JPH03109183A - 自動二輪車の収納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） この発明は、自動二輪車に設置された収納容器の開口を
容器蓋によって開閉する自動二輪車の収納装置の改良に
関する。

（従来の技術） 自動二輪車には、実公昭６３−３５７２号公報に示され
るように、車体中央部にエンジンユニットが搭載され、
その上方にヘルメット、その細大型荷物を収納する収納
容器を設置したものがある。エンジンユニットの上方位
置は、−船釣には燃料タンクが配置されるが、この場合
容積の関係上、燃料タンクはシート下近辺に移されるの
が妥当な線となる。

上記収納容器の開口は、一般に、ヒンジを中心に回動す
る容器蓋によって開放または閉塞可能に被冠され、この
閉塞状態がロック機構のロック作動によって維持される
。

（発明が解決しようとする課題） ところで、一般に、容器蓋のヒンジ近傍位置は、実際に
は荷物を収納しにくい空間である。このように、スペー
スの限られた自動二輪車で、収納容器内にデ、ツドスペ
ースが存在するのは、非常に無駄の多いレイアウトとな
る。

この発明は、上記事′情を考慮してなされたちのであり
、収納容器内の空間を有効に利用できる自動二輪車の収
納装置を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） この発明は、自動二輪車に設置された収納容器の開口を
ヒンジを中心に上下に回動する収納蓋によって開放また
は閉塞する自動二輪車の収納装置において、上記容器蓋
の裏側の上記ヒンジ近傍に柵を設け、この柵および上記
容器蓋に囲まれる空間も収納スペースとしたことを特徴
とするものである。

（作用） 一般に、容器蓋の裏側のヒンジ近傍のスペースは実際に
は容器を収納しにくい箇所である。したがって、この発
明に係る自動二輪車の収納装置によれば、この実際に荷
物を収納しにくい箇所に柵と容器蓋とによって収納スペ
ースを新たに設置したことにより、収納容器内の収納ス
ペースが増加し、収納容器内の空間の有効利用を図るこ
とができる。

（実施例） 以下、の発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は、この発明に係る自動二輪車の収納装置の一実
施例を示す第３図の１−１線に沿う断面図、第２図は、
第１図の収納装置の一実施例が適用された自動二輪車の
要部側面図である。

第２図に示すように、自動二輪車のメインフレーム１の
前上端にはヘッドパイプ２が固定され、図示しない前輪
を懸架するフロントフォーク３がこのヘッドパイプ２に
軸支される。また、メインフレーム１の後端部には、図
示しないスイングアームを介して後輪（図示せず）が懸
架される。さらに、メインフレーム１の後上部から後方
へシートレール４が接続され、このシートレール４がサ
ポートチューブ５により支承される。シートレール４に
はシート６が載置される。

このシート６とヘッドパイプ２との間のスペスの後ろ寄
りに、収納容器７が配置される。この収納容器７は、メ
インフレーム１に固定されたブラケット８と、シートレ
ール４に固定されたブラケット９とによって支持される
。収納容器７は上面が開口され、例えばヘルメット（図
示せず）を収納できる容積を有する。この収納容器７の
開口は、ヒンジを中心に回動する容器蓋１０によって開
放または閉塞可能に被冠される。この容器蓋１０が収納
容器７の開口を閉塞した状態で、ロック機構１１がロッ
ク作動するようになっている。

なお、ヘッドパイプ２の前方はフロントカウリング１２
によって覆われ、その下方にロアカバー１３が取り付け
られる。また、収納容器７の両側面はアッパカバー１４
に囲まれ、さらにシート６の下方の両側がボデーカバー
１５によって覆われる。フューエルタンクはこのボデー
カバー１５に覆われて配置される。

さて、収納蓋１０は、第１図および第３図に示すように
、アッパカバー１４に取り付けられたヒンジ１６によっ
て車両の上下方向に回動可能に設けられる。収納蓋１０
の裏側には、このヒンジ１６の近傍位置に断面路り字形
状の柵１７が、ボルト１８等により固着される。この柵
１７および収納蓋１０に囲まれて、収納蓋１０のヒンジ
近傍の、収納容器７内において実際には荷物を置きにく
い箇所に収納スペース１９が形成される。この収納スペ
ース１９は、工具や書類２０等の小物を収納するのに適
している。

上記柵１７における車両幅方向中央位置に第１係止片２
１が形成される。一方、収納蓋１０の裏側にも、この第
１係止片２１と対向する位置に第２係止片２２がボルト
２３等により固定される。

これらの第１および第２係止片２１および２２間に、ゴ
ムバンド２４等の拘束具を引っ掛けることにより、収納
スペース１９内に収納された工具や書類２０等が、この
収納スペース１９内に確実に保持される。

上記実施例によれば、柵１７と容器蓋１０とによって、
容器蓋１０の裏側におけるヒンジ１６近傍の、実際には
荷物を収納しにくい箇所に収納スペース１９を新たに設
置したことにより、収納容器７内の収納スペースが増加
し、収納容器７内の空間の有効利用を図ることができる
。

また、収納スペース１９は、収納容器７の収納スペース
の上方に位置するので、収納容器７に収納された荷物の
影響、例えば水や汚れ等の影響を受けにくい。

さらに、収納スペース１９が容器蓋１０の裏側にあるた
め、収納スペース１９内の荷物は、容器蓋１０を開放す
れば、運転者が自動二輪車のシート６に跨ったままでも
簡単に取り出すことができ、しかも、この取出しの際に
収納容器７内の荷物に影響されることもない。

柵１７が容器蓋１０の裏側のヒンジ１６近傍に取り付け
られたので、容器蓋１０の開放時にヒンジ１６が柵１７
によって隠され、容器蓋１０の開放時における視覚的印
象を良好にできる。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明に係る自動二輪車の収納装置に
よれば、収納容器の開口を開放または閉塞する容器蓋の
裏側のヒンジ近傍に柵を設け、この柵および上記容器蓋
に囲まれた空間も収納スペースとしたことから、実際に
は荷物を収納しにくい箇所に新たに収納スペースが設置
され、収納スペース内の空間の有効利用を図ることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る自動二輪車の収納装置の一実施
例を示す第３図のＩ−Ｉ線に沿う断面図、第２図は第１
図の収納装置の一実施例が適用された自動二輪車の要部
側面図、第３図は第１図の■矢視図である。 ７・・・収納容器、１０・・・容器蓋、１６・・・ヒン
ジ、１７・・・柵、１９・・・収納スペース、２０・・
・工具や書類。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 自動二輪車に設置された収納容器の開口をヒンジを中心
   に上下に回動する収納蓋によって開放または閉塞する自
   動二輪車の収納装置において、上記容器蓋の裏側の上記
   ヒンジ近傍に柵を設け、この柵および上記容器蓋に囲ま
   れる空間も収納スペースとしたことを特徴とする自動二
   輪車の収納装置。