JPH03111404A - 高立体規則性ポリプロピレン - Google Patents

高立体規則性ポリプロピレン

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JPH03111404A
JPH03111404A JP24943989A JP24943989A JPH03111404A JP H03111404 A JPH03111404 A JP H03111404A JP 24943989 A JP24943989 A JP 24943989A JP 24943989 A JP24943989 A JP 24943989A JP H03111404 A JPH03111404 A JP H03111404A
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純 齋藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高立体規則性ポリプロピレンに関する。更に詳
しくは、なんら特別な添加剤を加えなくても通常の成形
方法によりて、透明性、剛性、および耐久性の著しく優
れた成形品が得られる、分子量分布が広く、かつ極めて
立体規則性の高いポリプロピレンに関する。
[従来の技術とその課題] ポリプロピレンは、耐熱性、耐薬品性、電気的性質に優
れており、更に、剛性、引張り強度、光学的特性、加工
性が良好であり、射出成形、押し出し成形、中空成形等
に広く利用されている。
しかしながら、公知の通常のポリプロピレンでは、物性
および加工性の限界から用途の制約が見られ、その解決
に向けてポリプロピレンの性能向上、特に高温時の剛性
と強度の保持、耐久性、大型成形品の成形性等の向上が
強く望まれている。
上記諸性能の向上に関しては、ポリプロピレンの立体規
則性を高くして、耐熱性、剛性、強度等の物性を引き上
げることや、分子量分布を広げて、高分子量部分に依存
する強度、耐久性を高め、押し出し成形や中空成形等の
成形性を改善する、といった努力が続けられている。
本出願人も既に特開昭59−22.913号公報および
特開昭63−191,809号公報において広い分子量
分布を有する高立体規則性のポリプロピレンを提案して
いる。該ポリプロピレンの使用により、従来公知のポリ
プロピレンに比較して著しく高い剛性と耐久性を有する
成形品が得られ、一定の用途分野への使用の拡大が可能
となりたが、該ポリプロピレンの沸りn−ヘブタン不溶
部の立体規則性は高いものの、ポリマー全体の立体規則
性が不十分であり、更に立体規則性の向上が望まれてい
る他、透明性の向上も望まれている。
また、比較的高い立体規則性を有するポリプロピレンを
提供する他の技術としては、例えば、三塩化チタン組成
物とアルコキシアルミニウム化合物およびエステル化合
物を組み合わせた触媒を用いて得られるポリプロピレン
(特公昭64−ff、325号公報)、三塩化チタン組
成物と有機アルミニウム化合物かならる触媒を使用して
4−メチルペンテン−1等の非直鎖オレフィンを予備重
合させた後、プロピレンの重合を行って得られるポリプ
ロピレン(特開昭81−155,404号公報)、三塩
化チタン組成物と有機アルミニウム化合物、有機金属分
子内配位化合物、更に電子供与体を組み合わせた触媒を
用いて得られるポリプロピレン(特開昭62−100、
SO5号公報)等の固体触媒成分として三塩化チタン組
成物を用いて得られたポリプロピレンや、マグネシウム
化合物に四塩化チタンを担持させたいわゆる相持型固体
触媒成分と有機アルミニウム化合物、更に有機ケイ素化
合物を組み合わせた触媒を用いて得られるポリプロピレ
ン(特開昭54−83.006号公報、特開昭64−6
6.217号公報)等がある。
しかしながら、上記の特公昭64−9jZS号公報、特
開昭82−100,505号公報に記載のポリプロピレ
ンは、ポリマー全体としての立体規則性が不十分なため
、該ポリプロピレンを用いて得られた成形品の剛性、耐
熱性等は不十分なものであフた。また、特開昭58−1
13.008号公報、特開昭61−155,404号公
報、特開昭64−6,621号公報に記載のポリプロピ
レンは一定程度の立体規則性を有するが、分子量分布が
狭いため、耐久性において極めて不十分なものであった
。更に特開昭61−155,404号公報に記載のポリ
プロピレンは一定程度の透明性の向上はみられるものの
未だ不十分である外、特公昭64−9,325号公報、
特開昭58−83,006号公報、特開昭62−100
,505号公報、特開昭64−8,821号公報に記載
のポリプロピレンは透明性において極めて不十分なもの
であった。
一方、透明性の向上したポリプロピレンを提供する技術
としては、チタン化合物と有機アルミニウム化合物から
なる触媒を使用して、ビニルシクロヘキサン等の非直鎖
オレフィンを予備重合させた後、プロピレンを重合させ
る方法(特開昭60−139,710号公報等)がある
、該方法によって得られたポリプロピレンは透明性にお
いては一定程度の向上は見られるものの、予備重合後の
触媒成分の形状不良に起因する重合不安定性による重合
体の不均質性といった問題があることや、不十分な立体
規則性と分子量分布が狭いことにより、剛性と耐久性に
劣るものであった。
本発明者等は、前述の公知技術の現状に鑑み、なんら特
別な添加剤を加えなくても通常の成形方法によって、透
明性、剛性、および耐久性の著しく優れた成形品が得ら
れる、分子量分布が広く、かつ極めて立体規則性の高い
ポリプロピレンを見いだすべく鋭意研究を重ねた。その
結果、後述する本発明の要件を充足する新規なポリプロ
ピレンを成形加工すると透明性、剛性、および耐久性の
著しく優れた成形品が得られることを知って本発明を完
成した。
以上の既述から明らかなように本発明の目的は、透明性
、剛性、および耐久性の著しく優れた成形品の製造が可
能な新規なポリプロピレンを提供するにある。他の目的
は、ポリプロピレンの具体的用途分野の拡大を図ること
にある。
[課題を解決するための手段] 本発明は以下の構成を有する。
(1)■有機アルミニウム化合物(A1)若しくは有機
アルミニウム化合物(AI)と電子供与体(B1)との
反応生成物(1)に四塩化チタンを反応させて得られた
固体生成物(II)を、直鎮オレフィンおよび非直鎖オ
レフィンでそれぞれ1回以上、多段に重合処理した後、
更に電子供与体(B2)と電子受容体とを反応させて得
られる三塩化チタン組成物(III )と ■有機アルミニウム化合物(A2)および第三成分とし
て、 ■芳香族カルボン酸エステル(E)、あるいはSi−0
−C結合および/またはメルカプト基を有する有機ケイ
素化合物(S)、 を組み合わせた触媒を用いて、プロピレンを重合するこ
とによって得られ、メルトフローレート(MFFt)が
0.1〜100  (gzio分、 230t、荷12
.16にgf) 、アイソタクチックペンタッド分率(
P)が0.975〜0.991) 、重量平均分子量の
数平均分子量に対する比、重量平均分子量/数平均分子
量(Q)が7〜30であり、かつ重量平均分子量が10
0,000〜1,000,000であることを特徴とす
る高立体規則性ポリプロピレン。
(2)三塩化チタン組成物(m)に代えて該三塩化チタ
ン組成物(nt)と有機アルミニウム化合物とを組み合
わせて、このものにオレフィンを反応させて得られた予
備活性化触媒成分を用いる前記第1項に記載のポリプロ
ピレン。
本発明の構成について詳細に説明する。
本発明のポリプロピレンのメルトフローレート(MFR
)は、230℃の温度条件下で荷重が2.16Kgfの
場合、がo、tg710分〜100g710分であり、
好ましくは0.5g710分〜Box/lo分である。
MFRが0.1g710分未満では、溶融時の流動性が
不十分であり、100g/10分を超えると得られる成
形品の強度が不足する。
また、本発明のポリプロピレンの最も特徴的な物性であ
る立体規則性の尺度であるアイソタクチックペンタッド
分率(P)は0.975〜0.990である。ここで、
アイソタクチックペンタッド分率(P)とは^、Zam
bellI等によってMacromoleculas6
925(1973)に発表されている方法、即ち、′s
c−NMRを使用して測定されるポリプロピレン分子内
のペンタッド単位でのアイソタクチック分率である。言
い換えると該分率(P)はプロピレン単量体単位が5個
連続してメソ結合した連鎖の中心にあるプロピレン単量
体単位の分率な意味する。
ただし、上述のNMR吸収ピークの帰属決定法は、Ma
cromoleculas F4 [7(1975)に
記載の方法に基づいた。
なお、本発明におけるアイソタクチックペンタッド分率
(P)の値は、重合により得られた立体規則性ポリプロ
ピレンそのままの値であって、抽出、分別等をした後の
ポリプロピレンについての値ではない。
Pが0.975未満では、目的とする高剛性、高耐熱性
が達成されない、Pについての上限は限定されないが、
本発明に係るポリプロピレンの製造上の制約からP −
0,990程度のものが本発明の現時点では現実に利用
できる。
更に、本発明のポリプロピレンのもう一方の特徴的な物
性である分子量分布の尺度であるI!重量平均分子量数
平均分子量に対する比、重量平均分子f!に/数平均分
子量(Q)は7〜30である。
なお、分子量分布については、尺度として一般に重量平
均分子量の数平均分子量に対する比、!!重量平均分子
量/数平均分子量Q)が使用され、この比(Q)が大ぎ
いほど分子量分布は広いことを意味している。Qが7未
満では、得られる成形品の耐久性が劣り、30を超える
と加工成形性が不良となる。また、重量平均分子量はこ
のときがtGo、000 N1,000,000である
上記した要件を満足する本発明の高立体規則性ポリプロ
ピレンの製造方法について説明すると次の通りである。
まず本発明の高立体規則性ポリプロピレンの製造には、
三塩化チタン組成物(■りと有機アルミニウム化合物(
AI)および第三成分として、三塩化チタン組成物(I
II )に対して特定モル比の芳香族カルボン酸エステ
ル(E)、あるいは5t−o−c結合および/またはメ
ルカプト基を有する有機ケイ素化合物(S)を組み合わ
せた触媒を用いる。これらの基本的態様は、本出願人の
先に係る特願平1−156,042号および特願平1−
180,270号と同様であるが、上記の(E)あるい
は(S)のモル比が個別に選択的である点で具体的差異
がある。
上述の三塩化チタン組成物(III )の製造はつぎの
ように行う、まず有機アルミニウム(A1)と電子供与
体(B+)とを反応させて反応生成物(lを得て、この
(I)と四塩化チタンとを反応させて得られる固体生成
物(II)、若しくは有機アルミニウム化合物(A1)
と四塩化チタンとを反応させて得られる固体生成物(1
1)を、■直鎖オレフィンおよび■非直鎖オレフィンで
それぞれ1回以上、多段に重合処理した後、更に電子供
与体CB1)と電子受容体とを反応させて得られる最終
の固体生成物として、本発明のポリプロピレンの製造に
用いる三塩化チタン組成物(■■)が製造される。
なお、本発明で「重合処理する」とは、直鎖オレフィン
若しくは非直鎖オレフィンを重合可能な条件下に固体生
成物(11)に接触せしめて直鎖オレフィン若しくは非
直鎖オレフィンを重合せしめることをいう、この重合処
理で固体生成物(II )は、重合体で被覆された状態
となる。
上記した有機アルミニウム化合物(八りと電子供与体(
B1)との反応は、溶媒(c++)中で一20℃〜20
0℃、好ましくは一1O℃〜100℃で30秒〜5時間
行う、(Al)、(B+)、(D1)の添加順序に制限
はなく、使用する量比は有機アルミニウム化合物(A+
)1モルに対し電子供与体(B+) 0.1モル〜8モ
ル、好ましくは1モル〜4モル、溶媒(B+) 0.5
L〜5L。
好ましくは0.5L〜2Lである。
かくして反応生成物(I)が得られる0反応生成物(1
)は分離をしないで反応終了したままの液状R(反応生
成液(1)と言うことがある。)で次の反応に供するこ
とができる。
この反応生成物(I)と四塩化チタンとを、若、・しく
は有機アルミニウム化合物(Al)と四塩化チタンとを
反応させて得られる固体生成物(1夏)を直鎖オレフィ
ンおよび非直鎖オレフィンで多段に重合処理する方法と
しては、■反応生成物(1)若しくは有機アルミニウム
化合物(A1)と四塩化チタンとの反応の任意の過程で
、直鎖オレフィンおよび非直鎖オレフィンを多段に添加
して固体生成物(n )を多段に重合処理する方法、■
反応生成物N)若しくは有機アルミニウム化合物(A1
)と四塩化チタンとの反応終了後、直鎮オレフィンおよ
び非直鎖オレフィンを多段に添加して固体生成物(1■
)を多段に重合IA理する方法、および0反応生成物(
1)若しくは有機アルミニウム化合物(Al)と四塩化
チタンとの反応終了後、濾別またはデカンテーシヨンに
より液状部分を分離除去した後、得られた固体生成物(
II )を溶媒に懸濁させ、更に有機アルミニウム化合
物を添加後、直鎮オレフィンおよび非直鎖オレフィンを
多段に添加し、重合処理する方法がある。
また、直鎖オレフィンと非直鎖オレフィンを用いて、多
段に行う重合処理の順序については、直鎖オレフィン、
非直鎖オレフィンのいずれを先にしてもよいが、得られ
た最終の三塩化チタン組成物(III )の使用時にお
ける重合運転性および得られるポリプロピレンの性能の
面から、最初に■直鎖オレフィンで重合処理し、引き続
いて■非直鎖オレフィンで重合処理することが好ましい
、この多段の重合lA埋によって直鎖オレフィンー非直
鎖オレフィンブロック共重合体が形成され、該プロブロ
ック共重合体によって固体生成物(II)は被覆された
状態となる。
更にまた、多段の重合処理は上記したように直鎖オレフ
ィンおよび非直鎖オレフィンをそれぞれ最低1回ずつ用
いることにより本発明の目的を達する三塩化チタン組成
物(III )が得られるが、2回以上、例えば非直鎖
オレフィンの重合処理後に更に■直鎮オレフィンを添加
して重合処理を行うこと等も可能である。
反応生成物(1)若しくは有機アルミニウム化合物(A
1)と四塩化チタンとの反応は、反応の任意の過程での
直鎖オレフィンおよび非直鎖オレフィンの添加の有無に
かかわらず、−10℃〜200℃、好ましくは0℃〜1
00℃で5分〜10時間行う。
溶媒は用いない方が好ましいが、脂肪族または芳香族炭
化水素を用いることができる。(I)若しくは有機アル
ミニウム化合物(八1)、四塩化チタン、および溶媒の
混合は任意の順に行えば良く、直鎖オレフィンおよび非
直鎖オレフィンの添加もどの段階で行っても良い。
反応生成物(1)若しくは有機アルミニウム化合物(A
1)、四塩化チタン、および溶媒の全量の混合は5時間
以内に終了するのが好ましく、混合中\も反応が行われ
る。全量混合後、更に5時間以内反応をm続することが
好ましい。
反応に用いるそれぞれの使用量は四塩化チタン1モルに
対し、溶媒は0〜3,000mj!、反応生成物(1)
若しくは有機アルミニウム化合物(A1)は、該(I)
若しくは該(A1)中のA1原子数と四塩化チタン中の
TI原子数の比(Al/Tl)で0.05〜lO1好ま
しくは0.06〜0.3である。
直鎖オレフィンおよび非直鎖オレフィンによる重合処理
は、■反応生成物(1)若しくは有機アルミニウム化合
物(Al)と四塩化チタンとの反応の任意の過程で直鎮
オレフィンおよび非直鎖オレフィンを添加する場合、お
よび■反応生成物(I)若しくは有機アルミニウム化合
物(A1)と四塩化チタンとの反応終了後、直鎮オレフ
ィンおよび非直鎖オレフィンを添加する場合は、直鎮オ
レフィン、非直鎖オレフィンによるいずれの重合処理に
おいても反応温度0℃〜90℃で1分〜10時間、反応
圧力は大気圧(Okgf/cm”G)〜10kgf/c
m”Gの条件下で、固体生成物(II ) 100g当
り、直鎮オレフィン0.1g〜100kg 1 および
非直鎖オレフィン0.013〜lookgを用いて、最
終の固体生成物(■)、即ち本発明のポリプロピレンの
製造に用いる三塩化チタン組成物(III )中の直鎖
オレフィン重合体ブロックの含有量が0.11i量%〜
49.5!!!量%、ならびに非直鎖オレフィン重合体
ブロックの含有量が0.01重量%〜49.51i量と
なるように、また直mRオレフィン瓜合体ブロックと非
直鎖オレフィン重合体ブロックの重量比が2798〜9
8/2となるように多段に重量させる。
該直鎮オレフィン重合体ブロックの含有量が0、Ili
量%未満では、得られた三塩化チタン組成物を使用した
際の運転性および得られたポリプロピレンの均質性が不
十分であり、成形品とした際の外観不良や強度若しくは
剛性の向上不足となる。また49.5@量%を超えても
該効果が顕著でなくなり、操作上および経済上の不利と
なる。
更に、該非直鎖オレフィン重合体ブロックの含有量が0
,01重量%未満では得られたポリプロピレンの立体規
則性および成形品とした時の透明性向上効果が不十分で
あり、49.5Il量%を超えると効果の向上が顕著で
なくなり、操作上および経済上の不利となる。
また直鎮オレフィン重合体ブロックと非直鎖オレフィン
重合体ブロックの重量比については上記した種々の向上
効果のバランスから2/98〜98/2とすることが好
ましい。
直鎖オレフィンおよび非直鎖オレフィンによる多段重合
処理を、■反応生成物(り若しくは有機アルミニウム化
合物(AI)と四塩化チタンとの反応終了後、濾別また
はデカンテーションにより液状部分を分離除去した後、
得られた固体生成物(11)を溶媒に懸濁させてから行
う場合には、直鎖オレフィン、非直鎖オレフィンによる
いずれの重合処理においても固体生成物(11) 10
0gに対し、溶媒100sIt〜S、OOOmjl、有
機アルミニウム化合物0.58〜5.000gの存在下
、反応温度0℃〜90℃で1分〜lO時間、反応圧力は
大気圧(Okgf/cm”G) 〜10kgf/cm’
Gの条件下で、固体生成物(II ) long当り、
直鎖オレフィン0.1g〜100kg 。
および非直鎖オレフィン0.013 N100kgを用
いて、最終の固体生成物(III)、即ち本発明のポリ
プロピレンの製造に用いる三塩化チタン組成物(III
 )中の直鎖オレフィン重合体ブロックの含有量が0.
1重量%〜49.5重量%、ならびに非直鎖オレフィン
重合体ブロックの含有量が0.0!重量%〜4965重
量%となるように、また直鎮オレフィン重合体ブロック
と非直鎖オレフィン重合体ブロックの重量比が2/98
〜98/2となるように多段に重量させる。
上述したいずれの多段重合処理においても、直鎖オレフ
ィン若しくは非直鎖オレフィンによる各段階の重合処理
が終了した後は、該反応混合物をそのまま次段階の重合
処理に用いることができる。また、共存する溶媒、未反
応の直鎖オレフィン若しくは非直鎖オレフィン、および
有機アルミニウム化合物等を濾別若しくはデカンテーシ
ョン等で除き、再度溶媒と有機アルミニウム化合物を添
加して、次段階の非直鎖オレフィン若しくは直鎮オレフ
ィンによる重合処理に用いてもよい。
重合処理時に用いる溶媒は脂肪族炭化水素が好ましく、
有機アルミニウム化合物は反応生成物(I)を得る際に
用いたもの、若しくは電子供与体(Bl)と反応させる
ことなく直接四塩化チタンとの反応に用いたものと同じ
ものであっても、異なったものでもよい。
反応終了後は、濾別またはデカンテーションにより液状
部分を分離除去した後、更に溶媒で洗浄を繰返した後、
得られた重合処理を施した固体生成物(以下固体生成物
(II −A )と言うことがある)を溶媒に懸濁状態
のまま次の工程に使用しても良く、更に乾燥して固形物
として取り出して使用しても良い。
固体生成物(II −A )は、ついで、これに電子供
与体(Bよ)と電子受容体(F)とを反応させる。
この反応は溶媒を用いないでも行うことができるが、脂
肪族炭化水素を用いる方が好ましい結果が得られる。
使用する量は固体生成物(II−A)100Hに対して
、(Ih)0.1g〜1,000g、好ましくは0.5
g〜200g。
(F ) 0.1g〜t、000g、好ましくは0.2
8〜51)Og、溶媒θ〜3,000*J、好ましくは
100〜1,000*J2である。
反応方法としては、■固体生成物(TI −A )に電
子供与体(B2)および電子受容体(F)を同時に反応
させる方法、■(II −A )に(F)を反応させた
後、(B2)を反応させる方法、■(II −A )に
(B1)を反応させた後、(F)を反応させる方法、■
(B1)と(F)を反応させた後、(II −A >を
反応させる方法があるがいずれの方法でも良い。
反応条件は、上述の■、■の方法においては、40℃〜
200℃、好ましくは50℃〜100℃で30秒〜5時
間反応させることが望ましく、■の方法においては(n
 −A )と(B1)の反応をO℃〜50℃テ1分〜3
時間分店3時間反応(F)とは前記の、■と同様な条件
下で反応させる。
また■の方法においては(B1)と(F)を10t〜1
00℃で30分〜2時間反応させた後、40℃以下に冷
却し、(II −A )を添加した後、前記■、■と同
様な条件下で反応させる。
固体生成物(II−A)、(B))、および(F)の反
応終了後は濾別またはデカンテーク3ンにより液状部分
を分離除去した後、更に溶媒で洗浄を繰返し、本発明の
ポリプロピレンの製造に用いる三塩化チタン組成物(I
II )が得られる。
三塩化チタン組成物(m )の製造に使用する有機アル
ミニウム化合物(A1)としては、一般式が^IR’p
R”p+Xs−+**p’+ (式中、R1%R2ハア
ルキル基、シクロアルキル基、アリール基等の炭化水素
基またはアルコキシ基を、Xはハロゲンを表わし、また
p、p’はO<1149’≦3の任意の数を表わす1)
で表わされる有機アルミニウム化合物が使用される。
その具体例としては、トリメチルアルミニウム、トリエ
チルアルミニウム、トリn−プロピルアルミニウム、ト
リn−ブチルアルミニウム、トリl−ブチルアルミニウ
ム、トリn−ヘキシルアルミニウム、トリl−ヘキシル
アルミニウム、トリ2−メチルペンチルアルミニウム、
トリn−オクチルアルミニウム、トリn−デシルアルミ
ニウム等のトリアルキルアルミニウム類、ジエチルアル
ミニウムモノクロライド、ジn−プロピルアルミニウム
モノクロライド、ジl−ブチルアルミニウムモノクロラ
イド、ジエチルアルミニウムモノフルオライド、ジエチ
ルアルミニウムモノブロマイド、ジエチルアルミニウム
モノアイオダイド等のジアルキルアルミニウムモノハラ
イド類、ジエチルアルミニウムハイドライド等のジアル
キルアルミニウムハイドライド類、メチルアルミニウム
セスキクロライド、エチルアルミニウムセスキクロライ
ド等のアルキルアルミニウムセスキハライド類、エチル
アルミニウムジクロライド、■−ブチルアルミニウムジ
クロライド等のモノアルキルアルミニウムシバライド類
などがあげられ、他にモノエトキシジエチルアルミニウ
ム、ジェトキシモノエチルアルミニウム等のアルコキシ
アルキルアルミニウム類を用いることもできる。これら
の有機アルミニウム化合物はZ fill類以上を混合
して用いることもできる。
三塩化チタン(III )の製造に用いる電子供与体と
しては、以下に示す種々のものが示されるが、(at)
、 (112) としてはエーテル類を主体に用い、他
の電子供与体はエーテル類と共用するのが好ましい。
電子供与体として用いられるものは、酸素、窒素、硫黄
、燐のいずれかの原子を有する有機化合物、すなわち、
エーテル類、アルコール類、エステル類、アルデヒド類
、脂肪酸類、ケトン類、ニトリル類、アミン類、アミド
類、尿素又はチオ尿素類、イソシアネート類、アゾ化合
物、ホスフィン類、ホスファイト類、ホスフィナイト類
、硫化水素又はチオエーテル類、チオアルコール類など
である。
具体例としては、ジエチルエーテル、モロ−プロピルエ
ーテル、モロ−ブチルエーテル、ジイソアミルエーテル
、ジn−ペンチルエーテル、モロ−ヘキシルエーテル、
ジイソアミルエーテル、モロ−オクチルエーテル、ジイ
ソアミルエーテル、ジn−ドデシルエーテル、ジフェニ
ルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、
テトラヒドロフラン等のエーテル類、メタノール、エタ
ノール、プロパツール、ブタノール、ペンタノール、ヘ
キサノール、オクタツール、フェノール、クレゾール、
キシレノール、エチルフェノール、ナフトール等のアル
コール類、若しくはフェノール類、メタクリル酸メチル
、酢酸エチル、ギ酸ブチル、酢酸アミル、酪酸ビニル、
酢酸ビニル、安息香酸エチル、安息香酸プロピル、安息
香酸ブチル、安息香酸オクチル、安息香酸2−エチルヘ
キシル、トルイル酸メチル、トルイル酸エチル、トルイ
ル酸2−エチルヘキシル、アニス酸メチル、アニス酸エ
チル、アニス酸プロピル、ケイ皮酸エチル、ナフトエ酸
メチル、ナフトエ酸エチル、ナフトエ酸プロピル、ナフ
トエ酸ブチル、ナフトエfi2−エチルヘキシル、フェ
ニル酢酸エチルなどのエステル類、アセトアルデヒド、
ベンズアルデヒドなどのアルデヒド類、ギ酸、酢酸、プ
ロピオン酸、酪酸、修酸、こはく酸、アクリル酸、マレ
イン酸などの脂肪酸、安息香酸などの芳香族酸、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン、べ′ンゾフエ
ノンなどのケトン類、アセトニトリル等のニトリル類、
メチルアミン、ジエチルアミン、トリブチルアミン、ト
リエタノールアミン、β(N、N−ジメチルアミノ)エ
タノール、ピリジン、キノリン、α−ピコリン、2,4
.6−トリメチルビリジン、N、N。
N’、N’−テトラメチルエチレンジアミン、アニリン
、ジメチルアニリンなどのアミン類、ホルムアミド、ヘ
キサメチルリン酸トリアミド、 N、N、N’。
N’ 、N−ペンタメチル−N゛−β−ジメチルアミノ
メチルリン酸トリアミド、オクタメチルピロホスホルア
ミドのアミド類、N、N、N’ 、N’−テトラメチル
尿素等の尿素類、フェニルイソシアネート、トルイルイ
ソシアネートなどのイソシアネート類、アゾベンゼンな
どのアゾ化合物、エチルホスフィン、トリエチルホスフ
ィン、トリn−ブチルホスフィン、トリn−オクチルホ
スフィン、トリフェニルホスフィン、トリフェニルホス
フィンオキシトなどのホスフィン類、ジメチルホスファ
イト、モロ−才クチルホりファイト、トリエチルホスフ
ァイト、トリn−ブチルホスファイト、トリフェニルホ
スファイトなどのホスファイト類、エチルジエチルホス
フィナイト、エチルブチルホスフィナイト、フエニルジ
フェニルホスフィナイトなどのホスフィナイト類、ジエ
チルチオエーテル、ジフェニルチオエーテル、メチルフ
ェニルチオエーテル、エチレンサルファイド、プロピレ
ンサルファイドなどのチオエーテル類、エチルチオアル
コール、n−プロピルチオアルコール、チオフェノール
などのチオアルコール類などをあげることもできる。
これらの電子供与体は混合して使用することもできる0
反応生成物(1)を得るための電子供与体(at)、固
体生成物(II −A ’)に反応させる(B1)のそ
れぞれは同じであっても異なっていてもよい。
三塩化チタン(II! )の製造に用いる電子受容体′
(F)は周期律表I11〜■族の元素のハロゲン化物に
代表される。具体例としては、無水塩化アルミニウム、
四塩化ケイ素、塩化第一スズ、塩化第二スズ、四塩化チ
タン、四塩化ジルコニウム、三塩化リン、五塩化リン、
四塩化バナジウム、五塩化アンチモンなどがあげられ、
これらは混合して用いることもできる。最も好ましいの
は四塩化チタンである。
溶媒としてはつぎのものが用いられる。脂肪族炭化水素
としては、ローペンタン、n−ヘキサン、n−へブタン
、n−オクタン、l−オクタン等が示され、また、脂肪
族炭化水素の代りに、またはそれと共に、四塩化炭素、
クロロホルム、ジクロルエタン、トリクロルエチレン、
テトラクロルエチレン等のハロゲン化炭素水素も用いる
ことができる。
芳香族化合物として、ナフタリン等の芳香族炭化水素、
及びその誘導体であるメシチレン、デュレン、エチルベ
ンゼン、イソプロピルベンゼン、2−エチルナフタリン
、l−フェニルナフタリン等のアルキル置換体、モノク
ロルベンゼン、クロルトルエン、クロルキシレン、クロ
ルエチルベンゼン、ジクロルベンゼン、ブロムベンゼン
等のハロゲン化物等が示される。
重合処理に用いる直鎮オレフィンとしては、エチレン、
プロピレン、ブテン−!、ペンテン−1、ヘキセン−1
等の直鎮オレフィンが用いられ1.特にエチレン、プロ
ピレンが好ましく用いられる。これらの直鎖オレフィン
は1 fff1以上が用いられる。
重合処理に用いる非直鎖オレフィンは、■次式、 CH,−C)I−R’ (式中 R3はケイ素を含んでいてもよい炭化水素の飽
和環状構造を有する、ケイ素を含んでいてもよい炭素a
3から18の含飽和環炭化水素を表わす1)で示される
含飽和環炭化水素Jll量体、■次式、 (式中、R4はケイ素を含んでいてもよい炭素数1から
3までの鎮状炭化水素基、またはケイ素を表わし、n@
、 R11、R7はケイ素を含んでいてもよい炭素数1
から6までの鎖状炭化水素基を表わすが、BS、 H8
、R?のいずれか1個は水素であってもよい1)で示さ
れる枝鎖オレフィン類や、0次式、 (式中、nは0.1、+aは1.2のいずれかであり、
naはケイ素を含んでもよい炭素数1から6までの鎮状
炭化水素基を表わし、Rgはケイ素を含んでもよい炭素
数1から12までの炭化水素基、水素、またはハロゲン
を表わし、mが2の時、各89は同一でも異なってもよ
い1)で示される芳香族系単量体である。
具体的に示すと、■の含飽和環炭化水素単量体の例とし
ては、ビニルシクロプロパン、ビニルシクロブタン、ビ
ニルシクロペンタン、3−メチルビニルシクロペンタン
、ビニルシクロヘキサン、2−メチルビニルシクロヘキ
サン、3−メチルビニルシクロヘキサン、4−メチルビ
ニルシクロヘキサン、ビニルシクロへブタン等のビニル
シクロアルカン類、アリルシクロペンタン、アリルシク
ロヘキサン等のアリルシクロアルカン類などのほか、シ
クロトリメチレンビニルシラン、シクロトリメチレンメ
チルビニルシラン、シクロテトラメチレンビニルシラン
、シクロテトラメチレンメチルビニルシラン、シクロペ
ンタメチレンビニルシラン、シクロペンタメチレンメチ
ルビニルシラン、シクロペンタメチレンエチルビニルシ
ラン、シクロへキサメチレンビニルシラン、シクロへキ
サメチレンメチルビニルシラン、シクロへキサメチレン
エチルビニルシラン、シクロテトラメチレンアリルシラ
ン、シクロテトラメチレンメチルアリルシラン、シクロ
ペンタメチレンアリルシラン、シクロペンタメチレンメ
チルアリルシラン、シクロペンタメチレンエチルアリル
シラン等の飽和環状構造内にケイ素原子を有する含飽和
環炭化水素単魚体や、シクロブチルジメチルビニルシラ
ン、シクロペンチルジエチルビニルシラン、シクロペン
チルエチルメチルビニルシラン、シクロペンチルジエチ
ルビニルシラン、シクロヘキシルビニルシラン、シクロ
へキシルジメチルビニルシラン、シクロヘキシルエチル
メチルビニルシラン、シクロブチルジメチルアリルシラ
ン、シクロペンチルジメチルアリルシラン、シクロヘキ
シルメチルアリルシラン、シクロへキシルジメチルアリ
ルシラン、シクロヘキシルエチルメチルアリルシラン、
シクロへキシルジエチルアリルシラン、4−トリメチル
シリルビニルシクロヘキサン、4−トリメチルシリルア
リルシクロヘキサン等の飽和環状構造外にケイ素原子を
含んだ含飽和環炭化水素単量体などがあげられる。
■の枝鎖オレフィン類の例としては、3−メチルブテン
−1,3−メチルペンテン−1,3−エチルペンテン−
1等の3位枝娘オレフィン、4−エチルヘキセン−1,
4,4−ジメチルペンテン−1,4,4−ジメチルヘキ
セン−1等の4位枝鎖オレフィン、ビニルトリメチルシ
ラン、ビニルトリエチルシラン、ビニルトリn−ブチル
シラン、アリルトリメチルシラン、アリルエチルジメチ
ルシラン、アリルジエチルメチルシラン、アリルトリエ
チルシラン、アリルトリn−プロピルシラン、3−ブテ
ニルトリメチルシラン、3−ブテニルトリエチルシラン
等のアルケニルシラン類や、ジメチルジアリルシラン、
エチルメチルジアリルシラン、ジエチルジアリルシラン
等のジアリルシラン類等があげられる。
また、■の芳香族系単量体としては、スチレン、および
その銹導体である。−メチルスチレン、p−t−ブチル
スチレン等のアルキルスチレン類、2.4−ジメチルス
チレン、2.5−ジメチルスチレン、3.4−ジメチル
スチレン、3.5−ジメチルスチレン等のジアルキルス
チレン類、2−メチル−4−フルオロスチレン、2−エ
チル−4−クロロスチレン、0−フルオロスチレン、p
−フルオロスチレン等のハロゲン置換スチレン類、11
−トリメチルシリルスチレン、+1−トリエチルシリル
スチレン、p−エチルジメチルシリルスチレン等のトリ
アルキルシリルスチレン類、0−アリルトルエン、p−
アリルトルエン等のア。
ジルトルエン類、2−アリル−p−キシレン、4−アリ
ル−0−キシレン、5−アリル−霞−キシレン等のアリ
ルキシレン類、ビニルジメチルフェニルシラン、ビニル
エチルメチルフェニルシラン、ビニルジエチルフェニル
シラン、アリルジメチルフェニルシラン、アリルエチル
メチルフェニルシラン等のアルケニルフェニルシラン類
、また、  4−(o−トリル)−ブテン−1やl−ビ
ニルナフタレン等があげられ、これらの非直鎖オレフィ
ンは1種類以上が使用される。
以上の様にして得られた三塩化チタン組成物(Ill 
)と有機アルミニウム化合物(A2)、および芳香族カ
ルボン酸エステル(E)あるいは5t−o−c結合およ
び/またはメルカプト基を有する有機ケイ素化合物(S
)とを後述する所定量でもって組み合せ、本発明のポリ
プロピレンの製造に使用する触媒とするか、更に好まし
くは、オレフィンを反応させて予備活性化した触媒とし
て使用する。
予備活性化は、三塩化チタン(III)Igに対し、有
機アルミニウム化合物0.005g〜500g、溶媒0
〜50j2、水素0〜1.00041及びオレフィン0
.01g〜5.000g、好ましくは0.05g〜3,
000gを用い、0℃〜100℃で1分〜20時間、オ
レフィンを反応させ、三塩化チタン組成物(i■)Ig
当り0.01g 〜1.00041好ましくは0.05
g 〜200g17)オレフィンを重合させる事が望ま
しい。
予備活性化の為のオレフィンの反応は、n−ペンタン、
n−ヘキサン、n−へブタン、トルエン等の脂肪族また
は芳香族炭化水素溶媒中でも、また溶媒を用いないで液
化プロピレン、液化ブテン−1等の液化オレフィン中で
も行え、エチレン、プロピレン等のオレフィンを気相で
反応させることもでき、予めオレフィン重合体や水素を
共存させて行う事もできる。
また予備活性化において、予め芳香族カルボン酸エステ
ル(E)あるいはSi−0−C結合および/またはメル
カプト基を有する有機ケイ素化合物(S)を添加するこ
とも可能である。
予備活性化する為に用いるオレフィンとしては、例えば
エチレン、プロピレン、ブテン−1、ぺ。
ンテンー!、ヘキセン−11ヘプテン−1、オクテン−
1等の直鎮モノオレフィン類、4−メチル−ペンテン−
1,2−メチル−ペンテン−1等の枝鎖モノオレフィン
等があげられ、i fffi類以上のオレフィンが使用
される。また、有機アルミニウム化合物としては、既述
の(AI)と同様なものが使用可能であるが、好適には
後述する(A1)と同様なジアルキルアルミニウムモノ
ハライドが用いられる。
予備活性化反応が終了した後は、該予備活性化触媒成分
スラリーに所定量の芳香族カルボン酸エステル(E)あ
るいは5t−o−c結合および/またはメルカプト基を
有する有機ケイ素化合物(S)を添加した触媒をそのま
まプロピレンの重合に用いることもできるし、また、共
存する溶媒、未反応のオレフィンおよび有機アルミニウ
ム化合物を濾別またデカンテーシミンで除討、乾燥した
粉粒体若しくは該粉粒体に溶媒を加えて懸濁した状態と
し、このものに有機アルミニウム化合物(A1)および
(E)あるいは(S)とを組み合わせて触媒とし、プロ
ピレンの重合に供する方法や、共存する溶媒、および未
反応のオレフィンを減圧蒸留、または不活性ガス流等に
より、蒸発させて除き、粉粒体若しくは該粉粒体に溶媒
を加えて懸濁した状態とし、このものに必要に応じて有
機アルミニウム化合物(A雪)を追加し、更に(E)あ
るいは(S)とを組み合せて触媒とし、プロピレンの重
合に用いることも可能である。
プロピレンの重合時においては、以上の三塩化チタン組
成物(III ) 、有機アルミニウム化合物(A2)
、更に芳香族カルボン酸エステル(E)あるいは5t−
o−c結合および/またはメルカプト基を有する有機ケ
イ素化合物(S)の使用量については、触媒の第3成分
として芳香族カルボン酸エステル(E)を使用する際は
該(E)と該三塩化チタン組成物(Ill )のモル比
(E)/(nt)が0.2〜10.0、また5t−o−
c結合および/またはメルカプト基を有する有機ケイ素
化合物(S)を使用する場合には該(S)と該(III
 )のモル比(S)/(Ill)  1.5〜1O90
、となるようにし、かついずれの場合においても該有機
アルミニウム化合物(A1)゛と該三塩化チタン組成物
(III )のモル比(A2) /(Ill )が0.
2〜200、好適には0.2〜10Gとなる範囲で使用
する。
なお、上記した各触媒成分のモル比範囲内で実施すれば
必ず、本発明の高立体規則性ポリプロピレンが得られる
とは限らず個々の重合条件(特に、重合温度や使用する
(E)あるいは(S)の具体的種類と(III )に対
するモル比)を確認する必要がある。
また、三塩化チタン組成物(III )のモル数とは、
実質的に(III )中に含まれている71グラム原子
数をいう。
プロピレンの重合時に三塩化チタン組成物(Ill )
と組み合わせる有機アルミニウム化合物(A1)として
は−数式が^IRIORIIXで示されるジアルキルア
ルミニウムモノハライドが好ましい。
なお、式中R16、R1′はアルキル基、シクロアルキ
ル基、アリール基、アルカリール基等の炭化水素基また
はアルコキシ基を示し、Xはハロゲンを表わす。
具体例としてはジエチルアルミニウムモノクロライド、
モロ−プロピルアルミニウムモノクロライド、ジアルキ
ルアルミニウムモノハライド、モロ−ブチルアルミニウ
ムモノクロライド、ジエチルアルミニウムモノアイオダ
イド、ジエチルアルミニウムモノブロマイド等があげら
れる。
触媒を構成する第三成分として用いることのできる芳香
族カルボン酸エステル(E)の具体例としては、安息香
酸エチル、安息香酸プロピル、安息香酸ブチル、安息香
酸オクチル、安息香酸2−エチルヘキシル、トルイル酸
メチル、トルイル酸エチル、トルイル酸2−エチルヘキ
シル、アニス酸メチル、アニス酸エチル、アニス酸プロ
ピル、ケイ皮酸エチル、ナフトエ酸メチル、ナフトエ酸
プロピル、ナフトエ酸ブチル、ナフトエ酸2−エチルヘ
キシル、フェニル酢酸エチルがあげられる。
芳香族カルボン酸エステル(E)に代えて、触媒の第三
成分として使用可能な5t−o−c結合および/または
メルカプト基を有する有機ケイ素化合物(S)の具体例
としては、メチルジアセトキシシラン、ビニルトリメト
キシシラン、アリルトリメトキシシラン、フェニルトリ
メトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、メチルフ
エニルジメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン
、トリメチルメトキシシラン、トリフェニルメトキシシ
ラン、テトラエトキシシラン、メチルトリエトキシシラ
ン、エチルトリエトキシラン、ビニルトリエトキシシラ
ン、プロピルトリエトキシシラン、アリルトリエトキシ
シラン、ペンチルトリエトキシシラン、フェニルトリエ
トキシシラン、n−オクチルトリエトキシシラン、n−
オクタデジルトリエトキシシラン、6−ドリエトキシシ
ランー2−ノルボルネン、ジメチルジェトキシシラン、
ジエチルジェトキシシラン、ジフェニルジェトキシシラ
ン、トリメチルエトキシシラン、トリエチルエトキシシ
ラン、トリフェニルエトキシシラン、アリルオキシトリ
メチルシラン、メチルトリl−プロポキシシラン、ジメ
チルジl−プロポキシシラン、トリメチルアセトキシシ
ラン、テトラn−ブトキシシラン、メチルトリn−ブト
キシシラン、テトラ(2−エチルブトキシ)シラン、メ
チルトリフエノキシシラン、ジメチルジフェノキシシラ
ン、トリメチルフェノキシシラン、トリメトキシシラン
、トリエトキシシラン、トリエトキシクロロシラン、ト
リニープロポキシクロロシラン、トリn−ブトキシクロ
ロシラン、テトラアセトキシシラン、メチルトリアセト
キシシラン、エチルトリアセトキシシラン、ビニルトリ
アセトキシシラン、メチルジアセトキシシラン、ジアセ
トキシメチルビニルシラン、ジメチルジアセトキシシラ
ン、メチルフエニルジアセトキシシラン、ジフェニルジ
アセトキシシラン、トリメチルアセトキシシラン、トリ
エチルアセトキシシラン、フエニルジメチルアセトキシ
シラン、トリフェニルアセトキシシラン、ビス(トリメ
チルシリル)アジペート、トリメチルシリルベンゾエー
ト、トリエチルシリルベンゾエート等の5i−o−c結
合を有する有機ケイ素化合物や、メルカプトメチルトリ
メチルシラン、2−メルカプトエチルトリメチルシラン
、3−メルカプトプロピルトリメチルシラン、4−メル
カプト−n−ブチルトリメチルシラン、メルカプトメチ
ルトリエチルシラン、2−メルカプトエチルトリエチル
シラン、3−メルカブトブロビルトリエチルシラン、l
−メルカプトエチルトリメチルシラン、3−メルカブト
ブロビルジメチルフェニルシラン、3−メルカプトプロ
ピルエチルメチルフェニルシラン、4−メルカプトブチ
ルジエチルフェニルシラン、3−メルカプトプロピルメ
チルジフェニルシラン等のメルカプト基を有する有機ケ
イ素化合物、また、メルカプトメチルトリメトキシシラ
ン、メルカプトメチルジメチルメトキシメチルシラン、
メルカプトメチルジメトキシメチルシラン、メルカプト
メチルトリエトキシシラン、メルカプトメチルジェトキ
シメチルシラン、メルカプトメチルジメチルエトキシシ
ラン、2−メルカプトエチルトリメトキシシラン、3−
メルカプトプロピルトリメトキシシラン、ジメトキシ−
3−メルカプトプロピルメチルシラン、3−メルカプト
プロピルトリエトキシシラン、ジェトキシ−3−メルカ
プトプロピルメチルシラン、メルカプトメチルジメチル
−2−フェニルエトキシシラン、2−メルカプトエトキ
シトリメチルシラン、3−メルカプトプロポキシトリメ
チルシラン等のSi−0−C結合およびメルカプト基を
有する有機ケイ素化合物や3−アミノプロピルトリメト
キシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、
3−アミノプロピルジェトキシメチルシラン、3−アミ
ノプロピルジメチルエトキシシラン、3−アミノフェノ
キシジメチルビニルシラン、4−アミノフェノキシジメ
チルビニルシラン、2−アミノエチルアミノメチルトリ
メトキシシラン、3−(2−アミノエチルアミノプロビ
ル)ジメトキシメチルシラン、2−アミノエチルアミノ
メチルベンジロキシジメチルシラン、 3−[2−(2
−アミノエチルアミノエチルアミノ)プロビルコ トリ
メトキシシラン等の5i−0−C73合およびアミノ基
を有する有機ケイ素化合物等があげられる。
かくして組み合わされた触媒、若しくは予備活性化され
た触媒を用いて、プロピレンの重合を実施する。プロピ
レンを重合させる重合形式としては、n−ヘキサン、ロ
ーへブタン、n−オクタン、ベンゼン若しくはトルエン
等の炭化水素溶媒中で行うスラリー重合、または液化プ
ロピレン中で行うバルク重合や気相中で行う気相重合が
あげられるが、最も好ましいのはスラリー重合法である
重合温度は通常20℃〜75℃、好ましくは40℃〜6
5℃、特に好ましくは40℃〜60℃の比較的低温が好
適である。I!重合度が高すぎる場合には、得られるポ
リプロピレンの立体規則性を上げるのが困難になり、重
合温度が低すぎる場合にはプロピレンの重合速度が遅く
なり、実用的でない0重合圧力は常圧(o Kgf/c
m”G) 〜50にgf/cm2Gで通常30分〜15
時間程度の重合時間で実施される0重合の際、分子量調
節のために適量の水素を添加するなどは従来のプロピレ
ンの重合方法と同じである。
なお重合はバッチ重合、連続重合のいずれの方法におい
ても可能である0重合終了後は、公知の触媒失活工程、
触媒残さ除去工程等の後処理工程を経た後、本発明の高
立体規則性ポリプロピレンが得られる。
以上のように記述した新規な方法で得られた本発明のポ
リピロピレンは、広い分子量分布と高い立体規則性を併
有する新規なポリプロピレンであり、必要に応じて、適
量の熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、アンチブロ
ッキング剤、着色剤等の安定剤や添加剤、更には造核剤
、無機充填剤、種々の合成樹脂等が配合され、また必要
に応じてペレット化された後、公知の射出成形、押し出
し成形、中空成形等の技術により、各種成形品の用に供
される。
[作 用] 本発明のポリプロピレンは、極めて高い立体規則性を有
することから、本発明のポリプロピレンを用いて得られ
た成形品は耐熱性、剛性、強度において著しく優れてい
る。また、広い分子量分布を有することから、著しく高
い耐久性を有している。更にまた、該成形品は、結晶化
度が高く、かつ微細な球晶形態を発現していることから
透明性においても優れている。
本発明のポリプロピレンを用いて得られた成形品の優れ
た性能に作用している、本発明のポリプロピレンの特徴
的な物性は上記の通りであるが、該特徴的物性を支持す
る本発明に係る製造上の作用としては、その詳細は明ら
かではないが以下のように推定される。
本発明のポリプロピレンの製造に係る三塩化チタン組成
物(Ill )は、後述する実施例で明らかなように従
来公知の三塩化チタン組成物に比較して高いアイソタク
チックペンタッド分率を有するポリプロピレン製造性能
を存するが、これは該三塩化チタン組成物(Ill ’
)の製造時における多段の重合処理によって生成した直
鎮オレフィン−非直鎖オレフィンブロック共重合体、特
にその非直鎖オレフィン重合体ブロックが重合活性点に
立体特異性を高度に付与しているものと考えられる。
また、本発明のポリプロピレンの製造に係る触媒の第三
成分としての芳香族カルボン酸エステル(E)あるいは
5t−o−c結合および/またはメルカプト基を有する
有機ケイ素化合物(S)は広い分子量分布と高い立体規
則性を本発明のポリプロピレンに付与している。
更にまた、本発明のポリプロピレン中には本発明に係る
三塩化チタン組成物(Ill )に起因する既述の直鎮
オレフィン−非直鎖オレフィンブロック共重合体が分散
しているが、・該ブロック共重合体の直鎮オレフィン重
合体ブロックがポリプロピレンと相溶性を持つことに伴
い、非直鎖オレフィン重合体ブロックもポリプロピレン
への分散性が高度に向上している。従って、非直鎖オレ
フィン重合体ブロックの持つ造核作用が著しく発揮され
ることから、得られるポリプロピレンを用いて製造した
成形品は結晶化度が高く、微細な球晶形態を有するので
透明性が優れているものと推定される。
[実施例] 以下、実施例によって本発明を説明する。実施例、比較
例において用いられている用語の定義、および測定方法
は次の通りである。
(1)MFR:メルトフローレート JISに7210
表1の条件14による。  (単位:g/lo分)(2
) アイソタクチックペンタッド分率(P):前述した
方法に基づき、日本電子社製JEOLGX−270を用
いて測定した。
(31Ii量平均分子量および重量平均分子!/数平均
分子量(Q): ウォーターズ社製のGPC−150c型のゲルパーミェ
ーションクロマトグラフィーにより測定し、求めた。
(4)融点:デュポン社製の1090型示差走査熱量分
析計を用いて試料を230℃にて10分間保持後、−2
0℃/分にて一60℃まで降温し同温度にて10分間保
持した後、20℃/分の昇温条件下で測定した。   
 (単位:℃)(5)剛性、強度、耐熱性:ポリプロピ
レン 100重量部に対してテトラキス[メチレン−3
−(3°、5゛−ジ−t−ブチル−4°−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネ−トコメタ20.1重量部、および
ステアリン酸カルシウム0.1重量部を混合し、該混合
物をスクリュー径40+smの押出造粒機を用いて造粒
した。ついで該造粒物を射出成形機で溶融樹脂温度23
0℃、金型温度50℃でJIS形のテストピースを作成
し、該テストピースについて湿度50%、室温23℃の
室内で96時間放置後、下記の方法により測定した。
■曲げ弾性率: JISに7203に準拠して23℃お
よび弾性率を測定した。  (単位:kgf/crn”
)■引張強度: JIS K 7113に準拠して23
℃にて引張強度を測定した。   (単位:kgf/c
m’)■熱変形温度: JISに7202に準拠して熱
変形温度を測定した。       (単位:℃)(6
)耐久性:(5)と同様にして試験片を調製し、JiS
に7115に準拠して引張クリープ試験(荷fi 24
8にgf/cm″)を行い、クリープ破壊時間を測定し
た。     (単位二時間)(7)透明性ニブレス機
を用いて温度200℃、圧力200にgf/cgz’の
条件下でポリプロピレンを厚さ 150μのフィルムと
し、該フィルムの両面に流動パラフィンを塗った後JI
S K7105に準拠して内部ヘーズを測定した。
(単位:%) 実施例1 (1)三塩化チタン組成物(m)の調製n−ヘキサン6
1、ジエチルアルミニウムモノクロライド(DEAC)
 5.0モル、ジイソアミルエーテル12゜0モルを2
5℃で1分間で混合し、5分間同温度で反応させて反応
生成液(■)(ジイソアミルエーテル/DEACのモル
比2.4)を得た。
窒素置換された反応器に四塩化チタン40モルを入れ、
35℃に加熱し、これに上記反応生成液H)の全量をi
ao分間で滴下した後、同温度に80分間保ち、80℃
に昇温して更に1時間反応させ、室温まで冷却し、上澄
液を除き、n−ヘキサン20j2を加えてデカンテーシ
ョンで上澄液を除く操作を4回繰り返して、固体生成物
(!■)を得た。
この(!りの全量をn−ヘキサン30J2中に懸濁させ
、ジエチルアルミニウムモノクロライド400gを加え
、30℃でプロピレン1.5kgを添加し、同温度で1
時間重合処理を行った0反応時間経過後、上澄液をデカ
ンテーションで除いた後、 30Jilのn−ヘキサン
で2回固体を洗浄した。引き続いて、n−ヘキサン30
IL、ジエチルアルミニウムモノクロライド400gを
加えた後、温度を40℃にし、ビニルシクロヘキサン1
.9kgを加え、40℃で2時間重合処理を行った。
反応終了後、上澄液を除!tn−へキサン301を加え
てデカンテーションで上澄液を除く操作を4回繰り返し
て、プロピレン−ビニルシクロヘキサンによる多段重合
処理を施した固体生成物(II −A )を得た。
この固体生成物の全量をn−ヘキサン9j!中に懸濁さ
せた状態で、四塩化チタン3.5kgを室温にて約10
分間で加え、80℃にて30分間反応させた後、更にジ
イソアミルエーテル1.8kgを加え、80℃で1時間
反応させた0反応終了後、上澄液を除く操作を5回繰り
返した後、減圧で乾燥させ、三塩化チタン組成物(nl
)を得た。
得られた三塩化チタン組成物(Ill )中のプロピレ
ン重合体ブロックの含有量は25.0重量%、ビニルシ
クロヘキサン重合体ブロックの含有量は25.0重量%
、チタン含有量は12.6重量%であった。
<2)予備活性化触媒成分の調製 内容積1501の傾斜羽根を備えた攪拌機付きステンレ
ス製反応器を窒素ガスで置換した後、n−ヘキサン90
JZ、ジエチルアルミニウムモノクロライド1.71K
g、 (1)で得た三塩化チタン組成物(III ’)
1.8kgを室温で加えた後、続いてプロピレンを11
g添加し、30℃で2時間かけて反応させた(三塩化チ
タン組成物(III)Ig当り、プロピレン0.5g3
反応後、未反応エチレンを除去し、予備活性化触媒成分
をスラリー状態で得た。
(3)ポリプロピレンの製造 窒素置換をした内容積150ILの2段タービン翼を備
えた攪拌機付き重合器に、上記(2) で得た予備活性
化触媒成分スラリー(注、ジエチルアルミニウムモノク
ロライドを含む)をチタン原子換算で11.5ミリグラ
ム原子/hrで、また11−トルイル酸メチルをチタン
原子に対してモル比が1.8になるように触媒として同
一配管から、また別記管からn−へキチンを13Kg/
hrで連続的に供給した。更にまた重合器の気相中の濃
度が11容積%を保っように水素を、全圧力が1’OK
g/ cm”Gを保つようにプロピレンをそれぞれ供給
して、プロピレンのスラリー重合を60℃において 1
20時間、連続して行った。
該重合中は、垂4合器内の重合体スラリーの保有レベル
が75容積%となるように重合体スラリーを重合器から
連続的に内容積50ILのフラッシュタンりに抜き出し
た。フラッシュタンクにおいて落圧し、未反応の水素、
プロピレンを除去する一方、メタノールをIKg/hr
で供給し70℃にて接触処理した。引き続いて、重合体
スラリーを水酸化ナトリウム水溶液で中和後、重合体の
水洗、分離、乾燥の各工程を経て、ポリプロピレンを1
0Kg/hrで得た。
該ポリプロピレンを分析したところ、MFRは4.0 
(g/10分)、アイソタクチックペンタッド分率(P
)はQ、985 、重量平均分子量/数平均分子量(Q
)は13.5、重量平均分子量は34万、融点は168
.0℃であった。
比較例1 (1)実施例1の(1)において、固体生成物(I+ 
)をプロピレンおよびビニルシクロヘキサンによる多段
重合処理をすることなしに固体生成物(!!−八)相当
物とすること以外は同様にして三塩化チタン組成物を得
た。
(2)実施例1の(2) において、三塩化チタン組成
物(In )の代わりに上記(1)で得た三塩化チタン
組成物0.9Kgを用いる以外は同様にして予備活性化
触媒成分を得た。
(3)実施例1の(3)において、予備活性化触媒成分
として上記(2)で得た予備活性化触媒成分を用い、ま
た各触媒成分を重合器内の全圧力が10にglC量2G
を保つように重合器に供給すること以外は同様にしてプ
ロピレンの重合を行い、ポリプロピレンを得た。
比較例2 (1)攪拌機付きステンレス製反応器中において、デカ
ン31、無水塩化マグネシウム480g、オルトチタン
酸n−ブチル1.7にgおよび2−エチル−1−ヘキサ
ノール1.95にgを混合し、攪拌しながら 130℃
に1時間加熱して溶解させ均一な溶液とした。該均一溶
液を70℃とし、攪拌しながらフタル酸ジイソブチル1
110gを加え、1時間経過後四塩化ケイ素5.2Kg
を2.5時間かけて滴下し固体を析出させ、更に70℃
に1時間加熱した。固体を溶液から分離し、ヘキサンで
洗浄して固体生成物(m)を得た。
該固体生成物(III )全量を1.2−ジクロルエタ
ン151に溶かした四塩化チタン15ILと混合し、続
いて、フタル酸ジイソブチル360g加え、攪拌しなが
ら100℃に2時間反応させた後、同温度においてデカ
ンテーシ日ンにより液相部を除き、再び、1.2−ジク
ロルエタン15gおよび四塩化チタン15ILを加え、
 100℃に2時間攪拌し、ヘキサンで洗浄し乾燥しチ
タン含有担持型触媒成分を得た。
(2)内容積30jlの傾斜羽付きステンレス製反応器
を窒素ガスで置換した後、n−ヘキサン2041、トリ
エチルアルミニウム1.5Kg 、ジフェニルジメトキ
シシラン480gおよび(i)で得たチタン含有担持型
触媒成分100gを室温で加えた。続いて、ビニルシク
ロヘキサン115gを添加し、40℃で2時間反応させ
て(チタン含有担持型触媒成分1g当り、ビニルシクロ
ヘキサン0.5g反応)、予備活性化触媒をスラリー状
態で得た。
(3)実施例1の(3) において、触媒として上記(
1) で得た予備活性化触媒スラリー(予備活性化され
たチタン含有担持型触媒成分の他に、トリエチルアルミ
ニウムおよびジフェニルジメトキシシランを含む1)を
チタン原子換算で0.27ミルグラム原子/hrで連続
的に供給すること、また重合器の気相中の水素濃度を1
.5容積%に保つこと以外は同様にしてプロピレンの重
合を行ったところ、生成した塊状重合体が重合器からの
重合体スラリー抜き出し配管を閉塞してしまったため、
重合開始後、6時間でプロピレンの重合を停止しなけれ
ばならなかった。
比較例3 (1)比較例1の(1)において、反応生成液(1)と
四塩化チタンを反応させる際に、別途、比較例1の(1
) と同様にして得た三塩化チタン組成物500gとジ
エチルアルミニウムモノクロライド120gを触媒とし
て用いて、n−ヘキサン 100j!中に1.3kg添
加したビニルシクロヘキサンを60℃にて2時間重合し
た後、メタノール洗浄し、乾燥させて得られたビニルシ
クロヘキサン重合体950gを容量10Itの撮動ミル
中で室温にて5時間粉砕後、前記の四塩化チタン中に懸
濁させたこと以外は同様にして、ビニルシクロヘキサン
重合体を33.311量%含有した三塩化チタン組成物
を得た。
(2)三塩化チタン組成物(111)の代りに、上記(
1) で得た三塩化チタン組成物1.35にgを用いる
以外は実施例1の(2)と同様にして予備活性化触媒成
分を得た。
(3)実施例1の(3)において、予備活性化触媒成分
として上記(2) で得た予備活性化触媒成分を用い、
また各触媒成分を重合器内の全圧力が10にg/cm’
Gを保つように重合器に供給すること以外は同様にして
プロピレンの重合を行い、ポリプロピレンを得た。
比較例4 窒素置換した反応器にn−ヘキサン4ILおよび四塩化
チタン10モルを入れ、0℃に保ち、これにジエチルア
ルミニウムモノクロライド8モルを含んだn−ヘキサン
溶液41を滴下後、40℃に昇温し、更に1時間反応さ
せた。ついでプロピレン1.5にgを添加後、同温度に
て2時間重合処理した。IA埋後、上澄液を除いた後n
−ヘキサン101で固体を2回洗浄し、n−ヘキサン8
J2に懸濁させた。続いて、ジエチルアルミニウムモノ
クロライド300gを加えた後、ビニルシクロヘキサン
1.9にgを添加し、40℃にて2時間重合処理を行っ
た0重合処理後、上澄液を除いた後、n−ヘキサン5f
tを加えてデカンテーションで除く操作を3回繰り返し
、多段重合処理を施した固体生成物をn−ヘキサン9f
tに懸濁させた。引き続いて、四塩化チタン3.5Kg
を室温にて加え、90℃にて1時間反応させた0反応終
了後、n−ヘキサンで洗浄し三塩化チタン組成物を得た
。該三塩化チタン組成物を用いること以外は、比較例1
と同様にしてポリプロピレンを得た。
比較例5 実施例1の(3) において、触媒の第三成分であるp
−トルイル酸メチルを供給せずに予備活性化触媒成分ス
ラリーを重合器内の全圧力が1axgIc12Gを保つ
ように供給すること、また重合器内の気相部中の水素濃
度を5.2容積%とすること以外は同様にしてプロピレ
ンの重合を行い、ポリプロピレンを得た。
比較例6 実施例5において、予備活性化触媒成分スラリーとして
比較例1の(2)と同様にして得られた予備活性化触媒
成分スラリーを用いること以外は同様にして、プロピレ
ンの重合を行い、ポリプロピレンを得た。
実施例2.3 実施例1の(3)において、重合器内の水素濃度を 3
.2容積%(実施例2)、18容積%(実施例3)とし
、それぞれ重合器内の全圧力がlOにg/C■2Gを保
つように各触媒成分を重合器に供給すること以外は同様
にしてプロピレンの重合を行い、ポリプロピレンを得た
実施例4 (1)三塩化チタン組成物(III )の調製n−へブ
タン411ジエチルアルミニウムモノクロライド5.0
モル、ジイソアミルエーテル8.0モル、ジn−ブチル
エーテル5.0モルを18℃で30分間反応させて得た
反応液を四塩化チタン27.5モル中に40℃で300
分間かかって滴下した後、同温度に1.5時間保ち反応
させた後、65℃に昇温し、1時間反応させ、上澄液を
除き、n−ヘキサン21]Qを加えデカンテーションで
除く操作を6回繰り返し、得られた固体生成物(II 
) 1.8kgをn−ヘキサン40fL中に懸濁させ、
ジエチルアルミニウムモノクロライド500gを加え、
30℃でプロピレン1.5kgを添加し1時間反応させ
、1段目の重合処理を行った。
反応時間経過後、上澄液を除いた後、n−ヘキサン20
1を加え、デカンテーションで除く操作を2回繰り返し
た。引き続いてn−ヘキサン40ILおよびジエチルア
ルミニウムモノクロライド500gを添加後、アリルト
リメチルシラン3.Okgを加え、40℃にて2時間反
応させ、2段目の重合処理を行い、プロピレン−アリル
トリメチルシランによる多段重合処理を施した固体生成
物(II −A )を得た。
反応後、上澄液を除いた後、n−ヘキサン20ftを加
えデカンテーションで除く操作を2回繰り返し、上記の
重合処理を施した固体生成物(II−A)をn−ヘキサ
ン7It中に懸濁させ、四塩化チタン1.8kgn、 
n−ブチルエーテル1.8kgを加え、60℃で3時間
反応させた0反応終了後、上澄液をデカンテーションで
除いた後、20Jlのn−ヘキサンを加えて5分間攪拌
し静置して上澄液を除く操作を3回繰り返した後、減圧
で乾燥させ三塩化チタン組成物(Ill )を得た。
(2)予備活性化触媒成分の調製 実施例1の (2)において、三塩化チタン組成物(’
IIりとして上記(1)で得た三塩化チタン組成物を用
いること以外は同様にして予備活性化触媒成分スラリー
を得た。
(3)ポリプロピレンの製造 実施例1の(3)において、予備活性化触媒成分スラリ
ーとして上記(2)で得た予備活性化触媒成分スラリー
を用いて、各触媒成分を重合器内の全圧力がlokg/
cm’Gを保つように重合器に供給し、また重合器内の
気相中の水素濃度を7容積%とすること以外は同様にし
てプロピレンの重合を行い、ポリプロピレンを得た。該
ブリプロピレンのMFRは2.0(g/10分)、アイ
ソタクチックペンタッド分率は、0.981 、 Ii
豆量平均分子量数平均分子量(Q)は!2.0、重量平
均分子量は41万、融点は11i7.5℃であった。
実施例5 (1)三塩化チタン組成物(Ill )の調製n−ヘキ
サント21に四塩化チタン27.0モルを加え、1℃に
冷却した後、更にジエチルアルミニウムモノクロライド
27.0モルを含むn−ヘキサン12.51を1℃にて
4時間かけて滴下した0滴下終了後15分間同温度に保
ち反応させた後、続いて1時間かけて65℃に昇温し、
更に同温度にて1時間反応させた。
次に上澄液を除きn−ヘキサン10j2を加え、デカン
テーションで除く操作を5回繰り返し、得られた固体生
成物(■) 5.7kgのうち、1.8kgをn−ヘキ
サン50J2中に懸濁させ、ジエチルアルミニウムモノ
クロライド350gを加え、 30℃でプロピレン0.
6kgを更に加えた後、同温度にて1時間重合処理を行
フた。
引き続いて、上澄液をデカンテーションで除いた後、n
−ヘキサン50Itを用いて固体を洗浄した。
洗浄後、n−ヘキサン50L1 ジエチルアルミニウム
モノクロライド350gを加え、更に3−メチルブテン
−1を1.9kg添加し、40℃にて2時間重合処理を
行った。
重合処理後、上澄液を除いた後、n−ヘキサン301を
加えてデカンテーションで除く操作を2回繰り返した後
、得られた多段重合処理を施した固体生成物(u −A
 )の全量をn−ヘキサン111L中に懸濁し、これに
ジイソアルミエーテル1.21および安息香酸エチル0
141を添加した。この懸濁液を35℃で1時間攪拌後
、n−ヘキサン31で5回洗浄し処理固体を得た。得ら
れた処理固体を四塩化チタン40容積%および四塩化ケ
イ素10容積%のn−ヘキサン溶液6L中に懸濁した。
この懸濁液を65℃に昇温し、同温度で2時間反応させ
た0反応終了後、1回にn−ヘキサン20jZを使用し
、3回得られた固体を洗浄した後、減圧で乾燥させて三
塩化チタン組成物(Ill )を得た。
(2)予備活性化触媒成分の調製 実施例1の (2)において、三塩化チタン組成物(I
ll )として上記(1)で得た三塩化チタン組成物を
用いること、また有機アルミニウム化合物としてジエチ
ルアルミニウムモノクロライド1.2kgとジエチルア
ルミニウムモノアイオダイド0.9kgの混合物を使用
すること以外は同様にして予備活性化触媒成分をスラリ
ー状態で得た。
(3) ポリプロピレンの製造 実施例1の(3)において、予備活性化触媒成分として
上記(2)で得た予備活性化触媒成分スラリー(注、ジ
エチルアルミニウムモノクロライドおよびジエチルアル
ミニウムモノアイオダイドを含む)をチタン原子換算で
22.2ミリグラム原子/hrで、また触媒の第三成分
としてp−トルイル酸メチルに代えて3−アミノプロピ
ルトリエトキシシランをチタン原子に対してモル比が2
.8となるように重合器に供給すること、更に重合器内
の気相中の水素濃度を28容積%に保つこと以外は同様
にしてプロピレンの重合を行い、ポリプロピレンを得た
。該ポリプロピレンのMFRは30.0 (g/ 10
分)、アイソタクチックペンタッド分率(P)は0.9
8G 、重量平均分子量/数平均分子量(Q)は13.
0、重量平均分子量は19万、融点は166.8℃であ
った。
比較例7 (1)実施例Sの(1)において、固体生成物(!■)
をプロピレンおよび3−メチルブテン−1で重合処理す
ることなく固体生成物(II−A)相当物とすること以
外は同様にして三塩化チタン組成物を得た。
(2)実施例1の(2) において、三塩化チタン組成
物1.1kgを用いること以外は同様にして予備活性化
触媒成分スラリーを得た。
(3)実施例1の(3) において、予備活性化触媒成
分スラリーとして上記(2)で得た予備活性化触媒成分
スラリーを用い、また各触媒成分を重合器内の全圧力が
xohg/c■2Gを保つように重合器を供給すること
以外は同様にしてプロピレンの重合を行い、ポリプロピ
レンを得た。
以上の実施例、比較例について、触媒条件、ポリプロピ
レンの物性、および評価結果をまとめて表に示した。
[発明の効果コ 本発明のポリプロピレンは前述した実施例で明らかなよ
うに、従来のポリプロピレンにない高い立体規則性、広
い分子量分布、および微細な球晶形態を併有しているこ
とから、成形品とした場合には、従来のポリプロピレン
から製造された成形品に比較して著しく高い剛性、強度
、耐熱性、耐久性、および透明性を有している。
従って、本発明のボロピロピレンを使用して各種の成形
方法によって製造された成形品は、従来のポリプロピレ
ン成形品では使用されることのなかった用途分野への拡
大が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のポリプロピレンの製造方法を説明す
るための製造工程図(フローシート)である。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)(1)有機アルミニウム化合物(A_1)若しく
    は有機アルミニウム化合物(A_1)と電子供与体(B
    _1)との反応生成物( I )に四塩化チタンを反応さ
    せて得られた固体生成物(II)を、直鎖オレフィンおよ
    び非直鎖オレフィンでそれぞれ1回以上、多段に重合処
    理した後、更に電子供与体(B_2)と電子受容体とを
    反応させて得られる三塩化チタン組成物(III)と (2)有機アルミニウム化合物(A_2)および第三成
    分として、 (3)芳香族カルボン酸エステル(E)、あるいはSi
    −O−C結合および/またはメルカプト基を有する有機
    ケイ素化合物(S)、 を組み合わせた触媒を用いて、プロピレンを重合するこ
    とによって得られ、メルトフローレート(MFR)が0
    .1〜100(g/10分、230℃、荷重2.16k
    gf)、アイソタクチックペンタッド分率(P)が0.
    975〜0.990、重量平均分子量の数平均分子量に
    対する比、重量平均分子量/数平均分子量(Q)が7〜
    30であり、かつ重量平均分子量が100,000〜1
    ,000,000であることを特徴とする高立体規則性
    ポリプロピレン。 (2)三塩化チタン組成物(III)に代えて該三塩化チ
    タン組成物(III)と有機アルミニウム化合物とを組み
    合わせて、このものにオレフィンを反応させて得られた
    予備活性化触媒成分を用いる特許請求の範囲第1項に記
    載のポリプロピレン。
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DE69028720T DE69028720T2 (de) 1989-06-19 1990-06-19 Hochstereoregelmässiges Polypropylen
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DE69028008T DE69028008T2 (de) 1989-06-19 1990-06-19 Verfahren zur Herstellung von einem hochsteifen Polypropylen

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Cited By (6)

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