JP3205316B2 - 自動二輪車の小物入れ用ロック装置 - Google Patents

自動二輪車の小物入れ用ロック装置

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JP3205316B2 JP16028199A JP16028199A JP3205316B2 JP 3205316 B2 JP3205316 B2 JP 3205316B2 JP 16028199 A JP16028199 A JP 16028199A JP 16028199 A JP16028199 A JP 16028199A JP 3205316 B2 JP3205316 B2 JP 3205316B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車における小
物入れに関し、より詳しくは、この小物入れの開口を閉
じた状態でキー操作によりロック可能とするロック装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動二輪車には、ツールなどを
収納する小物入れが備えられており、この小物入れは小
物入れ本体と、この小物入れ本体に形成された小物出し
入れ用開口を開閉する蓋とで構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】ところで、小物入れ
からの盗難を防止するためには、この小物入れの開口を
蓋が閉じた状態キー操作によりロック可能にさせるこ
とが望まれる。
【0004】しかし、上記ロックのためにロック手段を
別途に設けると、構成が複雑になるという問題が生じ
る。また、特に、既存の小物入れに対し新たにロック手
段を取り付けようとすると、小物入れを大きく改造する
必要が生じ、この改造のための作業は極めて煩雑とな
る。
【0005】
【発明の目的】この発明は、上記のような事情に注目し
てなされたもので、小物入れの開口を閉じた状態キー
操作によりロックさせるようにすることが簡単な構成で
できるようにし、かつ、既存の小物入れをその開口を閉
じた状態でロック可能にさせるように、改造を加える場
合に、この改造のための作業が容易にできるようにする
ことを目的とする。
【0006】
【発明の構成】上記目的を達成するためのこの発明の特
徴とするところは、車両に備えた小物入れ35に開閉自
在な小物出し入れ用開口51を形成し、一方、ヘルメッ
トを係脱自在に係止するロックバー68と、キー孔69
を備えてこのキー孔69へのキー操作により上記ロッ
クバー68を上記係止状態でロック可能とするヘルメッ
トハンガー66を備えた自動二輪車において、
【0007】端部に環状体74を備えこの環状体74が
上記ヘルメットハンガー66のロックバー68に係脱自
在とされる索体71を設け、この索体71の環状体74
を上記ヘルメットハンガー66のロックバー68に係止
させたとき、同上索体71の長手方向の一部が上記小物
入れ35に係合して、上記開口51の開動作が阻止され
るようにし、
【0008】上記ロックバー68とキー孔69とを前後
に並設させ、
【0009】車体の左右各側部のうちの一側部に、サイ
ドスタンド78を配設すると共に上記ヘルメットハンガ
ー66を配設した点にある。
【0010】
【作 用】上記構成による作用は次の如くである。
【0011】車両に備えた小物入れ35に開閉自在な小
物出し入れ用開口51を形成し、一方、ヘルメットを係
脱自在に係止するロックバー68と、キー孔69とを備
えてこのキー孔69へのキー操作により上記ロックバー
68を上記係止状態でロック可能とするヘルメットハン
ガー66を備えた自動二輪車において、
【0012】端部に環状体74を備えこの環状体74が
上記ヘルメットハンガー66のロックバー68に係脱自
在とされる索体71を設け、この索体71の環状体74
を上記ヘルメットハンガー66のロックバー68に係止
させたとき、同上索体71の長手方向の一部が上記小物
入れ35に係合して、上記開口51の開動作が阻止され
るようにしてある。
【0013】このため、上記ワイヤー(索体)71の環
状体74をヘルメットハンガー66のロックバー68に
係止させた状態で、上記キー孔69へのキー操作によ
り、ヘルメットハンガー66をロックさせることによ
り、ワイヤー(索体)71の環状体74を上記ヘルメッ
トハンガー66にロックさせると、これに伴い上記小物
入れ35の開口51が閉じられた状態でロックされるこ
ととなる。
【0014】よって、上記開口51を閉じた状態でロッ
クさせることは、車両に備えられたヘルメットハンガー
66のロックバー68を利用し、これに構成簡単なワイ
ヤー(索体)71を付加することにより得られる。
【0015】また、既存の小物入れ35における開口5
1を閉じた状態でロック可能にしようとするときも、上
記と同じくヘルメットハンガー66のロックバー68を
利用し、これにワイヤー(索体)71を付加することに
より得られるため、上記した既存の小物入れ35を大き
く改造するということは不要である。
【0016】また、上記ロックバー68とキー孔69と
を前後に並設させてある。
【0017】ここで、ライダーが車体の外側方から上記
ロックバー68を把持して操作すると共に、上記キー孔
69に対するキー操作をする場合には、これら操作は、
通常、両手を同時に使って行うことが多い。
【0018】そこで、上記したように、ロックバー68
とキー孔69とを前後に並設させたのであり、このた
め、仮に、上記ロックバー68とキー孔69とを上下に
配置したとすると、上記操作時に、上側に位置する手
が、下側に位置する手の視認の邪魔になるおそれがある
が、これに比べて、上記構成によれば、上記両手は共に
視認が容易にできる。
【0019】また、車体の左右各側部のうちの一側部
に、サイドスタンド78を配設すると共に上記ヘルメッ
トハンガー66を配設してある。
【0020】このため、ライダーがサイドスタンド78
の操作を、このサイドスタンド78が配設された車体の
一側部の外側方でしたとき、その後の上記ヘルメットハ
ンガー66に対する操作は、車体の他側部の外側方に移
動するまでもなく、そのままの位置ですることができ
る。
【0021】よって、上記車体の一側部の外側方で、上
記サイドスタンド78とヘルメットハンガー66の操作
が共にできることとなる。
【0022】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
【0023】第2図において、符号1は自動二輪車で、
2はその車体フレームである。この車体フレーム2の前
端にはフロントフォーク3が操向自在に支承され、この
フロントフォーク3に前輪4とハンドル5とが支持され
ている。一方、同上車体フレーム2の後下部には枢支軸
6によりリヤアーム7が上下揺動自在に枢支され、この
リヤアーム7の揺動端に後輪8が支承されている。
【0024】上記リヤアーム7と上記車体フレーム2と
の間にはリンク機構9を介して緩衝器10が架設され、
この緩衝器10は、地面11から後輪8やリヤアーム7
を介して車体フレーム2側に伝わろうとする衝撃を吸収
する。
【0025】13は並列2気筒4サイクルエンジンで、
このエンジン13はクランクケース14とシリンダ15
とを有し、クランクケース14の後部には動力伝達装置
16のミッションケース17が連設されている。上記ク
ランクケース14とミッションケース17とはボルト1
8により車体フレーム2にねじ止めされ、これによっ
て、エンジン13や動力伝達装置16が車体フレーム2
に取り付けられている。そして、上記動力伝達装置16
にチェーン伝動手段19を介して後輪8が連動連結され
ている。
【0026】上記シリンダ15の後面には吸気管21の
一端が連結され、この吸気管21の他端は後方に延びて
気化器22とエアクリーナ23とが連設されている。上
記シリンダ15の前面から一旦前方に延びた後、後方に
折り返される排気管24が設けられ、この排気管24は
その後部にサイレンサ25を有している。
【0027】上記車体フレーム2上には正面視で倒立U
字状の燃料タンク27が前、後支持手段28,29によ
り支持され、この燃料タンク27から前記気化器22に
対し燃料が送り込まれるようになっている。30は燃料
の注入口である。
【0028】前記車体フレーム2の後部上には上記燃料
タンク27に連なるようにシート32とキャリア33と
が支持され、また、同上車体フレーム2の後部にはリヤ
フェンダ34や小物入れ35が取り付けられている。
【0029】上記車体フレーム2はその前端に前記フロ
ントフォーク3を支承するヘッドパイプ36を有し、こ
のヘッドパイプ36から後下方に向って主フレーム37
が延び、この主フレーム37は断面が縦長の長円形状を
なしている。また、この主フレーム37の後端から後下
方に向って左右一対のリヤアームブラケット38が延
び、このリヤアームブラケット38の下部に前記したよ
うにリヤアーム7が枢支されている。
【0030】更に、同上主フレーム37の後端から後方
に向って左右一対のシートレール39が延び、このシー
トレール39の前後中途部と、リヤアームブラケット3
8とは左右一対のバックステー40,40′により連結
され、これによりリヤアームブラケット38とシートレ
ール39とが互いに補強されている。また、前記主フレ
ーム37の下方で、ヘッドパイプ36から後下方に向っ
てダウンチューブ41が延びている。
【0031】前記した車体フレーム2へのエンジン13
の支持は、上記ダウンチューブ41の下端にクランクケ
ース14の前端をボルト18によりねじ止めすること
と、ミッションケース17の後部をリヤアームブラケッ
ト38の下端にボルト18によりねじ止めすることとに
より行われている。
【0032】全図において、前記キャリア33は左右一
対のアルミダイキャスト製サイドステー44と、この左
右サイドステー44の各上端に左右から挟み付けられ
て、これらサイドステー44に支持される樹脂製の荷受
台45とを有している。
【0033】一方、前記左右各バックステー40,4
0′の後端には第1ブラケット46が突設され、また、
左右各シートレール39の後端には第2ブラケット47
が突設されている。そして、これら第1ブラケット46
と第2ブラケット47に対しそれぞれボルト48により
前記サイドステー44がねじ止めされ、これによりキャ
リア33が車体フレーム2の後部に支持されている。
【0034】前記小物入れ35は樹脂製で、前後に長い
箱状の小物入れ本体50を有している。この小物入れ本
体50の後端には小物出し入れ用開口51が形成され、
この開口51を開閉する蓋52が設けられている。この
蓋52は上記開口51の下部開口縁で小物入れ本体50
に一体成形され、上記小物入れ本体50と蓋52との連
結部がヒンジ53となっている。そして、このヒンジ5
3を中心として蓋52が上下回動自在とされ、これによ
り、開口51が開閉される。
【0035】上記小物入れ本体50の上面には前支持体
55と後支持体56とが一体成形されている。上記前支
持体55は板状であり、一方、後支持体56は左右側板
56a,56aと、これら側板56aの後端同士を一体
的に連結させる後板56bとで構成されている。そし
て、上記前支持体55は前記第1ブラケット46に対し
ボルト57によりねじ止めされ、後支持体56はバック
ステー40の後端に突設された第3ブラケット58に対
しボルト59によりねじ止めされ、これにより、小物入
れ35が車体フレーム2の後部に支持されている。
【0036】上記開口51を蓋52が閉じたとき、この
蓋52を小物入れ本体50側に係脱自在に係止する係止
手段60が設けられる。
【0037】即ち、前記蓋52は、この蓋52の上面に
一体成形されるカバー体61を有し、このカバー体61
は、蓋52が開口51を閉じたとき、後支持体56の後
板56bを後方から全体的に覆うような箱形状をなして
いる。
【0038】上記カバー体61には係止軸62が貫設さ
れ、この係止軸62にはコインの外縁等を嵌め込ませる
嵌合溝63が形成され、このコイン等の操作で、係止軸
62をその軸心回りに回動させることができるようにな
っている。また、この係止軸62の前端には係止部64
が突設されている。
【0039】そして、開口51を蓋52が閉じたとき、
上記係止軸62を所定位置にまで回動させれば、係止部
64は前記後支持体56の後板56bに形成した係止孔
に係脱自在に係止され、これにより、蓋52が開口51
を閉じた状態に保持される。また、この状態から上記の
ようにして係止軸62を回動させれば、上記係止が解除
され、蓋52の下方回動により開口51を開けることが
できる。
【0040】また、前記サイドステー44のうち左側の
サイドステー44の前部には、下方に向って延びるカバ
ー板65が一体成形されており、このカバー板65は小
物入れ35の外側方を覆って、この小物入れ35を保護
している。
【0041】第1図と第3図において、上記サイドステ
ー44にはヘルメットハンガー66が取り付けられてい
る。このヘルメットハンガー66は上記サイドステー4
4に固着されるハウジング67と、このハウジング67
から突設されるロックバー68とを有し、同上ハウジン
グ67にはキー孔69が形成されている。
【0042】そして、上記ロックバー68にはヘルメッ
トの一部であるあご紐等が係脱自在に係止できるように
なっている。また、上記キー孔69にキーを挿入して回
操作すれば、上記ロックバー68が係止状態でロック
されるようになっている。
【0043】第1図と、第3図から第5図において、図
中71は索体たるワイヤーで、このワイヤー71の一方
の端部は環状体72とされ、この環状体72は、前記後
支持体56の内部で第3ブラケット58に一体成形され
たフック73に連結されている。この場合、フック73
は後支持体56で覆われ、かつ、カバー板65で覆われ
ていて、フック73に対するワイヤー71の連結が容易
には解除されないようになっている。一方、同上ワイヤ
ー71の他方の端部も環状体74とされ、この環状体7
4は上記ロックバー68に係脱自在に係止されている。
【0044】特に、第1図中実線で示すように、蓋52
が開口51を閉じた状態において、上記ワイヤー71の
前後方向に延びるその長手方向の一部である中途部は、
カバー体61に形成された第1挿通孔75を貫通して、
蓋52に係合している。また、同上ワイヤー71の上記
中途部は前記第2ブラケット47に形成された第2挿通
孔76を貫通している。そして、この状態から、同上第
1図中二点鎖線で示すように開口51を開けようとして
蓋52を回動させようとすると、同上第1図中二点鎖線
で示すように、上記蓋52への上記ワイヤー71の中途
部の係合で、上記ワイヤー71に張りが生じて上記蓋5
2の回動による開口51の開動作が阻止されるようにな
っている。
【0045】上記の場合、第2ブラケット47はカバー
体61の近傍に位置していて、この第2ブラケット47
に形成された第2挿通孔76はワイヤー71にたるみが
生じることを防止している。このため、蓋52を開動作
させようとしたときには、直ちにワイヤー71に張りが
生じ、つまり、開口51が開動作することをより直ちに
防止する。
【0046】そして、上記状態でロックバー68を、上
記キー孔69へのキー操作によりロックさせることによ
り、ワイヤー71の上記他方の端部の環状体74をヘル
メットハンガー66にロックさせると、蓋52が開口5
1を閉じた状態ロックされて、盗難防止が確実にでき
ることとなる。
【0047】上記状態から、蓋52を回動させようとす
る場合には、まず、上記キー孔69へのキー操作により
ロックバー68のロックを解除させ、同上第1図中一点
鎖線で示すようにワイヤー71の上記他方の端部の環状
体74をロックバー68から取り外す。次に、係止手段
60の操作により、小物入れ本体50に対する蓋52の
係止を解除して、蓋52を下方回動させればよい。
【0048】図1において、上記ロックバー68とキー
孔69とは前後に並設されている。
【0049】図2において、自動二輪車1の車体の左右
各側部のうちの一側部にサイドスタンド78が配設さ
れ、このサイドスタンド78は上記車体フレーム2の下
側部に上下回動自在に支承されている。
【0050】上記構成によれば、小物入れ35の開口5
1を閉じた状態でロックさせるために上記ヘルメットハ
ンガー66が利用されているが、この利用を可能とさせ
るために上記小物入れ35とヘルメットハンガー66と
を連係させたものは、可撓性があって長さを選択し易い
ワイヤー71であることから、上記小物入れ35の開口
51と、ヘルメットハンガー66とがある程度離れてい
ても、上記ワイヤー71により上記連係が容易にできる
こととなる。
【0051】よって、上記小物入れ35の開口51と、
ヘルメットハンガー66とはある程度離れさせることが
許容されることから、これら小物入れ35の開口51
と、ヘルメットハンガー66のうち、いずれか一方のも
のに対し作業をするとき、この作業に他方のものが邪魔
になるということは防止される。つまり、小物入れ35
の開口51とヘルメットハンガー66とを互いに連係さ
せたものでありながら、これらに対する作業がそれぞれ
円滑にできることとなる。
【0052】なお、以上は図示の例によるが、ワイヤー
71はこれに代えてチェーンとしてもよい。また、ワイ
ヤー71の上記一方の端部の環状体72は、小物入れ本
体50等車両のいずれかの部分に連結させればよい。更
に、第2挿通孔76はなくてもよい。
【0053】
【発明の効果】この発明によれば、車両に備えた小物入
れに開閉自在な小物出し入れ用開口を形成し、一方、ヘ
ルメットを係脱自在に係止するロックバーと、キー孔と
を備えてこのキー孔へのキー操作により上記ロックバー
を上記係止状態でロック可能とするヘルメットハンガー
を備えた自動二輪車において、
【0054】端部に環状体を備えこの環状体が上記ヘル
メットハンガーのロックバーに係脱自在とされる索体を
設け、この索体の環状体を上記ヘルメットハンガーのロ
ックバーに係止させたとき、同上索体の長手方向の一部
が上記小物入れに係合して、上記開口の開動作が阻止さ
れるようにしてある。
【0055】このため、上記索体の環状体をヘルメット
ハンガーのロックバーに係止させた状態で、上記キー孔
へのキー操作により、ヘルメットハンガーをロックさせ
ることにより、索体の環状体を上記ヘルメットハンガー
にロックさせると、これに伴い上記小物入れの開口が閉
じられた状態でロックされることとなる。
【0056】よって、上記開口を閉じた状態でロックさ
せることは、車両に備えられたヘルメットハンガーのロ
ックバーを利用し、これに構成簡単な索体を付加するこ
とにより得られる。
【0057】また、既存の小物入れにおける開口を閉じ
た状態でロック可能にしようとするときも、上記と同じ
くヘルメットハンガーのロックバーを利用し、これに索
体を付加することにより得られるため、上記した既存の
小物入れを大きく改造するということは不要である。
【0058】また、上記ロックバーとキー孔とを前後に
並設させてある。
【0059】ここで、ライダーが車体の外側方から上記
ロックバーを把持して操作すると共に、上記キー孔に対
するキー操作をする場合には、これら操作は、通常、両
手を同時に使って行うことが多い。
【0060】そこで、上記したように、ロックバーとキ
ー孔とを前後に並設させたのであり、このため、仮に、
上記ロックバーとキー孔とを上下に配置したとすると、
上記操作時に、上側に位置する手が、下側に位置する手
の視認の邪魔になるおそれがあるが、これに比べて、上
記構成によれば、上記両手は共に視認が容易にできるこ
とから、その分、上記各操作がより容易にできる。
【0061】また、車体の左右各側部のうちの一側部
に、サイドスタンドを配設すると共に上記ヘルメットハ
ンガーを配設してある。
【0062】このため、ライダーがサイドスタンドの操
作を、このサイドスタンドが配設された車体の一側部の
外側方でしたとき、その後の上記ヘルメットハンガーに
対する操作は、車体の他側部の外側方に移動するまでも
なく、そのままの位置ですることができる。
【0063】よって、上記車体の一側部の外側方で、上
記サイドスタンドとヘルメットハンガーの操作が共にで
きることとなって、これらの操作が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第3図の部分拡大一部断面図である。
【図2】自動二輪車の全体左側面図である。
【図3】第2図の部分拡大図である。
【図4】第3図のIV‐IV線矢視図である。
【図5】第3図のV−V線矢視図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車 35 小物入れ 50 小物入れ本体 51 開口 52 蓋 66 ヘルメットハンガー68 ロックバー 69 キー孔 78 サイドスタンド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に備えた小物入れに開閉自在な小物
    出し入れ用開口を形成し、一方、ヘルメットを係脱自在
    に係止するロックバーと、キー孔とを備えてこのキー孔
    へのキー操作により上記ロックバーを上記係止状態でロ
    ック可能とするヘルメットハンガーを備えた自動二輪車
    において、端部に環状体を備えこの環状体が上記ヘルメットハンガ
    ーのロックバーに係脱自在とされる索体を設け、この索
    体の環状体を上記ヘルメットハンガーのロックバーに係
    止させたとき、同上索体の長手方向の一部が上記小物入
    れに係合して、上記開口の開動作が阻止されるように
    し、 上記ロックバーとキー孔とを前後に並設させ、 車体の左右各側部のうちの一側部に、サイドスタンドを
    配設すると共に上記ヘルメットハンガーを配設 した自動
    二輪車の小物入れ用ロック装置。
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