JPH031362Y2 - - Google Patents

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JPH031362Y2
JPH031362Y2 JP1984058837U JP5883784U JPH031362Y2 JP H031362 Y2 JPH031362 Y2 JP H031362Y2 JP 1984058837 U JP1984058837 U JP 1984058837U JP 5883784 U JP5883784 U JP 5883784U JP H031362 Y2 JPH031362 Y2 JP H031362Y2
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JP
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film sheet
heater
center
cylindrical body
film
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  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
  • Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
  • Package Closures (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、製袋包装機、即ち包装用袋を成形し
ながら商品を袋詰めする包装機の改良に関する。
(従来技術) 一般に、各種商品の包装機としては、予め成形
された包装用袋を供給して該袋に商品を投入、密
封する給袋包装機と、包装用袋を自ら成形しなが
らその袋に商品を投入、密封する製袋包装機とが
あり、後者の包装機は通例次のように構成され
る。
即ち、この種の製袋包装機は、ロール受け部に
セツトされたフイルムロールから引き出されたビ
ニール等でなる帯状のフイルムシートを両側縁部
が中央部で重なり合うように折り畳む折り畳み装
置と、この折り畳まれたフイルムの重合部を熱溶
着して筒状体を形成するセンターヒータと、この
筒状体を幅方向に挾持して一定寸法づつ送ると共
に、該筒状体を切断し且つその切り口をシールす
る送り装置とを備えた構成とされる。そして、上
記送り装置が筒状体を一定寸法引き出している間
にその内部に被包装物が投入されると共に、該筒
状体の底部が送り装置に設けられたクロスヒータ
によりシールされ、またこれと同時に前回被包装
物が投入された筒状体が入口部をシールされると
共に接続部分から切り離されて、被包装物が袋詰
めされてなる商品として搬出されるようになつて
いる。
然して、上記センターヒータは、従来、折り畳
まれたフイルムシートが送り装置によつて送られ
ている間、連続的に該フイルムシートの重合部に
押し付けられて筒状体を形成するようになつてい
たのであるが、上記送り装置は、一般にモータに
よりクランク機構を介して駆動されるので、フイ
ルムシートを送る送り速度が一定せず、そのため
センターヒータの加熱温度を高くした場合は、送
り速度が遅くなつた時にフイルムシートが加熱さ
れ過ぎて一部が溶け出す等の不具合を生じ、或い
はこれと反対にセンターヒータの加熱温度を低く
した場合は、送り速度が速くなつた時にフイルム
シートが完全に溶着されないでシート不良が生じ
るなど、センターヒータの加熱温度のコントロー
ルが困難であつた。また、センターヒータをフイ
ルムシートに押し付けた状態で該シートを送るの
で、該シートの溶けた部分がセンターヒータに引
きずられ、これによつて仕上りが悪くなるのであ
る。
(考案の目的) 本考案は従来の製袋包装機における上記のよう
な問題に対処するもので、センターヒータ等のヒ
ータ手段のフイルムシートへの押し付けを間欠的
に行うようにして、ヒータ手段のフイルムシート
への一回の接触時間をフイルムシートの送り速度
に関係なく略一定とすることにより、送り速度が
遅い時に該シートが溶けたり或いは該速度が速い
時に溶着不良が生じる等の不都合を解消し、また
ヒータ手段がフイルムシートの溶けた部分を引き
ずることによる仕上り不良を防止することを目的
とする。
(考案の構成) 即ち、本考案に係る本考案に係る製袋包装機
は、フイルムロールをセツトするロール受け装置
と、該フイルムロールから引き出されたフイルム
シートを両側縁部が中央部で重なり合うように折
り畳む折り畳み装置と、この折り畳まれたフイル
ムシートの重合部に押付けられて該重合部を熱溶
着することにより筒状体を形成するヒータ手段
と、該筒状体を幅方向に挾持した状態でモータに
よりクランク機構を介して駆動されることにより
該筒状体を長手方向に送ると共に該筒状体を切断
し且つその切り口をシールする一対の挾持部材と
でなる送り装置とを有する構成において、送り装
置によつてフイルムシートが送られている間、上
記ヒータ手段をフイルムシートの重合部にオーバ
ーラツプが生じるタイミングで間欠的に押付ける
駆動手段と、該駆動手段によつて駆動されるヒー
タ手段の位置を検出するセンサと、送り装置によ
るフイルムシートの送りが停止した後、上記セン
サによつてフイルムシートの重合部から上記ヒー
タ手段の離反が検出された時に上記駆動手段を停
止させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、送り装置によつてフ
イルムシートが送られている間、該シートの重合
部にヒータ手段が間欠的に押付けられるので、該
ヒータ手段のフイルムシートへの接触時間はフイ
ルムシートの送り速度に関係なく略一定となる。
したがつて、ヒータ手段の加熱温度を上記一定時
間によつて確実にフイルムシートが溶着される温
度に設定しておくことにより、送り速度が遅いと
きにフイルムシートが加熱され過ぎて一部が溶け
出したり、送り速度が速いときに溶着が不完全と
なる等の不具合が回避される。また、ヒータ手段
が間欠的に押付けられるので、フイルムシートの
接合部を引きずることによる仕上がり不良が防止
される。
しかも、上記駆動手段によるヒータ手段の押付
けのタイミングは、上記重合部にオーバーラツプ
が生じるタタイミングであるので、非溶着部の発
生が生じることがなく、さらに送り装置によるシ
ート送りの終了後、ヒータ手段がフイルムシート
から離反した時点で駆動手段が停止されるので、
該ヒータ手段が押付けられた状態でフイルムシー
トの送りが停止することによる該シートの溶け出
し等が防止される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面基づいて説明す
る。
第1〜3図は、製袋包装機1の正面、側面、背
面を夫々示すものであつて、これらの図に示され
ているように、該包装機1は、中空箱状の機枠2
の上部後方に設けられたフイルムロール受け部1
0と、該機枠2の前面上部に設けられたフイルム
折り畳み部20と、該折り畳み部20の下方部前
方に設けられたセンターシール部30と、機枠2
内に設けられた駆動部50とを有する。
前記フイルムロール受け部10には、フイルム
ロールAを転動可能に支持するロール受け装置1
1が備えられているが、このロール受け装置11
は、第2図に示すように、機枠2の両側面におけ
る上部後方の隅部に夫々一端を2本のボルト1
2,12により固着されて、後方に平行に突設さ
れた一対の支持部材13,13と、両支持部材1
3,13間に回転自在に架設された3本のロール
受けローラ14…14と、同じく両支持部材1
3,13間に架設された案内ローラ15及びブレ
ーキ部材止着軸16と、該軸16に一端が止着さ
れ且つ他端に錘体17が取付けられた布等でなる
帯状のブレーキ部材18とで構成されている。そ
して、上記ロール受けローラ14…14上にフイ
ルムロールAが転動自在に載置されると共に、そ
の上方にブレーキ部材18が巻掛けられて錘体1
7が後方に垂下されることにより、該錘体17の
重量によるブレーキ力がロールAの上部周面にブ
レーキ部材18との摩擦抵抗として作用するよう
になつている。ここで、該ロール受け装置11に
おける一対の支持部材13,13を機枠2の両側
面に夫々固着している2本のボルト12,12は
機枠2の当該隅部に上下に並べて形成されたネジ
穴2a,2bに螺締されているが、該隅部には上
方のネジ穴2aの後方にもう一つのネジ穴2cが
形成され、2本のボルト12,12をネジ穴2
a,2cに螺締すれば、第2図に鎖線で示すよう
にロール受け装置11の全体が上方に突出する状
態にセツトされるようになつている。
一方、上記折り畳み部20には、機枠2の前面
上部中央に配置されたセンタープレート22と、
その両側方に配置された一対のサイドプレート2
3,23でなる折り畳み装置21が備えられてい
る。この折り畳み装置21におけるセンタープレ
ート22は、機枠2の上端部に横方向に架設され
た支持フレーム24にブラケツト25を介して前
面を正面に向けて固設されている。また、一対の
サイドプレート23,23は、第3図に示すよう
に上記ブラケツト25にネジ軸26を介して間隔
調節可能に支持されていると共に、正面視で下開
きに且つ平面視で後開きに傾斜した姿勢とされ、
且つ両両プレート23,23の前部はセンタープ
レート22の前方で交差するように下方に延長さ
れている。そして、この延長部23′,23″のう
ち手前に位置する延長部23′の下部には三角形
状の切欠き23a′が設けられ、また奥側の延長部
23″には横方向のスリツト23a″が設けられて、
該スリツト23a″の下方がヒータ受け部23と
されている。
そして、第4図に示すように後方のロール受け
装置11にセツトされたロールAから引き出され
たフイルムシートBの中央部B′をセンタープレ
ート22の上縁22aによつて下方に折り曲げる
と同時に、該シートBの左右両側部B″,B″を一
対のサイドプレート23,23の後部上縁23
a,23aによつて下方に折り曲げながら中央部
に寄せ、且つ両サイドプレート23,23の延長
部23′,23″の上縁23b′,23b″によつて両
側から寄せられた側部B″,B″を裏向けながらそ
の縁部を重ね合せるようになつている。この時、
手前側(図面上、右方)の延長部23′によつて
裏向けられた側部B″は該延長部23′の背面と奥
側(同、左方)の延長部23″の前面との間を通
過し、また奥側の延長部23″によつて裏向けら
れた側部B″は該延長部23″の背部からスリツト
23a″を通つて前方に出て来て、該スリツト23
a″の下方のヒータ受け部23の前面で両側の側
部B″,B″の縁部が重ね合せられる。尚、このよ
うにしてフイルムシートBが筒状に折り畳まれた
時、重ね合された側部B″,B″と中央部B′との間
に形成される中空部Cが上方に開口した状態とな
る。
また、上記折り畳み部20におけるヒータ受け
部23の前方に設けられたセンターシール部3
0は、第2図及び第5,6図に示すように、上記
フイルムシートBの折り重ねられた重合部を熱溶
着するセンターヒータ31と、該ヒータ31をフ
イルムシートBないしヒータ受け部23に間欠
的に押付けるセンターヒータ駆動装置32とから
構成されている。該センターヒータ駆動装置32
には、機枠2に固設された取付部材3に、ボルト
4,4により取付けられた平面視でT状のヒータ
支持ブラケツト33が備えられ、該ブラケツト3
3の一方の面にモータ34が取付けられて該モー
タ34の回転軸34aが該ブラケツト33の孔3
3aを貫通して他方の面側に突出されている。そ
して、該モータ34の回転軸34aには円板35
が固着されていると共に、該円板35に偏心状に
クランクロツド36の一端が連結され、また該ロ
ツド36の他端には、ブラケツト33の孔33
b,33bにガイドロツド37a,37aが嵌合
されてスライド自在に保持されたスライド部材3
7が連結され、該スライド部材37と、上記クラ
ンクロツド36と、円板35とでクランク機構が
構成されている。更に、このクランク機構によつ
て往復動される上記スライド部材37には連結プ
レート38を介してヒータホルダ39が固着さ
れ、該ホルダ39に上記センターヒータ31が装
着されている。これにより、モータ34が回転し
た時にクランク機構を介してセンターヒータ31
が前後動され、該ヒータ31が、第6図に鎖線で
示すように、ヒータ受け部23の前面を通過す
るフイルムシートBの重合部に間欠的に押付けら
れるようになつている。また、上記ブラケツト3
3にはセンターヒータ31の上下に位置する一対
のローラ40,40を軸支したローラ支持部材4
1がブラケツト33の孔33c,33cに挿通さ
れたロツド41a,41aを介して前後動可能に
支持され、ブラケツト33との間に装着されたス
プリング42,42によりローラ40,40がフ
イルムシートBの重合部をヒータ受け部23に
押し付けるようになつている。更に、上記モータ
34の回転軸34aに固着された円板35にはカ
ム43が一体形成されていると共に、該カム43
の回転によりON、OFFされるヒータリミツトス
イツチ44がブラケツト33に備えられている。
このスイツチ44は、モータ34の回転角から上
記センターヒータ31の前後位置を間接的に検出
し、フイルムシートBの送りが停止された時に、
該ヒータ31がフイルムシートBから離反した時
点でモータ34を停止させるように作用する。
一方、上記駆動部50には、第2,3図に示す
ように機枠2内の左右両側部に縦方向に架設され
た案内軸51,51にスライド可能に取付けられ
たスライド板52が備えられている。このスライ
ド板52の背面には、第3図に示すようにモータ
53と、該モータ53によつて歯車53a,54
aを介して回転駆動される駆動軸54とが備えら
れていると共に、該駆動軸54の一端に固着され
たクランクアーム55と、下端を該アーム55
に、上端を機枠2の上部内側面にに夫々連結され
た揺動リンク56とでクランク機構が構成されて
おり、上記駆動軸54ないしクランクアーム55
の回転によりスライド板52が上記案内軸51,
51に沿つて上下に往復動するようになつてい
る。ここで、上記揺動リンク56の下端のクラン
クアーム55との連結点は該アーム55に沿つて
移動可能とされ、これにより、スライド板52の
往復動のストロークが調節される。
また、第7,8図に拡大して示すように、スラ
イド板52の前面には平行な第1、第2挾持部材
57,58でなる送り装置59が備えられている
と共に、スライド板52の背面には上記駆動軸5
4上のカム60,61と、該カム60,61の回
転によつてスプリング62,63に抗して揺動さ
れる第1、第2レバー64,65とが配設されて
おり、第1レバー64の揺動により連結部材66
及びロツド67,67を介して第1挾持部材57
が前後動され、また第2レバー65の揺動により
ロツド68を介して第2挾持部材58が前後動さ
れて、両挾持部材57,58が第7,8図に実線
で示す開いた状態と鎖線で示す対接した状態とに
開閉動作されるようになつている。ここで、この
挾持部材57,58の開閉動作と上記スライド板
52の往復動作とは同期して行われ、往復動の上
死点から下死点への下降時には挾持部材57,5
8が閉じ、下死点から上死点への上昇時には該挾
持部材57,58が開くようになつている。ま
た、第1挾持部材57の第2挾持部材58との対
接面にはカツター69が装着されていると共に、
第2挾持部材58の対接面には上記カツター69
の上下対応位置に2本のクロスヒータ70,71
が平行に装着されている。尚、この実施例では第
1挾持部材57が上記ロツド67,67に固着さ
れた支持部材72に対して複数のボルト73…7
3を介して相対的に前後動可能に支持されている
と共に、該ボルト73…73に装着されたスプリ
ング73a…73aにより第2挾持部材58側に
付勢されて、該第2挾持部材58に弾力的に対接
するようになつている。
更に、上記スライド板52の前面下部には、第
1,2図に示すように前方に延びる商品搬出コン
ベア74が備えられている。このコンベア74
は、一対のサイドフレーム75,75と両フレー
ム75,75の前後端部間に軸支された従動ロー
ラ76及び駆動ローラ77と、両ローラ76,7
7間に巻架された複数のロープベルト78…78
によつて構成されている。そして、上記モータ5
3によりベルト79を介して駆動ローラ77が回
転されることにより各ロープベルト78…78が
X方向に走行するようになつているが、上記サイ
ドフレーム75,75の後端部がスライド板52
に突設されたブラケツト80,80に駆動ローラ
77の軸を中心に回動自在に取付けられ、第2図
に実線で示す前方に突出した位置と鎖線で示す機
枠2内に収納された位置とにセツト可能とされて
いる。また、スライド板52の前面上部には、上
下方向の補助コンベア81が備えられ、上記駆動
軸54によりベルト82、中間軸83、ベルト8
4を介して駆動されるようになつている。これに
より、上記ロール受け装置11を第2図に鎖線で
示す上方に突出する位置にセツトし、且つ商品搬
出コンベア74を同じく鎖線で示すように機枠2
内に収納される位置にセツトすれば、該包装機1
を後面が下方になるように横置きして使用するこ
とができる。
以上の構成に加えて、第3図に示すようにスラ
イド板52の背面には第1、第2リミツトスイツ
チ85,86が備えられている。これらのリミツ
トスイツチ85,86は駆動軸54に設けられた
スイツチ作動用カム87,88によつてON、
OFF動作されるようになつている。即ち、第1
リミツトスイツチ85は、スライド板52が上死
点又は上死点を若干過ぎた時期にONされて上記
送り装置59における第2挾持部材58のクロス
ヒータ70,71を通電させる。また、第2リミ
ツトスイツチ86は、スライド板52が上死点か
ら下死点まで移動する間、ONされて上記センタ
ーシール部30におけるセンターヒータ駆動装置
32のモータ34を通電させることによりセンタ
ーヒータ31を前後動させる。但し、上記モータ
34は該リミツトスイツチ86のOFF後、セン
ターヒータ駆動装置32におけるヒータリミツト
スイツチ44によりセンターヒータ31がフイル
ムシートBから離反したことを検出するまで回転
するようになつている。そして、上記クロスヒー
タ70,71の通電のOFF時期は第1図に示す
ように機枠2の正面に設けられた第1ダイヤル8
9により設定され、またその下方に設けられた第
2ダイヤル90により該クロスヒータ70,71
の通電電圧が調整されるようになつている。
次に上記実施例の作用を説明する。
先ず、第2図に示すようにロール受け装置11
にセツトしたフイルムロールAから引き出したフ
イルムシートBを折り畳み部20における折り畳
み装置21の各プレート22,23,23に沿つ
て筒状に折り畳んだ上で機枠2の前面に垂下さ
せ、これを送り装置59を構成する開状態にある
一対の挾持部材57,58の間に挿通した状態で
包装機1を作動させるものとする。この時、先ず
駆動部50におけるモータ53が作動して、駆動
軸54を介してクランクアーム55が回転される
ことにより、該アーム55と揺動リンク56とか
らなるクランク機構の作用でスライド板52が案
内軸51,51に沿つて上下に往復動(この場合
は上昇)を開始する。また、これと同時に上記駆
動軸54の回転によつてカム60,61の作用で
第1、第2レバー64,65が揺動し、スライド
板52が上死点に到達した時に一対の挾持部材5
7,58が閉じ、両部材57,58間に上記の筒
状に折り畳まれた状態で垂下されているフイルム
シートBが挾持される。
この状態で、挾持部材57,58はスライド板
52と共に下降を開始するのであるが、この下降
動作によりフイルムシートBが上記ロールAから
引き出されると共に、その間に該シートBは上記
折り畳み装置21を通過することにより第4図に
示すように筒状に折り畳まれ、更にセンターシー
ル部30のセンターヒータ31がモータ34の作
動により、折り畳まれたフイルムシートBにおけ
る両側縁部B″,B″の重合部に間欠的に押し付け
られて該重合部が熱溶着される。これにより、該
シートBから筒状体Dが形成される。そして、こ
の下降行程時に、筒状体Dの中空部Cには、人手
によるか或いは第1,2図に鎖線で示すように別
途装備された被包装物供給装置の投入シユート9
1から所定量の被包装物が投入されると共に、該
筒状体Dを挾持している挾持部材57,58のう
ちの第2挾持部材58に設けられたクロスヒータ
70,71が上死点過ぎから第1ダイヤル89に
よつて設定された時期まで通電されることによ
り、該筒状体Dにおける被包装物が投入された部
分の底部及び下方に垂下した部分の上部が熱溶着
され、且つ垂下した部分がカツター69により切
り離される。
このようにしてスライド板52ないし挾持部材
57,58が下死点まで下降すると、該挾持部材
57,58は上記カム60,61及びレバー6
4,65の作用によつて開動し、上記筒状体Dを
離すのであるが、この時、該筒状体Dの底部は上
記クロスヒータ70によつてシールされているの
で、被包装物が脱落することがなく、且つ切り離
された下方の部分が放出される。
次に、挾持部材57,58は開いた状態でスラ
イド板52と共に上昇を開始し、第9図1に示す
ように上死点で再び筒状体Dを挾持する。この場
合、筒状体Dに対する挾持位置は前回の挾持位置
よりスライド板52の往復動ストロークLに相当
する寸法だけ上方となり、両挾持位置間に前回の
下降時に投入された被包装物が封入されることに
なる。そして、第9図2に示すように挾持部材5
7,58がスライド板52と共に再び下降する間
に次回の被包装物が筒状体Dの挾持部材57,5
8より上方の部分に投入され、且つクロスヒータ
70,71によつて該筒状体Dにおける今回被包
装物が投入された部分の底部と前回被包装物が投
入された部分の上部が夫々シールされ、また両部
分がカツター69により切断されると共に、下死
点において挾持部材57,58が開いた時に、下
方の部分が被包装物を充填したパツクとなつて放
出される。
以下、同様のサイクルを繰り返すことにより、
被包装物が所定量づつ袋詰めされてなる商品が順
次製造され、搬出コンベア74によつて前方に送
り出されてくる。その場合に、筒状体Dないし包
装用袋の長手方向寸法は、駆動部50における揺
動リンク56のクランクアーム55に対する連結
点の位置を変えることにより任意に調節され、ま
た、この実施例では折り畳み装置21における一
対のサイドプレート23,23の間隔が調整可能
とされていることにより、包装用袋の幅方向寸法
も、フイルムシートBの幅との関係で一定の範囲
内で調整可能とされている。
然して、折り畳み装置21によつて折り畳まれ
たフイルムシートBの重合部を熱溶着するセンタ
ーシール部30においては、送り装置59を構成
する一対の挾持部材57,58が筒状に折り畳ま
れた状態で垂下されているフイルムシートBを挾
持して下方への送りを開始する時にONされる第
2リミツトスイツチ86からの信号により、セン
ターヒータ駆動装置32のモータ34の回転が開
始される。これにより、該モータ34の回転軸3
4aに固着された円板35、クランクロツド36
及びスライド部材37からなるクランク機構が作
動し、更に連結プレート38及びヒータホルダ3
9を介してセンターヒータ31が往復動されるこ
とにより、該ヒータ31がヒータ受け部23の
前方を通過するフイルムシートBの重合部に間欠
的に押し付けられることになり、該重合部が熱溶
着されて筒状体Dが形成される。
そして、スライド板52が下死点に到達し、挾
持部材57,58がフイルムシートBを離した時
に第2リミツトスイツチ86がOFF状態となつ
て、センターシール部30におけるモータ34が
停止されるのであるが、この時センターヒータ3
1がフイルムシートBに押付けられた状態である
と、該フイルムシートBが溶けてしまうことにな
る。しかし、センターヒータ31がフイルムシー
トBを押付けている状態では、これをカム43の
位置から検出するヒータリミツトスイツチ44が
ON状態となつており、このスイツチ44からの
信号によりモータ34の回転が維持され、センタ
ーヒータ31がフイルムシートBから離反した時
点で該モータ34の回転が停止される。これによ
り、センターヒータ31がフイルムシートBに押
付けられた状態で該シートBの送りが停止される
ことによる上記の問題が防止されることになる。
ところで、送り装置59によつて送られるフイ
ルムシートBの送り速度は、送り装置59が上死
点及び下死点付近にある時は遅く、その中間付近
では速くなる。従つてセンターヒータ31を連続
的にフイルムシートBに押付けた場合、ヒータの
加熱温度を高くすると、送り速度の遅い時にフイ
ルムシートが溶け、或いはこれを防止するためヒ
ータの加熱温度を低くすると、送り速度の速い時
に溶着不良が生じるのである。しかし、上記のよ
うにセンターヒータ31はフイルムシートBに間
欠的に押付けられ、該センターヒータ31とフイ
ルムシートBとが接触している時間がフイルムシ
ートBの送り速度に関係なく略一定の時間となる
ので、この一定の時間によりフイルムシートが熱
溶着できるようにセンターヒータ31の加熱温度
を設定しておけば、フイルムシートが溶けたり或
いは溶着が不十分となる等の問題がなくなり、常
に確実且つ良好に溶着できるようになる。また、
センターヒータ31が押付けられたままフイルム
シートが送られる場合のように、該シートの溶け
た部分が引きずられるといつたことがなくなり、
溶着部の仕上りが良好になる。
尚、センターヒータ31をフイルムシートBに
押付ける周期及び該ヒータ31のシート送り方向
の寸法l(第5図参照)は、送り速度が最も速く
なる時でも間欠的に溶着される溶着部間に隙間が
生じないように、即ち常にオーバーラツプしなが
ら溶着されるように設定されている。
(考案の効果) 以上のように本考案は、包装用袋を形成しなが
ら該袋に被包装物を投入、密封する製袋包装機に
おいて、フイルムシートの重合部を接合して筒状
体を形成するヒータ手段を該重合部に間欠的に押
付けることにより、該ヒータ手段のフイルムシー
トへの押付時間を、クランク機構を介して駆動さ
れる送り装置によるフイルムシートの送り速度に
関係なく略一定としたので、従来のセンターヒー
タを押付けながらフイルムシートを送る場合のよ
うに、ヒータの加熱温度を高くした場合に、フイ
ルムシートの送りが遅い時に該シートが溶けた
り、或いはこれを防止するためヒータの加熱温度
を低くした場合に、フイルムシートの送りが速い
時に、溶着が不十分となるといつた問題が解消さ
れ、また上記ヒータ手段の押付けのタイミング
は、上記重合部にオーバーラツプが生じるタイミ
ングであるので、非溶着部の発生が生じることが
なくなつて、常に確実にフイルムシートが溶着さ
れると共に、さらに送り装置によるシート送りの
終了後にヒータ手段がフイルムシートから離反し
た時点で該ヒータ手段を駆動する駆動手段が停止
されるので、該ヒータ手段が押付けられた状態で
フイルムシートの送りが停止することによる該シ
ートの溶け出し等が防止されることになつて、従
来に比較して溶着部の仕上がりが良好になる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1〜3
図は製袋包装機の全体正面図、同側面図及び同背
面図、第4図は折り畳み装置の拡大斜視図、第
5,6図はセンターヒータ周辺の拡大側面図及び
平面図、第7,8図は夫々第3図−線、第2
図−線で切断した送り装置周辺の拡大縦断側
面図、及び拡大横断平面図、第9図1,2は作用
を示す要部概略正面図である。 1……製袋包装機、11……ロール受け装置、
21……折り畳み装置、31……ヒータ手段(セ
ンターヒータ)、32……駆動手段(センターヒ
ータ駆動装置)、34……モータ、36……クラ
ンクロツド、44……センサ(ヒータリミツトス
イツチ)、53……モータ、55……クランクア
ーム、56……揺動リンク、57,58……挾持
部材、59……送り装置、A……フイルムロー
ル、B……フイルムシート、D……筒状体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フイルムロールをセツトするロール受け装置
    と、該フイルムロールから引き出されたフイルム
    シートを両側縁部が中央部で重なり合うように折
    り畳む折り畳み装置と、この折り畳まれたフイル
    ムシートの重合部に押付けられて該重合部を熱溶
    着することにより筒状体を形成するヒータ手段
    と、該筒状体を幅方向に挾持した状態でモータに
    よりクランク機構を介して駆動されることにより
    該筒状体を長手方向に送ると共に該筒状体を切断
    し且つその切り口をシールする一対の挾持部材と
    でなる送り装置とを有する製袋包装機であつて、
    送り装置によつてフイルムシートが送られている
    間、上記ヒータ手段をフイルムシートの重合部に
    オーバーラツプが生じるタイミングで間欠的に押
    付ける駆動手段と、該駆動手段によつて駆動され
    るヒータ手段の位置を検出するセンサと、送り装
    置によるフイルムシートの送りが停止した後、上
    記センサによつてフイルムシートの重合部から上
    記ヒータ手段の離反が検出された時に上記駆動手
    段を停止させる制御手段とが備えられていること
    を特徴とする製袋包装機。
JP1984058837U 1984-04-20 1984-04-20 製袋包装機 Granted JPS60171803U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11130006A (ja) * 1997-10-24 1999-05-18 Ishida Co Ltd 製袋包装機
EP1050460A1 (en) 1999-04-07 2000-11-08 Ishida Co., Ltd. Packaging system with improved flow of articles
JP2007284101A (ja) * 2006-04-17 2007-11-01 Duplo Corp 包装装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5336393A (en) * 1976-09-13 1978-04-04 Toyo Kk Method of automatically packing noodle and similars

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