JPH0319842A - ソフトコートフィルム - Google Patents

ソフトコートフィルム

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JPH0319842A
JPH0319842A JP15423989A JP15423989A JPH0319842A JP H0319842 A JPH0319842 A JP H0319842A JP 15423989 A JP15423989 A JP 15423989A JP 15423989 A JP15423989 A JP 15423989A JP H0319842 A JPH0319842 A JP H0319842A
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soft coat
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陽三 小坂
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、家庭電気製品や家具などの物品の表面に接着
するソフトコートフィルムに関し、特に或形性及び傷の
回復性に優れているとともに、耐摩耗性、耐衝撃性、耐
擦傷性及び触感性等にも優れているソフトコートフィル
ムに関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕近年、
プラスチック材料はエンジニアリングプラスチックをは
じめとしてその強靭性、加工性等の特性を生かして、金
属材料やガラス等の無機材料の代替材料として広範に使
用されている。しかし表面の硬度や耐擦傷性に劣るため
に、表面保護層を設ける必要性が大きい。
従来からプラスチック表面を硬質化する技術としては、
オルガノシロキサン系、メラミン系等の熱硬化樹脂や多
官能アクリル系の光硬化樹脂をコーティングしたり、真
空蒸着法やスパッタリング法等で金属薄膜を形或するこ
とが行われてきた。
しかしながら、従来の熱硬化樹脂や光硬化樹脂を用いた
耐擦傷性の表面保護層は屈曲性に欠け、クラックが生じ
易いという問題点があった。そのため曲面状の戒形体や
合或樹脂フィルム上に表面保護層を形成する場合、曲面
状に加工するのが困難であったり、屈曲によりクラック
が生じたりし、表面保護層として満足ではなかった。さ
らに平坦面の表面保護層として使用する場合でも一旦傷
がつくと元に回復しないという問題や、傷が目立つとい
う問題が認められる。また金属薄膜による表面保護層は
、真空系における加工のため、生産性が低く、かつ大型
形状の加工が困難であるという欠点があった。
従って、本発明の目的は、或形性及び傷の回復性に優れ
ているとともに、耐擦傷性、耐衝撃性、耐摩耗性及び触
感性等にも優れ、プラスチック製品、金属製品、木製品
等の表面を保護し得るソフトコートフィルムを提供する
ことである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的に鑑み鋭意研究の結果、本発明者は、特定の構
造のウレタンアクリレートを含有する組戊物をフィルム
に塗布し、電離放射線を照射することにより、耐擦傷性
、耐衝撃性、耐摩耗性、触感性等に優れたンフトコート
フィルムが得られることを発見し、本発明に想到した。
すなわち、本発明のソフトコートフィルムは、2個以上
のイソシアネート基を有するイソシアネート化合物と、
1〜4個の水酸基を有する化合物と、1〜2個の水酸基
及び1〜5個のラジカル重合性不飽和基を有する化合物
とからなる分子N500〜50000 のウレタンアク
リレートを1種又は2種以上含有する組成物、あるいは
2個以上のイソシアネート基を有するイソシアネート化
合物と、1〜4個の水酸基及び1〜5個のラジカル重合
性不飽和基を有する化合物とからなる分子量500〜5
0000 のウレタンアクリレートを1種又は2種以上
含有する組成物に電離放射線を照射することにより硬化
させた樹脂層を支持フィルム上に有するソフトコートフ
ィルムであって、硬化した樹脂層のガラス転移温度がo
℃以下であり、硬化後のソフトコートフィルムの伸びが
100 %以上であることを特徴とする。
上記組戊物を電離放射線により硬化させてなる表面保護
層は、ウレタンアクリレートを多官能化したり、ジオー
ルの分子量、構造を調節したり、ウレタン化合物とアク
リルモノマーとの混合比を調節することにより、耐擦傷
性、可撓性、屈曲性等をコントロールすることができる
本発明のンフトコートフィルムについて、以下詳細に説
明する。
本発明のンフトコートフィルム中の樹脂層を構或する組
成物は、2個以上のイソシアネート基を有するイソシア
ネート化合物と、1〜4個の水酸基を有する化合物と、
1〜2個の水酸基及び1〜5個のラジカル重合性不飽和
基を有する化合物とからなる分子量500〜50000
 のウレタンアクリレート、あるいは2個以上のイソシ
アネート基を有するイソシアネート化合物と、1〜4個
の水酸基及び1〜5個のラジカル重合性不飽和基を有す
る化合物とからなる分子量500〜50000のウレタ
ンアクリレートを含有することを特徴とする。
本発明に使用することができるイソシアネート化合物は
、l分子中に2個以上、特に2〜3個のイソシアネート
基を有する脂肪族又は芳香族のイソシアネート化合物で
あり、例えば、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキ
サメチレンジイソシアネート、2.4−}リレンジイソ
シアネート、2.6−トリレンジイソシアネート、4.
4.  −ジフエニルメタンジイソシアネート、1,5
−ナフタレンジイソシアネート、3.3−ジメチル−4
,4.  − ジフェニレンジイソシアネート、インホ
ロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネー}、
1.3−ビス(インシアナイトメチル〉シクロヘキサン
、トリメチルへキサメチレンジイソシアネート、水素添
加4,4 −ジフェニルメタンジイソシアネート、水素
添加キシリレンジイソシアネート、下記式により示すイ
ソシアネート等を、単独で又は2種以上混合して使用で
きる。
OCNR,NCO 、又は Ra−(NCO)s (ただし、R1は炭素数4〜14の炭化水素基であり、
R2はインシアヌレート又はトリメチロールプロパンの
骨格を有する。) さらに、下記のイソシアネート化合物を用いることもで
きる。
(イ) (ハ) C}1.0[:ON}I−(CI{.).−NCOし1
13 特に耐候性を有するためには、インホロンジイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネート、水素添加4.
4′−ジフ−エニルメタンジイソシアネート、水素添加
キシリレンジイソシアネー゛トの他に、上記(二)〜(
ト)が望ましい。
1〜4個の水酸基を有する化合物《モノマー)としては
、メタノール、エタノール、プロパノール、1,3−ブ
タンジオール、1,4−ブタンジオーノレ6、トリメチ
ロールプロパンゆペンタエリスリトー駅、ジグリセロー
ル等の他に、水酸基を有するポリエステルブレポリマー
、ポリエーテルブレポリマー及びポリカーボネートブレ
ボリマー、ポリブタジエンブレボリマー等がある。
1〜4個の水酸基を有するポリエステルプレポリマーと
しては、(イ)芳香族又はスピロ環骨格を有するジオー
ル化合物とラクトン化合物又はその誘導体又はエボキシ
化合物との付加反応生或物、(口)多塩基酸とボリオー
ルとの縮合生戒物、及び(ハ)Il状エステル化合物か
ら誘導される開環ポリエステル化合物等があり、これら
を単独で又は2種以上を混合して使用する。
(イ)の付加反応生底物に用いる芳香族又はスビロ環骨
格を有するジオール化合物としては、例えば、 CH, 0(CLCH20) l,H. 等がある。
ラクトン化合物の代表的なものとしては、εカブロラク
トンやδ−パレロラクトン等がある。
またエポキシ化合物の代表的なものとしてエチレンオキ
サイド、プロピレンオキサイド等がある。
次に(0) の縮合生底物に用いる多塩基酸としては、
例えばフタル酸,イソフタル酸,テレフタノレ酸,アジ
ビン酸,コハク酸,セバチン酸等の飽和多塩基酸や、マ
レイン酸、フマル酸.イタコン酸,シトラコン酸等の不
飽和多塩基酸があり、またポリオールとしてはエチレン
グリコール、ジエチレングリコール、1.4−ブタンジ
オール、1,6−ヘキサングリコール等がある。
1〜4個の水酸基を有するポリエーテルプレポリマーと
しては、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコール等があ
る。
また1〜4個の水酸基を有するポリカーボネートプレポ
リマーとしては、例えばダイセル化学工業株式会社製の
プラクセルCD−210 (分子量1000 )、ブラ
クセルCD−220 (分子量2000 )や日本ポリ
ウレタン工業株式会社製のON−983 (分子量10
00 )等のポリカーボネートジオールがあげられる。
ポリブタジエンプレボリマーとしては、1.4−ポリブ
タジエン、1.2−ポリブタジエンの両末端にOH基を
有するジオールが挙げられる。
1〜2個の水酸基を有するとともに1〜5個のラジカル
重合性不飽和基を有する化合物は、イソシアネート化合
物のイソシアネート基に結合するとともに、電子線の照
射により容易にラジカルを発生し架橋反応を引き起こす
不飽和基を有するいわゆるラジカル重合性化合物である
。このような水酸基を有するラジカル重合性アクリレー
ト系化合物は、アクリル酸又はメタクリル酸もしくはこ
れらの誘導体のエステル化合物であって水酸基を有する
ものであり、例えば、ヒドロキシエチルアクリレート,
ヒドロキシブロビルアクリレート,ヒドロキシブチルア
クリレート,ヒドロキシエチルメタクリレート,ヒドロ
キシプ口ピルメタクリレート,ヒドロキシブチルメタク
リレート,4−ヒドロキシシクロへキシルアクリレート
,5−ヒドロキシシクロオクチルアクリレート,2−ヒ
ドロキシ−3−フエニルオキシブロビルアクリレート等
の重合性不飽和基1個を有する(メタ)アクリル酸エス
テル化合物をはじめ、式 OCR2CH.0}1 1 で表される重合性不飽和基2個を有するエステル化合物
や、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ジペンタ
エリスリトールペンタアクリレート等を使用することが
できる。
本発明の第二のウレタンアクリレートは、上記と同様の
イソシアネート化合物に、1〜4個の水酸基及び1〜5
個のラジカル重合性不飽和基を有する化合物を反応させ
てなる分子量500〜50000のものである。上記ラ
ジカル重合性不飽和基含有化合物としては、例えば下記
式: R−{−OCH.C}1(OH)C}I20COCH=
CH,)2(Rは炭化水素残基) により表されているものがある。
次に上記ウレタンアクリレートの製造方法を、ジイソシ
アネートとジオールを用いる例で説明する。
ジイソシアネートと両末端に水酸基を有するジオールと
を用いる第1工程は、以下の反応式により表すことがで
きる。
2  0CN−R,−NCO   +  HO−R2−
OH  →ただし、R1  は炭素数4〜14の炭化水
素基で、R2 はジオール残基である。
第l工程の反応温度は40〜60℃で反応時間は1〜4
時間である。反応は無溶剤中で行っても溶剤中で行って
もよい。
第2工程は第1工程の反応生底物の末端に水酸基を有す
るとともにラジカル重合性不飽和基を有するアクリレー
ト系化合物を反応させるものであり、典型的には以下の
式により表すことができる。
00 II     II OCN−R,−NHCO−R2−OCNII−R,−N
CO+2HD−R,   →ただし、R3はアクリレー
ト残基(アクリル酸エステル基又はメタクリル酸エステ
ル基)である。
なおイソシアネート残基を全てラジカル重合性化合物と
反応させる代わりに一端をトリメチロールプロパンのよ
うなトリオールと反応させて、1分子中に3個のラジカ
ル重合性化合物の残基が含まれるようにすることもでき
る。
第2工程の反応温度は40〜100 ℃で反応時間は2
〜6時間である。第1工程と同様に無溶剤中で行っても
、溶剤中で行ってもよい。
なお第2工程の反応系には、ラジカル重合性アクリレー
ト系化合物中の(メタ)アクリル酸エステル基を保護す
るために、重合禁止剤、例えばハイドロキノン,ハイド
ロキノンモノメチルエーテル,ペンゾキノン,2.6−
ジーt−ブチルーp−クレゾ−ル等を100〜1000
ppm程度添加するのが好ましい。また、反応系中に反
応を促進させる目的で、トリエチルアミン.ビペラジン
,トリエタノールアミン,ジブチルチンジラウレート,
スタナスオクトエート,スタナスラウレート,ジオクチ
ルチンジラウレート等を添加することができる。
このようにして得られるウレタンアクリレートは500
〜50000 の分子量を有することを特徴とする。こ
のように大きな分子量は、主として水酸基を有する化合
物に由来し、特に脂肪族系水酸基含有化合物(ジオール
等〉を用いることにより、良好な伸びを示すようになる
本発明のソフトコートフィルムに用いる組戊物は、ウレ
タンアクリレート単独で得ることができるが、所望に応
じl分子中に1個以上のラジカル重合性不飽和基を有す
る化合物(特にアクリルモノマー)をl種又は2種以上
混合することができる。
ウレタンアクリレートに混合し得るアクリルモノマーの
うち、単官能アクリルモノマーとしては、メチルアクリ
レート、2−エチルへキシルアクリレート、メトキシエ
チルアクリレート、ブトキシエチルアクリレート、プチ
ルアクリレート、メトキシブチルアクリレート、フェニ
ルアクリレート、エトキシジエチレングルコールアクリ
レート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、フエノ
キシアクリレート、2−ヒドロキシプロビルアクリレー
ト、メトキシトリエチレングリコールアクリレート、ア
クリル酸ダイマー ノニルフェノールエチレングリコー
ルアクリレート、2−ヒドロキシ−3−7エノキシブロ
ピルアクリレート、インアミルアクリレート、メトキシ
ジプロピレングリコールアクリレート、2−アクリロイ
ルオキシエチルコハク酸、2−アクリロイルオキシエチ
ルフタル酸、2−アクリロイルオキシエチル−2− ヒ
ドロキシエチルフタル酸、2−アクリロイルオキシエチ
ルへキサヒドロフタル酸、2−アクリロイルオキシエチ
ルアシツドフォスフェート、2−ヒドロキシブチルアク
リレート、ペンジルアクリレート、ノニルフェノール−
10 エチレングリコールアクリレート等のアクリル酸
エステル類又はこれらと対応するメタクリル酸エステル
類; アクリルアミド、メタクリルアミドの不飽和カル
ポン酸アミド; 2−(N, N−ジメチルアミノ〉エ
チルアクリレート、2−(N,N− ジメチルアミノ)
エチルメタクリレート、2−(N,N−ジベンジルアミ
ノ)エチルアクリレー}、(N,N− ジメチルアミノ
)メチルメタクリレート、2−(N,N−ジェチルアミ
ノ)プロビルアクリレート等の不飽和酸の置換アミノア
ルコールエステル類;N−メチルヵルバモイロキシエチ
ルアクリレート、N一エチルヵルバモイロキシエチルア
クリレート、N−プチルヵルバモイロキシエチルアクリ
レート、N−フェニル力ルバモイロキシエチルアクリレ
ート、2−(N−メチルカルバモイロキシ)エチルアク
リレー}、2−カルバモイロキシプロビルアクリレート
などのカルバモイロキシアルキルアクリレート、N−ビ
ニル−2− ビロリドン類等がある。
また多官能アクリルモノマーは2個以上のラジカル重合
性不飽和基を有するものであり、特に2個以上の(メタ
〉アクリロイル基を有する多官能(メタ)アクリレート
が好ましい。具体例として例えば、エチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(
メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ〉アク
リレート、トリメチロールプロパントリ (メタ〉アク
リL/−}、}!Jメチロールプロパンジ(メタ)アク
リレート、ペンタエリスリトールテトラ (メタ)アク
リレート、ペンタエリスリトールトリ (メタ)アクリ
レート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ〉アクリ
レート、エチレングリコールジクリシジルエーテルジ(
メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジグリシ
ジルエーテルジ(メタ)アクリレート、プロピレングリ
コールジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、
ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテルジ(メ
タ)アクリレート、ソルビトールテトラグリシジルエー
テルテトラ(メタ)アクリレート、メラミン(メタ)ア
クリレート等の多官能(メタ)アクリレートが挙げられ
る。
ウレタンアクリレートとアクリルモノマーとの配合割合
は、ウレタンアクリレート中のアクリル戒分の割合によ
り異なり、組成物中のアクリルモノマーが5〜80重量
%程度となるように、両者を配合するのが好ましい。
なお、後述するようにウレタンアクリレートとアクリル
モノマーとは電離放射線照射により架橋するので、ウレ
タンアクリレートの代わりにウレタン化合物を用いるこ
ともできる。ウレタン化合物としては、2個以上のイソ
シアネート基を有するイソシアネート化合物と、1〜4
個の水酸基を有する化合物とが反応してなるウレタン化
合物を用いることができる。ここで用いるイソシアネー
ト化合物及び水酸基含有化合物は、いずれも上述のもの
と同じでよい。ウレタン化合物を使用する場合、ウレタ
ン化合物とアクリルモノマーとの配合割合は、上述と同
様にアクリルモノマーが20〜80重量%程度となる割
合である。
本発明のソフトコートフィルムは、良好な触感性を出す
ために、樹脂戊分100重量部に対して0.05〜15
重量部の触感向上剤を1種又は2種以上含有するのが好
ましい。
触感向上剤は、液状又は粉末状のいずれでもよく、シリ
コーン、ワックス、テフロンパウダー、界面活性剤等が
挙げられる。しかしながらその添加量が多すぎると支持
フィルムとの接着性が不良となりやすい。好ましい添加
量は0.05〜10重量部である。
実際に用いるシリコーンとしては、アミノ変性シリコー
ン、エーテル変性シリコーン、メルカプト変性シリコー
ン、叶基含有シリコーン、Uv又はE!B硬化型シリコ
ーン等があり、ワックスとしては、ポリエチレングリコ
ール、ポリテトラメチレングリコール等があり、またシ
リコンパウダー、ワックスパウダー等も使用することが
できる。
本発明で用いられる樹脂組成物はその他に必要に応じ紫
外線吸収剤や光安定剤を含有することができる。紫外線
吸収剤としては、ペンゾトリアゾール類、例えば2−(
2−ヒドロキシ−5メチルフエニル)ペンゾトリアゾー
ル、2−(2− ヒドロキシ−3,5ジターシャリーア
ミルフェニル)ペンゾトリアゾ一ル、ホリエチレンクリ
コールの3− 〔3(ペンゾトリアゾール−2−イルー
5−t−ブチルー4− ヒドロキシフェニル〕プロピオ
ン酸エステル等が挙げられる。
また光安定剤としてはヒンダードアミン系で、例,t 
lf2−(3. 5− ジーt−ブチルー4− ヒドロ
キシベンジル)−2’−n−プチルマロン酸ビス(1,
 2, 2. 6−ペンタメチル−4− ピペリジル)
、ビスー(1. 2. 2, 6. 6−ペンタメチル
−4− ビペリジル)セバケート、テトラキスー(2.
 2, 6. 6−テトラメチル−4− ビペリジル)
1. 2. 3. 4−ブタンテトラカルボキシレート
等が挙げられる。
紫外線吸収剤と光安定剤は併用することにより著しい耐
候性の改良が得られる。
紫外線吸収剤の添加量及び光安定剤の添加量は、樹脂組
成物100重量部に対してそれぞれ0.01〜10重量
部であり、特に紫外線吸収剤0.1〜2重量部及び光安
定剤0。5〜4重量部を同時に添加することが望ましい
。添加量が少ないと耐候性改良の効果がなく、多過ぎる
と硬化性の低下、密着性の悪化等の悪影響が現われる。
このようにして得られた電子線硬化型樹脂組成物は硬化
前は粘着性を有する。硬化前に粘着性がないと得られる
塗膜の物性(耐摩耗性等)が十分でないので、粘着性を
有することは重要である。
また、本発明に用いる支持フィルムとしては、ポリエス
テルフィルム、ポリエチレンフィルム、ホリフロピレン
フィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデ
ンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ナイロンフィ
ルム、ポリスチレンフィルムミエチレンー酢酸ビニル共
重合体フィルム、八BS フィルム等を用いる。
本発明においては支持フィルムとしては厚さ6〜500
 μm程度のものを使用する。特に支持フィルムの厚さ
を25〜250μm程度とする場合に良好な効果が得ら
れる。
本発明において電子線硬化樹脂塗膜の厚さは2〜150
μmである。2μmより薄いと耐擦傷性が不十分である
。一方、ソフトコームフィルムは膜厚がある程度大きく
なってもカール等は起きにくいが、膜厚が150μmを
超えると硬化が不十分となる。
上記電子線硬化樹脂塗料膜の形戊は以下の通り行う。
無溶剤又は必要に応じ溶剤を添加して塗料を作製する。
使用し得る溶剤としては、メタノール、エタノール、イ
ンブロパノール、メチルセルソルブ、エチルセルソルブ
等のアルコール類、テトラヒドロフラン等のエーテル類
、メチルエチルケトン、アセトン、メチルイソブチルケ
トン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステ
ル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類等、又
はこれらの混合溶剤がある。
塗布方法としてはブレードコーティング法、グラビアコ
ーティング法、ロッドコーティング法、ナイフコーディ
ング法、リバースロールコーティング法、オフセットグ
ラビアコーティング法等が使用できる。
塗膜にそのまま電子線を照射してもよいが、鏡面仕上げ
とする場合には特開昭57−22204号の方法を利用
する。
第1図に概略的に示す装置を用いる方法では、支持フィ
ルムlの上に塗布装置2を用いて樹脂組成物の塗布液3
を塗布した後、鏡面材料4を鏡面状態の表面を支持フィ
ルム1に向けてラミネートし、電子線照射機5で塗膜を
硬化させ、最後に鏡面材料4を剥離する。さらに必要な
場合には、電子線照射前にヒーター6.7によりプレヒ
ートし、また電子線照射後にヒーター8によりポストヒ
ートを行ってもよい。
第2図では、鏡面材料4のうえに塗布装置2を用いて塗
布液3を塗布した後、支持フィルム1をラミネートし、
電子線照射機5で塗膜を硬化させ、最後に鏡面材料4か
ら硬化物を剥離する。この場合も必要ならばヒーター6
.7.8によりプレヒート及びポストヒートを行っても
よい。
鏡面材料としては金属板、金属シート、プラスチックフ
ィルム、樹脂コート紙、フィルム、金属蒸着フィルム、
金属蒸着紙、ガラス等の材料を用いることができるが、
特に、電子線の低温硬化の特徴を利用するものとして、
200℃以下の軟化点を有するプラスチックフィルムを
用いるのが好ましい。
また鏡面材料の代わりにマット状の表面を有するシート
又はパネル(例えばポリエチレンテレフタレートシ一ト
)を用いることにより、表面がマット状のコーティング
面を得ることもできる。この場合、例えばシリカ粒子を
含有するノングレア層と異なり光散乱がなく、かつ均一
な表面凹凸パターンを有するようにすることができるの
で、良好なノングレア層となる。
第3図は、表面に微細な凹凸を有するマット状の樹脂層
を得る方法の例を示すもので、支持フィルム10に塗布
液13を塗布した後、あらかじめ微細な凹凸を有する成
形ロール14に押圧、密着させ、その状態で電子線照射
機15より電子線を照射する。
これにより塗膜13は硬化し、戊形ロール14の微細な
凹凸が硬化塗膜の表面に転写される。次にロール16に
よりフィルムを形戊ロール■4から剥離することにより
、表面に微細な凹凸を有する艶消しフィルムが得られる
このようにして得られた樹脂層の硬化には、コツクロフ
トワルトン型、バンデグラフ型、共振変圧器型、絶縁コ
ア変圧器型、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の
各種電子線加速器から放出された50〜1000κeV
,好ましくは100 〜300KeVの範囲のエネルギ
ーを有する電子線を用いることができる。電子線の照射
量は一殻に1〜20Mradである。
なお、本発明のソフトコートフィルムは、支持フィルム
に着色層及び/又は金属蒸着層を有することが可能であ
る。これらの着色層及び/又は金属蒸着層は、通常の方
法で支持フィルムに塗布又は蒸着される。その後、上記
樹脂層が塗布され、上述した方法によりソフトコートフ
ィルムが得られる。
着色層及び/又は金属蒸着層を有することにより、多彩
な色や模様を呈するため、物品の保護層として機能する
のみならず装飾性をも有するソフトコートフィルムが得
られる。
更に、本発明のソフトコートフィルムは、支持フィルム
の裏面側に接着層を設けておくと、物品に容易に貼り付
けることができるので便利である。
このようにして得られるソフトコートフィルム、十分な
伸びを示すことを特徴とする。特に、ソフトコートフィ
ルム中の硬化樹脂層は0℃以下のガラス転移温度を示し
、このためにクラブクが発生しない伸びが100%以上
もある。
〔実施例〕
本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1 加熱撹拌装置のついた500m lのセバラブルフラス
コとパラブルカバーを用い、イソホロンジイソシアネー
ト33. 3gをフラスコに入れ、触媒としてジラウリ
ル酸ジノルマルブチルスズをO. Ig滴下し、40℃
で加熱撹拌した。プラクセル220AL (ダイセル化
学、分子量2000) 200gを系内の温度が急激な
上昇を示さないように徐々に加えて反応を進め、2時間
後に反応温度を60℃に上げ、ヒドロキシエチルアクリ
レート13g を加え、IRスペクトル中2330Cl
l−’のイソシアネート基によるピークが消失するまで
攪拌を続けた。ほぼ定量的に反応が終了した後、目的の
ウレタンアクリレート化合物を得た。
このようにして得られたウレタンアクリレート化合物4
0重量部に対し、PR−202 (三菱化或@製ウレタ
ンアクリレート)10重量部、ジエトキシエチルアクリ
レート(大阪有機化学工業■製ビスコー} 190) 
50重量部、シリコーンとして八K−30(東亜合戊化
学工業■製)0.5重量部を加え、塗布液を作或シタ。
コレをロールコート法で厚さ150 μmのポリ塩化ビ
ニルシ一ト(三宝樹脂工業■製)上に15μmの厚さに
塗布した。その上にマット状ポリエチレンテレフタレー
トフィルム(帝人■)をラミネートし、カーテン式の電
子線照射機(加速電圧180kV)で5 Mradの電
子線を照射した。樹脂が硬化した後、マット状フィルム
を剥離してソフトコートフィルムを得た。得られたソフ
トコートフィルムについて以下の評価を行った。
(イ)爪スクラッチテスト 人差指の爪で塗膜を2〜3回引っかき(引つかきの長さ
は約30mfl+) 、著しい傷、復元しない傷又は生
地が露出するような傷が生ずるかどうかを観察する。
○:傷つかない ×:傷つく (ロ〉 折り曲げ加エテスト 25℃で180゜に急激に折り曲げ、クラツクが発生す
るか否かを観察する。
○:クラブクが発生しない ×:クラックが発生する (ハ)クラック伸び l cm幅にカットし、20℃で10Or+on/分の
速さで弓張り、クラブクの発生する伸びを測定した。
(二)接着性テスト JISK−5400 に準じ碁盤目試験を行い、残り個
数で接着性を評価する。
(水)耐温水性テスト 50℃の温水中に24時間浸漬後の表面状態を観察する
○:異常なし ×:異常あり (へ)耐湿性テスト 50℃、90%RHの雰囲気中に400時間放置した後
、割れ、ふくれ、はがれ、著しい変色、つやの変化の有
無を観察する。
○:異常なし ×:異常あり (ト〉 耐薬品性テスト 20℃の5%酢酸水溶液に96時間、50℃のO. I
NNail{水溶液に240時間、及び20℃の灯油に
24時間浸漬した後、割れ、ふくれ、はがれ、著しい変
色、つやの変化の有無を観察する。
○:異常なし ×:異常あり 結果は第2表に示す通りであった。
実施例2 実施例lと同様に、トリレンジイソシアネート17 4
.gに触媒としてジウラリル酸ジノルマルブチルスズ0
. 13g を加え、40℃で1,3−ブタンジオール
50gを滴下した。2時間後60℃でイソプロビルアル
コール60gを加え、IRスペクトル中2330c+r
’のイソシアネート基によるピークが消失するまで、攪
拌を続け、ほぼ定量的に反応が終了し、目的のウレタン
化合物を得た。
このようにして得られたウレタン化合物20重量部に対
し、UV−3000B (日本合戒化学工業■製、ウレ
タンアクリレート)80重量部、AK−30 1.5 
重量部を加えて、塗布液を作或し、実施例1と同様にソ
フトコートフィルムを作或し、同じ評価を行った。結果
を第2表に示す。
実施例3〜l4 第1表に示す各組成物を用いて実施例1と同様の方法で
ソフトコートフィルムを作威し、同様の評価を行った。
同じく結果を第2表に示す。
比較例1 第l表に示す組戊を用いて実施例1と同様の方法でソフ
トコートフィルムを作戒し、同様の評価を行った。第2
表に示すようにクラブクの発生する伸びが100 %以
下のため、折り曲げ加エテストがXとなり、戊形性を有
するソフトコートフィルムが得られなかった。
(注): (1)ウレタンアクリレート (a)日本合或化学工業[製 M−5600: CH2=CHCOOCH.CH.COO}Iアクリル酸
ダイマ− わ)三菱化戊■製 (C)大阪有機化学工業■製 ビスコート190:  C}1.=C}IC00(CH
2Cll20).(’21+S(2)単官能アクリルモ
ノマー (a)共栄社油脂化学工業■製 THF−A:  テトラヒドロフルフリルアクリレート PO−A :   フェノキシエチルアクリレート11
0P−^: 2−ヒドロキシブロビルアクリレートMT
G一^: メトキシトリ′エチレングリコールアクリレ
ート b)東亜合戊化学工業■製 M−150:  N−ビニル−2−ピロリドンビスコー
}158: CH2=CHCOOCH2CH.CH(C
H3)2(3)二官能アクリルモノマー (a)東亜合戊化学工業■製 M 215: CH.CH20H 1 (b)共栄油脂化学工業■製 (e)大阪有機化学工業側製 (4)三官能アクリルモノマ一 日本火薬■製 (C)日本火薬■製 「τ・ゴ=2、 (5)触感向上剤 (a)シリコーン (イ)信越化学工業@J製 a+b=3> 00 東亜合或化学工業■製 (ハ〉 ゴールドシュミ ト社製 (イ)保土谷化学工業■製 (二) 東芝シリコーン■製 TIJV6000 (ネ)日本ユニカー■製 L−7001 (b)テフロンパウダー ダイキン工業■製 ルブロンL−5 (C)シリコンパウダー トーレシリコン■製 トレフィルF−203 (d)粉末 (8): 1:1 のモル比の混合物。
S−N^U8A5021:  カルナバワックスフルオ
ロスリップ511:  フルオロエチレン(e)界面活
性剤 花王■製 エマルゲンB−210 (6): 実施例1において製造されたウレタンアクリ
レート。
(7): 実施例2において製造されたウレタン化合物
〔発明の効果〕 以上詳述したように、本発明のソフトコートフィルムは
柔軟性、屈曲性、傷の回復力に優れているのみならず、
耐擦傷性、耐摩耗性、耐薬品性等の特性にも優れている
。このため家庭電気製品、家具、事務機等の保護層とし
て極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のソフトコートフィルムを形或する方法
の一例を示す概略図であり、 第2図は本発明のソフトコートフィルムを形戒する別の
方法を示す概略図であり、 第3図は本発明のソフトコートフィルムを形或する更に
別の方法を示す概略図である。 1.10  ・ ・支持フィルム 2・・・ ・塗布装置 3.13  ・ ・塗布液 4・・・ ・賦形材料 5,l5  ・ ・電子線照射機 6.7.’8・・・ヒーター(使用は任意〉14・  
・凹凸を有する或形ロール

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2個以上のイソシアネート基を有するイソシアネ
    ート化合物と、1〜4個の水酸基を有する化合物と、1
    〜2個の水酸基及び1〜5個のラジカル重合性不飽和基
    を有する化合物とからなる分子量500〜50000の
    ウレタンアクリレートを1種又は2種以上含有する組成
    物に電離放射線を照射することにより硬化させた樹脂層
    を支持フィルム上に有するソフトコートフィルムであっ
    て、硬化した樹脂層のガラス転移温度が0℃以下であり
    、硬化後のソフトコートフィルムの伸びが100%以上
    であることを特徴とするソフトコートフィルム。
  2. (2)2個以上のイソシアネート基を有するイソシアネ
    ート化合物と、1〜4個の水酸基及び1〜5個のラジカ
    ル重合性不飽和基を有する化合物とからなる分子量50
    0〜50000のウレタンアクリレートを1種又は2種
    以上含有する組成物に電離放射線を照射することにより
    硬化させた樹脂層を支持フィルム上に有するソフトコー
    トフィルムであって、硬化した樹脂層のガラス転移温度
    が0℃以下であり、硬化後のソフトコートフィルムの伸
    びが100%以上であることを特徴とするソフトコート
    フィルム。
  3. (3)請求項1又は2に記載のソフトコートフィルムに
    おいて、前記組成物中の前記ウレタンアクリレートの含
    有量が20〜95重量%であることを特徴とするソフト
    コートフィルム。
  4. (4)請求項1又は2に記載のソフトコートフィルムに
    おいて、前記組成物が1種又は2種以上の前記ウレタン
    アクリレートと、1分子中に1個以上のラジカル重合性
    不飽和基を有する1種又は2種以上のアクリルモノマー
    とを含有することを特徴とするソフトコートフィルム。
  5. (5)請求項1乃至4のいずれかに記載のソフトコート
    フィルムにおいて、前記組成物がさらに1種又は2種以
    上のウレタン化合物を含有することを特徴とするソフト
    コートフィルム。
  6. (6)請求項1乃至5のいずれかに記載のソフトコート
    フィルムにおいて、前記組成物がさらに、樹脂成分10
    0重量部当り0.05〜15重量部の1種又は2種以上
    の触感向上剤を含有することを特徴とするソフトコート
    フィルム。
  7. (7)請求項1乃至6のいずれかに記載のソフトコート
    フィルムにおいて、前記ウレタンアクリレートを構成す
    るイソシアネート化合物が下記式: OCNR_1NCO、又は R_2−(NCO)_3 (ただし、R_1は炭素数4〜14の炭化水素基であり
    、R_2はイソシアヌレート又はトリメチロールプロパ
    ンの骨格を有する。)により表されることを特徴とする
    ソフトコートフィルム。
  8. (8)請求項1乃至7のいずれかに記載のソフトコート
    フィルムにおいて、硬化した前記樹脂層の表面が平滑で
    あることを特徴とするソフトコートフィルム。
  9. (9)請求項1乃至7のいずれかに記載のソフトコート
    フィルムにおいて、硬化した前記樹脂層の表面が凹凸を
    有することを特徴とするソフトコートフィルム。
  10. (10)請求項1乃至9のいずれかに記載のソフトコー
    トフィルムにおいて、前記支持フィルムに着色層を有す
    ることを特徴とするソフトコートフィルム。
  11. (11)請求項1乃至10のいずれかに記載のソフトコ
    ートフィルムにおいて、前記支持フィルムに金属蒸着層
    を有することを特徴とするソフトコートフィルム。
  12. (12)請求項1乃至11のいずれかに記載のソフトコ
    ートフィルムにおいて、前記支持フィルムに印刷が施さ
    れていることを特徴とするソフトコートフィルム。
  13. (13)請求項1乃至12のいずれかに記載のソフトコ
    ートフィルムにおいて、前記支持フィルムの裏面に接着
    層を有することを特徴とするソフトコートフィルム。
  14. (14)2個以上のイソシアネート基を有するイソシア
    ネート化合物と、1〜4個の水酸基を有する化合物とか
    らなる1種又は2種以上のウレタン化合物と、1分子中
    に1個以上のラジカル重合性不飽和基を有する1種又は
    2種以上の化合物とを含有する組成物に電離放射線を照
    射することにより硬化させた樹脂層を支持フィルム上に
    有するソフトコートフィルムであって、硬化した樹脂層
    のガラス転移温度が0℃以下であり、硬化後のソフトコ
    ートフィルムの伸びが100%以上であることを特徴と
    するソフトコートフィルム。
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