JPH03215638A - 銀―酸化物系の接点材料 - Google Patents

銀―酸化物系の接点材料

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JPH03215638A
JPH03215638A JP2012211A JP1221190A JPH03215638A JP H03215638 A JPH03215638 A JP H03215638A JP 2012211 A JP2012211 A JP 2012211A JP 1221190 A JP1221190 A JP 1221190A JP H03215638 A JPH03215638 A JP H03215638A
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JP
Japan
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oxide
weight
oxides
silver
contact material
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Application number
JP2012211A
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English (en)
Inventor
Hironobu Yamamoto
博信 山本
Takashi Nara
奈良 喬
Sadao Sato
貞夫 佐藤
Yasuhiro Sagara
相良 康博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuriki Honten Co Ltd
Original Assignee
Tokuriki Honten Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明はAgを主成分とし、その中に金属酸化物を分散
した銀一酸化物系の接点材料に関するものである. 《従来の技術》 従来、電気接点材料としては、いろいろなものが用いら
れているが、とりわけAg−CdO接点が広く使用され
ている。
AgにCdOとSb,Sn,In,C:u等の酸化物を
分散させた接点は、酎溶着性、耐アーク性、耐消耗性、
接触安定性などの諸接点特性が優れているため各種スイ
ッチ、コンタクター、ブレーカーなど小から大電流領域
まで広く用いられている. 近時各産業分野における合理化、自動化は目覚ましい発
達を遂げているが,これに伴ない装置に大型化、複雑化
する傾向にある一方、これら装置の制御系はむしろ高い
精密度を要求されるため、急速に電子化制御に移行して
いる. 電気回路の断続において、電子化された正確な制御は制
御角が一定となり、接点のONの時期とOFFの時期が
ずれることなく常に一定の状態にコントロールされるこ
ととなり、この結果接点開閉時には疑似的な直流現象が
起こることにより、方の極から他方の極へ接点材質が層
状に維持し始め、接触安定性が著しく損なわれ、時間の
経過とともにその堆積物が欠落し急激な接点消耗へと発
展することとなる. そこで、本願人は、思考基盤は、電気接点の表面の清浄
作用やアークに対する諸現象、たとえば消弧作用などが
添加する酸化物の物性特にその蒸気圧の温度特性に最も
関係が深いとする考え方に基づいて研究をすすめていた
が、Ag中にCd,Sb,Sn,In,Cu等の酸化物
を分散させた電気接点材料について種々な回路条件で試
験を行ったところ前述のようなある条件下で接点を開閉
するとどちらが一方の極に接点材料が堆積し始め、その
堆積物にアークが集中して異常消耗に発展することがわ
かった. 《発明が解決しようとする課題》 そこで.上記の異常消耗につき、その原因を追求した. ここで,通常電気接点を開閉すると、接点間には激しい
アークが発生し、接点表面はかなりの高温にさらされる
. このとき接点表面が、接点特性に有効な成分が逸散して
消耗するのであり、この際失われた効果的な成分が接点
内部から表層部へ間断なく補われるのが理想的な接点材
料といえる. ところで、前掲(1)Ag−Cd−Sb−Cu一In−
Sn系っレ)ては、この効果的成分が順調に供給されな
いため前述のような現象が起こったものと考えられる。
これらについて詳細な検討を進めた結果接点内部から表
層への順調な有効成分の供給力はアークによる表層成分
の揮発によって促がされる点に着目し、各種酸化物につ
いて実験を繰り返した結果、AgにCd,SbとCu 
, Inの各酸化物およびSrIとTeの各酸化物とを
複合添加することによって有効成分の表層への供給が順
調になり層状堆積防止に極めて大きい効果があることを
見い出したものであり、本願請求項(1)の接点材料に
あっては、このようにすることで、種々な回路条件に適
合し、しかも層状の堆積物や欠落などによ・る異常な消
耗のない電気接点材料を提供しようとするものであり、
請求項(2)では、さらに適量のFe,Ni,Go酸化
物を一種以上添加することで、さらにその特性の向上を
意図したものである. 《課題を解決するための手段》 本発明は上記の目的を達成するために、請求項(1)で
は、銀を主成分とし、これに金属成分が1〜10重量%
となるcd#化物と、金属成分が0.1〜6.2重量%
となるSb酸化物と、金属成分が0.05〜5重量%と
なるCu,Inの酸化物と、金属成分が0.05〜5重
量%となるSnの酸化物と更に金属成分が0.01〜2
重量%Te酸化物とが分散されていることを特徴とする
銀一酸化物系の接点材料を提供しようとしており、ざら
に請求項(2)では、上記請求項(1)に、0.01〜
0.5重量%となるFe,Ni ,Co醇化物の一種以
上をも分散させるようにしたことを特徴とする銀一酸化
物系の接点材料を提供しようとしている. 《実施例》 先ず、請求項(1)につき後記具体例を示して、さらに
これを詳記すると,先ずこのような電気接点材料を製造
するには既知のように、焼結法によっても内部酸化法に
よってもよいが、溶製内部酸化法ではSbとTeおよび
Snを添加したAg合金を酸化雰囲気中で高温に保持し
てその表面より酸素を侵入させ、Sb,Cu,Te,S
nその他の元素を選択的に酸化するものであり,長時間
該酸化を続けることによりAgマトリックス中に当該酸
化物を分散せしめて電気接点材料を製するものである.
ここで、AgへのCd添加量を1〜10重量%に限定し
た理由は、 1重量%未渦の添加であると、アーク発生
時の接点表面清浄作用が期待できず、lO重量%を越え
た添加になると耐消耗性が劣化する傾向にあるからであ
る. また、SbとTeとCu−InおよびSnの添加量の上
限を夫々6.2重量%と2重量%および5重量%に限定
しなければならない理由は、Ag − Sb合金のα固
溶体におけるSbの最大固溶限が、300℃で8.2重
量%であり、この添加量を超過するSbを添加した場合
には著しく加工性を阻害することとなり、量産的加工が
不能となるからでありAgに対し、Cu−Inの添加は
30%程度の量でも充分可能だが、上記の通り既にAg
に最大10重量%のCdと6.2重量%のSbを含んだ
合金系に更にCu−In−Snを添加する場合であると
、Agへの固溶度が急に減少すると共に各添加元素が5
重量%を越えた添加であると展延性が著しく低下し、所
望形状までの加工が極めて困難となるからである。
またTeの上限を上記の如く2重量%に限定した理由は
、TeのAgに対する溶解度が低いことに加え、これ以
上の添加では塑性加工が極めて困難なためである。
一方、Sb,Te,Cu,In,Snの添加量が夫々0
.1重量%、0.01重量%、0.05重量%未渦の場
合は後述する添加効果が得られない. 次に請求項(2)においてFe族元素の添加量を0.0
1〜0.5重量%に限定した理由は、Agに対するFe
族元素の固溶度が0.5重量%を超えると急激に減少す
るためAgマトリック中に偏在、偏析して加工性を阻害
し0.0l重量%未渦の添加では内部酸化組織の調整に
対する効果が低いためである.ここで具体例を示せば、
98.5重量%以上の純度を有するCd,Sb,Te,
Cu,In,SnおよびFe,Ni,coを原料とし下
記(表)に示す組成合金を次の工程で製作した。
高周波誘導溶解炉で、溶解、鋳造したインゴットを熱間
鍛造表面切削後、その一面にAg板を熱圧着して、ろう
付用のAg層を形成する.次に当該素材を冷間圧延して
厚さ2■■の板にした後直径6iの円盤状に打抜き、こ
れを720℃の酸化雰囲気中でCd,Sbその他の添加
金属を内部酸化して夫々本発明合金((A)〜(H))
を得た.比較のためAg−10重量%Cd他の従来例合
金をつくり実験に供した. 接点試験は、接触抵抗とアーク消耗量および層状堆積の
傾向について、夫々ASTM接点試験機(AC:200
V ,50A) ト7 − ク消耗試験機(AC200
V.10A)オよび市販スイッチによる実機テス} (
AC200V,35A)を行って評価した結果が別表で
ある. 《発明の効果》 請求項(1)(2)によるときは、別表に示される如く
、Ag−10Cd等従来例の層状堆積物に対し、本発明
になる(A)〜(H)合金は何れも0.1mm″以下の
極〈微小であり、SbとTeの複合添加が極めて効果的
であることを示している. しかし、これはAgに対するSbとTeの複合添加が条
件であり、Te酸化物のみの添加では層状堆積物防止に
対する効果が著しく低いことを念のため述べておく。
また、アーク消耗量についても、本発明合金は何れも低
く、アークに対する耐消耗性即ち消弧特性にも効果的に
作用している.

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)銀を主成分とし、これに金属成分が1〜10重量
    %となるCd酸化物と、金属成分が0.1〜6.2重量
    %となるSb酸化物と、金属成分が0.05〜5重量%
    となるCu、Inの酸化物と、金属成分が0.05〜5
    重量%となるSnの酸化物と更に金属成分が0.01〜
    2重量%Te酸化物とが分散されていることを特徴とす
    る銀−酸化物系の接点材料。
  2. (2)銀を主成分とし、これに金属成分が1〜10重量
    %となるCd酸化物と、金属成分が0.1〜6.2重量
    %となるSb酸化物と、金属成分が0.05〜5重量%
    となるCu、Inの酸化物と、金属成分が0.05〜5
    重量%となるSnの酸化物と、金属成分が0.01〜2
    重量%Te酸化物と、さらに金属成分として0.01〜
    0.5重量%となるFe、Ni、Co酸化物の一種以上
    とが分散されていることを特徴とする銀−酸化物系の接
    点材料。
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