JP3382859B2 - 放電加工装置 - Google Patents

放電加工装置

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JP3382859B2
JP3382859B2 JP23463198A JP23463198A JP3382859B2 JP 3382859 B2 JP3382859 B2 JP 3382859B2 JP 23463198 A JP23463198 A JP 23463198A JP 23463198 A JP23463198 A JP 23463198A JP 3382859 B2 JP3382859 B2 JP 3382859B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、放電加工装置に
係り、さらに詳しくは、自動電極交換手段や自動ワーク
交換手段を用いて電極やワークをマガジンを介して自動
交換しながら放電加工機により放電加工を行う放電加工
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電極とワークとを至近距離で
対向配置させた状態で、両者間に高電圧を印加すること
によって発生する放電による高熱でワークを所望の形状
に加工する放電加工装置が用いられている。
【0003】例えば、図14は、従来の放電加工装置2
00の概略構成図である。図において、従来の放電加工
装置200は、放電加工機のヘッド202、電極204
をこのヘッド202に対して自動的に取り付け/取り外
しを行う自動電極交換手段としての自動電極交換装置2
06、放電加工を行う加工槽208、この加工槽208
の中に加工対象のワーク210を自動的に搬入/搬出す
る自動ワーク交換手段としての自動ワーク交換装置21
2、放電加工機の加工プログラムの作成と実行、および
加工プログラムのスケジュール運転の制御や自動電極交
換/自動ワーク交換装置のコントローラーへの交換指令
等の制御を行う制御装置214などを備えている。
【0004】そして、上記した制御装置214には、制
御内容や制御結果などを表示する表示装置としてのCR
T216、制御装置に対して加工プログラムを作成した
り、スケジュールを登録するためにデータ入力を行うキ
ーボード218が設けられている。
【0005】また、上記した自動電極交換装置206に
は、制御装置214から制御装置ATC接続ケーブル2
29を介して送られてくる電極交換指令に基づいて自動
電極交換装置206を制御するATC制御部220、電
極204をヘッド202に取り付けるためのATCロボ
ットアーム222、個々の電極204を識別するために
電極204自体に形成された電極IDタグ224を読み
取る電極IDリーダ226、および操作ボード207な
どが設けられている。
【0006】さらに、上記した自動ワーク交換装置21
2には、ワーク210を放電加工機の加工槽208内に
自動的に取り付けるロボットアーム228、前記制御装
置214から制御装置APC接続ケーブル230を介し
て送られてくるワーク交換指令に基づいて自動ワーク交
換装置212を制御するAPC制御部232などが設け
られている。また、自動ワーク交換装置212内のワー
ク210は、パレット234上に載せられていて、パレ
ット234上のワーク210ごと交換され、このパレッ
ト234にはワークパレットを個々に識別するためのワ
ークパレットIDタグ236が形成されている。このワ
ークパレットIDタグ236は、ワークIDリーダ23
8により読み取られる。
【0007】そして、放電加工機のヘッド202には、
電極204のクランプ装置である主軸クランプ244が
設けられ、加工槽208には、ワークのクランプ装置で
あるワークパレットクランプ装置246が設けられてい
る。
【0008】実際の放電加工は、ヘッド202に電極2
04を取り付け、加工槽208内にワーク210を搬入
して電極204とワーク210とを対向させた状態で、
不図示の電源装置により両者間に電圧を印加しながらZ
軸駆動アクチュエータによってヘッド202を上下さ
せ、加工槽208内に蓄えられた絶縁性の加工液中で放
電させることによって行われる。
【0009】図15は、従来の放電加工装置においてI
Dタグを用いて電極交換を行う場合の説明図である。図
において、自動電極交換装置(図14の206)のAT
Cマガジンを回転させるためのATCマガジン回転モー
タ250、上記した制御装置214のNCプログラムを
解析するNCプログラム解析部252、放電加工機のヘ
ッド202の加工に必要な電極、ワーク、加工プログラ
ム番号、使用電極ID登録、および加工プログラム中の
電極交換指令とID番号の関連データといった加工情報
を管理する加工情報管理部254、1つの加工に必要な
加工情報が準備できた場合にプログラムを起動するスケ
ジュール運転部256、および上記したATC制御部2
20などが設けられている。
【0010】そして、このATC制御部220内には、
実際に電極を交換する際のロボットアームの移動およ
び、マガジン回転といったシーケンス動作を制御する電
極交換シーケンス制御部260、電極交換シーケンス制
御部260からマガジン回転指令を受けて、ATCマガ
ジン回転モータ250に実際に回転を指令するマガジン
回転指令部262、電極IDリーダ226からの情報に
より自動電極交換装置206のマガジン毎にID番号の
何番の電極が挿入されているかを管理するマガジン内装
着ID番号検出部264、後述する電極番号指令ID番
号変換部268のID番号で指令された電極交換指令を
マガジン番号に変換するID番号マガジン番号解析部2
66、加工情報管理部254からの電極交換指令とID
番号の対応データとを用いて制御装置214から電極交
換指令が為された時に、ID番号に変換する電極番号
令ID番号変換部268、主軸にある電極戻しマガジン
の番号表示部270などを備えている。
【0011】また、NCプログラム解析部252内に
は、NCプログラムを記憶しておくための加工プログラ
ム記憶部274と、その加工プログラムを実行する際に
加工プログラム中の電極交換指令を解析して、ATC制
御部220に制御を委ねる電極交換指令検出部276と
を備えている。
【0012】つぎに、IDタグを用いた電極交換の手順
を説明する。まず、スケジュール運転部256が加工プ
ログラムを起動する。NCプログラム解析部252は、
起動された加工プログラムの中の電極交換指令を電極交
換指令検出部276で検出して、ATC制御部220に
起動をかける。起動がかけられたATC制御部220で
は、電極交換シーケンス制御部260でマガジン内装着
ID番号検出部264で検出されたマガジン毎のID番
号と、電極交換指令のID番号とを比較してID番号に
よる電極交換を行う。
【0013】従来の放電加工装置は、このように構成さ
れているのでIDタグを用いた電極交換では、主軸にあ
る電極の戻しマガジンを除くATCマガジンの任意の位
置に電極を投入することが可能であった。
【0014】図16は、従来の自動電極交換装置の操作
ボード207である。従来の操作ボード207には、電
極交換中にアラームが起こった場合に再起動させるため
の電極交換スタートボタン280、電極交換スタートボ
タン280からの指令に関わらず強制的に電極交換シー
ケンスを停止させる電極交換ストップボタン282、自
動電極交換装置内のマガジンを正転、逆転の回転させる
ためのATCマガジン回転UPボタン284、およびA
TCマガジン回転DOWNボタン286、調整時に電極
交換シーケンスをステップ毎に行うための電極交換シン
グルステップボタン288、放電加工機の主軸のクラン
プ装置を手動でオン/オフし、手動で電極を交換するた
めの主軸アンクランプボタン290、放電加工機の制御
装置214からの電極交換指令番号を表示する電極番号
表示部292、自動電極交換装置の非常停止ボタン29
4で、このボタンを押すと自動電極交換装置への供給電
源がオフされる。
【0015】ID番号による電極交換は、加工プログラ
ム中の電極交換指令と実際に交換するマガジン番号とが
違うので、ID番号による交換を実施しており、戻しマ
ガジン以外の任意の位置電極を投入して良いことを示す
ための電極ID変換中LED296である。
【0016】図17は、従来のIDタグによるワーク交
換を説明する図である。図において、自動ワーク交換装
置のマガジンを回転させるためのAPCマガジン回転モ
ータ300である。APC制御部232内は、実際にワ
ークを交換する際のロボットアームの移動および、マガ
ジン回転といったシーケンス動作を制御するワーク交換
シーケンス制御部302、ワーク交換シーケンス制御部
302からマガジン回転指令を受けて、APCマガジン
回転モータ300に実際に回転を指令するマガジン回転
指令部304、ワークIDリーダ238からの情報によ
り自動電極交換装置のマガジン毎にID番号の何番の電
極が挿入されているかを管理するマガジン内装着ID番
号検出部306、後述するワーク番号指令ID番号変換
部310のID番号で指令された電極交換指令をマガジ
ン番号に変換するID番号マガジン番号解析部308、
加工情報管理部254からの電極交換指令とID番号の
対応データを用いて制御装置からの電極交換指令された
時に、ID番号に変換する電極交換指令ID番号変換部
310、加工槽内にあるワークの戻しマガジン番号を表
示するワーク戻しマガジン表示部312である。
【0017】また、NCプログラム解析部252には、
加工プログラム記憶部274の加工プログラムを実行す
る際に加工プログラム中のワーク交換指令を解析して、
APC制御部232に制御を委ねるワーク交換指令検出
部314である。
【0018】つぎに、IDタグを用いたワーク交換手順
を説明する。まず、スケジュール運転部256が加工プ
ログラムを起動する。NCプログラム解析部252は、
起動された加工プログラム中のワーク交換指令をワーク
交換指令検出部314で検出して、APC制御部232
に起動をかける。起動のかけられたAPC制御部232
ではワーク交換シーケンス制御部302でマガジン内装
着ID番号検出部306から検出されたマガジン毎のI
D番号と、ワーク交換指令のID番号とを比較してID
番号によるワーク交換が行われる。
【0019】このように構成されているため、従来のI
Dタグを用いたワーク交換では、加工槽内の搬入された
ワークパレットの戻しマガジンを除くAPCマガジンの
任意の位置にワークパレットを投入することが可能であ
った。
【0020】図18は、従来の自動ワーク交換装置21
2の操作ボード213である。従来の操作ボード213
には、ワーク交換中にアラームが起こった場合に再起動
させるためのワーク交換スタートボタン320、ワーク
交換スタートボタン320からの指令に関わらず強制的
にワーク交換シーケンスを停止させるワーク交換ストッ
プボタン322、自動ワーク交換装置内のマガジンを正
転、逆転の回転させるためのAPCマガジン回転UPボ
タン324、およびAPCマガジン回転DOWNボタン
326、調整時にワーク交換シーケンスをステップ毎に
行うためのワーク交換シングルステップボタン328、
加工槽内のクランプ装置を手動でオン/オフし、手動で
ワークを交換するためのワークチャックアンクランプボ
タン330、放電加工機の制御装置214からのワーク
交換指令番号を表示するワークパレット番号表示部33
2、加工槽内にあるワークの戻しマガジン番号を表示す
るワーク戻しマガジン表示部312、およびボタンを押
すことによって自動ワーク交換装置への供給電源がオフ
される自動ワーク交換装置の非常停止ボタン334を備
えている。
【0021】ID番号によるワーク交換は、加工プログ
ラム中のワーク交換指令と実際に交換するマガジン番号
とが違うので、ID番号による交換を実施しており、戻
しマガジン以外の任意の位置電極を投入して良いことを
示すためのワークID変換中LED336である。
【0022】図19は、従来のマガジン投入状況画面で
ある。図において、放電加工機の主軸への電極の投入の
有無を表示した電極主軸投入有無表示部340、電極が
投入されている時はIDタグに記憶された数字が表示さ
れ、投入されていない時はブランク表示となる。同様
に、電極のATCマガジンの投入有無を示すATCマガ
ジン投入有無表示部342と、ワークの加工槽内へのワ
ーク投入有無表示部344、APCマガジンのワーク投
入有無表示部346である。
【0023】このように従来の放電加工装置は、電極や
ワークの投入の有無のみが表示されていた。なお、上記
以外の従来技術としては、特開平7−68423号公報
や特開平6−55361号公報などに開示されたものが
ある。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の放電加工装置は構成されているが、以下に述べるよう
な課題を有している。
【0025】すなわち、従来の放電加工装置によりID
タグを用いて電極/ワーク交換をする場合は、次スケジ
ュール用の電極/ワークを投入する際に、加工中の電極
/ワークの戻しマガジンをATCあるいはAPCに搭載
されている戻しマガジン表示部で確認してから、マガジ
ンへ投入していたため、放電加工作業者などは空きマガ
ジンに自由に投入することができず、操作ミスが生じや
すいという不都合があった。
【0026】さらに、加工が完了した電極については、
加工完了を電極を見て判断するしかなく、電極本数を減
らすために放電加工ではしばしば行われる、最初のスケ
ジュール運転で仕上げ電極として使った電極をつぎのス
ケジュール運転で荒電極として使いまわすといった加工
方法に容易に対応することができないという不都合があ
った。
【0027】また、加工が完了したワークについても、
追加工が必要なワークをAPCに装着した場合は、放電
加工の作業者が加工完了ワークと間違えて取り外してし
まうというおそれがあった。
【0028】また、上記公報では、IDタグを読み取
り、スケジュールに従って電極やワークの交換が行われ
ているという旨の記載はあるが、交換する際に加工に用
いた電極やワークをマガジン等に収納する場合の具体的
な手順や機構に関する記載がほとんど無く、交換動作は
未だ自動化されていなかったと考えられる。
【0029】本発明は、かかる従来技術の有する不都合
に鑑みてなされたもので、電極交換を行う際にその電極
を投入する空きマガジンを自動的に検出して、任意位置
に電極を投入し、電極の誤投入による操作ミスを防止で
きる放電加工装置を得ることを第1の目的とする。
【0030】また、ワーク交換を行う際にそのワークを
投入する空きマガジンを自動的に検出して、任意位置に
ワークを投入し、ワークの誤投入による操作ミスを防止
できる放電加工装置を得ることを第2の目的とする。
【0031】また、マガジンに投入された電極が加工完
了であるか、加工待ちの状態かを把握して電極の取り外
しミスを防止できる放電加工装置を得ることを第3の目
的とする。
【0032】また、マガジンに投入されたワークが加工
完了であるか、加工待ちの状態かを把握してワークの取
り外しミスを防止できる放電加工装置を得ることを第4
の目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明にかかる放電加工装置にあっては、複数
の電極を挿入することが可能な電極マガジンと、前記電
極マガジン内の個々の電極に形成されたIDタグを読み
取って、スケジュールに従い放電加工機の主軸に装着さ
れた電極と前記電極マガジンに挿入された電極の交換動
作を行う自動電極交換手段と、を備える放電加工装置に
おいて、前記放電加工機の主軸に装着された電極の交換
時に該電極の戻すべき空き電極マガジンを、交換可能な
位置にある前記電極マガジンから自動的に探索する電極
戻しマガジン判定手段を備え、前記電極戻しマガジン判
手段によって探索された空き電極マガジンに対して前
記自動電極交換手段を用いて、前記放電加工機の主軸に
装着された電極を自動的に戻すことを特徴とする。
【0034】これによれば、IDタグに基づいて電極交
換を行う際に、複数のATCマガジンの中から電極戻し
マガジン判定部により空きマガジンを自動的に探索し
て、空きマガジンの番号の小さい順に電極を戻すことも
できるため、電極の誤投入による操作ミスを防止するこ
とができるようになった。
【0035】つぎの発明にかかる放電加工装置にあって
は、複数のワークを挿入することが可能なワークマガジ
ンと、前記ワークマガジン内の個々のワークに形成され
たIDタグを読み取って、スケジュールに従い放電加工
機の加工槽内に取り付けられたワークと前記ワークマガ
ジンに挿入されたワークの交換動作を行う自動ワーク交
換手段と、を備える放電加工装置において、前記放電加
工機の加工槽内に取り付けられたワークの交換時に該ワ
ークの戻すべき空きワークマガジンを、交換可能な位置
にある前記ワークマガジンから自動的に探索するワーク
戻しマガジン判定手段を備え、前記ワーク戻しマガジン
判定手段によって探索された空きワークマガジンに対し
て前記自動ワーク交換手段を用いて、前記放電加工機の
加工槽内に装着されたワークを自動的に戻すことを特徴
とする。
【0036】これによれば、IDタグに基づいてワーク
交換を行う際に、複数のAPCマガジンの中からワーク
戻しマガジン判定部により空きマガジンを自動的に探索
して、空きマガジンの番号の小さい順にワークを戻すこ
ともできるため、ワークの誤投入による操作ミスを防止
することができるようになった。
【0037】つぎの発明にかかる放電加工装置にあって
は、複数の電極を挿入することが可能な電極マガジン
と、前記電極が挿入されている電極マガジンに付された
電極マガジン番号と前記電極のIDタグとを対応付けし
て管理するマガジン内装着ID番号検出手段と、前記電
極マガジン内の個々の電極に形成されたIDタグを読み
取って、スケジュールに従い放電加工機の主軸に装着さ
れた電極と前記電極マガジンに挿入された電極の交換動
作を行う自動電極交換手段と、を備える放電加工装置に
おいて、前記マガジン内装着ID番号検出手段によって
得られる前記電極マガジン内の電極の有無データと前記
スケジュールに基づいて、前記電極マガジン内の個々の
電極が、前記スケジュール完了した状態か、未完状態
かを判定する電極マガジン投入状況判定手段と、前記電
極マガジン内の個々の電極について、加工完了であり取
り外し可能か、次スケジュールによる加工待ちか、また
はスケジュールがないかのいずれかの判定された状態を
表示する電極投入状況表示手段と、を備えることを特徴
とする。
【0038】これによれば、IDタグに基づいて電極交
換を行う際に、電極マガジン投入状況判定部により空き
電極マガジンへの投入状態が加工完了状態か加工待ち状
態かを判定することができるため、一度使用した仕上げ
電極を、次スケジュール運転で荒電極として使って、電
極本数を減らす加工方法などにも対応することが可能で
あり、電極の取り外しミスを防止することができる。
【0039】つぎの発明にかかる放電加工装置にあって
は、複数のワークを挿入することが可能なワークマガジ
ンと、前記ワークが挿入されているワークマガジンに付
されたワークマガジン番号と前記電極のIDタグとを対
応付けして管理するマガジン内装着ID番号検出手段
と、前記ワークマガジン内の個々のワークに形成された
IDタグを読み取って、スケジュールに従い放電加工機
の加工槽内に取り付けられたワークと前記ワークマガジ
ンに挿入されたワークの交換動作を行う自動ワーク交換
手段と、を備える放電加工装置において、前記マガジン
内装着ID番号検出手段によって得られる前記ワークマ
ガジン内のワークの有無データと前記スケジュールに基
づいて、前記ワークマガジン内の個々のワークが、前記
スケジュール完了した状態か、未完状態かを判定する
ワークマガジン投入状況判定手段と、前記ワークマガジ
内の個々のワークについて、加工完了であり取り外し
可能か、次スケジュールでの加工待ちか、またはスケジ
ュールがないかのいずれかの判定された状態を表示する
ワーク投入状況表示手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0040】これによれば、IDタグに基づいてワーク
交換を行う際に、ワークマガジン投入状況判定部により
空きワークマガジンへの投入状態が加工完了状態か加工
待ち状態かを判定することができるため、ワークの取り
外しミスを防止することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる放電加工
装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0042】実施の形態1.図1には、実施の形態1に
かかる放電加工装置10の概略構成図が示されている。
この実施の形態1にかかる放電加工装置10は、放電加
工機のヘッド12、電極14をこのヘッド12に対して
自動的に取り付け/取り外しを行う自動電極交換装置1
6、放電加工を行う加工槽18、この加工槽18の中に
加工対象のワーク20を自動的に搬入/搬出する自動ワ
ーク交換装置22、放電加工機の加工プログラムの作成
と実行、および加工プログラムのスケジュール運転の制
御や自動電極交換/自動ワーク交換装置のコントローラ
ーへの交換指令等の制御を行う制御装置24などを備え
ている。
【0043】そして、上記した制御装置24には、制御
内容や制御結果などを表示する表示装置としてのCRT
26、制御装置に対して加工プログラムを作成したり、
スケジュールを登録するためにデータ入力を行うキーボ
ード28が設けられている。
【0044】また、上記した自動電極交換装置16に
は、制御装置24から制御装置ATC接続ケーブル39
を介して送られてくる電極交換指令に基づいて自動電極
交換装置16を制御するATC制御部30、電極14を
ヘッド12に取り付けるためのATCロボットアーム3
2、個々の電極14を識別するために電極14自体に形
成された電極IDタグ34を読み取る電極IDリーダ3
6、操作ボード17などが設けられている。
【0045】さらに、上記した自動ワーク交換装置22
には、ワーク20を放電加工機の加工槽18内に自動的
に取り付けるロボットアーム38、前記制御装置24か
ら制御装置APC接続ケーブル40を介して送られてく
るワーク交換指令に基づいて自動ワーク交換装置22を
制御するAPC制御部42などが設けられている。ま
た、自動ワーク交換装置22内のワーク20は、パレッ
ト44上に載せられていて、パレット44上のワーク2
0ごと交換され、このパレット44にはワークパレット
を個々に識別するためのワークパレットIDタグ46が
形成されている。このワークパレットIDタグ46は、
ワークIDリーダ48により読み取られる。
【0046】そして、放電加工機のヘッド12には、電
極14のクランプ装置である主軸クランプ装置54が設
けられ、加工槽18には、ワークのクランプ装置である
ワークパレットクランプ装置56が設けられている。
【0047】この実施の形態1の特徴的な構成は、前記
主軸クランプ装置54に電極のスケジュール運転が登録
されるとともに、自動電極交換装置16のマガジンへの
投入状況を表示する電極投入状況表示部58が設けら
れ、さらに、前記ワークパレットクランプ装置56にワ
ークのスケジュール運転が登録されるとともに、自動ワ
ーク交換装置22のマガジンへの投入状況を表示するワ
ーク投入状況表示部60が設けられた点にある。
【0048】実際の放電加工動作は、ヘッド12に電極
14を取り付け、加工槽18内にワーク20を搬入し
て、電極14とワーク20とを対向させた状態で、図示
しない電源装置により電圧を印加しながらZ軸駆動アク
チュエータを使ってヘッド12を上下させ、加工槽18
内に蓄えられた絶縁性の加工液中で放電させることによ
って行われる。
【0049】図2は、この発明にかかる放電加工装置に
おいてIDタグを用いて電極交換を行う場合の説明図で
ある。
【0050】図において、自動電極交換装置(図1の1
6)のATCマガジンを回転させるためのATCマガジ
ン回転モータ72、上記した制御装置24のNCプログ
ラムを解析するNCプログラム解析部74、放電加工機
のヘッド12の加工に必要な電極、ワーク、加工プログ
ラム番号、使用電極ID登録、および加工プログラム中
の電極交換指令とID番号の関連データといった加工情
報を管理する加工情報管理部76、1つの加工に必要な
加工情報が準備できた場合にプログラムを起動するスケ
ジュール運転部78、および上記したATC制御部30
などが設けられている。
【0051】そして、このATC制御部30内には、実
際に電極を交換する際のロボットアームの移動および、
マガジン回転といったシーケンス動作を制御する電極交
換シーケンス制御部80、電極交換シーケンス制御部8
0からマガジン回転指令を受けて、ATCマガジン回転
モータ72に実際に回転を指令するマガジン回転指令部
82、電極IDリーダ36からの情報により自動電極交
換装置16のマガジン毎にID番号の何番の電極が挿入
されているかを管理するマガジン内装着ID番号検出部
84、後述する電極番号指令ID番号変換部88のID
番号で指令された電極交換指令をマガジン番号に変換す
るID番号マガジン番号解析部86、加工情報管理部か
らの電極交換指令とID番号の対応データとを用いて制
御装置24から電極交換指令された時に、ID番号に変
換する電極番号指令ID番号変換部88、電極交換シー
ケンス制御部80より電極交換が指令された場合に、主
軸にある電極をマガジン内装着ID番号検出部84より
空きのマガジンを探索し、電極の戻しマガジンを判定し
て、主軸にある電極の戻しマガジン番号を表示する電極
戻しマガジン判定部90、マガジン内装着ID番号検出
部84からのマガジン内の電極の有無データと、スケジ
ュール運転部78よりスケジュール登録されている電極
データとスケジュールの完了データから、マガジンに投
入されている電極の状況を、加工完了/投入(スケジュ
ール有り)/投入(スケジュール無し)の3段階に分け
て判定する電極投入状況判定部92などにより構成され
ている。
【0052】また、上記したNCプログラム解析部74
は、NCプログラムを記憶しておくための加工プログラ
ム記憶部96と、加工プログラムを実行する際に加工プ
ログラム中の電極交換指令を解析してATC制御部30
に制御を委ねる電極交換指令検出部98とで構成されて
いる。
【0053】図3は、この発明の自動電極交換装置16
の操作ボード17の一例を示した図である。図3におけ
る操作ボード17は、電極交換中にアラームが起こった
場合に再起動させるための電極交換スタートボタン10
0、制御装置24からの指令に関わらず強制的に電極交
換シーケンスを停止させる電極交換ストップボタン10
2、自動電極交換装置16内のマガジンを正転させるA
TCマガジン回転UPボタン104、自動電極交換装置
16内のマガジンを逆転させるATCマガジン回転DO
WNボタン106、調整時に電極交換シーケンスをステ
ップ毎に行うための電極変換シングルステップボタン1
08、放電加工機の主軸クランプ装置54を手動でオン
/オフしたり、手動で電極を交換するための主軸アンク
ランプボタン110、放電加工機の制御装置24からの
電極交換指令番号を表示する電極番号表示部112、自
動電極交換装置16への供給電源をオフさせて自動電極
交換装置16を非常停止させる電極交換装置非常停止ボ
タン114、およびID番号による電極交換は加工プロ
グラム中の電極交換指令と実際に交換を行うマガジン番
号とが違うことからID番号による交換を実施してお
り、戻しマガジン以外の任意の位置電極を投入して良い
ことを示すための電極ID変換中LED116などで構
成されている。
【0054】この図3に示した実施の形態1の操作ボー
ド17を上記図16に示した従来例の操作ボード207
と比べると、本実施の形態1の自動電極交換装置16で
は、ATC制御部30内の電極戻しマガジン判定部90
(図2参照)において自動的に空きマガジンを探索する
ため、従来例のような電極戻しマガジン表示部270を
設ける必要がなくなる。
【0055】図4は、図2の電極戻しマガジン判定部9
0における判定動作をフローチャートで表わしたもので
ある。
【0056】図4のステップS100では、電極交換指
令があった場合にのみこの判定シーケンスが実行され
る。ステップS102では、電極の戻しマガジンの探索
をいつもマガジン番号1から実施するのではなく、交換
可能な位置にあるマガジン番号から実行できるようにす
るため、探索開始マガジン番号の初期値として交換可能
な位置にあるマガジン番号を代入するようにする。
【0057】そして、ステップS104からステップS
112の間では、ATCのマガジン数分だけ探索を行う
ため、探索マガジン番号を検索開始マガジン番号(交換
マガジン番号)で初期化することが行われる。
【0058】また、ステップS106においてID番号
が読めなかった場合は、空きマガジンであると判断し
て、電極戻しマガジンとする(ステップS116)。従
って、この方法では、交換位置に一番近いマガジン番号
の大きいものが電極戻しマガジンと判定される。
【0059】ステップS106においてID番号が読め
る場合は、空きマガジンでないため、ATCマガジンを
回転させ(ステップS108)、検索マガジン番号を更
新する(ステップS110)。更新された検索マガジン
番号が最初の検索開始マガジン番号と一致しない間は、
全てのATCマガジンを検索していないため、上記のス
テップS106に戻って電極戻しマガジン(空きマガジ
ン)の検索が繰り返し行われる(ステップS112)。
【0060】ステップS112において、検索マガジン
番号が最初の検索開始マガジン番号と一致すると、一通
り全部のATCマガジンを検索したことになる。そし
て、その間にID番号の読めない空きマガジンが見つか
らなかった場合は、マガジン全てに電極が投入されてい
る状態であるので、ステップS114に移行して、電極
戻しマガジンのないことを示すアラームが表示される。
【0061】以上説明したように、この実施の形態1に
よると、電極の戻しマガジンの表示を確認しなくても任
意の空きマガジンに電極を投入することが可能であっ
て、ID番号による電極交換を行った際に、自動的にA
TCマガジンの空きマガジンを検出して、空きマガジン
番号の小さい順に電極を戻しマガジンに戻すので、放電
加工作業者は電極を投入する際に加工中の電極の戻しマ
ガジン表示部を確認することなく、空きマガジンの任意
位置に投入することができ、誤投入による操作ミスを防
ぐことが可能である。
【0062】実施の形態2.図5は、実施の形態2にか
かる放電加工装置においてIDタグを用いてワーク交換
を行う場合の説明図である。
【0063】図において、自動ワーク交換装置(図1の
22)のAPCマガジンを回転させるためのAPCマガ
ジン回転モータ120、上記した制御装置24のNCプ
ログラムを解析するNCプログラム解析部74、放電加
工機のヘッド12の加工に必要な電極、ワーク、加工プ
ログラム番号、使用ワークパレットID登録、および加
工プログラム中のワーク交換指令とID番号の関連デー
タといった加工情報を管理する加工情報管理部76、1
つの加工に必要な加工情報が準備できた場合にプログラ
ムを起動するスケジュール運転部78、および上記した
APC制御部42などが設けられている。
【0064】そして、このAPC制御部42内には、実
際にワークを交換する際のロボットアームの移動およ
び、マガジン回転といったシーケンス動作を制御するワ
ーク交換シーケンス制御部122、ワーク交換シーケン
ス制御部122からマガジン回転指令を受けて、APC
マガジン回転モータ120に実際に回転を指令するマガ
ジン回転指令部124、ワークIDリーダ48からの情
報により自動ワーク交換装置(図1の22参照)のマガ
ジン毎にID番号の何番のワークが挿入されているかを
管理するマガジン内装着ID番号検出部126、後述す
るワーク番号指令ID番号変換部130のID番号で指
令されたワーク交換指令をマガジン番号に変換するID
番号マガジン番号解析部128、加工情報管理部76か
らのワーク交換指令とID番号の対応データとを用いて
制御装置(図1の24参照)からワーク交換が指令され
た際に、ID番号に変換するワーク交換指令ID番号変
換部130が設けられている。
【0065】また、本実施の形態2では、APC制御部
42内にさらにワーク交換シーケンス制御部122より
ワーク交換が指令された場合に、加工槽内のワークをマ
ガジン内装着ID番号検出部126より空きのマガジン
を探索して、ワークの戻しマガジンを判定し、加工槽に
搬入されているワークの戻しマガジン番号をワーク交換
シーケンス番号に転送するワーク戻しマガジン判定部1
32と、マガジン内装着ID番号検出部126からマガ
ジン内のワークの有無のデータと、スケジュール運転部
78よりスケジュール登録されているワークデータとス
ケジュールの完了データとから、マガジンに投入されて
いるワークの状況を、加工完了/投入(スケジュール有
り)/投入(スケジュール無し)の3段階に分けて判定
するワーク投入状況判定部134とが設けられている。
【0066】さらに、上記したNCプログラム解析部7
4は、NCプログラムを記憶しておくための加工プログ
ラム記憶部96と、その加工プログラムを実行する際に
加工プログラム中のワーク交換指令を解析してAPC制
御部42に制御を委ねるワーク交換指令検出部136と
で構成されている。
【0067】図6は、この発明にかかる自動ワーク交換
装置22の操作ボード23の一例を示した図である。図
6における操作ボード23は、ワーク交換中にアラーム
が起こった場合に再起動させるためのワーク交換スター
トボタン140、制御装置(図1の24)からの指令に
関わらず強制的にワーク交換シーケンスを停止させるワ
ーク交換ストップボタン142、自動ワーク交換装置2
2内のAPCマガジンを正転させるためのAPCマガジ
ン回転UPボタン144、自動ワーク交換装置22内の
APCマガジンを逆転させるためのAPCマガジン回転
DOWNボタン146、調整時にワーク交換シーケンス
をステップ毎に行うためのワーク交換シングルステップ
ボタン148、加工槽18内のワークパレットクランプ
装置56を手動でオン/オフして、手動でワークを交換
するためのワークチャックアンクランプボタン150、
放電加工機の制御装置24からのワーク交換指令番号を
表示するワーク交換指令表示部152、自動ワーク交換
装置22への供給電源をオフするワーク交換装置非常停
止ボタン154、IDによるワーク交換は加工プログラ
ム中のワーク交換指令と実際に交換するマガジン番号と
が違うので、IDによる交換を実施し、戻しマガジン以
外の任意の位置に電極を投入して良いことを示すワーク
ID変換中LED156などで構成されている。
【0068】この図6に示した実施の形態2の操作ボー
ド23を上記図18に示した従来例の操作ボード213
と比べると、本実施の形態2の自動ワーク交換装置22
では、APC制御部42内のワーク戻しマガジン判定部
132(図5参照)において自動的に空きマガジンを探
索するので、従来例のようなパレット戻しマガジン表示
部312を設ける必要がなくなる。
【0069】図7は、図5のワーク戻しマガジン判定部
132の動作を説明するフローチャートである。ステッ
プS200では、ワークを交換するワーク交換指令があ
った時のみ、この判定シーケンスが実行されるようにな
っている。
【0070】つぎに、ステップS202では、ワーク戻
しマガジンの探索を常にマガジン番号1から実施するの
ではなく、交換可能位置にあるAPCマガジン番号から
実行できるようにするため、探索開始マガジン番号の初
期値として交換可能位置にあるマガジン番号を代入す
る。
【0071】そして、ステップS204からステップS
212の間は、自動ワーク交換装置が持っているマガジ
ン数分全てを探索するため、探索マガジン番号を探索開
始マガジン番号で初期化し、ステップS206において
ID番号が読めなかった場合は、空きマガジンであると
判断し、ワーク戻しマガジンとする(ステップS21
6)。従って、この方法では、交換位置に一番近い、マ
ガジン番号の大きいものが戻しマガジンと判定される。
【0072】また、ステップS206においてID番号
が読める場合は、空きマガジンでないため、APCマガ
ジンを回転させるとともに(ステップS208)、探索
マガジン番号を更新し(ステップS210)、探索マガ
ジン番号が先の探索開始マガジン番号と一致していなけ
れば(ステップS212)、まだ全てのAPCマガジン
を探索していないため、上記ステップS206に戻って
空きマガジンを探索する。
【0073】ステップS212で探索マガジン番号が先
の探索開始マガジン番号と一致した場合は、探索を開始
してから一通りAPCマガジンを探索したことになり、
その間に空いているワーク戻しマガジンが見つからなか
った場合は、APCマガジン全てにワークが投入されて
いて、ワーク戻しマガジンがないことをアラームにて表
示するようになっている。
【0074】つぎに、ID番号を用いたワーク交換動作
について説明する。まず、図5のスケジュール運転部7
8がNCプログラム解析部74の加工プログラム記憶部
96に記憶された加工プログラムを起動する。NCプロ
グラム解析部74では、起動された加工プログラムの中
のワーク交換指令をワーク交換指令検出部136で検出
して、APC制御部42に起動をかける。起動のかけら
れたAPC制御部では、ワーク交換シーケンス制御部1
22によりマガジン内装着ID番号検出部126から検
出されたマガジン毎のID番号と、ワーク交換指令のI
D番号とを比較してID番号によるワーク交換が行われ
る。
【0075】そして、ワーク交換の際には、ワーク戻し
マガジン判定部132がマガジン内装着ID番号検出部
126より空きマガジンを自動探索して投入することが
できる。
【0076】以上説明したように、この実施の形態2に
よると、ID番号を用いてワーク交換を行う際に、自動
的にAPCマガジンの空きマガジンを検出して、空きマ
ガジンの番号の小さい順にワークを戻すようにしたた
め、放電加工作業者はワークを投入する際に、加工中の
ワークを空きマガジンの任意位置に投入することがで
き、誤投入による操作ミスを防ぐことができる。
【0077】実施の形態3.図8は、実施の形態3にか
かる自動電極交換装置16の電極投入状況表示部58の
一表示例を示したものである。図8の電極投入状況表示
部58には、電極の加工機主軸への投入状況を表示する
電極主軸投入状況表示部160と、電極のATCマガジ
ンへの投入状況を表示する電極ATCマガジン投入状況
表示部162、これら投入状況の表示解説部164が示
されている。
【0078】このように、電極投入状況表示部58は、
電極が投入されているかどうかだけではなく、スケジュ
ール運転と関連して加工完了(ここでは緑で表示)/次
スケジュール(青で表示)による加工待ち、あるいはス
ケジュールが無いため電極が投入されても意味がない状
態(黄で表示)かどうかが一目でわかるようになってい
る。
【0079】図9は、図2に示したATC制御部30内
の電極投入状況判定部92のメインルーチンを説明する
フローチャートであり、図10は、図9の投入状態表示
処理のサブルーチンを説明するフローチャートである。
すなわち、図10のステップS310〜S328は、図
9のメインルーチンから引き渡されたマガジン番号の電
極の有無と、その電極がスケジュールで完了している
か、あるいは未完了であるかを判定するサブルーチンで
ある。
【0080】まず、図9のフローチャートでは、ステッ
プS300において投入チェックマガジン番号を「0」
に初期化した後、ステップS302において投入状態表
示が行われる。そして、ステップS304では、投入チ
ェックマガジンの番号の更新が行われ、ステップS30
6において、その投入チェックマガジンの番号が最大マ
ガジン番号と一致しているかを見て、一致していない場
合は上記ステップS302に戻って、投入状態表示が繰
り返し行われる。このように、ATCマガジン数まで更
新された投入チェックマガジン番号は、チェックしてい
るマガジン番号を示す変数であるため、最大マガジン番
号と一致するようになると、主軸を含めたATCの全マ
ガジン投入状態が判定され、表示されていることにな
る。
【0081】つぎに、図10の投入状態表示処理に関す
るサブルーチンについて説明する。まず、ステップS3
10の条件分岐では、図2のATC制御部30における
マガジン内装着ID番号検出部84のデータに基づいて
電極の有無が判定される。ここで電極が無い場合は、ス
テップS318に移行してブランク表示が選択される。
【0082】また、電極がある場合は、ステップS31
0〜ステップS316においてスケジュールが完了した
電極であれば加工完了表示(図8の例では緑色)が行わ
れる。
【0083】さらに、ステップS320〜ステップS3
28では、まだ実行されていないスケジュール運転に登
録された加工プログラム中で、マガジンに投入された電
極が使われていないかどうかがチェックされる。スケジ
ュール運転で登録されていた場合は、ステップS324
でスケジュール有りとなって投入が表示され(図8の例
では青色)、登録されていない場合は、ステップS32
6でスケジュール無しで投入が表示される(図8の例で
は黄色)。
【0084】このように、サブルーチンのステップS3
10〜ステップS316では、完了電極の表示が行われ
た後に、実行予定のスケジュール運転で電極が使われて
いないかどうかがチェックされるため、一度、加工した
電極でも実行予定のスケジュール運転で電極が使われて
いる時は、スケジュール有りで投入が表示されることに
なる(図8の例では青色)。
【0085】以上説明したように、この実施の形態3に
よると、例えば、一度使用した仕上げ電極を次スケジュ
ール運転で荒電極として使い、電極本数を減らす加工方
法に対応可能であって、自動電極交換装置のマガジンへ
の投入状態を加工完了と加工待ちで投入されているのか
を分けて表示するので、電極を使いまわす加工方法にお
いても放電加工作業者は電極投入状況画面の加工完了表
示の電極のみ取り外せばよく、電極取り外しの操作ミス
を防ぐことができる。
【0086】実施の形態4.図11は、実施の形態4に
かかる自動ワーク交換装置22のワーク投入状況表示部
60の一表示例を示したものである。図11のワーク投
入状況表示部60には、ワークの加工槽内への投入状況
を表示するワーク加工槽内投入状況表示部170と、ワ
ークのAPCマガジンへの投入状況を表示するワークA
PCマガジン投入状況表示部172と、これら投入状況
の表示解説部174とが示されている。
【0087】このように、投入状況の表示解説部174
においては、ワークが投入されたかどうかだけではな
く、スケジュール運転と関連して加工完了/次スケジュ
ールでの加工待ち、あるいはスケジュールに無いのでワ
ークが投入されても意味の無いことが一目でわかるよう
になっている。
【0088】図12は、図5に示したAPC制御部42
内のワーク投入状況判定部134のメインルーチンを説
明するフローチャートであり、図13は、図12の投入
状態表示処理のサブルーチンを説明するフローチャート
である。この図13のフローチャートは、メインルーチ
ンから引き渡されたマガジン番号のワークの有無と、そ
のワークがスケジュールで完了しているか、あるいは未
完了であるかを判定するサブルーチンである。
【0089】まず、図12のフローチャートについて説
明する。ステップS400では、投入チェックマガジン
番号を「0」に初期化し、ステップS402において図
11のワーク投入状況表示部60に投入状態の表示処理
が行われる。
【0090】そして、ステップS404では、投入チェ
ックマガジンの番号更新が行われる。この投入状態チェ
ックマガジン番号は、チェックしているマガジン番号を
示す変数であるため、投入チェックマガジン番号がAP
Cマガジンの最大マガジン番号と一致するまで上記ステ
ップS402に戻って投入状態表示が繰り返し行われ
る。しかし、ステップS406において、更新された投
入チェックマガジン番号が最大マガジン番号と一致した
場合は、加工槽内のワークを含めたAPCの全マガジン
の投入状態が判定されたことになるため、終了する。
【0091】つぎに、図13の投入状態表示処理のサブ
ルーチンについて説明する。まず、ステップS410の
条件分岐では図5のマガジン内装着ID番号検出部12
6のデータに基づいてワークの有無が判定される。ここ
でワークが無い場合は、ステップS418に移行して、
ブランク表示が選択される。また、ワークが有る場合
は、ステップS412〜ステップS416においてスケ
ジュールが完了したワークであれば加工完了の表示が行
われる(図11の例では緑色)。
【0092】また、ステップS420〜ステップS42
8の間で、まだ実行されていないスケジュール運転に登
録された加工プログラム中で、マガジンに投入されたワ
ークが使われていないかがチェックされる。スケジュー
ル運転で登録されていた場合は、ステップS424でス
ケジュールありで投入を表示され(図11の例では青
色)、登録されていない場合はステップS426でスケ
ジュール無しで投入が表示される(図10の例では黄
色)。
【0093】以上説明したように、この実施の形態4に
よると、自動ワーク交換装置22のマガジンへの投入状
態を加工完了で投入されているのか、加工待ちで投入さ
れているのかを分けて表示するため、一度加工したワー
クを追加工するために自動ワーク交換装置22のマガジ
ンを投入したワークと、加工が完了したワークとを自動
判別することができるので、放電加工作業者はワーク投
入状況画面の加工完了表示が為されているワークのみを
取り外せばよいため、ワークの取り外しの操作ミスを防
ぐことができる。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
放電加工装置によれば、電極を投入する際に容易に空き
マガジンの任意位置に投入することが可能となり、誤投
入による操作ミスを防ぐことができる。
【0095】つぎの発明にかかる放電加工装置によれ
ば、ワークを投入する際に容易に空きマガジンの任意位
置に投入することが可能となり、誤投入による操作ミス
を防ぐことができる。
【0096】つぎの発明にかかる放電加工装置によれ
ば、電極を使いまわす加工方法の場合でも放電加工作業
者は電極投入状況画面の加工完了表示が為された電極の
みを取り外せばよいため、電極取り外しの操作ミスを防
ぐことができる。
【0097】つぎの発明にかかる放電加工装置によれ
ば、一度加工したワークを追加工する場合でも放電加工
作業者はワーク投入状況画面の加工完了表示のワークの
み取り外せばよいため、ワーク取り外しの操作ミスを防
ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1にかかる放電加工装置の概略構
成を示す説明図である。
【図2】 この発明にかかる放電加工装置においてID
タグを用いて電極交換を行う場合の説明図である。
【図3】 この発明にかかる自動電極交換装置の操作ボ
ードの一例を示した図である。
【図4】 図2の電極戻しマガジン判定部における判定
動作のフローチャートである。
【図5】 実施の形態2にかかる放電加工装置において
IDタグを用いてワーク交換を行う場合の説明図であ
る。
【図6】 この発明にかかる自動ワーク交換装置の操作
ボードの一例を示した図である。
【図7】 図5のワーク戻しマガジン判定部の動作を説
明するフローチャートである。
【図8】 実施の形態3にかかる自動電極交換装置の電
極投入状況表示部の一表示例を示したものである。
【図9】 図2に示したATC制御部内の電極投入状況
判定部のメインルーチンを説明するフローチャートであ
る。
【図10】 図9の投入状態表示処理のサブルーチンを
説明するフローチャートである。
【図11】 実施の形態4にかかる自動ワーク交換装置
のワーク投入状況表示部の一表示例である。
【図12】 図5に示したAPC制御部内のワーク投入
状況判定部のメインルーチンを説明するフローチャート
である。
【図13】 図12に示した投入状態表示処理のサブル
ーチンを説明するフローチャートである。
【図14】 従来における放電加工装置の概略構成を示
す説明図である。
【図15】 従来における放電加工装置においてIDタ
グを用いて電極交換を行う場合の説明図である。
【図16】 従来における自動電極交換装置の操作ボー
ドである。
【図17】 従来におけるIDタグによるワーク交換を
説明する図である。
【図18】 従来における自動ワーク交換装置の操作ボ
ードである。
【図19】 従来におけるマガジン投入状況画面であ
る。
【符号の説明】
10 放電加工装置、12 ヘッド、14 電極、16
自動電極交換装置、18 加工槽、20 ワーク、2
2 自動ワーク交換装置、24 制御装置、26 CR
T、28 キーボード、32 ATCロボットアーム、
36 電極IDリーダ、38 APCロボットアーム、
39 制御装置APC接続ケーブル、40 制御装置A
PC接続ケーブル、42 APC制御部、44 ワーク
パレット、46 電極IDタグ、48 ワークIDリー
ダ、54 主軸クランプ装置、72 ATCマガジン回
転モータ、74 NCプログラム解析部、76 加工情
報管理部、78 スケジュール運転部、80 電極交換
シーケンス制御部、82ATCマガジン回転指令部、8
4 マガジン内装着ID番号検出部、86 ID番号マ
ガジン番号解析部、88 電極番号指令ID番号変換
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−68423(JP,A) 特開 昭55−58931(JP,A) 特開 平6−170649(JP,A) 特開 昭64−16344(JP,A) 特開 平8−229765(JP,A) 実開 平4−57321(JP,U) 実開 平2−110458(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23H 7/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電極を挿入することが可能な電極
    マガジンと、 前記電極マガジン内の 個々の電極に形成されたIDタグ
    を読み取って、スケジュールに従い放電加工機の主軸に
    装着された電極と前記電極マガジンに挿入された電極の
    交換動作を行う自動電極交換手段と、 を備える 放電加工装置において、 前記放電加工機の主軸に装着された電極の交換時に該電
    極の戻すべき空き電極マガジンを、交換可能な位置にあ
    る前記電極マガジンから自動的に探索する電極戻しマガ
    ジン判定手段を備え、前記 電極戻しマガジン判定手段によって探索された空き
    電極マガジンに対して前記自動電極交換手段を用いて
    前記放電加工機の主軸に装着された電極を自動的に戻す
    ことを特徴とする放電加工装置。
  2. 【請求項2】 複数のワークを挿入することが可能なワ
    ークマガジンと、 前記ワークマガジン内の 個々のワークに形成されたID
    タグを読み取って、スケジュールに従い放電加工機の加
    工槽内に取り付けられたワークと前記ワークマガジンに
    挿入されたワークの交換動作を行う自動ワーク交換手段
    と、 を備える 放電加工装置において、 前記放電加工機の加工槽内に取り付けられたワークの交
    換時に該ワークの戻すべき空きワークマガジンを、交換
    可能な位置にある前記ワークマガジンから自動的に探索
    するワーク戻しマガジン判定手段を備え、前記 ワーク戻しマガジン判定手段によって探索された空
    きワークマガジンに対して前記自動ワーク交換手段を用
    いて、前記放電加工機の加工槽内に装着されたワークを
    自動的に戻すことを特徴とする放電加工装置。
  3. 【請求項3】 複数の電極を挿入することが可能な電極
    マガジンと、 前記電極が挿入されている電極マガジンに付された電極
    マガジン番号と前記電極のIDタグとを対応付けして管
    理するマガジン内装着ID番号検出手段と、 前記電極マガジン内の 個々の電極に形成されたIDタグ
    を読み取って、スケジュールに従い放電加工機の主軸に
    装着された電極と前記電極マガジンに挿入された電極の
    交換動作を行う自動電極交換手段と、 を備える 放電加工装置において、 前記マガジン内装着ID番号検出手段によって得られる
    前記電極マガジン内の電極の有無データと前記スケジュ
    ールに基づいて、前記電極マガジン内の個々の電極が、
    前記スケジュール完了した状態か、未完状態かを判定
    する電極マガジン投入状況判定手段と、 前記電極マガジン内の個々の電極について、加工完了で
    あり取り外し可能か、次スケジュールによる加工待ち
    か、またはスケジュールがないかのいずれかの判定され
    状態を表示する電極投入状況表示手段と、 を備える ことを特徴とする放電加工装置。
  4. 【請求項4】 複数のワークを挿入することが可能なワ
    ークマガジンと、 前記ワークが挿入されているワークマガジンに付された
    ワークマガジン番号と前記電極のIDタグとを対応付け
    して管理するマガジン内装着ID番号検出手段と、 前記ワークマガジン内の 個々のワークに形成されたID
    タグを読み取って、スケジュールに従い放電加工機の加
    工槽内に取り付けられたワークと前記ワークマガジンに
    挿入されたワークの交換動作を行う自動ワーク交換手段
    と、 を備える 放電加工装置において、 前記マガジン内装着ID番号検出手段によって得られる
    前記ワークマガジン内のワークの有無データと前記スケ
    ジュールに基づいて、前記ワークマガジン内の個々のワ
    ークが、前記スケジュール完了した状態か、未完状態
    かを判定するワークマガジン投入状況判定手段と、 前記ワークマガジン内の個々のワークについて、加工完
    了であり取り外し可能か、次スケジュールでの加工待ち
    か、またはスケジュールがないかのいずれかの判定され
    状態を表示するワーク投入状況表示手段と、 を備える ことを特徴とする放電加工装置。
JP23463198A 1998-08-20 1998-08-20 放電加工装置 Expired - Fee Related JP3382859B2 (ja)

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