JPH0315423A - バスサウンドシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業−１二の利川分９子〕 この発明は、振動伝達の良灯なポリ浴槽、ステンレス浴
槽、ホーロー浴槽等の種々のタイプの浴槽を発音体とし
て利用した浴槽スピーカ、並びにその浴槽スピーカを用
いてステレオ音響を発生させるバスサウン１〜システム
に関する。

〔従来の技術〕

壁板や天井などを音響振動体とする音響再生装置、例え
は壁面スピーカが提案されてから久しい。

この種のスピーカは、例えば次のような構戊を有して成
る。すなわち、ボイスコイルを振動板に固着し、これを
ヨークとマグネツ１〜などによって構或される磁器回路
中に配置し、上記振動板を壁や天井などの板体に取り付
けることによって、この板体から音響を発生せしめるよ
うにしたものである（例えは実公昭４５−２３４６６号
公報，実公昭５３−５０４１０号公報参照）。

このような壁面スピーカを使用すれば、室内に別にスピ
ーカボックス等を設ける必要がないので、スペースを全
て有効に利用でき、しかも室内空間全体を音場として−
様に効果的な音響を発生させることができる。

そのため、特に工場，オフィス，病院などでバックグラ
ンドミュージックを流したりするのに好適である。また
、近年その利用分封は室内の壁部や天井などに限らず、
例えはソファーやベッドなどの家具にまで拡がってきて
いる。

一方、最近は住まいの中で「おふろｊの役割が大きく変
わってきており、単にお湯につかつて温まり、体を洗っ
て消潔にするための場から、−［１の疲れをいやし，心
身ともにリラックスできる場所として見直されている。

そのため、浴室を広く１り］るくすると共に、気泡やシ
エツ１〜噴流の出る浴槽を設置したり、多機能なシャワ
ーなどの各種の設備機器を設けることも盛んになってき
た。

〔発明が解決しようとする課題〕

壁面スピーカは、−Ｅ辿のように籍響発生装置として種
々の利点を有してはいるが、発生される音響は空気を媒
体として室内に居る人に伝搬され、人は殆んど耳によっ
てのみその音を感知することになるので、音楽等の楽し
み方としては、一般のスピーカを使用する場合とそれ程
変らないものであった。

また、ソファーやヘッドなどに壁面スピーカと同様な音
源ユニットを取り付けた場合には、それ３ によって発生される音響振動が空気を介して使用者の耳
に伝わるだけでなく、衣服等を介して直接的に使用者の
体にも伝わるため、体感で音楽を感したり、その振動に
よるマッサージ効果なども期待できるが、身体のソファ
やベツ１−に１妾している部分にしかその音響振動が伝
わらないため、局部的であり、充分な効果は得られてい
なかった。

さらに、前述のように「おふろ」が心身ともにリラック
スできる憩いと健康増進の場所として見直されてきてい
るため、浴室とその設備について種々の開発がなされて
いるが、従来は精神の安定と快さを得るために極めて大
きな効果が期待される音楽とその音響振動の利用が充分
に図られていなかった。

この発明は上述のような現状に鑑みてなされたものであ
り、全身で音楽を体感できるようにし、入浴の楽しみを
倍増させ、快適な気分を味わいながら疲れをいやし、健
康増進にも役立つようにすることを１１的とする。

／１ 〔課題を解決するための手段〕 この発明は上記の目的を達成するため、次のような浴槽
スピーカ及びバスサウンドシステムを提供する。

この発明による浴檜スビーカは、皿状のフレームに固定
したボイスコイルを、ダンパを介して」―記フレーム内
に保持されるマグネットとヨークによって形成される磁
気回路中に配置して音源ユニツＩ〜を構威し、この音源
ユニットを浴槽の壁面に−１二記フレー１１の周辺部を
密着させて固着してなり、音源ユニットの振動により浴
槽を発音体として音響を発生させるようにしたちのであ
る。

また、この発明によるハスサウンドシステムは、上記音
源ユニツ１・を少なくとも一対使用して、両側壁の外部
に空隙を有する浴槽の両側壁にそれぞれ音源ユニツ１・
を上記フレーｌ１の周辺部を密着させて固着すると共に
、カセツ１−デッキ，ＣＤプレーヤ，ＦＭステレオチュ
ーナ等のステレオ信号発生装置によって発生される左右
両チャンネルの信号を、ステレオアンプによってそれぞ
れ増幅して、」二記浴槽の両側壁に固着された各音源ユ
ニツ１・のホイスコイルに個別に供給するようにに描或
して、上記左右両チャンネルの信号に応じた各音源ユニ
ッ１・の作動により、浴槽の少なくとも左右−Ｊ側壁を
発音体としてステレオ音響を発生させるようにしたもの
である。

〔作　用〕

上記のように構成したこの発明による浴槽スビー力は、
のボイスコイルに音楽等に応して周波数及び振幅が変化
する電気信号が印加されると、音源ユニットが振動を発
生してフレームを介して浴槽の側壁を振動させる。それ
によって、浴槽全体が発音体となって音響を発生するの
で、入浴時にはその音響振動が浴槽内の浴湯を媒体とし
て入浴者の全身に伝搬され、同時に浴室内の空気を媒体
として入浴者の耳にも伝搬される。

したがって、入浴者は音楽等を耳から聴くだけでなく肌
を通して体で感じることができ、しかも水の密度は空気
の密度に比へて遥かに大きいため音波の伝搬性がよく、
入浴者の身体の湯にっかつている部分（−Ａ！ｉに肩か
ら下）の全体に略均一に伝｛般され、それを今身で体感
できる。

したがって、好みの８楽を耳からだけでなく全身で感受
する快感裂味オ〕うことかでき、お湯による血行をよく
して疲れをほぐす効果と相まって、心身共にリラックス
してスＩ・レスを解消することができる。

さらに−　呂響４１＋ｉ肋による企身へのバイブレーシ
ョン作用により医学−１二のマッサージ効果もあり、健
康増進にも有効である。

また、この発明によるバスサウンドシステムは、上記浴
槽スビーカを使用して上述のような作用効果がより右効
に得られるようにするためのシステムであり、浴榊の両
側壁面からのステレオ音響がハスルーム内の空間に立体
的に拡がり、入浴者はそれを両」］から聴けるとと共に
、浴湯を介して直接的に体感できるので、臨場感あふれ
る雄大な気分を全身で味わうことができる。

〔実施例〕

以下、この発明の好適な実施例について図面を７ 参照して説明する。

第１図はこの発明による浴槽スビーカの断面図、第２図
はその音源ユニツ１・を示す縦断面図、第３図はその音
源ユニットを湿気防止板を取り除いて示す正面図である
。

まず、この実施例の浴槽スピーカの音響発生源となる音
源ユニット１０の構造について、第１図及び第２図によ
って説明する。

１は皿状のフレームで、耐熱性ＡＢＳ樹脂によって図示
のように皿状に一体成形され、中央凹陥部１ａと発音振
動部支持用の肩部１ｂと取付林部１ｃとが形成されてい
る。

そして、このフレーｔｚ　ｉの中央凹陥部１ａには、環
状マグネット２と、ヨークプレ−１〜３と、ポール部４
とヨーク部５とを有する一体構造のボトムヨーク６とか
らなり、磁気回路を形戊する発音振動部１２が収納され
、ステンレス鋼製のダンパ７を介してその肩部１ｂに保
持されている。

また、外周部をフレーム１の肩部１ｂに固着したアルミ
ニウム製の固定板８の中央円筒部８ａを８ 上記ヨークプレート３とボトムヨーク６のポール部４と
の間にの磁気同路中に突出させ、この中央１Ｊ筒部８ａ
の外周にボイスコイル９を巻装している。

また、フレーム１の取付縁部１ｃの内方には、取付面よ
りも凹ました位置に段部１ｄを形成し、この段部１ｄに
アルミニウム板による湿気防止板１１を張設しているが
、これは単に湿気防止の目的で設けたたものであり、第
２図に仮想線で示す浴槽の側壁２０ａの外面とフレーム
１の取付縁部１（二との接着が完全でなく、両者の隙間
から湿気が入り込んで内部の発音振動部１２に悪影響を
及ぼすのを防１−するためのものであるから、」二記の
接着が完全てあることが保証されれば、この湿気防止板
１１は不要である。

この音源ユニツ１へ１０を、第１図に示すように浴槽２
０の側壁２０ａに取り付け、フレーム１の周辺部である
取付縁部１ｃの取付面を側壁２１ａの外面に密着させて
固着して、浴槽スピーカを構成する。

なお、湿気防止板１１を設けたときはその湿気防止板と
、またそれを設けないときはフレーム１の段部１ｄと、
フレーム１の取付縁部１０のＪＩＭ　｛−１面との距離
Ｄは、少なくとも５　ｍｍ以上とするのか望ましい。

その理由は、第１図に示すように音源ユニツ１・１０を
浴槽２０の側壁２０ａに取り付けて浴１，ｌｊｌスピー
カを構威した状態で、浴槽２０内に浴湯Ｗを入れた場合
、浴槽２０の側壁２０ａが浴湯Ｗの重量により外側に湾
曲し、その湾曲部分が発音振動部１２に接触して、側壁
２０８とフレーム１の取付縁部１Ｃとの接着結合を破壊
してしまうことかないようにするためである。

また、通常の浴槽には合成樹脂製，ステンレス製，ホー
ロバスなど各種のものが使用されるが、その材質や形態
にかかわらず、一般に図示のような２重構造のものが使
用されておれり、内壁と外壁と間の空隙Ｅはその幅が約
３〜５　１ＪＩＩあるので、薄型に形戊でぎる」二述の
音源ユニツ１・１０を取り付けるのは容易である。

また、その取り付けに際しては、市販の田熱性の接着剤
等を出用すれはよい。

この実施例によれは、浴槽スピーカを構成する音源ユニ
ット１０のボイスコイル９に、図示しないアンプ等から
音楽などのソース信号に応して周波数及び］辰ＩＱｌｉ
か変化する電気イ１レＪが印加されると、固定のボイス
コイル９と可動の発音振動部１２との間で振動が発ごＬ
する。

その振動がフレーｌ、１を介して浴槽２０の側壁２０ａ
を振動させ、浴槽２０企体を発音体としてｉ″１糀か発
生するので、その音響振動かｍ槽２口内の浴湯Ｗを媒体
として入浴者の全身に伝１般され、同時に浴室内の空気
を媒体として入浴者のＪＴにもイ八搬される１． それにより、入浴者は高楽等を耳から聴くだけでなく体
感することがてき、しかも水の密度は仝気の密度に比べ
て遥かに大きいため音波の伝搬性がよく、入浴者の身体
の浴ＰＪ｝Ｗにつかつている部分（一般に肩から下）の
全体に略均−に伝撤され、それを全身で体感できる。

１］ したがって、好みの音楽を耳からだけでなく全身で感受
する快感を味わうことができ、お場による血行をよくし
て疲れをほぐす効果と相まって、心身具にリラックスし
てス１〜レスを解消することができる。

さらに、音響振動による全身へのバイブレション作用に
より医学」二のマッサージ効果もあり、健康増進にも有
効である。

なお、この実施例では音源ユニット１０を浴槽２０側壁
２０ａの外面に取り付けたか、空隙を右する部分であれ
ば底面や縁部に取り付けることも可能であり、音源ユニ
ット１０を防水型にすれは浴槽２０の内面に取り付ける
こともできる。

次に、この発明によるバスサウンドシステムの構戊例を
第４図によって説明する。

この実施例では、上連した音源ユニツ１・１０と同様な
一対の音源ユニット１０■．とＩＯＲを、浴槽２０の対
向する左右両側壁２０ａ，２０ｂと外壁２０ｃ，２０ｄ
の間の空隙Ｅｌ，Ｅ２内にそれぞれ配置して、その各フ
レーｔｚ　１の１＆｛−１林部１（二（第２図参照）を
各側壁２０ａ，２０ｂの外面に密着させて固着して取り
付け、ステレオ用の浴槽スビーカを構戊している。

また、この浴＋！．！’　２　０を設置した浴室の内壁
面に、訪水型の窓付開閉蓋２１ａをイｉするオーディオ
装置収納部２１を設け、そこにＦＭステレオチューナと
カセツ１〜デッキとＣ　Ｄプレーヤを一体に備えたステ
レオ信号発生装置２２と、それによって発生される左右
内チャンネルの信号をそれぞれ増幅して出力するアンプ
２３等からなるオーディオ装置を収納して設置する。

そして、そのアンプ２３からの左チャンネルの信号（Ｌ
ｃｈ）を信号線２４を介して音源ユニツ１・１０Ｉ、の
ボイスコイル９（第２図参照）に、右チャンネルの信号
（Ｒｃｈ）を信じ・線２５を介して音源ユニツｌ−　１
　Ｏ　Ｒのボイスコイル９に個別に供給する。

このシステムによれば、入浴に際して、ステレオ信号発
生装＠２２のＦＭステレオチューナ，力セツＩ〜デッキ
，ＣＤプレーヤのいずれかを選択してＦＭステレオ放送
を受信するか、ステレオカセットテープを再生するか、
コンパクトディスクを再生することにより、好みの音楽
等のステレオ信号を発生させることができ、そのステレ
オ信号の左右両チャンネルの信珍かアンプ２３によって
それぞれ増幅され、その各信号によって浴増２０の両側
壁２０ａ，２０ｂに固着された一対の音源ユニツｈｌＯ
Ｌ，ＩＯＲを作動される。

それによって、音源ユニットＩＯＬ．ＩＯＲによって発
生される振動が浴４Ｉ！１ｌ２０の両側壁２０ａ，２０
ｂにそれぞれ伝達され、それを発音体としてステレオ音
響が発生する。

その各音響振動が矢印線で示すように、浴槽２０内の浴
湯Ｗを媒体として入浴者Ｍの全身に伝搬されるが、側壁
２０８の音響振動は主として左半身に、側壁２０ｂの音
響振動は主として右半身に伝搬される。

同時に浴室内の空気を媒体として、浴槽２０からの直接
音及び壁面や天井からの反射音が入浴者Ｍの左右の耳に
伝搬される。

したがって、入浴者Ｍはステレオ音響を耳から聴くだけ
でなく全身で体感することができ、臨場感あふれるがＬ
犬で壮快な気分を全身で味わうことができる。

それにより、心身共にリラックスしてストレスを解消す
る効果が一屑高くなる。

また、前述の実施例と同様に音響振動による全身へのバ
イブレション作用によるマッサージ効果も得られる。

なお、ステレオ信じ・発生装置２２は市販のものを適宜
使用することができ、ＦＭステレオチューナ，カセツ１
ヘデッキ（ＤＡＴ用のものでも勿論よい），ＣＤプレー
ヤ等の何れか１つでもよいし、複数のユニツ１・を組合
せて構威してもよい。また、アンプ２３を一体化したも
のでもよい。

オーディオ装置収納部２１は、温気を避けるために浴室
の外に設けてもよく、その場合には無線あるいは有線の
リモコン装置を設けて、入浴者Ｍが入浴しながらステレ
オ信号発生装置２２の始動・停止や選曲等を遠隔操作で
きるようにするとよい。

５ また、ステレオ信号発生装置のみを浴室の外に設置し、
送信器によって無線でステレオ信号を送信するようにし
、それを浴室内の受信器で受信してアンブへ送るように
してもよい。

〔発明の効果〕

以上説明してきたように、この発明による浴槽スピーカ
を使用したバスサウンドシステムによれば、入浴しなが
ら好みの音楽等を耳から聴くたけでなく肌を通して体で
感しることかでき、しかも水の密度は空気の密度に比へ
て遥かに大きいため音波の伝搬性がよく、入浴者の身体
の湯にっかつている部分の全体に酩均一に伝搬され、そ
れを全身で体感できる。

したがって、お湯による血行をよくして疲れをほぐす効
果と相まって、心身共にリラックスしてストレスを解消
できる効果は極めて大きい。

さらに、音響振動による全身へのバイブレション作用に
より医学上のマッサージ効果もあり、健康増進にも有効
である。

また、ステレオのパスサウントシステムを構戊０ すれば、浴＝Ｋ！ＩＩの両側壁面からのステレオ音響が
バスルーム内の空間に守体的に拡がり、入浴者はそれを
両耳から聴けるとと共に、浴湯を介して直接的に体感で
きるので、臨場感あふれる雄大で壮快な気分を全身で満
喫することかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による浴槽スピーカの断面図、第２図
はその音源ユニットを示す縦断面図、第３図はその音源
ユニットを湿気防止板を取り除いて示す正面図、 第４図はこの発明によるバスサウンドシステムの構成例
を概要図である。 １　・フレーム　　　　　２　環状マグネット３　ヨー
クプレ−１・６　　・ボ１〜ムヨーク７・・タンパ　　
　　　　８・固定板 ８ａ　中央円筒部　　　９　ボイスコイル１０．１Ｏｒ
＝，ＩＯＲ　・音源ユニツ１へ１１　湿気防止板　　　
１２　発音振動部２０　浴槽　　　　　　２０ａ，２０
ｂ　　側壁２１　オーテイオ％置収納部 ２２・・・ステレオ信号発生装置 ２３・・・アンプ Ｗ ・浴場 Ｍ ・入浴者

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　皿状のフレームに固定したボイスコイルを、ダンパ
   を介して前記フレーム内に保持されるマグネットとヨー
   クによって形成される磁気回路中に配置して音源ユニッ
   トを構成し、 この音源ユニットを浴槽の壁面に前記フレームの周辺部
   を密着させて固着してなり、 前記音源ユニットの振動により前記浴槽を発音体として
   音響を発生させるようにしたことを特徴とする浴槽スピ
   ーカ。 ２　皿状のフレームに固定したボイスコイルを、ダンパ
   を介して前記フレーム内に保持されるマグネットとヨー
   クによって形成される磁気回路中に配置してなる少なく
   とも一対の音源ユニットと、少なくとも両側壁の外部に
   空隙を有し、前記音源ユニットを前記両側壁にそれぞれ
   前記フレームの周辺部を密着させて固着する浴槽と、 カセットデッキ、ＣＤプレーヤ、ＦＭステレオチューナ
   等のステレオ信号発生装置と、 該ステレオ信号発生装置によって発生される左右両チャ
   ンネルの信号をそれぞれ増幅して、前記浴槽の両側壁に
   固着された各音源ユニットのボイスコイルに個別に供給
   するステレオアンプとからなり、 前記左右両チャンネルの信号に応じた前記各音源ユニッ
   トの作動により、前記浴槽の少なくとも左右両側壁を発
   音体としてステレオ音響を発生させるようにしたことを
   特徴とするバスサウンドシステム。