JPH03117535A - 数値制御工作機械 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はマシニングセンタ等の自動パレット交換装置（
ＡＰＣ＞を備えた数値制御工作機械に関し、特に各パレ
ットに加工プログラムを内蔵したＩＣメモリカードを設
けた数値制御工作機械に関する。

〔従来の技術〕

数値制御工作機械では、長時間の無人運転を行うために
、自動パレット交換装置（ＡＰＣ）を設け、複数のパレ
ットに多数の異なるワークをセットしてワークの加工を
おこなっている。このため、加工すべきワークを数値制
御装置に認識させる手段が必要となる。

その第１の方法はパレットから数値制御装置に機械的、
あるいは光学的に認識できるようなパレット番号を備え
、このパレット番号を数値制御装置側で読み取り、対応
する加工プログラムを選択して加工を実行する。

第２の方法としては、パレット側にＩＣメモリを設は管
理番号等をＡＰＣ完了時に数値制御装置に認識させるも
のもある。

いずれの方法もパレットの管理番号等に相当する加工プ
ログラムを呼び出し、加工を行っている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、常にパレットの管理番号と数値制御装置や外部
機器（ホストコンピュータ等）の管理番号が一致してい
なければならず、パレット数や加工プログラムの数が増
えてくるとその管理だけでも非常に手間の掛かるものと
なる。勿論、管理を誤るとワークに対応しない加工プロ
グラムで加工することとなり、ワークの不良、工作機械
を破損することともなる。

本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、各
パレットに加工用プログラムを内蔵したＩＣメモリカー
ドを設けた数値制御工作機械を提供することを目的とす
る。

〔課題を解決するための手段〕

本発明では上記課題を解決するために、マシニングセン
タ等の自動パレット交換装置（ＡＰＣ）を備えた数値制
御工作機械において、セットされたワークの加工プログ
ラムを格納したＩＣメモリカードを保持するＩＣメモリ
カードソケットと前記ソケットに接続された第１のコネ
クタとを備えたパレットと、前記パレットが加工位置に
セットされたときに、前記第１のコネクタと接続され、
数値制御装置に接続された第２のコネクタと、前記第１
及び第２のコネクタを経由して、前記ＩＣメモリカード
の加工プログラムを読み取り、前記加工プログラムによ
って加工を実行する数値制御装置とを有することを特徴
とする数値制御工作機械が、提供される。

〔作用〕

パレットに加工プログラムがＩＣメモリによって記憶さ
れているので、数値制御装置はＩＣメモリカードの加工
プログラムを読み取り、実行すればよい。従って、数値
制御装置やホストコンピュータで一括管理する必要がな
く、パレットの管理、加工プログラムの管理が簡素化さ
れる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明の数値制御工作機械の概略図である。工
作機械１に数値制御装置２が装備されている。また、工
作機械には自動パレット交換装置（ＡＰＣ）７があり、
加工中のワーク１２がセットされたパレット３がある。

パレット３にはＩＣメモリカードソケット４ａがあり、
コネクタ５ａと接続されている。ＩＣメモリカードソケ
ット４ａにはワーク１２の加工プログラムが格納された
ＩＣメモリカード４が挿入されている。

一方、コネクタ５ａと結合されたコネクタ５ｂがあり、
ケーブル６で数値制御装置２と接続されている。ＩＣメ
モリカード４の装着は、パレット３の待機時に行われて
いる。パレット３が加工位置にローディングされると、
数値制御装置２はＩＣメモリカード４の加工プログラム
を読み取り、内部のＲＡＭに格納する。これに続いて、
その加工プログラムでワーク１２の加工を実行する。

同様に、待機中のパレット８には他のワーク１３がセッ
トされており、その加工プログラムの格納されたＩＣメ
モリカード１１がＩＣメモリカードソケット９に装着さ
れている。ＩＣメモリカードソケット９はコネクタ１０
に接続されている。

従って、ワーク１２の加工が終了すると、パレット８が
自動パレット交換装置（ＡＰＣ）７によって、加工位置
にローディングされ、コネクタ１０とコネクタ５ｂが結
合され、ワーク１３の加工プログラムが数値制御装置２
によって読み込まれ、ワーク１３の加工が行われる。こ
のようにして、全てのパレットの加工が終了するまで、
加工が続行される。

ＩＣメモリカード４．１１には６４ＫＢ（キロバイト）
〜５１２ＫＢ程度の市販されているＩＣメモリカードを
使用することができる。これによって、紙テープ換算で
、１６０ｍ〜１２８０ｍ程度の加工プログラムを格納す
ることができ、通常のワークでは十分である。さらに、
パレットに複数の異なるワークをセットしても、十分な
加工プログラム容量を実現することができる。

また、コネクタは５ａ、５ｂは通常のコネクタを使用し
て、一方のコネクタを結合方向に移動できるようなガイ
ドと、稼働機構を設けて構成している。

第２図は本発明の数値制御装置の処理の簡単なフローチ
ャートである。図において、Ｓに続く数値はステップ番
号を示す。

〔Ｓ１〕新しいパレットがローディングされる。

［５２）ＩＣメモリカードから加工プログラムが数値制
御装置のＲＡＭに読み込まれる。数値制御装置は必要に
応じて、この加工プログラムをＲＡＭの不揮発性部分に
読み取って保持することもできる。

〔Ｓ３〕読み込まれた加工プログラムに従って、加工を
実行する。

〔Ｓ４〕次に加工すべきパレットがあるか調べ、あれば
Ｓｌに戻り、同じ処理を続行する。

このようにして、加工プログラムを格納したＩＣメモリ
カードを各パレットに装着して、加工を行うことができ
る。

上記の例ではパレットは２個で、それぞれのワークは１
個づつで説明したが、３個以上のパレットの場合も同様
に実施できる。さらに、１個のパレットに異なる複数の
ワークをセットして、ＩＣメモリカードに対応した加工
プログラムを格納して、加工を行うこともできる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明では、ワークの段取り時にワ
ークに相当する加工プログラムをパレットにＩＣメモリ
カードを用いてセットしておくように構成したので、数
値制御装置やホストコンピュータでの認識の不一致等を
防止できる。

また、加工プログラムやパレットの管理が不要となり、
ワークを異なった加工プログラムで加工するようなミス
も防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の数値制御工作機械の概略図、第２図は
本発明の数値制御装置の処理の簡単なフローチャートで
ある。 １　　　　工作機械 ２　−・・°数値制御装置 ３．８−・−・・・・・・パレット ４ａ１９　　・　　゛ＩＣメモリカードソケット４．９
−−−　Ｉ　Ｃメモリカード ５ａ、５ｂ・・・・・−・−・・コネクタ７　　　　自
動パレット交換装置（Ａ ＰＣ） １２．１３　　　　　ワーク

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）マシニングセンタ等の自動パレット交換装置（Ａ
   ＰＣ）を備えた数値制御工作機械において、セットされ
   たワークの加工プログラムを格納したＩＣメモリカード
   を保持するＩＣメモリカードソケットと前記ソケットに
   接続された第１のコネクタとを備えたパレットと、 前記パレットが加工位置にセットされたときに、前記第
   １のコネクタと接続され、数値制御装置に接続された第
   ２のコネクタと、 前記第１及び第２のコネクタを経由して、前記ＩＣメモ
   リカードの加工プログラムを読み取り、前記加工プログ
   ラムによって加工を実行する数値制御装置と、 を有することを特徴とする数値制御工作機械。
2. （２）前記パレットには複数の異なるワークをセットし
   、前記ＩＣメモリカードに前記複数のワークの加工プロ
   グラムを格納するように構成したことを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載の数値制御工作機械。
3. （３）前記第１のコネクタと前記第２のコネクタのいず
   れかを結合方向に移動できるようなガイドと駆動機構を
   設けて、前記第１のコネクタと前記第２のコネクタを接
   続するように構成したことを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載の数値制御工作機械。