JPH03237140A - 塩化ビニル系発泡性樹脂組成物 - Google Patents

塩化ビニル系発泡性樹脂組成物

Info

Publication number
JPH03237140A
JPH03237140A JP3350090A JP3350090A JPH03237140A JP H03237140 A JPH03237140 A JP H03237140A JP 3350090 A JP3350090 A JP 3350090A JP 3350090 A JP3350090 A JP 3350090A JP H03237140 A JPH03237140 A JP H03237140A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
zinc
weight
pts
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3350090A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2883145B2 (ja
Inventor
Yoshio Iida
飯田 良男
Noriyuki Shimoyama
下山 則之
Yoshito Oka
義人 岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Adeka Corp
Original Assignee
Asahi Denka Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Denka Kogyo KK filed Critical Asahi Denka Kogyo KK
Priority to JP3350090A priority Critical patent/JP2883145B2/ja
Publication of JPH03237140A publication Critical patent/JPH03237140A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2883145B2 publication Critical patent/JP2883145B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、充填剤配合塩化ビニル系発泡性樹脂組成物に
関し、詳しくは、塩化ビニル系樹脂に充填剤、亜鉛化合
物、亜鉛変性ハイドロタルサイト系化合物及び熱分解型
有機発泡剤を配合してなる、作業性及び加工性が良好で
あり、均一な発泡セルを有し、しかもプレートアウト性
の改良された、充填剤配合塩化ビニル系発泡性樹脂組成
物に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕塩化ヒ
ビニル系樹脂、比較的安価であり、良好な物理的、化学
的性質を有しているため、発泡成型品としてレザー、壁
紙、クツション材などの家具製品、自動車用品等に適用
するには好適な材料である。
かかる発泡成型品は、一般に塩化ビニル樹脂に発泡剤、
安定剤等を加えてブレンドし、カレンダ、押出し、射出
成形法などにより成型するか、又はペーストレジンに発
泡剤、安定剤等を加えてブレンドし、紙や布などにコー
ティングした後、熱を加えてゲル化し成型することによ
って製造される。また、このような発泡成型品において
、特に、白色度を要求される場合あるいは不透明化しよ
うとする場合には、二酸化チタンあるいは炭酸カルシウ
ム等の充填剤が配合されることが多い。
しかしながら、塩化ビニル系樹脂に多量の充填剤を配合
して発泡成型品を製造する場合、高粘度となり作業性が
著しく低下するばかりでなく、発泡セル荒れが生しると
ともにプレートアウトが大きくなる等の欠点を生しるた
め、これらの欠点を解消することが強く望まれていた。
例えば、粘度を低下させるために可塑剤を多量に添加す
る方法が提案されているが、発泡セル荒れやプレートア
ウト性は改良することはできず、実用上は不満足なもの
であった。アクリル系樹脂やメタクリル系樹脂等のセル
調整剤を添加する方法も提案されているが、この方法で
は比較的均一な発泡セルが得られるものの、充填剤を多
量に配合した場合は効果が小さく、粘度を低下させる効
果及びプレートアウトを防止する効果は有していない。
また、多量の可塑剤及びセル調整剤を併用する方法でも
その効果は小さく、特にプレートアウトを防止すること
ができなかった。
このため、安定剤の処方を変えることでこれらの課題を
解決しようとする試みもなされており、例えば、特開昭
60−197744号公報にはハイドロタルサイト類を
添加することが提案されているが、ハイドロタルサイト
類を添加した場合には発泡セルの状態はある程度改良さ
れるものの、発泡初期の発泡倍率(立ち上がり)及び白
色度は未だ不充分であり、また、プレートアウト性の改
良も不満足なものであったため、さらに改良することが
要望されていた。
従って、本発明の目的は、作業性及び加工性が良好てあ
り、均一な発泡セルを有し、しかもプレートアウト性が
改良された、充填剤の配合された塩化ビニル系発泡性樹
脂組成物を提供することにある。
尚、特開昭61−174270号公報には、亜鉛変性ハ
イドロタルサイト系化合物をハロゲン含有樹脂の着色抑
制剤として用いることが提案されているが、本発明の目
的である、充填剤を配合した発泡性樹脂組成物の問題点
をどのように解決するかについては全く示唆されていな
い。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は、上記目的を達成すべく、鋭意検討を重ね
た結果、ハイドロタルサイト類のアルカリ土類金属成分
の一部を亜鉛で置き換えた、亜鉛変性ハイドロタルサイ
ト系化合物を亜鉛化合物と併用した場合には、充填剤を
配合した場合においても作業性及び加工性が良好であり
、均一な発泡セルを有し、しかもプレートアウト性が改
良されることを知見した。
本発明は、上記知見に基づきなされたもので、塩化ビニ
ル系樹脂100重量部に、(a)無機充填剤10〜25
0重量部、0)亜鉛化合物0.01〜5重量部、(C)
次の一般式で表される亜鉛変性ハイドロタルサイト系化
合物0.01〜5重量部及び(d)熱分解型有機発泡剤
0. 1〜10重量部を配合してなる、塩化ビニル系発
泡性樹脂組成物を提供するものである。
M yI−Zn1、0<y2・AI、(OH) z−(
CO3) X/Z−IR)+20(式中、Mはアルカリ
土類金属を示し、x、y、、及びy2は各々下記式で表
される条件を満足する数を示し、mはOまたは任意の正
数を示す。
0<x  ≦ 0.  5  、 yI + 1、0<
y2=  I     X  、  !/I  ≧y2
−20.3≦y1〈1、O<1、0<y2<0.5)以
下、本発明の充填剤配合塩化ビニル系発泡性樹脂組成物
について詳述する。
本発明において使用される塩化ビニル系樹脂としては、
塩化ビニル単独重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、塩化ビニル−エチレン共重合体、塩化ビニル−エチ
レン−酢酸ビニル共重合体などの塩化ビニル系共重合体
;エチレン−酢酸ビニル共重合体又はエチレン−プロピ
レン系共重合体などに塩化ビニルをグラフト重合させた
塩化ビニル系グラフト共重合体などが挙げられ、その平
均重合度(JIS  K−6721)が600〜180
0の範囲のものが好ましい。
本発明で用いられる無機充填剤としては、二酸化チタン
、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、亜硫酸カルシウム
、水酸化カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム
、水酸化アルミニウム、りルク、アスヘスト、カオリン
、クレー及びシリカ等があげられ、特に、二酸化チタン
及び炭酸カルシウムを用いた場合に本発明の効果が著し
い。
これらの無機充填剤の配合量は、樹脂100重量部に対
して、10〜250重量部、好ましくは20〜200重
量部である。
本発明で用いられる亜鉛化合物としては、亜鉛の有機酸
塩及び無機亜鉛化合物が包含される。
亜鉛の有機酸塩を構成する有機酸としては、例えば、酢
酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、エナン
ト酸、カプリル酸、2−エチルヘキシル酸、ペラルゴン
酸、カプリン酸、ネオデカン酸、ウンデカン酸、ラウリ
ン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、イ
ソステアリン酸、ステアリン酸、12−ヒドロキシステ
アリン酸、ヘヘン酸、モンタン酸、アクリル酸、メタク
リル酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸すルン
酸、チオグリコール酸、メルカプトプロピオン酸、オク
チルメルカプトプロピオン酸、安息香酸、モノクロル安
息香酸、P−第三ブチル安息香酸、トルイル酸、ジメチ
ル安息香酸、エチル安息香酸、サリチル酸、p−第三オ
クチルサリチル酸などのカルボン酸及び例えば、フェノ
ール、クレゾール、キシレノール、エチルフェノール、
イソプロピルフェノール、n−ブチルフェノール、第三
ブチルフェノール、イソアミルフェノール、イソオクチ
ルフェノール、2−エチルヘキシルフェノール、第三オ
クチルフェノール、ノニルフェノール、ジノニルフェノ
ール、混合モノ・ジノニルフェノール、デシルフェノー
ル、ドデシルフェノール、オクタデシルフェノール、シ
クロヘキシルフェノール、フェニルフェノール等のフェ
ノール類があげられ、これらは正塩、塩基性塩あるいは
酸性塩であってもよい。
また、無機亜鉛化合物としては、酸化亜鉛、水酸化亜鉛
、塩化亜鉛、炭酸亜鉛、硫酸亜鉛等があげられる。
これらの亜鉛化合物の添加量は、樹脂100重量部に対
して、0.01〜5重量部、好ましくは0.1〜3重量
部である。
本発明で用いられる前記−数式で表される亜鉛変性ハイ
ドロタルサイト系化合物において、Mで表されるアルカ
リ土類金属としては、マグネシウム、カルシウム、バリ
ウム及びストロンチウムがあげられ、特に、Mがマグネ
シウムであるものが好ましい。また、Mとして上記アル
カリ土類金属の二種以上を用いてもよい。
また、前記−数式における、X、V+及びy2は亜鉛変
性ハイドロタルサイト系化合物における各金属成分の比
率を表し、本発明の目的を奏するためには各金属成分の
比率が前記の範囲内にあることが必要であるが、好まし
くは、Xが0. 2≦X≦0.4の範囲にあり、yl及
びy2が各々0.35≦y、≦0.75.0.05≦y
2≦0.4の範囲から選ばれる。また、mは結合する結
晶水の量を表し0または任意の正数を示すが、一般には
2以下であることが好ましい。
更に、本発明で用いられる亜鉛変性ハイドロタルサイト
系化合物は、その平均粒子径が10μ以下であり、その
BET比表面積が約30rrf/g以下であることが好
ましい。また、本発明で用いられる亜鉛変性ハイドロタ
ルサイト系化合物は、樹脂との相溶性、分散性等を改良
するために、高級脂肪酸、界面活性剤、シラン系または
チタネート系カップリング剤等で表面処理されていても
よい。
本発明で用いられる亜鉛変性ハイドロタルサイト系化合
物は、公知の化合物であり、例えば、特公昭46−22
80号公報、特公昭47−32198号公報、特公昭5
0−30039公報、特公昭4B−29477号公報及
び特公昭51−29129号公報等に記載された公知の
製法に準じて容易に製造することが可能であり、また、
市販品(例えば、アルカマイチー4:協和化学工業)を
用いることもできる。
本発明で用いられる亜鉛変性ハイドロタルサイト系化合
物の具体例としては、次に示すような化合物があげられ
る。
Mgo、 31’znO,3−AIo、 3z−(0)
1) z−(CO3) o、 + 6・0.2H2OM
go、 4S”znO,23,AIo、 :+z、(O
H)z・(COi)o、 +bMgo、 4s4no、
 +541o、 zs・(OR) z・(C(h) 1
1.1?Mgo、 4.Zno、 z・Alo、 3z
・(Of() z・(CO3) o。
Mgo、 S’Zno、 I t・Alo、 33 ・
(OH) z 。(CO3) o、 + bs・0.4
5H2OMgo、 s・Zno、 +541o、 :+
z・(OH)z、(co:+)o、 +bMgo、 、
’Zno、 z・Alo、 3・(OH) z・(CO
3) o。
Mgo、 s ’znO,z、A Io、 :+ ・(
OH) z、(C(h) o、 + 、・0.52H2
OMgo、 S’Zno、 z、・Alo、 zsiO
H)z・(COx)o、 +zsMgo、 s+4no
、 141o、 :+z・(OH)2.(CO:+)o
Mgo、 5z4no、 + i、41o、 3z・(
OH) z・(CO:+) o、 16・0.5H2O
Mgo、 5.’Zno、 +541o、 z・(OH
) z・(C(h) o。
Mgo、 b4no、 + 4・Alo、 zb、(O
H) z、(CO3) o、 + xMgo64no、
 +、A1o、 za・(0)1)zico:+)o、
 +zMgo、 h・Zno、 z41o、 z・(O
H) z・(Cot) o。
Mgo、 4’Cao、 +4no、 +、A1o、 
iz、(OH)zico:+)o、 +bMgo、 :
+・Caa、 z4no、 z・Alo、 3・(OH
) z・(CO3) O,Isこれらの亜鉛変性ハイド
ロタルサイト系化合物の添加量は、樹脂100重量部に
対して、0.01〜5重量部、好ましくは001〜3重
量部である。
さらに、本発明で使用される熱分解型有機発泡剤として
は、例えばN、N’ −ジニトロペンタメチレンテトラ
ミン、アゾジカルボンアミド、pP′−ビス(ヘンゼン
スルホニルヒドラジト)エーテル、p−トルエンスルホ
ニルヒドラジド等があげられる。
これらの発泡剤の中で、アゾジカルボンアミド(ADC
A)を用いた発泡体は耐熱性及び耐光性に優れ、また、
p、p’−ビス(ヘンゼンスルホニルヒドラジド)エー
テル(OBSH)は、製品の白色性及び色目の安定性に
優れ、また比較的発泡温度が低い利点を有しているが、
従来、これらの発泡剤を用いた場合には耐熱性が劣る欠
点があった。しかし、本発明の組成物は、前述のように
作業性及び加工性が良好であり、均一な発泡セルを有し
、しかもプレートアウト性が改良されるばかりでなく、
加工時の耐熱性(経時着色)を改善する効果が著しく大
きいので、特にこれらの発泡剤を用いた場合に適してい
る。
本発明の組成物は、通常可塑剤が配合された軟質成型品
として用いられる場合が多く、かかる可塑剤としては、
塩化ビニル系樹脂に用いられる通常の可塑剤ならば特に
制限されるものではない。
例えば、フタル酸ジ−n−ブチル、フタル酸ジ−n−オ
クチル、フタル酸ジ〜2−エチルヘキシル、フタル酸ジ
イソオクチル、フタル酸オクチルデシル、フタル酸ジイ
ソデシル、フタル酸ジC1〜。
混合アルキル、フタル酸ブチルベンジル、イソフタル酸
ジー2−エチルへキシル等のフタル酸系可塑剤、アジピ
ン酸ジー2−エチルヘキシル、アジピン酸ジイソデシル
、アゼライン酸ジー2−エチルヘキシル、セバシン酸ジ
プチル、セパシン酸ジ2−エチルヘキシル等の脂肪酸エ
ステル系可塑剤、リン酸トリブチル、リン酸トリー2−
エチルへキシル、リン酸トリクレジル、リン酸トリキシ
リル等のリン酸エステル系可塑剤、塩素化パラフィン、
塩素化脂肪酸エステル等の塩素系可塑剤、エポキシ系可
塑剤、ポリエステル系可塑剤等があげられ、これらの一
種又は二種以上を混合して使用することができる。
これらの可塑剤の添加量は、樹脂100重量部に対して
20−150重量部、特に30〜100重量部とするの
が好ましい。
また、本発明の組成物に対して、Io族またはIla族
金属の有機酸塩(通常の金属石ケン類等)の併用が行わ
れてもよいことは勿論である。この場合の金属成分の例
としてはLt+ Na、 K1Mg+ CaBa、 S
r等があげられ、有機酸残基としては 次のカルボン酸
及びフェノールの残基があげられる。
カルボン酸の例としては、酢酸、プロピオン酸、酪酸、
吉草酸、カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、ネオ酸
、2−エチルヘキシル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、
ウンデカン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、イソステアリン酸、ステアリン酸、
12−ヒドロキシステアリン酸、ベヘン酸、モンタン酸
、安息香酸、モノクロル安息香酸、p−第三ブチル安息
香酸、ジメチルヒドロキシ安息香酸、3,5−第三ブチ
ル−4−ヒドロキシ安息香酸、トルイル酸、ジメチル安
息香酸、エチル安息香酸、クミン酸、n−プロピル安息
香酸、アミノ安息香酸、N、 N−ジメチル安息香酸、
アセトキシ安息香酸、サリチル酸、P−第三オクチルサ
リチル酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リ
ルン酸、チオグリコール酸、メルカプトプロピオン酸、
オクチルメルカプトプロピオン酸なとのm個カルボン酸
、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピ
ン酸、ピメリン酸、スヘリン酸、アゼライン酸、セハチ
ン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、オキシ
フタル酸、クロルフタル酸、アミノフタル酸、マレイン
酸、フマール酸、シトラゴン酸、メタコン酸、イタコン
酸、アコニツト酸、チオジプロピオン酸等の二価カルボ
ン酸のモノエステル又はモノアマイド化合物、ヘミメリ
ント酸、トリメリット酸、メロファン酸、ピロメリット
酸、メリント酸等の三価又は四価カルボン酸のジ又はト
リエステル化合物があげられる。
またフェノール類としては、例えば第三ブチルフェノー
ル、ノニルフェノール、ジノニルフェノ−/L/、ン昆
合モノ・ジノニルフェノールキシルフェノール、フェニ
ルフェノール、オクチルフェノール、フェノール、クレ
ゾール、キシレノール、n−ブチルフェノール、イソア
ミルフェノール、エチルフェノール、イソプロピルフェ
ノール、イソオクチルフェノール、2−エチルヘキシル
フェノール、第三ノニルフェノール、デシルフェノール
、第三オクチルフェノール、イソヘキシルフェノール、
オクタデシルフェノール、ジイソブチルフェノール、メ
チルプロピルフェノール、シア砧ルフェノール、メチル
イソヘキシルフェノール、メチル第三オクチルフェノー
ル等があげられる。
また、これらの金属有機酸塩は、正塩、酸性塩あるいは
塩基性塩のいずれでもよく、さらには、いわゆる過塩基
性塩であってもよい。
これらの金属有機酸塩の添加量は、樹脂100重量部に
対して、0.01〜10重量部、特に0、1〜5重量部
とするのが好ましい。
本発明の組成物に、さらに有機ホスファイト化合物及び
/またはエポキシ化合物を併用することによりその熱安
定性を更に改善することができる。
上記有機ホスファイト化合物としては、トリブチルホス
ファイト、トリ (2−エチルヘキシル)ホスファイト
、トリデシルホスファイト、トリラウリルホスファイト
、ジブチルアシドホスファイト、ジラウリルアシドホス
ファイト、2−エチルへキシルジフェニルホスファイト
、フエニルジイソデシルホスファイト、ジフェニルデシ
ルホスファイト、トリフェニルホスファイト、トリス(
ノニルフェニル)ホスファイト、トリス(モノ/ジ混合
ノニルフェニル)ホスファイト、ジフェニルアシドホス
ファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスフ
ァイト、ジイソデシルペンタエリスリトールジホスファ
イト、フェニル−4.4′イソプロピリデンジフエノー
ル・ペンタエリスリトールジホスファイト、ヘキサ(ト
リデシル)1、1.3−トリス(2“−メチル−5′−
第三ブチル−4゛−ヒドロキシフェニル)ブタントリホ
スファイト、テトラ(C,2〜CIS混合アルキル)−
4.4“−イソプロピリデンジフェニルジホスファイト
、テトラ(トリデシル)−4,4。
n−ブチリデンビス(2−第三ブチル−5−メチルフェ
ノール)ジホスファイト、水素化−4。
4゛ −イソプロピリデンジフェノールポリホスファイ
ト、ジフェニル・ビス〔4.4’ −n−ブチリデンビ
ス(2−第三ブチル−5−メチルフェノール)]チオジ
ェタノールジホスファイト、ビス(オクチルフェニル)
・ビス(4、4’ −n−ブチリデンビス(2−第三ブ
チル−5−メチルフェノール)>1.6−ヘキサンジオ
ールジホスファイト、トリス(2,4−ジ−第三ブチル
フェニル)ホスファイト等があげられる。
これらの有機ホスファイト化合物の添加量は、樹脂10
0重量部に対して、0,01〜5重量部、特に0.1〜
3重量部とするのが好ましい。
また、上記エポキシ化合物としては、エポキシ化大豆油
、エポキシ化アマニ油、エポキシ化牛脂油、エポキシ化
魚油、エポキシ化トール油脂肪酸エステル、エポキシ化
ヒマシ油、エポキシ化すフラワー油、エポキシ化ポリブ
タジェン、エポキシ化アマニ油脂肪酸ブチル、エポキシ
化ステアリン酸メチル、−フチル,ー2ーエチルヘキシ
ル。
ステアリル、トリス(エポキシプロピル)イソシアヌレ
ート、3−(2−キセノキン)−1,2エポキシプロパ
ン、ビスフェノールAジグリシジルエーテル、ビニルシ
クロヘキセンジエボキサイド、ジシクロペンタジエンジ
エボキサイド、34−エポキシシクロへキンルー6−メ
チルエポキンシクロヘキサンカルポキシレート等があげ
られる。
上記のエポキシ化合物の添加量は、樹脂100重量部に
対して、0.01〜10重量部、特に0.5〜5重量部
とするのが好ましい。
本発明のU酸物には、成形品の物理的特性を阻害しない
範囲で、着色剤、難燃剤、酸化防止剤、帯電防止剤、光
安定剤、防黴剤等を適宜添加しても良い。
(実施例〕 以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではない。
実施例1 次の配合物を播潰機を使用し20分間屯合し、均一なペ
ーストゾルを作成した。このペーストゾルを難燃紙上に
0.18n+m厚になるように塗布し、140°Cのオ
ーブン中で1分間セミキュアーした後220°Cで30
〜70秒間加熱し、発泡体を作成した。得られた発泡体
の発泡倍率、60秒加熱後の黄色度を測定し、発泡セル
の状態を観察した。
また、セミキュアーした試片の塗布面にクロムメンキし
た金属板を重ね、150″Cで5分間加熱後詰片を剥離
する操作を10回繰り返し、金属板の曇り状態(コーテ
ィング時プレートアウト)を観察した。また、同様に2
20“Cで2分間加熱発泡後試片を剥離する操作を5回
繰り返し、金属板の曇り状態(エンボス時プレートアウ
ト)を観察した。なお、発泡セルの状態及びプレードア
カド性はlO段階で評価し、数字の少ない程良好である
ことを示す。また、発泡体の黄色度は、東京電色社製デ
ジタルカラーメーターで測定した。
その結果を下記表−1に示す。
(配合) p v C(PSL−280鐘淵化学製)ジオクチルフ
タレート 炭酸カルシウム(H) 二酸化チタン(R) アヅジカーボンアミド ミネラルスピリット オクチル酸亜鉛 酢酸亜鉛 重量部 OO 0 00 5 1,5 0,5 *  1  :  DHT−4A 協和化学工業■製合成ハイドロタルサイト*2:亜鉛変
性ハイドロタルサイ)I Mgo、 :+++4no、 xH^lo、 :+z・
(OH) z・(CO:l) o、 + 6・0.5H
z。
*3:亜鉛変性ハイドロタルサイト2 Mgo、 as4no、 +541o、 +z、(OH
)z、(Cox)o、 I7*4:亜鉛変性ハイドロタ
ルサイト3 Mgo、 54no、 + □4io、 xx、(OH
) z、(CO:l) olbs・0.45H2O*5
:亜鉛変性ハイドロタルサイト4 Mgo、 S・Zno、 zs41o、 zss(OH
)z・(Co:+)o、 +zs*6:亜鉛変性ハイド
ロタルサイト5 Mgo、 SS’znO,I s ・AIo、 3.(
OH) z、(CO3) o。
*7:亜鉛変性ハイドロタルサイト6 Mgo、a ・Cao、I−znO,l 、AIo、x
z・ (OH)z、(CO:l)o、+ a*8:亜鉛
変性ハイドロタルサイト7 Mgo、 1’caO,z’Zno、 z41o、 3
・(OH)z・(COz)o、 +s実施例2 次の配合により実施例1と同様にして、ペーストゾル及
び試片を作威し、実施例1と同様の試験を行った。その
結果を下記表−2に示す。
(配合)             重量部P V C
(PSL−280鐘淵化学製)(OOジオクチルフタレ
ート       60炭酸カルシウム(H)    
    100二酸化チタン(R)         
 15アゾシカ−ボンアミド        3ミネラ
ルスピリツト          8塩化亜鉛    
          2実施例3 次の配合により実施例Iと同様にして、ペーストゾル及
び試片を作威し、実施例1と同様の試験を行った。その
結果を下記表−3に示す。
(配合)             重量部P V C
(PX−QLT住友化学製)     100ジオクチ
ルフタレート       55エポキシ化大豆油  
        5炭酸カルシウム(H)      
  60二酸化チタン(R)          15
三酸化アンチモン          2ビス(ベンゼ
ンスルホニルヒドラ   3シト)エーテル ミネラルスピリット         10亜鉛オクト
エート           2添加剤(表−3)  
         、0. 5実施例4 次の配合により実施例1と同様にして、ペーストゾル及
び試片を作威し、実施例1と同様にして加熱30秒〜7
0秒間の発泡倍率及び加熱60秒後の黄色度を測定した
その結果を下記表−4に示す。
(配合)             重量部P V C
(PSL−280鐘淵化学製)    100ジオクチ
ルフタレート         60炭酸カルシウム(
H)         100二酸化チタン(R)  
         15アゾシカ−ボンアミド    
     3亜鉛化合物(表−4参照)       
2市販亜鉛変性ハイドロタルサイト    1(アルカ
マシザー4:協和化学工業製)また、比較のため、亜鉛
を含まない市販のハイドロタルサイト化合物(DHT−
4A:協和化学工業■製)を用いたものについても同様
の試験を行った。
上記の各実施例から明らかなように、亜鉛で変性されて
いないハイドロタルサイト化合物を用いた場合には、発
泡セルの状態、プレートアウト性及び黄色度はある程度
改善されるものの未だ不充分であり、しかも、発泡初期
の発泡倍率は全く不充分であり実用上満足できるもので
はなかった。
これに対し、亜鉛変性ハイドロタルサイト化合物を用い
た本発明の組成物は、発泡セルの状態、プレートアウト
性及び黄色度を著しく改善しており、しかも、発泡の立
ち上がりが早く、短時間で所望の発泡倍率に到達できる
ので、生産性の向上に著しく寄与するばかりでなく、加
熱時間も短いので、樹脂の劣化に起因する着色を更に低
減することもできることが明らかである。
〔発明の効果〕
本発明の塩化ビニル系発泡性樹脂組成物は、作業性及び
加工性が良好であり、均一な発泡セルを有し、しかもプ
レートアウト性が改良されたものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 塩化ビニル系樹脂100重量部に、(a)無機充填剤1
    0〜250重量部、(b)亜鉛化合物0.01〜5重量
    部、(c)次の一般式で表される亜鉛変性ハイドロタル
    サイト系化合物0.01〜5重量部及び(d)熱分解型
    有機発泡剤0.1〜10重量部を配合してなる、塩化ビ
    ニル系発泡性樹脂組成物。 M_y_1・Zn_y_2・Al_x・(OH)_2・
    (CO_3)_x_/_2・mH_2O(式中、Mはア
    ルカリ土類金属を示し、x、y_1、及びy_2は各々
    下記式で表される条件を満足する数を示し、mは0また
    は任意の正数を示す。 0<x≦0.5、y_1+y_2=1−x、y_1≧y
    _2、0.3≦y_1<1、0<y_2<0.5)
JP3350090A 1990-02-14 1990-02-14 塩化ビニル系発泡性樹脂組成物 Expired - Fee Related JP2883145B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3350090A JP2883145B2 (ja) 1990-02-14 1990-02-14 塩化ビニル系発泡性樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3350090A JP2883145B2 (ja) 1990-02-14 1990-02-14 塩化ビニル系発泡性樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03237140A true JPH03237140A (ja) 1991-10-23
JP2883145B2 JP2883145B2 (ja) 1999-04-19

Family

ID=12388270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3350090A Expired - Fee Related JP2883145B2 (ja) 1990-02-14 1990-02-14 塩化ビニル系発泡性樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2883145B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007039644A (ja) * 2005-07-07 2007-02-15 Jsp Corp 無機質系発泡体の製造方法
JP2007204525A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Adeka Corp 塩化ビニル系樹脂用液状安定剤脂組成物及び該液状安定剤組成物を含有してなるプラスチゾル組成物
WO2008061665A1 (de) * 2006-11-21 2008-05-29 Nabaltec Ag Neue zinkhaltige kalzium-aluminium-doppelsalze
US7405359B2 (en) * 1999-02-05 2008-07-29 Toda Kogyo Corporation Mg-Al-based hydrotalcite-type particles, chlorine-containing resin composition and process for producing the particles
WO2011024399A1 (ja) 2009-08-24 2011-03-03 株式会社Adeka 透明製品用塩化ビニル系樹脂組成物
WO2011102115A1 (ja) 2010-02-22 2011-08-25 株式会社Adeka 耐候性塩化ビニル系樹脂組成物
JP2013032427A (ja) * 2011-08-01 2013-02-14 Eiwa Kasei Kogyo Kk 発泡体製造用のガス発生剤
WO2014141608A1 (ja) 2013-03-12 2014-09-18 株式会社Adeka 透明製品用塩化ビニル系樹脂組成物

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7405359B2 (en) * 1999-02-05 2008-07-29 Toda Kogyo Corporation Mg-Al-based hydrotalcite-type particles, chlorine-containing resin composition and process for producing the particles
JP2007039644A (ja) * 2005-07-07 2007-02-15 Jsp Corp 無機質系発泡体の製造方法
JP2007204525A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Adeka Corp 塩化ビニル系樹脂用液状安定剤脂組成物及び該液状安定剤組成物を含有してなるプラスチゾル組成物
WO2008061665A1 (de) * 2006-11-21 2008-05-29 Nabaltec Ag Neue zinkhaltige kalzium-aluminium-doppelsalze
US8168078B2 (en) 2006-11-21 2012-05-01 Nabaltec Ag Zinc-containing calcium-aluminium double salts
WO2011024399A1 (ja) 2009-08-24 2011-03-03 株式会社Adeka 透明製品用塩化ビニル系樹脂組成物
WO2011102115A1 (ja) 2010-02-22 2011-08-25 株式会社Adeka 耐候性塩化ビニル系樹脂組成物
JP2011168744A (ja) * 2010-02-22 2011-09-01 Adeka Corp 耐候性塩化ビニル系樹脂組成物
JP2013032427A (ja) * 2011-08-01 2013-02-14 Eiwa Kasei Kogyo Kk 発泡体製造用のガス発生剤
WO2014141608A1 (ja) 2013-03-12 2014-09-18 株式会社Adeka 透明製品用塩化ビニル系樹脂組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2883145B2 (ja) 1999-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2010041378A1 (ja) 透明製品用塩化ビニル系樹脂組成物及び該組成物を成形してなる透明成形品
JPWO2014141608A1 (ja) 透明製品用塩化ビニル系樹脂組成物
WO2016035315A1 (ja) 塩化ビニル系樹脂用安定剤組成物、該安定剤組成物を用いた塩化ビニル系樹脂組成物及び該樹脂組成物から得られる成形品
JPH03237140A (ja) 塩化ビニル系発泡性樹脂組成物
JPH0227376B2 (ja)
CN111684042A (zh) 稳定剂组合物、含有其的氯乙烯系树脂组合物及其成型体
JP6871682B2 (ja) 塩化ビニル系樹脂用安定剤組成物
WO2020162414A1 (ja) 安定剤組成物、これを含有する塩化ビニル系樹脂組成物およびその成形体
JP2552334B2 (ja) 塩化ビニル系発泡性樹脂組成物
JPS6234346B2 (ja)
JPH0816183B2 (ja) 含塩素樹脂用安定剤
JP3125933B2 (ja) 塩化ビニル系樹脂組成物
JP2840086B2 (ja) 粉体成型用塩化ビニル系樹脂組成物
JPH08283499A (ja) 粉体成型用塩化ビニル系樹脂組成物
JPH05140393A (ja) 含ハロゲン樹脂組成物
JPH0135015B2 (ja)
JP3333543B2 (ja) 塩素含有樹脂発泡体
JP3345836B2 (ja) 塩素含有樹脂発泡体
JPH0228614B2 (ja)
JP2002020567A (ja) 電線被覆用塩化ビニル系樹脂組成物
JP2977222B2 (ja) 粉体成型用塩化ビニル系樹脂組成物
JP2000095909A (ja) 熱安定化された塩化ビニル系樹脂組成物
JP2552334C (ja)
JP2980726B2 (ja) 粉体成型用塩化ビニル系樹脂組成物
JPS63179939A (ja) 発泡性塩化ビニル系樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080205

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090205

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees