JPH03124561A - 包装袋 - Google Patents

包装袋

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JPH03124561A
JPH03124561A JP25338789A JP25338789A JPH03124561A JP H03124561 A JPH03124561 A JP H03124561A JP 25338789 A JP25338789 A JP 25338789A JP 25338789 A JP25338789 A JP 25338789A JP H03124561 A JPH03124561 A JP H03124561A
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JP
Japan
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bag
film
less
polyethylene
weight
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JP25338789A
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English (en)
Inventor
Toshio Fujii
敏雄 藤井
Akihiko Sakai
昭彦 坂井
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Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は包装袋に係るものである。詳しくは線状ポリエ
チレンを主体とした延伸フィルムからなる内装に、紙層
からなる外装を組合せた重量物包装に適した包装袋に係
るものである。
〔従来の技術及びその問題点〕
重量物包装用の袋、特にポリエチレン樹脂原料(ポリエ
チレンチップ)、ナイロン樹脂原料(ナイロンチップ)
、セメントなどには主に多層クラフト袋が用いられてい
る。この多層クラフト袋は、強度、耐水性を付与するた
め、多層構造とされているが水ぬれにより、内容物がぬ
れてしまったり、強度が低下し、破袋を生じることもあ
る。そこで耐水性を付与し強度を持たせるためクラフト
紙に合成樹脂を延伸紐などからなる織布とを用いた袋(
以下クラフトクロスラミ袋と称す)も使用されているが
、製造工程が増し、コストも上昇する。
また合成樹脂フィルムのみからなる包装袋も実用化され
ているが、耐水性には優れているが、表面がすべりやす
く荷くずれを生じやすい。
そこで本発明者等は、重中量物包装袋として、良好耐水
性、落袋強度を得るべく、種々検討した結果特定の合成
樹脂からなる延伸フィルムと紙とを組合せた袋にすれば
、耐水性、落袋強度が大幅に改善された包装袋が得られ
ることを知得し特訓62−204539に提案した。
しかし上記の提案方法では、確かに内容物が、散出する
様な破袋は改善されたが、外層の紙は落袋強度が十分で
ないとの問題が見い出された。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本発明者はこのような現状に鑑み、袋の破袋強度
を改善すべく鋭意検討した結果、特定のポリエチレンフ
ィルムを内装に用い、外装に特定秤量の紙からなる袋を
用いて特定構造の2層袋とすることにより上記目的が達
成されることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明の要旨は、メルトインデックスが2g
/10分以下、流動比が75以下で密度が0.910〜
0.965g/cr1の線状ポリエチレンを50重量%
以上含有する樹脂からなり、フィルムの一方向(a)の
引張強度が600kg/c111以上、伸度が300%
以下、引裂き強度が3.5 kg−cm /d以上で、
熱収縮率が60%以上であって、かつ該方向と交差する
方向(b)の引張り強度が400 kg/cta以上伸
度が900%以下かつ熱収縮率が30%以上であるフィ
ルムを(a)方向を袋の長手方向として内装とし、坪5
150g/m”以上の紙で外装を構成した包装袋に存す
る。
以下、本発明につき、さらに詳細に説明する。
本発明の袋の内装に用いる袋は、メルトインデックスが
2g/10分以下、流動比が75以下で密度が0.91
0〜0.965 g/cffl(7)線状ポリエチレン
を50重量%以上含有する樹脂から構成される。
本発明内装を構成する合成樹脂フィルムは上述のような
物性を有する物であって、引張強度又は引張伸度が上記
より小さい場合は袋として使用する際にフィルムが伸び
てしまい、強度的に問題となる。
一方向(a)(縦方向)の引裂き強度が限度以下の場合
にも、袋が裂けてしまう。また、(a)方向の熱収縮率
が60%未満の物は引張り強度、伸度が範囲内であって
もやはり伸びや破断の問題があり、(b)方向の熱収縮
率が30%未満でも裂けの問題がある。
すなわち、いずれの物性が上記範囲を外れても良好な袋
とはならない。
外装を構成する祇としては、特に限定されるものではな
く、一般の産業包装資材用の紙はいずれも本発明に使用
できる。なかでもクラフト紙、伸張紙(タルパック紙、
セミクルパック紙)などは好適である。
また、これらの紙の秤量(単位面積あたりの重量で厚さ
の指標)は50 g/rrf以上、好ましくは50〜1
40 g/m”のものが用いられる。また内側がポリエ
チレンによりラミネートされていても良い。紙は一層で
50g/m”以上でも、2層以上にして50 g/m”
以上の紙層となるようにして使用してもよい。紙は坪量
50 g/m”未満であると紙だけが破れやすくなり良
好な2層袋とはならない。
本発明の内装の樹脂として用いられる線状ポリエチレン
としては0.91〜0.95g/c4の線状低密度ポリ
エチレン及び0.965 g/cn!以下の高密度ポリ
エチレンが用いられる。
上記線状低密度ポリエチレンとは、エチレンと他のα−
オレフィンとの共重合物であり、従来の高圧法により製
造された分岐状低密度ポリエチレン樹脂とは異なる。線
状低密度ポリエチレンは、例えばエチレンと、他のα−
オレフィンとしてブテン、ヘキセン、オクテン、デセン
、4メチルペンテン−1等を4〜17重量%程度、好ま
しくは5〜15重量%程度共重合したものであり中低工
法高密度ポリエチレン製造に用いられるチーグラー型触
媒又はフィリップス型触媒を用いて製造されたものであ
り、従来の高密度ポリエチレンを共重合成分により短い
技分かれ構造とし、密度もこの短鎖枝分かれを利用して
適当に低下させ0.91〜0.95g/c+a程度とし
たものであり、従来の分岐状低密度ポリエチレンより直
鎖性があり、高密度ポリエチレンより枝分かれが多い構
造のポリエチレンである。
また、高密度ポリエチレンとしてはエチレン単独をチー
グラー型触媒又はフィリップス型触媒を用いて重合させ
たエチレンホモポリマーであってその密度が0.965
g/ad以下のものが用いられる。
上記の線状ポリエチレンはメルトインデックスが2g/
10分以下、より好ましくは0.001〜1 g/l 
0分の範囲であり、また、流動比は75以下、好ましく
は10〜50の範囲のものが好適に用いられる。メルト
インデックスが上限より高いと、面強度が低下するので
好ましくない。流動比が上限より高いと、面強度が低下
するので好ましくない。
さらに上記線状ポリエチレンは密度0.910〜0.9
65g/cn、好ましくは0.910〜0.950g/
crl、さらに好ましくは0.915〜0.940 g
/Cll1の範囲であるのが望ましい。該密度が上限よ
り高いと耐衝撃性が著しく低下し、下限未満では剛性及
び耐抗張力が低下するので好ましくない。
本発明方法においてメルトインデックス(MI)とはJ
ISK6760の引用規格であるJ l5K7210の
表1の条件4に準拠して測定した値であり、流動比(F
R)とは、上記メルトインデックス測定器を用い、せん
断力106ダイン/d(荷重11131g)と10Sダ
イン/C−(荷重1113g)の押出量(g/l 0分
)であり、で算出される。また、密度(ρ)はJISK
6760に準拠して測定した値である。
流動比は用いられる樹脂の分子量分布の目安であり、流
動比の値が小さければ分子量分布は狭く、流動比の値が
大きければ分子量分布は広いことを表わしている。
本発明においては、ポリエチレン樹脂として上述した線
状ポリエチレンのみを用いてもよいが、線状ポリエチレ
ンを主成分(50重量%以上)とし、これに分岐状低密
度ポリエチレンを特定量配合してもよい。
上記線状ポリエチレンに配合される分岐状低密度ポリエ
チレンとは、エチレンホモポリマー及びエチレンと他の
共重合成分との共重合体を含むものである。
共重合成分としては酢酸ビニル、エチルアクリレート、
メチルアクリレート等のビニル化合物、ヘキセン、プロ
ピレン、オクテン、4−メチルペンチル−1等の炭素数
3以上のオレフィン類等が挙げられる。共重合成分の共
重合量としては0.5〜18重景%、好ましくは2〜1
0重量%程度である。これらの低密度ポリエチレンは通
常の高圧法(1000〜3000kg/d)により、酸
素、有機過酸化物等のラジカル発生剤を用いラジカル重
合により得たものであるのが望ましい。
上記分岐状低密度ポリエチレンはメルトインデックスが
2g/10分以下、好ましくは0.1〜1g/10分の
範囲、流動比が75以下、好ましくは30〜70の範囲
のものが用いられる。メルトインデックスが上記範囲以
上では、包装袋とした際に袋の胴部強度が低下するので
好ましくない。
また、流動比が上記範囲以上では、包装袋とした際に袋
の胴部強度が低下するので好ましくない。
さらに上記の分岐状低密度ポリエチレンは密度が0.9
30g/cd以下、特に0.915〜0.925 g/
C−の範囲であるのが、包装袋とした際の袋の胴部強度
及びヒートシール強度の向上の点から望ましい。
上記線状ポリエチレンと分岐状低密度ポリエチレンとの
配合量は線状ポリエチレン100〜50重量部、好まし
くは100〜70重量部に対し分岐状低密度ポリエチレ
ンO〜50重量部、好ましくは0〜30重量部の範囲内
で用いられる0分岐状低密度ポリエチレンは所望の物性
に応じ混合されるが5重量%以上好ましくは10重量%
以上混合すればその効果は現われる。
本発明においては、ポリエチレン樹脂として上記した線
状ポリエチレンと分岐状低密度ポリエチレンとの配合物
を用いてもよいが、該配合物にさらにラジカル発生剤を
添加して変性したものを用いた場合にはフィルムの成形
性及びフィルム物性、特に強度が向上するので望ましい
線状ポリエチレン及び分岐状低密度ポリエチレンに配合
するラジカル発生剤としては、半減期1分となる分解温
度が130“6〜300°Cの範囲のものが好ましく、
例えばジクミルパーオキサイド、2.5−ジメチル−2
,5ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジ
メチル−2,5ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−
3、α、α′−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピ
ル)ベンゼン、ジベンゾイルパーオキサイド、ジーtブ
チルパーオキサイド等が挙げられる。
ラジカル発生剤の配合量は、上記線状ポリエチレン及び
分岐状低密度ポリエチレンの合計量に対し0.1重量部
以下、望ましくは0.0001〜0.1重量部、さらに
望ましくは0.001〜0.1重量部の範囲内から選ば
れるが、この配合量が0.1重量部より多い場合には、
メルトインデックスが低くなりすぎてフィルム成形時に
膜切れが起り易く、且つ該フィルムの表面に肌あれを生
起するので望ましくない。
本発明において上記線状ポリエチレン及び分岐状低密度
ポリエチレンにラジカル発生剤を配合して、ラジカル発
生剤を分解し該ポリエチレンと反応せしめる方法として
は特に制限を設けるものではなく、例えば以下の方法で
実施することができる。
(1)押出成形時に上記線状ポリエチレン、分岐状低密
度ポリエチレン及びラジカル発生剤を同時または順次に
フィードして溶融押出する。
(2)押出機、バンバリーミキサ−等の混練機を使用し
て上記線状ポリエチレン、分岐状低密度ポリエチレン及
びラジカル発生剤を混練して反応せしめた後ペレット化
し、該ペレットを使用して押出成形する。
(3)  ラジカル発生剤を多量に含んだマスターバッ
チすなわち、線状低密度ポリエチレン、分岐状低密度ポ
リエチレン、高密度ポリエチレン等のポリエチレンに多
量のラジカル発生剤(通常5000〜110000pp
程度)を配合し、ポリエチレンの融点以上でラジカル発
生剤がポリエチレンとほとんど反応を起さない温度下に
溶融混練してペレット状としたマスターバッチをあらか
じめ作り、このマスターバッチと上記線状ポリエチレン
及び分岐状低密度ポリエチレンをブレンドし押出成形す
る。
また、ラジカル発生剤そのものはそのままあるいは溶剤
に溶かして使用される。
上記線状ポリエチレン及び分岐状低密度ポリエチレンを
ラジカル発生剤と反応させることにより上記ポリエチレ
ンが分子カップリングを生起して高分子量成分が増加し
、且つメルトインデックスが低下した変性ポリエチレン
が得られる。該変性ポリエチレンは未変性の線状ポリエ
チレンと分岐状低密度ポリエチレンとの配合物に比べ、
成形時に配向がかかりやすく、縦裂は強度及び衝撃強度
が著しく向上する。
なお、上記のポリエチレン樹脂、すなわち上記線状ポリ
エチレンまたは線状ポリエチレンと分岐状低密度ポリエ
チレンとの配合物あるいは、その変性物には、必要に応
じて抗酸化剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、滑剤等通常
ポリエチレンに使用される公知の添加剤を添加してもよ
い。
本発明においては、上記ポリエチレン樹脂、すなわち上
記の線状ポリエチレン、または線状ポリエチレンと分岐
状低密度ポリエチレンとの配合物あるいは、その変性物
を用いて、未延伸フィルムまたはシートを成形し、次い
で該未延伸フィルムまたはシートを少な(とも−力方向
に一軸延伸または二輪延伸して上記した本発明で規定し
た物性の延伸フィルムを製造する。
該延伸フィルムを二軸延伸法によって製造する場合には
、該未延伸フィルムまたはシートの成形は、通常のフィ
ルムまたはシートの成形装置及び成形方法、例えば円形
ダイによるインフレーション成形法、TダイによるTダ
イ成形法等を採用し、上記のポリエチレンを樹脂温度1
50〜250℃、ドラフト率1〜50の範囲の成形条件
で行なわれる。
上記のようにして得られた未延伸フィルムは次いで二軸
延伸処理される。該二輪延伸処理は上記Tダイ法または
インフレーション法により得られた未延伸フィルムをそ
のまま或は所定の幅にスリットしたものを、逐次2軸延
伸または同時2軸延伸することにより行なわれる。逐次
2軸延伸は縦方向(フィルムの引取方向)延伸後に横方
向(フィルムの引取り方向と直交する方向)の延伸を行
なうか、またはその逆の順序のいずれかで行なわれる。
また同時2軸延伸は縦方向と横方向の延伸の時間的配分
は任意であり、例えば横方向の延伸が完了するまで縦方
向も徐々に延伸を継続するか、或は延伸開始は縦方向と
横方向を同時にさせるか、縦方向を先に完成させるなど
の方法で行なわれる。
二軸延伸を行なう場合には、テンター法逐次二輪延伸法
、チューブラ−法、同時二軸延伸法が好適に採用される
延伸倍率は延伸操作性(延伸しやすさ)および得られた
延伸フィルムの物性の点から少なくとも一方方向に面積
倍率で1.5〜9倍、好ましくは1゜5〜6倍、さらに
好ましくは1.5〜5倍の範囲である。上記延伸倍率が
1.5倍未満の場合にはフィルムの強度特性及び破断抗
張力の改良効果が小さいので好ましくない。また9倍よ
り大きいと延伸操作性が悪化し、満足した延伸フィルム
が得られない。
また、延伸温度は上記ポリエチレン樹脂、すなわち上記
線状ポリエチレンまたはこれと分岐状低密度ポリエチレ
ンとの配合物または、その変性物の融点−70°C〜融
点−20°Cの範囲、特に融点−60°C〜融点−30
°Cの範囲であるのが延伸性及びフィルム物性の点から
望ましい。
また、上記延伸フィルムを一軸延伸法によって製造する
場合には、上記ポリエチレン組成物を用いてインフレー
ション法によって未延伸フィルムを成形し、次いで未延
伸フィルムを縦方向(フィルムの引き取り方向)に延伸
して延伸フィルムを製造する。
該未延伸フィルムはインフレーション成形法を用いて、
ブローアツプ比を2〜8、好ましくは3〜8、フロスト
ライン高さ(ダイス表面からフロストラインまでの高さ
、FLHと略す)をダイス直径(Dと略す)の2〜50
倍、好ましくは5〜50倍の範囲の条件下で行なう。上
記ブローアツプ比が下限未満ではフィルムの縦方向の耐
引裂強度及び衝撃強度が低下し、上限より高いとバブル
の成形安定性が低下するので好ましくない。また、フロ
ストライン高さが下限未満ではフィルムの縦方向の耐引
裂強度が低下し、上限より高いとバブルの成形安定性が
低下するので好ましくない。
上記未延伸フィルムは次いで延伸温度を上記樹脂組成物
(変性ポリエチレン)の融点−70〜融点−20°C1
延伸倍率を1.5〜8倍の条件下に縦方向に一軸延伸を
行う。
延伸温度は融点−20°C以下、融点−70°C以上、
好ましくは融点−30°C〜融点−60℃が望ましい。
上記範囲以下ではフィルムに延伸斑が発生し、また範囲
以上ではフィルムの衝撃強度が大きく低下する。
延伸倍率は1.5倍以上8倍以下で、好ましくは2倍以
上5倍以下で延伸するのが望ましい。延伸倍率が1.5
倍未満では延伸による効果が不充分であり、フィルムの
剛性および耐抗張力は充分なものとはならない、また8
倍以上では延伸フィルムは縦方向への過度の分子配向を
有するものになり、フィルムの縦裂は強度が低下し好ま
しくない。
本発明においては、上記で得られた延伸フィルムと紙か
ら二層包装袋を製造する。二層包装袋を製造する方法と
しては従来から知られている周知の方法を採用できる。
本発明においてはまずフィルム層と紙層とを接着させて
複合材とする。接着は接着剤による貼合せ及びポリエチ
レンでの押出ラミネーションによる貼合せでも良い。
貼合せる面積はシール部のみでも良いが、50%以上、
好ましくは80%以上貼合せる。貼合せ方は、全面、線
状、斑点状等のいずれでもよい。
接着面積が少ない場合は、やはり外層の紙が破れやすい
ので用途に応じ接着面積を選ぶのが良い。
上記で得られた複合材は次いで周知の方法によって筒状
体とし、次いで筒状体の上部と下部をシールすることに
より袋を製造する。例えば、上記複合材の左右両端部を
重ねて、その両端部側面を熱シールまたは接着剤塗布に
よる接着シールによって筒状体としたのち、筒状体の上
部または下部をそれぞれ下記方法でシールすることによ
り二層包装袋が得られる。
またシール法は1)内装を熱シール(ヒートシール)ま
たは接着剤塗布による接着シールし、外装をミシン縫い
する方法 2)内装と外装を共にミシン縫いする方法等が上げられ
る。
なお、上記包装袋の製造時におけるヒートシール方向と
しては、延伸フィルムの熱収縮率の小さい方向がヒート
シール方向となるようにして行なうのが望ましい。ヒー
トシールに当ってはヒートバーやヒートベルト等を用い
るが、これらの加熱機によりヒートシール部を長時間に
渡って押圧すると熱弛緩を起しヒートシール部の強度が
出ないので、230〜280℃程度の温度でなるべくヒ
ートシール部に押圧力を加えないようにして迅速に加熱
した後、ヒートシール部を自由状態とすることによりヒ
ートシル部に収縮を起させるようなヒートシール方法を
用いるのが望ましい。
実施例1 線状低密度ポリエチレン(L −L D P E)  
(MIo、5g/10分、FR20、ρo、921g/
crl)80重量%に分岐状低密度ポリエチレン(LD
PE)  (MIO,4、FR20、ρ0.922)2
0重量%をトライブレンドした樹脂混合物を原料とし、
これをモダンマシナリー社製、デルサー50φ押出機に
幅600fi、リップクリアランス2龍のTダイを取付
け、押出量40 kg/hrでドラフト率3゜5、冷却
ロール温度15℃で800μのフィルムを得た。これを
逐次2軸延伸装置を用い縦方向延伸温度110℃、横方
向延伸温度105℃の条件下で縦方向4倍横方向5倍に
延伸し厚さ40μのフィルムを得た。
得られたフィルムの物性は表1の結果であった。
上記延伸フィルムの収縮率の大きい方を袋の長手方向に
して重ね部分が20鶴となるようにし、該重ね部分にホ
ットメルト接着剤(新田ゼラチン社製、グレードHX−
960)を塗布して重ね部分をホットガンにて加熱接着
させて筒状体としく内容積25kgの内装を作り)、そ
の外側にセミクルパック紙、坪量84g/m”からなる
外装を取り付け2層とし、幅440fl、ガセット12
5鶴長さ825flのヒダ折りつき2重袋を得た。ニュ
ーロング社製DS−5を用い7日ピッチで内貸と外装の
下部を一緒にしてミシン縫いを行なった。
この2層袋にポリエチレンのチップ25kgを充填し、
袋の上部を上記と同様にしてミシン縫いを行なった。下
記の性能試験を行ない結果を第1表に示す。
落下試験 二層袋の表裏各5回、合計10回、1.5mの高さより
コンクリート面に水平落下させる。20袋落下テストを
行ない紙層及びフィルム層が何回目に破けるかその平均
値を求めた。
実施例2 L−LDPE (MI O,5、FR20,ρ0.92
1)80重景%にLDPE20重量%からなる組成物を
モダンマシナリー社製、デルサー90mφ押出機に15
0mφの環状スリット、(スリット間隔4m)のダイを
取付はインフレーション成形した。押出量120 kg
/hr、ブローアンプ比5.9、フロストライン高さ1
600ta、  ドラフト率6.8の条件下、100μ
の原反を得た。得られた原反を縦方向に延伸温度80℃
で1.8倍に延伸し、60μのフィルムとした。物性は
第1表に示す。他は実施例1と同じにして2層袋とした
。性能試験の結果を第1表に示す。
実施例3 実施例2と同じ、組成物にさらに2.5−ジメチル−2
,5ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3を0.0
3重量部混合した物を原料として用い;250mφの環
状スリット(スリット間隔4fi)、のダイを取付け、
押出1180 kg/hrで、ブローアツプ比2.8フ
ロストライン高さ1.8m、ドラフト率9.5で150
μ原反を製造した。これを85℃で、横方向に6倍に延
伸し、厚さ30μの内装用フィルムを得、実施例1と同
様にして2重袋を得た。性能試験の結果を第1表に示す
比較例1 線状低密度ポリエチレン(メルトインデックス(Ml)
1.5g/10分、流動比20、密度=0.921g/
cd、共重合成分ニブテン−1、共重合量=10重景%
)90重量部に高圧法分岐状低密度ポリエチレン(メル
トインデックス: 0.4 g/10分、流動比:20
、密度: 0.922 g/cm2)10重量部をトラ
イブレンドしたもの(融点118℃)を原料とし、これ
をモダンマシナリー社製、デルサ65φ型押出機に環状
スリット径250酊φ、スリット幅41mのインフレー
ションダイ及び冷却用エアーリングを取付けたインフレ
ーション成形機を用い、押出量50kg/hr、ブロー
アツプ比(B、U、R,”)2、ドラフト率6.7の条
件下に300μのインフレーションフィルムを得た。
このフィルム原反をフィルムの引取方向にスリットした
ものをテンタ一方逐次二輪延伸装置を用いて延伸温度1
05℃、延伸速度10%7秒、延伸倍率(縦方向1.2
倍及び横方向5倍)の条件下で50μの厚さの二軸延伸
フィルムを製造した。他は実施例1と同様にして二重袋
を作成した性能試験の結果を第1表に示す。
比較例2 実施例2においてフィルムの方向を収縮の小さい方を袋
の長手方向にした。他は実施例2と同様にして2重袋を
得た。性能試験の結果を第1表に示す。
比較例3 実施例1と同じ原反成形で、150μのフィルムを作り
縦方向に80℃で4倍に延伸し40μのフィルムとし、
実施例1と同様にして2重袋を作った。性能試験の結果
を第1表に示す。
実施例4 実施例1で得られた厚さ40μのフィルムを用い、該延
伸フィルムとセミクルパック祇(坪量84g/m”)を
15μの低密9度ポリエチレンで押出ラミネーションを
行ない全面を貼合せた。該複合材を、フィルムの収縮率
の大きい方向を袋の長手方向にして重ね、かつ紙が外層
となる様にし、該重ね部分にホットメルト接着剤をホッ
トメルトガンにて加熱塗布して筒状体とし、幅440u
、ガゼツト部125w+a、長さ825fiのサイズと
し、該2重筒状体の下部をニューロング社製DS−5を
用い7flピツチで内装と外装の下部を一緒にしてミシ
ン縫いを行なった。
この2層袋にポリエチレンのチップ25kgを充填し、
袋の上部を上記と同様にしてミシン縫いを行なった。
得られた2重袋の性能試験の結果を第2表に示す。
実施例5 実施例3で得た内装用フィルムとセミクルパッり祇(坪
量84g/m2)とをエマルジョン系接着剤を袋とした
場合の長手方向に幅1cm間隔で幅2cmで塗布し接着
した。なお内装用フィルムは収縮率の大きい方を袋とし
た場合の長手方向となるようにした。
このようにして得た2層紙を用い実施例4と同様にして
袋を作成した。
得られた2重袋の性能試験の結果を第2表に示す。
実施例6 貼合せをエマルジョン系接着剤で幅1cI11間隔で幅
1cffiで袋の幅方向に貼合せた以外は実施例5と同
様に行なった。
得られた2重袋の性能試験の結果を第2表に示す。
実施例7 実施例5で作ったフィルムを15μの低密度ポリエチレ
ンで押出ラミネーションを行なって全面接着した以外は
実施例5と同様に行なった。
得られた2重袋の性能試験の結果を第2表に示す。
比較例4 比較例1と同じフィルムを84gセミクルパック紙に1
5μ厚の低密度ポリエチレンを押出ラミネートして全面
貼合せた以外は実施例1と同様に行なった。2重袋の性
能試験の結果を第2表に示す。
比較例5 実施例4のフィルムにおいて、フィルムの収縮率の小さ
い方を袋の長手方向にして袋を作成した以外は実施例4
と同様にした。
得られた2重袋の性能試験の結果を第2表に示す。
〔発明の効果〕
本発明の包装袋は落袋強度に優れ、合成樹脂ペレット、
肥料、セメント等、重量物を包装し、移送、保管するの
に用いて大変効果的である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メルトインデックスが2g/10分以下、流動比
    が75以下で密度が0.910〜0.965g/cm^
    2の線状ポリエチレンを50重量%以上含有する樹脂か
    らなり、フィルムの一方向(a)の引張強度が600k
    g/cm^2以上、伸度が300%以下、引裂き強度が
    3.5kg・cm/cm^2以上で、熱収縮率が60%
    以上であって、かつ該方向と交差する方向(b)の引張
    り強度が400kg/cm^2以上、伸度が900%以
    下かつ熱収縮率が30%以上であるフィルムを(a)方
    向を袋の長手方向として内装とし、坪量50g/cm^
    2以上の紙で外装を構成した包装袋。
  2. (2)内装と外装とは、その面積の50%以上が貼り合
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の包装袋。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN115176750A (zh) * 2022-08-24 2022-10-14 阳江利洋苗种繁育有限公司 一种南美白对虾无节幼体的远程运输方法

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