JPH03153603A

JPH03153603A - 畑作用除草剤

Info

Publication number: JPH03153603A
Application number: JP1291082A
Authority: JP
Inventors: Iwao Taketomi; 武富　巌; Mika Maruyama; 丸山　美夏; Hiroshi Yamamura; 山村　宏志
Original assignee: Hokko Chemical Industry Co Ltd
Current assignee: Hokko Chemical Industry Co Ltd
Priority date: 1989-11-10
Filing date: 1989-11-10
Publication date: 1991-07-01

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】ｔｔｈ立剋皿１１本発明は、畑作用除草剤に関する。

良米凶１遣畑作用除草剤としては、少ない薬量で一年生雑草から多
年生雑草に至るまで除草しつる幅広い殺草スペクトラム
と残効性を有し、かつ、雑草の発生前から幅広い処理時
期で使用可能であり、また人畜毒性が低く作物に薬害を
与えないことが望まれる。しかし現実には、これらの要
望を満たす除草剤は少ない、特に多年生雑草に卓効を示
し１幅広い処理時期で使用できる除草剤はほとんどない
のが現状である。

一方、本発明の活性成分である２−（２−（４−（３，
５−ジクロルピリジン−２−イルオキシ）フェノキシ）
プロピオニル）イソオキサゾリジン（本化合物には、４
体、文体またはラセミ体か存在するが、特にことわりの
ないかぎり、以下これらを総称して「化合物Ａ」という
）は、特公昭６３−１６３８９号公報で除草剤として公
知である。

この化合物Ａは、土壌処理および茎葉処理のいずれの処
理方法によっても、メヒシバ、エノコログサ、ノビエ、
スズメノテッポウなどのイネ科雑草に対して優れた除草
効果を発揮し、テンサイ、大豆、ダイコンなどの広葉作
物には薬害を与えない、しかしながら、−年生広葉雑草
１例えばハコベ、イヌビニ、シロザ、イヌタデ、ノボロ
ギク、ヤエムグラなどや、多年生雑草１例えばエゾノギ
シギシ、スギナなどに対しては、これらの発芽期や生育
期に処理しても除草効果が極めて低いという欠点を有す
る。また、他の活性成分である３−メトキシカルボニル
アミノフェニル−Ｎ−（３′−メチルフェニル）カーバ
メート（以下「化合物Ｂ」という）は、「廃薬ハンドブ
ック　１９８５年版」　（社団法人　日本植物防疫協会
　昭和６１年１月３０日発行）の第３３３頁、［ショー
トレビュー　オブ　バービサイド　１９８６年版」（全
国農村教育協会　昭和６０年１１月発行）の第９６頁な
どにおいて公知の除草剤である。そして化合物Ｂは、茎
葉処理するとテンサイに対し薬害を与えることなく、ハ
コベ、シロザ、アカザ、ノボロギク、セエムグラ、ナズ
ナ、ナギナタコウシェなどの広葉雑草に高い除草効果を
示す、しかし化合ＴｈＢは、イネ科雑草および発生前の
雑草に対する効果が低く、またテンサイ以外の広葉作物
、例えば、大豆、小豆、ばれいしょなどには薬害を与え
る。

また、化合物Ａに関連したフェノキシフェノキシ系の除
草剤のエチル　２−　（４−（６−クロロ−２−キノキ
サニルオキシ）フェノキシ〕プロピオネートと化合物Ｂ
との混合剤の除草剤としての使用か、特開昭５７−１３
１７０３号において公知である。しかし、この混合剤は
、除草効果と作物への薬害との関係などから、好ましい
とはいえない。

発明が解決しようとする課題したがって、本発明は畑作物、例えば、テンサイ、大豆
、小豆、ばれいしょなどの栽培地において一年生雑草お
よび多年生雑草に卓効を示し、雑草の発生前から生育期
まで幅広い処理時期に使用できる新規な畑作用除草剤を
提供せんとするにある。

課　を解決　るための手本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討した。そ
の結果、下記に示す化合物Ａと化合物Ｂとの組み合わせ
使用が、単にそれぞれ化合物の単用からは予想すること
ができない優れた特性を生み出すことを見出し、本発明
を完成した。

化学名：　２−　＜２−　（４−（３，５−ジクロルピ
リジン−２−イルオキシ）フェノキシフプロピオニル）イソオキサゾリジン化学名ココ−メトキシカルボニルアミノフェニル−Ｎ−
（３′−メチルフェニル）カーバメート作用本発明で使用する化合物Ａおよび化合物Ｂは、本発明の
畑作用除草剤の活性成分として作用する。

一施例（製剤化の方法）本発明の畑作用除草剤は、化合物Ａと化合物Ｂとからな
る２種類の活性成分と担体および各種補助剤と共に、常
法により、水和剤、フロアフル（ゾル剤）などに製剤化
して使用できる。使用される担体としては、クレー、タ
ルク２ベントナイト、カオリン、珪藻上、シリカ、ショ
糖などの固体担体、あるいは、水、アルコール類（メタ
ノール、エタノール、イソプロパツールなど）、グリコ
ール類（エチレングリコール、プロピレングリコールな
ど）などの液体担体か使用される。これらに適当な界面
活性剤やその他の補助剤１例えば、安定剤、展着剤など
を適量配合して製剤化して使用できる。

本発明における活性成分の配合割合は１重量比で、化合
物Ａを１部に対して化合物Ｂを１〜５０分の割合で配合
するのが適当である。ただし、施用時の条件に応じて配
合割合を適宜変更して使用することができる。また他の
除草剤、殺菌剤、殺虫剤、植物ｙ４節剤などを配合して
使用することもてきる。

また、化合物Ａ（ｄ体、文体、ラセミ体：ｄ免）は、特
公昭６３−１６３８９号公報に記載の方法によって製造
することができる。そして、化合ｋＡを６体、文体、ラ
セミ体のいずれの形態としても有効に使用することがで
きる。

次に本発明の畑作用除草剤の製剤化の実施例を示す、た
だし、実施例中で部とあるのは、すべて重量部である。

１（）化合物Ａ（ラセミ体）　　１０部、化合物８２０部、ポ
リオキシエチレンアルキルアリールエーテル　５部、リ
グニンスルホン酸カルシウム　３部およびクレー　６２
部を混合して十分粉砕し。

水和剤を得る。

一２和化合ｅｌＡ（６体）　５部、化合物８　１０部。

ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル５部、リ
グニンスルホン酸カルシウム　３部およびクレー　７７
部を混合して十分粉砕し、水和剤を得る。

３（フロアブル化合￥＠Ａ（ラセミ体）　　１５部、化合ｅｌＢ　　３
０部、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム１部、
リグニンスルホン酸ナトリウム　３部、キサンタンガム
　０．３部および水　５０．７部を均一に混合して、フ
ロアブルを得る。

実施例４（フロアブル）化合物Ａ（６体）　　１０部、化合物８３０部、アルキ
ルナフタレンスルホン酸ナトリウム１部、リグニンスル
ホン酸ナトリウム　３部、キサンタンガム　０．３部お
よび水　５５．７部を均一に混合して、フロアブルを得
る。

上記実施例１〜４の水和剤、フロアブルは水に希釈して
活性成分として１０アール当り１０〜１００ｇとなるよ
うに調整し、ｌＯアール当り５〜１５０見の薬液を処理
することにより、高い除草効果が得られる。

ｌ几旦盈ス本発明の畑作用除草剤は、化合物Ａと化合物Ｂを混合し
て畑作物の栽培地に使用すると、それぞれの単用時に比
べて優れた除草効果を発揮する。

すなわち、まず第１に１発生前から４葉期程度までに生
育したイネ科雑草（スズメノカタビラ、メヒシバ、エノ
コログサ、スズメノカタビラなど）、広葉雑草（ハコベ
、ヤエムグラ、イヌビニ。シロザ、イヌタデ、ナズナな
ど）はもとより、除草困難なツユクサ、多年生雑草のエ
ゾノギシギシ、スギナ、シバムギ、チガヤ、ジョンソン
グラスに対しても優れた除草効果を発揮し、これらを枯
死に至らしめる。

第２に、その使用方法は土壌処理、茎葉処理のいずれで
も高い除草効果を示し、かつ持続性があり、上記した多
くの雑草の再生を阻止し続けることができる。

第３に、畑作物、例えば、テンサイ、大豆、小豆、ばれ
いしょなどの移植および直播のいずれに対しても、また
それらの多くの品種の作物に対して薬害を与えることが
ない。

第４に、本発明の畑作用除草剤は、化合物Ａと化合物Ｂ
とか、それぞれの長所を損なうことなく、強めあって高
い除草効果を発揮するようになる。しかもその効果は、
少ない薬量の使用で強く現れる。そのため１本発明にお
いては、少ない薬量の使用で畑作物に薬害を与える心配
もなく高い選択性を示し各種のイネ科雑草、広ｉｎ草に
対して高い除草効果を発揮し、枯死に至らしめることが
できる。

したがって１本発明における化合１ｌＲＡと化合物Ｂと
の併用は、畑作用除草剤として有用である。

次に本発明の畑作用除草剤の有用性を試験例により説明
する。

試１例」や　土　　　による　　　　試　　ポット試験
）１／２０００アールの大きさのプラスチック製ポットに
畑土壌（沖積壌土）を詰め、この上にヒエ、ヒエ、シバ
ムギ、イヌタデ、ハコベ、エゾノギシギシの各雑草をそ
れぞれ３０粒宛播種し、表層１ｃｍの土壌とこれらの種
子を均一に混合して、表層を軽く押圧した。また、テン
サイ、大豆、小豆の種子を各１０粒それぞれ別のポット
に播種し、同時にテンサイの２〜３１Ｊ期の苗およびば
れいしょの種いもを別のポットに移植した。そして、播
種翌日に実施例２に準して調製した水和剤を水で希釈し
て１０アール当りの活性成分の使用量が第１表に示した
量となるように調整し、この溶液を１０アール当り１０
０Ｑの割合で各ポットの土壌表面に噴霧処理した。

本試験は、ｌ薬液処理区出り３ボウト制で行った。そし
て、薬剤処理３０日後に生き残った雑草の地上部を切り
取り、その乾燥重量（ｇ）を測定し１次式により３区平
均の除草率（％）を求めた。

薬害程度５：抑制８９０％以上４　、　　　　ツノ　　　７０〜９０　％　未満３：ツ
ノ４０〜７０ノ１２・Ｉノ２０〜４０ノットｕ５〜２０ツノＯ：ツノ　　５％未満その結果は、第１表に示すとおりである。

また、テンサイ、大豆、小豆、ばれいしょについても地
−Ｌ部を切り取り、その乾燥重量（ｇ）を測定し、作物
に対する薬害程度（抑制率（％））を除草率の算出方法
に準じて求め、下記に示す基準により薬害程度を表示し
た。

試験例２　茎葉処理による除草効果試験（ポット試験）１／２０００アールの大きさのプラスチック製ポットに
畑土壌（沖積壌土）をつめ、この上にヒエ、シバムギ、
イヌタデ、ハコベ、エゾノギシギシの各雑草種子をそれ
ぞれ２０粒宛播いた。そして１表層約１ｃｍの土壌とこ
れらの種子とを均一に混合して、表層を軽く押圧した。

また、テンサイ、大豆、小豆の種子１０粒を播種し、同
時にテンサイの２〜３葉苗の３本およびばれいしょの種
いもを別のポットに移植した。そして各雑草が２〜４！
＃期、直播のテンサイか３葉期、移植テンサイの５〜６
！ｉｉ期、大豆および小豆か第１複葉期、ばれいしょが
２〜３１Ｊ期に、実施例１に準じて調整した水和剤を水
で希釈して１０アール当りの活性成分の使用量が第２表
に示した量となるよ若うに調ヂし、この薬液をｌＯアール当りｌｏｏｍの割合
で雑草および作物の茎葉部に噴霧した。

本試験はｌ薬液処理区当り３ポツト制で行った。そして
、薬剤処理後３０日後に生き残った雑草および作物の地
上部を抜き取り、その乾燥重量（ｇ）を測定し、試験例
１と同様に除草率（％）ならびに作物に対する薬害程度
を求めた。

その結果は第２表に示すとおりである。

試験方法として、１区画の面積か１０ｒｎ’の試験区を
作り、１区当りヒエ（２ｇ）、シバムギ（２ｇ）、イヌ
タデ（５ｇ）、エゾノギシギシ（１０ｇ）を播種した。

またテンサイ種子、大豆種子、小豆種子、テンサイ苗（
３！ｉ期）およびばれいしょ種いもを同時に、播種また
は移植した。播種翌日に実施例１に準じて調製した水和
剤を水で希釈し、ｌＯアールａりの活性成分の使用量か
第３表に示した量となるように調整し、この薬液をｌＯ
アール当り１００文の割合で均一に噴霧した。

本試験は、ｌ薬液処理区当り３連制で行った。

そして薬剤処理３０日後に試験区内の３か所から（面積
３ゴ相当）生き残った雑草および作物の地上部を切り取
り、その乾燥重量（ｇ）を測定し、試験例１と同様に除
草率（％）ならびに作物に対する薬害程度（抑制率（％
））を求めた。

その結果は、第３表に示すとおりである。

入異璽Ａ　圃　における除草　　および薬害試験試験方
法として、１区画の面積が１０ｒｎ’の試験区を作り、
１区当り、ヒエ（１，５ｇ）、シバムギ（２ｇ）、イヌ
タデ（５ｇ）、エゾノギシギシ（５ｇ）を播種した。ま
た、テンサイ種子３大豆種子、少豆種子、テンサイ苗（
３１Ｊ期）およびばれいしょ種いもを同時に、播種また
は移植した。

雑草が２〜３葉期、直播のテンサイが３葉期、移植テン
サイが５〜６１３期、大豆および小豆が第１複葉期、お
よびばれいしょが２〜３葉期に達した時点で実施例２に
準じて調製した水和剤を木で希釈し、ｌＯアール当りの
活性成分の使用量が第４表に示した量となるように調整
し、この薬液をｌθアール当り１００４１の割合で雑草
および作物の茎葉部に噴霧した。

本試験は、ｌ薬液処理区当り３連制で行った。

そして、薬剤処理３０日後に試験区内の３か所（面１３
ｒｎ’相当）から生き残った雑草および作物の地上部を
切り取り、その乾燥重量（ｇ）を測定し、試験例１と同
様に除草率（％）ならびに作物に対する薬害程度〔抑制
率（％）〕を求めた。

その結果は、第４表に示すとおりである。

Claims

【特許請求の範囲】２−｛２−〔４−（３，５−ジクロルピリジン−２−イ
ルオキシ）フェノキシ〕プロピオニル｝イソオキサゾリ
ジンと３−メトキシカルボニルアミノフェニル−Ｎ−（
３′−メチルフェニル）カーバメートとの２種混合物を
活性成分として含有することを特徴とする畑作用除草剤
。