JPH0311084Y2 - - Google Patents

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JPH0311084Y2
JPH0311084Y2 JP1983088520U JP8852083U JPH0311084Y2 JP H0311084 Y2 JPH0311084 Y2 JP H0311084Y2 JP 1983088520 U JP1983088520 U JP 1983088520U JP 8852083 U JP8852083 U JP 8852083U JP H0311084 Y2 JPH0311084 Y2 JP H0311084Y2
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JP
Japan
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axle
brake disc
axle housing
vehicle
wheels
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、車軸を内蔵する車軸ハウジングを備
えた荒地走行用多輪式走行車両のデイスク型制動
装置に関するものである。
従来技術 従来の荒地走行用多輪式走行車両においては、
実開昭55−47443号公報に記載するように車軸を
車軸ハウジングで密封するとともにデイスク型制
動装置をも密封し、荒地走行の際の飛石や土砂、
泥水から車軸や制動装置を保護していた。
解決しようとする課題 前記公開公報に記載された荒地走行用多輪式走
行車両においては、車軸を密封する差動装置室ケ
ーシングと車軸筒とはその長手方向に亘り複数分
割されて、これらをボルトで相互に結合している
ので、曲げ剛性および曲げ強度が低く、地面走行
反力による大きな曲げモーメントに耐えるため
に、これらケーシングと車軸筒の肉厚を厚くする
必要が生じ、大型化と重量増大とが避けられなか
つた。
また前記公知の走行車両では、デイスク型制動
装置の一部が車輪の内側に位置しているために、
この制動装置の保守整備を行なう場合には、車輪
を外すか、車軸筒を分解しなければならず、これ
らの作業を能率良く簡単に行なうことができなか
つた。
さらに前記公知の走行車両の車輪に操舵系を配
設しようとすると、キングピンやナツクル等を車
輪のリム内に配置しなければならず、構造が複数
化するとともに車輪が大型することが避けられな
かつた。
課題を解決するための手段および作用 本考案は、このような難点を克服した多輪式走
行車両のデイスク型制動装置の改良に係り、車輪
を駆動する車軸を内蔵する車軸ハンジングを該車
軸に沿つた面で分割した多輪式走行車両におい
て、前記車輪より車体巾中心寄りに離れた個所に
位置して前記車軸にブレーキデイスクを一体に取
付けるとともに、該ブレーキデイスクを収容する
ブレーキデイスク収容部を前記車軸ハウジングに
一体に形成し、該ブレーキデイスク収容部のブレ
ーキデイスク半径方向外周に対応する一部を開口
し、ブレーキキヤソパーを該開口部から車軸ハウ
ジング内に臨ませ、該ブレーキデイスクを挟持可
能に該ブレーキデイスク収容部に取付けたことを
特徴とするものである。
本考案においては、前記車軸ハウジングを車軸
に沿つた面で分割するとともにブレーキデイスク
を収容するブレーキデイスク収容部を前記ハウジ
ングに一体に形成したため、前記ブレーキデイス
クを一体に取付けた車軸を前記車軸ハウジング内
に収容させることができるとともに、該車軸ハウ
ジングの曲げ剛性および曲げ強度を大巾に増大さ
せることができる。
また本考案では、前記ブレーキデイスク収容部
のブレーキデイスク半径方向外周に対応する一部
を開口し、ブレーキキヤリパーを該開口部から車
軸ハウジング内に臨まませ、該ブレーキデイスク
を挟持可能に該ブレーキデイスク収容部に取付け
たため、デイスク型制動装置を頗る簡単に組立る
こができるとともに、前記車軸、ブレーキデイス
クおよびキヤリパーを飛石等から保護することが
できる。
さらに本考案においては、車輪より車体巾中心
寄りに離れた個所にブレーキデイスクがブレーキ
デイスク収容部やキヤリパーを配置したため、操
舵系を車輪リム中心空間内とその車体巾中心寄り
空間内に無理なく配設することができ、その結果
車輪の大型化や重量増大を避けることができる。
実施例 以下図面に図示された本考案の一実施例につい
て説明する。
全体構造 1は本考案の一実施例たる鞍乗四輪式走行車両
で、同走行車両1の中央に自動二輪車の如きシー
ト2が配設され、同シート2の周囲には、ボデイ
ーカバー3が張設され、同ボデイーカバー3には
ステツプ4、フロントフエンダー5およびリヤフ
エンダー6が一体に形成されている。
また前記走行車両には、前方左右両側と後方左
右両側にそれぞれ低圧タイヤを備えた前車輪7と
後車輪8とが配設されており、前車輪7と後車輪
8は棒状ハンドル9の揺動操作により相互に連動
して左右へ操舵されるとともに、動力装置20か
らの動力により全輪駆動されるようになつてい
る。
車体フレーム さらに前記走行車両1の車体フレーム10は普
通の自動二輪車のように構成されている。即ち車
体フレーム10は、ヘツドパイプ11と、前端が
同ヘツドパイプ11に一体に固着されるとともに
後方へ延長されたバツクボーンチユーブ12と、
同バツクボーンチユーブ12の両側に前端が一体
に固着されるとともに後方へ延長され、かつ後部
が下方へ湾曲された左右一対のサイドパイプ13
と、同サイドパイプ13の湾曲部に前端が固着さ
れ後方へ延長された左右一対のリヤステー14
と、下方へ湾曲されつ前端がヘツドパイプ11に
固着され中間部がサイドパイプ13の下端に固着
され後端がリヤステー14に固着されたダウンチ
ユーブ15とよりなつており、ヘツドパイプ11
とバツクボーンチユーブ12およびダウンチユー
ブ15の前部との結合部はガセツト16で強固に
補強されている。
動力伝達系および懸架系 さらにまた動力装置20は、前後方向へ指向し
たシリンダ22,23を有する水平対向型水冷式
二気筒ガソリンエンジン21と、同エンジン21
の右側に配置されたベルト伝動機25と、変速機
27とよりなり、同エンジン21は車体フレーム
10のダウンチユーブ15にラバーマウント17
aを介して取付けられており、前記エンジン21
で得られた動力はベルト伝動機25で無段変速さ
れるとともに自動的にクラツチの嵌脱が行なわ
れ、前記変速機27で前進三速、中立、後進一速
に切換えられるようになつている。
しかして前記ベルト伝動機25および変速機2
7のケーシング26,28は一体に形成されると
ともにエンジン出力軸24を中心として上下に揺
動しうるように同出力軸24に枢支され、しかも
同ケーシング26,28の後部に後車軸ケースた
る後車軸ハウジング50が一体に固着され、同後
車軸ハウジング50は、第4図に図示されるよう
にエンジン21の右側においてエンジン出力軸2
4を中心として上下に揺動自在に枢支されたリヤ
フオーク51の先端にも固着されており、かくし
て後車軸ハウジング50は、左右水平方向へ指向
したエンジン出力軸24を中心として上下に揺動
自在なトレーリングアーム式に支持されている。
また第4図に図示されているように変速機27
の出力軸(図示されず)は歯車29を介して後差
動装置30の歯車箱31に連結され、同歯車箱3
1内には一対の差動小歯車32a,32bと一対
の差動大歯車33a,33bが相互に噛合つた状
態で枢着され、同差動大歯車33a,33bに後
車軸34a,34bが一体に固着され、同後車軸
34a,34bの外端にそれぞれ後車輪8a,8
bが連結されており、動力装置20の動力は後差
動装置30を介して差動的に左右後車輪8a,8
bに伝達されるようになつている。
さらにダウンチユーブ15にラバーマウント1
7bを介して前車軸傾動軸53が嵌着され、同傾
動軸53に回動自在にスリーブ54が嵌合され、
同スリーブ54に前動力伝達ケース55およびフ
ロントフオーク56の各基端が一体に固着される
とともに、同前動力伝達ケース55およびフロン
トフオーク56の各先端に、前車軸47に沿つた
面で上下二分割した前車軸ハウジング52に一体
に固着されている。
また第2図に図示されているように、左右一対
のリヤステー14を相互に一体に連結するクロス
メンバー18に後緩衝器57を介して動力装置2
0の変速機ケーシング28が懸架され、また車体
フレーム10の前部にあるガセツト16に前緩衝
器58を介して前車軸ハウジング52およびフロ
ントフオーク56と一体の連結部材59が懸吊さ
れており、前車軸ハウジング52は、左右水平方
向に指向した前車軸傾動軸53を中心として上下
に揺動自在にリーデイングアーム式に支持されて
いる。
しかして第4図および第5図に図示されている
ように、前記後差動装置30の歯車箱31に傘歯
車35を介して後伝達軸36の後端が連結され、
同後伝達軸36にはスプライン37aが介装さ
れ、同後伝達軸36の前端に等速接手38aを介
して中央伝達軸39の後端が連結されるとともに
同中央伝達軸39は軸受40を介してエンジン2
1に回転自在に支持され、前記前動力伝達ケース
55に前伝達軸41が遊嵌されるとともに同前伝
達軸41の後端は等速接手38bを介して前記中
央伝達軸39の前端に連結され、同前伝達軸41
にはスプライン37bが介装され、同前伝達軸4
1の前端は前差動装置43の歯車箱44に傘歯車
42を介して連結され、同前差動装置43も前記
後差動装置30と同様に構成され、一対の差動小
歯車45a,45bと相互に噛合つた状態で枢着
されている差動大歯車46a,46bに前車軸4
7a,47bが一体に固着され、同前車軸47
a,47bの外端にそれぞれ前車輪7a,7bに
連結されており、後差動装置30に伝達された動
力の一部はこれら伝達軸36,39,41および
前差動装置43を介して差動的に前車輪7a,7
bに伝達されるようになつている。
また前記車軸ハウジング52は上部車軸ハウジ
ング52aと下部車軸ハウジング52bとに上下
二分割されており、その合わせ面に形成されたフ
ランジ部の孔52cの位置において図示されない
ボルトナツトで前記前車軸ハウジング52a,5
2bは相互一体に結合されるようになつている。
さらに上下前車軸47a,47bには同一構造
の制動装置が設けられている。左右の制動装置に
ついては、左右前車軸47a,47bにそれぞれ
ブレーキデイスク60a,60bが一体に装着さ
れているように左右の制動装置は同一構造なの
で、以下左制動装置についてのみ述べる。ブレー
キデイスク60aを収容するように前車軸ハウジ
ング52a,52bにブレーキデイスク収容部7
3が形成され、上部車軸ハウジング52aのブレ
ーキデイスク収容部73a1,73a2の上部に開口
が設けられ、またブレーキデイスク60aを挟む
ようにブレーキキヤリバー61aが前車軸ハウジ
ング52aの収容部73a1,73a2の開口より該
収容部73a1,73b2内に挿入され、収容部73
a1,73a2にボルト72a1,72a2を介して着脱
自在に装着されている。
またブレーキキヤリバー61aは、対向受片6
3aを一体に備えたキヤリバー本体62aと、同
本体62aと一体に形成された一対のシリンダー
65a′,65a2と同シリンダー65a1,65a2
それぞれ摺動自在に介装されたピストン64a1
64a2と一対のバツド部材66a1,66a2とより
なり、キヤリパー本体62aは、それぞれ案内棒
71a1,71a2を介して着脱自在に装着されるよ
うになつている。前車軸47aに固定されている
ブレーキデイスク60aは、圧油の供給で動作さ
れるピストン64a1,64a2により一対のバツド
部材66a1,66a2に挟圧されるようになつてい
る。
さらにまた前記バツド部材66a1,66a2では
フエードが起りにくい金属含有度の高いライニン
グ67a1,67a2が保持板98a1,68a2の内面
に一体に固着され、同保持板68a1,68a2の外
面に断熱板69a1,69a2とリテーナー70a1
70a2が添接され、同断熱板69a1,69a2およ
びリテーナー70a1,70a2に保持板68a1,6
8a2と一体に装着されている。
第7図ないし第8図に図示の実施例は前記した
ように構成されているので、シリンダー65a1
65a2に圧油が供給されると、ピストン64a1
64a2が突出され、ブレーキデイスク60aは一
対のバツド部に強く挟圧され、バツド部材66
a1,66a2のライニング67a1,67a2とブレー
キデイスク60aとの間に働く摩擦力で左前車輪
7aが制動されるようになつており、右側の制動
装置についても、圧油の供給給によつて同様に作
動し右前車輪7bが制動される。
操舵系 前記車体フレーム10のヘツドパイプ11に操
舵系78が左右に揺動自在に嵌合され、同操舵系
78の上端に棒状ハンドル9が一体に装着される
とともに、同操舵系78の下端に操舵レバー79
が一体に装着され、同レバー79の前方部分79
aに球接手80、前タイロツド81および球接手
82を介してナツクルアーム83に連結され、同
ナツクルアーム83は前ナツクル84に一体に装
着されている。
また第6図に図示されているように前記前車軸
ハウジング52の両端においては、前記上部車軸
ハウジング52aと下部車軸ハウジング52bと
にキングピン嵌合凹部52dおよび軸受嵌合筒部
52eが形成され、同キングピン嵌合凹部52d
に前ナツクル84のキングピン85が嵌合される
とともに軸受嵌合筒部52eに軸受86を介して
前ナツクル84が嵌合されており、キングピン傾
斜角rだけ鉛直線より傾斜したキングピン85を
中心として、前ナツクル84は左右へ揺動しうる
ようになつている。
さらに左右前車軸47a,47bの各外端には
等速接手74a,74bを介して前車輪シヤフト
75a,75bが連結され、かつ前車輪シヤフト
75a,75bはフロントナツクル84に回転自
在に枢支され、同前車輪シヤフト75a,75b
に前車輪7a,7bが一体に取付けられている。
さらにまた第3図および第4図に図示されるよ
うに、前記後車軸ハウジング50の両端は前記前
車軸ハウジング52と同様に形成されるととも
に、後ナツクル99a,99bも前ナツクル84
a,84bと同様に形成されており、前ナツクル
84a,84bと同様に後ナツクル99a,99
bも左右へ揺動されるようになつている。
しかも左右後車軸34a,34bの各外端には
等速接手76a,76bを介して後車輪シヤフト
77a,77bが連結され、かつ後車輪シヤフト
77a,77bは後ナツクル99a,99bに回
転自在に枢支され、同後車輪シヤフト77a,7
7bに後車輪8a,8bが一体に装着されてい
る。
また前記操舵レバー79の側方部片79bに球
接手80を介して操舵ロツド88の前端が球接手
87で枢着され、エンジン21に枢支されたベル
クランク90の一端に球接手89を介して前記操
舵ロツド88の後端が枢着され、同ベルクランク
90の他端は、球接手91、後タイロツド92お
よび球接手93を介して右側後ナツクルアーム9
4の前方部片94aに連結され、同右側後ナツク
ルアーム94の後方部片94bは球接手95、連
結ロツドおよび球接手97を介して左側後ナツク
ルアーム98に連結されている。
さらに前記右側後ナツクルアーム94および左
側後ナツクルアーム98は、それぞれ右側後ナツ
クル99aおよび左側後ナツクル99bに一体に
連結されている。
エンジン給排気系 第3図および第4図に図示されるように前記車
体フレーム10におけるバツクボーンチユーブ1
2の前方上面に吸気口101が形成され、同吸気
口101にゴム製の吸気ダクト102が嵌着さ
れ、同バツクボーンチユーブ12の後端にゴム製
連結チユーブ103を介してエアクリーナ100
の吸入口が接続され、同エアクリーナ100の排
気口は連通管104、前後気化器105a,10
5bおよび吸気管106a,106bを介してそ
れぞれ前後シリンダ22,23の吸気ポート(図
示されず)に接続されている。
また第2図に図示されるように、前後シリンダ
22,23の図示されない排気ポートは排気管1
07a,107bを介して排気消音器108に接
続されている。
その他補機類 第2図に図示されるように、シート2の前部下
方に燃料タンク109が配設されるとともに、後
部気化器105bの略上方に蓄電池110が配設
され、またヘツドパイプ11の前方に上下にヘツ
ドライト111とラジエータ112とが取付けら
れ、同ラジエータ112は水ホース113を介し
てエンジン21に接続されている。
図示の実施例は前記したように構成されている
ため、下記のような作用効果を奏しうる。
前車輪7および後車輪8はそれぞれ低圧タイヤ
を備え、同前車輪7および後車輪8にそれぞれ連
結された前車軸47および後車軸34は、それぞ
れ一体の前車軸ハウジング52および後車軸ハウ
ジング50に回転自在に支持され、また同前車軸
ハウジング52は前動力伝達ケース55およびフ
ロントフオーク56により前車軸傾動軸53を中
心として上下に揺動自在に枢支されているととも
に、前緩衝器58にて車体フレーム10に支持さ
れ、さらに後車軸ハウジング50はベルト伝動機
ケーシング26およびリヤフオーク51によりエ
ンジン出力軸24を中心として上下に揺動自在に
枢支されるとともに後緩衝器57にて車体フレー
ム10に支持されているので、不整地を走行する
際に走行車両に加わる上下衝撃荷重は前記低圧タ
イヤおよび緩衝器57,58に吸収され、前記走
行車両は安定して走行しうる。
また前記鞍上型四輪式車両1においては、前記
前車軸47および後車軸34は平行を保持したま
ま上下に昇降し、相対的に左右に傾動しえなくて
も、不整地走行に伴なう前後方向を中心とする捩
れ荷重は前記低圧タイヤで吸収され、前後左右車
輪7a,7b,8a,8bはいずれも走行面に接
地したまま前記走行車両は走行しうる。
さらに前記前車軸47および後車軸34は相互
に平行を保持したまま上下に昇降しうるようにな
つているため、前後にそれぞれ一体の後緩衝器5
8,57を設けるだけで足り、しかもブレーキデ
イスク60およびブレーキキヤリパー61を車体
巾中心寄りに配置して操舵系78を車輪7a,7
b,8a,8bのリム内空間およびその車体巾中
心寄り空間に無理なく配置することができ、その
結果、車体巾を狭くすることができる。しかも後
車輪8への動力伝達ベルト作動機ケーシング26
を後車軸34の支持部材とするとともに前車輪7
への動力伝達系の前動力伝達ケース55を前車軸
47の支持部材したため、索体懸架を合理的に簡
略化することができ、前記した車体巾の短縮化と
相挨つて、走行車両1の小型軽量化が可能とな
る。
さらにまた全車輪7a,7b,8a,8bは動
力装置20からの動力を受けて回転駆動されるた
め、走行抵抗が高くて接地摩擦係数の小さな泥土
の如き不整地をも確実に走行することができる。
また車体中央のシート2に跨つて乗車し、ステ
ツプ4に足を載せ、棒状ハンドル9を握つて操舵
するようになつているため、不整地を走行して車
体が或る程度左右に揺れても、安定した姿勢で走
行することができる。
さらに前後左右の全車輪7a,7b,8a,8
bは、棒状ハンドル9の操舵によつて施回され、
かつ差動装置30,43により差動的に回転駆働
されるため操縦性が良い。
考案の効果 このように本考案では、車軸ハウジングの曲げ
剛性および強度を大巾に増大させることができる
ので、該車軸ハウジングの大型化が重量増大を避
けることができる。
また本考案においては、車輪より車体巾中心寄
りに離れた個所にて車軸ハウジングの一体化され
たブレーキデイスク収容部の外周開口よりブレー
キキヤリパーを挿入して該ブレーキデイスク収容
部に取付けたため、制動装置や操舵等の組立を簡
略化することができるとともにこれら制動装置お
よび操舵等の保守整備を簡単に行なうことがで
き、さらに前記車軸、ブレーキデイスクおよびキ
ヤリパーを飛石等から保護することができ、不整
地や砂地等の荒地を何等の障害を伴うことなく円
滑に走行することでき、しかも操舵系を車輪のリ
ム中心空間とその車体巾中心寄り空間内に無理な
く配設することができるので、車軸ハウジングの
みならず車輪の大型化や重量増大も避けることが
でき、車両全体の小型軽量化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る多輪式走行車両のデイス
ク型制動装置が配装された鞍乗型四輪式走行車両
の一実施例を示した斜視図、第2図は鞍乗型四輪
式走行車両におけるフレーム構造を図示した左側
側面図、第3図はその平面図、第4図は鞍乗型四
輪式走行車両の動力伝達を図示した横断平面図、
第5図はその縦断側面図、第6図はその前輪支持
構造を図示した縦断正面図、第7図は本考案に係
るデイスク型制動装置の一実施例を図示した縦断
正面図、第8図は第7図の−線に沿つた截断
した縦断側面図である。 1……鞍乗四輪式走行車両、2……シート、3
……ボデイーカバー、4……ステツプ、5……フ
ロントフエンダー、6……リヤフエンダー、7…
…前車輪、8……後車輪、9……棒状ハンドル、
10……車体フレーム、11……ヘツドパイプ、
12……バツクボーンチユーブ、13サイドパイ
プ、14……リヤステー、15……ダウンチユー
ブ、16……ガセツト、17……ラバーマウン
ト、18……クロスメンバー、20……動力装
置、21……ガソリンエンジン、22,23……
シリンダ、24……エンジン出力軸、25……伝
動機、26……ケーシング、27……変速機、2
8……ケーシング、29……歯車、30……後差
動装置、31……歯車箱、32……差動小歯車、
33……差動大歯車、34……後車軸、35……
傘歯車、36……後伝達軸、37……スプライ
ン、38……等速接手、39……中央伝達軸、4
0……軸受、41……前伝達軸、42……傘歯
車、43……前差動装置、44……歯車箱、45
……差動小歯車、46……差動大歯車、47……
前車軸、50……後車軸ハウジング、51……リ
ヤフオーク、52……前車軸ハウジング、53…
…前車軸傾動軸、54……スリーブ、55……前
動力伝達ケース、56……フロントフオーク、5
7……後緩衝器、58……前緩衝器、59……連
結部材、60……ブレーキデイスク、61……ブ
レーキキヤリバー、62……キヤリパー本体、6
3……対向受片、64……ピストン、65……シ
リンダー、66……パッド部材、67……ライニ
ング、68……保持板、69……断熱板、70…
…リテーナー、71……案内棒、72……ボル
ト、73……収容部、74……等速接手、75…
…前車輪シヤフト、76……等速接手、77……
後車輪シヤフト、78……操舵系、79……操舵
レバー、80……球接手、81……前タイロツ
ド、82……球接手、83……ナツクルアーム、
84……前ナツクル、85……キングピン、86
……軸受、87……球接手、88……操舵ロツ
ド、89……球接手、90……ベルクランク、9
1……球接手、92……後タイロツド、93……
球接手、94……右側後ナツクルアーム、95…
…球接手、96……連結ロツド、97……球接
手、98……左側後ナツクルアーム、99……後
ナツクル、100……エアクリーナ、101……
吸気口、102……吸気ダクト、103……ゴム
製連結チユーブ、104……連通管、105……
前後気化器、106……吸気管、107……排気
管、108……排気消音器、109……燃料タン
ク、110……蓄電池、111……ヘツドライ
ト、112……ラジエータ、113……水ホー
ス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車輪を駆動する車軸を内蔵する車軸ハンジング
    を該車軸に沿つた面で分割した多輪式走行車両に
    おいて、前記車輪より車体巾中心寄りに離れた個
    所に位置して前記車軸にブレーキデイスクを一体
    に取付けるとともに、該ブレーキデイスクを収容
    するブレーキデイスク収容部を前記車軸ハウジン
    グに一体に形成し、該ブレーキデイスク収容部の
    ブレーキデイスク半径方向外周に対応する一部を
    開口し、ブレーキキヤリパーを該開口部から車軸
    ハウジング内に臨ませ、該ブレーキデイスクを挟
    持可能に該ブレーキデイスク収容部に取付けたこ
    とを特徴とする多輪式走行車両のデイスク型制動
    装置。
JP8852083U 1983-06-11 1983-06-11 多輪式走行車両のディスク型制動装置 Granted JPS59193763U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5547443B2 (ja) * 1977-12-26 1980-11-29

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Patent Citations (1)

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JPS5547443B2 (ja) * 1977-12-26 1980-11-29

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