JP3609072B2 - 記録媒体再生装置 - Google Patents

記録媒体再生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3609072B2
JP3609072B2 JP2002268648A JP2002268648A JP3609072B2 JP 3609072 B2 JP3609072 B2 JP 3609072B2 JP 2002268648 A JP2002268648 A JP 2002268648A JP 2002268648 A JP2002268648 A JP 2002268648A JP 3609072 B2 JP3609072 B2 JP 3609072B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stocker
recording medium
holder
dividing
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002268648A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003157608A (ja
Inventor
文彦 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2002268648A priority Critical patent/JP3609072B2/ja
Publication of JP2003157608A publication Critical patent/JP2003157608A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3609072B2 publication Critical patent/JP3609072B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Disk Changers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オートチェンジャ装置など、複数枚の円盤状記録媒体を収納しておき、個別に記録内容の再生または情報の記録を行うための記録媒体再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、コンパクトディスク(CD)やCD−ROMなどの円盤状記録媒体を複数収納し、任意に1枚の記録媒体を選択して、記録されている情報の再生を行うオートチェンジャ機能が、車載用のオーディオ装置やナビゲーション装置などに用いられている。また、パーソナルコンビュータなどに接続するCD−ROM再生装置などでも、複数枚のCD−ROMを収納し、全体として大容量の記憶装置としての利用が成されている。このようなオートチェンジャ機能を有する再生装置の記録媒体の収納装置は、たとえば特開平3−235249、特開平6−20425あるいは特開平6−231526などに、マガジン方式として開示されている。マガジン方式では、円盤状記録媒体をトレイに載置し、トレイをマガジンケース内に収納して、マガジン全体を再生装置内に挿入したり、再生装置から取出したりする。このような複数枚の円盤状記録媒体を収納したマガジンは、再生装置の筺体内で任意の収納位置で上下に分割することができ、分割された空間に再生用のピックアップが進入して狭い筺体内の空間を有効に利用して情報の再生を行うことができる。
【0003】
本件出願人は、特開平10−3733などで、全体として複数枚の記録媒体を収納した状態で一体的に取扱うマガジン方式とは異なるストッカ方式の収納装置を開示している。図51に示すように、ストッカ1には、たとえば6枚のCDを収納可能である。ストッカ1は、それぞれ1枚ずつCDが収納可能なストッカ部材2a,2b,2c,2d,2e,2fを、下から上に積層して形成する。1番上のストッカ部材2fを除いて、他のストッカ部材2a,2b,2c,2d,2eには、幅方向の両側に分割用突起3a,3b,3c,3d,3eがそれぞれ形成される。分割用突起3a,3b,3c,3d,3eは、分割前には共通の高さで並び、分割用スライド部材4が移動して、爪5による選択の対象となる分割用突起を有するストッカ部材が選択される。送りねじ6を回転して、分割用スライド部材4を上昇させると、爪5によって選択される分割用突起が接続されているストッカ部材と、その上方にあるストッカ部材とが上昇し、その下方にあるストッカ部材との間に空間が生じる。このようにして分割によって形成される空間には、再生用のピックアップなどを進入させることができる。進入した再生用ピックアップのターンテーブルを、分割された空間の上部のストッカ部材に収納されているCDの中心孔に挿入して、ターンテーブルを進入方向と逆方向に引出すと、ピックアップによるCDの再生を行うことができる。各ストッカ部材2a,2b,2c,2d,2e,2fには、CDを装着してターンテーブルが分割された空間から退避して再生を行うことができるように、溝が設けられている。また、各ストッカ部材2a,2b,2c,2d,2e,2fには、収納するCDを保持するためのばね7も設けられている。
【0004】
【特許文献1】
特開平3−235249号公報
【特許文献2】
特開平6−20425号公報
【特許文献3】
特開平6−231526号公報
【特許文献4】
特開平10−3733号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
オートチェンジャ機能を備える再生装置が、たとえば車載用のオーディオ装置やナビゲーション装置であるときには、運転席近傍のダッシュボードに装着可能であることが好ましい。ダッシュボードに装着する機器は、DINの標準寸法に従って、たとえば幅が約18cm、高さが約5cm、奥行きが約17cmとする必要がある。マガジン方式の収納装置では、CDなどの円盤状記録媒体を、トレイに載置した状態で、トレイをマガジンケース内に収納している。このため、再生装置の筺体内などで再生を行う際には、マガジンケースやトレイと再生部とが接触しないように間隔を充分に取る必要があり、装置の小型化が困難になる。
【0006】
図51に示すような先行技術では、収納したCDが脱落しないように、ストッカ部材2a,2b,2c,2d,2e,2fにそれぞればね7などを用いて、CDが脱落しないように確実に保持する必要がある。一方で、ストッカ1からCDを排出するときには、ばね7の押圧力に打ち勝ってCDの引出しを行う必要がある。このため、収納時にCDをストッカ1に押し込んだり、排出時にCDをストッカ1から引き出すための機構を必要とし、構成要素が増えて小型化が困難になっている。
【0007】
本発明の目的は、構成を簡略化し小型化することができる記録媒体再生装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数枚の記録媒体を収納する収納手段と、
外部から挿入された記録媒体を前記収納手段に搬送する搬送手段と、
収納手段に収納された記録媒体を選択的に再生可能な再生手段とを有する記録媒体再生装置であって、
前記収納手段は、分割可能な複数のストッカ部材からなり、
前記収納手段の積層方向一方側に設けられた天板と、前記収納手段の積層方向他方側に設けられた底板との間に前記複数枚のストッカ部材を挟み、
両端が天板に取り付けられ、中間部は前記収納手段の外側及び前記底板を包含し、前記天板を底板方向に付勢する付勢手段を備えることを特徴とする記録媒体再生装置である。
【0011】
本発明に従えば、複数のストッカ部材から、記録媒体の収納手段が構成される。外部から挿入される記録媒体は、搬送手段によって搬送されて、収納手段に収納可能である。ストッカ部材は、分割可能である。ストッカ部材を分割して形成される空間に、記録媒体の再生が可能なピックアップなどの再生手段を進出させ、再生手段のターンテーブルなどを上昇させれば、収納されている記録媒体をターンテーブルなどに装着することができる。収納手段の複数のストッカ部材は、積層方向一方側に設けられた天板と積層方向他方側に設けられた底板との間で挟まれ、付勢手段が天板を底板方向に付勢するので、ストッカ部材の分割および非分割の状態を容易に実現でき、複雑な昇降機構を必要としないため小型化ができる。したがって、記録媒体再生装置の全体を小さくすることができ、また、一定の厚みの範囲内に、多くの記録媒体を収納することができる。
【0012】
また本発明で、前記収納手段は、昇降して任意の位置で、付勢された状態のストッカ部材を分割する分割手段を有することを特徴とする。
【0013】
本発明に従えば、複数のストッカ部材が積層され、記録媒体の収納手段が構成される。収納手段は、昇降して任意の位置で、ストッカ部材が付勢された状態でストッカ部材を分割する分割手段を有するので、積層されているストッカ部材は、任意の層間で上下に分割可能である。ストッカ部材の層間を分割して形成される空間に、記録媒体の再生が可能なピックアップなどの再生手段を進出させ、再生手段のターンテーブルなどを上昇させれば、収納されている記録媒体をターンテーブルなどに装着することができる。収納手段の複数のストッカ部材は、積層方向の一方側に付勢されているので、ストッカ部材の分割および非分割の状態を容易に実現でき、複雑な昇降機構を必要としないため小型化ができる。したがって、記録媒体再生装置の全体を小さくすることができ、また、一定の厚みの範囲内に、多くの記録媒体を収納することができる。
【0014】
また本発明で、少なくとも前記複数のストッカ部材には挿通孔が設けられ、該挿通孔を案内する昇降ガイドが設けられることを特徴とする。
【0015】
本発明に従えば、複数のストッカ部材には挿通孔が設けられ、挿通孔を案内する昇降ガイドが設けられるので、ストッカ部材の層間の分割に伴う昇降変位を円滑に行わせることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態による記録媒体の収納装置を含むCD再生装置21の概略的な全体構成を示す。CD再生装置21は、筐体22内に収容するストッカ23に複数の記録媒体を収納することができ、オートチェンジャ装置として動作する。筺体22は、車載用の機器として標準的な1DINと称される大きさ、すなわち、幅が約18cm、厚さが5cm、奥行きが17cm程度に形成され、車両のダッシュボードなどに設置される。
【0017】
記録媒体の収納装置であるストッカ23は、円盤状の記録媒体であるCD24を、6枚まで収納することができる。CD24は、約12cmの直径と、約1.2mmの厚さを有し、PUユニット25で再生することができる。ストッカ23は、昇降機構26によって全体としての昇降変位が可能である。フローティング機構27は、PUユニット25のみを他の部分から機械的に浮いた状態とし、CD24がPUユニット25に装着されて再生を行っているときに、外部からの振動や衝撃の影響を受けにくくすることができる。昇降機構26によって1つの収納位置が選択されると、分割機構28によってストッカ23は上下に分割され、分割された収納位置間で間隔を明けることができる。筺体22の側方には、制御回路29を構成する電子回路基板なども配置され、各部の移動の制御を行う。
【0018】
PUユニット25は、筺体22の底部から支持されるスライドベース30上を変位可能である。スライドベース30は、フローティング機構27によって筺体22の底部から機械的に浮いている状態に保つことができる。制御回路29は、CD24の再生を行うとき以外には、ロック機構31によってフローティング機構27による浮遊状態を解除し、PUユニット25が筺体22内の他の部分と独立して移動することがないようにしている。
【0019】
筺体22の操作面であるフロントパネル32には、CD24の挿入または排出を行うための開口部として挿排口33が形成される。筺体22内には挿排口33に隣接して、挿排機構34が設けられる。挿排機構34は、挿排ローラ35と支持板36とを含む。挿排口33から挿入または排出されるCD24は、支持板36上に載置され、挿排ローラ35の回転によって搬送される。筺体22内でCD24の搬送や再生などが行われているときには、挿排口33を開閉機構を構成するシャッタ機構37で閉鎖し、CD24を逆方向に搬送して位置決めを行う。図示の状態では、PUユニット25のターンテーブル38は、基準位置で待機して、挿排口33から挿入されるCD24を位置決めすれば、受取ることが可能な状態である。記録ストッカ23は、個別にCD24を収納可能なホルダ39が積層されて形成される。
【0020】
図2、図3および図4は、図1に示すCD再生装置21に対するCD24の挿入、再生またはストッカ23への収納の各動作状態の概要をそれぞれ示す。図2では、筺体22の挿排口33から、CD24を挿入し、挿排機構34の挿排ローラ35と支持板36との間で挟持しながら、CD24を筺体22内に引込む状態を示す。CD24が、筺体22内に引込まれると、後述する開閉機構が挿排口33を閉じて、新たなCD24の挿入が不可能な状態に変える。挿排ローラ35は、一旦CD24を筺体22内に引込んだ後、逆方向に回転し、CD24をシャッタ機構37によって停止するまで押し戻す。これによって、CD24を一定の位置に確実に位置決めすることができる。
【0021】
図3は、位置決めされたCD24に対し、その下方に待機しているPUユニット25が上昇し、ターンテーブル38にCD24をチャッキングして装着し、分割されたストッカ23内に移動する状態を示す。また、挿入されたCD24を、このままの状態でPUユニット25で再生することもできる。
【0022】
図4は、ストッカ23内の空間に移動したPUユニット25から、ターンテーブル38に装着しているCD24をストッカ23を構成するホルダ39に移し換える状態を示す。ホルダ39は、ターンテーブル38に装着されて搬送されるCD24よりも下方に待機し、上昇してCD24の周縁部を持上げるようにして、ターンテーブル38からCD24を外す。また、ストッカ23内に収納されているCD24を、PUユニット25のターンテーブル38に移行させて排出する際には、ホルダ39が下降して、収納しているCD24をターンテーブル38上に移す。ストッカ23への収納の際には、CD24をホルダ39上に移したPUユニット25をストッカ23間の空間から取出す。CD24の排出を行う際には、ストッカ23間でホルダ29から受取ったCD24を装着したPUユニット25を引出して、挿排機構34側に移し変える。
【0023】
図5、図6、図7、図8および図9は、本実施形態のCD再生装置21で、CD24の挿入、排出、収納、再生およびチェンジを行う際の動作の概要をそれぞれ示す。図5(1)は、CD24の挿入が可能な挿入スタンバイ状態を示す。挿排機構34では、挿排ローラ35が下降して、挿入されるCD24を引込むことが可能な状態になっている。ストッカ23では、選択される収納位置に対応するホルダ39に対して、その下側のホルダが全部下降して間隔があいており、また選択されたホルダ39の上側のホルダは全部上昇している。選択されたホルダ39とその上方のホルダとの間の空間にCD24が収納される。PUユニット25は、挿排機構34の出側の待機位置で待機している。
【0024】
図5(2)は、CD再生装置21のユーザが、図1の挿排口33からCD24を1枚挿入した状態を示す。挿排機構34の挿排ローラ35は、挿入されたCD24を図5(3)に示すように一旦筺体22内に引込み、図5(4)に示すように逆方向に搬送して位置決めを行う。図5(3)に示すようにCD24を引込んだ後では、図1のシャッタ機構37が閉じる。図5(4)に示すように、CD24を逆方向に搬送すると、CD24の後端は図1のシャッタ機構37に当接して停止し、位置決めを行うことができる。
【0025】
図5(4)で位置決めされたCD24に対し、図5(5)では、PUユニット25が上昇してターンテーブル38にCD24を装着して、CD24を受取る。ターンテーブル38には、チャッキング機構40が設けられ、図5(6)に示すように、チャッキング機構40を作動させてCD24をターンテーブル38に対してクランプする。次にPUユニット25を挿入方向に移動させ、挿排機構34からCD24を引出し、図5(7)に示すように、ストッカ23内にCD24を移動させ、図5(8)に示すようなPLAY状態で、図1のロック機構31を解除し、PUユニット25が図1のフローティング機構27によって機械的に浮いた状態として、CD24からの情報の再生を行う。
【0026】
図6は、図5(8)に示す再生状態から、CD24を排出する動作の過程を示す。図6(1)の再生状態では、図1のロック機構31がロック状態を解除しているけれども、図6(2)では、図1のロック機構31を作動させて、図1のフローティング機構27による浮遊状態を停止する。図6(3)では、PUユニット25をストッカ23内から挿排機構34の出側の待機位置まで移動する。図6(4)では、チャッキング機構40を作動させて、CD24に対するターンテーブル38へのクランプ状態を解除する。図6(5)では、PUユニット25が待機位置で下降するとともに、挿排機構34の挿排ローラ35も下降して、CD24を挿排ローラ35と支持板36との間で保持する。これによってCD24は、PUユニット25から挿排機構34側に受け渡される。図6(6)では、挿排ローラ35が回転し、CD24を排出する。排出は、図1の挿排口33からCD24が突出する状態で一旦停止し、CD再生装置21のユーザがCD24を取出す動作を行うのを待つ。
【0027】
図7は、CD24をストッカ23内の収納位置まで収納する収納動作の概要を示す。ただし、図5(8)に示すPLAY状態を、図7(1)のPLAY状態として説明を行う。挿排口33から挿入されるCD24をストッカ23に収納する場合には、図5の(1)から(8)までの動作の後、再生を行わないで直ちにCD24の収納を行う。図7(2)では、図1のロック機構31が動作して浮遊状態が解除された後、PUユニット25とCD24を収納するホルダ39とが上昇する。図7(3)では、PUユニット25のチャッキング機構40によるCD24のターンテーブル38へのクランプ状態が解除される。図7(4)では、PUユニット25が下方に移動し、ターンテーブル38からCD24がホルダ39上に抜取られる。図7(5)では、PUユニット25が挿排機構34の下方の位置まで移動し、図7(6)では分割されていたストッカ23が全部下降して分割状態が解除される。
【0028】
図8は、ストッカ23内に収納されている任意のCD24を排出する動作手順を示す。図8(1)に示すように、PUユニット25が挿排機構34の下方に位置し、ストッカ23の全体が下降している状態から、排出すべきCD24を収納しているホルダ39が選択されると、図8(2)に示すように、選択されたホルダ39を含み、その上方の部分と、選択されたホルダ39よりも下方の部分とに、ストッカ23が分割される。図8(3)では、分割されて形成されるストッカ23内の空間にPUユニット25が移動する。図8(4)では、PUユニット25が上昇し、排出するCD24をターンテーブル38に装着する。図8(5)では、ターンテーブル38にチャッキング機構40を作動させてCD24をクランプする。図8(6)では、CD24を収納していたホルダ39が下降し、ターンテーブル38側にCD24を移行させる。図8(7)では、CD24を装着したターンテーブル38を含むPUユニット25がストッカ23間に形成される空間から挿排機構34の出側の待機位置まで移動する。CD24は、挿排ローラ35が引上げられている支持板36に挿入される。図8(8)では、チャッキング機構40によるCD24のターンテーブル38へのクランプ状態を解除し、図8(9)でPUユニット25を下降させるとともに挿排ローラ35を下降させ、挿排ローラ35と支持板36との間でCD24を保持してターンテーブル38からCD24を除去し、挿排ローラ35を回転させてCD24の排出を行う。図8(9)では、CD24がユーザによって挿排口33から除去されれば、新たにCD24の挿入が可能となる挿入スタンバイ状態となる。
【0029】
図9は、1つのCD24を再生しているPLAY状態から、ストッカ23内に収納されている他のCD24に交換するチェンジ動作を示す。図9(1)から(6)までの動作は、図7(1)から(6)までと同様である。図9(7)から(11)までの動作は、図8(1)から(5)までの動作と同様である。図9(12)では、図1のロック機構31を解除し、PUユニット25が図1のフローティング機構27によって、機械的に浮遊している状態となるようにした後、選択されたCD24を収納していたホルダ39を下降させ、CD24の再生を行う。ロック機構31によるロックを解除しているので、外部から与えられる振動をフローティング機構27でPUユニット25に伝わりにくくした状態でCD24の再生を行うことができる。ただし、振動の吸収のために、PUユニット25と他の部分との間には相対的な変位が生じる可能性があるので、CD24を装着したPUユニット25は、CD24が周囲に当たらないような位置に移動することが好ましい。
【0030】
図10は、図1のCD再生装置21の外観を示す。フロントパネル32の挿排口33の周囲には、選択ボタン41〜46が設けられ、ストッカ23内に収納されるCD24の収納位置を指定することができる。収納位置には、たとえば下から上に1〜6番の番号を与え、選択ボタン41〜46で対応する番号を指定する。
【0031】
図11は図1のCD再生装置21で筺体22を除去した機構部分の構成を示す。図12は、図11に示す機構部分を平面視した状態を示す。取除いた筺体22のフロントパネル32側を前方側、フロントパネル32と対向する側を後方側として、機構部分の全体はシャーシ50によって支えられる。シャーシ50上には、前方側にシャッタ機構37および挿排機構34などが配置され、後方側にはストッカ23などが配置される。
【0032】
PUユニット25は図12に示すような待機のための基準位置と、ストッカ23内に進入した位置との間で、ターンテーブル38の中心位置がシャーシ50の中心線51上に位置するように、前後方向に移動が可能である。また図12に示す基準位置から、ターンテーブル38側を先端として旋回変位し、ターンテーブル38を挿排機構34の下方に移動させることもできる。
【0033】
シャーシ50の幅方向の両側には、ストッカ23の昇降移動を行う昇降機構26、ストッカ23の分割を行う分割機構28、およびPUユニット25やロック機構31を作動させるための機構が、前後方向に往復移動する各種のスライド板などとして配置される。スライド板の駆動を行うために、シャーシ50の後方の、角隅の部分に、昇降モータ52および分割モータ53がそれぞれ配置される。昇降モータ52は、昇降用スライド板54をシャーシ50の前後方向に移動させ、カウントセンサ55で計数される段数に従って、ストッカ23の収納位置の選択を行う。昇降モータ52で選択された収納位置に対しては、分割モータ53によって駆動される分割用スライド板56が作用し、ストッカ23の分割が行われる。
【0034】
シャーシ50の前方側および後方側には、分割用スライド板56および昇降用スライド板54の原点位置を示す分割原点スイッチ57および昇降原点スイッチ58がそれぞれ設けられる。分割用スライド板56の中間の位置は、分割位置センサ59によって検出される。分割位置センサ59は、直線状に作動する可変抵抗器であり、位置をアナログ電圧で示すように使用する。検出出力はA/D変換され、デジタル値として取扱われる。
【0035】
本実施形態では、昇降モータ52で挿排ローラ35の駆動も行う。挿排ローラ35は、CD24の挿入または排出を行う際にだけ下降して作用し、他の状態では上昇しているので、機構を簡略化するために、挿排ローラ35は常時昇降モータ52によって駆動している。ストッカ23の昇降変位を必要とするときには、クラッチ機構を作動させて、駆動力が昇降用スライド板54に伝達されるように連結する。本実施形態のクラッチ機構は、分割用スライド板56が最も後退した位置にあるときに、昇降モータ52からの駆動力を昇降用スライド板54に伝達可能な状態に接続する。分割用スライド板56が最後方の位置から離れると、クラッチ機構58はモータ52からの駆動力が昇降用スライド板54に伝わらないように切断する。
【0036】
図13は、PUユニット25を移動するため、スライドベース30上に形成されるスライドユニット60の構成を示す。図14は、スライドユニット60をスライドベース30に対して後方に移動させた状態を平面視して示す。スライドユニット60は、大略的にスライド板61および旋回板62を有する。スライド板61は、スライドベース30に対して、前後方向に移動可能である。旋回板62は、基端側に設けられる旋回軸63を中心として、スライド板61に対して先端側のPUユニット25が弧を描くように旋回変位が可能である。スライド板61には、旋回板62の旋回変位の際の案内を行う円弧状案内溝64が形成される。スライドベース30には、L字状案内溝65が形成され、縦溝66と横溝67とを有する。旋回軸63には、スライドベース30のL字状案内溝65に係合する突起68が設けられ、突起68がL字状案内溝65の横溝67と係合している間に、旋回板62に設けられる突起69がスライド板61の円弧状案内溝64と係合して、旋回板62の旋回変位が行われる。揺動板62の突起68がL字状案内溝65の縦溝66側と係合するようになると、旋回板62はそれ以上の旋回変位を行うことができず、縦溝66と突起68とが係合した状態で、前後方向の移動のみが可能となる。
【0037】
旋回板62上でのPUユニット25の移動は、送りモータ70が送りねじ軸71を回転駆動して行う。PUユニット25がターンテーブル38側の原点位置にあることは、PU原点スイッチ72によって検出される。一般的なPUユニットでは、PUユニットが原点位置まで達すると、それ以上の送りモータ70の駆動は行わない。本実施形態では、原点位置でPUユニット25を機械的に停止させないで、送りモータ70をさらに駆動して、チャッキング機構40によるクランプ状態の解除も可能にしている。クランプ状態が解除されることはクランプ解除スイッチ73によって検出する。ターンテーブル38は、スピンドルモータ74によって直接回転駆動する。
【0038】
スライドベース30に対するスライドユニット60の相対的な移動は、スライドモータ75によって駆動される。スライドモータ75はスライドベース30上に設けられ、スライド板61の移動位置は、スライド原点スイッチ76、スライド完了スイッチ77および挿排待機スイッチ78によってそれぞれ検出される。スライドユニット60で、スライドモータ75からの駆動力をスライド板61に伝達する歯車機構中には、スリップ機構79が設けられ、過大な駆動力の伝達を阻止している。スライド板61の前方への移動では、ピン61aが挿排機構34の所定位置に当接して停止する。
【0039】
図15は、挿排機構34と、シャッタ機構37を含む開閉機構との構成を示す。後方に配置される昇降モータ52および分割モータ53からの駆動力は、平歯車80,81にそれぞれ伝達される。挿排機構34の挿排ローラ35は、前述のように後部側に配置される昇降モータ52によって駆動されるので、基端に平歯車80が取付けられている駆動用のドライブシャフト82が延長して設けられ、その先端は歯車機構83と連結している。後方側の分割モータ53からの駆動力も、基端に平歯車81が取付けられているドライブシャフト84で伝達され、両側を連結する連結軸85を回転駆動した後、連結軸85の両側に設けられる歯車機構86,87を介して、分割用スライド板56を前後方向に同等に駆動する。
【0040】
開閉機構のシャッタ機構37は、開閉用スライド板88aと、シャッタ用スライド部材88bと、シャッタ部材88cとを含む。開閉機構としては、さらに開閉ピン89aを含み、開閉ピン89aには、開閉ストッパ89bおよびピン用スライド板89cが関連して設けられる。開閉機構としては、両側に対をなして配置される開閉ピン89も設けられ、CD24が二重に挿入されることを防ぐ。最初のCD24の挿入時や、CD24の排出時には、開閉ピン89aは、CD24の移動を妨げないように、CD24に当接する圧力でCD24の移動範囲から逃げるようになっている。二重挿入を防止する際には、開閉ピン89aは、開閉ストッパ89bによって変位を阻止され、CD24が当接しても逃げることがなく、CD24の移動が阻止される。シャッタ部材88cは、前述のように、一旦挿入されるCD24に対し、挿排ローラ35を逆回転させて位置決めを行う際に利用される。
【0041】
また、CD24の挿入および排出に関連して、挿入検知スイッチ90a、挿入有無スイッチ90b、挿入完了スイッチ90cおよび排出完了スイッチ90dも設けられる。
【0042】
スライドユニット60の直線状の移動は、スリップ機構からの駆動力を連結軸85でスライドベース30の両側方に伝達し、同一構成の歯車機構86,87を介して行われる。両側が同時にかつ均等に駆動されるので、円滑な移動が可能になる。
【0043】
図16は、図15に示す歯車機構83,86,87の概要を示す。ドライブシャフト82の先端には、挿排ローラ35を駆動するための歯車機構83を構成する傘歯車83aが設けられ、傘歯車83bおよび平歯車83cに昇降モータ52からの駆動力を伝達する。ドライブシャフト84の先端には、傘歯車84aが設けられ、傘歯車84bおよび平歯車84cに分割モータ54からの駆動力を伝達する。連結軸85には、右端側に平歯車85a,85bが設けられ、左端側には平歯車85cが設けられる。分割モータ54からの駆動力は、平歯車84cから歯車機構86の軸86aに挿入されている平歯車86bを介して平歯車85aに伝達される。
【0044】
平歯車86bは、軸86aには固定されておらず、軸86aを中心として自由に回転することができる。歯車機構86の軸86aの両端には平歯車86cおよびピニオン歯車86dが設けられる。左端側の歯車機構87は、軸87aを中心として自由に回転することができる平歯車87bと、軸86aの両端に設けられる平歯車87cおよびピニオン歯車87dとを有し、右端側の歯車機構86と同一の構成を有する。
【0045】
平歯車85aに駆動力が伝達されると、連結軸85が回転し、平歯車85b,85cを介して、平歯車86c,87cに駆動力がそれぞれ伝達される。この駆動力は、ピニオン歯車86d,87dを回転させ、分割用スライド板56b,56aのラックを前後方向に駆動する。なお、左端側の歯車機構87で、ドライブシャフト82を介して伝達される昇降モータ52からの駆動力は、平歯車87bを介して、挿排ローラ35の駆動機構に伝達される。
【0046】
図17、図18、図19および図20は、ホルダ39の構成を示す。図17は斜視した外観を示し、図18は平面視、図19は(a)で正面視および(b)で右側面視した状態をそれぞれ示す。図20は、ホルダ39の部分的な構成を示す。ホルダ39は大略的に半円弧状である。ホルダ39の内周側にはCD24を載置するCD載置部91が形成される。CD24を水平な姿勢でホルダ39のCD載置部91に載置するだけで保持可能なようにするため、ホルダ39は半円よりも大きな範囲でCD24の周囲を載置可能とする。ホルダ39の後方端側には、CD載置部91に載置されているCD24が浮き上がらないように抑える浮き上がり防止爪92を形成する。ホルダ39の両側には、後述するように、分割用スライド56で分割を行うための分割用突起93,94,95,96を形成する。またホルダ39の幅方向の両側には、一対の挿通孔97,98を形成する。ホルダ39の表面の前方には位置ずれ防止用突起99,100を形成する。
【0047】
図20は、(a)で位置ずれ防止用突起99,100を含む断面構成、(b)で浮上がり防止爪92を含む断面構成、(c)で分割用突起93,94,95,96の端面形状をそれぞれ示す。図20(a)に示すように、位置ずれ防止用突起99はホルダ39の表面から突出している。CD載置部91にCD24が載置されている状態で、CD24の表面がCD載置部91から出ないように、CD載置部91のホルダ39の表面からの深さは、CD24の厚みよりも大きくなっている。位置ずれ防止用突起99,100の裏面側には、凹所99a,100aが形成され、ホルダ39を積重ねた状態で、上側のホルダ39の凹所99a,100aに、下側のホルダ39の位置ずれ防止用突起99,100がそれぞれ嵌合し、位置ずれ防止とともに、隙間なく重ねることも可能にする。
【0048】
図20(b)に示すように、浮き上がり防止爪92は、CD載置部91に載置されるCD24からわずかに離れた位置に設けられる。CD24が挿入方向に押付けられると、CD24の表面が浮上がり防止爪92に接触して、CD載置部91から脱落しないように抑えられる。すなわち、浮き上がり防止爪92は、CD24の側面をホルダの壁面に押圧したときだけ、表面の一部を覆う形状を有する。浮上がり防止爪92の裏面側にも凹所92aが形成され、ホルダ39を積重ねたときに隙間が生じることを防いでいる。
【0049】
図20(c)に示すように、分割用突起93,94,95,96の端面形状は、底辺が上方にある三角形状である。これによって、積重ねられたホルダ39の分割用突起93,94,95,96間に、分割用スライド板56の先端が進入して容易に間隔を拡大することができる。
【0050】
図21、図22、図23および図24は、ホルダ39を積層して、ストッカ23を形成している状態を示す。図21は斜視、図22は平面視、図23は正面視、図24は右側面視した状態をそれぞれ示す。
【0051】
ストッカ23は、昇降用スライド板54によって昇降変位する底板101と、底板101上方に向けて立設される一対の昇降ガイド102,103と、昇降ガイド102,103が挿通孔97,98にそれぞれ挿通される6枚のホルダ39と、天板104とを含む。天板104は、中心部の切欠き105を除いて、最上段のホルダ39上に載置されるCD24の上面を押さえることができるように、大略的に矩形の形状に形成される。矩形形状の四隅には、ホルダ39の分割用突起93〜96に対応する分割用突起106〜109がそれぞれ形成される。
【0052】
天板104には、昇降ガイド102,103が挿通する挿通孔110,111と、最上段のホルダ39の位置ずれ防止用突起99と嵌合する位置ずれ防止穴112,113も設けられる。本実施形態では、複数段のCD24を収納するために、同一のホルダ39を用いることができる。底板101の両側方には、昇降用スライド板54に形成される階段状の溝と係合して昇降変位を行うためのピン114,115,116,117が設けられる。
【0053】
また、天板104の両側には、ばね受け118が設けられる。両側のばね受け118には、細長いコイルばね119がそれぞれ接続され、底板101の中央で、コイルばね119の先端同士を引っ掛けて止める。コイルばね119は全長が長いので、ストッカ23が分割されて全長が伸びた状態でも、ストッカ23が閉じて伸びが小さくなった状態でも、ストッカ23が閉じるように付勢する力にほとんど差がないようにすることができる。なお、コイルばね119が曲る部分には、プーリを設けて円滑な方向変化が可能なようにしている。
【0054】
図25および図26は、ストッカ23を任意の位置で分割することができる分割用スライド板56の形状を示す。図25は斜視した状態を示し、図26は側面視した状態を示す。図25(a)は右側用の分割用スライド板56a,図25(b)は左側の分割用スライド板56bをそれぞれ示す。
【0055】
分割用スライド板56には、前後方向に分けて、2組の上側カム部120および下側カム部121がそれぞれ形成される。分割する収納位置のホルダ39の分割用突起93〜96は、上側カム部120の斜面に沿って上昇する。分割するホルダ39よりも下側のホルダは、下側カム部121によって上昇が抑えられる。上側カム部120に沿って斜面を上昇する分割用突起93〜96は、分離部122で、収納位置のホルダ39とその上方のホルダ39とに分離される。最上段のホルダ39を選択しているときには、天板104の分割用突起106〜109が分離部122で分離される。下側のホルダ39は、抑え部123でばねの効果でさらに押し付けられる。分割用スライド板56の前後方向の移動は、分割用スライド板56の前方の上部に設けられるラック124を、図16に示される歯車機構86,87内のピニオン歯車86d,87dで駆動して行う。
【0056】
なお、分割用スライド板56には、図13に示すスライドユニット60を昇降変位させる機構と連動させるためのばね受け125が上方に形成され、ピン126が側方に立設される。また、後述するように、分割されたストッカ23の下方部分のCD24を押圧して脱落を防止する機構に関連して、分割用スライド板56aの前端に押圧解除カム127が設けられる。
【0057】
図26では、分割用突起93,94と分割用スライド板96の移動位置との関係を、参照符93a1,93a2,…,94c4等で示す。分割用突起を示す「93」および「94」の後の「a」、「b」、「c」は、選択されたホルダ39の上のホルダ39、選択されたホルダ39、および選択されたホルダ39の下のホルダ39のそれぞれに対応する。選択されたホルダ39が最上段のホルダ39であるときは、そのウエハ天板104となる。選択されたホルダ39が最下段のホルダ39であるときは、その下は底板101となる。最後の数字「1」、「2」、「3」、「4」は、ストッカ23の分割の状態に対応する。
【0058】
図5〜図9を参照すると、「1」は、ストッカ23が閉じている状態であり、図7(6)、図8(1)および図9(6),(7)に対応する。「2」は、図7(2)〜(5)、図8(2)〜(5)、図9(2)〜(5)、および図9(8)〜(11)に対応する分割状態である。「3」は、図5(8)、図6(1)、図7(1)、図9(1)および図9(12)に対応する状態である。「4」は、図5(1)〜(7)、図6(2)〜(6)、および図8(6)〜(9)に対応する状態である。
【0059】
図27は、ホルダ39の分割用突起93〜96を、上側カム部120と下側カム部121とで分割している状態を示す。このような分割用スライド板56を用いることによって、図5〜図9に示すようなストッカ23の昇降変位が可能となる。
【0060】
図28は、スライドベース30のフローティング機構27の概要を示す。フローティング機構27は、シャーシ50に設けられるダンパ130と、スライドベース30側からダンパ130内に挿入されるピン131と、ダンパ130およびピン131の外側に配置されるばね132とを含む。スライドベース30からは、ロック軸133およびロック片134も、シャーシ50側に突出する。ロック片134には、ロック用切欠き135が形成される。シャーシ50に設けられるロック機構31は、ロック軸133を拘束して、厚みに垂直な面、すなわち水平面内での相対的な変位を停止させ、ロック片134のロック用切欠き135を利用してPUユニット25の昇降変位を拘束する。
【0061】
ロック機構31に近接して設けられている押圧レバー140は、分割されるストッカ23の下方部分のCD24を挿入方向に押圧するために用いられる。押圧レバー140は、ばね141で付勢され、CD24の上面と側面とを押圧する。ストッカ23が分割されていないときには、押圧は解除される。ストッカ23を分割する高さは一定であり、ストッカ23全体の昇降変位で分割するホルダ39の位置が決定される。したがって、押圧レバー140は、常に分割されたストッカ23の下方側の最上段のCD24に対して、押圧を行うことができる。
【0062】
図29は、押圧レバー140の動作に関連する構成を示す。図29(a)に示すように、分割用スライド板56aが後方に移動して、押圧解除カム127が離れているときには、押圧レバー140は、押圧状態となっている。図29(b)に示すように、分割用スライド板56aが原点位置まで戻ると、押圧解除カム127が作用して、押圧レバー140の押圧状態は解除される。押圧レバー140に対する解除動作は、解除レバー142を介して行われる。解除レバー142の一端側のピン143が押圧解除カム127に案内されて、解除レバー142を左方に移動させるように駆動されると、他端側のピン144が押圧レバー140に押圧力を解除するような角変位を与える。
【0063】
図29(c)は、図29(a)の切断面線C−Cから見た押圧レバー140の断形状を示す。押圧レバー140には、CD24の周縁部と接触する部分に、上面押圧部145および側面押圧部146がそれぞれ形成されている。
【0064】
図30は、シャーシ50に取付ける基本的な昇降用スライド板54の駆動機構を示し、図31は昇降用スライド板54自体の構成を示す。昇降用スライド板54は、シャーシ50の前方で両側が連動レバー150で機械的に連結され、一方が前進すれば他方が後退するように、逆方向に移動する。連動レバー150は、中央の支軸151まわりに揺動変位が可能である。左側の昇降用スライド板54は、昇降モータ52から傘歯車152を介してピニオン歯車153に伝達される駆動力で前後方向の移動を行う。
【0065】
図31に示すように、昇降用スライド板54には、階段溝154が形成されており、ストッカ23の底板101のピン114,115,116,117に係合する。階段溝154は、カムとして、ストッカ23を全体として昇降変位させる。ストッカ23は、昇降変位によって分割するホルダ39間を分割用スライド板56の先端の高さに合わせることによって、分割する収納位置の選択を行う。本実施形態では、分割する位置の上方のホルダ39を選択することになるけれども、下方のホルダ39を選択するような構成も、同様に可能である。
【0066】
図32は、図1の制御回路29によってCD再生装置21の各部を制御するための電気的構成を示す。制御回路29には、マイクロコンピュータなどが含まれ、予め設定されるプログラムに従って、種々の動作を行わせる。どのような動作を行うかは、フロントパネル32に設けられる選択ボタン41〜46などを含む入力スイッチ160からの指示に従って行われる。
【0067】
図33〜図50は、図32の制御回路29による制御動作を示す。モータは、時計まわり方向(CW)と反時計まわり方向(CCW)とに、方向が切換え可能である。分割位置センサ59の出力値は、デジタル変換した後の16進数で示し、「h」を付加してある。また、「const.」、「inc.」および「dec.」は、値が一定、増加および減少することをそれぞれ示す。
【0068】
図33は、フローティング機構27によってPUユニット25を含むスライドベース30をシャーシ50から浮遊させている状態から、ストッカ23のホルダ39にCD24を戻すまでの動作の際の制御タイミングを示す。動作開始時点Sで、図9(1)に示すように、下方に逃げているホルダ39を分割用スライド板56を分割モータ53で反時計まわり(CCW)方向に駆動して上昇させ、分離部122で下方に押下げられていたホルダ39を上昇させるとともに、ロック機構31によるロックを解除し、フローティング状態を回復する。図34は、CD24のチャッキング機構40によるクランプ状態を解除し、スライドユニット60を下降させて、CD24からターンテーブル38を抜取る動作の手順を示す。図35は、スライドユニット60をストッカ23内から待機位置まで引出して退避させる動作の制御手順を示す。図36は、PUユニット25がストッカ23外部に退避し、分割されて形成されているストッカ23の空間が、分割用スライド板56の移動によって閉じて、分割が終了した状態の動作手順を示す。図37は、昇降用スライド板54によって、ストッカ23の全体が昇降変位する動作手順を示す。以上説明した図33から図37までの制御によって、図7(1)から図7(6)まで、あるいは図9(1)から図9(6)までの動作を行わせることができる。
【0069】
図38は、分割用スライド板56によって、ストッカ23の分割を行う際の制御動作を示す。図39は、分割されたストッカ23の空間に、PUユニット25を挿入する動作を示す。図40は、ストッカ23内に挿入されたPUユニット25のターンテーブル38を上昇させ、ターンテーブル38にCD24を装着する動作を示す。図41は、チャッキング機構40を作動させて、ターンテーブル38にCD24をクランプし、ロック機構31によるロックを解除して、スライドベース30上のPUユニット25等をフローティング機構27による浮遊状態にする動作の制御を示す。図38から図41までの制御で、図9(7)から図9(12)までの動作を行わせることができる。
【0070】
図42は、ストッカ23内でターンテーブル38にクランプしている状態から、CD24を収納していたホルダ39を下降させる動作の制御を示す。図43は、ターンテーブル38にクランプした状態のCD24を、PUユニット25を用いて待機位置まで移動させる搬送の動作を示す。図44は、PUユニット25が待機位置に位置決めされた状態でチャッキング機構40によるCD24のターンテーブル38へのクランプ状態を解除し、スライドユニット60を下降させるとともに、挿排ローラ35を下降させて挿排機構34内でCD24を保持し、ターンテーブル38をCD24に搬送経路から下方へ退避させる動作の制御を示す。図45は、挿排ローラ35を駆動して、CD24を外部に排出する動作の制御を示す。以上説明した図42から図45までの制御は、図6の(1)から(6)までの手順に対応する。
【0071】
図46は挿排口33から挿入されるCD24を、挿排ローラ35によって内部に取込む動作の制御を示す。図47は、挿排ローラ35を逆方向に駆動して、CD24の待機位置に対する位置決めを行う動作の制御を示す。図48は、位置決めされたCD24に対し、PUユニット25を上昇させて、CD24をターンテーブル38に装着する動作の制御を示す。図49はターンテーブル38にチャッキング機構40によってクランプしたCD24を、PUユニット25を移動して、ストッカ23内の空間に搬送する動作の制御を示す。以上説明した図47から図49の制御で、図5(1)から(7)までの動作を行わせることができる。
【0072】
図50はロック機構31によりスライドベース30をロックし、PUユニット25のターンテーブル38を上昇させる動作の制御を示す。
【0073】
以上説明した実施形態では、偏平な円盤状すなわちディスク状の記録媒体であるCD24を、ほぼ水平な状態で取扱うようにしているけれども、同様なディスク状記録媒体、たとえばDVDやLDなども同様に取扱うことができる。また、記録媒体は、再生専用のCD24などばかりではなく、情報の記録も可能なCD−RやCD−RWなども用いることができる。このような書込みも可能な記録媒体は、たとえばパーソナルコンピュータなどの情報記録媒体として用いることができる。本発明を適用すれば、パーソナルコンピュータなどの筺体内に内蔵したり、外部に接続したりする場合であっても、多くの記録媒体を収納する再生または再生記録装置を、小形に構成し、しかも記録媒体を1枚ずつ挿入排出することができる。
【0074】
本発明は、次の実施の形態が可能である。
(1)筺体内に収容され、記録媒体が個別に収納可能な収納位置を複数個積重なるように備え、任意の収納位置で分割可能な記録媒体の収納装置において、
記録媒体を収納可能で、任意の層間で分割可能な複数のホルダと、
最上層のホルダを覆うように配置され、記録媒体を排出する方向に開口する切欠を有する天板とを含むことを特徴とする記録媒体の収納装置。
【0075】
複数のホルダが積層され、最上層のホルダを覆うように天板が設けられて記録媒体の収納装置が構成される。各ホルダには、記録媒体が個別に収納可能である。積層されているホルダは、任意の層間で上下に分割可能である。ホルダの層間を分割して形成される空間に、記録媒体の再生を行うピックアップなどを進出させ、ターンテーブルを上昇させれば、収納されている記録媒体をターンテーブルに装着することができる。最上層のホルダを覆うように配置されている天板には、記録媒体を排出する方向に向けて開口する切欠を有する。最上層のホルダに収納されている記録媒体をターンテーブルなどに装着して記録内容の再生等を行う場合であっても、天板には切欠が設けられているので、天板とホルダとの間隔が小さくても、ターンテーブルなどの動作に対する支障を生じない。したがって、収納装置の全体としての厚みを小さくすることができる。また、一定の厚みの範囲内に、多くの記録媒体を収納することができる。
【0076】
(2)前記ホルダは、記録媒体を保持する壁面の少なくとも一部に、記録媒体の側面をホルダに押圧したときだけ、記録媒体の上面の一部を覆い、脱落を防止する爪を有することを特徴とする記録媒体の収納装置。
【0077】
ホルダには、記録媒体を保持する壁面の少なくとも一部に、記録媒体の側面を押圧したときだけ記録媒体の上面の一部を覆い、脱落を防止する爪を有するので、ホルダ内に収納されて再生の対象とならない脱落の可能性のある記録媒体を押圧して、容易に保持することができる。記録媒体は、挿入方向に押圧しなければ、爪が上面の一部を覆って脱落防止を行うことがないので、再生する対象となる記録媒体等を、ホルダから容易に取出すことができる。
【0078】
(3)前記天板および前記複数のホルダを、積層方向下方に付勢するばねを含むことを特徴とする記録媒体の収納装置。
【0079】
複数のホルダおよび天板は、積層方向の下方にばねで付勢される。これによって収納手段は、複数のホルダおよび天板は、相互に密着するようにばねで付勢され、分割を行わない限り積層厚みが最小限の状態で止まって、筺体内の空間を有効に利用することができる。
【0080】
(4)前記ばねは、細長い形状のコイルばねであり、該ばねの両端は前記天板に取付けられ、該ばねの中間部は前記積層されたホルダの外側および前記筺体の底部を包含するように巻付けられることを特徴とする記録媒体の収納装置。
【0081】
天板から積層されたホルダの外側および筺体の底部を包含するように細長いコイルばねを巻付けるので、ホルダ間で分割しても、コイルばねの伸びは全長に対して小さな割合となり、ホルダ間の層間での分割時でも、ばね定数の変化が小さい状態で全体的なばね付勢を行うことができる。
【0082】
(5)前記ホルダの層間での分割時に、少なくとも分割空間下方の記録媒体をホルダに押圧する押圧部材を備えることを特徴とする記録媒体の収納装置。
【0083】
分割されて形成される空間の下方の記録媒体に対しても、押圧部材がホルダに押圧するので、ホルダからの脱落を防止することができる。
【0084】
(6)前記押圧部材は、前記ホルダの層間の分割を行う分割手段と連動して押圧を行うことを特徴とする記録媒体の収納装置。
【0085】
押圧部材は分割手段がホルダの層間を分割して、ホルダの層間に空間を形成する際に、併せて空間の下方のホルダに収納される記録媒体についての押圧を行うことができる。
【0086】
(7)前記分割手段は、該ホルダ間に進出して間隔を押し広げる分割部材を含み、
前記押圧部材は該分割部材と一体的に形成されることを特徴とする記録媒体の収納装置。
【0087】
ホルダの層間の分割を、ホルダ間に進出して間隔を押し広げる分割部材で行う。分割部材と一体的に押圧部材が形成されているので、分割と、分割後の押圧とを確実に連動して行うことができる。
【0088】
(8)前記押圧部材は、前記筺体内で予め定める記録媒体を押圧するように設置され、
前記積層されるホルダおよび天板が積層方向に変位して、押圧対象になる記録媒体の収納位置を選択可能であることを特徴とする記録媒体の収納装置。
【0089】
押圧部材は、筺体内の予め定める記録媒体を押圧するように設置されており、積層されるホルダおよび天板が積層方向に変位して押圧の対象となる記録媒体の収納位置を選択可能であるので、分割や押圧の対象となるホルダを選択する機能は分割を行う機構とは分けることができ、機構の単純化と全体の小型化とを図ることができる。
【0090】
(9)前記押圧部材は、記録媒体の側面を押圧可能で、押圧時に記録媒体の上面の少なくとも一部を覆う形状を有することを特徴とする記録媒体の収納装置。
【0091】
記録媒体の側面を押圧可能で、押圧時に記録媒体の上面の少なくとも一部を覆う形状を有するので、分割された空間の下方の記録媒体を、確実に押圧部材で押えて脱落を防止することができる。
【0092】
(10)前記ホルダは、一方向に開口し、収納される記録媒体を半周を超える範囲で収容する壁面を有することを特徴とする記録媒体の収納装置。
【0093】
ホルダは、一方向に開口して、挿入される記録媒体を半周を超える範囲で収容する壁面を有する。径方向の内側には、広い空間を形成し、全体の軽量化を図ることができる。
【0094】
(11)前記ホルダには、記録媒体を載置する状態での外周部に沿って、突起が設けられることを特徴とする記録媒体の収納装置。
【0095】
記録媒体を載置するホルダの外周部に沿って突起が設けられているので、載置される記録媒体の外周方向へのずれを防ぐことができ、収納状態での位置ずれを防止することができる。
【0096】
(12)前記ホルダは、前記記録媒体の載置範囲外で積層方向の一方の面に突起を有し、他方の面にホルダの積層時に他方側に積層されるホルダの突起が嵌合する凹部を有し、前記天板には積層時に最上層のホルダの該突起または該凹部に嵌合する凹部または突起を有することを特徴とする記録媒体の収納装置。
【0097】
ホルダは記録媒体載置範囲外で積層方向の一方の上面に突起を有し、他方の面には突起に嵌合する凹所を有する。また天板には、積層時に最上層のホルダの突起または凹所に嵌合する凹所または突起を有するので、天板およびホルダを積層した状態で突起が凹所に嵌合し、天板およびホルダ間のずれを防ぐことができる。
【0099】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、複数のストッカ部材が積層され、外部から挿入される記録媒を収納可能であり、ストッカ部材を分割して、再生手段で情報の記録や再生を行うことができる。収納手段の複数のストッカ部材は、天板と底板との間で挟まれ、天板を底板方向に付勢するので、ストッカ部材の分割および非分割の状態を容易に実現でき、複雑な昇降機構を必要としないため小型化ができる。したがって、記録媒体再生装置の構成を簡略化して、全体を小さくし、小型化を図ることができる。
【0100】
また本発明によれば、複数のストッカ部材が積層され、外部から挿入される記録媒を収納可能であり、収納手段を昇降させ、付勢されているストッカ部材を任意の層間で、分割手段によって分割して、再生手段で情報の記録や再生を行うことができる。収納手段の複数のストッカ部材は、積層方向の一方側の天板が他方側の底板方向に付勢されているので、ストッカ部材の分割および非分割の状態を容易に実現でき、複雑な昇降機構を必要としないため小型化ができる。したがって、記録媒体再生装置の構成を簡略化して、全体を小さくし、小型化を図ることができる。
さらに、付勢手段は全長が長いので、収納手段が分割されて全長が伸びた状態でも、収納手段が閉じて伸びが小さくなった状態でも、収納手段が閉じるように付勢する力にほとんど差がないようにすることができる。
【0101】
また本発明によれば、複数のストッカ部材には挿通孔が設けられ、挿通孔を案内する昇降ガイドが設けられるので、ストッカ部材の層間の分割に伴う昇降変位を円滑に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のCD再生装置21の概略的な構成を示す側面断面図である。
【図2】図1のCD再生装置21にCD24を挿入する状態を示す概略的な斜視図である。
【図3】図1のCD再生装置21内で、CD24を再生する状態を示す簡略化した斜視図である。
【図4】図1のCD再生装置21内で、複数のCD24を収納する状態を示す簡略化した斜視図である。
【図5】図1の実施形態のCD再生装置21で、CD24を挿入する動作を示す簡略化した側面断面図である。
【図6】図1のCD再生装置21で、収納されているCD24を排出する手順を示す簡略化した側面図である。
【図7】図1のCD再生装置21で、再生されていたCD24を収納位置に搬送する動作を示す簡略化した側面図である。
【図8】図1のCD再生装置21で、CD24を再生する手順を示す簡略化した側面図である。
【図9】図1のCD再生装置21内で、ストッカ23に収納されているCD24を交換して再生する動作を示す簡略化した側面図である。
【図10】図1に示すCD再生装置21の筺体22の斜視図である。
【図11】図10に示す筺体22を除去した状態を示す機構部分の斜視図である。
【図12】図11の機構部分の平面図である。
【図13】図1のPUユニット25を移動させるスライドユニット60の斜視図である。
【図14】図13のスライドユニット60の平面図である。
【図15】図1の挿排機構34およびシャッタ機構37に関連する構成を示す斜視図である。
【図16】図15歯車機構83,86,87の構成を示す簡略化した斜視図である。
【図17】図1のストッカ23を構成するホルダ39の斜視図である。
【図18】図17のホルダ39の平面図である。
【図19】図17のホルダ39の正面図および右側面図である。
【図20】図17のホルダ39の部分的な断面図および端面図である。
【図21】図17のホルダ39を積層して形成するストッカ23の斜視図である。
【図22】図21のストッカ23の平面図である。
【図23】図21のストッカ23の正面図である。
【図24】図21のストッカ23の右側面図である。
【図25】図12の分割用スライド板56の斜視図である。
【図26】図25の分割用スライド板56aの側面図である。
【図27】図25の分割用スライド板56でホルダ39間を分割する状態を示す簡略化した斜視図である。
【図28】図1のフローティング機構27に関連する構成を示す分解斜視図である。
【図29】図28の押圧レバー140に関連する構成を示す簡略化した平面図および部分的な断面図である。
【図30】図28に示すシャーシ50に関連する基本的な機構部分の斜視図である。
【図31】図12に示す昇降用スライド板54の構成を示す左側面図である。
【図32】図1のCD再生装置21の概略的な電気的構成を示すブロック図である。
【図33】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図34】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図35】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図36】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図37】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図38】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図39】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図40】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図41】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図42】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図43】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図44】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図45】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図46】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図47】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図48】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図49】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図50】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図51】先行出願の概略的な構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
21 CD再生装置
22 筺体
23 ストッカ
24 CD
25 PUユニット
26 昇降機構
27 フローティング機構
28 分割機構
29 制御回路
30 スライドベース
31 ロック機構
32 フロントパネル
33 挿排口
34 挿排機構
35 挿排ローラ
37 シャッタ機構
38 ターンテーブル
39 ホルダ
40 チャッキング機構
50 シャーシ
52 昇降モータ
53 分割モータ
54 昇降用スライド板
55 カウントセンサ
56 分割用スライド板
57 分割原点スイッチ
58 昇降原点スイッチ
59 分割位置センサ
60 スライドユニット
61 スライド板
62 旋回板
63 旋回軸
65 L字状案内溝
68,69 突起
70 送りモータ
72 PU原点スイッチ
73 クランプ解除スイッチ
74 スピンドルモータ
75 スライドモータ
76 スライド原点スイッチ
77 スライド完了スイッチ
78 挿排待機スイッチ
79 スリップ機構
90a 挿入検知スイッチ
90b 挿入有無スイッチ
90c 挿入完了スイッチ
90d 排出完了スイッチ
91 CD載置部
92 浮き上がり防止突起
93〜96,106〜109 分割用突起
101 底板
102,103 昇降ガイド
104 天板
105 切欠き
120 上側カム部
121 下側カム部
122 分離部
123 押え部
124 ラック
127 押圧解除カム
140 押圧レバー連動レバー
154 階段溝
160 入力スイッチ

Claims (3)

  1. 複数枚の記録媒体を収納する収納手段と、
    外部から挿入された記録媒体を前記収納手段に搬送する搬送手段と、
    収納手段に収納された記録媒体を選択的に再生可能な再生手段とを有する記録媒体再生装置であって、
    前記収納手段は、分割可能な複数のストッカ部材からなり、
    前記収納手段の積層方向一方側に設けられた天板と、前記収納手段の積層方向他方側に設けられた底板との間に前記複数枚のストッカ部材を挟み、
    両端が天板に取り付けられ、中間部は前記収納手段の外側及び前記底板を包含し、前記天板を底板方向に付勢する付勢手段を備えることを特徴とする記録媒体再生装置。
  2. 前記収納手段は、昇降して任意の位置で、付勢された状態のストッカ部材を分割する分割手段を有することを特徴とする請求項1記載の記録媒体再生装置。
  3. 少なくとも前記複数のストッカ部材には挿通孔が設けられ、該挿通孔を案内する昇降ガイドが設けられたことを特徴とする請求項1または2記載の記録媒体再生装置。
JP2002268648A 2002-09-13 2002-09-13 記録媒体再生装置 Expired - Fee Related JP3609072B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002268648A JP3609072B2 (ja) 2002-09-13 2002-09-13 記録媒体再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002268648A JP3609072B2 (ja) 2002-09-13 2002-09-13 記録媒体再生装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21616198A Division JP3621264B2 (ja) 1998-07-30 1998-07-30 記録媒体の収納装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003157608A JP2003157608A (ja) 2003-05-30
JP3609072B2 true JP3609072B2 (ja) 2005-01-12

Family

ID=19196868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002268648A Expired - Fee Related JP3609072B2 (ja) 2002-09-13 2002-09-13 記録媒体再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3609072B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7817504B2 (en) 2006-01-20 2010-10-19 Mitsubishi Electric Corporation Disk apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003157608A (ja) 2003-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3818612B2 (ja) ディスク再生装置
JP2000195134A (ja) ディスク再生装置
JP3621264B2 (ja) 記録媒体の収納装置
US6466524B1 (en) Recording media playback apparatus including a playback mechanism that transfers media
EP1650754B1 (en) Storage device for recording media
JP4292695B2 (ja) ディスク受板とディスク記録及び/又は再生装置
JP3609072B2 (ja) 記録媒体再生装置
JP3621263B2 (ja) 記録媒体の再生装置
JP3608953B2 (ja) 記録媒体収納用ストッカの分割装置
JP2001236750A (ja) ディスク受板とディスク記録及び/又は再生装置
JP3621262B2 (ja) 記録媒体の再生装置
JP2001101754A (ja) ディスクの記録及び/又は再生装置
JP3665485B2 (ja) 記録媒体の再生装置
JP3621261B2 (ja) 記録媒体の再生装置
JP3978947B2 (ja) ディスクの記録及び/又は再生装置
JP2005011528A (ja) 記録媒体の再生装置
JP2899497B2 (ja) ディスクオートチェンジャー装置
WO2001024177A1 (fr) Dispositif d'enregistrement et/ou lecture de disques
JP3418545B2 (ja) ディスク演奏装置
JP3978954B2 (ja) ディスクの記録及び/又は再生装置
JP3449916B2 (ja) ディスク演奏装置
JP4099587B2 (ja) ディスク記録及び/又は再生装置
JP3138228B2 (ja) ディスクプレーヤ
JP3163020B2 (ja) ディスクプレーヤ
JP3418547B2 (ja) ディスクチェンジャー

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041005

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041012

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081022

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081022

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091022

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091022

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101022

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111022

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121022

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121022

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees