JPH0316190A - 半導体レーザ駆動装置 - Google Patents

半導体レーザ駆動装置

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JPH0316190A
JPH0316190A JP5967190A JP5967190A JPH0316190A JP H0316190 A JPH0316190 A JP H0316190A JP 5967190 A JP5967190 A JP 5967190A JP 5967190 A JP5967190 A JP 5967190A JP H0316190 A JPH0316190 A JP H0316190A
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semiconductor laser
voltage
pulse
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JP5967190A
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Shinsuke Funaki
信介 舟木
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明は半導体レーザ駆動装置に関し、特に、半導体レ
ーザによるレーザ光の強度(光出力)を制御する駆動装
置の改善技術に関する。
く従来の技術〉 従来から、半導体レーザ(レーザダイオード;LD)で
発生したレーザ光を、外部に設けた光変調器によって強
度変調して感光材料上を露光走査させ、階調画像を得る
よう構威されたレーザプリンタ等が知られているが、前
記外部変調器を用いず半導体レーザに供給する電流を直
接制御することにより半導体レーザの光出力を制御し、
感光材料上に連続階1m(ディザ法によるものではなく
、1画素が濃淡情報をもっているもの)を有する画像を
得る方法としては以下のようなものがあった.半導体レ
ーザは、供給される電流と発生する光出力との間に一定
の特性を有するため、電流を要求階調分だけ制御すれば
、外部変調器を用いることなく直接光出力を制御でき、
例えば256(2”)階調を得るためには電流を256
ステップに分解できれば良い。
また、半導体レーザに供給する電流は一定として光出力
を一定とし、■画素クロックをパルス巾変澗する(l画
素当たりの発光時間を可変制御する)ことでも、外部変
調器を用いないで連続階調を得られる.例えば、l画素
クロックが300ns (最大露光時間)である場合、
Ins刻みでlns〜300nsまでパルス巾を制御す
れば、300ステップの時間分解能が得られて、この3
00ステップの露光時間制御によって300の連続階調
が得られることになる(特開昭56−152372号公
報.特開昭61−58068号公報等参照)。
尚、上記のように゛、1画素クロックのパルス巾変調を
行う場合には、上記のようなディジタル処理の他、アナ
ログ処理によってパルス巾を変えることも可能である. 更に、半導体レーザの電流源として、相互に異なる電流
値のものを複数個Nだけ備えるようにし、これらの電流
源をディジタル的に組み合わせて2N通りの光量レベル
を得るようにすることもできる(特開昭63−1847
73号公報等参照)。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、前述のように電流を要求階調数に応じて分解
制御して連続階調を得る構成では、例えば使用する半導
体レーザの出力特性が第29図に示すようなものであり
、光出力の使用範囲を0〜3mWとすると、光出力範囲
における電流差は14mAとなる.ここで、256ステ
ップの階調を得たいとすると、14mA/256−55
μAの精度で電流を制御する必要があり、第30図に示
すようにディジタル入力画像データをD/Aコンバータ
により変換してアンプを介して半導体レーザ(LD)に
電流を供給する構或では、D/Aコンバータとして高速
でかつ高精度のものが必要となってコストアップを招く
と共に、必要な精度を確保することも困難であるという
問題がある。
また、ディジタル処理によってl画素クロックのパルス
巾を変調制御する場合、パルス巾のみから十分な階調を
得ようとすると、パルス巾の刻み(単位増加時間)を細
かく設定する必要があり、例えば1024ステップの階
調を得たいときに、1画素クロック(最大露光時間)が
300nsであれば、パルス巾の刻みは300ns/ 
1024 =0.3nsとなり、GHzオーダーの時間
分解能が要求される。このような時間分解能を通常の回
路技術で実現させることは困難であり、上記のようにパ
ルス巾を可変制御する方法は、画素クロックの要求周波
数がKHzオーダーの低さで最大露光時間が比較的長い
場合には有効であるが、周波数が高くなると実現性が低
くなってしまう. また、上記のようなパルス巾の可変制御をアナログ的に
処理して行わせる場合、例えば画素クロックに同期した
三角波を発生させ、これと入力データのアナログ値を比
較してパルス巾に変換すれば良く、この場合高周波パル
スを必要としないが、実現が困難である正確なスロープ
をもつ三角波を発生させることが必要となり、また、精
度の点でもディジタル処理に比べ劣ることになる.更に
、電流源を複数備えて連続階調を得る方法では、例えば
1024(2 lO)ステップの階調を得たいときには
10個の電流源が必要となるため、回路が複雑となって
コストアップが避けられない.また、電流源を複数用い
る手法を用いている例えば特開昭63−184773号
公報に開示されるものでは、半導体レーザの光出力と電
流との特性を第31図のように仮定しているが、実際に
は前記第29図に示したように半導体レーザが発振を開
始する境界電流(閾電流)以下(自然放射領域)では光
出力がほとんど変化しないのに対し、前記境界電流を越
える(レーザ発振領域)と光出力が急激に増加する特性
を有しているため、電流源数をNとした場合に2Nレベ
ルの光量レベルが得られるとは必ずしも言えない. また、例えば第32図に示すように、光出力が等間隔Δ
P0となるように、電流を分割(Io,It・・・)す
ると、非線型領域の■。,I,.,Lは互いに等しくな
く、線型領域の■,〜■,は等しくなる.従って、通常
のD/Aコンバータ等に用いられる最下位ビット(LS
B)をAとして、次のビットを2A,更に4A・・・2
N−I Aとして、これらの単位ユニットを組合わせて
2N通りの光出力を得る制?B(光出力と電流との関係
が線型であると仮定した制御)が行えない。
即ち、第32図に示す例では、LSB−1.であるが、
入力データ2に対応する電流はIo+It≠21oであ
り、人力データ3に対応する電流は■。
+1++It”+3 1oであり、更に、入力データ4
に対応する電流は■。十It+Ig+Is≠41.であ
るから、前述のようなA.2A,4A,  ・・・2N
−LAのN−1個の単位ユニットから2N通りの光出力
を得ることはできないものである.本発明は上記問題点
に鑑みなされたものであり、必要最小限の電流源を用い
て必要十分な階!J(濃度分解能)を精度良く得ること
ができ、然も、半導体レーザの光出力が電流変化に対し
て非線型となる部分があっても影響を受けない半導体レ
ーザ駆動装置を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 そのため本発明では、入力パルス信号に応じて電流発生
が制御される複数の電流発生手段と、これら複数の電流
発生手段の並列接続端子に直列接続される半導体レーザ
と、この半導体レーザへの供給電流を前記複数の電流発
生手段への入力パルス信号のパルス巾をそれぞれ制御し
て調整する電流制御手段と、を含んで半導体レーザ駆動
装置を構或した. ここで、前記複数の電流発生手段は、入力電圧を電流に
変換して出力する電圧・電流変換回路から構成されるこ
とが好ましい。
また、分周器を用いて前記入力パルス信号の同期信号を
発生する同期信号発生手段と、前記分周器に入力する高
周波信号に基づいて前記電流制御手段による前記入力パ
ルス信号のパルス巾設定を行わせる第1パルス巾細分制
御手段と、を設けることが好ましい。
更に、所定の高周波信号を遅延させ、これと所定の基本
パルス巾との論理和又は論理積をとることで前記所定の
基本パルス巾を細分化して前記電流制御手段による前記
入力パルス信号のパルス巾設定を行わせる第2パルス巾
細分制御手段を設けるようにすると良い。
また、前記半導体レーザの光出力を検出する光出力検出
手段と、前記複数の電流発生手段それぞれにおける発生
電流値を前記光出力検出手段で検出される光出力に基づ
いて可変設定する基準電流設定手段と、を設けることが
好ましい。
また、前記電流制御手段をより具体化した手段として、
半導体レーザへの供給電流の基本分を、前記複数の電流
発生手段への入力パルス信号のパルス巾を選択的に最大
パルス巾に制御して得ると共に、前記複数の電流発生手
段から選択した1つ電流発生手段への入力パルス信号の
パルス巾を前記最大パルス巾以内で可変制御して前記基
本分に対する加算調整分を得る基本分による電流制御手
段を設けて構或することができる。
更に、前記複数の電流発生手段それぞれによる電流発生
の立ち上がりと立ち下がりとの少なくとも一方のタイξ
ングを相互にずらす電流発生タイミング制御手段を設け
ることが好ましい。
〈作用) 複数の電流発生手段は、入力パルス信号に応じて電流発
生が制御されるものであり、これらの並列接続端子に半
導体レーザが直列接続され、複数の電流発生手段からの
電流の和が半導体レーザに供給されるようになっている
そして、電流制御手段は、前記複数の電流発生手段への
入力パルス信号のパルス巾をそれぞれ制御することによ
り、それぞれの電流発生手段における電流発生を制御し
て、半導体レーザへの供給電流を調整する。
即ち、電流制御手段は、各電流発生手段の合計電流であ
る半導体レーザへの供給電流を、各電流発生手段におけ
る発生電流を入力パルス信号のパルス巾を介して制御す
ることで調整するものである. ここで、複数の電流発生手段を、入力電圧を電流に変換
して出力する電圧・電流変換回路で構威すれば、入力電
圧を制御することで各電流発生手段の発生電流値を制御
し得る。
また、前記入力パルス信号のパルス巾を制御するに当た
って、分周器を用いて前記入力パルス信号の同期信号を
発生する同期信号発生手段を備える場合、第1パルス巾
細分制御手段は、前記分周器に入力する高周波信号に基
づいて前記電流制御手段による前記入力パルス信号のパ
ルス巾設定を行わせるので、パルス巾の細分化のために
別途高周波信号を作る必要がない。
また、第2パルス巾細分制御手段は、所定の高周波信号
を遅延させ、これと所定の基本パルス巾との論理和又は
論理積をとることで前記所定の基本パルス巾を細分化し
て前記電流制御手段による前記入力パルス信号のパルス
巾設定を行わせるので、高周波信号を最小分解能に相当
する時間だけ遅延させることにより高精度なパルス巾分
解能を得る。
また、基準電流設定手段は、複数の電流発生手段それぞ
れにおける発生電流値を、光出力検出手段で検出される
半導体レーザの光出力に基づいて可変設定し、半導体レ
ーザへの供給電流の調整によって所望の光出力が得られ
るようにする。
更に、前記電流制御手段をより具体化した手段である基
本分による電流制御手段は、半導体レーザへの供給電流
の基本分を、前記複数の電流発生手段への入力パルス信
号のパルス巾を選択的に最大パルス巾に制御して得ると
共に、前記複数の電流発生手段から選択した1つ電流発
生手段への入力パルス信号のパルス巾を前記最大パルス
巾以内で可変制御して前記基本分に対する加算調整分を
得て、前記基本分と前記加算調整分との加算結果として
半導体レーザへの供給電流を制御する。これにより、各
電流発生手段への入力パルス信号を選択的に最大パルス
巾に制御して得られる半導体レーザの光出力の間を、最
大パルス巾以内でパルス巾を可変制御される電流発生手
段からの電流によってパルス巾のステップ数だけ分解で
きる。
また、電流発生タイミング制御手段は、前記複数の電流
発生手段それぞれによる電流発生の立ち上がりと立ち下
がりとの少なくとも一方のタイミングを相互にずらし、
複数の電流発生手段が同時にON−OFFされることに
よるノイズやリンギングの発生を抑止する。
〈実施例〉 以下に本発明の実施例を説明する。
まず、本発明にかかる半導体レーザ駆動装置の実施例を
説明する前に、半導体レーザで露光走査される感光材の
特性例を第4図に従って説明する.第4図に示す線図は
、縦軸が感光材料のレーザ露光による濃度D、横軸が供
給電流制御パルス信号のパルス巾(露光時間) Tw 
(ns)であり、半導体レーザの光出力(mW)を変化
させて、それぞれの光出力のときの特性例を示してあり
、1画素の最大露光時間(1画素クロックのパルス巾)
は320nsとしてある。
ここで、第4図から明らかなように、感光材料のガンマ
特性のため、ハイライト(濃度0.4〜0.5〉からシ
ャドー(1.0〜1.5)の最も階調ステップをもたせ
る必要のある部分が、他の部分に比べてパルス巾Tw変
化に対する濃度変化の傾きが急激になっている。また、
半導体レーザの光出力を低くするとパルス巾Twに対す
る濃度変化の傾きが緩くなるため、パルス巾Tw制御に
よって精度良く濃度制御が行え、パルス巾Twによる階
調表現は容易となるが、光出力が低い場合には、1画素
クロック分(最大露光時間)だけ一杯に露光させても最
大濃度D,.(濃度1.6〜1.8)が得られない.こ
?ため、最大濃度D■8を得ようとして光出力を高める
と、パルス巾Twに対する濃度変化の傾きが急になるた
め、実際の階調に寄与できる部分が少なく、パルス巾T
wの刻み(分解能)をサプナノセカンド以下にしないと
必要な濃度分解能が得られない。
従って、光出力を単一とした状態でパルス変調のみによ
って階調を得る構或では、十分な階調が得られないか、
又は、最大濃度D■.が得られないことがわかる. そこで、本発明にかかる半導体レーザ駆動装置では、後
述するように、複数の光出力(レーザ光量)を用い、光
出力の低い側から順次1画素クロックにおけるパルス巾
(露光時間)を増やしていくようにした. 具体的には、第5図に示すように、基本の光出力をP 
l+ P t, P s. P aの4種類とし、バイ
アス光出力(動作基点光量)としてP,を用いる。尚、
前記基本光出力P 1. P !. P s. P a
を得る半導体レーザへの供給電流(電流の基本分)は、
それぞれ11,I!.Is,14 とする. 前記光出力P4は、最大露光時間(1画素クロック)で
最大濃度が少なくとも得られる光出力に設定され、また
、前記バイアス光出力P1はバイアス電流■,で常にO
NLておくため、最大露光時間t0(1画素クロック)
でも感光材料が反応しない光量に設定する.また、前記
P+,Pz,Psは、使用する半導体レーザーの電流に
対する光出力特性と、使用する感光材料のガンマ特性と
から階調が滑らかに変化するように適宜設定するが、目
安としては、最大露光時間においてP+で0.5〜0.
6, P 1でl.0前後+PSで1.5前後の濃度が
得られるようにするが、これはあくまでも一例であって
これに限定されるものではない. ここで、最小濃度D.!7〜0.5.0.6程度の濃度
を得たいとき(入力画像データφ〜FF)には、第6図
(a)に示すように、バイアス光出力P1分(基本分)
は常にONさせておき、P+   Pmの光出力分(電
流ではIt   It分;加算調整分)をパルス変調に
よって制御し、入力データに応じて前記パルス変調にお
けるパルス巾を順次増加させていく.即ち、入力データ
が最小のφであるときには光出力P.のみとし、データ
がφから増加する毎にP,−P.分の光出力でパルス巾
を増大させることにより、最大(入力データFF)では
光出力P + (電流1,)で最大露光時間t0だけ連
続ONとなるようにする。
換言すれば、最小濃度D aia〜0.5,0.6程度
の濃度を得たいときには、光出力P,に対応する電流■
3を常時半導体レーザに流し、制御したいI,■.相当
分の電流をパルス制御することにより、前記電流I,に
バルス変調される分のt流値を加算し、トータルで所望
の光出力が得られるようにしたものであり、光出力P,
とP,との間でパルス分解能に相当する階調が得られる
同様に0.5,0.6〜1.0程度の濃度を得たいとき
(入力データ1φφ〜IFF)には、第6図(b)に示
すように、光出力P,分は常にONさせておき、Pt 
P+の光出力分(電流ではI.−1.分)をパルス変調
によって制御し、入力データに応じて前記パルス変調に
おけるパルス巾を順次増加させていく.即ち、入力デー
タが1φφであるときには光出力P+のみとし、データ
が1φφから増加する毎にPg−P,分の光出力でパル
ス巾を増加させる。このとき、Pg−P+分のパルスの
立ち上がり及び立ち下がりは、P1の立ち上がり及び立
ち下がり(画素クロック信号のエッジ)とは一致させず
に、かつ、Pg  P+の最大パルス巾t1は、P1の
最大パルス巾to(最大露光時間)よりも短く設定して
ある. 換言すれば、0.5.0.6〜1.0程度の濃度を得た
いときには、光出力P.に対応する電流hと光出力P+
に対応するI+ (Im+ (Ii  Im))(基本
分)を常時半導体レーザに流し、制御したいhIt相当
分の電流(加算調整分)をパルス制御することにより、
前記電流hにパルス変調される分の電流値を加算し、ト
ータルで所望の光出力が得られるようにしたものであり
、光出力P,とP!との間でパルス分解能に相当する階
調が得られる. また、1.0−1.5程度の濃度を得たいとき(入力デ
ータ2φφ〜2FF)には、第6図(c)に示すように
、光出力P,のON状態をベースとして光出力P2を最
大のt,だけONさせた状態で、P3一P雪の光出力分
(電流では13  12分)をパルス変調によって制御
し、入力データに応じて前記パルス変調におけるパルス
巾を順次増加させていく.即ち、入力データが2φφで
あるときには最大パルス巾で制御される基本分のみとし
、データが2φφから増加する毎にP.−P.分の光出
力でパルス巾を増大させる。このとき、P s − P
 z分のパルスの立ち上がり及び立ち下がりは、P2の
立ち上がり及び立ち下がりとは一致させずに、かつ、P
s−Pgの最大パルス巾t!は、P2−P,の最大パル
ス巾tlよりも短く設定してある(t z< t 1<
 t (1)。
更に、1.5〜最大濃度D。Xを得たいとき(入力デー
タ3φφ〜3FF)には、第6図(d)に示すように、
最大露光時間における光出力P,をベースとしてこれに
それぞれの最大パルス巾j+.jzでP t − P 
+ ,P x −P zを加算した状態で、P4Psの
光出力分(電流ではI=−13分)をパルス変調によっ
て制御し、入力データに応じて前記パルス変調における
パルス巾を順次増加させていく。即ち、入力データが3
φφであるときには最大パルス巾の基本分のみとして、
データが3φφから増加する毎にP4  P2分の光出
力でパルス巾を増大させる。このとき、P−Pz分のパ
ルスの立ち上がり及び立ち下がりは、P,の立ち上がり
及び立ち下がりとは一致させずに、かつ、P a  P
 sの最大パルス巾t3は、p,−P冨の最大パルス巾
t2よりも短く設定してあるDz< t ! < t 
+ < t o)。従って、第6図に示す例の場合、パ
ルス変調のステップが例えば256であったとすると、
各基本光出力P.,P,,P.,P3からそれぞれ25
6階調が得られるため、256X 4 −1024の階
調を得ることができるものである.次に前述のような制
御による半導体レーザ駆動装置の具体的な実施例を以下
に説明する。
第1図は本発明にかかる半導体レーザ駆動装置の回路構
或を示すものであり、データラッチ回路2は、ディジタ
ル入力画像データDφ〜D9を一時ラッチするものであ
り、また、マイクロプロセッサ(MPU)1は複数の入
出力ボートを有し、第2図のフローチャートに示すよう
な制御手順に従って本発明にかかるレーザ光出力の制御
を実行する.第2図のフローチャートに示す制御手順(
制御ルーチン)は、マイクロプロセッサ1の内部ROM
に予め格納されている。
D/A Cディジタル/アナログ)コンバータ3〜7は
マイクロプロセッサ1の出力ポートに接続され、マイク
ロプロセッサ1から出力される電圧値を指示するディジ
タルデー夕をアナログ電圧vlI,■,〜V.に変換す
る。
上記の構成要素1.3〜7によって、後述する5つの電
圧・電流変換回路9〜13にそれぞれ異なった電圧を印
加する電圧印加回路30を構威する。
A/D (アナログ/ディジタル)コンバータ8は、マ
イクロプロセッサ1の入力ポートに接続され、後述する
フォトダイオード21からの電圧■7をディジタルデー
タに変換して、マイクロプロセッサ1に送る.マイクロ
プロセッサ1は、A/Dコンバータ8からフォトダイオ
ード21の出力に応じて送られるディジタルデータ(測
定値)に応じて後述するようにD/Aコンバータ3〜7
に出力するデータ(電圧指示値)を調整制御する.複数
の電流発生手段としての5つの電圧・電流変換回路9〜
13は電圧値を電流値に変換するものであり、それぞれ
の入力電圧端子vl,出力電流端子■。及び出力電圧の
開閉(電流発生)を制御する入力制御端子Diを有する
。前記出力電流端子■。は相互に並列接続され、この並
列接続端子に半導体レーザ20が直列接続されており、
半導体レーザ20には、各電圧・電流変換回路9〜工3
から出力される電流の合計が供給される。
第1パルス巾細分制御手段としてのジェネレー夕部16
は、画素クロック信号CLK (同期信号)を16分割
し、入力データD4〜D7に応じてパルス巾を16通り
作り出し、キャンセル部l7は前記ジェネレー夕部l6
で得たパルス巾をディレイライン等を用い更に16分の
1に分解する機能を有し、このジエネレー夕部16とキ
ャンセル部17とで24×24,,211通りのパルス
巾を作り出す.また、セレクト部15は、入力データD
B,D9のデータに応じ、電圧・電流変換回路9〜12
の中のどれを使用するか(電圧・電流変換回路13は常
時ON)を決定し、この決定に従って各電圧・電流変換
回路9〜12の入力制御端子Diに制御パルス信号を送
る. 半導体レーザ(レーザダイオード)20は、前述のよう
に5つの電圧・電流変換回路9〜13の出力電流端子!
。と論理和接続(ワイヤードオアー接続)されている.
この半導体レーザ20の光出力(レーザ光量)は光出力
検出手段としてのフォトダイオード21によって検出さ
れる.この光出力の検出は、半導体レーザ20のバック
ビームをフォトダイオード2lにて検出したり、半導体
レーザ2oの出射ビーム光の一部をビームスプリツタに
より分割してフォトダイオード2lにて検出する等の種
々の方法を用いることができる. フォトダイオード21の出カ電圧は前述のようにA/D
コンバータ8でディジタル値に変換されてマイクロプロ
セッサ1に送られる。尚、抵抗R5は、フォトダイオー
ド21のカソードとアースとの間に接続された電圧発生
用抵抗であり、Vccは電源電圧を示す。
第3図は、第1図に示した5つの電圧・電流変換回路9
〜13の回路構或例を示す。
第3図において、117及び118は演算増幅器(OP
アンプ) 、119〜121はトランジスタ、122は
否定回路としてのオーブンコレクタ型のバッファIC(
集積回路)、R6〜10. 20〜23は抵抗である。
ここで、R6〜R9の各抵抗の値を一定値RA、即ち、
R 6−R 7−R 8−R 9−RAとし、RIOの
抵抗値を、R A > R 10とすれば、トランジス
タ119のコレクタ電流ro+は下式のようになる。但
し、Viは入力電圧端子の電圧とする.I.,=Vi/
RIO 入力制御端子Diがローレベルであるとすると、トラン
ジスタ120はON状態となり、前述のコレクタ電流I
.に略等しい電流がトランジスタ120のコレクターエ
ξツタ間に流れる.また、入力制御端子D1がハイレベ
ルであるとすると、トランジスタ120はOFF状態と
なり、コレクタ電* I o Iに略等しい電流がトラ
ンジスタ121のコレクター工くツタ間に流れ、出カ端
子■。に電流が生じる。
このように、入力制御端子Diのレベルにより、1,,
!:iV i/R10に相当する変換電流をON−OF
F!II御できるものであり、第3図に示す回路は、入
力制御端子DIのレベルに応じてスイッチング動作可能
な電圧・電流変換回路となる。
尚、第3図において、抵抗R20は、電流工。1を安定
化させるための電流安定回路を構成する。また、抵抗R
20.  R21,  R22.  R23は予め、R
20!=iR21ζR23、R22X I at = 
1〜2 ( V )となるように抵抗値を選んである。
また、トランジスタ119〜121の電流増幅率及び演
算増幅器117. 118の電圧増幅率は非常に大きい
ものとする。
次に第1図の回路動作を説明する.D/Aコンバータ3
〜6は、マイクロプロセッサ1がら送ら?た電圧値を指
示するディジタルデータをそれぞれアナログ電圧■1〜
v4に変換し、これらの電圧■,〜■,は対応する電圧
・電流変換回路9〜12の入力電圧端子Viにそれぞれ
入力する.また、D/Aコンバータ7は、マイクロプロ
セッサ1から送られたディジタルデータをアナログ電圧
(バイアス電圧)■諺に変換し、この電圧V一よ電圧・
電流変換回路工3の入力電圧端子viに入力する.この
ように、電圧・電流変換回路9〜13に入力する電圧は
それぞれ個別に制御され、また、これらの電圧・電流変
換回路9〜13の出力電流はそれぞれI4  1s.I
s  L.Iz  It,I+  I■I,となるよう
に設定される(第5図参照)。
前記電圧・電流変換回路9〜13の出力端子■。
は、第1図に示すようにそれぞれワイヤードオア(論理
和接続)されているので、半導体レーザ20に供給され
る電流I,は下弐のように各電流の合計されたものとな
る。
1t= (I4  1dXSs+ (13  1dXS
*+(Ig  I+)XS++(Iz−■,)XSo+
Im但し、上記S o, S +,S t,S sはス
イッチング動作を示す0又は1である。
即ち、それぞれの電圧・電流変換回路9〜13の出力電
流の加算値が半導体レーザ20に供給されるものであり
、前記電圧・電流変換回路9〜13を同時に連続動作さ
せる( S o − S + = S t − S s
 = 1 )と最大光出力P4相当の電流I4を得るこ
とになる(第5図参照)。
電圧・電流変換回路9〜13の入力制御端子(以下、ス
イッチング端子と称する)D1は、出力電流をON−O
FF制御できるので、前述の電流rat及び電流ILの
式から、電流ILは下弐のようになる. IL−(S+Vl+S,V!+S2V3+S3V4)/
RIO+vs /RIO ここで、S o ”’ S sは、電圧・電流変換回路
9〜12のスイッチング端子DiのON・OFF状態を
表しており、スイッチング端子Diがハイレベルのとき
にはS0〜S.−1であり、スイッチング端子Diがロ
ーレベルのときにはS0〜S.−Oとなり、スイッチン
グ端子Diへの入力パルス信号に応じて電流ILが制御
される。ここで、電圧・電流変換回路9〜13の抵抗R
IOの値は、電圧・電流変換回路9〜13が駆動できる
最大電流を決定するのでそれぞれの要求最大電流に応じ
て異なる抵抗値となる場合がある, ところで、本実施例における半導体レーザ2oの電流光
出力特性は、第5図に示されるものとし、また、光量モ
ニター用のフォトダイオード21の光出力P.,P,〜
P4に対応するそれぞれの出力電圧をvlM.  ”l
M+  V!MI  Vax.  V4Mとする。従っ
て、例えば半導体レーザ20の出力光量がP,であると
きには、フォトダイオード21から電圧VIMが出力さ
れることになる. また、前記データラッチ回路2に入力するデータDφ〜
D9は画像データで、Dφが最下位ビッ} (LSB)
 、D9が最上位ビット(MsB)であり、この10ビ
ットデータによって2”−1024階調のレーザ光量調
整を行う.この入力データDφ〜D9は、データラ・冫
チ回路2で1度ラッチされる. 入力画像データDφ〜D9は、画素クロック信号CLK
 (同期信号)の立ち上がりエッジに同期して取り込ま
れる。この入力画像データをデータラッチ回路2でラッ
チするのは、外部から送り込まれた入力画像データDφ
〜D9の相互の立ち上がりのずれを無くすためである.
また、マイクロプロセッサ1から出力されるLON信号
は、セレクト部15に入力され、LON信号がローレベ
ルであれば、電圧・電流変換回路9〜12のスイッチン
グ端子Diは全てハイレベルになる。
次に、第2図のフローチャートを参照してマイクロプロ
セッサ1の制御動作と本実施例の作用について説明する
まず、レーザによる感光材料への露光(プリント動作)
をする前に、即ち、画像データを出力する前に、マイク
ロプロセッサlはD/Aコンバータ3〜6及び7の出力
をOvにさせると共に、LON信号をハイレベルとして
、電圧・電流変換回路9〜12のスイッチング端子Di
を全てローレベルにする(ステップ31),このとき、
電圧・電流変換回路9〜13の入力電圧v4〜V,,V
,は、■4= V s − V t − V + − 
V m − 0となるので、半導体レーザ20に流れる
電流■,はrt−oとなる。
続いて、D/Aコンバータ7の出力電圧vlのみを所定
値ずつ上昇させる(ステップS2).同時に、マイクロ
プロセッサ1は、A/Dコンバータ8を介してフォトダ
イオード21からの電圧■8を監視する(ステップS3
)。ここで、半導体レーザ20が発光すれば、フォトダ
イオード21に電流が流れ、フォトダイオード21と抵
抗R5との接点にプラスの電圧v,lが生じるので、マ
イクロプロセッサ1はこの電圧v,4を測定することに
よって、半導体レーザ20のレーザ光量(光出力)を求
めることができる. マイクロプロセッサ1は、この電圧v,4を監視しなが
らD/Aコンバータ7の出力V,を徐々に上昇させる.
電圧・電流変換回路13のDi端子は常にハイレベルに
してあるので、このとき、rt−Va/RIOの電流が
半導体レーザ20に流れる.?導体レーザ20が、前記
第5図の光出力特性に従って発光し、その光出力を検出
したフォトダイオード21からの電圧vHが設定値■■
に達すると、マイクロプロセッサ1はD/Aコンバータ
7の出力vllの上昇を停止させる。従って、このとき
、lL−Imとなり、設定値VIMは第5図における光
出力Pmに相当するフォトダイオード21の出力電圧で
あるから、半導体レーザ20は光出力P,を発生してい
ることになる。
次にマイクロプロセッサ1は、電圧V.を光出力P.相
当値に保持してI.を半導体レーザ20に供給した状態
で、LON信号をローレベルにする(ステップS4)。
このとき電圧・電流変換回路9〜12のDi端子は全て
ハイレベルになり、電圧・電流変換回路9〜12の出力
端子■。に電流が流れる状態となり、半導体レーザ20
に流れる電流!,は下弐のようになる。
It= (Vn+V’s+Vz+Vt)/RIO+Im
(但し、i,=v./RIO) 次にマイクロプロセッサ1は、A/Dコンパータ8を介
してフォトダイオード21から出力される電圧■。を監
視しながら、この電圧V.が予め定めた所定値VIM(
光出力P1相当値)に達するまで、D/Aコンバータ6
の出力電圧V,を徐々に上昇させる(ステップS5,S
6).このとき、D/Aコンバータ3〜5へはデータを
出力しないので、これらのD/Aコンバータ3〜5の出
力電圧V4〜V2はゼロのままであって電圧・電流変換
回路9〜11の出力電流はゼロのままである。従って、
電圧V.が所定値v1,4に達したときには、D/Aコ
ンバータ7から出力される光出力P,相当の電圧V,と
、D/Aコンバータ6から出力される電圧■1との合計
によって所定値VIMが得られたことになり、換言すれ
ば、D/Aコンバータ7によって光出力P,分(電流I
m)を、更に、D/Aコンバータ6によってP+  P
m分(電流h−■.)の出力を制御していることになる
以下同様に、D/Aコンバータ7.6から出力される電
圧V.,V.を一定に保持したまま、D/Aコンバータ
5の出力電圧■2を徐々に上昇させて、電圧Vxが光出
力p.(電流IL=Ig)に相当する所定値v0になっ
たところで出力電圧V,の上昇を停止させ、D/Aコン
バータ5の出力電圧v2を決定する(ステップ37.3
8).更に、D/Aコンバータ7,6.5の出力電圧V
 m, V In V tを上記のようにして決定され
た一定値に保持したまま、D/Aコンバータ4の出力電
圧V,を徐々に上昇させ、フォトダイオード21の出力
電圧■8が所定値V31’lになったところで上昇を停
止させ、D/Aコンバータ7.6.5.4の出力で光出
力P,(電流IL−13)に相当する電流■,が得られ
るようにする(ステップ39,S10)。
最後に、D/Aコンバータ7,6.5.4の出力電圧v
,,V+.Vt,Vsを上記のようにして決定された一
定に保持したまま、D/Aコンバータ3の出力電圧■4
を徐々に上昇させ、フォトダイオード21の出力電圧V
うが所定値V4Mになったところで上昇を停止させ、D
/Aコンバータ7,6,5,4.3の出力で光出力P.
(電流rt−x4)に相当する電流ILが得られるよう
にする(ステップ311,  312) . 以上のようにして、D/Aコンバータ3〜7の出力電圧
は、予め設定された半導体レーザ20の光出力P.〜P
a,PI(第5図参照)が得られる値に設定されるので
、半導体レーザ20の温度や特性バラツキによる光出力
の変動を防止し、常に安定した光出力を得ることができ
る.即ち、所定の光出力を得るために必要とされる電圧
値(電流値)は予め設定できるが、温度変化や特性のバ
ラツキがあると、初期設定した電圧では所望の光出力を
得られないことがあるので、フォトダイオード21で半
導体レーザ20の実際の光出力を監視して、実際に所望
の光出力が得られる電圧値を求めるようにしてものであ
る.尚、本実施例における基準電流設定手段は上記各ス
テップS1〜312が相当し、基準電流設定手段のハー
ドウェアは、マイクロプロセッサ1,A/Dコンバータ
8,D/Aコンバータ3〜7等から構威される.但し、
マイクロプロセッサ1とソフトウェアとからなる機能を
、カウンタと比較器のようなハードウエアに置き換えて
も良いことは明らかである。
次に、マイクロプロセッサ1はLON信号をハイレベル
にし(ステップS13)、画像データの読み込みとプリ
ント動作を開始する(ステップs14)。
このとき、Dφ〜D90入力画像データが電流制御手段
及び基本分による電流制御手段としてのデータラッチ回
路2及びジェネレー夕部16,キャンセルm17, セ
レクトtiJ15ヲ.ilリ、1024 (2 l0)
 ステップの露光エネルギーに変換される。本実施例で
は、パルス巾変調で256(28)ステップを得る構成
となっており、残りの2ビット分は電流値(光出力)に
てもっており、256X 2 ” =1024ステップ
となる. 入力データDφ〜D9のうち、下位8ビットDφ〜D7
がパルス巾識別用に用いられ、上位2ビットが電流源切
り換え及びジェネレー夕部16,キャンセル部17にお
けるパルス巾設定に使用されるものであり、上位2ビッ
トにより電圧・t流変換回路9〜12の選択がなされ、
この選択された電圧・電流変換回路9〜l2で得られる
光出力(ベース光出力)に、パルス巾変調の256ステ
ップで得られる光出力分が加算されて半導体レーザ20
の光出力が制御されるので、ベース光出力をP In 
P In P t.P,としたときにそれぞれで256
ステップの光出力制御が行え、256 X 4 −10
24の露光エネルギー(階!)l)が制御されるもので
ある.尚、かかる露光エネルギー制御については後に詳
細に説明する.次にジェネレー夕部16について詳細に
説明する。
ジェネレー夕部16は、パルス巾識別用の下位8ビット
の中の上位4ビットD4〜D7に基づいて16通りのパ
ルス巾を作る機能を有し、第6図に示すような各電圧・
電流変換回路9〜12の電流発生の立ち上がり及び立ち
下がりを相互にずらした階段状の電流波形を実現するた
めに、第7図に示すように4つの独立した16分割部(
ジェネレータ1〜■)を備えている. 第6図に示すように光出力が高いときほど短い最大パル
ス巾内で256ステップのパルス巾変調を行わせるため
には、ジェネレー夕部16での最小分割単位を光出力が
高いときほど(最大パルス巾が狭くなるほど)小さくす
る必要があり、本実施例では、画素クロック信号CLK
の16倍から19倍までのクロック16XCK〜19X
CKを用いるようにしてあり、それぞれのジェネレータ
■〜■は、16XCK.17XCK,18XCK,19
XCKのクロックを用い、対応するそれぞれの最大パル
ス巾to〜t,をそれぞれに16分割して16通りのパ
ルス巾を作る. 画素クロック信号CLKの所定倍のクロックを発生させ
るのは、第13図に示すようなPLLを利用する.尚、
第13図は画素クロック信号CLKの16倍のクロック
16XCKを発生させる回路であり、例えば19倍のク
ロック19XcKを発生させる回路の場合第13図中の
16分周器を19分周器に置き換えた構成となる. また、各ジェネレータ1〜■への画像データD4〜D7
人力は、第8図〜第11図にそれぞれ示されるように、
上位2ビット(D9.D8)に応じて変わるようになっ
ている. 即ち、クロック16XCKを用い基本光出力P,時の最
大パルス巾t0のパルス巾変調を分担する( t o 
”16X1/16C L K諧CLK)ジェネレータI
では、第8図に示すように、DB,D9=0.0である
ときにD4〜D7の画像データをそのまま入力してパル
ス巾変調するが、D8,D9−0.0以外では、D8,
D9が入力されるセレクト部15で強制的に電圧・電流
変換回路12のスイッチング端子Di(Sφ)をハイレ
ベル(1)にするので、D8,D9−0.0以外の状態
では有効に機能するものではない. また、クロック17XCKを用い基本光出力P1時の最
大パルス巾1+のパルス巾変調を分担する( t ,=
16xl/17C L K=16/17C L K)ジ
ェネレータ■では、第9図に示すよ−うに、D8,  
D9−1.0であるときにD4〜D7の画像データをそ
のまま入力してパルス巾変調する。また、DB,D9=
0.0では、セレクト部15で強制的に電圧・電流変換
回路1lのスイッチング端子Di  (31)をローレ
ベル(0)にするので、この場合有効に機能せず、更に
、D8,D9=1.1or0.1(7)ときには、デコ
ーダ出力によって最大パルス巾を出力するようになる. 即ち、DB,D9が入力されるデコーダでは、DB,D
9に応じて第12図に示すような出力を出すが、出力2
.3のORをとった信号とD4〜D7それぞれとが更に
OR回路を介してジェネレータ■に入力されるので、出
力2.3の少なくとも一方が1であるD8,D9=1,
lord,1の状態では、D4〜D7人力として実際の
画像データとは関係な< rl,1,1,IJが入力さ
れて最大パルス巾に制御されるものである. 更に、クロック18XCKを用い基本光出力P2時の最
大パルス巾t!のパルス巾変調を分担する( tt s
村6X1/18C L K =16/18C L K 
)ジェネレータ■では、第10図に示すように、D8,
D9−0.1であるときにD4− D7の画像データを
そのまま入力してパルス巾変調する.また、D8,D9
=O,Oorl,0では、セレクト部l5で強制的に電
圧・電流変換回路10のスイッチング端子Di (S2
)をローレベル(0)にするので、この場合有効に機能
せず、更に、DB,D9−1.1のときには、デコーダ
出力によって最大パルス巾を出力するようになる. 即ち、D8,D9が人力されるデコーダの出力3とD4
〜D7それぞれとのORをとってジェネレータ■に入力
されるので、出力3が1であるD8,D9−1.1の状
態では、D4〜D7人力として実際の画像データとは関
係な< rl,1.1.1」が入力されて最大パルス巾
に制御されるものである。
また、クロック19X C Kを用い基本光出力P,時
の最大パルス巾L3のパルス巾変調を分担する(t s
”16X1/19C L K−16/19C L K)
ジェネレータ■では、第11図に示すように、D8.D
9−1.1であるときにD4〜D7の画像データをその
まま入力してパルス巾変調する.そして、DB,D9−
1.1以外では、セレクト部15で強制的に電圧・電流
変換回路9のスイッチング端子Di(S3)をローレベ
ル(0)にするので、この場合有効に機能しない。
尚、上記例では、最大パルス巾の分解単位として、画素
クロック信号CLKの整数分の1を使用しているが、こ
れに限定されるものではなく、16XCKよりも高い任
意の周波数であれば良い.次に第7図に示すジエネレー
夕部16を構成するジェネレータ1〜■の回路構或を、
ジェネレータI〜■は同一の構成であるのでジェネレー
タIを代表として説明する。
ジェネレータ■はフリップフロップ回路51a〜51f
,5ビット2進ダウンカウンタ52.  NAND回路
53.NOR回路54等によって構或されている.また
、画素クロック信号CLKを16分割するために、画素
クロック信号CLKの16倍のクロンク16XCKを用
いるようにしてある.前記16倍のクロック16XCK
は、例えば画素クロック信号CLK(同期信号)を作る
ため同期信号発生手段としての16分周器(図示省略)
を用いていれば、当然画素クロック信号CLKの16倍
のクロック(高周波信号)が必要であるため、これを用
いることができるが、画素クロック信号CLKLかない
ときには、第13図に示すようなPLLを用い、16倍
のクロック16XCKを発生させることは容易である。
或いは、画素クロック信号CLKと16XCKとの同期
関係(位相)を無視すれば、単独に画素クロック信号C
LKの16倍のクロックを発生させる水晶発振器を用い
ても良い。
ジェネレータIは、第7図に示すように、5ビット2進
ダウンカウンタ52によって画像入力データD4〜D7
をカウンタにロードし、ダウンカウント後のキャリーを
フリップフロップ51eに入力させると共に、第l4図
に示すように、フリップフロップ回路51a〜51dと
NAND回路53との組み合わせによって分割バルスo
ut plsの立ち上がり制御信号Jinを作り、また
、前記フリップフロップ回路51cの出力と前記立ち上
がり制御信号Jinとの否定論理和によって分割パルス
out pisの立ち下がり信号Kinを作る。尚、第
14図に示す例は、D7〜D4に「3」が入力された場
合のタイムチャートである。
そして、画像入力データD4〜D7のφ〜l5の値に対
応する第15図に示すような16ステップのパルス巾を
得ることができるようになっており、例えば、rD7,
D6,D5,D4Jがro.1,1.l」であるときに
は、画素クロック信号CLKのAのパルス巾の分割バル
スout plslが出力される。ここで、分割後のパ
ルス巾out plslは、最小が1/16C L K
であって、この1/16C L K刻みに増大して最大
がC L K (16/16C L K)となる(第1
5図参照). 尚、ジェネレータ1〜■におけるパルス巾分割は、本実
施例の分割数に限定されるものでないことは明らかであ
る。
次に第2パルス巾細分制御手段としてのキャンセル部1
7の詳細を説明する。
第16図はキャンセル部17の回路例を示すものであり
、ジェネレー夕部16のジェネレータ■〜■それぞれで
作られた16ステップの分割パルスout pis1〜
4を、4つのディレイ・ライン61,63.65.67
を用いて更に16分割し、これによりパルス巾変調?ス
テップ数を16xl6−256ステップとする.第16
図において、ディレイ・ライン■61及びデータセレク
タ62からなるステージは、クロック16XCKを用い
て分割されるパルスout plslを更に16分割す
るもので、第6図の(a)に示すP+  Pgにおける
パルス巾変調に用いるものであり、ディレイ・ラインの
61のタップ間遅延時間Δt,は、Δt1禦1 /16
C L K X 1 /16= 1 /256C L 
Kである。
また、ディレイ・ライン■63及びデータセレクタ64
からなるステージは、クロック17×CKを用いて分割
されるパルスout pls2を更にl6分割するもの
で、第6図の(b)に示すP.−P.におけるパルス巾
変調に用いるものであり、ディレイ・ライン■63のタ
ップ間遅延時間Δt2は、Δtt=td256− 1 
/16X17C L Kである(1, ,+ t■≦t
o)。
更に、ディレイ・ライン■65及びデータセレクタ66
からなるステージは、クロック18XCKを用いて分割
されるパルスout pls3を更に16分割するもの
で、第6図の(C)に示すP,−P.におけるバルス巾
変調に用いるものであり、ディレイ・ライン■65のタ
ップ間遅延時間Δt3は、ΔLs=tt/256= 1
 /16X18C L Kである(tz+tnt≦to
)。
また、ディレイ・ライン■67及びデータセレクタ68
からなるステージは、クロック19XCKを用いて分割
されるパルスout pls4を更に16分割するもの
で、第6図の(d)に示すP=−Pzにおけるバ,ルス
巾変調に用いるものであり、ディレイ・ライン■67の
タップ間遅延時間Δt4は、Δta”ta/256− 
1 /16X19C L Kである( t 2 + t
 oコ≦to)。
これら4つの独立したパルス巾変調出力は、前記の順に
、最初のP.−P,におけるパルス巾変調に用いられる
出力はそのまま、また、次のP.−P,におけるパルス
巾変調に用いられる出力は遅延時間Δt.のディレイ・
ライン101を介して、次のPa  Pzにおけるパル
ス巾変調に用いられる出力は遅延時間ΔtD!のディレ
イ・ライン102を介して、次のP4  P3における
パルス巾変調に用いられる出力は遅延時間Δt0のディ
レイ・ライン103を介して、それぞれoutl〜ou
 t4として出力される。
尚、上記ディレイ・ライン101〜103が電流発生タ
イミング制御手段に相当する。
ここで、データセレクタ64. 66には、画像データ
Dφ〜D3が直接入力されず、D8,D9が入力される
デコーダの出力とOR演算されてから入力されるが、こ
れは前記第7図に示したジェネレー夕部16と同じ理由
で、選択されたパルス巾変調域よりも下位のパルス巾変
調域において最大パルス巾を出力させるためである。
これにより、Dφ〜D9の画像データに応じて、out
l〜out4出力からそれぞれ、最大パルス巾t0のパ
ルス巾変調信号(D8.D9=φ.φ)、Δtotだけ
ディレイされる最大パルス巾1+のパルス巾変調信号(
D8.D9=1,  φ)、Δtozだけディレイされ
る最大パルス巾t!のバルス巾変調信号(D8.D9=
φ,1)、ΔtD3だけディレイされる最大パルス巾t
,のバルス巾変調信号(DB,D9−1.1)が出力さ
れる。
次に第16図におけるディレイ・ラインの61及びデー
タセレクタ62からなるステージを代表としてキャンセ
ル部17の機能を説明する. ディレイ・ラインの61は、ジェネレー夕部16から分
割パルスout plslと別に出力される画素クロッ
ク信号CLKの1/16のパルス巾のτ丁パルスを、第
17図に示すように15通り(tl〜t15)に遅延さ
せるものであり、データセレクタ62により入力画像デ
ータDφ〜D3の値に応じてこの遅延パルスのt2〜t
l5の中からlつを選択し、最終的には第18図に示す
ように、ジェネレータ部16で作られた分割パルスou
t plslを更に画素クロックCLKの1/16のパ
ルス巾の1/16の精度で補正しており、入力のout
 plslをC L K/256の精度でキャンセル(
消去)することになる.第17図の例では、D3〜Dφ
に「2」が入力されt3(第18図参照)がデータセレ
クタ62によって選択された場合である. 即ち、キャンセル部17は、画像データDφ〜D3の値
に応じて選択した遅延パルスAと、τ丁パルスとの論理
和Bをとると共に、この論理和Bとジェネレー夕部16
からのout plslとの論理積をとることによって
、out plslをC L K/256の精度で削っ
てout plslを更に細分化するものであり、他の
out pls2〜4についても同様に最大パルス巾(
 t r − t 3)/256の精度で細分化が行わ
れる。
ここで、遅延パルスAとτ丁パルスとの論理和をとるの
は、D7〜D4がrl,  1.  1,  IJのと
き遅延パルスの後半が遅延により次の画素の先頭にはみ
出し、そのままout pisをキャンセルしたのでは
、次の画素の先頭もキャンセル(消去)してしまい、次
の画素のパルス中が本来の設定値よりも短くなるためで
ある。
上記のような方法によらず、例えば、第19図及び第2
0図に示すように、ディレイライン出力と画素クロック
信号CLK又は基本パルス巾信号(ou tpis)と
の論理和OR又は論理積ANDをとる方法(特開昭56
−152373号公報,特開昭63−296558号公
報等参照)では、基本パルスは必ず立ち上がり又は立ち
下がりのエッジが必要となるため、最小パルス巾又は最
大パルス巾でのディレイラインを用いた細分化ができな
くなり、その部分で細分化されたパルス巾の飛躍が生じ
て画質の低下を招くことがある。
例えば、本実施例のように、ジェネレータIでの16分
割段階で画像入力データD4〜D7が「1,1.1,I
Jのとき、1画素クロック間連続ハイレベル信号が出力
されるため(第l5図参照)、パルス巾のエッジがない
。従って、ディレイライン出力と画素クロック信号CL
K又は基本パルス巾信号とのOR又はANDをとる方法
では、パルスのディレイができず、D4〜D7がrl,
1,1,1」であるときにはこれ以上に細分化できない
ことになってしまう。
つまり、画像入力データD4〜D7が「φ,φ,φ,φ
」〜rl,  1.  1.  φ」までであって1画
素クロック信号CLK中にパルスの立ち上がり又は立ち
下がりがあるときには、その中をディレイラインのタッ
プ数分だけ細分化させることができるが、rl,1,1
,IJのときには上記細分化が行えないため、ここで、
パルス巾の変化に飛躍を生じるものである. 逆に、D4〜D7が「φ,φ.φ,φ」のときに1m素
クロックCLK間ローレベルが出力されるとすれば、D
4〜D7がrl.  1.  1.  1,で15/1
6C L K間ハイレベルのパルスとなり、15/16
のエッジを用いてパルス巾を細分化できるが、今度は「
φ,φ.φ,φ」はl画素クロックCLK間においてロ
ーレベルとなってパルスがない(エッジがない)ために
、ここで細分化不能となる。
従って、この場合「φ,φ,φ.1」〜rl.1,1,
1」ではディレイラインを用いて細分化できるが、「φ
,φ,φ,φ」ではできないため、やはり、パルス巾変
調にM躍が生じる。
尚、前者の例を第21図(a)〜(d)に示してあり、
ここでは、説明を簡略化するために、基本パルス巾(ジ
ェネレータIから出力されるout plslが相当す
る)を4種類(1/4CLK,2/4CLK,3/4C
LK,ICLK)とした. 一方、本実施例のようにしてパルス巾を細分化する方式
では、基本パルス巾(ジエネレータ部16における細分
パルスout pig)を遅延させず、基本パルス巾の
最小分解能に相当する時間(本実施例では、1/16C
 L K,1/17C L K.1/18C L K.
1/19CLK)のパルス巾を遅延させることで上記の
ような不具合を解消している。即ち、第22図に示すよ
うに、D4〜D7が全てlでジエネレー夕部l6から出
力される細分パルス。ut plsが連続してハイレベ
ルのものであっても、ジエネレー夕部l6から同時出力
されるパルス信号τ丁とディレイパルスとの論理和OR
をとることでディレイラインのタップ数だけパルス巾を
細分化できるものである。
本実施例では、遅延バルスBと基本パルス巾outpl
sとの論理積ANDをとることにより、基本パルス巾o
ut plsを削って(消去)していたが、前述の説明
から明らかなように、第23図に示すハードウェア構成
に基づき第24図に示すように、遅延バルスBと基本パ
ルス巾out pisとのOR(論理和)をとってパル
ス巾を増やすようにしても良い。
この場合は、例えば第15図に示す例とは逆に、ジエネ
レータIの出力out plslが、D4〜D7が「φ
.φ.φ.φ」であるときにl画素クロックCLK間で
ローレベルとなり、「1,1.1,IJで15/16 
C L Kの場合に適用できる。
尚、上記の例では、いずれも基本パルス巾outpis
の後縁(立ち下がり)を増加させてパルス巾を変化させ
るよう構或したが、前縁(立ち上がり)で同様のことを
行っても良いのは明らかである。
以上で、ジェネレー夕部16で16分割されたパルス巾
out plsl〜4が、キャンセル部17で更に16
分割されて256ステップのパルス巾変調が行われるこ
とを説明した. 次は、セレクト部15による電圧・電流変換回路9〜1
2の割り振り制御を説明する。即ち、セレクト部15は
、画像入力データD8,D9に基づいて、4つの電圧・
電流変換回路9〜12のON・OFF及びパルス巾変調
信号の印加を制御して、各電圧・電流変換回路9〜12
の電流発生を制御する。
セレクト部15は、第25図に示すように、入力データ
D8,D9に応じてキャンセル部17からのパルス巾変
調信号outl〜ou t4をそれぞれ対応する電圧・
電流変換回路9〜12に出力することと、パルス巾変調
を行っている電圧・電流変換回路9〜12以外のON・
OFF状態を設定するロジック及び半導体レーザ20の
光出力設定時(所望光出力を知るための電流設定時)の
強制点灯ロジックが複数の論理積AND回路と論理和O
R回路とからなる論理回路によって構威されている。
即ち、第26図に示すように、DB,D9が共にゼロで
あるときには、電圧・電流変換回路9〜IIのスイッチ
ング端子Diに入力されるS3,S2,Slを全てゼロ
とすることにより、電圧・電流変換回路9〜11による
電流出力を行わず、電圧・電流変換回路12のスイッチ
ング端子Diには画像入力データDφ〜D7に基づいて
パルス巾変調されたキャンセル部17からのパルス信号
outl (ジェネレータIからのout plslに
基づく信号)を出力する。これにより、半導体レーザ2
0には電圧・電流変換回路13からのバイアス電流■い
と、電圧・電流変換回路12からIt  ’I,をパル
ス変調して得られる256ステップの電流とが流れるこ
とになり(第5図参照)、光出力P++とP.との間で
256階調が得られる(第6図(a)参照〉。
同様に、D8が1でD9がゼロであるときには、「Sφ
, 31, 32. S3」を’ l , out2,
φ,φ」とする。これにより、電圧・電流変換回路12
からのI+   Inを電圧・電流変換回路13からの
バイアス電流!.と共に連続出力させる一方、電圧・電
流変換回路l1には画像入力データDφ〜D7に基ツい
てパルス巾変調されたキャンセル部17からのパルス信
号out2 (ジェネレータ■からのoutpls2に
基づく信号)を出力する。従って、半導体レーザ20に
は、電圧・電流変換回路13からのバイアス電流I,と
、電圧・電流変換回路12からのI1Imと、電圧・電
流変換回路11からI!−1,をパルス巾変調して得ら
れる256ステップの電流とが流れることになり、光出
力P,とP2との間で256階調が得られる(第6図(
b)参照).更に、D8がゼロでD9が1であるときに
は、「Sφ,SL,32,S3Jが’ 1 , out
2+ out3+φ」となって、このとき、ou t2
は最大パルス巾が設定されているから、電圧・電流変換
回路13. 12.?1それぞれから電流■■ l.−
1■ I.−I.を連続出力させる一方、電圧・電流変
換回路10にパルス信号ou t3を出力し、光出力P
2とP,との間で256階調が得られる(第6図(c)
参照).また、D8及びD9が共に1であるときには、
「Sφ, Sl, S2, S3,がr 1 , ou
t2+ out3.out4Jとなって、このとき、o
ut2+out3には最大パルス巾が設定されているか
ら、電圧・電流変換回路13. 12, 11. 10
それぞれから電流I■ I,−1.,It  II,I
3  −Itを連続出力させる一方、電圧・電流変換回
路9にパルス信号。ut4を出力し、光出力P3とP4
との間で256階調が得られるようにする(第6図(d
)参照). このように、本実施例によると、5つの電圧・電流変換
回路9〜13の電流発生をパルス制御し、このパルス巾
を256ステップに変調できるように構威したので、5
つの電圧・電流変換回路9〜13によって1024ステ
ップの光出力制a (1024ステップの階調制御)が
可能となっている.従って、電源の組み合わせ制御のみ
によって階調を得る構成に比べ、同等の階調を略半分の
電流源で得ることができる。
また、本実施例では、第6図に示すようにパルスの立ち
上がり及び最大パルス巾のときのパルスの立ち下がりが
それぞれの電圧・電流変換回路9〜13で一致していな
いので、ノイズやリンギングの点で有利となる。
更に、パルス巾変調と電流源の切り換えとによって必要
階調を得るものであるから、パルス変調をするに当たっ
てGHzオーダーの時間分解能を必要とせず、通常の回
路技術で余裕をもって対応できる。また、本実施例では
、5つの電圧・電流変換回路9〜13を電流源として用
いるため、半導体レーザ20の光出力と供給電流との特
性における非線型の部分においても、各電流源における
発生電流を適宜設定することにより、精度の良い滑らか
な変化特性の階調を得ることができる。
以上の例では、ジエネレー夕部16.キャンセル部17
,セレクト部15に2のべき乗の状態を割り振っている
が、必ずしもこれに限定されるものではない.例えば、
キャンセル部l7で6段階、ジエネレー夕部16で13
段階とすると、6<23−8.13<2’−16となる
からそれぞれに3ビットと4ビットとのデータを与える
ようにすれば良い。この場合、第27図に示すように、
ROM等で構威した変換テーブル(LUT)を用意し、
入力データDφ〜D6をDφ′〜D6゜に変換する。即
ち、第28図に示すように、入力データを、この場合は
6進数(キャンセル部17)とその上位は12進数(ジ
ェネレー夕部16)に相当するピッチで変換データを増
加するようにすれば良い。
また、本実施例では、バイアス電流1gを用いているが
、バイアス電流I,なしとして、電圧・電流変換回路1
2からの出力電流をI+   InからI1に変更して
も良い。更に、バイアス電流I,用の電圧・電流変換回
路13のDi入力をVccではなく、Dφ〜D9の論理
和を入力させるようにして、入力データが全て「φ」で
あるときには、バイアス電流■−をオフするようにして
も良い。
また、本実施例では、各パルスの立ち上がり立ち下がり
(エッジ)を一致させないように両エッジ共にずらすよ
うにしたが、いずれか一方のエッジのみをずらすように
しても良い。更に、前記エッジのずらし量(遅延時間)
は、立ち上がり及び立ち下がりで変えても良いし、各段
階(それぞれの電圧・電流変換回路9〜13を駆動する
ロジック)毎に変えても良い。
また、本実施例では、各段階で最小単位の時間(16X
 C K〜19XCK.Δt1〜Δt4)を異なる値と
して最大パルス巾を徐々に減少させている(to−4t
,→t2→t3i第6図参照)いるが、上位の段階(光
出力の高い側)ほど分解ステップは減ることになるが、
各段階で最小単位時間を同じ(16XCK,Δ1+)に
しても良い.この場合は、上位の段階ほどパルス巾が短
いため、上位の段階ほど分解ステップが減少することに
なり、例えばセレクト部15のSφでは256ステップ
、S1では240ステップ、S2では224ステップ、
S3では208ステップといった分解能の減少を示すよ
うになる。
二の場合、入力画像データに対し、φ〜FFはSφの2
56ステップが対応し、1φφ〜IEFはS1の240
ステップが対応し、1Fφ〜2DFはS2の224ステ
ップが対応し、2Eφ〜3CFはS3の208ステップ
が対応することになり、これには第27図,第28図に
示すように、変換テーブルを用いて変換を行えば良い。
このとき、第26図中においてO印で囲んだout2.
3の出力時には、それぞれの段階の最大値であるrEF
J及びrDFJ、即ち、ジェネレータ■,■のデータD
4〜D7へそれぞれrE」,  r’l),を入力する
ことで最大パルス巾の出力ができる。尚、キャンセル部
17は、入力データが「F」であるから、前述の各段階
の分解ステップを同一とした場合の入力信号と同じで良
く、また、該キャンセル部17のディレイライン■〜■
61,63,65.67はディレイライン61と同一で
良い.また、キャンセル部17の出力段を構成するディ
レイライン■〜■101, 102. 103は、各段
階の最大パルス巾に応じて変更しても良い。
尚、本実施例では、電圧・電流変換回路を5つ(9〜1
3)用いて半導体レーザ駆動装置を構威したが、電流源
の数はこれに限るものではなく、パルス変調も256(
2’)ステップに限るものでないことは明らかである。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によると、電圧・電流変換
回路等で構威される複数の電流源を並列接続した端子に
半導体レーザを直列接続し、前記源流源の電流発生をパ
ルス制御するよう構威したことにより、電流源の切り換
え制御とパルス変調とによって半導体レーザヘ供給する
電流が制御されるので、高精度な時間分解能やD/Aコ
ンバータを必要とせず最小限の電流源によって必要十分
な光出力ステップを精度良く得ることができる.このた
め、例えば半導体レーザを用いたプリンタでは、必要十
分な階調を精度良く得られ、階調設計も容易となる。
また、半導体レーザの光出力を制御するための同期信号
が分周器で作られるものであれば、この分周器に入力さ
れる高周波信号を用いてパルス巾を細分化させることが
できる。
更に、高周波信号を遅延させて、この遅延信号と基本パ
ルス巾の論理和又は論理積をとってパルス巾を細分化さ
せるようにすることで、たとえ基本パルスが立ち上がり
及び立ち下がりがない状態であっても、前記基本パルス
から細分化したパルスを作り出すことができ、パルス巾
の分解性能が確保される. また、半導体レーザの光出力を検出して、複数の電流源
における発生電流値が可変設定されるので、半導体レー
ザの光出力特性が製造バラツキや温度の影響で変化して
も、電流制御によって所望の光出力を得ることができる
また、各電流源をON−OFF制御するに当たって、各
電流源の電流発生の立ち上がり及び立ち下がりタイミン
グをずらすことにより、複数の電流源が同時にON・O
FFされることによるノイズやリンギングの発生等を回
避できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる半導体レーザ駆動装置の一実施
例を示す回路図、第2図は同上実施例における制御内容
を示すフローチャート、第3図は第1図示の電圧・電流
変換回路の回路例を示す回路図、第4図は半導体レーザ
で露光される感光材料の一般的な特性例を示す線図、第
5図は同上実施例における光出力制御の特性を示す線図
、第6図は第5図示の制御特性をより具体的に説明する
ための線図、第7図は第1図示のジェネレー夕部の回路
例を示す回路図、第8図〜第11図はそれぞれ第7図示
のジェネレー夕部のデータ入力状態を示すデータ対照図
、第12図は第7図示のデコーダにおける入出力信号の
対照図、第13図は同上実施例において用いることが可
能なPLLの回路例を示すブロック図、第14図は第7
図示のジエネレータ部におけるジエネレータ■の制御特
性を示すタイムチャート、第15図は第14図示の制御
特性における入力データと変換結果とを示す対照図、第
16図は第1図示のキャンセル部の回路例を示す回路図
、第17図は第16図示のキャンセル部における制御特
性(ジェネレータIからの出力信号の処理)を示すタイ
ムチャート、第18図は第17図示の制御特性における
入力データと変換結果とを示す対照図、第19図はパル
ス巾分割装置の他の例を示す回路図、第20図は第l9
図示の回路による制御特性を示すタイムチャート、第2
1図(a)〜(d)はそれぞれ本実施例と対比されるパ
ルス分割装置における問題点を説明するためのタイムチ
ャート、第22図は本実施例におけるパルス分割特性を
示すタイムチャート、第23図は第1図示のキャンセル
部の他の回路例を示す回路図、第24図は第23図示の
回路における入力データと変換結果とを示す対照図、第
25図は第1図示のセレクト部の回路例を示す回路図、
第26図は第25図示の回路における入力データと変換
結果とを示す対照図、第27図は第1図示の入力データ
のビット数を変えた実施例を示すブロック図、第28図
は第27図示の回路における変換テーブルを示す対照図
、第29図は半導体レーザの一般特性例を示す線図、第
30図は半導体レーザ駆動装置の従来例を示すシステム
概略図、第31図は従来の半導体レーザ駆動装置に対応
する半導体レ一ザの特性図、第32図は半導体レーザの
光出力特性の線型状態を説明するための線図である。 1・・・マイクロプロセッサ  2・・・データラッチ
回路  3〜7・・・D/Aコンバータ  8・・・A
/Dコンバータ  9〜l3・・・電圧・電流変換回路
15・・・セレクト部  l6・・・ジェネレー夕部 
 ヱ7・・・キャンセル部  20・・・半導体レーザ
  21・・・フォトダイオード  30・・・電圧印
加回路  101〜103・・・ディレイ・ライン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入力パルス信号に応じて電流発生が制御される複
    数の電流発生手段と、 該複数の電流発生手段の並列接続端子に直列接続される
    半導体レーザと、 該半導体レーザへの供給電流を前記複数の電流発生手段
    への入力パルス信号のパルス巾をそれぞれ制御して調整
    する電流制御手段と、 を含んで構成したことを特徴とする半導体レーザ駆動装
    置。
  2. (2)前記複数の電流発生手段が、入力電圧を電流に変
    換して出力する電圧・電流変換回路から構成されたこと
    を特徴とする請求項1記載の半導体レーザ駆動装置。
  3. (3)分周器を用いて前記入力パルス信号の同期信号を
    発生する同期信号発生手段と、 前記分周器に入力する高周波信号に基づいて前記電流制
    御手段による前記入力パルス信号のパルス巾設定を行わ
    せる第1パルス巾細分制御手段と、を設けたことを特徴
    とする請求項1又は2のいずれかに記載の半導体レーザ
    駆動装置。
  4. (4)所定の高周波信号を遅延させ、これと所定の基本
    パルス巾との論理和又は論理積をとることで前記所定の
    基本パルス巾を細分化して前記電流制御手段による前記
    入力パルス信号のパルス巾設定を行わせる第2パルス巾
    細分制御手段を設けたことを特徴とする請求項1、2又
    は3のいずれかに記載の半導体レーザ駆動装置。
  5. (5)前記半導体レーザの光出力を検出する光出力検出
    手段と、 前記複数の電流発生手段それぞれにおける発生電流値を
    前記光出力検出手段で検出される光出力に基づいて可変
    設定する基準電流設定手段と、を設けたことを特徴とす
    る請求項1、2、3又は4のいずれかに記載の半導体レ
    ーザ駆動装置。
  6. (6)請求項1記載の半導体レーザ駆動装置における電
    流制御手段に代えて、 半導体レーザへの供給電流の基本分を、前記複数の電流
    発生手段への入力パルス信号のパルス巾を選択的に最大
    パルス巾に制御して得ると共に、前記複数の電流発生手
    段から選択した1つ電流発生手段への入力パルス信号の
    パルス巾を前記最大パルス巾以内で可変制御して前記基
    本分に対する加算調整分を得る基本分による電流制御手
    段を設けたことを特徴とする半導体レーザ駆動装置。
  7. (7)前記複数の電流発生手段それぞれによる電流発生
    の立ち上がりと立ち下がりとの少なくとも一方のタイミ
    ングを相互にずらす電流発生タイミング制御手段を設け
    たことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6の
    いずれかに記載の半導体レーザ駆動装置。
JP5967190A 1989-03-09 1990-03-09 半導体レーザ駆動装置 Pending JPH0316190A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001352118A (ja) * 2000-06-08 2001-12-21 Cyber Laser Kk 光源装置および同光源装置を使用したレーザ装置
JP2005353786A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Nichia Chem Ind Ltd 半導体レーザ駆動回路
JP2011152744A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Canon Inc 光走査装置、画像形成装置、制御方法、及びプログラム
JP2017068270A (ja) * 2016-10-31 2017-04-06 セイコーエプソン株式会社 表示装置及び表示装置の制御方法

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