JPH03120665A - ディスクプレーヤにおけるカートリッジ案内装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野Ｊ 本発明は、複数枚のディスクが収納されているディスク
カートリッジが装填されるディスクチェンジャ機能を有
するディスクプレーヤに係り、特にディスクカートリッ
ジの挿入と排出とが自動的にできるようにしたカートリ
ッジ案内装置に関する。

【従来の技術ｌ 最近は、複数枚のディスクが収納されているディスクカ
ートリッジを使用するディスクチェンジャ付きのコンパ
クトディスクプレーヤが使用されている。この種のプレ
ーヤでは、複数枚のディスクが収納されているカートリ
ッジが装填されると、このカートリッジ内のディスクの
いずれかがサーチされて引き出される。そして引き出さ
れたディスクがディスク駆動部へ案内され、ディスクの
再生動作が行なわれるようになっている。

〔発明が解決しようとする課題Ｊ 従来のこの種のディスクチェンジャ付きのディスクプレ
ーヤは、主に車載用として使用されていた。車載用の場
合には、このディスクプレーヤが自動車のトランクルー
ム内などに装備されるため、−旦ディスクカートリッジ
が装填されると、頻繁な交換は行われないものであるこ
とが前提となっている。よって従来のこの種のディスク
プレーヤでは、ディスクカートリッジは手作業によりプ
レーヤに挿入し、カートリッジを排出する動作のみ駆動
力を用いて行なうようにし、あるいは手によってカート
リッジを排出していた。

しかしながら、最近ではディスクチェンジャ付きのディ
スクプレーヤを家庭用として使用することが考えられて
きている。家庭用として使用する場合には、車載用に比
べてディスクカートリッジの交換作業が頻繁になるため
、従来のようにカートリッジを手の力のみによって装填
する方式では取り扱いが非常に不便になる。また家庭用
においてディスクカートリッジを手の力のみにて装着す
るのでは、オーディオ機器の高級感を阻害し、商品価値
を低下させることになる。

本発明は上記従来の課題を解決するものであり、ディス
クカートリッジを挿入するとその後カートリッジが自動
的に引き込まれるようにし、また排出時においてもカー
トリッジが自動的に排出されるようにして家庭用のオー
ディオ機器として操作しやすくし、また商品価値を高め
ることができるようにしたディスクプレーヤのカートリ
ッジ案内装置を提供することを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

本発明によるカートリッジ案内装置は、複数枚のディス
クが収納されているディスクカートリッジが装着される
装着部と、この装着部に装着されたディスクカートリッ
ジから取り出されるディスクを駆動するディスク駆動部
が設けられているディスクプレーヤにおいて、前記装着
部内には、駆動源により装着部奥方向へ向けて駆動され
且つこの駆動時にディスクカートリッジの段差部に当っ
てディスクカートリッジを引き込む引き込み部材と、駆
動源により装着部奥方向へ向けて駆動され且つこの駆動
時にディスクカートリッジの一部に当ってこのディスク
カートリッジを押し出す排出部材とが設けられているこ
とを特徴とするものである。

〔作　用］ 上記手段では、ディスクプレーヤの装着部にディスクカ
ートリッジが挿入されると、これが検知されるなどして
引き込み部材が装着部の奥方向へ向けてモータなどによ
り駆動される。このとき引き込み部材が、カートリッジ
の底面などに設けられた段差に当り、この段差に引き込
み部材が掛けられてカートリッジが奥方向へ引き込まれ
て装着される。排出時には、モータの駆動力などにより
排出部材が装着部の外方向へ向けて動作し、この排出部
材がカートリッジの端面などに当り、カートリッジが外
部へ押出される。

【実施例１ 以下本発明の実施例を図面により説明する。

第１図はディスクチェンジャを装備した家庭用のコンパ
クトディスクプレーヤの全体構造を示す斜視図、第２図
はその正面図である。

この装置は、本体シャーシｌ内に、符号りで示すカート
リッジ装着部と、Ｅで示す単体ディスク供給部と、Ｆで
示すディスク駆動部とが配設されている。複数のディス
ク（図の実施例の場合には６枚のコンパクトディスク）
が収納されているディスクカートリッジＣ（第６参照）
は、カートリッジ装着部りに対して前方から矢印（イ）
方向へ挿入される。カートリッジ装着部りの下側にはカ
ートリッジテーブル２が設置されている。ディスクカー
トリッジＣはこのカートリッジテーブル２にガイドされ
て装着される。装置本体の天井板ｌａには押圧ローラ３
が一対設けられている（第１図では片側の抑圧ローラだ
けが現われている）、との押圧ローラ３はそれぞれ板ば
ね４によって付勢されており、装填されたディスクカー
トリッジＣは、上記板ばね４の付勢力により。

カートリッジテーブル２に押し付けられる。

前記単体ディスク供給部Ｅは、カートリッジ装着部りよ
りも下の段に配置されている。この単体ディスク供給部
Ｅでは、本体シャーシｌからスライドテーブル５が進退
動作する。このスライドテーブル５の上にはディスクト
レイ６が設けられている、このディスクトレイ６には、
ＣＤとＣＤシングルなどのように径の相違するディスク
を位置決めして設置できるようになっている。スライド
テーブル５が本体シャーシｌ内に収納された状態にて、
ディスクトレイ６は矢印（ロ）方向へ移動できるように
なり、この動作によりディスクがディスクトレイ６と共
にディスク駆動部Ｆへ供給される。

一方、第１図ならびに第２図に示すように、本体シャー
シ１内の３箇所には、昇降機構１０ａ。

Ｊｏｂ、１０ｃが設けられている。この各昇降機構１０
ａ、１０ｂ、１０ｃは、いずれもガイドシャフト１１、
昇降スクリュー１２ならびにこの昇降スクリュー１２の
下端に固定されたギヤ１３とから構成されている。３箇
所の昇降機構１０ａ〜ＩＯＣのそれぞれに設けられてい
るギヤ１３は、本体シャーシ１の底板１ｂの下面に設け
られた駆動機構（図示せず）によってそれぞれ同期して
回転駆動される。前記ディスク駆動部Ｆは、上記昇降機
構１０ａ−１０ｃによって、本体シャーシ１内にて昇降
駆動される。

第１図と第２図に示すように、ディスク駆動部Ｆには昇
降テーブル２０が設けられている。この昇降テーブル２
０の右側部には、第７図（ディスク排出動作を示す平面
透視図）に示すように、ディスク引き出し部２１が直線
的に延びている。

そしてこの昇降テーブル２０の前記昇降機構１０ａ−１
０ｃに対応する位置にはそれぞれ、ガイド穴２２とこれ
に隣接する雌ねじ穴２３が設けられている。前記昇降機
構１０ａ−１０ｃのガイドシャフト１１は昇降テーブル
２０に設けられたそれぞれのガイド穴２２に挿入され、
また昇降スクリュー１２はそれぞれの雌ねじ穴２３に螺
合されている０本体シャーシ１の底板１ｂの下面に設け
られている駆動機構により３個のギヤ１３が同期して駆
動され、３箇所の昇降機構１０ａ〜１０ｃのそれぞれの
昇降スクリュー１２が同期して回転することによって、
昇降テーブル２０が本体シャーシｌ内にて昇降駆動され
る。この昇降動作によって、この昇降テーブル２０が、
前述のディスクカートリッジＣ内に挿入されているディ
スクのうちのいずれか、またはディスクトレイ６に設置
された単体のディスクを取り出す位置に移行できるよう
になる。

第２図に示すように、ディスク駆動部Ｆでは、昇降テー
ブル２０の下側に所定の間隔を開けて中間テーブル２５
が設けられている。この中間テーブル２５のさらに下側
にはクランプシャーシ２６が設けられている。このクラ
ンプシャーシ２６はその後端（第２図における右端）が
上記中間テーブル２５に対し回動支点２７となるように
係止されており、クランプシャーシ２６は中間テーブル
２５に対し上記回動支点２７を中心として上下に昇降揺
動できるようになっている。そして上記クランプシャー
シ２６の下側にディスク再生ユニット３０が取付けられ
ている。このディスク再生ユニット３０のピックアップ
シャーシ３１は上記クランプシャーシ２６に対しダンパ
支持機構３２を介して取付けられている。上記ピックア
ップシャーシ３１にはターンテーブルならびにこれを回
転させるスピンドルモータ、対物レンズを有する光ピツ
クアップなどが搭載されている。

次に、上記カートリッジ装着部りにおけるカートリッジ
案内装置の構造を説明する。

第３図は、前記本体シャーシ１の中段に位置しているカ
ートリッジテーブル２を斜め下方向から示した斜視図、
第４図はカートリッジテーブル２の前端部分を斜め上方
から示す部分斜視図、第５Ａ図と第５Ｂ図はカートリッ
ジ案内装置を動作別に示す側面図（第３図のＶ矢視図）
である。

第３図に示すように、カートリッジテーブル２の下面に
は移動ＦＲ４０が設けられている。この移動板４０の一
方の側端は、カートリッジテーブル２から下方へ折曲げ
られたガイド片２ａに係止されている。また移動板４０
の他方の側部にはガイド溝４０ａが直線的に形成されて
おり、このガイド溝４０ａが、カート１Ｌツジテーブル
２から下方に折曲げられたガイド片２ｂに係止されてい
る。移動板４０は上記一対のガイド片２ａと２ｂにガイ
ドされ、カートリッジテーブル２の下面にで矢印（へ）
−（ホ）方向へ移動できるように支持されている。

上記移動板４０の後端には排出部材４０ｂが直角に折曲
げられて形成されている。第５Ａ図と第５Ｂ図に示すよ
うに、この排出部材４０ｂは、カートリッジテーブル２
に形成された切欠き２ｃ内を通過してカートリッジテー
ブル２の上面に突出している。そして、この排出部材４
０ｂは挿入されて来るディスクカートリッジＣの挿入方
向前端に当るように対向している。

第３図ならびに第４図に示すように、移動板４０の前端
には、互いに対向して折曲げられた一対のブラケット４
０ｃと４０ｄが設けられている。また両ブラケット４０
ｃと４０ｄの中間には切欠き４０ｅが形成されている。

そして上記両ブラケット４０ｃと４０ｄの間には引き込
み部材４１が回動自在、に支持されている。この引き込
み部材４１はプラスチック材料などにより形成されてい
るものであり、回動支持部から延びるアームの先には係
止部４１ａが形成され、またその下部にはストッパ突起
４１ｂが形成されている。また上記アームの側方には突
起４１ｃが形成されている。この引き込み部材４１の回
動支持部には、トーションスプリング４２が外装されて
おり、その一方の腕４２ａが上記突起４１ｃに係止され
他方の腕４２ｂは一方のブラケット４０ｄに係止されて
いる。そしてこのトーションスプリング４２の付勢力に
より、引き込み部材４１はそのアーム先端の係止部４１
ａがカートリッジテーブル２の表面方向へ向かうように
付勢されている。

第４図に示すように、カートリッジテーブル２の前端に
は切欠き２ｄが形成されている。前記移動板４０が（ホ
）方向へ移動したときには、この移動板の前端の一対の
ブラケット４０ｃ、４０ｄならびに引き込み部材４１の
回動支持部が上記切欠き２ｄからやや突出できるように
なっている。またカートリッジテーブル２には、上記切
欠き２ｄの後方に位置する長方形状の切欠き２ｅが形成
されている。そしてこの２つの切欠き２ｄと２ｅの中間
部分が規制面２ｆとなっている。また規制面２ｆの中央
部には下面方向（引き込み部材４１の方向）へ突出する
突部２ｇがプレス成形されている。よって前記移動板４
０が（ホ）の方向へ最も移動しているときには、引き込
み部材４１はトーションスプリング４２の付勢力に対抗
して前記規制面２ｆの下に引き込まれ且つ突部２ｇによ
り下方向へ規制されており、引き込み部材４１の係止部
４１ａは切欠き２ｅから上方へ突出することなく後退さ
せられる。移動板４０が第４図の状態から（へ）方向へ
移動すると、前記規制面２ｆならびに突部２ｇによる規
制が解除されて、トーションスプリング４２の弾性力に
より引き込み部材４１のアーム部分が上方へ回動し、係
止部４１ａが切欠き２ｅから上方へ突出する。

次に移動板４０を（ホ）−（へ）方向へ移動させるため
の駆動機構を説明する。

第３図に示すように、カートリッジテーブル２の上面の
側方には、モータＭが設けられている。このモータＭの
軸には駆動プーリ４３が設けられており、その動力はベ
ルト４４を介して従動プーリ４５に伝達される。この従
動プーリ４５の基部（カートリッジテーブル２側の基部
）にはギヤ（図示せず）が一体に形成されており、この
ギヤが中間ギヤ４６の大径歯車４６ａと噛み合っている
。そしてこの中間ギヤ４６の小径歯車５６ｂが駆動回転
体４７の歯４７ａと噛み合っている。すなわちモータＭ
の動力は、ベルト４４、従動プーリ４５、そして中間ギ
ヤ４６を介して駆動回転体４７に伝達される。

上記駆動回転体４７の外周には支持突起４７ｂが設けら
れており、この支持突起４７ｂが連結ビン４８によって
駆動レバー５１の一端に連結されている。また駆動レバ
ー５１の他端は、ビン５２によって前記移動板４０に連
結されている。前記駆動回転体４７が第３図において時
計方向へ駆動されると、駆動レバー５１を介して移動板
４０が（へ）方向へ駆動され、またその状態から駆動回
転体４７が反時計方向へ駆動されると、駆動レバー５１
を介して移動板４０が（ホ）方向へ駆動される。

上記駆動回転体４７の下面には円弧状の突条体４７ｃが
一体に突設されている。またカートリッジテーブル２の
下面には検知部材５５がビン５４によって回動自在に支
持されている。この検知部材５５から延びる一方のアー
ム５５ａは、前記駆動回転体４７の下面にて前記突条体
４７の端部４７ｄと４７ｅのいずれかに当る位置に対向
している。また検知部材５５から延びる他方のアーム５
５ｂの先端には、検知スイッチ５６のアクチュエータ５
７が保持されている。°この検知スイッチ５６はカート
リッジテーブル２の下面に固定されているものであり、
そのアクチュエータ５７は（ト）と（チ）方向への回動
により回路の切換えができるようになっているものであ
る。またアクチュエータ５７は（ト）と（チ）の各方向
の中立位置に復帰できるように付勢されている。

この検知スイッチ５６の切換え接点構成としては、例え
ばアクチュエータ５７が（ト）方向へ回動しているとき
と（チ）方向へ回動しているときに別々の接点が接続さ
れ、アクチュエータ５７が（ト）方向と（チ）方向の中
立位置にあるときに接点が離れるように構成されている
。

また前記駆動レバー５１と移動板４０との間にはコイル
スプリング５３が掛けられている。このコイルスプリン
グ５３により、駆動レバー５１は第３図において時計方
向へ付勢されている。このコイルスプリング５３は、モ
ータにより駆動されていないときに駆動回転体４７の空
転を防止するため、およびこのときに、検知スイッチ５
６による検知動作を安定させるために設けられているも
のである。すなわち第３図の状態では、駆動回転体４７
の突条体４７ｃの一方の端部４７ｄが検知部材５５のア
ーム５５ａに当っている。このときモータＭによる動力
は絶たれているが、駆動レバー５１がコイルスプリング
５３により時計方向へ付勢されていることから、駆動回
転体４７は反時計方向へ付勢されて安定している。よっ
て駆動回転体４７の突条体４７ｃの端部４７ｄがアーム
５５ａを押し、検知部材５５が時計方向へ回動付勢され
て、検知スイッチ５６のアクチュエータ５７が（ト）方
向へ確実に回動して安定している。逆に駆動回転体４７
が時計方向へ回動し、駆動レバー５１により移動板４０
が（へ）方向へ移動させられているときには、駆動レバ
ー５１どの連結ビン４８は第３図と対称の位置へ移動し
、突条体４７ｃの他方の端部４７ｅがアーム５５ａに当
り検知部材５５を反時計方向へ回動させている。このと
きにもコイルスプリング５３により時計方向へ付勢され
ている駆動レバー５１が駆動回転体４７を時計方向へ押
圧してその状態を安定させる。またこのとき突条体４７
ｃの端部４７ｅにより検知部材５５は反時計方向へ確実
に回動させられ、検知部材５５のアーム５５ｂにより検
知スイッチ５６のアクチュエータ５７が（チ）方向へ回
動して安定させられるようになる。

次に、第８図と第９図とによって、カートリッジ装着部
りに装填されるディスクカートリッジの構造を説明する
。

このディスクカートリッジＣは、プラスチックケース６
０内に複数枚（図の実施例では６枚）のディスクＤＳが
収納される。第６図はディスクカートリッジＣを挿入側
前方から見た斜視図、第７図はディスク排出動作を示す
透視平面図である。

ケース６０内には複数枚の仕切板６１が挿入されており
、この仕切板６１によりケース６０内が上下方向に並ぶ
複数の階層に区分されており、この各階層内にそれぞれ
ディスクＤＳが収納される。

また、第７図に示すように、ケース６０内には左右一対
の板ばね６２が収納されている。この板ばね６２はほぼ
三角形状に形成されているものであり、各仕切板６１を
貫通した状態で配置されている。この板ばね６２は、収
納されるディスクＤＳの位置に応じてその付勢方向の支
点が変化する。ディスクＤＳが完全に挿入されている状
態では板ばね６２はディスクＤＳを収納する方向へ付勢
し、ディスクＤＳが排出されるときには、この板ばね６
２はディスクＤＳを排出方向へ付勢するように機能する
。またケース６０の奥方向にはイジェクタ６３が設けら
れている。このイジェクタ６３はビン６４に回動自在に
支持されている０図の実施例ではイジェクタ６３が６個
重ねて設けられており、その各々が６箇所の階層のそれ
ぞれの奥側に位置し、各階層に収納されるディスクＤＳ
の後端に対向している。第７図に示すように、上記イジ
ェクタ６３はその外面が被押圧部６３ａであり、また内
方には押圧部６３ｂが形成されている。ディスク排出動
作では、イジェクタ６３の後方に対向する排出部材６５
が図示しない駆動手段により第７図の右方向へ移動する
が、このとき排出部材６５がいずれかひとつのイジェク
タ６３の被押圧部６３ａを押圧する。このときイジェク
タ６３は反時計方向へ回動し、その押圧部６３ｂがディ
スクＤＳの後端を押圧し、ディスクＤＳがディスク駆動
部Ｆの方向へ排出される。またイジェクタ６３の外面に
は側方に延びる操作突起６３ｃが設けられている。ディ
スクカートリッジＣ内に挿入されているディスクＤＳの
交換などを行なうときには、指で上記操作突起６３ｃを
押しイジェクタ６３を反時計方向へ回動させてディスク
ＤＳを排出する。しかしながらイジェクタ６３はディス
クの枚数に合わせて複数個（図の実施例の場合には６個
）重ねて、設けられているため、このイジェクタ６３の
うちのひとつだけを回動させる操作は非常にやりにくい
、そこで図の実施例では、第６図に示すように複数のイ
ジェクタ６３に設けられた操作突起６３ｃが互い違いの
位置へ延びている。すなわちイジェクタ６３としては操
作突起６３ｃの突出している位置が相違しているものが
２種類作成されており、これが互い違いに取付けられて
いる。これにより隣接するイジェクタの操作突起６３ｃ
の位置がずれていることになり、ひとつの操作突起６３
ｃを押す操作がやりやすくなっている。

次に、ディスクカートリッジの装着と排出動作を説明す
る。

ディスクカートリッジＣは、第１図に示すプレーヤのカ
ートリッジ装着部りに挿入される。

ディスクカートリッジＣは第６図に示す矢印の方向が第
１図に（イ）で示す矢印の方向に向けて挿入される。

ディスクカートリッジＣがカートリッジ装着部りに挿入
されるときには、第１図に示すように本体シャーシｌの
天井板１ａに設けられた一対の押圧ローラ３によりディ
スクカートリッジＣがカートリッジテーブル２に押しつ
けられる。この姿勢でディスクカートリッジＣを挿入し
ていくと、第５Ａ図に示すように、ディスクカートリッ
ジＣの前端が、移動板４０と一体の排出部材４０ｂに当
る。そのままディスクカートリッジＣを押すと、上記排
出部材４０ｂを介して移動板４０が（へ）方向へ押され
る。移動板４ｏが（へ）方向へ押されると、第３図に示
す駆動レバー５１により駆動回転体４７が時計方向へ回
動させられる。このとき駆動回転体４７の突条体４７ｃ
の端部４７ｄがアーム５５ａから離れ、検知部材５５は
自由状態になり、この検知部材５５のアーム５５ｂによ
るアクチュエータ５７の拘束が解除される。よってアク
チュエータ５７は自らの復帰力によって（ト）と（チ）
の中間の中立位置へ復帰する。このアクチュエータ５７
の復帰により検知スイッチ５６内の接点が切換わる（例
えば接点がＯＦＦとなって）、この検知信号に基づいて
モータ始動信号が出され、モータＭが始動して駆動プー
リ４３が時計方向へ駆動される。この動力により従動プ
ーリ４５が時計方向へ駆動され、この動力は中間ギヤ４
６から駆動回転体４７に伝達され、駆動回転体４７が時
計方向へ駆動される。そして駆動レバー５１により移動
板４０が（へ）方向へ引かれる。

この移動板４０が（へ）方向へ移動した最初の段階で、
第４図に示すようにそれまで規制面２ｆならびに突部２
ｇにより下方向へ規制されていた引き込み部材４１がこ
れらの規制部から外れる。そしてトーションスプリング
４２の付勢力により、引き込み部材４１の係止部４１ａ
が第４図に示す切欠き２ｅから上方へ突出する。ちょう
どこのとき、第５Ａ図に示すようにディスクカートリッ
ジＣの下面に形成されている凹部６７が引き込み部材４
１の上方に位置しており、切欠き２ｅから突出した係止
部４１ａがこの凹部６７内に介入する。そして前記モー
タＭの動力により移動板４０が（へ）方向へ移動するに
ともない、上記引き込み部材４１の係止部４１ａがディ
スクカートリッジＣの下面の凹部６７の前端の段差部８
７ａに当ってこれを引き込む、またこのとき引き込み部
材４１の係止部４１ａのやや下部に設けられているスト
ッパ突起４１ｂはディスクカートリッジＣの下面に当る
。そして第５Ｂ図に示すように、ディスクカートリッジ
Ｃは移動板４０とともにカートリッジ装着部りの奥方向
へ送り込まれる。

移動板４０が（ヘフ方向の最終位置まで移動すると、第
３図に示す駆動回転体４７は時計方向へ回動した位置で
あり、その突条体４７ｃの端部４７ｅがアーム５５ａに
当り、検知部材５５を反時計方向へ回動させる。そして
この検知部材５５のアーム５５ｂがアクチュエータ５７
を（チ）方向へ回動させ、検知スイッチ５６によりカー
トリッジの装着が完了したことが検知される。

カートリッジの排出動作は、図示しないイジェクト操作
釦を押すことなどによって行なわれる。

この操作によりモータＭが始動され駆動プーリ４３が第
３図において反時計方向へ駆動される。

この動力により駆動回転体４７が第３図において反時計
方向へ回動し、駆動レバー５１により移動板４０が（ホ
）方向へ押出される。このとき移動板４０に折曲げられ
た排出部材４０ｂによってディスクカートリッジＣが押
出される。また引き込み部材４１の係止部４１ａはカー
トリッジ底面の凹部６７内に介入しているため、この引
き込み部材４１によってもカートリッジ排出力がある程
度は与えられる。モータＭの動力により移動板４０が（
ホ）方向へ移動し、第３図ならびに第５Ａ図に示す位置
まで移動すると、第４因に示すように引き込み部材４１
のアーム部分が規制面２ｆの下側へ潜り込み、係止部４
１ａが切欠き２ｅから下側へ後退する。このとき係止部
４１ａはカートリッジ底面の凹部６７から抜は出る。よ
ってその後はディスクカートリッジＣを手で抜き取るこ
とができるようになる。

次に演奏動作について説明する。

ディスクカートリッジＣ内の所望のディスクの演奏を行
なう場合には、まず演奏予定のディスクのサーチが行な
われる。このサーチ動作では、本体シャーシ１の底板１
ｂの下面に設けられた駆動機構により各昇降機構１０ａ
−１０ｃの昇降スクリュー１２が同期して回転する。こ
の各昇降スクリュー１２の回転動作によって、ディスク
駆動部Ｆが昇降テーブル２０と共に本体シャーシ１内に
て上下に動作する。そしてディスク駆動部Ｆがディスク
カートリッジＣ内の複数のディスクのうちの所望のもの
に対向する。またディスクトレイ６上に設置された単体
ディスクの演奏を行なうときには、昇降テーブル２０は
最も下の位置まで下降させられ、ディスク駆動部Ｆがデ
ィスクトレイ６の側方に対向するに至る。

サーチ動作が完了した後に、第７図に示す排出部材６５
が図の右方向へ駆動され、ディスクカートリッジＣ内の
いずれかのディスクまたは、ディスクとディスクトレイ
６とが押出される。そしてローラなどによりディスクま
たはディスクトレイ６とがディスク駆動部・Ｆへ供給さ
れ、ディスクがターンテーブルとクランパとでクランプ
されてピックアップにより再生が行なわれる。

［効果］ 以上のように本発明によれば、ディスクカートリッジを
カートリッジ−着部に挿入すると、カートリッジが自動
的に装填され、また自動的に排出されるようになる。よ
ってカートリッジ交換のための操作が容易になり、また
家庭用オーディオ機器としての高級感を得ることができ
るようになる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すものであり、第１図はディ
スクチェンジャを備えたディスクプレーヤの外観を示す
斜視図、第２図はその正面図、第３図はカートリッジテ
ーブルを下面側から見た斜視図、第４図はカートリッジ
テーブルの前端部な上方から見た部分斜視図、第５Ａ図
と第５Ｂ図は第３図をＶ矢視方向からみた動作別側面図
、第６図はディスクカートリッジの斜視図、第７図はカ
ートリッジ内のディスクの排出動作を示す透視平面図で
ある。 Ｃ・・・ディスクカートリッジ、Ｄ・・・カートリッジ
装着部、Ｅ・・・単体ディスク供給部、Ｆ・・・ディス
ク駆動部、ＤＳ・・・ディスク、２・・・カートリッジ
テーブル、２ｆ−・・規制面、２ｇ・・・突部、ｌＯａ
〜１０ｃ・・・昇降機構、１２・・・昇降スクリュー２
０・・・昇降テーブル、２５・・・中間テーブル、２６
・・・クランプシャーシ、３０・・・ディスク再生ユニ
ット、４０・・・移動板、４０ｂ・・・排出部材、４１
−・・引き込み部材、４１ａ・・・係止部、４２・・・
トーションスプリング、Ｍ・・・モータ、４７・・・駆
動回転体、５１・・・駆動レバー　５６−・・検知スイ
ッチ、５７−・・アクチュエータ、６７・・・凹部、６
７ａ・・・段差部。 手続補正書１０発） 事件の表示 平成　１年特許願第２６０５５０号 発明の名称 ディスクプレーヤにおけるカートリッジ案内装置補正を
する者 ■発明の詳細な説明の欄を以下の通り補正する。 （１）明細書第６頁第４行の「（第６参照）」を「（第
６図参照）」に訂正。 （２）明細書第１４頁第６行〜第７行の「小径歯車５６
ｂ」を「小径歯車４６ｂ」に訂正。 （３）明細書第１５頁第７行の「前記突条体４７」を「
前記突条体４７Ｃ」に訂正。 （４）明細書第１７頁第１７行の「第８図と第９図」を
「第６図と第７図」に訂正。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、複数枚のディスクが収納されているディスクカート
   リッジが装着される装着部と、この装着部に装着された
   ディスクカートリッジから取り出されるディスクを駆動
   するディスク駆動部が設けられているディスクプレーヤ
   において、前記装着部内には、駆動源により装着部奥方
   向へ向けて駆動され且つこの駆動時にディスクカートリ
   ッジの段差部に当ってディスクカートリッジを引き込む
   引き込み部材と、駆動源により装着部外方向へ向けて駆
   動され且つこの駆動時にディスクカートリッジの一部に
   当ってこのディスクカートリッジを押し出す排出部材と
   が設けられていることを特徴とするカートリッジ案内装
   置