JPH0571443B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は包装、特に袋詰めされたバツグ（パツ
ケージ）をつくるのに用いられるバツグ製造、充
填、および密封（シール）する製袋充填機に関す
る。

従来の技術 米国特許第4043098号、第4136505号、および第
4291520号には紙チユーブをそれが機械中を進行
するときバツグにし、同時にそれに物品を詰めて
封じる機械が示されている。

発明が解決しようとする課題 これらの従来の機械の欠点の１つは、バツグの
製造中に製品をパツケージの中心に位置させるこ
とができないこと、またはバツグの中心にほとん
ど触れる深いひだをつくり、所望のときには内容
物をひだの一側、すなわち中心にあるひだとバツ
グの一面との間に維持することができないことで
ある。従来の装置はまた、充填したバツグを横方
向に折り重ねたり液体と固体とのような２つの異
なる物品を同時に充填したりすることができな
い。

〔発明が解決しようとする課題〕

したがつて、本発明は上述の問題点に鑑みて成
されたものであり、例えば、第４図に示されるよ
うに、シート材料をチユーブ状に形成してから物
品を収容するバツグ３８を得るものである。この
ために、バツグ３８の中心に殆ど触れる程の深い
ひだ３８ｂ，３８ｄを形成し、下端縁部９６ａと
上端縁部をシールし、かつ第１横断線９４ａに沿
うように折り曲げることにより、第１６図に示さ
れるような略扁平な製品を得る一方、該製品に対
して外部から熱、電子線などを与えてることによ
りバツグ３８内の物品が膨張して、該膨張により
方形底面を有するバツグとなるように変形可能に
する製袋充填機を目的にしている。

また、第１の物品と第２の物品をバツグ３８内
に導入する際に、物品同士が互いに混ざることが
ないようにし、かつ各物品の所定量分を決められ
た位置に対して正確に安定供給する製袋充填機を
提供することを目的としている。

〔課題を達成するための手段〕及び〔作用〕 上述の課題を解決し、目的を達成するために、
本発明の製袋充填装置は、鉛直方向に沿うように
形成されてなり、連続形成されるバツグ内に順次
に物品を投入して充填し、かつ密閉する製袋充填
機において、可撓性の梱包材料のシート材料を用
いて上方から下方に延設するとともに、上方に開
口したチユーブを形成させるチユーブ形成手段
を、シート材料の搬送の長手方向に沿う縁部を重
ね合わせつつ上方から下方に送ることで、縦方向
に連続する合わせ目を形成する合わせ目形成部
と、合わせ目をシールするシール部と、シール後
に形成されるチユーブの前後表面を形成するチユ
ーブ形成板部と、チユーブの所定部位を外側から
押圧することによりチユーブ形成板部で挟まれる
空間において、内側縦方向に向かうひだを形成す
るひだ形成ブレード部とから構成し、チユーブの
上端部並びに下端部とをシールして各バツグを形
成するバツグ形成手段と、チユーブに形成された
前後表面を各バツグの上下端部間に設定される第
１横断線に沿うように押圧して横断合わせ目を形
成する横断合わせ目形成手段と、連続する各バツ
グをチユーブから切断する切断手段と、チユーブ
から各バツグが切り離される前に、物品を各バツ
グ内に移送する移送手段であつて、移送手段は、
バツグの前後面が互いに押圧された状態におい
て、物品を各バツグの第１横断線の近傍上方に導
入する導入部をさらに設けており、シート材料を
チユーブ状に形成してから物品を収容するバツグ
を得るようにしている。

また、好ましくは、折曲縁部と、該折曲縁部の
近傍に設けられる湾曲部と、平面部とを有してな
り所定回転されるバツグ折りブレードを備えたバ
ツグ折り畳み手段であつて、バツグ折りブレード
の折り曲げ縁部は所定回転によりバツグ折りブレ
ート近傍に位置されるバツグの一部を変形させて
バツグを折るとともに、平面部位は湾曲部ととも
に折られたバツグの一部を下方に案内し、案内さ
れたバツグを下方に駆動する駆動ローラとを具備
したバツグ折り畳み手段をさらに具備して、バツ
グの中心に殆ど触れる程の深いひだを形成し、下
端縁部と上端縁部をシールし、かつ第１横断線に
沿うように折り曲げて略扁平な製品を得るように
して、製品に対して外部から熱、電子線などを与
えてることによりバツグ内の物品が膨張して、該
膨張により方形底面を有するバツグに変形可能に
している。

また、好ましくは、各バツグが切り離される前
に物品を各バツグ内に移送する移送手段は、所定
量分の第１の所定物品を放出するデイスペンサー
と、間隔を保持して設けられるチユーブ成形板間
において下方に延設される物品移送チユーブであ
つて、デイスペンサーから物品を受け取り、バツ
グの前後面が互いに押圧された状態において、物
品を各バツグの第１横断線の近傍上方に導入する
一方、移送手段は、第２の所定物品を第１の物品
とは独立して各バツグの第１横断線の近傍上方に
導入する物体移送手段をさらに具備してなり、第
１の物品と、第２の物品をバツグ内に導入する際
に、物品が互いに混ざることがないようにし、か
つ各物品の所定量分を決められた位置に対して正
確に安定供給するように働く。

実施例 次に図を用いて本発明の実施例を説明する。

第１および２図に本発明の形成、充填、および
シールパツケージング機械の一実施例を示す。機
械１０は通常の構成の支持枠１２，１２ａ，１２
ｂ（部分だけを示す）を含む。静止支持板２２の
穴２１に近づくと落下するようになつた一定の体
積の物品２０を保持するようになつた複数の間隔
をとつたコンパートメント１８を持つデイスペン
サ１６が鉛直軸１４に連続回転するように取付け
られている。物品２０は通常粒状または粉状固体
材料または他の自由に流れる固体である。

支持体２２はじようご２４上にそれと整合した
穴２１を持つ円形の板である。支持板２２が回転
して順次の各コンパートメント１８が穴２１を通
ると、その中の物品は下端が枠１２に支持された
じようごの上向きに開いた口の中に落下する。デ
イスペンサ１６は通常のものである。他の任意の
デイスペンサも使用できる。

中空の円筒形の物品供給チユーブ２７を含む案
内２６を形成する紙チユーブがじようご２４と連
通してそれから下向きに延びている。

紙チユーブの下端に紙供給素材３７からつくら
れた各バツグ３８（第３，４図）に対向面３２，
３４をつくる平行な紙案内面２８ａ，３０ａをそ
れぞれ画定する２つの縦方向に延びる平行な前後
の形成板２８，３０が設けられている。形成板の
上端４０，４２は紙素材３７が引き裂かれるのを
防止するためになめらかな丸い形になつている。
形成板は３つの鉛直方向に間隔をとつただいたい
長方形のスタンドオフ（隔離材）２９によつてチ
ユーブ２７上に支持されている。各スタンドオフ
にはチユーブ２７用の穴があり、チユーブ２７に
溶接されており、スタンドオフの両端は形成板に
溶接されているが、形成板２８は形成板３０より
チユーブ２７から遠く離れている。板２８の下端
はチユーブ２７の方へ曲つていて一様な巾を持つ
ているが、板３０はまつすぐでチユーブの軸線に
平行で、下端の側縁３０ａ，３０ｂは収束してい
る。板２８，３０は下端から鉛直に上向きに延び
るスロツト２８ｃ，３０ｃを持つている。各スロ
ツト２８ｃ，３０ｃはチユーブ２７と巾がほぼ同
じで、板２８，３０の下端にチユーブ２７の両側
にそれぞれ２またはなつた部分２８ｄ，３０ｄを
つくる。液体供給パイプ４５，４７の放出端４
４，４６もチユーブ２７の両側にある。これらの
パイプは液化シヨートニングのような種々の液体
を供給するのに用いられ、この液体は新しくつく
られたバツグ３８内で固体物品２０と混合される
が、それまでは物品２０とは接触されない。油が
枠１２に取り付けられた、電気的にタイミングを
とつた電磁的に作動される供給弁５０によつて供
給される。のぞきスロツト２８ｃはオプシヨナル
である。

紙供給素材すなわち紙ストリツプまたはウエブ
の前進と形成とを第１〜４図を用いて次に説明す
る。

第１，２図に示すように、紙ストリツプ３７は
供給ロール（図示しない）から遊びローラ５２，
５４をよぎつて連続体として供給される。便宜的
に本明細書で「紙」と呼ぶものは紙でもたわみ性
プラスチツクでも、それらの積層物でもよい。紙
ストリツプはそれから縁部５８が重ね合わされた
紙チユーブ５７をつくるために公知の通常の構成
の金属形成カラー５６上を通す（第１図）。紙チ
ユーブ５７はローラＲに乗つたベルト６０，６２
を含む、断続的にモータで駆動される平行な対向
した多孔性のコンベヤで前進させられる。ベルト
は内部の真空箱６３，６４による真空の効果によ
つて紙チユーブ５７に係合する。コンベヤは横方
向に間隔をとつた静止弁１２ａ，１２ｂ上に支持
され、運転中は断続的に操作されるクラツチ７２
を含む軸７０を介在させて駆動モータＭで駆動さ
れる。このようにして紙を、導線７６でクラツチ
７２に、導線８０によつて光電池７８に接続され
た電気的制御装置７４によつて設定されたタイミ
ングをとつた間隔で前進させる（第１図）。動作
を説明すると、光電池７８が紙ストリツプ３７上
のタイミングマークを検出し、それによつてクラ
ツチを入れたり切つたりして各順次のバツグがそ
の切断点に達したときの紙の送りを間欠的に停止
させる。コンベヤは通常のもので、米国特許第
4136505号に記載のものでよい。

縁部５８において縦方向のシール、好ましくは
熱シールが、枠１２に適当に接続されたブラケツ
ト８４によつて支持された加熱された縦方向のシ
ール形成バー８２によつてつくられる。バー８２
の構成と操作とは通常のものである。

バツグ３８は、下端が形成板２８，３０の下端
の間に延びて紙をそれらの間の領域に引き入れる
鉛直の、横方向に間隔をとつた傾斜したひだをつ
くるブレード８６，８８によつてつくられたひだ
３８ａ，３８ｂ（第４図）を含む。ブレード８６，
８８はブレードのスロツトを貫通するボルト８９
によつて支持され、精密な位置決めができる。重
ね合わせ部５８とは反対側の対向した板３０は下
縁３０ｄがテーパ状になつているので、バツグ３
８の対応した面３２は反対面３４により狭くな
る。これによつてバツグ３８の全巾よりいくぶん
巾の狭い、物品を蓄えるポケツト９０（第３図）
を持つバツグが得られ、物品をよりよく見ること
ができ、化学製品または食品のような物品がバツ
グ内で、ひだが開くと、ポケツト９０の何倍も大
きな体積に膨張することができるという技術的な
利点がある。物品供給チユーブ２７にはその下端
に前面の平らで傾斜した壁２７ａとそれと並んだ
後面のスロツトすなわち切断部２７ｂとがある。
このようにして傾斜した壁２７ａは製品２０を後
面のスロツト２７ｂを通つて偏向させてチユーブ
２７の横の物品を蓄えるポケツト９０に入れる。

操作の間カーブした前面の第１形成板２８とま
つすぐな後面の第２形成板３０との間の相互作用
によつて紙チユーブをバツグの後面にポケツト９
０をつくる十分な空間を与えながら直線上を下向
きに移動させる。横方向のシールと切断とを次に
第１，２図を用いて説明する。図示のように１対
の分離できる横方向に並んだ連携したジヨー９
１，９２を設ける。これらのジヨーは枠１２上に
支持されて公知の構成の適当な空気圧または電気
的駆動装置によつて一緒にまたは別々に動かされ
る。

ジヨーの独特なシールおよび形成部の構成を次
に上から下に向けて説明する。

頭にオプシヨナルな下部物品定位シール９４ａ
をつくる１対のオプシヨナルな物品定位バー９４
がある。

次にひだシール９５ａをつくる１対のひだシー
ルバー９５がある。この特別の内部ひだシール９
５ａはひだを隣接したパネルにシールするのにき
わめて有利である。これによつて、自動的に開
き、そうでなければバツグの底端シールのところ
で閉じられるひだ端によつて妨害されない特有の
方形底バツグが得られる。その代り、ふくらまさ
れたときバツグの平らな底に合致して底において
横方向に延びるようにひだを折る。この特別のひ
だシールはまたバツグの底を強化し、頭が確実に
底よりもつと容易に開く（特願昭59−166669号）。
シール９５ａの下方にバツグ底シール９６ａをつ
くるバツグ底シールバー９６がある。

次に好ましくはジヨーが閉じた直後にバツグを
切断するように適切に作動するバツグ切断ナイフ
９７がある。

次に、前のシーリングサイクルにおいて底がシ
ールされたバツグの頭をシールする１対の頂部シ
ールバー９８がある。

次にバー９８の下方にバツグの頂部をすぼませ
るのに用いるスポンジゴムパツド１００のような
弾性部材があり、最後にオプシヨナルな頂部物品
定位シール１０２ａをつくるオプシヨナルなシー
リングバー１０２がある。シール９４ａ，１０２
ａは一緒になつて物品をバツグの中央にする。こ
れらのうちシール１０２ａは充填作業の間物品を
上方に、すなわち底シール９６ａから離して保持
するのに用いることができるので、それは最も重
要なように思われる。すべてのシーリングバーは
金属でつくり、それらをたとえば93℃（200〓）
に保つ電気ヒータを含むことができる。ベルト６
０，６２の停止の瞬間に対応してタイミングをと
つた間隔でジヨーを開閉するのに任意の適当な公
知の駆動装置を用いることができる。

次に第１，２，１１〜１４図を用いてバツグ折
重ね装置の一実施例を説明する。直立枠部材１２
ｄ，１２ｅにバツグを下向きに動かす方向に回転
する軸１１０ａ，１１２ａで支持された２対のバ
ツグ前進ローラセツト１１０，１１２が取り付け
てある。ローラ１１０，１１２の間にバツグと係
合する前端１１５を持つ可動の折重ね用ブレード
１１４がある。カーブしたバツグ折重ね部１１６
がローラ１１０，１１２の間に延びる面によつて
画定されるバツグの運動軸の方に延びる。折重ね
部１１６はブレード１１４が図示の通常の静止実
線位置にあるときローラ１１０，１１２の面内に
ある平面でできた案内部１１８から延びている。
このブレードは枠１２ｄ，１２ｅに回転できるよ
うに支持された軸１２２に取り付けられた支持ア
ーム１２０に付り付けられている。軸１２２はク
ラツチ１２４を介して、モータＭに結合されたチ
エーン／スプロケツト装置１２６に接続されてい
る。クラツチ１２４はクラツチ７２がはずれたと
きだけ自動的にはまり、軸１２２とブレード１１
４とを360゜回転させ、ローラ１１０，１１２が再
び回転を開始する前に停止させるように構成され
ている。その結果、360゜の回転の終りに近づいた
とき、ブレード１１４のバツグを偏向させる前縁
１１５は静止バツグの下端を打ち、それを図で左
方に動かさせる。このことはブレード１１４が第
１２図の点線位置にあるとき起こる。それからロ
ーラ１１０，１１２が回転を再開してバツグを下
向きに動かさせる。バツグの下端はカーブしたバ
ツグ折重ね部１１６によつて上方に保持されてい
るので、第１３図に点線で示すバツグの下端は下
部の物品定位シール９４ａに対応した線に沿つて
上向きに折り重ねられる。

それからブレードの部分１１８を案内として下
向きの運動が続行されるので、折重ね部９４ａは
ローラ１１２の間にはいり、折り目ができる。バ
ツグはそれからＶ字形のトラフ１８０（第１２
図）のような容器中に落下する。最後の折り曲げ
１３１は手でまたは所望のときには任意の公知の
方法で自動的に行なうことができて、端部１３
２，１３４が物品ポケツト９０がある中央部１３
６上に折り重ねられた完成したパツケージが得ら
れる（第１５，１６図）。

このようにして巾がバツグ３８の巾より狭い、
物品で満たされたポケツトが中央にあるコンパク
トなパツケージがつくられる。また、中央に延び
るひだはバツグが膨れるまではひだのポケツト９
０と反対側のバツグの部分からポケツト９０を分
離することもわかる。

第１，２図に点線で示すバツグ折り曲げ装置１
３８（第１１〜１４図）はオプシヨナルである。
他のバツグ折り曲げ装置を次に第１７図を用いて
説明する。第１７図に１対の水平に並んだ連携し
た可動ジヨー１５０，１５２を示す。これらのジ
ヨーは全体的に第１，２，３図で説明したジヨー
と類似で、対応した部品には同じ参照番号をつけ
てある。これらの間の或る程度の違いを次に説明
する。

下側物品定位シール、底ひだシール、バツグ底
シール、および最下バツグの頂部シールをつくる
ジヨーをそれぞれ番号９４，９５，９６、および
９８で示す。バツグ底シーリングジヨー６とバツ
グ頂シーリングジヨー９８との間に可動切断ブレ
ード９７がある。これはジヨーが閉じたときの運
転の間に図示の位置からへこみ９７ａ内に動き、
順次の各バツグを直前のバツグから切り離す。

運転の間にジヨーは上記の一般型の形成、充
填、およびシール機械に通常用いられる型の任意
の適当な駆動装置によつてバツグを間に狭んで互
いの方に動かされて係合する。ジヨーを閉じる機
能のタイミングは第１図の制御装置７４のような
適当な電気的制御装置によつて調整される。各ジ
ヨー１５０，１５２にブラケツト１５４が頂部シ
ーリングジヨー９８の下に取り付けられている。
各ブラケツトはジヨー間の係合面の方に延び、下
方に突き出たレツグ部１５６を含む。レツグ部１
５６にはジヨー１５０に対してはフオームラバー
シート１５８，１６０が、ジヨー１５２に対して
はフオームラバーシート１６２，１６４が取り付
けてある。ジヨー１５０，１５２が互いに近づく
と、それらは物品を含むバツグ３８のポケツト９
０に両側から係合して圧力を加え、物品の周囲の
空気を押し出してバツグをしぼませる。このよう
にしてバツグから空気を押し出すことにより完成
したバツグは第１５，１６図に示す状態に信頼性
をもつて折りたたむことができる。

第１７図からわかるように、右側のブラケツト
のレツグ部１５６の下端には中央の方に延びた水
平な部分１７０があり、それにはその中央端に曲
がり１７２がある。曲がり１７２からブラケツト
は下および中心の方に傾斜して延びて自由下端１
７４で終る案内または偏向板１７３となる。中間
の水平部１７０は短距離、たとえば2.5ままたは
3.8cm（１または1.5インチ）しぼませ部材１６２
から中央の方へ延びる。

運転中、ジヨー１５０，１５２が中央の方へ動
いて新しくつくられた紙バツグに接触すると、ジ
ヨー９４によつて底の一時的シールまたは物品定
位シールがつくられ、ジヨー９５によつてひだが
バツグ面の下部にシールされる。バツグの底はジ
ヨー９６でシールされ、それからバツグはナイフ
９７で切断される。同時にジヨー９８が次の下の
バツグに係合してその頂縁をシールする。すべて
のジヨー９４，９５，９６，９８には適当な内部
電気ヒータ１７５がある。

バツグがこのようにシールされている間に弾性
フオームラバーのしぼませシート１６０，１６２
がバツグの中央部の両側を軽く押してそこに含ま
れている空気はすべてバツグの頭から上向きに追
い出す。しぼませ部材１６２は中央の方にいくぶ
んジヨーの縁を越えて延び、ジヨーが完全にシー
ルする前にバツグ３８から空気を追い出すことに
注意されたい。このようにして頂部シールがつく
られる前に空気は確実にバツグから逃げ始める。
ジヨーが合わさると案内または偏向板１３および
曲がり１７２は物品ポケツト９０の下のバツグの
下部を打つ。水平部１７０と曲がり１７２は物品
定位シール９４ａと同じ高さに置かれる。その結
果、偏向板１７３と曲がり１７２との接触によつ
てバツグの下部１３２は第１７図で左方に多少と
も水平位置に押される。それからジヨーが急速に
開くと、最下のバツグはだいたいＶ字形のトラフ
１８０中に自由に落下する。トラフの側壁はバツ
グ３８の下端部１３２を下部物品定位シール９４
ａと一致する横方向の線から上向きに折つて保持
する。このようにして弾性のすぼませ部材１６０
は偏向板１７３の上端が下部物品定位シールにお
いてバツグを折るときバツグの中央部を静止させ
て保持するバツクアツプ部材として働き、バツグ
がジヨーから自由落下するときバツグの下端部１
３２を持ち上げられた位置にするので、下端部１
３２はＶ字形トラフ１８０に係合して上向きに折
り曲げられる。この実施例においては前に説明し
たバツグ折りたたみ装置のすべての可動部は除去
されたことがわかる。さらに、この実施例におい
てはオプシヨナルな上側物品定位シールはつくら
ないので、対応した上側物品定位シールバー１０
２は存在しないが、所望なら設けることができ
る。

ジヨーは種々の材料でつくることができるが、
スチールジヨーが好ましい。第１７図に最もよく
示すジヨー９４はストリツプ状の突き出たジヨー
部材１９０を含み、それは対向したジヨーのみぞ
１９２にはまる。この手段によつてそれらの間に
係合した紙はシールされると同時に折り曲げられ
る。この手段はバツグを一時的シールライン９４
ａに沿つて折り曲げるのを助ける。

第５，６，７図に示すチユーブ形成装置は前後
が形成される方形型が好ましい。所望なら円型の
ものでもよい。その場合はチユーブはひだがつく
られる前の最初には円形である。形成されるチユ
ーブは少なくとも最初には一般に方形であるが、
「チユーブ」という用語は広義に用いられ、方形
または円筒形または任意の他の特定の形のチユー
ブに限定されるものと見なすものではないことに
注意されたい。用語「鉛直」、「水平」、「前方」、
「後方」、「たれ下つた」、または幾何学的または特
別の関係を表わす類似の用語は便宜のために用い
たものであつて、発明を限定するためのものでは
ない。

縦方向のシーラ８２は電気的に加熱されたバー
シーラまたはベルトシーラを含むことができる。
しかしいずれの場合でも、紙の過熱や場合によつ
ては発火を防止するために機械が停止されたり紙
が前進されないとき、加熱されたシーリングバー
を紙から引つ込める適当な引つ込め装置を設ける
のが好ましい。縦方向のシーラ８２の構成と作動
とは前記の特許の任意のものに記載されたもので
よい。そのタイミングはその作動が機械の他の機
能と同期するように制御装置７４によつて制御さ
れる。

上記の説明から、本発明の改良パツケージング
機械によつて、紙、積層紙、または他のたわみ性
パツキング材料から、出荷すべき物品を中に保持
した、ひだの間の、好ましい実施例においてはバ
ツグの両縁間の巾よりも小さい、バツグの中央の
ポケツトのある高度に効果的なひだ付きパツケー
ジが得られることは明らかである。バー９４，１
０２によつてつくられる物品定位シールはパツケ
ージされた物品をポケツト９０内に効果的に保持
し、それがバツグの両端に移るのを防止する。さ
らに、別の液体供給パイプ４５，４７は固体物品
２０がバツグに入れられるのと同時に信頼性をも
つて液体をバツグに入れ、バツグにはいるまでは
固体と液体とは混合されない。このようにして固
体と液体とはバツグの中だけで混合する。また、
物品収容ポケツトの上下縁における横方向の折り
目線に沿つてバツグを横方向に折り曲げる手段お
よび各順次のバツグからそれらをシールする直前
に空気を頭から追い出す手段を設ける。

〔発明の効果〕

以上説明のように、本発明によれば、シート材
料をチユーブ状に形成してから物品を収容するバ
ツグを得る際に、バツグの中心に殆ど触れる程の
深いひだを形成し、下端縁部と上端縁部をシール
し、かつ下端縁部と上端縁部の間の横断線に沿う
ように折り曲げることにより、略扁平となる製品
を得ることができる。

また、一方、製品に対して外部から熱、電子線
などを与えてることによりバツグ内の物品が膨張
して、該膨張により方形底面を有するバツグとな
るように変形可能にする製袋充填機を提供するこ
とができる。

そして、第１の物品と、第２の物品をバツグ内
に導入する際に、物品同士が互いに混ざることが
ないようにし、かつ各物品の所定量分を決められ
た位置に対して正確に安定供給する製袋充填機を
提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の正面立面図である。
第２図は第１図の側立面図である。第３図はたわ
み性パツケージング材料の一部に係合した横方向
シーリングジヨーの一部の断面図である。第４図
は形成および充填機械中において充填が行なわれ
る点におけるバツグの概略斜視図である。第５図
はチユーブ形成案内および関連装置の拡大正面立
面図である。第６図は第５図の案内の側立面図で
ある。第７図は案内の背面図である。第８図は第
６図の線８−８に沿つた断面図である。第９図は
第６図の線９−９に沿つた断面図である。第１０
図はチユーブ形成装置の下端の斜視図である。第
１１図はバツグ折重ね装置の第１図より拡大した
正面図である。第１２図はバツグ折り重ねの第１
段階における折重ね装置の側面図である。第１３
図は折り重ねの後の段階における第１２図に類似
の図である。第１４図は折り重ねの最終段階を示
す図である。第１５図は折り重ねられたバツグの
前面の斜視図である。第１６図は折り重ねられた
バツグの後面の斜視図である。第１７図はジヨー
の他の実施例の側面図である。 １０…パツキング機械、１２，１２ａ，１２ｂ
…支持枠、１５…モータ、１６…デイスペンサ、
１８…コンパートメント、２０…物品、２１…
穴、２７…製品供給チユーブ、３７…紙供給素
材、３８…バツグ、５０…供給弁、７４…制御装
置、７８…光電池、９０…ポケツト。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 鉛直方向に沿うように形成されてなり、連続
   形成されるバツグ内に順次に物品を投入して充填
   し、かつ密閉する製袋充填機において、 ａ 可撓性の梱包材料のシート材料を用いて上方
   から下方に延設するとともに、上方に開口した
   チユーブを形成させるチユーブ形成手段を、 前記シート材料の搬送の長手方向に沿う縁部
   を重ね合わせつつ上方から下方に送ることで、
   縦方向に連続する合わせ目を形成する合わせ目
   形成部と、 該合わせ目をシールするシール部と、 前記シール後に形成されるチユーブの前後表
   面を形成するチユーブ形成板部と、 前記チユーブの所定部位を外側から押圧する
   ことにより前記チユーブ形成板部で挟まれる空
   間において、内側縦方向に向かうひだを形成す
   るひだ形成ブレード部とから構成し、 ｂ 前記チユーブの上端部並びに下端部とをシー
   ルして前記各バツグを形成するバツグ形成手段
   と、 ｃ 前記チユーブに形成された前記前後表面を各
   バツグの前記上下端部間に設定される第１横断
   線に沿うように押圧して横断合わせ目を形成す
   る横断合わせ目形成手段と、 ｄ 連続する各バツグを前記チユーブから切断す
   る切断手段と、 ｅ 前記チユーブから前記各バツグが切り離され
   る前に、物品を各バツグ内に移送する移送手段
   であつて、該移送手段は、バツグの前記前後面
   が互いに押圧された状態において、物品を各バ
   ツグの前記第１横断線の近傍上方に導入する導
   入部をさらに設けている、 以上のａからｅの各手段を具備することを特徴
   とする製袋充填機。 ２ 前記横断合わせ目形成手段は、前記チユーブ
   に形成された前記前後表面部位を、前記第１横断
   線に対して相対位置に設けられるとともに各バツ
   グの上下端部の間の第２横断線に沿うように押圧
   して横断合わせ目を形成し、該横断合わせ目にお
   いて物品を保持することを特徴とする特許請求の
   範囲第１項に記載の製袋充填機。 ３ 前記チユーブ形成手段の前記チユーブ形成板
   部は、略鉛直かつ互いに間隔を設けて配設される
   第１チユーブ形成板部と、第２チユーブ形成板部
   からなり、該各形成板部は対向する第１側面端部
   と第２側面端部を夫々有してなり、 前記第１チユーブ形成板部の対向する第１側面
   端部と第２側面端部の間の距離は前記第２チユー
   ブ形成板部の対向する第１側面端部と第２側面端
   部の間の距離よりも小さく設定され、 前記チユーブ形成手段により形成されたチユー
   ブは、前記第１チユーブ形成板部と前記第２チユ
   ーブ形成板部の内の第１の幅寸法に対応する前面
   を有したバツグ前面が規定され、また前記第１側
   面端部と第２側面端部の間の寸法に対応する第２
   の寸法に対応する後面を有したバツグ後面が規定
   されることを特徴とする特許請求の範囲第１項に
   記載の製袋充填機。 ４ 鉛直方向に沿うように形成されてなり、連続
   形成されるバツグ内に順次に物品を投入して充填
   し、かつ密閉する製袋充填機において、 ａ 可撓性の梱包材料のシート材料を用いて上方
   から下方に延設するとともに、上方に開口した
   チユーブを形成させるチユーブ形成手段を、 前記シート材料の搬送の長手方向に沿う縁部
   を重ね合わせつつ上方から下方に送ることで、
   縦方向に連続する合わせ目を形成する合わせ目
   形成部と、 該合わせ目をシールするシール部と、 前記シール後に形成されるチユーブの前後表
   面を形成するチユーブ形成板部と、 前記チユーブの所定部位を外側から押圧する
   ことにより前記チユーブ形成板部で挟まれる空
   間において、内側縦方向に向かうひだを形成す
   るひだ形成ブレード部とから構成し、 ｂ 前記チユーブの上端部並びに下端部とをシー
   ルして前記各バツグを形成するバツグ形成手段
   と、 ｃ 前記チユーブに形成された前記前後表面を各
   バツグの前記上下端部間に設定されるの第１横
   断線に沿うように押圧して横断合わせ目を形成
   する横断合わせ目形成手段と、 ｄ 連続する各バツグを前記チユーブから切断す
   る切断手段と、 ｅ 前記チユーブから前記各バツグが切り離され
   る前に、物品を各バツグ内に移送する移送手段
   であつて、該移送手段は、バツグの前記前後面
   が互いに押圧された状態において、物品を各バ
   ツグの前記第１横断線の近傍上方に導入する導
   入部をさらに設けている、 ｆ 折曲縁部と、該折曲縁部の近傍に設けられる
   湾曲部と、平面部とを有してなり所定回転され
   るバツグ折りブレードを備えたバツグ折り畳み
   手段であつて、 該バツグ折り畳み手段は、前記バツグ折りブ
   レードの折り曲げ縁部は前記所定回転により前
   記バツグ折りブレード近傍に位置されるバツグ
   の一部を変形させてバツグを折るとともに、 前記平面部位は前記湾曲部とともに前記折ら
   れたバツグの一部を下方に案内し、 該案内されたバツグを下方に駆動する駆動ロ
   ーラとを具備している、 以上のａからｆの各手段を具備することを特徴
   とする製袋充填機。 ５ 前記バツグ折にブレードは停止位置から略
   300度分の回動をしたときに、前記バツグ折りブ
   レードの折り曲げ縁部が近傍に位置されるバツグ
   の一部を変形させてバツグを略水平方向に折るよ
   うにすることを特徴とする特許請求の範囲第４項
   に記載の製袋充填機。 ６ 前記チユーブの所定部位を押圧することによ
   り前記チユーブ形成板部の間において、内側縦方
   向に向かうひだ前記チユーブに形成させるひだ形
   成ブレード部は、バツグが開かれたときに略平ら
   な面を形成することを特徴とする特許請求の範囲
   第１項に記載の製袋充填機。 ７ 前記チユーブから前記各バツグが切り離され
   る前に物品を各バツグ内に移送する前記移送手段
   は、 所定量分の第１の所定物品を放出するデイスペ
   ンサーと、 間隔を保持して設けられる前記チユーブ成形板
   間において下方に延設される物品移送チユーブで
   あつて、前記デイスペンサーから物品を受け取
   り、バツグの前後面が互いに押圧された状態にお
   いて、物品を各バツグの前記第１横断線の近傍上
   方に導入することを特徴とする特許請求の範囲第
   １項に記載の製袋充填機。 ８ 前記移送手段は液状の第２の所定物品を、前
   記第１の物品とは独立して各バツグの前記第１横
   断線の近傍上方に導入する液状物体移送手段をさ
   らに含むことを特徴とする特許請求の範囲第７項
   に記載の製袋充填機。 ９ 前記チユーブ形成板の下端部には該下端部か
   ら上方に縦方向に延設されたスロツトが設けられ
   るとともに、 前記物品移送チユーブは前記第２チユーブ成形
   板に指向する側方開口部を有してなり、前記物品
   移送チユーブと前記スロツトとを介して放出され
   る物品を前記チユーブ成形板の内の一方側に案内
   することを特徴とする特許請求の範囲第７項に記
   載の製袋充填機。 １０ 前記物品移送チユーブは傾斜した壁面部位
   を含んでおり、該壁面部位が前記側方開口部に向
   かうことで物品の移動方向を変化させることを特
   徴とする特許請求の範囲第９項に記載の製袋充填
   機。 １１ 互いに間隔を有して配設された前記チユー
   ブ形成板は、第１板部材と第２板部材とからな
   り、該第１板部材は前記物品移送チユーブに向か
   うように傾斜するとともに、前記チユーブは形成
   されるに伴い前記物品移送チユーブの方向に案合
   されることを特徴とする特許請求の範囲第７項に
   記載の製袋充填機。 １２ 前記チユーブの上端部並びに下端部とをシ
   ールして前記各バツグを形成するための前記バツ
   グ形成手段は、バツグをシールするための第１と
   第２の棒部材の組を含むジヨー部材を含むことを
   特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の製袋充
   填機。 １３ 前記各バツグを形成するためにバツグの前
   後表面を押圧して所定形状状態にする前記バツグ
   形成手段は、前記ジヨー部材に設けられる第３の
   棒部材の組を具備することを特徴とする特許請求
   の範囲第１２項に記載の製袋充填機。 １４ 前記ジヨー部材は、上方から下方にかけ
   て、前記第１の横断線に沿つて配設されてなり物
   品落下防止用の底面を形成する１組の棒部材と、 可撓チユーブ内の側縦方向に向かうひだをシー
   ルする１組の棒部材と、 連続する各バツグのひだをシールする１組の棒
   部材と、 バツグを切断する切断部と、 連続する各バツグの頂部をシールする頂部シー
   ルジヨーの各ジヨー要素を具備することを特徴と
   する特許請求の範囲第１３項に記載の製袋充填
   機。 １５ 鉛直方向に沿うように形成されてなり、連
   続形成されるバツグ内に順次に物品を投入して充
   填し、かつ密閉する製袋充填機において、 ａ 可撓性の梱包材料のシート材料を用いて上方
   から下方に延設するとともに、上方に開口した
   チユーブを形成させるチユーブ形成手段を、 前記シート材料の搬送の長手方向に沿う縁部
   を重ね合わせつつ上方から下方に送ることで、
   縦方向に連続する合わせ目を形成する合わせ目
   形成部と、 該合わせ目をシールするシール部と、 前記シール後に形成されるチユーブの前後表
   面を形成するチユーブ形成板部と、 前記チユーブの所定部位を外側から押圧する
   ことにより前記チユーブ形成板部で挟まれる空
   間において、内側縦方向に向かうひだを形成す
   るひだ形成ブレード部とから構成し、 ｂ 前記チユーブの上端部並びに下端部とをシー
   ルして前記各バツグを形成するバツグ形成手段
   は、前記チユーブの上端部ならびに下端部に沿
   つて密閉された各バツグをシールするシール手
   段であつて、シールの上端部を形成する一組の
   第１の棒部材とシールの下端部を形成する一組
   の第２の棒部材とからなるバツグシールジヨー
   を含み、 ｃ 前記チユーブに形成された前記前後表面を各
   バツグの前記上下端部間に設定される第１横断
   線に沿うように押圧して横断合わせ目を形成す
   る横断合わせ目形成手段は、前記前後表面を各
   バツグの上端部と下端部の中間に位置する第１
   横断線に沿つてプレスするプレス手段としての
   バツグシールジヨー上の一組の第３の棒部材を
   含み、 ｄ 連続する各バツグを前記チユーブから切断す
   る切断手段は、前記バツグシールジヨーの前記
   第１の棒部材と第２の棒部材の間に位置され、 ｅ 前記バツグシールジヨー上のひだをシールす
   る一組の棒部材は、第１横断線に沿つた横の合
   わせ目の下方部位を形成する該棒部材と、ひだ
   をシールするための前記棒部材の組と、連続す
   るバツグの下方端部をシールするための前記第
   ２の組の棒部材と、前記切断手段と、連続する
   各バツグの上端部をシールする前記第１の棒部
   材の組とからなり、 ｆ 前記チユーブから前記各バツグが切り離され
   る前に、物品を各バツグ内に移送する移送手段
   であつて、該移送手段は、バツグの前記前後面
   が互いに押圧された状態において、物品を各バ
   ツグの前記第１横断線の近傍上方に導入する導
   入部を設けてなり、 ｇ バツグ折り畳み手段は、バツグ支持手段と、
   前記バツグシールジヨー上に各バツグの下部を
   上部方向に縦に折るために歪めるように配置さ
   れたデフレクタとから構成される、 以上の各手段を具備することを特徴とする製袋
   充填機。 １６ 鉛直方向に沿うように形成されてなり、連
   続形成されるバツグ内に順次に物品を投入して充
   填し、かつ密閉する製袋充填機において、 ａ 前後のバツグ表面部位を有してなり、ひだを
   前記バツグ表面部位間において挟んで設けた可
   撓性バツグを形成するバツグ形成手段であつ
   て、 前記可撓性バツグの上下縁部をシールするシ
   ール部と、 前記可撓性バツグに形成された前記前後表面
   部位を各バツグの上下端部の略中間部位の第１
   横断線に沿うように押圧して横断合わせ目を形
   成する横断合わせ目形成手段と、 ｂ 前記可撓性バツグに物品を各バツグ内に移送
   する移送手段であつて、 該移送手段は、バツグの前後面が互いに押圧
   された状態において、物品を前記第１横断線の
   近傍上方に導入する導入部と、 ひだにより区分けされた第１バツグ部と、第
   ２バツグ部の内の一方のバツグ部に物品を導入
   する導入部と、 以上の各手段を具備することを特徴とする製袋
   充填機。