JPH0317053Y2 - - Google Patents
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- JPH0317053Y2 JPH0317053Y2 JP1984002901U JP290184U JPH0317053Y2 JP H0317053 Y2 JPH0317053 Y2 JP H0317053Y2 JP 1984002901 U JP1984002901 U JP 1984002901U JP 290184 U JP290184 U JP 290184U JP H0317053 Y2 JPH0317053 Y2 JP H0317053Y2
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- Japan
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- ball
- housing
- bearing seat
- ball stud
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Landscapes
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の目的〕
(産業上の利用分野)
本考案は、自動車のステアリング機構、サスペ
ンシヨン機構などに用いるボールジヨイントに関
する。
ンシヨン機構などに用いるボールジヨイントに関
する。
(従来の技術)
従来、自動車用などのボールジヨイントにおい
て、小形で高負荷に耐えるものとして、ハウジン
グ内にボールスタツド球頭部および合成樹脂製の
ベアリング部材を組込んだ後、ハウジングの開口
部を内側に変形してボールスタツドの球頭部を包
囲するようにしたものが提案されている。
て、小形で高負荷に耐えるものとして、ハウジン
グ内にボールスタツド球頭部および合成樹脂製の
ベアリング部材を組込んだ後、ハウジングの開口
部を内側に変形してボールスタツドの球頭部を包
囲するようにしたものが提案されている。
(考案が解決しようとする問題点)
上述した形式のボールジヨイントは、ボールス
タツドの軸部の突出する開口部を小さくできるの
で、荷重負担面積を大きくとれる上に、合成樹脂
製のベアリング部材も変形させるので、ボールス
タツドの球頭部をベアリング部材で包み込むのも
容易であるという利点がある。しかし、一方ハウ
ジング及びベアリング部材を変形するので、各部
品寸法の累積公差の影響を受けやすく、組立時の
ボールスタツドの揺動及び回転の作動トルクの調
整が大変困難であるため、作動トルクの高低が問
題視されない場合には、、高負荷条件下の使用に
対して容易に対応することができるが、組立直後
の初期作動トルクを安定させたり、使用中におい
ても、初期作動トルクを低下させずに持続させる
ことは大変困難であつた。
タツドの軸部の突出する開口部を小さくできるの
で、荷重負担面積を大きくとれる上に、合成樹脂
製のベアリング部材も変形させるので、ボールス
タツドの球頭部をベアリング部材で包み込むのも
容易であるという利点がある。しかし、一方ハウ
ジング及びベアリング部材を変形するので、各部
品寸法の累積公差の影響を受けやすく、組立時の
ボールスタツドの揺動及び回転の作動トルクの調
整が大変困難であるため、作動トルクの高低が問
題視されない場合には、、高負荷条件下の使用に
対して容易に対応することができるが、組立直後
の初期作動トルクを安定させたり、使用中におい
ても、初期作動トルクを低下させずに持続させる
ことは大変困難であつた。
本考案は、このような点に鑑みなされたもの
で、部品寸法の累積公差を吸収して、組立時にお
けるボールスタツドの揺動及び回転の作動トルク
の調整を容易にし、、これによつて、初期作動ト
ルクを安定させるともに、使用時における各種負
荷を吸収緩和して、初期特性を長期に渡つて持続
させることを目的とするものである。
で、部品寸法の累積公差を吸収して、組立時にお
けるボールスタツドの揺動及び回転の作動トルク
の調整を容易にし、、これによつて、初期作動ト
ルクを安定させるともに、使用時における各種負
荷を吸収緩和して、初期特性を長期に渡つて持続
させることを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段)
本考案のボールジヨイントは、両端に開口部
2,3を有するハウジング1と、このハウジング
1内に配置される球頭部12とこの球頭部12に
連続してハウジング1の一端開口部2から突出す
る軸部13とを一体に有するボールスタツド11
と、上記ハウジング1内に装着され上記ボールス
タツド11の球頭部12を摺動自在に包容する硬
質合成樹脂製のベアリングシート16と、上記ハ
ウジング1の他端開口部3側に位置して上記ボー
ルスタツド11の球頭部12と上記ベアリングシ
ート16との間に装着された弾性合成樹脂製の環
状のばね部材26と、上記ハウジング1の他端開
口部3に固着され上記ベアリングシート16を介
して上記ばね部材26を圧縮して上記ボールスタ
ツド11の球頭部12にプレロードを与えるプラ
グ30とを備え、上記ベアリングシート16の内
周の上記ボールスタツド11の球頭部12に直接
対向する部分に横断方向において外側の曲線に対
して段差なく連なる直線を構成する複数条の帯状
平面部23を軸方向に形成するとともに、このベ
アリングシート16の内周の上記ばね部材26に
対する部分に複数の突起24を全体として円錐面
を成すように放射状に形成したものである。
2,3を有するハウジング1と、このハウジング
1内に配置される球頭部12とこの球頭部12に
連続してハウジング1の一端開口部2から突出す
る軸部13とを一体に有するボールスタツド11
と、上記ハウジング1内に装着され上記ボールス
タツド11の球頭部12を摺動自在に包容する硬
質合成樹脂製のベアリングシート16と、上記ハ
ウジング1の他端開口部3側に位置して上記ボー
ルスタツド11の球頭部12と上記ベアリングシ
ート16との間に装着された弾性合成樹脂製の環
状のばね部材26と、上記ハウジング1の他端開
口部3に固着され上記ベアリングシート16を介
して上記ばね部材26を圧縮して上記ボールスタ
ツド11の球頭部12にプレロードを与えるプラ
グ30とを備え、上記ベアリングシート16の内
周の上記ボールスタツド11の球頭部12に直接
対向する部分に横断方向において外側の曲線に対
して段差なく連なる直線を構成する複数条の帯状
平面部23を軸方向に形成するとともに、このベ
アリングシート16の内周の上記ばね部材26に
対する部分に複数の突起24を全体として円錐面
を成すように放射状に形成したものである。
(作 用)
本考案のボールジヨイントは、複数条の帯状平
面部23が上記ボールスタツド11の球頭部12
に圧接して変形し、各部品の累積公差によつてベ
アリングシート16内に生じる過大な圧力を緩和
するとともに、複数の突起24が、上記ばね部材
26に圧接して、ばね部材26をボールスタツド
11の球頭部12の中心方向に圧縮してプロレー
ドを与え、さらに、ばね部材26の上記ボールス
タツド11との共回りを防止するものである。
面部23が上記ボールスタツド11の球頭部12
に圧接して変形し、各部品の累積公差によつてベ
アリングシート16内に生じる過大な圧力を緩和
するとともに、複数の突起24が、上記ばね部材
26に圧接して、ばね部材26をボールスタツド
11の球頭部12の中心方向に圧縮してプロレー
ドを与え、さらに、ばね部材26の上記ボールス
タツド11との共回りを防止するものである。
(実施例)
本考案のボールジヨイントの実施例を図面を参
照して説明する。
照して説明する。
第1図および第2図は低トルク用のボールジヨ
イントを示し、図において、1は金属製のハウジ
ングで、このハウジング1は、両端に開口部2,
3を形成した内室4を有し、この内室4の、一端
開口部2側は球面状に形成されているととも、他
端開口部3側は円筒状に形成され、さらに、他端
開口部3には、第2図に示すように、組立成形前
にほぼ円筒状を成すかしめ部5が段部6を介して
形成されている。なお、、このハウジング1の、
外周一側部には取付孔7を有する取付片8が一体
に形成されているとともに、一端側外周には環状
凹部9が形成されている。
イントを示し、図において、1は金属製のハウジ
ングで、このハウジング1は、両端に開口部2,
3を形成した内室4を有し、この内室4の、一端
開口部2側は球面状に形成されているととも、他
端開口部3側は円筒状に形成され、さらに、他端
開口部3には、第2図に示すように、組立成形前
にほぼ円筒状を成すかしめ部5が段部6を介して
形成されている。なお、、このハウジング1の、
外周一側部には取付孔7を有する取付片8が一体
に形成されているとともに、一端側外周には環状
凹部9が形成されている。
また、11は金属製のボールスタツドで、この
ボールスタツド11は、上記ハウジング1の内室
4内に配されている球頭部12を有し、この球頭
部12に連続してハウジング1の一端開口部2か
ら突出する軸部13が一体に設けられている。な
お、このボールスタツド11の軸部13の先端に
はねじ部14が形成されている。
ボールスタツド11は、上記ハウジング1の内室
4内に配されている球頭部12を有し、この球頭
部12に連続してハウジング1の一端開口部2か
ら突出する軸部13が一体に設けられている。な
お、このボールスタツド11の軸部13の先端に
はねじ部14が形成されている。
また、16はポリアセタール樹指のような良好
なベアリング特性を示す耐荷重性硬質合成樹脂製
のベアリングシートで、、このベアリングシート
16は、第3図及び第4図に示すように、組立成
形前には、ほぼ円筒状を成し、その内面には一端
側から他端側に向かつてわずかに縮径する大径の
略円筒部17、球面状のドーム部18および小径
の円筒部19が連続して形成されるとともに、円
筒部19の内周端部には円錐面を成す環状の肩部
20が形成されている。
なベアリング特性を示す耐荷重性硬質合成樹脂製
のベアリングシートで、、このベアリングシート
16は、第3図及び第4図に示すように、組立成
形前には、ほぼ円筒状を成し、その内面には一端
側から他端側に向かつてわずかに縮径する大径の
略円筒部17、球面状のドーム部18および小径
の円筒部19が連続して形成されるとともに、円
筒部19の内周端部には円錐面を成す環状の肩部
20が形成されている。
そして、上記ベアリングシート16の内面に
は、第5図に示すような横断面において、外側の
円形を成す曲線に対して段差がなく連なる直線を
構成する帯状平面部23が、上記略円筒部17か
らドーム18に至る第4図にAで示す部分つまり
上記ボールスタツド11の球頭部12に直接対向
する部分に、それぞれが軸方向に向いて複数条こ
の実施例では8条平行に設けられているととも
に、上記肩部20上には8つの台形の突起24が
全体として円錐面を成すように放射状に設けられ
ている。なお、ベアリングシート16の外径は上
記ハウジング1の内室4の内径より大きく形成さ
れ、また、上記帯状平面部23の高さHは、この
実施例では20〜30μが適当である。
は、第5図に示すような横断面において、外側の
円形を成す曲線に対して段差がなく連なる直線を
構成する帯状平面部23が、上記略円筒部17か
らドーム18に至る第4図にAで示す部分つまり
上記ボールスタツド11の球頭部12に直接対向
する部分に、それぞれが軸方向に向いて複数条こ
の実施例では8条平行に設けられているととも
に、上記肩部20上には8つの台形の突起24が
全体として円錐面を成すように放射状に設けられ
ている。なお、ベアリングシート16の外径は上
記ハウジング1の内室4の内径より大きく形成さ
れ、また、上記帯状平面部23の高さHは、この
実施例では20〜30μが適当である。
また、第1図及び第2図において、26は弾性
合成樹脂製のばね部材で、このばね部材26は、
環状でかつその断面がほぼ三角形状に形成され、
上記ハウジング1の内室4内の他端開口部3側に
位置して上記ボールスタツド11の球頭部12と
上記ベアリングシート16との間に挿着され、そ
のほぼ三角形状の断面の一面が上記球頭部12に
当接するとともに、外周側の他の一面が上記ベア
リングシート16の円筒部19と肩部20の突起
24とに当接するようになつている。
合成樹脂製のばね部材で、このばね部材26は、
環状でかつその断面がほぼ三角形状に形成され、
上記ハウジング1の内室4内の他端開口部3側に
位置して上記ボールスタツド11の球頭部12と
上記ベアリングシート16との間に挿着され、そ
のほぼ三角形状の断面の一面が上記球頭部12に
当接するとともに、外周側の他の一面が上記ベア
リングシート16の円筒部19と肩部20の突起
24とに当接するようになつている。
そして、上記ばね部材26のほぼ三角形状のさ
らに他の一面すなわち上記ハウジング1の他端開
口部3側の一面には金属製のプラグ30が被嵌さ
れ、第1図に示すように、プラグ30のフランジ
状の縁部31が上記ハウジング1のかしめ部5に
気密状にかしめ固着されている。
らに他の一面すなわち上記ハウジング1の他端開
口部3側の一面には金属製のプラグ30が被嵌さ
れ、第1図に示すように、プラグ30のフランジ
状の縁部31が上記ハウジング1のかしめ部5に
気密状にかしめ固着されている。
また、第1図に示すように、上記ハウジング1
の一端開口部2はゴムなどの可撓性素材から成る
ブーツ33により密閉され、このブーツ33の中
央部から上記ボールスタツド11の軸部13が突
出している。なお、このブーツ33の取付けは、
ブーツ33の縁部34を上記ハウジング1の環状
凹部9に嵌合し、この縁部34の外周に金属ばね
材からなるコイル状のクリツプ35を装着するこ
とによつて行なわれている。
の一端開口部2はゴムなどの可撓性素材から成る
ブーツ33により密閉され、このブーツ33の中
央部から上記ボールスタツド11の軸部13が突
出している。なお、このブーツ33の取付けは、
ブーツ33の縁部34を上記ハウジング1の環状
凹部9に嵌合し、この縁部34の外周に金属ばね
材からなるコイル状のクリツプ35を装着するこ
とによつて行なわれている。
そうして組立にあたつては、第2繊に示すよう
に、ハウジング1を治具37上に固定し、ハウジ
ング1の内室4内に、ボールスタツド11の球頭
部12を挿入するとともに、ばね部材26を内装
したベアリングシート16を挿入し、さらに、プ
ラグ30を支持し、このプラグ30をプレス装置
38で押圧して、ボールスタツド11の球頭部1
2及びベアリングシート16をハウジング1の内
室4内に圧入するとともに、プラグ30の縁部3
1をハウジング1の段部6に当接させ、この状態
で、ハウジング1のかしめ部5を全周にわたつて
内側に変形させてプラグ30をかしめ固着し、そ
の後、ハウジング1を治具37から取外してブー
ツ33及びクリツプ35を装着する。
に、ハウジング1を治具37上に固定し、ハウジ
ング1の内室4内に、ボールスタツド11の球頭
部12を挿入するとともに、ばね部材26を内装
したベアリングシート16を挿入し、さらに、プ
ラグ30を支持し、このプラグ30をプレス装置
38で押圧して、ボールスタツド11の球頭部1
2及びベアリングシート16をハウジング1の内
室4内に圧入するとともに、プラグ30の縁部3
1をハウジング1の段部6に当接させ、この状態
で、ハウジング1のかしめ部5を全周にわたつて
内側に変形させてプラグ30をかしめ固着し、そ
の後、ハウジング1を治具37から取外してブー
ツ33及びクリツプ35を装着する。
この組立に際しては、ベアリングシート16の
略円筒部17はハウジング1の内室4の一端開口
部2側の球面形状に沿つて変形され、ボールスタ
ツド11の球頭部12を包容するようになつてい
る。
略円筒部17はハウジング1の内室4の一端開口
部2側の球面形状に沿つて変形され、ボールスタ
ツド11の球頭部12を包容するようになつてい
る。
そして、この組立状態において、ベアリングシ
ート16の帯状平面部23は、ボールスタツド1
1の球頭部12とハウジング1間において圧力を
受けて変形し、各部品の累積公差によりベアリン
グシート16内に生じる過大な圧力を緩和し、こ
れによつて、組立直後におけるボールスタツド1
1の初期作動トルクを安定させるとともに、これ
を長期にわたつて持続させる。
ート16の帯状平面部23は、ボールスタツド1
1の球頭部12とハウジング1間において圧力を
受けて変形し、各部品の累積公差によりベアリン
グシート16内に生じる過大な圧力を緩和し、こ
れによつて、組立直後におけるボールスタツド1
1の初期作動トルクを安定させるとともに、これ
を長期にわたつて持続させる。
さらに、この組立状態において、第5図に示す
ようにボールスタツド11の球頭部12とベアリ
ングシート16の間にすき間部21を生じ、この
すき間部21に油膜が形成され潤滑に対して大き
な効果を示す。
ようにボールスタツド11の球頭部12とベアリ
ングシート16の間にすき間部21を生じ、この
すき間部21に油膜が形成され潤滑に対して大き
な効果を示す。
また、ベアリングシート16の円錐面を成す複
数の突起24は、プラグ30に押圧されて、ばね
部材26を外周側からボールスタツド11の球頭
部12の中心方向に圧縮し、球頭部12に安定し
たプレロードを与えるとともに、使用時に、ばね
部材26がボールスタツド11の球頭部12と共
回りするのを防止し、球頭部12の摺動抵抗を安
定させる。
数の突起24は、プラグ30に押圧されて、ばね
部材26を外周側からボールスタツド11の球頭
部12の中心方向に圧縮し、球頭部12に安定し
たプレロードを与えるとともに、使用時に、ばね
部材26がボールスタツド11の球頭部12と共
回りするのを防止し、球頭部12の摺動抵抗を安
定させる。
さらに、ベアリングシート16のドーム部18
は、使用時において、ボールスタツド11の第1
図P方向の荷重に対向し、ばね部材26の負担を
軽減するので、ばね力を長期にわたつて持続させ
ることができる。
は、使用時において、ボールスタツド11の第1
図P方向の荷重に対向し、ばね部材26の負担を
軽減するので、ばね力を長期にわたつて持続させ
ることができる。
また、ベアリングシート16の制作にあたつ
て、略円筒部17からドーム部18の内周に形成
する帯状平面部23が、軸方向に向いていて、金
型の分離方向と一致し、しかも、横断方向おいて
外側の曲線に対し、しかも、横断方向において外
側の曲線に対して段差なく連なる直線を構成して
いるので、離型性が良く、金型の構成が複雑にな
らず、金型の高精度の仕上げが可能となり、ベア
リングシート16の成形精度を高くできるため、
ボールジヨイントの作動トルクが安定する。
て、略円筒部17からドーム部18の内周に形成
する帯状平面部23が、軸方向に向いていて、金
型の分離方向と一致し、しかも、横断方向おいて
外側の曲線に対し、しかも、横断方向において外
側の曲線に対して段差なく連なる直線を構成して
いるので、離型性が良く、金型の構成が複雑にな
らず、金型の高精度の仕上げが可能となり、ベア
リングシート16の成形精度を高くできるため、
ボールジヨイントの作動トルクが安定する。
次に、第6図及び第7図は高ルク用のボールジ
ヨイントを示すものである。
ヨイントを示すものである。
この高トルク用のボールジヨイントは、先に説
明した低トルク用のものに圧縮ばね41を付加し
たもので、主要な構成及び作用は同一である。
明した低トルク用のものに圧縮ばね41を付加し
たもので、主要な構成及び作用は同一である。
したがつて、この高トルク用のボールジヨイン
トの説明は相違点のみとし、同一部分には同一符
号を付して説明する。
トの説明は相違点のみとし、同一部分には同一符
号を付して説明する。
この実施例では、プラグ30の中央部に収納部
42が形成され、この収納部42内に金属製コイ
ル状の圧縮ばね41が収納されているとともに、
この圧縮ばね41とばね部材26との間に金属製
環状のばねシート43が配設され、プラグ30を
ハウジング1に固着することにより圧縮ばね41
が圧縮状態となり、これによつて、ボールスタツ
ド11の作動トルクを高い値としている。
42が形成され、この収納部42内に金属製コイ
ル状の圧縮ばね41が収納されているとともに、
この圧縮ばね41とばね部材26との間に金属製
環状のばねシート43が配設され、プラグ30を
ハウジング1に固着することにより圧縮ばね41
が圧縮状態となり、これによつて、ボールスタツ
ド11の作動トルクを高い値としている。
なお、本考案のボールスタツドは、個々の製品
の組立直後の初期作動トルク(初期摩擦トルク)
のばらつきが10Kgcm程度であること(従来の一般
的なボールジヨイントでは20Kgcm以上のばらつき
がある)、及び、初期作動トルクが35Kgcm程度の
場合、使用による作動トルク(摩擦トルク)の低
下が10Kgcm以下であること(従来の一般的なボー
ルスタツドでは25Kgcm以上低下する)が実験によ
り確認することができた。
の組立直後の初期作動トルク(初期摩擦トルク)
のばらつきが10Kgcm程度であること(従来の一般
的なボールジヨイントでは20Kgcm以上のばらつき
がある)、及び、初期作動トルクが35Kgcm程度の
場合、使用による作動トルク(摩擦トルク)の低
下が10Kgcm以下であること(従来の一般的なボー
ルスタツドでは25Kgcm以上低下する)が実験によ
り確認することができた。
また、上記各実施例において、帯状平面部23
をベアリングシート16の内周に形成する他に、
ベアリングシート16の外周に第8図に示すよう
な帯状凸部51(高さhは20〜30μ)を複数条件
形成することにより各部品の寸法の累積公差の吸
収をより容易にすることができる。
をベアリングシート16の内周に形成する他に、
ベアリングシート16の外周に第8図に示すよう
な帯状凸部51(高さhは20〜30μ)を複数条件
形成することにより各部品の寸法の累積公差の吸
収をより容易にすることができる。
上述したように、本考案によれば、ボールスタ
ツドの球頭部に圧接して変形するベアリングシー
トの帯状平面部により、各部品の寸法の累積公差
を吸収できるので、ばね部材による適正なプレー
ロードを得ることができ、そして、ベアリングシ
ートの突起がばね部材を球頭部の中心方向に圧縮
するので、ばね部材によるプレロードが安定し、
これらの結果、ボールスタツドの作動トルクを安
定させて製品ごとのばらつきを少なくすることが
できるとともに、耐久性を増すことができ、しか
も、ばね部材がボールスタツドとともに回ること
がなので、初期の特性を長期にわたつて持続させ
ることができる。
ツドの球頭部に圧接して変形するベアリングシー
トの帯状平面部により、各部品の寸法の累積公差
を吸収できるので、ばね部材による適正なプレー
ロードを得ることができ、そして、ベアリングシ
ートの突起がばね部材を球頭部の中心方向に圧縮
するので、ばね部材によるプレロードが安定し、
これらの結果、ボールスタツドの作動トルクを安
定させて製品ごとのばらつきを少なくすることが
できるとともに、耐久性を増すことができ、しか
も、ばね部材がボールスタツドとともに回ること
がなので、初期の特性を長期にわたつて持続させ
ることができる。
また、ボールスタツドの球頭部とベアリングシ
ートの間にすき間部が形成されるので、この部分
に油膜が形成され潤滑に対して大きな効果を示
す。さらに、ベアリングシートの帯状平面部が、
軸方向に向いていて、ベアリングシート成形用の
金型の分離方向と一致し、しかも、横断方向にお
いて外側の曲線に対して段差がなく連なる直線を
構成しているので、離型性が良く、金型の構成が
複雑とならず、金型の高精度の仕上げが可能とな
り、ベアリングシートの成形精度を高くできるた
め、ボールジヨイントの作動トルクが安定する。
ートの間にすき間部が形成されるので、この部分
に油膜が形成され潤滑に対して大きな効果を示
す。さらに、ベアリングシートの帯状平面部が、
軸方向に向いていて、ベアリングシート成形用の
金型の分離方向と一致し、しかも、横断方向にお
いて外側の曲線に対して段差がなく連なる直線を
構成しているので、離型性が良く、金型の構成が
複雑とならず、金型の高精度の仕上げが可能とな
り、ベアリングシートの成形精度を高くできるた
め、ボールジヨイントの作動トルクが安定する。
第1図ないし第5図は本考案のボールジヨイン
トの実施例を示し、第1図はその一部を断面にし
た側面図、第2図はその組立状態を示す縦断面
図、第3図はそのベアリングシートの平面図、第
4図は第3図の−′視断面図、第5図はその
帯状平面部を示すベアリングシートの横断面図で
あり、そして、第6図、第7図は他の実施例を示
し、第6図はその一部を断面にした側面図、第7
図はその組立状態を示す縦断面図であり、また、
第8図は変形例を示すベアリングシートの拡大平
面図である。 1…ハウジング、2…一端開口部、3…他端開
口部、11…ボールスタツド、12…球頭部13
…軸部、16…ベアリングシート、21…すき間
部、23…帯状平面部、24…突起、26…ばね
部材、30…プラグ。
トの実施例を示し、第1図はその一部を断面にし
た側面図、第2図はその組立状態を示す縦断面
図、第3図はそのベアリングシートの平面図、第
4図は第3図の−′視断面図、第5図はその
帯状平面部を示すベアリングシートの横断面図で
あり、そして、第6図、第7図は他の実施例を示
し、第6図はその一部を断面にした側面図、第7
図はその組立状態を示す縦断面図であり、また、
第8図は変形例を示すベアリングシートの拡大平
面図である。 1…ハウジング、2…一端開口部、3…他端開
口部、11…ボールスタツド、12…球頭部13
…軸部、16…ベアリングシート、21…すき間
部、23…帯状平面部、24…突起、26…ばね
部材、30…プラグ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 両端に開口部を有するハウジングと、 このハウジング内に配置する球頭部とこの球頭
部に連続してハウジングの一端開口部から突出す
る軸部とを一体に有するボールスタツドと、 上記ハウジング内に装着され上記ボールスタツ
ドの球頭部を摺動自在に包容する硬質合成樹脂製
のベアリングシートと、 上記ハウジングの他端開口部側に位置して上記
ボールスタツドの球頭部と上記ベアリングシート
との間に装着された弾性合成樹脂製の環状のばね
部材と、 上記ハウジングの他端開口部に固着され上記ベ
アリングシートを介して上記ばね部材を圧縮して
上記ボールスタツドの球頭部にプレロードを与え
るプラグとを備え、 上記ベアリングシートの内周の上記ボールスタ
ツドの球頭部に直接対向する部分に横断方向にお
いて外側の曲線に対して段差なく連なる直線を構
成する複数条の帯状平面部を軸方向に形成すると
ともに、、このベアリングシートの内周の上記ば
ね部材に対する部分に複数の突起を全体として円
錐面を成すように放射状に形成たことを特徴とす
るボールジヨイント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP290184U JPS60114319U (ja) | 1984-01-12 | 1984-01-12 | ボ−ルジヨイント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP290184U JPS60114319U (ja) | 1984-01-12 | 1984-01-12 | ボ−ルジヨイント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60114319U JPS60114319U (ja) | 1985-08-02 |
JPH0317053Y2 true JPH0317053Y2 (ja) | 1991-04-11 |
Family
ID=30477013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP290184U Granted JPS60114319U (ja) | 1984-01-12 | 1984-01-12 | ボ−ルジヨイント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60114319U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000002051A (ko) * | 1998-06-16 | 2000-01-15 | 오상수 | 볼 조인트 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5744854A (en) * | 1980-08-29 | 1982-03-13 | Nippi:Kk | Reagent for serological measurement |
-
1984
- 1984-01-12 JP JP290184U patent/JPS60114319U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5744854A (en) * | 1980-08-29 | 1982-03-13 | Nippi:Kk | Reagent for serological measurement |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60114319U (ja) | 1985-08-02 |
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