JPH03168191A - 洗濯機の制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は発光素子および受光素子を有して洗濯水の汚れ
を検知する透過率検知装置を備えた洗濯機の制御装置に
関する。

従来の技術 汚れ検知装置を排水経路に設け、透過率検知装置によシ
光透過度合を検知し、洗い，すすぎ等を制御する場合に
おいて、汚れ検知装置の不具合を検出する方法が特開昭
６　１　−２　１　３０９４号公報に示されている。特
開昭６　１　−２　１　３０９４号公報に示されている
ものは、発光素子と受光素子の光軸のずれあるいは素子
の汚れ等を透過度を検知して表示させるものであった。

発明が解決しようとする課題 特開昭６１−２１３０９４号公報に示すものは、透過率
検知装置の不具合を製造工程あるいは初期において検査
することを目的とし、特別な操作と条件を設定しなけれ
ば検査できないもので、家庭内の使用状態で不具合を検
査する方法は明示されておらず、かつ上記従来の方法で
は困難であった。

本発明は、上記課題に鑑み、特別な条件，操作等を必要
とせず、透過率検知装置あるいは透過率検知装置を配設
した排水経路等の不具合を洗濯運転毎に検査し、不具合
に応じた洗濯運転あるいは不具合表示等を行なうもので
ある。

課題を解決するための手段 上記目的を解決するために本発明は、すすぎ撹拌前の給
水中あるいは洗剤自動投入装置を有する３、７ 場合には、洗剤投入前の給水中に透過率検知装置の感度
調整と検査を兼ねるものである。排水経路が非常に汚れ
て感度調整できない場合、あるいは透過率検知装置が故
障した場合などの不具合時に異常に応じた処理や異常報
知等を行なうものである。

作　　　用 本発明によれば、すすぎあるいは洗い撹拌前の給水中に
透過率検査装置の透過度検査を行なうもので、洗剤ある
いは洗濯物の汚れがない清水の状態で、発光素子と対向
して設けた受光素子間の光学系の透過度合を調べるので
、特別な条件，操作を必要とせず、しかも洗濯毎に検査
できる特徴がある６特に、すすぎ撹拌前の給水中に排水
経路の多少の汚れにかかわらず透過率検知装置の出力電
圧を基準値に制御し、制御不能の状態フラグをメモリす
るので、次回の洗濯運転は光透過率検知装置からの信号
とは無関係に標準条件にて運転できる。

実施例 以下、図面に従かい本発明の実施例を説明する。

第２図は、本発明による透過率検知装置の一実施例を示
す。８は光センサで、発光素子８ａと受光素子８ｂを対
尚して配置し、允光素子８ａの発光出力を一定にして受
光素子８ｂの出力信号を検知し、洗濯液の汚れを検知す
る。発光素子８ａの発光出力は、マイクロコンピュータ
１６の出力信号（パルス幅制御信号、以降ＰＷＭ信号と
称す）を制御し、洗濯液が清水の時に光センサ出力信号
が基準値となるように、透過率検知装置１９を制御する
。すなわち、ＰＷＭ信号をＤ／Ａ変換回路１９ａによシ
直流電圧に変換し、コレクタ端子に発光素子８ａが接続
されたＮＰＮ　｝ランジスタ１９ｂのベース電圧を制御
し発光出力を制御する。

トランジスタ１９ｂのエミッタ端子にエミッタ抵抗１９
ｃを接続し、定電流効果を持たせる。受光素子８ｂのエ
ミッタ抵抗１ｓｄの出力信号Ｖ　は、ｅ マイクロコンピュータ１６のＡ／Ｄ変換入力端子に加え
る。清水の時の受光素子８ｂの出力信号Ｖ。

が基準値ｖｓとなるように発光出力制御し、ｖ８６　・
　／ からのセンサ電圧変化を検知することによう透過率検知
が可能となる。すなわち、清水の時の出力調整電圧ｖ８
が透過率１　００％で、センサ電圧Ｖ。

とｖ８の比、Ｖ，／Ｖ，が透過率となる。

第３図に本発明による洗濯機の構或の一実施例を示す。

１は洗濯脱水槽で、底部に撹拌翼２を設け、洗い，すす
ぎの撹拌時に回転させる。１た脱水時には、撹拌翼２と
洗濯脱水槽１を同時に回転させる。３は洗濯水槽で洗い
およびすすぎ時に洗濯水を溜める。４は洗濯水槽等を吊
シ下げるサスペンションで、６は全体を保持する筐体で
ある。

６はモータで、減速装置７を介して撹拌翼２１たは洗濯
脱水槽へ回転力を伝達する。９は洗濯水槽底部に設けら
れた排水口で、排水弁１０に接続された排水バイフ゜１
１に光センサ８を配設する。洗濯水槽３の底部と排水弁
１０ｔ−接続する排水パイプ中の洗濯液の濁度を検知す
ることにより洗濯物の汚れあるいは脱水状態を検知する
。

第１図は、本発明による洗濯機の制御装置のブロックダ
イヤグラムの一実施例である。交流電源６、７ １２よシ制御装置１３への交流電力を加え、制御装置１
３は、モータ６，排水弁ＩＱ，給水弁１４等を制御する
。６′はモータ６の進相用コンデンサである。１６は洗
濯水槽３の水位を検知する水位センサで、１６はマイク
ロコンピュータ、１７は洗濯物の量を検知する布量セン
サである。布量センサ１７は、洗い撹拌中におけるモー
タ休止時の撹拌翼の惰性回転数を検知し布量を判定する
ものである。すなわち、布量が小さければ、撹拌制御中
のモータ休止時における撹拌翼釦よびモータの惰性回転
数が大きく、進相コンデンサ６′の減衰パルス数は大き
くなる。渣た布量が大きければ、進相コンデンサ６′の
モータオ７時の進相コンデンサ６′の減衰パルス数は小
さくなり、布量検知ができる。１８は記憶回路で、透過
率検知装置１９の発光出力制御データあるいは基準設定
値等を記憶し読みのきするものである。２０はパワース
イッチング装置で、マイクロコンピュータ１６がらの制
御信号によジモータ６，排水弁１０，給水弁１４等の電
力部品を制御する。２１は操作表示装７　・−ノ 置で、各種スイッチ，表示部品からなシ、使用者が指示
し、あるいは、使用者に表示報知するものである。

第４図は光透過率検知装置１９のセンサ出力電圧Ｖ。の
洗い，すすぎ，脱水時にかける変化を示す。Ｔ１〜Ｔ２
　期間は洗い、Ｔ２〜Ｔ３は排水，中間脱水、Ｔ３〜Ｔ
４は給水，Ｔ４〜Ｔ６はすすぎ撹拌行程である。中間脱
水後のすすぎのための給水期間中（Ｔ３〜Ｔ４）に透過
率検知装置１９の発光出力制御を行ない、センサ出力電
圧Ｖ。を、基準値ｖｌｌに調整制御する。この時、洗濯
水槽３の排水パイプ１１近傍の水は清水とほとんど同じ
で、透過率１　００ｑ６と考えればよい。この時の調整
によシ、排水パイプ１１の管壁内の汚れの大小にかかわ
らず一定値ｖｓとなるので、ｖｓからの変化が洗濯水あ
るいは、脱水液の汚れとなる。排水パイプ内部が非常に
汚れた場合、筐たは故障となって調整不能の場合は異常
である。給水期間中に調整された、発光出力制御データ
、調整不能の時の異常フラグあるいはセンサ電圧ｖ８（
ｖ８とほとんど同じ）は記憶され、以降のすすぎ、脱水
かよび次回の洗い、中間脱水工程に用いられる。すすぎ
開始（Ｔ４）から一定期間後Ｔ５にて、センサ電圧変化
によシ透過率の低下を検知し、以降のすすぎ運転を制御
する。洗濯物の吸水性が大きい場合には、中間脱水時に
脱水液が排水パイプに流れ、第４図に示す如く透過率が
低下する。

第５図は、清水給水中の透過率検知装置の制御性能を示
すもので、発光素子８ａの順電流ＩＦと受光素子８ｂの
出力電圧の関係を示す。Ａは使用初期にかける特性で、
排水経路が汚れていないので、順電流を工，！で流すと
センサ出力電圧は基準電圧■８に達する。排水経路が汚
れてくるとＢに示すように、発光素子電流を１，／，Ｈ
で増加させねば出力電圧はｖ８に達しない。１た、排水
経路が非常に汚れた場合には、Ｃの特性となり、最大電
流Ｉｍａｚ’で増加させても基準電圧■８に達しなくな
う透過率検知装置１９は制御不能となる。

透過率検知装置１９の特性が正常かどうかの判定９　・
・一／ は、第５図よシ発光ダイオードに少し電流Ｉ０を流して
、その時の出力電圧ｖ０の大小によう判定できることは
明らかである。もし、受光素子８ｂがショート故障であ
れば、出力電圧ｖ０は■ＤＤとなう、オープン故障であ
れば、零電圧となシ故障判定は容易である。

第６図は透過率検知装置１９の出力電圧を基準値に制御
する一実施例のフローチャートである。

洗剤投入前の給水１たはすすぎ撹拌前の給水時に実行さ
れるもので、１６０：よジ給水スタートとな９、１６０
，１６１により制御水位１で給水されたかどうか判断し
て光透過率検知装置の感度調整を行なう。１６３にて、
発光素子に少しだけ電流Ｉ０を加え、その時の出力電圧
ｖ０を入力する。

１６４畔ｖ０が設定範囲内かどうか判定するもので、設
定範囲外であれば、異常と判断し、１６６の異常処理サ
ブルーチンを実行する。設定内であれば、１６６にて■
。の値よ９、センサ出力電圧がｖ８に近くなる工、を推
定し、１６７は、制御ルーフ”カウンタＮをクリャし、
発光素子に推定電１０　．　７ 流工，を加える。１６８はルーフ゜カウンタをインクリ
メントし、１６９にてループカウンタが最大値Ｎｍａｗ
より大きいかどうか判定する。このルプは透過率検知装
置１９の出力電圧を一定とするために発光出力を増減さ
せるもので、一定時間内に出力調整できなければ異常と
判定し、１６６の異常処理サブルーチンを実行する。ル
ーフ”カウンタが最大値内であれば、１７０にてセンサ
出力電圧Ｖ。を入力し、１７１にてＶ。が裁準値ｖ！ｌ
の設定誤差内かどうかの判定を行なう。基準値ｖ８の誤
差内であれば、発光出力調整は完了とし、１７２にて発
光出力制御データをメモリし次工程へ移る。基準値ｖｓ
の誤差内に入らなければ、１７３によｂ基準値ｖ８との
大小関係により、１　７４，１　７５にて発光出力の増
減制御を行ない、制御ルーフ”を実行する。

異常処理ルーチン１６５は、はじめに異常フラグをメモ
リし、以降のすすぎ・脱水運転、あるいは次回の洗濯運
転の制御方法を変える。発光出力制御不能の異常フラグ
が立てられると、以降のす１１　　、−， すぎ・脱水運転は、標準条件にて行なわれる。透過率検
知装置１９が異常かどうかは、メモリされた異常フラグ
をチェックすればよい。異常の場合に、発光出力制御デ
ータを特定の値（例えば０）としてもよい。異常フラグ
が立った場合、１たは発光出力制御データが特定の値と
なった時、異常処理を行なう。

発明の効果 以上述べたように本発明によれば、次のような効果を奏
する。

（１）洗剤投入前の給水中あるいはすすぎ撹拌前の給水
中に、透過率検知装置が正常に動作するかどうか調べる
ので、洗剤や泡あるいは脱水振動の影響がなく、正確な
動作チェックが、洗濯運転毎に可能である。

体）運転中に動作チェックされるので、人による特別な
操作や条件設定が不必要である。

（３）　　ｉ転中に異常判定した場合、異常フラグを記
憶するので、透過率検知装置が異常となっても、標準時
間でシーケンス制御し、運転終了後に異常報知が可能と
なる。

（４）異常フラグ（あるいは制御不能データ）を記憶す
るので、次回の洗濯運転は、透過率検知装置を作動させ
ずに、布量に応じた標準運転が可能で、使用者に不便を
かけることがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の洗濯機の制御装置のブロック図、第２
図は本発明による光透過率検知装置の一実施例を示すブ
ロック図、第３図は本発明による洗濯機の構成の一実施
例を示す断面図、第４図は洗い，すすぎ，脱水時の透過
率検知装置の出力信号変化を示す図、第５図は透過率検
知装置の制御特性を示す図、第６図は給水中の発光出力
制御ｐよび異常判定のフローチャートである。 ８ａ・・・・・・発光素子、８ｂ・・・・・・受光素子
、１６・・・・・・マイクロコンピュータ、１９・・・
・・・光透過率検知装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　発光素子と受光素子よりなり、洗濯水の汚れを検知す
   る透過率検知装置と、前記透過率検知装置の出力信号に
   応じて、洗いあるいはすすぎ、脱水運転を制御するマイ
   クロコンピュータよりなり、洗剤投入前の給水中あるい
   はすすぎ撹拌前の給水中に、前記透過率検知装置の動作
   特性を検査することを特徴とする洗濯機の制御装置。