JPH0314943A - バランサシャフトの支承構造 - Google Patents

バランサシャフトの支承構造

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JPH0314943A
JPH0314943A JP14830089A JP14830089A JPH0314943A JP H0314943 A JPH0314943 A JP H0314943A JP 14830089 A JP14830089 A JP 14830089A JP 14830089 A JP14830089 A JP 14830089A JP H0314943 A JPH0314943 A JP H0314943A
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JP
Japan
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balancer
shaft
case
balancer shaft
bearing
Prior art date
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Pending
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JP14830089A
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English (en)
Inventor
Sakae Mizumura
水村 栄
Jiro Shimizu
清水 治郎
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0314943A publication Critical patent/JPH0314943A/ja
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  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 意粟上皇粗且立昼 本発明は、エンジンの振動を除去するバランサのシャフ
トの支承構造に関する。
丈JLiL歪 エンジンの振動を打ち消すバランサは、クランクシャフ
トに平行に架設されたバランサシャフトにバランスウェ
イトを設け、クランクシャフトの回転をチェーンまたは
ギアを介して該バランサシャフトの回転に伝達してピス
トンの往復動に同期してバランスウェイトを回転させる
ことで振動を相殺しようとするものである。
一iにバランサシャフトはバランサケースに設けられる
軸受に支承され予め組み込む形で設けられている。
゜ しよ゛と るi したがって当初の組立てが面倒であるとともに取り外し
が容易でなく保守管理に不便である。
またバランサシャフトに大径のスタータクラッチ等を備
えることが困難で、バランサシャフトの別途の利用を図
るのが難しかった。
るための  および 本発明はかかる点に鑑みなされたもので、その目的とす
る処は、組立性,メンテナンス性に優れたバランサシャ
フトの支承構造を供する点にある。
すなわち本発明は、バランスウェイトおよび始動系のク
ラッチを軸上に設けたバランサシャフトを、一方の側を
開口したバランサヶースに同開口より収容し、バランサ
シャフトの一端をバランサケースに設けられた軸受に支
承し、八ランサケースの開口を蓋う蓋部材に設けられた
軸受によりバランサシャフトの他端を支承するバランサ
シャフトの支承構造である。
バランスウェイトおよび始動系のクラッチを備えたバラ
ンサシャフトをバランサケースにその開口部より嵌挿し
、バランサケースに設けられた軸受にバランサシャフト
の一端を支承するようにし、次いで蓋部材をバランサケ
ースの開口部に被せ蓋部材に設けられた軸受にバランサ
シャフトの他端を支承するようにすればバランサシャフ
トをバランサケースに簡単に組付けることができる。
バランサシャフトを支持する2個の軸受は、各々別体の
バランサケースおよび蓋部材に設けられているのでバラ
ンサシャフトに大径のクラッチが備えられていても組立
.分解に支障はなく、かつ軸受は小径のものが使用でき
る。
さらに本発明は前記蓋部材の外側にバランサシャフトに
より駆動されるACジェネレータを着脱自在に設けるこ
とで、ACジエネレー夕の組付け、取り外しを容易にす
ることができ、かつコンパクトな設計が可能である。
尖一施一斑 以下第1図ないし第3図に図示した本発明に係る一実施
例について説明する。
第1図は本実施例に係るエンジンの側断面図であり、第
2図はクランクシャフトからバランサシャフトに至る駆
動伝達系およびバランサシャフトの構造を示す各種断面
を合わせた説明図である。
本エンジンlは直列4気筒のエンジンであり、各シリン
ダ2の下方のクランクケース3,その後方にトランスミ
ッションケース4、その斜上方のバランサケース5が一
体に戒型されている。
クランクケース3内には左右水平方向に指向してクラン
クシャフト10が支承され、同クランクシャフト10に
プライマリドライブギア11が形威されている。
クランクシャフト10の前方にはフロントバランサが設
けられており、クランクシャフト10と平行にハランサ
シャフト12がクランクケース3に固定支持され、同バ
ランサシャフト12に左右2箇所の軸受l3を介して円
筒回転体14が回動自在に嵌装されて、同円筒回転体■
4の端部外側にハランスウェイト15が固着されて、他
端にはバランサドライブギアl6が嵌着されていて、同
バランサドライブギアl6は前記プライマリドライブギ
アl1と噛合している。
プライマリドライブギア11とバランサドライブギア1
6の歯数比は2対lである。
バランスウェイト15はエンジンの左右方向の略中央に
位置し、クランクシャフト10の回転により、プライマ
リドライブギア11,バランサドライブギア16を介し
て円筒回転体14とともに回転し、クランクシャフト1
0の2倍の速度で逆方向に回転する。
一方クランクシャフト10の後方のトランスミッション
ケース4内にはメインシャフトl7およびカウンタシャ
フト18がクランクシャフト■0と平行に支承され、メ
インシャフトl7に設けられたクラ,チ19のタラッチ
アウタ−19aに嵌着されたプライマリドリブンギア2
0が前記ブライマリドライブギア11に噛合している。
したがってクランクシャフトIOの回転はプライマリド
ライブギア11,  プライマリドリブンギア20を介
してクラッチアウター19aを回転し、該クラッチ19
を介してメインシャフト17に伝達される。
メインシャフトl7とカウンタシャフト18間の各種変
速ギア21の噛み合いによりメインシャフ目7の回転は
変速されてカウンタシャフト18に伝えられ、図示され
ないがカウンタシャフト18のトランスミッションケー
ス4より外部へ突出した端部に嵌着されたドライドスプ
ロケットを回転し、後輪に設けられたドリブンスプロケ
ットとの間に架渡されたチェーンを介して後輪を駆動す
ることができる。
またメインシャフト17より斜め上方に位置するノヤハ
゛ランサのバランサケース5内にはバランサシャフト2
5が支承されていて、同バランサシャフト25に嵌着さ
れたバランサドライブギア26が前記ブライマリドリブ
ンギア20に噛合している。
ブライマリドライブギア11 (クランクシャフト10
)の回転はプライマリドリブンギア20を介してバラン
サドライブギア26を回転し、プライ7リドライブギア
11とバランサドライブギア26の歯数比は2対1であ
り、よってバランサシャフト25はクランクシャフト1
0の2倍の速度で同方向に回転する。
以上のように本実施例に係るエンジンはシリンダ2の前
後にそれぞれバランサを設けた2軸2次バランサを構威
している。
各バランサシャフト12. 25の位置は第1図におい
て、クランクシャフト10の中心を通りピストンの往復
方向に引いた線をシリンダセンターラインY−Yとする
と、同シリンダセンターラインYYに直交しクランクシ
ャフト10の中心を通る線X−Xからの両バランサシャ
フト10. 25までの距離aは等しく、またシリンダ
センターラインY−Yからの各バランサシャフト10.
 25までの距離b,Cには c / b =1.0〜
2.5の関係を有する。
次に、リャバランサの構造を第2図に基づき説明する。
クランクケース3およびトランスξツションケース4か
ら延設されるバランサケース5は、有底の略円筒状をな
し、左右水平方向に指向した円筒側壁5aの右側に底壁
5bを有し、左側を開口している。
バランサケース5の底壁中夫には円孔が形威され同円孔
に軸受27が嵌合されている。
そして該バランサケース5の開口には蓋部材28が被せ
られる。
かかる蓋部材28は底の浅い底壁28bを有する円筒状
をなし、その円筒側壁28aの端縁にフランジ28cが
形威されており、バランサケース5の開口に底壁28b
を内側にして嵌拝すると、バランサケース5の側壁28
aの内周面に蓋部材28の側壁28aの外周面が接して
嵌合し、バランサケース5の開口端縁に蓋部材28のフ
ランジ28cが当接する。
このようにバランサケース5に蓋部材28が被せられる
と、バランサケース5と蓋部材28の両底壁5bと28
bとの間に空間29を有するとともに、蓋部材28の左
側には蓋部材28による凹部30が形戒される。
蓋部材28の底壁28bの中央には円孔が形威され同円
孔に軸受31が嵌合されていて、前記バランサケース5
の底壁5bに嵌合された軸受27と対応して両軸受27
.31によって前記バランサシャフト25が回転自在に
支承される。
バランサシャフト25は、内部に油通路25aを有する
円筒状をなし、中央に2箇所フランジ25b,25Cが
形或されている。
一方のフランジ25cに位置決めされて嵌合される回転
体32は中央にバランサシャフト25に嵌合する円筒部
32aを有し、同円筒部32aの左端から遠心方向に円
板部32bが延設され、同円板部32bの左側面から円
板部32bより若干径を小さくした底の浅い円筒部32
cが左方向に形威されている。
該回転体32の円板部32b右側面には始動系のワンウ
エイクラッチ33が設けられ、そのタラッチアウタ−3
3aが回転体32にボルト34によって螺着される。
クラッチインナー33bには回転体32と略同径のギア
35が嵌着されている。
一方回転体32の左側円筒部32c内にはバランサシャ
フト25との間でダンパカップリング36が介装されて
いる。
したがってバランサシャフト25は予め回転体32が組
付けられて構放され、回転体32の円筒部32aのバラ
ンサシャフト25への嵌合は両者間の相対的な回転を許
しており、回転の伝達はダンパカップリング36を介し
て行われる。
該回転体32の円筒部32c外因にバランスウェイト3
7が固定されている。
バランサシャフト25の左端にはカップリング支持部材
38がスプライン嵌合され、ワンシャ39を介してナッ
ト40で固定され、同カップリング支持部材38はその
バランサシャフト25と嵌合する円筒部38aとその左
方に径を大きくして延設された円筒部38bとからなり
、右側の円筒部38aが前記蓋部材28の軸受31に支
持される。
一方左側円筒部38b内にはダンパカップリング4lの
駆動側が設けられている。
蓋部材28の開口側にはACジエネレータ42が装着さ
れ、同ACジェネレータ42のケーシング43のフラン
ジ43aが蓋部材28のフランジ28cに当接され、ボ
ルト44が両フランジ43a. 28cを貫通してバラ
ンサケース5の円筒側壁5a端縁部に螺合してバランサ
ケース5に蓋部材28とACジエネレータ42を一体に
固定する。
ACジエネレータ42内のロータシャフト45は、ケー
シング43に軸受46を介して支承されており、前記バ
ランサシャフト25と同軸に位置してその先端面はバラ
ンサシャフト25の左端面と若干の間隙を存して対向し
ている。
そして同ロータシャフト45の端部にカップリング支持
部材47がスプライン嵌合され、ワッシャ48を介して
ナット49で固定され、同カップリング支持部材47に
前記ダンパカップリング41の被動側が設けられている
ロータシャフト45内には油通路45aが形威されてお
り、中心軸を通る同油通路45aとバランサシャフト2
5内の油通路25aとはジョイントパイプ50で連通さ
れている。
一方バランサケース5より右方に突出したバランサシャ
フト25の端部には、前記バランサドライブギア26が
スプライン嵌合され、ワッシャ51を介してナット52
で固定されており、バランサドライブギア26に噛合す
るプライマリドリブンギア20の回転はバランサシャフ
ト25に伝達される。
同バランサシャフト25の端部の油通路25aには円筒
状ジゴイント部材53がその左半部を嵌入され右半部が
突出されて締結具54で固定されている。
なおバランサシャフト25とジョイント部材53との嵌
合部にはOリング55が介装されて止水されている。
該ジツイント部材53の突出部はバランサケース5とは
別体のホルダー56に設けられたオイルシール57に貫
入している。
なおホルダー56は潤滑油の給油路を兼ねて形威されて
おり、第3図に図示するようにジョイント部材53の支
持部56aから延設される腕部56bに油通路56cが
形成され、ジョイント部材53の先端が嵌人される円孔
に通じている。
ホルダー56の支持部からは他に延設れた腕部56dが
あり、同腕部56dの端部がバランサケース5にボルト
58によって螺着されるようになっている。
このようにバランサケース5とは別体のホルダー56が
バランサケース5に取付けられ、ジョイント部材53の
先端を回動自在に支持すると、クランクケース4例の油
通路4cとホルダー56側の油通路56cとが連通され
、その合わせ面はOリング59により止水される。
したがって潤滑油は、クランクケース4側の油通路4c
からホルダー56側の油通路56cを通って、支持部5
6aの円孔に至り、次いでジョイント部材53を介して
バランサシャフト25の油通路25aに給油され、さら
にジョイントパイプ50を介してACジェネレータ42
のロータシャフト45の油通路45aに給油される。
バランサシャフト25およびロータシャフト45の主油
通路25a.45aは回転中心を貫通しており、バラン
サシャフト25およびロータシャフト45には所要箇所
に細孔が穿設されて軸受等に給油するとともにジェネレ
ータ42を冷却する。
一方バランサケース5の円筒側壁5aに沿ってスタータ
モータ65が設けられており、バランサケース5の側壁
5aの右側一部が膨出した膨出部5dにスタータモータ
65の駆動軸66およびその軸受部67が嵌入され、ス
タータモータ65のケーシング68から突設されたブラ
ケット68aがバランサケース5にねし止めされて固定
支持れる。
バランサケース5の膨出部5dにはバランサシャフト2
5とスタータモータ65の駆動軸66の間でこれらと平
行に支軸69が設けられ、同文軸69に大小径の2つり
ダクションギア70.71を一体としたギアが回動自在
に支承され、大径のりダクションギア70はスタータモ
ータ65の駆動軸66に形威された歯に噛合し、小径の
りダクションギア71は前記ワンウエイクラッチ33の
クラッチインナー33bに嵌着されたギア35に噛合し
ている。
したがってスタータモータ65の駆動軸66の回転はり
ダクションギア70.71を介して減速されてギア35
に伝達される。
本実施例に係るバランサの構造は以上のようであり、そ
の駆動状態を説明すると、クランクシャフト10の回転
は、一体にプライマリドライブギア11を回転し、これ
と噛合するバランサドライブギア16を介して前方のバ
ランサシャフトl2およびバランスウェイト15を回転
し、またプライマリドライブギア11の回転はこれと噛
合するプライマリドリブンギア20を介してバランサド
ライブギア26に伝達され、後方のバランサシャフト2
5を回転する。
バランサシャフト25の回転はダンバカップリング36
を介して回転体32に伝達され回転体32と一体のバラ
ンスウェイト37を回転する。
クランクシャフト10の回転に対し、前方のバランスウ
ェイト15は逆方向に2倍の速度で回転し、後方のバラ
ンスウェイト37はクランクシャフト10と同方向に2
倍の速度で回転し、2軸2次のバランサを構威して低振
動のエンジンとしている。
バランスウェイトはダンパカップリングを介して設けら
ているので低騒音とともに耐久性の向上を図ることがで
きる。
一方クランクシャフト10の2倍の速度で回転するバラ
ンサシャフト25の回転は、これと同軸のACジェネレ
ータ42のロータシャフト45をダンパカップリング4
1を介して高速で回転せしめ効率よく発電することがで
きる。
駆動伝達はギア駆動によることとしたのでチェーンやテ
ンショナー等の部品は必要とせず、部品点数が少なくて
すむ。
なおダンバカップリング36を介して回転される回転体
32の回転はワンウエイクラッチ33によってギア35
およびスタータモータ65側には伝達されない。
逆に始動時にはスタータモータ65の駆動軸66の回転
は、リダクションギア70.71を介して減速されてギ
ア35に伝達され、ワンウエイクラッチ33およびダン
バカップリング36を介してバランサシャフト25を回
転せしめ、このバランサシャフト25の回転がバランサ
ドライブギア26からブライマリドリブンギア20を介
してプライマリドライブギアl1に伝達され、クランク
シャフト10を回転してエンジンを始動することができ
る。
以上のようにACジェネレータ42およびスタータモー
タ65の駆動伝達にも供されるバランサシャフト25は
、シリンダセンターラインY−Yに関し前方のバランサ
シャフト12と反対に位置し、同シリンダセンターライ
ンY−Yからの距離cがバランサシャフトl2の距離b
の約2倍あるため、C寸法側のバランサシャフト25と
同軸上にACジエネレータ42を配することができ、か
つ始動系のワンウエイクラッチ33をバランサシャフト
25に設けることでコンパクトな設計ができる。
またバランサシャフト25を支持する軸受27,31が
それぞれ別体のバランサケース5と蓋部材28に設けら
れていることも、バランサシャフト25の位置に対する
設計の自由度を増しコンパクトな設計を可能とする。
バランサシャフト25は、左右の軸受27,31によっ
て支承され、右側の軸受27より右外側に突出した端部
に人力用のバランサドライブギア26を設け、左側の軸
受3lより左外側に突出した端部にACジェネレータ4
2のロータシャフト45に係合するダンバカップリング
41を設け、両軸受27.31間には回転体32,バラ
ンスウェイト37およびワンウエイクラッチ33が配設
されるので、スタータモータ65,リダクションギア7
0.71を含めて全体の左右方向の重心位置をエンジン
の重心位置に合わせることができ、左右方向の重量バラ
ンスのとれたエンジンを実現できる。
バランスウェイト37は、バランサシャフト25とダン
パカップリング36を介して係合される回転体32に設
けられており、同回転体32にはワンウエイクラッチ3
3が設けられる構造であるので、回転体32にバランス
ウェイト37,−ダンバカップリング36の被駆動側お
よびワンウエイクラッチ33のタラッチアウタ−33a
を一体として戊型することができコストの低減を図るこ
とができる。
なおバランスウェイト37が固定された回転体32はダ
ンバカップリング36を介して駆動されるので低騒音と
なる。
スタータモータ65からクランクシャフト10への始動
時の駆動伝達系は途中ダンパカップリング36が介装さ
れていることからケッチン等の過大トルクに対してもギ
ア強度上有利である。
なお本発明の場合、バランサシャフト25の軸受をトラ
ンスミッションケース4内のメインシャフト17の軸受
と略等しい左右方向位置に設けることが容易で、本実施
例でもバランサシャフト25の軸受27とメインシャフ
ト17の軸受80とは略等しい左右方向位置にあり、軸
受部に高い剛性を維持することができる。
バランサシャフト25の支承構造は第2図の如く、バラ
ンサケース5に設けられた軸受27と、バランサケース
5と別体の蓋部材28に設けられた軸受31とによって
支承される構造であり、組立性に優れている。
すなわちバランサシャフト25およびACジエネレータ
42を組み立てる手順は、まず予め軸上に回転体32を
介してバランスウェイト37,ダンバカップリング36
,ワンウエイクラッチ33,ギア35が組み合わされた
バランサシャフト25を、バランサケース5の左側開口
から嵌挿し、バランサケース5の底壁5bの円孔に軸受
27を介してバランサシャフト25の右端を貫通支持さ
せ、ギア35はリダクションギア71に噛み合うように
し、次いで軸受31を介してカップリング支持部材3日
が嵌合された蓋部材28をバランサケース5の開口に被
せ、バランサシャフト25の左端部にカップリング支持
部材38の円筒部38aをスプライン嵌合させ、ワッシ
ャ39を介してナット40をバランサシャフト25の先
端に螺合し固定する。
なお蓋部材,カップリング支持部材等はバランサシャフ
トのケース組込み前に予めバランサシャフトに組込んで
おいてもよい. 次にロータシャフト45にカップリング支持部材47を
嵌着させたACジェネレータ42を、蓋部材28の左側
開口に付設し、その際ジライントバイプ50をバランサ
シャフト25とロータシャフト45との間に介装させ、
かつダンパカップリング41を係合させるようにし、A
Cジェネレータ42のケーシング43を蓋部材28とと
もにポルト44によって螺着せしめる。
バランスウェイト37,ワンウエイクラッチ33.ダン
パカップリング36はバランサケース5と蓋部材28と
の間の空間29に、ダンパカップリング41は蓋部材2
8とACジェネレータ42との間の凹部30に位置する
. バランサケース5に設けられた軸受27より右方に突出
したバランサシャフト25にはバランサドライブギア2
6をプライマリドリブンギア20と噛み合うよう嵌合し
、ワッシャ51を介してナット52により嵌着せしめる
ジョイント部材53をバランサシャフト25に組付けた
後、オイルシール57を組付けたホルダー56をバラン
サケース5の右側面所要位置に当接し、ジョイント部材
53を介してシャフト25との間に油路を形戒する.な
おホルダー56自体はバランサケース5にボルト5日に
よって螺着する。
各部材が一つに組合わされたバランサシャフト25,蓋
部材28,ACジエネレータ42を順次バランサケース
5の左側開口から装着していくので組立性に優れ、簡単
に組立てられ、かつ逆に取り外しも容易で保守管理にも
便利である。
特にACジェネレータ42を蓋部材28に着脱自在に設
けているので交換の際に極めて便利である。
大径のワンウエイクラッチ33がバランサシャフト25
の中央に設けられていても、その左右の小径の軸受27
,31がそれぞれ別体のバランサケース5と蓋部材28
にそれぞれ設けられ、組み合わせ構造となっているので
、組立.分解に支障は全くなく、かつ小径の軸受27.
31によりエンジンの回転数を高めることができる。
なお本実施例においては、油通路56cが形威されたク
ランクケース4とは別体のホルダー56を後から取付け
られるようにし、ジョイント部材53を介してバランサ
シャフト25およびACジェネレータ42のロータシャ
フト45にその軸中心に潤滑油を給油するようにしたの
で、高速回転時にも十分な給油量を確保することができ
る。
ホルダー56とバランサシャフト25との間にはジョイ
ント部材53を介装したので、高圧オイルの供給も可能
となり安定したオイル供給により耐久性も増すことがで
きる. 屍』レじ迎果 本発明は、バランスウェイトと始動系のクラッチを軸上
に設けてあるバランサシャフトおよび蓋部材を順次バラ
ンサケースに組付けていく構造であるので、組立性に優
れ、また逆の手順で取り外しも容易なのでメンテナンス
性にも優れている。
バランサシャフトを支持する2個の軸受は、各々別体の
バランサケースおよび蓋部材に設けられているので、バ
ランサシャフトに大径のクラッチが備えられても、組立
,分解に支障はなく、かつ軸受も小径のものが使用でき
るので、高速回転にも対応できる. バランサシャフトにクラッチを備え始動系を近接して設
けることが可能で、エンジンのコンパクトな設計ができ
る。
また蓋部材の外側にACジエネレー夕を着脱自在に設け
ることで、ACジェネレータの組付け、取り外しを容易
にすることができ、交換が簡単で組立性、メンテナンス
性を向上させることができ、またエンジンの小型化にも
寄与しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る一実施例のエンジンの側断面図、
第2図は駆動伝達系およびバランサ構造を断面で示す説
明図、第3図はバランサシャフト端部におけるホルダー
の断面図である。 1・・・エンジン、2・・・シリンダ、3・・・クラン
クケース、4・・・トランスミッションケース、5・・
・バランサケース、 10・・・クランクシャフト、11・・・プライマリド
ライブギア、12・・・バランサシャフト、13・・・
軸受、14・・・円筒回転体、15・・・バランスウェ
イト、16・・・バランサドライブギア、l7・・・メ
インシャフト、18・・・カウンタシャフト、19・・
・クラッチ.、20・・・プライマリドリプンギア、2
l・・・変速ギア、 25・・・バランサシャフト、26・・・バランサドラ
イブギア、27・・・軸受、28・・・蓋部材、29・
・・空間、30・・・凹部、31・・・軸受、32・・
・回転体、33・・・ワンウエイクラッチ、34・・・
ボルト、35・・・ギア、36・・・ダンパカップリン
グ、37・・・バランスウェイト、38・・・カップリ
ング支持部材、39・・・ワッシャ、40・・・ナット
、4l・・・ダンパカップリング、42・・・ACジェ
ネレータ、43・・・ケーシング、44・・・ボルト、
45・・・ロータシャフト、46・・・軸受、47・・
・カップリング支持部材、48・・・ワッシャ、49・
・・ナット、50・・・ジョイントパイプ、51・・・
ワッシャ、52・・・ナット、53・・・ジョイント部
材、55・・・0リング、56・・・ホルダー、57・
・・オイルシール、58・・・ボルト、59・・・Oリ
ング、65・・・スタータモータ、66・・・駆動軸、
67・・・軸受部、68・・・ケーシング、69・・・
支軸、70・・・リダクションギア、7l・・・リダク
シッンギア、 80・・・ 軸受.

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)バランスウェイトおよび始動系のクラッチを軸上
    に設けたバランサシャフトを、一方の側を開口したバラ
    ンサケースに同開口より収容し、バランサシャフトの一
    端をバランサケースに設けられた軸受に支承し、バラン
    サケースの開口を蓋う蓋部材に設けられた軸受によりバ
    ランサシャフトの他端を支承する構造を特徴とするバラ
    ンサシャフトの支承構造。
  2. (2)前記蓋部材の外側にバランサシャフトにより駆動
    されるACジェネレータを着脱自在に設けたことを特徴
    とする請求項1記載のバランサシャフトの支承構造。
JP14830089A 1989-06-13 1989-06-13 バランサシャフトの支承構造 Pending JPH0314943A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0559006U (ja) * 1992-01-17 1993-08-03 株式会社クボタ エンジンの回転バランサ軸の圧送式潤滑装置
JPH09280318A (ja) * 1996-04-09 1997-10-28 Kubota Corp 二軸バランサ付きエンジン
US10082119B2 (en) 2015-10-12 2018-09-25 Hyundai Motor Company Motor assembly for starting engine and driving balance shaft and method of controlling the same

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