JPH0317005A - 化粧剤及びその他の身体手入れ剤の送給のための液化性粉末を含む成形物品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明の技術分野は、化粧用及び身体手入れ用（ｐｅｒ
ｓｏｎａｌ　ｃａｒｅ）組成物であり、特に、液状のペ
イロード（ｐａｙｌｏａｄｓ）を含むセルロース粉末か
らのケーク、スティック及び他の成形物品の配合物であ
る。

［従来の技術及び発明が解決しようとする課題ゴ芳香剤
及び関連製品は、典型的に、手でまたはスプレーとして
肌に適用されるオイルまたは揮発性／８液として構成さ
れている。かかる組成物、特にオイルは高いベイロード
濃度を達成することができるが、液体を使用することに
はいくつかの不利益がある。容器がかさばりそして破壊
しゃすく、こぼれまたは漏れやすいである。さらに、芳
香剤がスプレーとして放出されるときに、重要な試薬が
適用時に分敗しそして蒸発することによってかなり浪費
される。

ワックス及びペーストはまた、香料及び薬物の送給（ｄ
ｅｌｉｖｅｒｙ）に用いられてきた。これらの半液体ビ
ヒクルはこぼれ損失及び蒸発損失を低減し得るけれども
、かかるビヒクルはそれらの構造及び油性の外観のため
に美学的にしばしば満足されない。

化粧品及び身体手入れ品の送給に対する他のアプローチ
は、かかる製品を粉末またはケークとして配合すること
である．典型的には、−活性剤はタルク及び／または粉
末を生じるコーンスターチとともに配合される．あるい
は、ワックス性の結合剤もまた含めることができ、得ら
れた組成物はケーク，スティックまたは他のコンパクト
に圧縮される．残念なことに、かかる粉末及びコンパク
トは、湿性パテにしないと、液剤を保持する能力が制限
される． 着色剤、芳香剤、日焼け止め、発汗防止剤及び薬物のよ
うな化鮭品及び身体手入れ品の送給用の良好な組成物で
あって、特に化粧品等を高濃度で含み且つ液体過給ビヒ
クルの不利益を伴なわない上記組或物が要求されている
． 免亘立Ｉ１ 種々の試薬を含有する液化性の粉末で配合された、ケー
ク、スティック及び他のコンパクトのような成形物品を
化粧品及び他の身体手入れ製品の送給用に開示する。特
に、セルローストリアセテ一ト（ＣＴＡ）のような微孔
性のセルロース粉末を、活性試薬用の液体高含有ビヒク
ルとして開示する。液化性粉末を圧縮して引き締まった
ケークを形成しまたは結合剤で配合してスティックをも
たらすことができる．得られる成形物品は、油っこくな
く且つざらざら（ｇｒｉｔｔｙ）　Ｌ／ておらず、単に
かかる配合物を肌にこすりまたはブラシで塗ることによ
り、粉末が液化してそして消失するような具合で化粧品
または身体の手入れ剤の適用を可能にする。本発明に従
い製造された成形物品は普通、液体またはオイルに関す
る問題を伴わずに高濃度の活性剤の送給を可能にする。

本文中に用いたように「身体手入れ」剤の語は化粧品及
び他の有益な局所的な調合剤を含む。

「化粧品」の語は芳香剤、着色剤、軟化剤、モイスチャ
ライザー等を包含する。更に一般的には液化性粉末に加
入することが出来且つ成形物品に配合することができる
活性剤は、液状、液体に可溶性、そうでなければ液体に
分散性の任意の身体手入れ品を包含し、香料、頬紅（ｂ
ｌｕｓｈｅｓ）　，アイシャドー、日焼け止め、発汗防
止剤、モイスチャライザー、潤滑剤、昆虫駆除剤、脱臭
剤、鎮痛剤、足及びニキビ用薬剤ならびに他の皮膚用薬
剤を含む． 本発明の具体例において、身体手入れ製品の液体ペイロ
ードを含有するセルロース粉末を、混合材料の空所のな
い（ｖｏｉｄ−ｆｒｅｅ）密度の約５５％〜約７５％、
一層好ましくは約６０％〜約７０％の範囲の詰め込み密
度（ｐａｃｋｉｎｇ　ｄｅｎｓｉｔｙ）に圧縮にして、
乾燥し且つ引き締まり、それでもなおその配合物を指ま
たはブラシで皮膚に移し得るケークをもたらすことが出
来ることを見出した．かかる圧縮したケークは、約５０
〜約８　０　ｐｓｉの範囲の圧力を活性剤の液状ベイロ
ードを適当に充填したセルロース粉末に適用することに
より得られる。

他の添加剤がない場合には，得られた成形物品は約０．
５５〜約０．７５ｇ／ｃｃの範囲の圧縮された密度を有
する． 粉末または微孔性のセルロース化合物の他の形態ならび
に液体ペイロードの運搬または送給におけるかかる材料
の有用性は、米国特許第３．　８　４　６．４０４号及
び３．　９　８　５．　２　９　８号中に記載されてお
り、かかる記載をもって本文の記載の一部とする．セル
ロース粉末等は、米国特許第３．　８　４　６，　４０
４号中に記載されたような凝縮技術により、あるいは米
国特許第４．　６　４　３．　８　５　６号中に記載さ
れたような蒸発技術を用いて噴霧することにより液体ペ
イロードで形成することができる。後者の文献を援用し
て本文の記載の一部となす。

一つの技術において，液化性粉末を、セルロースポリマ
ー及び増孔液（ｐｏｒｅ−ｆｏｒｍｉｎｇ　ｌｉｑｕｉ
ｄ）を揮発性の極性溶媒（例えば、低分子量のエステル
またはジエステル）中で溶解してついで例えば噴霧乾燥
により溶液を分敗して蒸発させることにより形成する。

セルロースポリマー用の適当な揮発性溶媒は、塩化メチ
レン、アセトン、酢酸エチル、エチルカーボネート、儀
酸メチル等を含む。

セルロースポリマーがセルローストリアセテートである
ときは、塩化メチレンが好ましい溶媒である．あるいは
、儀酸等のような他の揮発し難い溶媒を用いることがで
きそして得られる溶液をメタノールのような非溶媒に噴
霧することができ、その場合、粉末粒子はその後炉過ま
たは洗浄により回収される。活性剤を溶媒に加入するこ
とができまたは粉末が形成された後に液相置換により導
入することができる。

本発明において有用なセルロース粉末は平均直計約１〜
約５００ミクロン好ましくは平均直径約５〜約１００ミ
クロンの範囲にすることができ，そして典型的には粗野
な微小球状である．それらは更に、約１０〜約５０００
人の寸法の範囲に渡り且つ活性剤の液体ベイロードを保
持することができる内部結合した穴を持つ微孔性である
ことに特徴がある。該セルロース粉末を、セルロースア
セテート、セルロースブチレート、セルロースニトレー
ト、セルロースプロピオネート、エチルセルロース及び
それらの分離状混合物または分子状混合物の群から選ば
れるセルロースポリマーから形成することができる。一
つの好ましいセルロース粉末はく乾燥）アセチル基の含
有量が約４２％より多いセルローストリアセテートのポ
リマー粉末である。本発明のセルロース粉末の液体含有
量は約５０重量％〜約９５重量％の範囲にすることが出
来る。

これらのソフトな液化性の粉末の圧縮は、もし加えられ
た力が個々の粒子から液体を出すのに十分でないならば
、弱くぼろぼろに砕ける（ｃｒｕｍｂＬｙ）物質を生じ
ることが予測され、もし斯かる力が粒子を粉砕して液体
を追い出すのに十分であるならば湿潤性のパテを生じる
こと予測される。ぼろぼろに砕けたまたはパテ状のケー
クは実際に製造することができるが、好適な条件下で、
乾燥して見える凝縮性のケークに圧縮することが出来、
かかるケークから視覚性の粉末を指先またはソフトな塗
布器で取り上げ、ついで皮膚上で液化することができる
ことを予期せずに見出した。かかる成形物品は目で見る
ことが出来かっ触知出来る新規性を超える有用な特徴を
もたらす。それらは単一のビヒクル中で３９の明白な物
理的な形態の利点を組み合わせている。詳しくは、それ
らは（ａ）ケ一クの携帯性及び耐こぼれ性、（ｂ）粉末
の容易な塗布及び局所化、及び（ｃ）液体の濃縮及び不
可視性をもたらす。

本発明の詰められた粉末は、芳香剤のビヒクルとして特
に有用である．それらは純粋な芳香油に匹敵し且つ容易
に５０重量％より高い濃度を持つことができる。その他
の粉末状ビヒクルは２０％未満の液体芳香剤に制限され
る。これらの粉末状のケークは純粋な芳香油の濃度に近
接することが出来るので、わずか数ｇの重量の芳香性粉
末のケークは久しい使用に関して便利な小さな芳香源を
提供することができる．高い芳香剤濃度は有効な塗布を
促進し、指先または塗布器で粉末に触れることだけを必
要とする． しばしば、指先を用いて詰めたケークから粉末を取り上
げてそれを皮膚に塗布することが言及されているが、こ
の課題はまた繊維または発泡ブラシのような他の塗布器
により、または織布、不織布または発泡パッドによって
もうまく与えられる．同様に、香料または芳香剤により
本発明の液化性の粉末ケークの重要な有用性を例示する
けれども、これらのケークはまた他の化粧及び皮膚の手
入れ剤を皮膚に運搬または適用するのに重要な価値があ
ることが理解されよう。

本発明の粉末ケークは液化性粉末単独で構或する必要は
ない．添加剤を液化性粉末とブレンドしてケークの外観
及び機械的特性を改良しまたは該粉末粒子に加入されて
いないいくつかの束縛されない活性成分を加入し得る。

例えば、低融点の、微粉ワックスを液化性粉末とブレン
ドしてモしてケークを形或することができ、ついで短時
間で加熱してワックスを溶融してそして再び固化するこ
とで、ワックスは結合剤として作用し且っケークを補強
する．顔料、ブロンズまたはアルミニウム粉末またはマ
イカのような真珠箔剤を含めて色彩、金属性反射または
光沢をもたらすことができる。かかる視覚性の添加剤を
用いてケークもしくは皮膚またはその両方の外銭を変化
することができる。他の添加剤の例は、発汗防止剤とし
ての塩化アルミニウム水化物の添加またはタルクまたは
コーンスターチを添加して一層乾燥した、一層滑らかな
組織をもたらすことを含む． 他の粉末とこれらの液化性粉末とをブレンドして製造し
たケークはソフトな粉末を指または塗布器に提供する能
力と後に皮膚にこすり付けたときにその粉末が液化しそ
して消失する能力とを有する．ブレンドすることは，噴
霧溶媒に不溶である材料または粉末粒子中に直接加入し
たときに所望の外観または活性が失われてしまう材料を
配合するのに好ましい方法となり得る． 本発明の別の態様において、液化性粉末の詰めたケーク
を形或するのに用いた方法を適用して他の成形型を製造
することができ、特に、化粧または皮膚用のスティック
製品を製造することができる。詰めた液化性粉末から製
造されたスティックは、強度、緩和及び柔軟度ならびに
高いペイロード濃度を有用なレベルで組合わせ持つこと
ができる。これはべとべとせず且つ刺激の少ない新規な
濃縮されたスティック製品の製造を可能にする。

スティックの用途は脱臭剤、発汗防止剤、芳香剤、化粧
品、日焼け止め、昆虫駆除剤及び皮膚薬剤を含むが、こ
れらに限定されない。

活性剤ペイロードを有する液化性粉末を加入しているス
ティックは種々の技術により製造することが出来る。例
えば、液化性粉末を脂肪族アルコール、脂肪酸及び／ま
たは脂肪酸アニオンと金属若しくはアルカノールアミン
カチオンとの塩に配合することにより結合剤としての石
鹸を有するステックを製造することができる。

あるいはステック組成物を、液化性粉末と、ポリエチレ
ン、またはボリブロビレングリコールのような柔軟な水
溶性ポリマーと配合して、結合剤として可溶性ワックス
を有するステックを製造することができる。ステックは
、また、液化性粉末を、シリコーンまたは、微粉化した
アルミニウム発汗防止剤の塩及び／またはプロピレング
リコールのような液体及び固体のブレンドと配合して結
合剤として濃くまたは部分的に固化したスラリーを有す
るステックを製造する。さらに別の方法として、ステッ
クを、液化性粉末を、ミリスチン酸ミリスチルのような
可溶性ワックスと配合してそして熱及び圧力を適用して
、結合剤として脂肪酸エステルを有するスティックを製
造ことによって形成することができる． 上記結合剤を、直接または、液化性粉末の第２部分にお
けるペイロードして導入して活性或分を有するベイロー
ドとブレンドすることができる。

スティック製造の他の方法は当業者に容易にわかる。

次に、本発明を所定の例示方法及び組成物との関連で記
載する．しかしながら、当業者ならば、本発明の領域を
離れないで、種々の付加、削除及び変化を行なうことが
できる． 色凰皇皿羞 以下の例は、液化性粉末の製造、それらのケークへの転
換、異なる活性成分及び添加剤の使用、並びに他の成形
型の製造を例示する．これらの例中、芳香剤”Ａ”は、
２０．５％Ａｄｏｌ−６６　、６．９％のＤＣ−２００
ジメチコーン（Ｄｉｍｅｔｈｉｃｏｎｅ）　、２　０．
６％のＤＣ−３４５シクロメチコーン（Ｃｙｃｌｏｍｅ
ｔｈｉｃｏｎｅ）及び５２．０％フィルメニッヒ（Ｆｉ
ｒｍｅｎｉｃｈｌ芳香油４２３．２３６／Ｂから構成さ
れる高濃度の試験芳香剤である。

叉ＪＪ糺１・ 液化性粉末を米国特許第４．　６　４　３．　８　５　
６号記載の方法に従って製造した。１５ｇのＣＴＡを、
適度に撹拌しながら１時間かけて９００ｇの塩化メチレ
ンに溶解した．芳香剤”Ａ”の８５ｇを得られた透明の
溶液に加えて十分に分散するまで撹拌した。この溶液を
１０００ｐ．ｓｉで０．　１　３　５インチのノズルか
ら直径ｌＯＯセンチ、高さ３００センチの塔の下方に，
溶媒のない空気を塔頂から塔底に送ることを介して噴霧
した。

得られる蒸発型の液体含有ＣＴＡ粉末を塔の底に張った
繊維フィルター上に捕集し、ついで溶媒を吸収した空気
を炭素床を通じて送り溶媒蒸気を捕収した。

製品をフィルターからスチールトレーに移し、換気した
フード内に１センチ層として１５分間露出させて残留す
る溶媒を除去した。分析により、８５．２％の芳香剤、
１４．８％のＣＡＴ，及び１ｐｐｍ未満の塩化メチレン
が存在することがわかった。

この粉末のサンプル５ｍｇを，左手首の内測に置きそし
て右の人指し指で穏やかにこすり付けると、約３０一の
面積に渡って容易に分散して、その後更に穏やかにこす
り付けると完全に消失した。６時間後に洗浄するまで、
処理された肌の域に与えられた香料は持続した。

この試験の間にざらざらした感触はなかった．平均粒径
は約３０ミクロンであり、１５０ミクロンより大きい粒
子は観測されなかった。この蒸発プロセスは凝集プロセ
ス（以下の実施例２）よりも小さい粒子を生じた。これ
は次の二つの理由による。塩化メチレン溶液の一層低い
粘度は噴霧を一層小さいの最初の液滴に破壊することを
促進しそしてこれらの液滴からの塩化メチレンの蒸発は
さらに直径の減少を導く。

罠凰班ユ 液化性の粉末をまた米国特許第３．　８　４　６．　４
０４号に記載の方法に従って製造した。４．５重量％の
ＣＡＴを、儀酸中に、一晩ゆっくりと撹拌しながら溶解
した。この溶液を、１０００ｐｓＬで、０．０１３５イ
ンチのノズルを通じてボンブで送った。

ノズルはノズルのｌｏＯセンチ下方に配置した、直径ｌ
ＯＯセンチ及び深さ１０センチのプールの向いている。

およそｌｋｇのポリマー溶液を噴霧して、そして得られ
る凝縮した粉末をバッグフィルターを用いて懸濁液から
捕収した．乾燥せずに、捕収したスラリーをメタノール
で洗浄してついで流出物ｐＨが５．０を超えるまで水で
洗浄した。

洗浄したスラリーの一部を水で希釈して全重量２０１ｇ
にして、均質になるまで混合し、そして１ｇの試料を採
取し，分析して１、０２％のＣＡＴを含有することがわ
かった。かくして、残った２００ｇのスラリーは２．０
４ｇのＣＡＴを含有していた。過去の試験は、この製造
方法が８％のＣＡＴ及び９２％の水から内部的に構成さ
れる凝縮ＣＴＡ粒子を生じることを教示しており、これ
よりこのスラリーが２５、５ｇの水充填ＣＡＴ粉末を含
んでいると計算された。

メタノール及びエーテルで連続的に洗浄することにより
、約５０ｃｃのエーテル中、約２　５．　５　ｇの粉末
がある濃いスラリーをもたらした。これに２３．５ｇの
香料”Ａ”を加えた．穏やかに混合した後、得られるス
ラリーを大容量のステンレス鋼のトレー内に拡敗してそ
して換気したフード内に置いた。トレー上に離して置い
た紙の層は初期の蒸発速度を遅らせ、粉末中の水分の凝
縮を回避して、送った空気流中の爆発性の雰囲気の形成
に対して安全にする。

小さな亀裂が現われ始めたときに、粉末をスバチュラで
ばらばらして最初の固まりを崩壊する。

カバーされていないトレーでさらに１時間換気すると、
２　４．　９　ｇの液化性粉末を生じ、それは９２．３
％の芳香剤及び７、７％ＣＴＡを含むと分析された。

この粉末の５ｍｇを左手首の内側に置きそして右人指し
指で穏やかにこすり付けると約３　ｃｒａ”の面積に渡
って簡単に分散した。それを同じ指先で穏やかにこする
と、簡単に消失した。処理した肌に与えた芳香剤はまた
６時間後に該域が洗浄されるまで維持されていた。肌に
塗布する間にわずかにざらざらする感触が観測された。

平均粒径は約６０ミクロンであったけれども、時折１５
０ミクロンを超える粒子が存在し、砂のように感じられ
た。これらの液化性粉末が凝縮により製造されたときに
観測されたざらざらした感触以外は、凝縮噴霧及び蒸発
噴霧の製品はほとんど同様のようであった。それらは共
に、白色のさらさらの粉末であり、離れた集団を形成す
る傾向がわずかにあった。それらの両方共に、８５％〜
９５％の芳香刑を含むことができ、それらは共に肌に容
易に拡赦し、そしてそれらは共にこすり付けたときに消
失した。

実１目江旦 実施例ｌの液化性粉末を、アイシャドー及び頬紅用に商
業的に共通に用いられてタイプの小さな鋼のバン（皿）
内に圧搾した。おのおののバンは深さ約３　ｍ＋ｎ，幅
２６１、そして長さ３２ｍｍであり端部がわずかに丸み
を帯びていた。平に充填した容量は２．５ｃｃであった
． 二つの圧搾方法を用いた．第１の方法では，バンをばら
ばらの粉末によりわずかに過充填しそして平なアルミニ
ウムブロックで平らにプレスした．粉末がプレスしたケ
ークの上部で滑らかに拡がり、そして再び平にプレスし
た．この方法を所望の充填重量が得られるまで繰り返し
た．充填の第２の方法は環状のプラスチック性の直径３
５ｍｍのペトリ皿を充填の目的としてして使用した．重
量測定した粉末をベトリ皿内に配置して環状領域に渡っ
て均質に分配した．鋼のバンを、それがペトリ皿の底に
対してぶつかるまで、粉末層中に面圧した．バンを皿か
ら除去して、面圧したケーク表面を滑らかなアルミニウ
ムブロックに対して押し付けることによって表面仕上を
した。

これらの二つの方法により同様の重量の粉末を同様のバ
ン中に圧搾したときに，その様にして製造したケークの
性質は区別することが出来なかった．第２の方法は一層
簡単であり且つ一層迅速であることが証明され、かくし
てこれらの例におけるケークの圧搾に用いた。

緩く鋼中に平に充填した実施例ｌの粉末は、パン当たり
約０．　５　０　ｇの重量であることがわかり、それは
０．２ｇ／ｃｃのルース密度（ｌｏｏｓｅ　ｄｅｎｓｔ
ｔｙ）（圧搾前の密でない密度）に対応する。ついで、
粉末を、ｌ６２５、１．３５及びｌ．５０、１．６２５
、ｌ．７５、１．８７５及び２．ＯＯｇの重量でバンに
圧搾した。それらに対応する詰め込み密度（ｐａｃｋｅ
ｄｄｅｎｓｉｔｙ）はそれぞれ０．５０、０．５５、０
．６０，０．６５、０，６５、０．７０％０．７５及び
０．８０ｇ／ｃｃであった。

０．５０ｇ／ｃｃのケークはきわめて壊れやすかった。

動いている指先で接触すると表面に穴き易く、硬質表面
上１０センチに逆さにしてパンの底を軽くたたくとケー
クが抜けそして飛散した。ケーク断片を優しく細くと、
容易にばらばらの粉末に戻った。

０．８０ｇ／ｃｃのケークは触れると固く、油性であり
、一層低密度のケークよりも暗い色であった。指先で軽
くこすると、芳香剤及びオイルは指で検出できたけれど
も、ケークから指先への目に見える移動は起こらなかっ
た。一層強くこすると材料のパテ状物質が指先に移動し
た．これはローションのように肌に拡散することが出来
るが、知覚できる粉末の特性を欠く．逆さにしたバンを
軽くたたいてもケークは容易に移動しなかった．しかし
スバチュラを用いてバンからケークをほじくることがで
きた．開放されたケークは油性であり且つわずかに柔軟
であり、砕いて小さな断片にすることができるが、ばら
ばらの粉末には戻らなかった． ０．５５〜０．７５ｇ／ｃｃの範囲の詰め込み密度を有
する中間のケークは、乾燥して、低密度（０．５０ｇ／
ｃｃ）ケークに似ていた。指先でこすり、それを少量で
あるが、目に見える粉末の被覆を指に移した．その粉末
を手首の内側にこすりつけたとき、それは最初目に見え
たが、数秒間こすったときに消失した．机上１０ｃｍに
逆さにしたバンを軽くたたいても，ケークは容易に出て
来なかったが、根気強く且つ強くたたくとほとんどのケ
ークは落下した．典型的には、机との衝突による破壊は
ほとんどなく、そして取り出されたケークを一片として
注意深く拾い上げることができた。ケークの一部を粉砕
したときに、それを優しく細かくすると、出発材料と同
様に拘束されていない粉末になった。詰め込み密度が約
０．５５ｇ／ｃｃ〜約０．７５ｇ　／ｃｃの範囲のこれ
らのケークの特性は市販のケーク粉末製品に関する所望
の特性にきわめて相応するものであった． 及胤貝１ 実施例２の凝縮粉末を実施例３の鋼バンに充填して０．
６５ｇ／ｃｃの密度になった．凝縮粉末の得られたケー
クの特性は同じ密度の蒸発粉末ケークの特性と区別する
ことが出来なかった．及血班亙 実施例３の実験を、実施例ｌの方法であるが芳香剤”Ａ
”の代わりに鉱油を含有させて製造した液化性粉末を用
いて繰り返した．バン中のこの粉末のルース密度は０．
３ｇ／ｃｃと測定され、実施例３における密度よりも５
０％密であり、最良のケークはまた約０、５５ｇ／ｃｃ
〜約０．７５ｇ／ｃｃの詰め込み密度に相応することが
わかった．かくして、液化性粉末ケークの特性は、最終
の詰め込み密度：初期のルース密度の比よりも絶対的な
詰め込み密度に一層依存することがわかった。

及五班玉 上記実施例は、これらの液化性粉末をケークに圧縮する
ことは重量及び容量により制御することができることを
示す。実験を実行して与えた圧力がまた制御に役立つ方
法であるかどうかを決定する。容器は直径４４ｍｍの滑
らかな壁を持ったキャビティーを有し且つ平に充満した
容量１５ｃｃを有するプラスチック性のコンパクトであ
った．アルミニウムのシリンダーを滑らかな面に且つ緩
くはまる４４ｍｍ直径に機械で仕上げた．キャビティー
を実施例１の粉末で充填して、シリンダーを上部に置き
、既知の力をシリンダーにかけて粉末を圧縮した。その
後、シリンダーを除去して、得られる圧縮されたケーク
を目で、触れて、移動してそして取り出して確認した。

最良のケークが、圧力５　５ｐｓＬ　〜７　０ｐｓｉに
対応するｘ３ｏ＝ｔｓｏボンドの力で得られた。これら
のケークの詰め込み密度は０．６　５〜０．７　０ｇ／
ｃｃであり、実施例３において得られた結果と良好に一
致した。

及五班ユ 実施例３の０．　６　５　ｇ／ｃｃのケークと同様のケ
ークを、マイカ及びチタニア（４価の酸化チタン）の化
粧ブレンド（　Ｍｅａｒ１社のＴＩＭＩＫＡ　Ｅｘｔｒ
ａ　ＬａｒｇｅＳｐａｒｋｌｅ　ＩＩＯＳ）　　１　０
重量％と混合した香料”Ａ”を用いて製造した．得られ
るケークは魅力的な真珠箔の光沢とともに良好な緊密さ
及び移動性を示した。緊密性は充填したバン底部を平坦
な平板上にｌ２インチの高さから繰り返し落下すること
に評価した。粉末ケークを破壊してパンから排出するの
に５〜１０の落下を必要とした。指先への移動を一つの
ケークから２８０回測定し、試験を通じて１回の移動当
たり平均約２．０ｍｇであることがわかった。

一層強く着色されたケークを、実施例ｔにおけるように
製造した液化性粉末であるが９２％の鉱油を含有するも
のを用いて製造した．この粉末の６７重量％を、３０％
のベネチアレッドの粉末状酸化鉄着色剤及び３％のＴＩ
ＭＩＣＡとブレンドした。良好なケークの特性は、酸化
鉄着色剤が高密度（約５．　２　ｇ／ｃｃ）であるため
に、以前よりも高い約０．　９　０　ｇ／ｃｃの詰め込
み密度で得られた．密度に関する修正をして、この収容
は普通の密度に関する０．　６　５　ｇ／ｃｃの価に良
好に一致した。混合した着色剤のこの高いレベルでさえ
も、ケークから指先への移動は良好のままであり、そし
て移動した粉末は肌に滑らかにこすり付けられ、目に見
える粉末残渣は残っていなかった。肌が目に見えるベネ
チアレッドに着色した。このタイプのケークにした液化
性粉末は頬紅またはアイシャドーとして有用であること
がわかった。

これらの実験は、液化性粉末ケークの特異な特性が３３
％ほどの着色剤及び微粉末と混合することによって損な
われていないことを示している。

実ｉｆ牝旦 実施例１の粉末を１０重量％の微扮化したポリエチレン
グリコール（ＰＥ０８０００、融点６０℃）とブ゜レン
ドして、実施例３の方法に従い小さな鋼のパンに詰めた
。そのパン内で得られたケークを封止した瓶中に置いて
揮発性物質の過剰な損失を防止して７０℃に２０分間加
熱しついで冷却して試験した。外観及び芳香性において
明らかな変化はなかった。スバチュラでトレーからほじ
くり出し、ＩＯＣＩＩ下の硬質の表面上に落下したとき
にケークは一つの片のままであった。ケークを小さな断
片に破壊することは可能であったが、それを砕いて粉末
状に戻すことは困難であった。これは本発明におけるケ
ークを可溶性の添加物を用いて強化することが出来るこ
とを立証している。

裏五見旦 実施例ｌの蒸発噴霧方法を用いて以下の重量組成物を有
する液化性粉末の試料を調製した。

（ａ）ＣＴＡ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
１５．２％Ｐ　Ａ　Ｂ　Ａ　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　５．ｌ　％ＤＣ３４４シリコーン　　
　　　　３３．９％ＤＣ３４５シリコーン　　　　　　
２４、６％Ｆｉｎｓｏｌｖｅ　　ＴＮ　　　　　　　　
　　　　　　　　　１　　２．７％ジイソブロピルアジ
ベート８．５％ （ｂ）ｃＴＡ　　　　　　　　　　　　　　１６．２％
ジエチルトルアミド　　　　　　４２．０％ＤＣ３４４
シリコーン　　　　　　４１．８％（ｃ）ＣＴＡ　　　
　　　　　　　　　　　１６．８％ジメチルイソソルビ
ド　　　　　２６．７％ジイソブロビルアジベー｝　　
　　５４．５％ペンゾイルペルオキシド　　　　　２．
０％これらの配合物は、それぞれ、日焼け止め、昆虫駆
除剤及びにきび防止薬を構成する。３９のすべては、白
色粉末に似ており肌に軽くこすりつけたときに知覚でき
ない液状膜に消失するという、典型的な、液化性の粉末
の振る舞いを示す。

実施例３のベトリ皿法を用いてこれらの粉末を小さな鋼
パンに０．　６　５　ｇ／ｃｃほどの密度に圧縮した。

すべて凝集性ケークとして形成して、すべて、指先でこ
すり付けたときに目に見える粉末を送給し、肌上で軽く
こすったときに送給された粉末はすべて消失した。かく
して、別の用途及び組或のこれらの粉末はすべて本発明
の液化性の粉末ケークに変換するのに好適であった。

笈血皿ユ１ ８４．８重量％のＤＣ３４５シリコーン液を含有する液
化性粉末を実施例ｌの方法により製造した。この粉末の
６６部を、２４部の微粉塩化アルミニウム水化物，普通
の発汗防止剤、及びｌＯ部の微粉ＰＥＧ８０００　（融
点６０℃の硬質の油性でないポリエチレングリコール）
とを混合した。

３９の粉末を、粉末物を流動化するのに十分な速度の激
しい渦巻きによってブレンドした。この混合物の３０ｇ
を、２〜４ｇの重量部分に分けて加えついで各々の添加
の後、緩くはまるボリブロビレンシリンダー管で約０．
　６　５　ｇ／ｃｃの密度に圧縮することにより、円柱
状のポリエチレン遠心分離管に詰めた。外側の管内で封
止された圧縮した物質を、オーブン中で７５℃に２５分
間で暖め、ＰＥＧを溶融した．わずかな伸縮が起こり、
そしてスチックが管の壁から分離してそうしてそれを取
り出すことができた。

手続補正書 平戊２年８月２２日

Claims (47)

【特許請求の範囲】
1. （１）身体手入れ剤を送給するための成形物品であって
   、 身体手入れ剤を含む液化性のセルロース粉末の圧縮され
   た配合物を含み且つ引き締まったケークをもたらすのに
   十分に圧縮されている上記成形物品。
2. （２）セルロース粉末が、セルロースアセテート、セル
   ロースブチレート、セルロースニトレート、セルロース
   プロピオネート、エチルセルロース並びにそれらの分離
   した混合物及び分子状混合物からなる群から選ばれるポ
   リマー粉末である請求項１の方法。
3. （３）セルロース粉末がセルローストリアセテートポリ
   マー粉末である請求項１の成形物品。
4. （４）粉末がさらに平均直径１〜５００ミクロンの範囲
   の粒子を含む請求項１の成形物品。
5. （５）粉末がさらに平均直径５〜１００ミクロンの範囲
   の粒子を含む請求項１の成形物品。
6. （６）圧縮された配合物粉末がその空所のない密度の５
   ５〜７５％の範囲の詰め込み密度を有する請求項１の成
   形物品。
7. （７）圧縮された配合物粉末が、その空所のない密度の
   ６０〜７０％の範囲の詰め込み密度を有する請求項１の
   成形物品。
8. （８）圧縮された配合物粉末が０．５５〜０．７５ｇ／
   ｃｃの範囲の詰め込み密度を有する請求項１の成形物品
   。
9. （９）身体手入れ剤が、芳香剤、着色剤、軟化剤、スキ
   ンモイスチャライザー、潤滑剤、日焼け止め、防臭剤、
   鎮痛剤、発汗防止剤、昆虫駆除剤、足部治療剤、にきび
   治療剤、薬物及びそれらの混合物からなる群から選ばれ
   る少なくとも一種の局所的な調合剤を含む液体である請
   求項１の成形物品。
10. （１０）身体手入れ剤が化粧剤である請求項１の成形物
    品。
11. （１１）圧縮した配合物が、さらに、液化性の粉末中に
    加入されていない少なくとも一種の添加剤を含む請求項
    １の成形物品。
12. （１２）添加剤が着色剤である請求項１１の成形物品。
13. （１３）添加剤が真珠箔剤である請求項１１の成形物品
    。
14. （１４）添加剤が結合剤である請求項１１の成形物品。
15. （１５）添加剤が可溶性のワックスである請求項１１の
    成形物品。
16. （１６）添加剤がタルクである請求項１１の成形物品。
17. （１７）添加剤がマイカである請求項１１の成形物品。
18. （１８）添加剤が石鹸である請求項１１の成形物品。
19. （１９）添加剤が水溶性のポリマーである請求項１１の
    成形物品。
20. （２０）添加剤がポリグリコールである請求項１１の成
    形物品。
21. （２１）添加剤が発刊防止剤である請求項１１の成形物
    品。
22. （２２）身体手入れ剤を局所的に送給する成形物品を配
    合する方法であって、 セルロースポリマーを含む溶液を調製し、 上記溶液から液化性の粉末を形成し、ここに上記粉末が
    少なくとも一種の身体手入れ剤を有する液相に含浸され
    た微孔性ポリマー粒子を含むものであり、そして 上記粉末を引き締まったケークに圧縮することを含む上
    記方法。
23. （２３）溶液を調製する工程が、さらに、セルロースア
    セテート、セルロースブチレート、セルロースニトレー
    ト、セルロースプロピオネート、エチルセルロース並び
    にそれらの分離した混合物及び分子状混合物からなる群
    から選ばれるセルロースポリマーを含む溶液を調製する
    ことを含む請求項２２の方法。
24. （２４）溶液を調製する工程が、さらに、セルロースト
    リアセテートを含む溶液を調製することを含む請求項２
    ２の方法。
25. （２５）溶液を調製する工程が、さらに、揮発性の極性
    溶媒中で上記セルロースポリマー及び増孔液を溶解する
    ことを含む請求項２２の方法。
26. （２６）溶液を調製する工程が、さらに、上記溶液中で
    身体手入れ剤を溶解しまたは懸濁することを含む請求項
    ２５の方法。
27. （２７）粉末を形成する工程が、さらに、上記液体を蒸
    発することにより粉末を形成することを含む請求項２５
    の方法。
28. （２８）粉末が噴霧により形成される請求項２５の方法
    。
29. （２９）粉末を形成する工程が、さらに、前記液相を少
    なくとも一種の身体手入れ剤を含有する液相で置換する
    ことを含む請求項２５の方法。
30. （３０）上記溶液を非溶媒に噴霧浸漬した後に洗浄して
    溶媒残部を除去してそしてろ過により粉末を捕集するこ
    とにより粉末を形成する請求項２２の方法。
31. （３１）粉末を形成する工程が、さらに、前記液相を、
    少なくとも一種の身体手入れ剤を含有する液体相に置換
    することを含む請求項３０の方法。
32. （３２）上記粉末を圧縮する工程が、さらに、上記粉末
    を５０〜８０ｐｓｉの圧力により圧縮することを含む請
    求項２２の方法。
33. （３３）上記粉末を圧縮する工程が、さらに、上記粉末
    を圧縮してその空所のない密度の５５％〜７５％の範囲
    の詰め込み密度にすることを含む請求項２２の方法。
34. （３４）上記粉末を圧縮する工程が、さらに、上記粉末
    を圧縮してその空所のない密度の６０％〜７０％の範囲
    の詰め込み密度にすることを含む請求項２２の方法。
35. （３５）上記粉末を圧縮する工程が、さらに、上記粉末
    を圧縮して添加物なしで０．５５〜０．７５ｇ／ｃｃの
    範囲の詰め込み密度にする請求項２２の方法。
36. （３６）方法が、さらに、上記液化性粉末を該液化性粉
    末中に加入されていない少なくとも一種の添加剤とブレ
    ンドすることを含む請求項２２の方法。
37. （３７）添加剤が、着色剤、真珠箔剤、結合剤、可溶性
    ワックス、タルク、マイカ、石鹸、水溶性ポリマー、シ
    リコーン、グリコール及び発汗防止塩からなる群から選
    ばれる請求項３６の方法。
38. （３８）身体手入れ剤を送給する成形物品であって、 身体手入れ剤及び結合剤を含む液化性のセルロース粉末
    の配合を含み且つ形成されて固化したステックをもたら
    す上記成形物品。
39. （３９）セルロース粉末が、セルロースアセテート、セ
    ルロースブチレート、セルロースニトレート、セルロー
    スプロピオネート、エチルセルロース並びにそれらの分
    離した混合物及び分子状混合物から選ばれるポリマー粉
    末である請求項３８の成形物品。
40. （４０）セルロースロース粉末がセルローストリアセテ
    ートのポリマー粉末である請求項３８の成形物品。
41. （４１）粉末が、さらに、平均直径１〜５００ミクロン
    の範囲の粒子を含む請求項３８の成形物品。
42. （４２）粉末が、さらに、平均直径５〜１５０ミクロン
    の範囲の粒子を含む請求項３８の成形物品。
43. （４３）身体手入れ剤が、芳香剤、着色剤、軟化剤、ス
    キンモイスチャライザー、潤滑剤、日焼け止め、防臭剤
    、鎮痛剤、発汗防止剤、昆虫駆除剤、足部治療剤、にき
    び治療剤、薬物及びそれらの混合物からなる群から選ば
    れる少なくとも一種の局部的な調合剤を含む液体である
    請求項３８の成形物品。
44. （４４）結合剤が、石鹸、ゲル、ポリグリコール、シリ
    コーン及びワックスからなる群から選ばれる試剤である
    請求項３８の成形物品。
45. （４５）身体手入れ剤を局所的に送給する成形物品を配
    合する方法であって、 身体手入れ剤を含有する液化性のセルロース粉末と結合
    剤を配合して、そして、 得られる配合物を成形して塗付けステックにすることを
    含む上記方法。
46. （４６）身体手入れ剤が、芳香剤、着色剤、軟化剤、ス
    キンモイスチャライザー、潤滑剤、日焼け止め、防臭剤
    、鎮痛剤、発汗防止剤、昆虫駆除剤、足部治療剤、にき
    び治療剤、薬物及びそれらの混合物からなる群から選ば
    れる少なくとも一種の局所的な調合剤を含む液体である
    請求項４５の成形物品。
47. （４７）結合剤が、石鹸、ゲル、ポリグリコール、シリ
    コーン及びワックスから選ばれる試剤である請求項４４
    の方法。