれ1つ以
上の交点と既存点とが存在し、それぞれ1つずつの交点
と既存点とがカーソル指示点から最も近く且つ同一の距
離にある場合には、交点をを選択する。
【0025】具体的な例について、図3〜図5を参照し
て説明する。 (1) 図3に示すように、十字カーソルCは、カーソル指
示点C0 およびカーソルエリアC1 を同時に指示する。
カーソルエリアC1 内の有意点は、直線L1 およびL2
の交点M1 と、既存点P1 との2点である。図3におい
ては、交点M1よりも既存点P1 のほうがカーソル指示
点C0 に近いので、自動認識点の選択処理により、既存
点P1 が選択される。 (2) 図4において、十字カーソルCのカーソルエリアC
1 内の有意点は、直線L3 およびL4 の交点M2 と、既
存点P2 との2点である。図4においては、既存点P2
よりも交点M2 のほうがカーソル指示点C0 に近いの
で、自動認識点の選択処理により、交点M2 が選択され
る。
【0026】(3) 図5において、十字カーソルCのカー
ソルエリアC1 内の有意点は、直線L5 およびL6 の交
点M3 と、既存点P3 との2点である。図5において
は、カーソル指示点C0 から交点M3 および既存点P3
までの距離が等しいので、自動認識点の選択処理によ
り、交点M3 が選択される。なお、複数の交点または複
数の既存点がカーソルエリア内のカーソル指示点から最
も近く且つ同一の距離にある場合には、それぞれいずれ
か1つの交点または既存点が選択される。この場合、複
数の交点のうちのどの交点が、または複数の既存点のう
ちのどの既存点がそれぞれ選択されるかは、予め各点の
データベース等の都合に応じて適宜設定しておいてもよ
いし、いずれか1つがランダムに選択されるようにして
おいてもよい。むしろ、カーソル指示を行う際に、カー
ソル指示点が選択したい交点または既存点に最も近くな
るようにすべきである。
【0027】また、自動認識の場合の選択の対象とする
有意点には、延長上の交点は含めない。すなわち、図6
に示すように、直線L7 およびL8 の延長上の交点が、
カーソルエリア内に入るように十字カーソルCによる指
示が行われた場合にも、自動認識モードでは、直線L7
およびL8 の延長上の交点は無視され、カーソルエリア
内の既存点である直線L7 の端点P4 が選択される。ち
なみに、自動認識モードでなく交点のみを選択するため
の交点選択モードでは、図7に示すように、直線L7 お
よびL8 の延長上の交点が、カーソルエリア内に入るよ
うに十字カーソルCによる指示が行われた場合には、直
線L7 およびL8 の延長上の交点M4 が選択される。
【0028】このように、点選択の自動認識モードにお
いて、現実に即した優先順位にて、自動選択が行われる
ので、自動認識における点選択の操作性が著しく向上
し、CADシステム自体の操作性の向上にも寄与する。
本発明は、上述の実施例に限定されず種々変形して実施
することができる。例えば、点選択処理部15(すなわ
ちステップS3)の選択処理の対象とする既存点以外の
有意点として、交点の他に接点および頂点等を含め、こ
れらをほぼ同等の優先度で扱うようにしてもよい。ま
た、カーソルも十字カーソルに限らず、カーソル指示点
とそれを内包するカーソルエリアとを指示できるような
カーソルであればどのような形状のカーソルとしてもよ
い。またカーソルエリアの大きさは、必ずしも可変とせ
ず、固定サイズとして設定変更できないようにしてもよ
い。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、C
ADシステムにおいて図面データ上に座標点を入力する
にあたり、選択点として特定の種類の点を指定して点選
択を行う特定点選択モードと選択点を自動認識して点選
択を行うための自動認識モードとを選択可能とし、図面
データが表示されたディスプレイ画面上に、座標点を指
示するカーソルをオペレータの操作に応じて移動可能と
して表示させ、オペレータの操作により特定点選択モー
ドにおいて点選択が指示されたときに、図面データ上の
既存点及び交点を含む有意点のうち、指定された特定の
種類の点を選択し、自動認識モードにおいて点選択が指
示されたときに、図面データ上の既存点および交点を含
む有意点のうちで、その時点におけるカーソル位置に最
も近い有意点を選択して、入力点として処理するように
して、点選択における選択動作を改善して、実使用上の
点選択状況に応じた適切な選択を可能とし、点選択の操
作性を向上し得るCAD処理方法および装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るCAD処理装置が組
み込まれたCADシステムの概略的な構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するためのフローチャートである。
【図3】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図4】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図5】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図6】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図7】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1…CAD処理部、2…入力装置、3…ディスプレイ、
4…出力装置、5…記憶装置、11…表示制御部、12
…カーソル表示制御部、13…モード設定部、14…編
集処理部、15…点選択処理部、16…メモリ、17…
点入力処理部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50 G06F 3/14 - 3/153 G06T 11/80

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CADシステムにおいて編集コマンド
    入力するにあたり、前記編集コマンドに関連して選択点として特定の種類の
    点を指定して点選択を行う特定点選択モードと 選択点を
    自動認識して点選択を行うための自動認識モードとを選
    択的に設定するモード設定ステップと、 図面データが表示されたディスプレイ画面上に、座標点
    を指示するカーソルをオペレータの操作に応じて移動可
    能として表示させるカーソル表示ステップと、 オペレータの操作により点選択を指示する選択指示ステ
    ップと、前記特定点選択モードにおいて点選択が指示されたとき
    に、図面データ上の既存点及び交点を含む有意点のう
    ち、指定された特定の種類の点を選択し、 自動認識モー
    ドにおいて点選択が指示されたときに、図面データ上の
    既存点および交点を含む有意点のうちで、その時点にお
    けるカーソル位置に最も近い有意点を選択する点選択ス
    テップと、 選択された有意点を入力点として処理する点入力処理ス
    テップとを有することを特徴とするCAD処理方法。
  2. 【請求項2】 点選択ステップは、有意点としての既存
    点および交点が、カーソルから等距離に存在する場合に
    は交点を優先選択するステップであることを特徴とする
    請求項1に記載のCAD処理方法。
  3. 【請求項3】 点選択ステップは、既存点および交点に
    加えて接点および頂点も有意点として処理するステップ
    であることを特徴とする請求項1に記載のCAD処理方
    法。
  4. 【請求項4】 点選択ステップは、延長線上の交点は、
    有意点として処理しないステップであることを特徴とす
    る請求項1に記載のCAD処理方法。
  5. 【請求項5】 カーソル表示ステップは、中心点とその
    近傍の所定のカーソルエリアとを指示するカーソルを表
    示させるステップであることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1項に記載のCAD処理方法。
  6. 【請求項6】 カーソル表示ステップは、オペレータの
    操作に応じてカーソルエリアのサイズを変更設定するス
    テップを含むことを特徴とする請求項5に記載のCAD
    処理方法。
  7. 【請求項7】 点選択ステップは、カーソルエリア内に
    ついてのみ有意点の選択処理を行うステップであること
    を特徴とする請求項5または6に記載のCAD処理方
    法。
  8. 【請求項8】 編集コマンドを入力して図面を作成及び
    編集するCAD処理装置において、 ディスプレイ画面上に図面データを表示させる図面表示
    手段と、 ディスプレイ画面との対話的操作で、前記編集コマンド
    に関連して選択点として特定の種類の点を指定して点選
    択を行う特定点選択モードと選択点を自動認識して点選
    択を行うための自動認識モードとを選択的に設定するた
    めのモード設定手段と、 図面データが表示されたディスプレイ画面上に、座標点
    を指示するカーソルをオペレータの操作に応じて移動可
    能として表示させるためのカーソル表示手段と、 オペレータの操作により点選択を指示するための選択指
    示手段と、前記特定点選択モードにおいて点選択が指示されたとき
    に、図面データ上の既存点及び交点を含む有意点のう
    ち、指定された特定の種類の点を選択し、 自動認識モー
    ドにおいて点選択が指示されたときに、図面データ上の
    既存点および交点を含む有意点のうちで、その時点にお
    けるカーソル位置に最も近い有意点を選択するための点
    選択手段と、 選択された有意点を入力点として処理するための点入力
    処理手段とを具備することを特徴とするCAD処理装
    置。
  9. 【請求項9】 点選択手段は、有意点としての既存点お
    よび交点が、カーソルから等距離に存在する場合には交
    点を優先選択するための手段を含むことを特徴とする請
    求項8に記載のCAD処理装置。
  10. 【請求項10】 点選択手段は、既存点および交点に加
    えて接点および頂点も有意点として処理するための手段
    を含むことを特徴とする請求項8に記載のCAD処理装
    置。
  11. 【請求項11】 点選択手段は、延長線上の交点は、有
    意点とみなさない手段であることを特徴とする請求項8
    に記載のCAD処理装置。
  12. 【請求項12】 カーソル表示手段は、中心点とその近
    傍の所定のカーソルエリアとを指示するカーソルを表示
    させるための手段を含むことを特徴とする請求項8〜1
    1のいずれか1項に記載のCAD処理装置。
  13. 【請求項13】 カーソル表示手段は、オペレータの操
    作に応じてカーソルエリアのサイズを変更設定するため
    の手段を含むことを特徴とする請求項12に記載のCA
    D処理装置。
  14. 【請求項14】 点選択手段は、カーソルエリア内につ
    いてのみ有意点の選択処理を行うための手段を含むこと
    を特徴とする請求項12または13に記載のCAD処理
    装置。
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