JPH0318118Y2 - - Google Patents

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JPH0318118Y2
JPH0318118Y2 JP4078685U JP4078685U JPH0318118Y2 JP H0318118 Y2 JPH0318118 Y2 JP H0318118Y2 JP 4078685 U JP4078685 U JP 4078685U JP 4078685 U JP4078685 U JP 4078685U JP H0318118 Y2 JPH0318118 Y2 JP H0318118Y2
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pallet
workpiece
station
fixed
lifting
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は流れ作業方式における機械加工の技術
分野で利用され、特に、ワークを載置せしめるパ
レツトが、加工機の加工ステーシヨンに対し、循
環して搬送されるトランスフア装置に関するもの
である。
(従来技術) 多くのワークを取扱う流れ作業においては、こ
のワークの搬送系路に沿つて配置した複数の加工
機によつてそれぞれ異なつた仕上げ加工が施され
ており、加工機に対して順送りされるワークの位
置決めや搬送を容易にするためには、通常、ワー
クを載置せしめるパレツトの複数個が繰返して使
用されている。一方、各加工機で用いられるクー
ラントはワークの加工内容によつて一様でなく、
したがつて、前工程と後工程の加工内容がそれぞ
れ異なるときは、共用のパレツトでワークを搬送
していると、前工程から持し込まれる異質のクー
ラントが後工程のクーラントを劣化させるので、
これを防ぐためには、後工程に専用のパレツトが
用いられている。この場合、ワークは搬入ステー
シヨンでパレツトに載置して位置決めをなし、加
工機の加工ステーシヨンで所定の仕上げ加工を施
したのち、搬出ステーシヨンでパレツトから取り
去つたワークを次工程に移送する一方、空パレツ
トは前記搬入ステーシヨンに戻されて再び上記と
同様の系路を辿つて循環するように構成されてい
る。しかし、従来の空パレツトの還送ラインは、
搬入ステーシヨンから加工ステーシヨンを経て搬
出ステーシヨンに至る搬送ラインに対し平面的に
接続されているものが多く、したがつて、空パレ
ツトを搬出ステーシヨンから搬入ステーシヨンに
戻すための系路は加工機の周辺を大きく迂回して
広い据付面積を占有するために機器配置用地の有
効利用ができないばかりでなく、設備費が管理費
が嵩むなどの問題がある。そのため、搬送ライン
の前後に昇降手段を設けるとともに該搬送ライン
の下方にパレツト還送ラインを設けたものが特開
昭49−3281号公報で知られている。しかし、この
従来装置によれば、昇降手段による上昇位置はパ
レツトの搬入並びに搬出ステーシヨンとして設定
され、パレツトに対するワークの搬入、搬出ステ
ーシヨンは別個のステーシヨンとして配置されて
おり、平面的なスペースが広くならざるを得な
い。さりとて、単にパレツト並びにワークの搬入
ステーシヨンを同一化しても、還送ラインで戻さ
れたパレツトを昇降手段で上昇させて先にパレツ
トを搬入し、次いでそのパレツトにワークを位置
決め載置するという一連の2つの作業が生じ、サ
イクルタイムが長くなる恐れがあり、実用的でな
い。
(考案の目的) 本考案はかかる従来の上記問題点に鑑み、ワー
クを搬入する搬入ステーシヨンと、ワークを搬出
する搬出ステーシヨンとにおけるワークおよびパ
レツトの移動系路は、それぞれが同じレベルに位
置しないように形成するとともに、搬入ステーシ
ヨンにおけるワークおよびパレツトの係合と、搬
出ステーシヨンにおけるワークおよびパレツトの
分離とがそれぞれ単一ステーシヨンで単一作業し
得る機械加工用トランスフア装置を提供するにあ
る。
(考案の構成) 本考案の上記の目的を達成するための手段は、
ワークが搬入される搬入ステーシヨンと、該搬入
ステーシヨンから搬送されたワークを加工する少
くとも一つの加工ステーシヨンと、該加工ステー
シヨンで加工されたワークを受け入れて搬出する
ための搬出ステーシヨンとを経由してワークをパ
レツトとともに搬送する搬送手段が設けられ、該
搬送手段の下方に、ワークから切り離したパレツ
トを搬出ステーシヨンから搬入ステーシヨンに戻
すためのパレツト還送手段が設けられ、前記搬入
ステーシヨンには、搬送手段によるワークの搬送
高さより低く設定され、搬入されたワークを支承
する搬入側固定ワーク受台と、該搬入側固定ワー
ク受台の下方でパレツト支持用の昇降台を昇降さ
せ、パレツトを上昇させて前記搬入側固定ワーク
受台上のワークをパレツトを介して前記搬送手段
によるワークの搬送高さまで持上げる昇降手段と
が設けられ、前記搬出ステーシヨンには、搬送手
段によるワークの搬送高さより低く設定され、加
工ステーシヨンから搬送されたワークを支承可能
な搬出側固定ワーク受台と、該搬出側固定ワーク
受台の下方でパレツト支持用の昇降台を昇降さ
せ、該昇降台の上昇位置が搬送手段からのパレツ
ト搬送高さに対応し、パレツトを下降させて該パ
レツトをワークから分離せしめる昇降手段とが設
けられたことを特徴とするものである。
上記の手段による作用は、搬入ステーシヨンに
搬入されたワークは該搬入ステーシヨンにパレツ
トを供給する昇降手段の上昇動作で該パレツトと
係合されたのち、搬送手段により搬入ステーシヨ
ンから加工機の加工ステーシヨンを経て搬出ステ
ーシヨンに順次に搬送され、該搬出ステーシヨン
では、昇降手段の下降動作によりパレツトがワー
クから分離して回収され、該昇降手段から切り離
された空パレツトは還送手段によつて前記搬入ス
テーシヨンの昇降手段に搬送され、その後は該昇
降手段の上昇動作に連続して上記と同様の作用が
繰り返される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。なお、本例における方向は第1図、第
3図、第4図および第5図において左方は前、右
方向は後を指すものとする。
1はトランスフア装置であつて、たとえばホー
ニングマシン等の加工機2のハウジング内に収容
されており、ワークWが搬入される搬入ステーシ
ヨンS1と、該搬入ステーシヨンから搬送されたワ
ーク3が加工する第1加工ステーシヨンS2および
第2加工ステーシヨンS3と、該各加工ステーシヨ
ンで加工されたワークWを受け入れて搬出する搬
出ステーシヨンS4とが等間隔で前後方向に位置せ
しめ、該各ステーシヨンの上方位置レベルには、
ワークWをパレツトPとともに経由せしめる搬送
路3を、下方位置レベルには、搬送路3と反対方
向にパレツトPのみを経由せしめるパレツト還送
路5を有している。
前記搬入ステーシヨンS1には、搬入されたワー
ク3を位置決めして支承する搬入側固定ワーク受
台4と、パレツトPを上昇させて前記搬入側固定
ワーク受台4上のワークWと該パレツトとを係合
せしめるパレツト供給側昇降手段6とが設けら
れ、第1加工ステーシヨンS2と第2加工ステーシ
ヨンS3とには、昇降軸7により上下動可能な固定
搬送台8と、昇降軸9により上下動可能な固定搬
送台10とが設けられ、また、前記搬出ステーシ
ヨンS4には、第2加工ステーシヨンS3から搬送さ
れたワークWを支承する搬出側固定ワーク受台1
1と、パレツトPを下降してワークWからパレツ
トPを分離せしめるパレツト回収側昇降手段12
とが設けられており、該両昇降手段の上昇位置レ
ベルでワークWをパレツトpとともに搬入ステー
シヨンS1から第1加工ステーシヨンS2および第2
加工ステーシヨンS3を経て搬出ステーシヨンS4
順送りするための搬送手段13と、前記両昇降手
段6,12の下降位置レベルで搬出ステーシヨン
S4のパレツト回収側昇降手段12から切り離した
パレツトPを、搬入ステーシヨンS1のパレツト供
給側昇降手段6に戻すためのパレツト還送手段1
4と固定パレツト還送台15とが設けられ、上述
の各主要部によつて前記トランスフア装置1が構
成されている。
次に、前記各主要部の詳細について述べる。
加工機2は第1ホーニング工具16および第2
ホーニング工具17が従来公知の駆動手段、縦送
り機構、横送り機構およびその他により、第1加
工ステーシヨンS2および第2加工ステーシヨンS3
に位置するワークWの各加工部位に対してそれぞ
れ進退可能に設けられている。
ワークWはたとえば自動車エンジンのシリンダ
ブロツであつて、その下面の四隅部には、後述の
パレツトPに設けた位置決めピン29と係合可能
な位置決め穴18,18,18,18が形成され
ている。
搬入側固定ワーク受台4は、たとえばローラコ
ンベヤと同様の構造であつて搬入ステーシヨンS1
に位置するようにそのフレーム19が加工後2の
ハウジングに固設されており、該フレームはその
両側にワータWの下面を支承する複数個の水平軸
ローラ20,20・・・が前後方向の等間隔位置
に相対して設けられ、かつその前端部および後端
部には、前側ストツパ21,21およりび後側ス
トツパ22が設けられている。前側ストツパ21
はワークWが搬入側固定ワーク受台4に搬入され
るときに、その前端位置を規制して搬入ステーシ
ヨンS1の所定位置の位置決めするためのもので、
フレーム19に対してその位置が前後方向〓調節
可能に設けられている。また、後側ストツパ22
は前記所定位置におけるワークWの戻り止めをな
すもので、第1図に示すように一端部がフレーム
19に枢支され、かつ他端部が圧縮スプリング
(図示省略)等で上方に付勢されており、ワーク
Wの進入時には、ワークWに押しつけられてフレ
ーム19内に収容され、ワークWが搬入ステーシ
ヨンS1の所定位置に到達すれば上方に突出するよ
うに形成されるとともに、その位置はフレーム1
9に対して前後方向へ調節可能に設けられてい
る。なお、前記前側ストツパ21および後側スト
ツパ22を水平軸ローラ20の外周面から上方に
突出させる高さは、パレツト供給側昇降手段6の
上昇動作によつてワークWが水平軸ローラ20か
ら浮き上つたときのその下面より低いレベルに設
けられる。第2図における23,23はワークガ
イドであつて、ワークWが搬入側固定ワーク受台
4に進入するとき、その両側面の位置ずれを修正
して搬入ステーシヨンS1の所定位置に導くよう
に、搬入側固定ワーク受台4の後端部もしくはこ
れより後方位置の加工機2のハウジング等に設け
られる。パレツトPは矩形板状の床盤24の下面
に、互いに平行して床盤24の両端まで前後方向
に延びる断面L字状の床桟25,25が間隔を存
して連設されており、該床桟の凹部25と床盤2
4の下面とによつて互いに相対するコ字状のガイ
ド溝26,26が形成される。27は位置決め穴
で底桟25の各両端部下面の4ケ所に穿設され、
後述するパレツ供給側昇降手段4のパレツト位置
決めピン40,40……およびパレツト回収側昇
降手段12のパレツト位置決めピン62,62…
…に係合される。28は還送フツクで床盤24の
一側端部下面に設けられていて、パレツト還送手
段14の後述する係合片79に係合される。ま
た、前記床盤24の上面には、その四隔位置に立
設された位置決めピン29,29……と、他側端
部に立設された搬送フツク30とを有し、位置決
めピン29は前記ワーク3の位置決め孔18,1
8……に係合され、搬送フツク30は搬送手段1
3の後述する搬送フツク溝70に係合される。
パレツト供給側昇降手段6は、昇降台31が加
工機2の基台32上に立設した油圧等による竪形
シリンダ3と、該竪形シリンダの両側方位置にそ
れぞれ平行せしめて立設したガイドレール34,
34とによつて上下動可能に設けられてなり、前
記昇降台は、矩形板状の床体35が壁体36の表
側(第2図において右側)の中間部から水平方向
に突設され、該壁体の裏側(第2図において左
側)には、竪形シリンダ33のピストンロツド3
7に連結されるブラケツト38と、ガイドレール
34,34に対し上下動可能に係合される4個の
係合部材39,39……とが設けられている。一
方、前記床体35はパレツト位置決めピン40,
40……と固定パレツト受台41とを具備してお
り、該パレツト位置決めピンは搬入ステーシヨン
S1におけるパレツト5の位置決め穴27に係合せ
してめ該パレツトの位置決めを行なうもので、床
体35の四隅位置を貫通して上方に突出せしめ、
かつその中間部にシリンダ42を具備して上下動
可能に立設されている。43はスイツチで前記パ
レツト位置決めピン40の上昇端位置および下降
端位置が検出される。また、固定パレツト受台4
1はパレツトPを前後移動可能に支承するもの
で、前端が昇降台床体35の前端縁から突出して
前後方向に延びる断面逆L字状のフレーム44,
44が、その各横部材を互いに反対方向に突出さ
せて床体35上に平行して立設され、該各横部材
の突出端部には、複数個の水平軸ローラ45およ
び垂直軸ローラ46が前後方向の等間隔位置に配
置されており、該各ローラをパレツトPのガイド
溝26,26で回転させることにより、パレツト
5は横ぶれのない前後移動をさせることができる
ように形成されている。また、上述の昇降台31
がパレツトPを支持して上昇し、上昇位置レベル
に達したときは、該パレツトの位置決めピン2
9,29……が搬入側固定ワーク受台4上のワー
クWの位置決め穴18,18・・に係合するとと
もに、該ワークの下面は搬入側固定ワーク受台4
の水平軸ローラ20,20……の上面から浮き上
つたレベルに位置するように構成されている。
固定搬送台8,10はワークWが載置されたパ
レツトPを第1加工ステーシヨンS2および第2加
工ステーシヨンS3の所定位置に受け入れるための
もので、該各加工ステーシヨンで前側および後側
に適当な間隔を存して配置されるとともに、搬送
時のパレツトPがそのガイド溝26,26を適合
せしめて直進しうるように、それぞれフレーム4
7,48、前後方向の等間隔位置に配置された水
平軸ローラ49,49……および垂直軸ローラ5
0,50……を備え、かつ断面形状、上昇位置レ
ベルおよび搬送方向の中心を前記パレツト供給側
昇降手段6の固定パレツト受台41に匹敵せしめ
て形成される。51,52は各固定搬送台8,1
0の下降時におけるストツパである。
搬出側固定ワーク受台11は、前記搬入側固定
ワーク受台4と対峙する搬出ステーシヨンS4に位
置するように、フレーム53と、該フレーム上に
相対して前後方向の等間隔位置に配置された複数
の水平軸ローラ54,54……とを具備して加工
機2のハウジングに固設されており、ワークWは
搬出ステーシヨンS4に搬送された時点で、パレツ
トPの位置決めピン29,29……で支持された
ままであるからその下面が搬出側固定ワーク受台
11の水平軸ローラ54の上面から浮き上つたレ
ベルに位置するように構成される。
パレツト回収側昇降手段12は、昇降台55が
前記基台32上に立設した竪形シリンダ56と該
竪形シリンダの両側方位置にそれぞれ平行せしめ
て立設したガイドレール57,57とによつて上
下動可能に設けられてなり、昇降台55は壁体5
8と床体59とを有し、該壁体には、竪形シリン
ダ56のピストンロツド(図示省略)に連結され
るブラケツト(図示省略)と、ガイドレール5
7,57に対し上下動可能に係合される4個の係
合部材(図示省略)とが設けられ、一方、前記床
体59には、搬出ステーシヨンS4におけるパレツ
トPの位置決めを行なうように、中間部にシリン
ダ60を備え、かつ下端部側方位置にスイツチ6
1,61が配置された4個のパレツト位置決めピ
ン62と、パレツトPを前後移動可能に支承する
ためにフレーム63、前後方向の等間隔位置に配
置された水平軸ローラ64,64……および垂直
軸ローラ65,65……とからなる固定パレツト
受台66とが設けられている。要するに、パレツ
ト回収側昇降手段12は、固定パレツト受台66
がその後端を床体59の後端縁から突出せしめて
設けられているほかは、各主要部の形状、大きさ
および構造がパレツト供給側昇降手段6の各主要
部と同様に構成され、かつ固定パレツト受台66
の断面形状、上昇位置レベルおよびパレツトPの
搬送方向の中心を前記第2加工ステーシヨンS3
固定搬送台10に匹敵せしめており、上昇位置レ
ベルを一致せしめた前記固定パレツト受台41、
固定搬送台8,10および固定パレツト受台66
によつて、ワークWを載置したパレツトPの前記
搬送路3が形成される。
搬送手段13は搬送バー67、ガイドレール6
8および横形シリンダ69を備えてなり、搬送バ
ー67は前記各ステーシヨンS1,S2,S3,S4に沿
つて配置されるとともに、その下面には、パレツ
トPの搬送フツ30と係合可能な搬送フツク溝7
0,70,70が各ステーシヨンS1,S2,S3,S4
の相互間隔に匹敵せしめて前後方向の等間隔位置
に下方に開口せしめて穿設され、また裏側(第2
図において左側)には、3個の係合部材71が前
後方向の等間隔位置に設けられ、該各係合部材
は、加工機2のハウジングに両端を固定して橋架
状に設けられたガイドレール68に対して前後移
動可能に係合されている。さらに、前記搬送バー
67の上面には、相互間隔をいずれも等しくした
前記各ステーシヨンS1,S2,S3,S4の各間隔に伸
縮長さを匹敵せしめた横形シリンダ69が連設さ
れてそのピストンロツド72の一端が加工機2の
ハウジングに固定されており、該横形シリンダの
伸縮動作によつて搬送バー68が前後移動する
と、該搬送バーの搬送フツク溝70に搬送フツク
30を係合せしめたパレツトPがワークWととも
に順次前方へ搬送されるように構成されている。
パレツト還送手段14は減速モータ73と、ロ
ーラチエーン等による中間伝動機構74および還
送伝動機構75とを備え、かつ前記パレツト回収
側昇降手段12の下降位置レベルにおける固定パ
レツト受台66,固定パレツト還送台15,15
およびパレツト供給側昇降手段6の下降位置レベ
ルにおける固定パレツト受台41に沿つた表側
(第2図において右側)位置に配置されている。
減速モータ73は加工機2の基台32上に設けら
れる一方、還送伝動機構75は駆動側スプロケツ
ト76と、張り調整具77を有する従動側スプロ
ケツト78と、該両スプロケツトに掛合され複数
のアタツチメント等による係合片79が等間隔位
置に取付けられた無端状の送りチエーン80とか
らなつていて、各スプロケツト76,78の支軸
81,82は加工機2のハウジングに橋架状に固
設したビーム83の両端部に枢支されており、中
間伝動機構74はビーム83の表側位置に配置さ
れ、支軸81と、減速モータ73の出力軸84と
に固設された中間スプロケツト85,86に無端
状の中間チエーン87が掛合される。88,89
はガイドスプロケツトである。
固定パレツト還送台15は、パレツト回収側昇
降手段12によつて回収されたパレツトPを、該
昇降手段からパレツト供給側昇降手段6に向つて
還送する際の中継機能を有するもので、その前側
および後側に適当な間隔を存し、かつ支持台(図
示省略)を介して基台32上に配置されるととも
に、還送時のパレツトPがガイド溝26,26を
適合せしめて直進しうるように、フレーム90、
水平軸ローラ91,91……および垂直軸ローラ
92,92……を備え、かつその断面形状および
前後方向の中心と、パレツトPを支承するレベル
とは前記パレツト回収側昇降手段12の固定パレ
ツト受台66とパレツト供給側昇降手段6の固定
パレツト受台41とにおける断面形状および前後
方向の中心と、下降位置レベルとに匹敵せしめて
形成されており、下降位置レベルを一致せしめた
前記固定パレツト受台66、固定パレツト還送台
15,15および固定パレツト受台41によつて
前記パレツト還送路5が形成される。なお、上述
のパレツト還送手段14は、従来公知のセンサー
やタイマー等を具備して搬送手段13に同調せし
めた断続運転が可能に構成される。
次に、上記実施例の作用について説明する。
第3図において、固定搬送台8,10は上昇位
置レベルに位置し、ワークWaは搬入側固定ワー
ク受台4上に搬入されて搬入ステーシヨンS1の所
定位置に位置決めされ、搬送手段13の搬送バー
67は後退位置にある。
いま、パレツト供給側昇降手段6の下降位置レ
ベル(鎖線位置)にある昇降台31のパレツト位
置決めピン40に支持されているパレツトPaを、
該昇降手段の上昇動作により上昇位置レベル(実
線位置)に到達させると、パレツトPaの搬送フ
ツク30を搬送バー67の搬送フツ溝70aに係
合させたのち、パレツト位置決めピン70を下降
させてパレツトPaを固定パレツト受台41で支
承させる。このときワークWaの下面は搬入側固
定ワーク受台4から浮き上つた状態である。
次に、搬送バー67を前進させてワークWaを
パレツトPaとともに第1加工ステーシヨンS2
固定搬送台8上に位置せしめて第1ホーニング工
具16により加工する。このとき、搬入側固定ワ
ーク受台41上には、後続のワークWbが搬入さ
れている(第4図参照)。
続いて固定搬送台8を下降動作させてパレツト
Paと搬送バー67との係合を解除しておき、搬
送バー67を後退させて搬送フツク溝70aに後
続のパレツトPbを上記と同様に係合させたのち、
固定搬送台8を上昇させてパレツトPaの搬送フ
ツク30を前側の搬送フツク溝70bに係合さ
せ、搬送バー67を前進させる。ここでワーク
Waは第2ホーニング工具17で、またワーク
Wbは第1ホーニング工具16で加工する。次
に、再び固定搬送台8,10を下降動作させて搬
送バー67を後退位置に移動させ(第5図参照)、
その後は上記と同様の動作でワークWa,Wb,
Wc……を載置せしめたパレツトPa,Pb,Pc…
…がそれぞれの搬送フツク30を搬送フツク溝7
0a,70b,70cに係合せしめて前方へ順送
りされる。一方、上昇位置レベルで待機していた
パレツト回収側昇降手段12の固定パレツト受台
66に対して、第2加工ステーシヨンS3から搬送
されたパレツトPaが進入すると、パレツト位置
決めピン62を上昇させてパレツトPaが支持
(第5図に鎖線で示す)される。
次に、パレツト回収側昇降手段12が下降する
とパレツトPaはワークWaから分離して下降位置
レベルに送られるとともに、ワークWaは搬出側
固定ワーク受台11上に載置され、その後は他の
工程に搬出される。パレツトPaが下降位置レベ
ルに到着すれば昇降台55のパレツト位置決めピ
ン62を下降させてパレツトPaを固定パレツト
受台66に支承せしめておき、その後はパレツト
還送手段14の係合片79がパレツトPaの還送
フツク28と係合することによつてレツトPaは
固定パレツト還送台15,15を経てパレツト供
給側昇降手段12の下降位置レベルにおける固定
パレツト受台41に還送され、後続の各パレツト
Pb,Pc……は上記と同様の動作で順次に還送さ
れる。
(考案の効果) 本考案は上記の構成により、搬入ステーシヨン
における昇降手段の上昇する一動作でワークに対
するパレツトの供給と組み合せが同時に行なわ
れ、かつ搬出ステーシヨンにおける昇降手段の下
降する一動作でワークからのパレツトの分離と回
収が同時に行なわれるとともに、ワークの搬送路
に対してパレツト還送路が上下位置に形成されて
いるから、作業性が著しく向上するばかりでな
く、機器配置用地を有効に利用しうるなどの優れ
た効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案装置の実施態様を例示し、第1図
は機械加工用トランスフア装置の要部を示す正面
図、第2図は第1図の−線における断面を示
した側面図、第3図、第4図および第5図は作用
を説明する要部の概略図である。 S1……搬入ステーシヨン、S2……第1加工ステ
ーシヨン、S3……第2加工ステーシヨン、S4……
搬出ステーシヨン、P……パレツト、W……ワー
ク、1……トランスフア装置、4……搬入側固定
ワーク受台、6……パレツト供給側昇降手段、1
1……搬出側固定ワーク受台、12……パレツト
回収側昇降手段、13……搬送手段、14……パ
レツト還送手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワークが搬入される搬入ステーシヨンと、該搬
    入ステーシヨンから搬送されたワークを加工する
    少なくとも一つの加工ステーシヨンと、該加工ス
    テーシヨンで加工されたワークを受け入れて搬送
    するための搬出ステーシヨンとを経由してワーク
    をパレツトとともに搬送する搬送手段が設けら
    れ、該搬送手段の下方に、ワークから切り離した
    パレツトを搬出ステーシヨンから搬入ステーシヨ
    ンに戻すためのパレツト還送手段が設けられ、前
    記搬入ステーシヨンには、搬送手段によるワーク
    の搬送高さより低く設定され、搬入されたワーク
    を支承する搬入側固定ワーク受台と、該搬入側固
    定ワーク受台の下方でパレツト支持用の昇降台を
    昇降させ、パレツトを上昇させて前記搬入側固定
    ワーク受台上のワークをパレツトを介して前記搬
    送手段によるワークの搬送高さまで持上げる昇降
    手段とが設けられ、前記搬出ステーシヨンには、
    搬送手段によるワークの搬送高さより低く設定さ
    れ、加工ステーシヨンから搬送されたワークを支
    承可能な搬出側固定ワーク受台と、該搬出側固定
    ワーク受台の下方でパレツト支持用の昇降台を昇
    降させ、該昇降台の上昇位置が搬送手段からのパ
    レツト搬送高さに対応し、パレツトを下降させて
    該パレツトをワークから分離せしめる昇降手段と
    が設けられたことを特徴とする機械加工用トラン
    スフア装置。
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JPH0741482B2 (ja) * 1989-04-14 1995-05-10 三菱自動車工業株式会社 自動車組立ラインにおけるボデー搬送装置
JPH0723142Y2 (ja) * 1989-04-18 1995-05-31 三菱自動車工業株式会社 自動車組立てラインにおけるボデー搬送兼台車返送装置
JPH0723143Y2 (ja) * 1989-04-24 1995-05-31 三菱自動車工業株式会社 自動車組立てラインにおけるボデー卸し装置

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